経済、外交、内輪もめ いろいろと問題が 山積しているのでありますが 相も変わらずこの国民は 「何をどうしたらいいのか・・ わかんなーい」とでも言いたげな あの眠た顔の老眼鏡たちを 非難したり、馬鹿にしたりしながらも 国の舵取りを任せているのであります。 世界の流れから察しま...
新谷雅先(しんたにまさき)といいます。 昭和32年に福岡県で生まれた男子です。詩やエッセイを中心に書いています。時にオリジナル曲もアップしています。 好きな言葉:「ゼロから数字を生んでやらう」(高村光太郎)
三十年以上前のこと。神奈川県の逗子に行ったことがある。横須賀の叔父が亡くなった時がその時で、荼毘に付すためにそこに行ったのだ。 逗子、かつて電車で鎌倉に行った時に素通りしたことはあるのだが、降りたことはない。ということで、ぼくにとっては始めて行く町だった。 さて、荼毘...
昨日に疲れている自分がいる。 昨日のあの腐れた場面が、 今日もなお居座っている。 その疲れを取ろうとして 意識して体を動かしたり、 ギャグマンガを読んだり、 般若心経を唱えたりしている。
猫は本能で生きている動物だから 自分の行動に理屈をつけることをしない。 行動に理屈をつけることをしないから のんびりと人生を考えることもない。 人生を考えることがないということは 裏返せばそんな暇はないということになる。 つまり猫はその時その時の行動に 人生のすべてを賭けて...
小学校二年生の頃、ぼくの家にはデブという名のメスのインコがいた。親戚からもらった鳥だった。 当初はつがいで飼っていた。二羽は仲がよさそうに見えたのだが、実はそこには愛情なんかなく、体が大きく意地の悪いデブが相方を支配していた。そのうち、デブは餌を独占するようになった。 ...
スーパーの入口横にある男子トイレ、 六台の小便器のうち五台が使用中だ。 坊主の子供、黒髪の学生、一つ空き、 茶髪の青年、白髪の中年、禿げ老人、 入口側から年齢の順番に並んでいる。 もし空いている所にぼくが入ったら、 このいい具合の図がくずれてしまう。 誰かが抜けるまで待って...
若い頃から心の重しになっていたのが白髪頭で、鏡を見るのも嫌だった。最初の頃こそ切ったり抜いたりしていたが、だんだんそれでは追いつかなくなった。 そこで健康雑誌を読みあさり、シャンプーを変えてみたり、アロエを頭皮に塗ってみたり、粗塩で髪を洗ってみたり、きなこドリンクを飲ん...
傘をさすのが苦手なもんで、 なるべく傘はささないことにしている。 そのせいで雨に濡れることもあるのだが、 さほど気にはならない。 昔からこんな調子だった。 傘をさす苦労に比べると楽なもんだと、 びしょ濡れで学校に行ったこともある。 もちろんクラス中の笑い者になったが、 それ...
ぼくはどちらかというと、物事をコツコツとやることが好きだ。昔会社でよくDMの封入作業をやっていたのだが、その際、多くの人たちは、そこに入れるチラシを、要領よく十枚ほどまとめて折り畳んでいた。だけどぼくら一部の人間は、それを好まなかった。それをやってしまうと、仕事に気持ちが...
スーパーに来るたびに思う。 周りの状況を把握しないで、 気分の赴くまま好き勝手に カートを押して歩いている。 通路の真中を歩いていたり、 脇見しながら歩いていたり、 前触れなく立ち止まったり、 通路にカートを置き去りで 必死に試食をしていたり・・。 日頃こんな人たちと一緒に...
1, ぼくは22歳に社会に出てから66歳になった今まで、ずっと立ち仕事をやっている。 若い頃は疲れたら休憩していた。ところが、最近は座ることもせず、ずっと立っている。そのため体力をかなり使う。前に休みの日には歩きに行っているのだが、実は休みの日よりも仕事の日の方が多く歩...
山が高いのは 頂が視線より上にあるからだ 花が美しいのは そこに見る人がいるからだ 冬が辛いのは 暖かい部屋があるからだ 春を喜ぶのは 冬を耐えてきたからだ 晴れの日を喜ぶのは 濡れなくてすむからだ 雨の日に妥協するのは 日焼けしないですむからだ 夢が楽しいのは 楽しくない...
以前近所にあった居酒屋は、いつもお客の入りが悪かった。まったくお客のいない日もあり、そういう時は決まって大将が、三軒先の焼き鳥屋の前まで行き、腕を組んで窓の外から店の中を覗いていた。そして時々「チッ」と舌打ちする。おそらくその焼き鳥屋に、お客を取られたとでも思っていたのだ...
この身体には百数個の疲労があるから 濡れた紙をひとつひとつ剥がすように ゆっくりと慎重にじっくりと焦らずに 取り除いて行かなければならないのだ。 一気に取り除く方法がないことはない。 体内に走るすべての元気を断ち切って 異次元の元気を注入していくやり方だ。 だけど神さまはそ...
何気なくやっていることが、次に起こることの伏線になっていることがある。 以前車を運転している時に、ふと 「そういえばこの場合、ミッション車だったらこうするんだったな」 と考えながら運転していた。すると程なく車が故障して、修理に出すことになったのだが、やってきた代車はミ...
明日午後から渋滞温度が高くなるので 中高年の方はイライラが募るでしょう。 キモチがやすらぐ飲み物を飲むだとか ココロが落着く音楽を聞くだとかして 渋滞には触れないように致しましょう。 とくに高血圧の方はご注意くださいね。 以上極楽放送ココロの天気予報でした。
むかしからコミックを買う時に同じような失敗をしている。たとえば、小学生の頃に読んでいた『サイボーク009』は6巻が二冊。中学の頃に読んでいた『あしたのジョー』は7巻が二冊、『男一匹ガキ大将』は10巻が二冊ある。東京時代に読んでいた『マカロニほうれん荘』は4巻が二冊。社会に...
周りにこんな人がいて 時にそんな人が出現し、 それが私なる主人公と 微妙に複雑に絡み合い、 こんなことになったり あんなふうになったり。 私はいつも自分で描く ドラマの中の主人公で、 仕事場で演じてみたり、 飲み屋で演じてみたり、 いい人をやってみたり、 悪い人をやってみた...
おはようございます。 ここ数ヵ月、早起きが習慣になっています。以前は夜が明けてから起きていたのですが、最近は夜明け前に目が覚めてしまう。 早起きしだした当初の話。 「もう起きると?」 寝床の中にいる嫁さんから言われました。 「うん。もう眠れん」 「こんなに早く?」 ...
いい歳になったことだし、もうそろそろ 弾けていいんじゃないかと思っています。 何も怖れなかった中一頃の心を呼び戻し、 もう五十年以上も手枷足枷になっている 自分の描いてきた自己満足な大人を捨て、 思いきって弾けて行くことにいたします。
東京に出た目的の一つが、ラジオだった。東京でAM放送を聴くのが昔からの憧れだったのだ。ラジオに専念するために、ぼくは下宿にテレビを持込まなかった。 東京で何を聴いたのかというと、TBSラジオで当時やっていた『マカロニほうれん荘』など一連のラジオ劇画や、文化放送の『セイヤ...
スーパーで売っているお惣菜が すぐになくなってしまうのは、 決してそれが「うまい!」 という理由ではなくて、 値段がそこそこ安いからだ。 実はそこに並べてあるような お手軽で脂っこい食べ物くらい、 ちょっとばかり料理を かじったことのある人なら 誰でも作ることは出来るのだ。...
小学・中学・高校と、ぼくは理科という教科が苦手だった。生物・化学・地学・物理、どれを取ってもぼくは駄目で、とくに生物にいたっては、高校時代に再試と追試の二つの試験を同時に受けたほどの腕前だ。 いまだに化学式がわからない。地学は習ってないのでわからない。ま、物理だけは何と...
『赤いエプロン』 就職をした頃のこと 職場の掃除をやっていると、 後ろから「すいません」という 小さな声が聞こえた。 振り向くとそこにいたのは、 初めて見る同期の女性。 その時突然ぼくの目に、 浮かんだ一つの光景… 赤いエプロンを着けて、 台所の向こ...
嫁さんと恋愛関係にあった頃、ぼくたちは何度か別れたことがある。『二度とこんな奴と付き合うものか』と思いながら、ぼくは嫁さんとの距離を置いたのだった。だけど、それで終わることはなかった。何度別れても、ぼくたちはよりを戻し、最終的に結婚まで至ったのだった。 運命の赤い糸なる...
昔の恋人にあったりすると、 うれしいんだけど複雑だ。 なぜか素直に喜べないのは、 古き恋への恥じらいか。 古き自分への後悔か。 充分すぎるくらい冷静に 振る舞おうとする自分の姿が 滑稽すぎてたまらない。 なぜに体裁つけているのか。 どんな自分で接したいのか。 無意識な自分が...
一日に何十人いや何百人の人とすれ違っている。そのほとんどが赤の他人で、おそらくは初めて見る人たちだ。だから心に引っかかりもなく、スラスラと流れて行くのだ。時には意味ありげにこちらを見ている人もいるが、だいたいが人違いのようで、近くまできて気がつき、通り過ぎる時にはすでに知...
晴れ時々笑う 夢に向かって笑う 希望を抱えて笑う 晴れ時々笑う 曇り時々笑う くじけそうな時笑う 泣き出しそうな時笑う 曇り時々笑う 雨時々笑う 傘を持たずに笑う 背中を濡らして笑う 雨時々笑う 眠たい朝に笑う 気だるい昼に笑う 寂しい夜に笑う その時折時々笑う
1, 昨日の写真の続きだが、ぼくは人生節目の写真を撮ってない。七五三は昨日書いたとおりだ。その後、学校の入学や卒業の写真(集合写真や卒業アルバムは除く)は撮ってないし、成人の写真もない。 2, 成人の日のこと、ぼくは市の成人式には向かわず、ご祝儀をもらうために親戚周りを...
赤信号ばかりに引っかかる タイミングの合わない朝は、 何をしても流れがよくない そんな一日の前兆なのです。 そんな日はあわてないこと、 無理しないことです。もし そんな朝に当ったら今日は 微妙なタイミングのズレを 楽しむ一日なんだと割切り、 あわてずに無理をしないで 自虐ネ...
昨日、嫁さんが聞いてきた。 「しんちゃん、七五三の写真ある?」 「ないよ」 「え、お宮参りとかしてないと?」 「いや、お参りは黒崎の岡田宮でやったんだけど、写真はない」 「どうして?」 母親の話では、ぼくは幼い頃、写真を撮られるのが嫌いだったという。とにかくカメラを向け...
なんだかとっても落ち着いて なんでもかんでもやれそうで 後ろを向かずに行けそうで ほんとにいいことありそうで どこへそこへと飛び出して 陰気な影をも拭い去り ふわありふわり どこへ行こう ふわありふわり なにをしよう ぼくの影は短くて 石っころにつまずいて 小春日和のお...
1, ここ数日、早く寝ている。最近は夜中に見たいテレビ番組も減ってきたし、見たい番組があっても録画して後で見ればいいから、とにかく疲れを癒やそうと、早い時間に布団に潜り込んでいるわけだ。 おかげで寝起きはいいし、体調もいいようだ。この調子でいけば、長年の寝不足疲れが取れ...
ぼくとあの人はある時期 相思相愛だったんだけど おたがいに意識しすぎて 構えすぎて、考えすぎて 縁のない人になりました ぼくとあの人はある時期 相思相愛だったんだけど それを知らずにきたので 片想いという認識を基に 今の人生は作られました ぼくとあの人はある時期 相思相愛だ...
過去は今日の基礎編で 今日は過去の応用編だ。 だから今日の中にある問題は 過去の中に答が隠れている。 人生はこうやって繋がっている。 今日は未来の基礎編で 未来は今日の応用編だ。 だから未来の中にある課題は 今日の中に鍵が隠れている。 人生はこうやって続いていく。
神の前で宗教を必要とする ヒトが体を曲げ祈っている。 その横で宗教を不要とする ネコが体を曲げ毛繕いする。 おたがい懸命に生きている。 ヒトは安らぎを得るために 必死に神や仏を求めている。 ネコは安らぎを得るために 必死に肉や魚を求めている。 おたがい懸命に生きている。
あとひと手間を加えてみたら すべてがうまくいくはずのに ひと手間を加えるのが面倒で なかなかそれをやらないんだ その事だって、あの事だって みなあとひと手間だったんだ きっとうまくいっていたんだ ひと手間足りない結果が今だ
ここちよい夢を見ている時 なんともドデカい爆発音が ここちよい夢に放り込まれ 戦争の夢になり目が覚めた 前の道路を数台のバイクが 爆音上げながら走っている。 サッサと行けばいいものを わざとゆっくり走っている。 夜中にバイクや車で暴走し 人の安眠を妨げる者に対し、 石等で攻...
街の景色が電球色に染まっていく 白い雲も遠くの山も川沿いの柳も 学校も鳥居も商店街も駅も電車も 原付バイクも家路に急ぐ人たちも 所狭しと止っている電線の椋鳥も 空を舞う鳩の群れも鴉も犬も猫も 何もかもが電球色に染まっていく
午後十時半のエントランス。 夜露で曇ったガラスの扉に どこかの子供が指で描いた ドラえもんの間抜けな顔が 「おかえり」と出むかえる。 疲れたぼくは何も考えずに 「ただいま」と返している。
前方にヘリウムガスを積んだ タンクローリーが走っている。 それを見て思ったことがある。 もしもうしろの車が追突して タンクの部分に穴が開いたら、 事故処理をする人たちは全員 例の変な声になるのだろうか。
実はね、 この世の中にいる猫の多くは、 人間の生まれ変わりなんだよ。 前世に誰にへつらうでもなく 気ままに生きている猫を見て、 羨む人の願いを神様が聞入れ、 現世に猫としての生を与えた。 だからね、 猫が素知らぬ顔をしていても、 決して...
白髪とか禿の人を見ては その人が老化していると 決めつける人がいる。が 白髪や禿は成長であって 決して老化とは言わない 老化というのはカラダの 成長を老化と決めつける 固執した心のことをいう
サクランボの茎を口で結べる人は キスがうまいんだと友人から聞き、 喫茶店に行っては、好きでもない クリームソーダを何杯もお代りし 必死に練習をしていたことがある。 そのせいで舌や顎などを痛めたり 色んな苦労をしたのだが、何とか 結べるようになった。ただそれで キスがうまくな...
ぼくは毎日、弁当と一緒に バナナを持っていっている。 休日にスーパーに行っては 数本買い込み、その保存を それほど日の射し込まない 北寄りの部屋でやっている。 さて、毎日バナナを弁当と 一緒に持っていっているが 週のうち何日かは忙しくて 昼食をとれないことがある。 そんな日...
二、三十代の頃は 他人のその後が気にかかり 誰がどこに勤めている 誰と誰と誰が結婚した 誰がどこに住んでいる という話題を肴に おいしい酒を飲んでいた。 四、五十代の頃も 他人のその後が気にかかり 誰が出世している 誰の子がいい大学に入った 誰が離婚した という話題を肴に ...
おとこの頭痛、 おんなの腹痛、 こどもの歯痛、 おかまの心痛。 疲労困憊、 肩こり腰痛、 あいつが痛い、 ビタミン剤。 花見て一杯、 月見て一杯、 悩みが一杯、 眠れんバイ。 茶柱立って、 フラグが立って 浮き足だって、 現実見えない。 相づち打てない、 寝返り打てない、 ...
車を運転していて怖いのは、 夜の歩行者の飛び出しだ。 子供や年寄りが飛び出すのではない。 ウォーキングに励む中年男女だ。 自分のペースを乱されるのが嫌なのか、 青になるのを待とうとしない。 これなら違反にならないと、 横断歩道の手前を歩く輩もいる。 いくら歩行者が悪くても、...
道ばたで立小便なんぞをしておれば いまの世の中だと確実に通報されて 警察にしょっ引かれていくだろうな。 むかしは軽犯罪ですんでいた行為も いまはいろいろ尾ひれを付けられて 聞いたことのない罪名を付けられて 世間にその名前と顔とをさらされて 人生最大の辱めを受けることになる。...
街の食堂でラーメンを食っていると 三人連れのおばさんが入ってきた。 「えっ?!えっ?!えっ?!」 におうんですよ。におうんですよ。 くさいんですよ。くさいんですよ。 何がって?香水ですよ、香水。 あのにおいのきついヤツ。 いるんですよ、いるんですよ。相変わらず。 場違いなに...
笑いながら過ごしていると 楽しく一日を過ごすことができる。 面白くない顔をして過ごしていると 面白くない一日になってしまう。 「今日はおしまい」と心に決めたら さっさと終わった方がいい。 一日を踏みとどまっていると 余計なことに巻き込まれる。 人間関係なんて考えないようにし...
ぼくが中学生の頃 親戚にクリという犬がいた。 横須賀の久里浜生まれということで その名をつけられたのだった。 お米屋さんやガス屋さんを噛みつくわ そのくせ不審者が来ても吠えないわ まったく役に立たないアホな犬だった。 ただ子作りだけは励んでいたようで 彼の死後、親戚の家の周...
エスカレーターのある場所は 大がかりな機械が動いている 危険極まりない場所であって、 親が「その辺で遊んでなさい」 とほったらかす場所ではない。 また監視役の爺さん婆さんが エスカレーターで遊んでいる 孫に目を細める場所でもない。 上りエスカレーターは階上に 移動するための...
一人でエレベーターに乗る。 相変わらずいろんな臭いが 狭い個室を広く覆っている。 他の階から人が乗ってくる。 個室の中の同じ臭いを嗅ぐ。 一瞬不機嫌そうな顔をする。 さりげなくぼくの顔を見る。 妙な顔をして視線をそらす。 自分じゃないと言いたいが 弁解すればあやしまれる… ...
午前七時のエレベーターには いろんな臭いが搭乗している 午前様が連れてきた酒の臭い 日本人に向かない香水の臭い ニンニク野郎のゲップの臭い 飼ってはならぬペットの臭い 自然界にはない柔軟剤の臭い 誰かが漏らしたおならの臭い それらが混じった微妙な臭い 午前八時のエレベーター...
学生の頃に何度も遅刻していたので、人のことをとやかくは言えないけど、むかし勤めていた会社の部下の遅刻には往生しました。 別に悪意を持って遅刻しているのではない。ちょっと変わった女子ではあるが、遅刻が悪いことはわかっているし、根が素直なので注意すれば翌日は遅刻せずにやって...
秋風の吹く晴天の富士スバルラインを バスは軽快に登っていく。 バスガイドの説明そっちのけで ぼくたちは好き勝手に歌をうたう。 誰かが『岬めぐり』を歌っている時、 窓から湖が見えてきた。 それが思い出のひとつになった。 白糸の滝で濡れながらの写真撮影。 他のクラスの記念写真...
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経済、外交、内輪もめ いろいろと問題が 山積しているのでありますが 相も変わらずこの国民は 「何をどうしたらいいのか・・ わかんなーい」とでも言いたげな あの眠た顔の老眼鏡たちを 非難したり、馬鹿にしたりしながらも 国の舵取りを任せているのであります。 世界の流れから察しま...
自分の人生の中で培われた考えがそっくりそのまま書かれている、そんな本に出会うことがたまにある。そういう時、「ああ、これを書いた人も、同じ生き方をしてきたんだな」と、まるで生涯の友にでも会ったような、大きな喜びを得るものだ。 そういう本は、自分を変えてやろうと意気込んで読...
ラジオから古い歌が流れていた。50年以上前の歌謡曲だとか、その頃流行ったGSの歌だとかだ。 番組を制作しているプロデューサーは、おそらくぼくと同じ世代の人なのだろう。その時代に生きていた人にしか、出来ないような選曲になっているからだ。 ところでそういう歌を聴いていて、...
映画「お嫁においで」の頃の内藤洋子さん ドラマ「これが青春だ」の頃の岡田可愛さん ドラマ「キイハンター」の頃の野際陽子さん ドラマ「柔道一直線」の頃の吉沢京子さん ドラマ「おくさまは18歳」の頃の岡崎友紀さん ドラマ「姿三四郎」の頃の新藤恵美さん ドラマ「おひかえあそばせ」...
たとえば深夜、街が寝静まっている時に一匹の猫の子が鳴いたとしましょう。これが妙に心に響くのです。昼間、喧噪の中で重大な事件があったとしても、人にはその声の方が一日の印象として残るものなのです。 仕事でも同じことでしてね、会議が行き詰まって誰も発言が出なくなった時に、意見...
観光地のお土産屋さんなどでよくタヌキのアクセサリーを見かけるが、何が楽しいのか、その股間には決まって紐付き金玉が付いている。 それを見ていつも思い出すのが、1970年頃に流行した、紐付き金玉をそのまま大きくしたようなアメリカンクラッカーという玩具だ。遊び方はいたってシン...
ハンカチ、コロナ禍以降はちゃんと携帯しているが、それ以前ぼくは携帯してなかった。小学生の頃は毎日先生がチェックをしていたために携帯せざるをえなかったのだが、そういうチェックが行われなくなった中学以降はハンカチを携帯しなくなった。それがコロナ禍までずっと続いていた。 ハン...
もう十数年前になるが、ブルー・ノートが博多にあった頃に、ジャニス・イアンのライブを見に行ったことがある。 ドラマ『グッドバイママ』や『岸辺のアルバム』の主題歌がえらく気に入り、それから彼女の歌を聴くようになった。現在主だったアルバムはすべて持っている。 さてそのライブ...
五十年前の地図を見ると このあたりは社会科で習った 田んぼや畑の記号でいっぱいだ。 現在バイパスが走っているところは 道すらも存在しない。 現在ファミレスのあるあの場所は なんと果樹園になっている。 さて、その当時も小学校は 現在と同じ場所に存在している。 一学年に数クラス...
初めて交通事故を見たのは五十年以上前になる。道路に飛び出してきた女の人を乗用車がはねたのだ。 女の人はまるで柔道一直線の二段投げのように、軽々と宙を飛んでいった。その人がどうなったのかはわからないが、その光景だけがぼくの心に焼き付いて、今なお心の中で再現する。 時代は...
小学三年生の頃、ひょんなことからじゅげむを覚えた。当時はその程度の文字数なら、何の苦もなく覚えられたのだ。徐々にきつくなったのは中高生の頃からで、歴史の年号や数学の公式などに、いつも手こずっていたものだ。 社会に出てからさらに酷くなった。深酒やたばこやストレスが老化を早...
家に帰ってから水道水でうがいをする。口に入れた瞬間、あまりのまずさに水を吐き出してしまう。こういうことがしょっ中ある。いくらきれいだからといっても、最近の水道水はうまいものではない。 そういえば子どもの頃の楽しみのひとつに、広場で野球をするというのがあった。組織化された...
本屋に姓名判断の本があったので、自分の名前を占ってみた。ぼくの名前、画数で占えば、ネアカで誰からも好かれるのだそうだが、名前の読みで占えば、明るくてネクラで偏屈な人なのだそうだ。 さて、これをどう捉えたらいいのだろうか。ネアカなネクラと捉えたらいいのか。それとも、時にネ...
元来うどんが大好きで、 外回りをやっていた時 昼食といえば、いつもうどんだった。 他の料理を注文しようと思っても、 あのにおいがするともうだめで、 ついこの口が「うどん」と言ってしまうのだ。 さて、そのうどんを食べている最中、 どこからともなく場に合わない 妙な臭いが漂って...
高校の頃、ぼくは吉田拓郎に憧れていた。「その生き方が好きなんだ」などと知ったようなことを言っては、よくその言動を真似ていたものだった。 だけどぼくはその時期の拓郎さんが、どういう生き方をしていたのかなんて全然知らなかった。知っていたのは拓郎は拓郎でも、マスコミの作り上げ...
1,悔しい夢 今でも7時46分の駅前行きバスに乗り遅れる夢を見る。そのバスが仮に遅れてきても、国道の渋滞に引っかかっても、駅前から出ている8時20分の学校前行きのバスに間に合うのだ。そして8時20分のバスに間に合えば、学校に遅刻しないで行ける。 高校三年間、ぼくはそのバ...
1, 某家電専門店に勤める知り合いから、こういう話を聞いた。 初老の男性が販売員に声をかけた。 「このテレビを届けてくれ」 「ありがとうございます。では、こちらにお届け先の住所をお書き下さい」 「何で書かんとならんのか」 「えっ、配達されるんでしょ?」 「何を聞いとるん...
第二次世界大戦後、進駐軍が羽田空港拡張のため、そこにあった神社を移転させようとした。 ところが、ご神体は無事移転できたのだが、鳥居だけはできなかった。鳥居を動かそうとすると、なぜか事故が起きるのだ。そのため、鳥居だけはそこに残すことになったという。 ぼくが通った高校の...
昭和43年はグループサウンズの絶頂期で、タイガース、テンプターズ、スパイダース、オックス、カーナビーツ、ゴールデンカップス・・・。小学5年生のぼくの目に、彼らはまぶしく映っていた。 一番心を奪われたのは、ジュリーやピーのいたタイガースで、ファンレターなんかも送っていた。...
こんにちは、こんにちは、 世界の国から、こんにちは、 万博、万博、世の中すべて万博だ、 仰げば尊し、我が師の恩、 小学校を卒業すれば、 その時から世界が変わる、 晴れて中学一年生、 初めて着る学生服、 女子の胸の膨らみと、 わけのわからない衝動と、 初めての中間試験、期末試...
経済、外交、内輪もめ いろいろと問題が 山積しているのでありますが 相も変わらずこの国民は 「何をどうしたらいいのか・・ わかんなーい」とでも言いたげな あの眠た顔の老眼鏡たちを 非難したり、馬鹿にしたりしながらも 国の舵取りを任せているのであります。 世界の流れから察しま...
自分の人生の中で培われた考えがそっくりそのまま書かれている、そんな本に出会うことがたまにある。そういう時、「ああ、これを書いた人も、同じ生き方をしてきたんだな」と、まるで生涯の友にでも会ったような、大きな喜びを得るものだ。 そういう本は、自分を変えてやろうと意気込んで読...
ラジオから古い歌が流れていた。50年以上前の歌謡曲だとか、その頃流行ったGSの歌だとかだ。 番組を制作しているプロデューサーは、おそらくぼくと同じ世代の人なのだろう。その時代に生きていた人にしか、出来ないような選曲になっているからだ。 ところでそういう歌を聴いていて、...
映画「お嫁においで」の頃の内藤洋子さん ドラマ「これが青春だ」の頃の岡田可愛さん ドラマ「キイハンター」の頃の野際陽子さん ドラマ「柔道一直線」の頃の吉沢京子さん ドラマ「おくさまは18歳」の頃の岡崎友紀さん ドラマ「姿三四郎」の頃の新藤恵美さん ドラマ「おひかえあそばせ」...
たとえば深夜、街が寝静まっている時に一匹の猫の子が鳴いたとしましょう。これが妙に心に響くのです。昼間、喧噪の中で重大な事件があったとしても、人にはその声の方が一日の印象として残るものなのです。 仕事でも同じことでしてね、会議が行き詰まって誰も発言が出なくなった時に、意見...
観光地のお土産屋さんなどでよくタヌキのアクセサリーを見かけるが、何が楽しいのか、その股間には決まって紐付き金玉が付いている。 それを見ていつも思い出すのが、1970年頃に流行した、紐付き金玉をそのまま大きくしたようなアメリカンクラッカーという玩具だ。遊び方はいたってシン...
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もう十数年前になるが、ブルー・ノートが博多にあった頃に、ジャニス・イアンのライブを見に行ったことがある。 ドラマ『グッドバイママ』や『岸辺のアルバム』の主題歌がえらく気に入り、それから彼女の歌を聴くようになった。現在主だったアルバムはすべて持っている。 さてそのライブ...
五十年前の地図を見ると このあたりは社会科で習った 田んぼや畑の記号でいっぱいだ。 現在バイパスが走っているところは 道すらも存在しない。 現在ファミレスのあるあの場所は なんと果樹園になっている。 さて、その当時も小学校は 現在と同じ場所に存在している。 一学年に数クラス...
初めて交通事故を見たのは五十年以上前になる。道路に飛び出してきた女の人を乗用車がはねたのだ。 女の人はまるで柔道一直線の二段投げのように、軽々と宙を飛んでいった。その人がどうなったのかはわからないが、その光景だけがぼくの心に焼き付いて、今なお心の中で再現する。 時代は...
小学三年生の頃、ひょんなことからじゅげむを覚えた。当時はその程度の文字数なら、何の苦もなく覚えられたのだ。徐々にきつくなったのは中高生の頃からで、歴史の年号や数学の公式などに、いつも手こずっていたものだ。 社会に出てからさらに酷くなった。深酒やたばこやストレスが老化を早...
家に帰ってから水道水でうがいをする。口に入れた瞬間、あまりのまずさに水を吐き出してしまう。こういうことがしょっ中ある。いくらきれいだからといっても、最近の水道水はうまいものではない。 そういえば子どもの頃の楽しみのひとつに、広場で野球をするというのがあった。組織化された...
本屋に姓名判断の本があったので、自分の名前を占ってみた。ぼくの名前、画数で占えば、ネアカで誰からも好かれるのだそうだが、名前の読みで占えば、明るくてネクラで偏屈な人なのだそうだ。 さて、これをどう捉えたらいいのだろうか。ネアカなネクラと捉えたらいいのか。それとも、時にネ...
元来うどんが大好きで、 外回りをやっていた時 昼食といえば、いつもうどんだった。 他の料理を注文しようと思っても、 あのにおいがするともうだめで、 ついこの口が「うどん」と言ってしまうのだ。 さて、そのうどんを食べている最中、 どこからともなく場に合わない 妙な臭いが漂って...
高校の頃、ぼくは吉田拓郎に憧れていた。「その生き方が好きなんだ」などと知ったようなことを言っては、よくその言動を真似ていたものだった。 だけどぼくはその時期の拓郎さんが、どういう生き方をしていたのかなんて全然知らなかった。知っていたのは拓郎は拓郎でも、マスコミの作り上げ...
1,悔しい夢 今でも7時46分の駅前行きバスに乗り遅れる夢を見る。そのバスが仮に遅れてきても、国道の渋滞に引っかかっても、駅前から出ている8時20分の学校前行きのバスに間に合うのだ。そして8時20分のバスに間に合えば、学校に遅刻しないで行ける。 高校三年間、ぼくはそのバ...
1, 某家電専門店に勤める知り合いから、こういう話を聞いた。 初老の男性が販売員に声をかけた。 「このテレビを届けてくれ」 「ありがとうございます。では、こちらにお届け先の住所をお書き下さい」 「何で書かんとならんのか」 「えっ、配達されるんでしょ?」 「何を聞いとるん...
第二次世界大戦後、進駐軍が羽田空港拡張のため、そこにあった神社を移転させようとした。 ところが、ご神体は無事移転できたのだが、鳥居だけはできなかった。鳥居を動かそうとすると、なぜか事故が起きるのだ。そのため、鳥居だけはそこに残すことになったという。 ぼくが通った高校の...
昭和43年はグループサウンズの絶頂期で、タイガース、テンプターズ、スパイダース、オックス、カーナビーツ、ゴールデンカップス・・・。小学5年生のぼくの目に、彼らはまぶしく映っていた。 一番心を奪われたのは、ジュリーやピーのいたタイガースで、ファンレターなんかも送っていた。...
こんにちは、こんにちは、 世界の国から、こんにちは、 万博、万博、世の中すべて万博だ、 仰げば尊し、我が師の恩、 小学校を卒業すれば、 その時から世界が変わる、 晴れて中学一年生、 初めて着る学生服、 女子の胸の膨らみと、 わけのわからない衝動と、 初めての中間試験、期末試...