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インターネット上でよく議論となっているテーマの一つに個人の感情の取り扱いがあります。何らかの事象に対しての個人的な感想を公開することの是非に関する問題で、インターネットスラングで言えば「お気持ち」と揶揄されるものです。 今回はそんな個人の感情について、お気持ちが論争を生んでいる個別事例については取り上げず、もう少し俯瞰的な点について述べていきたいと思います。 個人の感情は抑圧されてきた 現代の自由主義的価値観を重んじる国家や集団において、個人の内心は自由です。嫌いなものを嫌いと思うことも、気に入らないものを気に入らないと思うことも許されます。 近現代の自由で民主的な集団が構築される以前の社会で…