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怖い話と怪談の処 https://kaibana.hateblo.jp/

怖い話、不思議な話が大好きな人は是非御覧ください。 怖い話はあり(出来)次第アップしていきます。

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2024/01/28

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  • 見かけなくなった隣人

    築50年を超える木造アパート「桜荘」の一室に、女性のYさんは住んでいた。 家賃が安く都内の職場にも通いやすかったが、夜になると家鳴りが酷く、冬は隙間風がひゅうひゅうと鳴いた。 Yさんの部屋の隣には、Mさんという30代くらいの男性が住んでいた。 物静かで会えば軽く会釈を交わす程度だったが、特に問題のある人物ではなかった。 だがある日を境に、そのMさんの姿をぱったりと見かけなくなる。

  • 踏切の向こう側に

    この話は、都内で働く会社員のSさんが体験したという出来事。 彼は終電で最寄りの無人駅に降り立ち、自宅まで歩いて帰るのが日課だった。 その帰り道、工場地帯へと伸びる貨物専用線の踏切がある。 住宅街とは少し離れた場所で、日中でもあまり人が通らないようなところだ。 その踏切は深夜になると、1本だけ貨物列車が通過していく。 時刻は毎晩0時37分。

  • 顔が写らない友人

    Tさんから聞いた話。 大学時代、Tさんにはよく遊ぶ仲間が3人おり、どこに行くにも一緒だった。 そのうちの1人、Yさんは写真に写るのが苦手というタイプではなかったが、ある日を境に少しずつ様子がおかしくなっていった。 きっかけは旅行先での集合写真だった。 Tさんがスマホで撮った1枚、みんなが笑っている中、Yさんの顔だけがぐにゃりと歪んでいた。 ピントがずれたかと思いすぐに撮り直したが、やはりYさんの顔だけがぼんやりしている。

  • 人が住んでるいる空き部屋

    ネットで知り合ったJさんが体験した話。 大学進学をきっかけに、Jさんは地方都市の少し古びたアパートに引っ越した。 駅から遠くもなく家賃も安く、少しだけ壁が薄いことを除けば、条件としては悪くなかった。 引っ越しからしばらくして、気になったのは隣の部屋のことだった。 入居の時に管理人から「隣室は長らく空き部屋」と聞かされていたのに、夜になると壁越しにわずかな生活音が響いてくるのだ。

  • 何かが出てくる旧校舎

    Sさんから聞いた話。 Sさんが通っていた中学校には、すでに使われていない旧校舎があった。 今では扉も錆びつき、廊下にはホコリが積もっている。 けれど文化祭の準備期間中だけは、道具置き場として一部の教室が解放されることがある。 その年の文化祭前、Sさんたちのクラスも旧校舎の教室を一時的に使うことになった。 掃除と荷運びのため、何人かの生徒が旧校舎へ行くことになり、Sさんもそのうちの一人だった。

  • 自分じゃない影

    ネットで知り合ったRさんから聞いた話。 この話はRさんの知り合いのMさんの体験談となっている。 その日、Mさんは仕事帰りに立ち寄った銭湯で、ちょっとした違和感を覚えた。 そこは昭和の雰囲気が残るタイル張りの古びた銭湯。 常連らしき年配客が多く静かで落ち着いた雰囲気だった。 脱衣所で服を脱ぎ浴場へ入ったとき、ふと鏡に映った自分の姿を見てMさんは一瞬立ち止まった。

  • 傾いているペンション

    Hさんが体験した話。 それは秋の初めの頃、大学時代の友人と2人で、山奥にあるペンションへ一泊旅行に出かけた時のことだった。 目的地は山の中腹にひっそりと建つ洋風のペンション。 近年は訪れる客も少ないらしく、平日ということもあり、泊まっていたのはHさんたちと、もう1組の年寄り夫婦だけだったという。 「なんかこの部屋、床がちょっと斜めってない?」 そう言ったのは同行した友人だった。

  • 天井裏に何かがいる

    Kさんが大学時代に体験した話。 地方都市の外れにある小さな古アパート。 木造で築年数も経っているが家賃が格安だったため、Kさんは即決でそこを借りることにした。 大学までバスで10数分。町中と違って静かな環境。 部屋も狭いがそれなりに住めそうだった。

  • 誰かがいる電話ボックス

    Tさんが中学生だった頃に体験した話。 学校からの帰り道、通学路の途中には小さな公園があり、その一角にガラス張りの電話ボックスがぽつんと建っていた。 当時はまだ携帯を持っている子はほとんどいなくて、電話ボックスもそこそこ使われていた。 でもその電話ボックスだけは、なぜかいつも空気が重かった。 曇ったガラス、誰かの指で書かれたような消えかけた文字、そして中に入ると、ひんやりとした湿気が肌にまとわりつく。

  • 深夜に玄関から聞こえた音

    Oさんが体験した話。 転勤を機にOさんは都内のワンルームに引っ越した。 駅からは少し遠いがオートロックつき、室内も清潔で申し分ない。 ただ一つ入居初日から妙な違和感があった。 それはどこか“空気が澱んでいる”という感覚。 窓もドアも開け放って換気してもなぜか息苦しい。 「きっと引っ越し疲れだろう」と思い直し、その晩は早めに寝ることにした。 深夜、玄関の方から「カチャ…」という音が聞こえた。

  • 脱衣所の色褪せた白いロッカー

    ネットで知り合ったIさんから聞いた話。 Iさんが泊まったのは山の中腹にあるロッジだった。 スキー客や登山者がよく利用する場所で、年季は入っていたが掃除は行き届いていて、清潔な印象だったという。 そのロッジには宿泊者用の共同浴場があり、脱衣所には古い木製ロッカーが並んでいた。 その中にひとつだけ白く塗られたロッカーがあった。 他と違って色褪せており、扉には紙が貼られていた。 「使用禁止」

  • 山霧

    Mさんが体験した話。 その温泉旅館は、山深い場所にひっそりと佇んでいた。 古くからあるというその宿は木造のぬくもりが残っており、観光地からも離れているせいか、とても静かだったという。 Mさんは仕事の疲れを癒やすため、一人でその宿に泊まった。 部屋は二階の端にあり、山の景色が一望できる角部屋。 露天風呂にも入り、静かな夜を満喫しながら布団に入ろうとしたときだった。 ――外が、白く霞んでいた。

  • 山鳴りの宿

    Sさんが体験した話。 登山の帰り道、Sさんは知人の勧めで山中にある一軒の宿を訪れた。 木造の古びた2階建ての建物で、周囲には人の気配も少なく、まさに“隠れ家”のような佇まい。 その日は天気も良く、何も問題なくチェックインを済ませ、夕食を食べて早めに部屋に戻って布団に入った。 奇妙な音が聞こえ始めたのは、午前2時過ぎのこと。

  • リビングの隅にある引き戸

    Kさんという人から聞いた話。 Kさんが社会人になって数年が過ぎた時、ゴールデンウィークに大学時代の友人たちと久々の小旅行をする事になった。 泊まりに選んだのは、山間にある一棟貸しのコテージだった。 山道を抜けて辿り着くそのコテージは古びてはいたが清潔感があり、木の香りが心地よく漂っていた。 昼間は自然を満喫し、バーベキューを楽しむ。 何年ぶりかに味わう無邪気な空気に、みんなすっかり気が緩んでいた。

  • お連れの方はどこに…

    山の中や地方の旅館めぐりが好きな、Yさんから聞いた話。 週末、前にネットで見つけた温泉旅館に向かった。 そこは山間にぽつんと佇む古びた温泉旅館の為、電車とバスを使い、最後は細い山道を徒歩で上ってたどり着くような場所だったという。 帳場には年配の女将と若い従業員が一人。 笑顔で迎えられ宿帳に名前を書くと、女将がふと奥を見ながら小さく言った。 「あら、お連れの方はどこに…」 その瞬間、隣にいた若い従業員が急に小声で何かを告げ、女将はハッとしたように顔を引き締めた。

  • ゆらゆらと揺れる崖下の灯り

    Rさんが体験した話。 秋も深まった頃、Rさんは静養を兼ねて山間の温泉宿を一人で訪れた。 その宿は三方を山に囲まれ、谷に面して建っているため窓からの眺めはよく、夜ともなれば遠くに町の明かりがちらちら見え、自然と心が落ち着くような場所だった。 到着した日は平日で客は少なく、館内もひっそりと静まり返っていた。 露天風呂に入ったあと、部屋でひとり晩酌を楽しみながら、窓の外を何気なく眺めていたとき――崖の下の林の中に、小さな光が揺れているのを見つけた。

  • 橋の下の祠

    ネットで知り合ったKさんが体験した話。 それは盆休みを利用して、山へ一泊釣り旅行に出かけた時のこと。 Kさんは社会人で普段は都会で働いているが、静かな自然の中でゆっくり釣りを楽しむのが唯一の癒しだった。 その日も車で数時間かけて、かつて祖父に教えてもらったという山中の古い橋の近くまでやってきた。 人の気配はなく、川の流れる音だけが心地よく響いていた。 橋の上から糸を垂らしているうちに、ふと橋の下の様子が気になり、岸を回って影の奥へと歩を進めた。

  • 旅館の存在しない部屋

    Hさんが体験した話。 夏の終わり、Hさんは家族を連れて、山間にある老舗旅館へ泊まりに出かけた。 木造三階建てのその旅館は昔ながらの建物で、少し年季が入ってはいたものの、館内は清潔に保たれており、何より静かで落ち着いた雰囲気が気に入ったという。 その夜、風呂から上がって一息ついた頃、子どもが「探検してくる」と言って部屋を飛び出していった。 Hさんは最初こそ微笑ましく見送っていたが、しばらくしても戻ってこないことに気づき、廊下へ出て名前を呼びながら探し始めた。

  • 見回りにきた山岳警備隊

    Nさんが体験した話。 それはNさんが大学時代の友人たちと夏休みに訪れた、山奥の貸別荘でのことだった。 周囲に民家もなく、最寄りのバス停からもかなり離れたその別荘は、川のそばに建つ一軒家で、夜になると虫の音と風の音しか聞こえないような静けさに包まれていた。 その晩はバーベキューや花火を楽しんだあと、皆疲れて早めに布団に入った。 深夜1時を少し回った頃だった。 玄関のチャイムが「ピンポーン」と鳴ったのだ。

  • 山小屋のノート

    Aさんが体験した話。 趣味の登山で一人、山を歩いていたAさんは、急に天候が崩れたため予定を変更し、地図に載っていた無人の山小屋に避難することにした。 標高も高く風雨が激しくなるなか、小屋を見つけたときは本当にほっとしたという。 中は古びてはいたが、雨風を凌げるだけで充分だった。 入口近くの棚にはカセットコンロや古いランタン、そして「登山者用ノート」が置かれていた。 そこには何年も前からの記録が、登山客たちの手で残されていた。

  • クローゼットの中の部屋

    Kさんが体験した話。 短期の仕事で地方都市に滞在することになったKさんは、駅から少し離れた場所にあるマンスリーマンションを借りた。 間取りは1K。 家具つきで、すぐに生活が始められる手軽さが気に入ったという。 初日から特に不便はなかったが、夜になると部屋のどこかで引き戸が開くような音がすることに気づいた。 スー…と、空気を切るようなその音は、毎晩0時を過ぎた頃に決まって聞こえる。

  • 浴場から聞こえた女の声

    Tさんが体験した話。 出張の帰り道、少し足を延ばして立ち寄ったのは、山あいにある古びた温泉宿だった。 建物全体に時代を感じさせる静けさがあり、平日ということもあってか他の宿泊客の気配もほとんどなかった。 その宿には、昔ながらの大浴場が一つある。 夜も遅くなった頃、Tさんはゆっくり湯に浸かろうと脱衣所に向かった。 時刻は0時を回っていた。 誰もいないだろうと思いながら浴場の引き戸を開けたそのとき。

  • 三号室の視線

    Mさんが体験した話。 彼が引っ越してきたのは、築年数の古いアパートの一室だった。 「駅からも近いし、家賃も安いから助かる」と思って決めたが、どうにも気になる点があった。 それは「三号室だけがずっと空いていた」ということ。 他の部屋にはそれなりに住人がいるのに、その部屋だけが数ヶ月も空いていたという。 だがMさんはそんなこと気にもせず、すぐに入居を決めた。

  • 窓をノックする手

    Sさんが体験した話。 季節は秋の終わりごろ、Sさんが地方出張で泊まったとある町外れのビジネスホテルでのことだった。 そこは古びていて受付以外人がおらず、廊下の蛍光灯もところどころちらついていた。 設備は最低限、値段も格安。 だが寝るだけなら不満はなかったという。

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