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フランスも、日本と同じように晩婚化が進み、結婚数は減少して離婚数が増加しているようですが、出生率に関しては、日本が約1.3人まで減少しているのに対し、フランスは逆に約1.9人まで増加して、ヨーロッパの中でも出生率の高い国になっています。 フランスで出生率が増加している原因としては、出産手当・家族手当・片親手当等々多額の金銭補助があること、幼稚園から大学までほとんど学費が無償か超低額で、かつ、ほぼ全員が自宅から通えるので下宿代もいらないこと、保育所やベビーシッター制度が充実しており育児と仕事を両立しやすい環境が整っていること、税制面での優遇があることなど、おもに政府の福祉政策の充実にあるようです…
フランスにおける恋愛の基本形は、宮廷文化から始まっているようです。「結婚は一度きり、離婚は認めない。」とするキリスト教(中でも特に厳格なカトリック派)の倫理の影響もあって、その代わりにこの時代の「恋愛」は自由であり、この文化をリードしたのが貴族女性であったようです。 宮廷において、恋愛は日常茶飯事であり公認されていました。この宮廷文化をリードしていたのが、既婚の貴婦人たちです。彼女たちは地方の領地に夫を残して、宮廷近くに住み、夫以外の貴族男性と恋に落ちました。 この恋愛がフランスにおける恋愛観の原型です。それは、「不倫」であり、結婚とは相入れないものでした。当時の結婚といえば、封建制の下で家と…