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デジャヴか?
三十年以上前のこと。神奈川県の逗子に行ったことがある。横須賀の叔父が亡くなった時がその時で、荼毘に付すためにそこに行ったのだ。 逗子、かつて電車で鎌倉に行った時に素通りしたことはあるのだが、降りたことはない。ということで、ぼくにとっては始めて行く町だった。 さて、荼毘...
2023/11/30 17:29
疲れ
昨日に疲れている自分がいる。 昨日のあの腐れた場面が、 今日もなお居座っている。 その疲れを取ろうとして 意識して体を動かしたり、 ギャグマンガを読んだり、 般若心経を唱えたりしている。
2023/11/30 12:20
猫にふられる理由
猫は本能で生きている動物だから 自分の行動に理屈をつけることをしない。 行動に理屈をつけることをしないから のんびりと人生を考えることもない。 人生を考えることがないということは 裏返せばそんな暇はないということになる。 つまり猫はその時その時の行動に 人生のすべてを賭けて...
2023/11/29 17:00
したたかなインコ
小学校二年生の頃、ぼくの家にはデブという名のメスのインコがいた。親戚からもらった鳥だった。 当初はつがいで飼っていた。二羽は仲がよさそうに見えたのだが、実はそこには愛情なんかなく、体が大きく意地の悪いデブが相方を支配していた。そのうち、デブは餌を独占するようになった。 ...
2023/11/29 06:45
いい具合の図
スーパーの入口横にある男子トイレ、 六台の小便器のうち五台が使用中だ。 坊主の子供、黒髪の学生、一つ空き、 茶髪の青年、白髪の中年、禿げ老人、 入口側から年齢の順番に並んでいる。 もし空いている所にぼくが入ったら、 このいい具合の図がくずれてしまう。 誰かが抜けるまで待って...
2023/11/28 17:53
白髪ジジイ
若い頃から心の重しになっていたのが白髪頭で、鏡を見るのも嫌だった。最初の頃こそ切ったり抜いたりしていたが、だんだんそれでは追いつかなくなった。 そこで健康雑誌を読みあさり、シャンプーを変えてみたり、アロエを頭皮に塗ってみたり、粗塩で髪を洗ってみたり、きなこドリンクを飲ん...
2023/11/28 06:45
傘をさすのが苦手なもんで
傘をさすのが苦手なもんで、 なるべく傘はささないことにしている。 そのせいで雨に濡れることもあるのだが、 さほど気にはならない。 昔からこんな調子だった。 傘をさす苦労に比べると楽なもんだと、 びしょ濡れで学校に行ったこともある。 もちろんクラス中の笑い者になったが、 それ...
2023/11/27 17:00
矛盾
ぼくはどちらかというと、物事をコツコツとやることが好きだ。昔会社でよくDMの封入作業をやっていたのだが、その際、多くの人たちは、そこに入れるチラシを、要領よく十枚ほどまとめて折り畳んでいた。だけどぼくら一部の人間は、それを好まなかった。それをやってしまうと、仕事に気持ちが...
2023/11/27 06:45
怖い話
スーパーに来るたびに思う。 周りの状況を把握しないで、 気分の赴くまま好き勝手に カートを押して歩いている。 通路の真中を歩いていたり、 脇見しながら歩いていたり、 前触れなく立ち止まったり、 通路にカートを置き去りで 必死に試食をしていたり・・。 日頃こんな人たちと一緒に...
2023/11/26 17:00
立ち仕事
1, ぼくは22歳に社会に出てから66歳になった今まで、ずっと立ち仕事をやっている。 若い頃は疲れたら休憩していた。ところが、最近は座ることもせず、ずっと立っている。そのため体力をかなり使う。前に休みの日には歩きに行っているのだが、実は休みの日よりも仕事の日の方が多く歩...
2023/11/26 14:31
山が高いのは
山が高いのは 頂が視線より上にあるからだ 花が美しいのは そこに見る人がいるからだ 冬が辛いのは 暖かい部屋があるからだ 春を喜ぶのは 冬を耐えてきたからだ 晴れの日を喜ぶのは 濡れなくてすむからだ 雨の日に妥協するのは 日焼けしないですむからだ 夢が楽しいのは 楽しくない...
2023/11/25 17:00
ご近所様の声
以前近所にあった居酒屋は、いつもお客の入りが悪かった。まったくお客のいない日もあり、そういう時は決まって大将が、三軒先の焼き鳥屋の前まで行き、腕を組んで窓の外から店の中を覗いていた。そして時々「チッ」と舌打ちする。おそらくその焼き鳥屋に、お客を取られたとでも思っていたのだ...
2023/11/25 07:00
ゆっくりと慎重に
この身体には百数個の疲労があるから 濡れた紙をひとつひとつ剥がすように ゆっくりと慎重にじっくりと焦らずに 取り除いて行かなければならないのだ。 一気に取り除く方法がないことはない。 体内に走るすべての元気を断ち切って 異次元の元気を注入していくやり方だ。 だけど神さまはそ...
2023/11/24 17:00
伏線
何気なくやっていることが、次に起こることの伏線になっていることがある。 以前車を運転している時に、ふと 「そういえばこの場合、ミッション車だったらこうするんだったな」 と考えながら運転していた。すると程なく車が故障して、修理に出すことになったのだが、やってきた代車はミ...
2023/11/24 06:24
ココロの天気予報
明日午後から渋滞温度が高くなるので 中高年の方はイライラが募るでしょう。 キモチがやすらぐ飲み物を飲むだとか ココロが落着く音楽を聞くだとかして 渋滞には触れないように致しましょう。 とくに高血圧の方はご注意くださいね。 以上極楽放送ココロの天気予報でした。
2023/11/23 17:26
失敗
むかしからコミックを買う時に同じような失敗をしている。たとえば、小学生の頃に読んでいた『サイボーク009』は6巻が二冊。中学の頃に読んでいた『あしたのジョー』は7巻が二冊、『男一匹ガキ大将』は10巻が二冊ある。東京時代に読んでいた『マカロニほうれん荘』は4巻が二冊。社会に...
2023/11/23 06:37
主人公
周りにこんな人がいて 時にそんな人が出現し、 それが私なる主人公と 微妙に複雑に絡み合い、 こんなことになったり あんなふうになったり。 私はいつも自分で描く ドラマの中の主人公で、 仕事場で演じてみたり、 飲み屋で演じてみたり、 いい人をやってみたり、 悪い人をやってみた...
2023/11/22 15:02
おはようございます。
おはようございます。 ここ数ヵ月、早起きが習慣になっています。以前は夜が明けてから起きていたのですが、最近は夜明け前に目が覚めてしまう。 早起きしだした当初の話。 「もう起きると?」 寝床の中にいる嫁さんから言われました。 「うん。もう眠れん」 「こんなに早く?」 ...
2023/11/22 06:19
弾ける
いい歳になったことだし、もうそろそろ 弾けていいんじゃないかと思っています。 何も怖れなかった中一頃の心を呼び戻し、 もう五十年以上も手枷足枷になっている 自分の描いてきた自己満足な大人を捨て、 思いきって弾けて行くことにいたします。
2023/11/21 17:05
寝不足とラジオと(東京時代以降編)
東京に出た目的の一つが、ラジオだった。東京でAM放送を聴くのが昔からの憧れだったのだ。ラジオに専念するために、ぼくは下宿にテレビを持込まなかった。 東京で何を聴いたのかというと、TBSラジオで当時やっていた『マカロニほうれん荘』など一連のラジオ劇画や、文化放送の『セイヤ...
2023/11/21 14:23
お惣菜
スーパーで売っているお惣菜が すぐになくなってしまうのは、 決してそれが「うまい!」 という理由ではなくて、 値段がそこそこ安いからだ。 実はそこに並べてあるような お手軽で脂っこい食べ物くらい、 ちょっとばかり料理を かじったことのある人なら 誰でも作ることは出来るのだ。...
2023/11/20 17:15
文系人間
小学・中学・高校と、ぼくは理科という教科が苦手だった。生物・化学・地学・物理、どれを取ってもぼくは駄目で、とくに生物にいたっては、高校時代に再試と追試の二つの試験を同時に受けたほどの腕前だ。 いまだに化学式がわからない。地学は習ってないのでわからない。ま、物理だけは何と...
2023/11/20 14:24
赤いエプロン
『赤いエプロン』 就職をした頃のこと 職場の掃除をやっていると、 後ろから「すいません」という 小さな声が聞こえた。 振り向くとそこにいたのは、 初めて見る同期の女性。 その時突然ぼくの目に、 浮かんだ一つの光景… 赤いエプロンを着けて、 台所の向こ...
2023/11/19 17:00
赤い糸の話
嫁さんと恋愛関係にあった頃、ぼくたちは何度か別れたことがある。『二度とこんな奴と付き合うものか』と思いながら、ぼくは嫁さんとの距離を置いたのだった。だけど、それで終わることはなかった。何度別れても、ぼくたちはよりを戻し、最終的に結婚まで至ったのだった。 運命の赤い糸なる...
2023/11/19 13:51
昔の恋人にあったりすると
昔の恋人にあったりすると、 うれしいんだけど複雑だ。 なぜか素直に喜べないのは、 古き恋への恥じらいか。 古き自分への後悔か。 充分すぎるくらい冷静に 振る舞おうとする自分の姿が 滑稽すぎてたまらない。 なぜに体裁つけているのか。 どんな自分で接したいのか。 無意識な自分が...
2023/11/18 17:08
多生の縁
一日に何十人いや何百人の人とすれ違っている。そのほとんどが赤の他人で、おそらくは初めて見る人たちだ。だから心に引っかかりもなく、スラスラと流れて行くのだ。時には意味ありげにこちらを見ている人もいるが、だいたいが人違いのようで、近くまできて気がつき、通り過ぎる時にはすでに知...
2023/11/18 12:21
晴れ時々笑う
晴れ時々笑う 夢に向かって笑う 希望を抱えて笑う 晴れ時々笑う 曇り時々笑う くじけそうな時笑う 泣き出しそうな時笑う 曇り時々笑う 雨時々笑う 傘を持たずに笑う 背中を濡らして笑う 雨時々笑う 眠たい朝に笑う 気だるい昼に笑う 寂しい夜に笑う その時折時々笑う
2023/11/17 17:29
節目の写真
1, 昨日の写真の続きだが、ぼくは人生節目の写真を撮ってない。七五三は昨日書いたとおりだ。その後、学校の入学や卒業の写真(集合写真や卒業アルバムは除く)は撮ってないし、成人の写真もない。 2, 成人の日のこと、ぼくは市の成人式には向かわず、ご祝儀をもらうために親戚周りを...
2023/11/17 13:04
赤信号
赤信号ばかりに引っかかる タイミングの合わない朝は、 何をしても流れがよくない そんな一日の前兆なのです。 そんな日はあわてないこと、 無理しないことです。もし そんな朝に当ったら今日は 微妙なタイミングのズレを 楽しむ一日なんだと割切り、 あわてずに無理をしないで 自虐ネ...
2023/11/16 17:14
七五三の写真
昨日、嫁さんが聞いてきた。 「しんちゃん、七五三の写真ある?」 「ないよ」 「え、お宮参りとかしてないと?」 「いや、お参りは黒崎の岡田宮でやったんだけど、写真はない」 「どうして?」 母親の話では、ぼくは幼い頃、写真を撮られるのが嫌いだったという。とにかくカメラを向け...
2023/11/16 13:06
ふわありふわり
なんだかとっても落ち着いて なんでもかんでもやれそうで 後ろを向かずに行けそうで ほんとにいいことありそうで どこへそこへと飛び出して 陰気な影をも拭い去り ふわありふわり どこへ行こう ふわありふわり なにをしよう ぼくの影は短くて 石っころにつまずいて 小春日和のお...
2023/11/15 17:00
寝不足とラジオと(中高時代編)
1, ここ数日、早く寝ている。最近は夜中に見たいテレビ番組も減ってきたし、見たい番組があっても録画して後で見ればいいから、とにかく疲れを癒やそうと、早い時間に布団に潜り込んでいるわけだ。 おかげで寝起きはいいし、体調もいいようだ。この調子でいけば、長年の寝不足疲れが取れ...
2023/11/15 13:08
ノルウェーの森
2023/11/14 17:09
ぼくとあの人
ぼくとあの人はある時期 相思相愛だったんだけど おたがいに意識しすぎて 構えすぎて、考えすぎて 縁のない人になりました ぼくとあの人はある時期 相思相愛だったんだけど それを知らずにきたので 片想いという認識を基に 今の人生は作られました ぼくとあの人はある時期 相思相愛だ...
2023/11/14 13:00
一歩一歩
過去は今日の基礎編で 今日は過去の応用編だ。 だから今日の中にある問題は 過去の中に答が隠れている。 人生はこうやって繋がっている。 今日は未来の基礎編で 未来は今日の応用編だ。 だから未来の中にある課題は 今日の中に鍵が隠れている。 人生はこうやって続いていく。
2023/11/13 17:03
生きている
神の前で宗教を必要とする ヒトが体を曲げ祈っている。 その横で宗教を不要とする ネコが体を曲げ毛繕いする。 おたがい懸命に生きている。 ヒトは安らぎを得るために 必死に神や仏を求めている。 ネコは安らぎを得るために 必死に肉や魚を求めている。 おたがい懸命に生きている。
2023/11/13 12:48
あとひと手間を加えてみたら
あとひと手間を加えてみたら すべてがうまくいくはずのに ひと手間を加えるのが面倒で なかなかそれをやらないんだ その事だって、あの事だって みなあとひと手間だったんだ きっとうまくいっていたんだ ひと手間足りない結果が今だ
2023/11/12 17:14
戦争の夢
ここちよい夢を見ている時 なんともドデカい爆発音が ここちよい夢に放り込まれ 戦争の夢になり目が覚めた 前の道路を数台のバイクが 爆音上げながら走っている。 サッサと行けばいいものを わざとゆっくり走っている。 夜中にバイクや車で暴走し 人の安眠を妨げる者に対し、 石等で攻...
2023/11/12 06:47
夕方の景色
街の景色が電球色に染まっていく 白い雲も遠くの山も川沿いの柳も 学校も鳥居も商店街も駅も電車も 原付バイクも家路に急ぐ人たちも 所狭しと止っている電線の椋鳥も 空を舞う鳩の群れも鴉も犬も猫も 何もかもが電球色に染まっていく
2023/11/11 17:23
おかえり
午後十時半のエントランス。 夜露で曇ったガラスの扉に どこかの子供が指で描いた ドラえもんの間抜けな顔が 「おかえり」と出むかえる。 疲れたぼくは何も考えずに 「ただいま」と返している。
2023/11/11 13:25
産業道路にて
前方にヘリウムガスを積んだ タンクローリーが走っている。 それを見て思ったことがある。 もしもうしろの車が追突して タンクの部分に穴が開いたら、 事故処理をする人たちは全員 例の変な声になるのだろうか。
2023/11/10 19:08
猫を見て思う
実はね、 この世の中にいる猫の多くは、 人間の生まれ変わりなんだよ。 前世に誰にへつらうでもなく 気ままに生きている猫を見て、 羨む人の願いを神様が聞入れ、 現世に猫としての生を与えた。 だからね、 猫が素知らぬ顔をしていても、 決して...
2023/11/10 13:07
成長
白髪とか禿の人を見ては その人が老化していると 決めつける人がいる。が 白髪や禿は成長であって 決して老化とは言わない 老化というのはカラダの 成長を老化と決めつける 固執した心のことをいう
2023/11/09 17:15
サクランボとキス
サクランボの茎を口で結べる人は キスがうまいんだと友人から聞き、 喫茶店に行っては、好きでもない クリームソーダを何杯もお代りし 必死に練習をしていたことがある。 そのせいで舌や顎などを痛めたり 色んな苦労をしたのだが、何とか 結べるようになった。ただそれで キスがうまくな...
2023/11/09 12:43
バナナランド
ぼくは毎日、弁当と一緒に バナナを持っていっている。 休日にスーパーに行っては 数本買い込み、その保存を それほど日の射し込まない 北寄りの部屋でやっている。 さて、毎日バナナを弁当と 一緒に持っていっているが 週のうち何日かは忙しくて 昼食をとれないことがある。 そんな日...
2023/11/08 17:00
酒の肴
二、三十代の頃は 他人のその後が気にかかり 誰がどこに勤めている 誰と誰と誰が結婚した 誰がどこに住んでいる という話題を肴に おいしい酒を飲んでいた。 四、五十代の頃も 他人のその後が気にかかり 誰が出世している 誰の子がいい大学に入った 誰が離婚した という話題を肴に ...
2023/11/08 08:55
おとこの頭痛
おとこの頭痛、 おんなの腹痛、 こどもの歯痛、 おかまの心痛。 疲労困憊、 肩こり腰痛、 あいつが痛い、 ビタミン剤。 花見て一杯、 月見て一杯、 悩みが一杯、 眠れんバイ。 茶柱立って、 フラグが立って 浮き足だって、 現実見えない。 相づち打てない、 寝返り打てない、 ...
2023/11/07 17:00
クラクション
車を運転していて怖いのは、 夜の歩行者の飛び出しだ。 子供や年寄りが飛び出すのではない。 ウォーキングに励む中年男女だ。 自分のペースを乱されるのが嫌なのか、 青になるのを待とうとしない。 これなら違反にならないと、 横断歩道の手前を歩く輩もいる。 いくら歩行者が悪くても、...
2023/11/07 06:45
立小便
道ばたで立小便なんぞをしておれば いまの世の中だと確実に通報されて 警察にしょっ引かれていくだろうな。 むかしは軽犯罪ですんでいた行為も いまはいろいろ尾ひれを付けられて 聞いたことのない罪名を付けられて 世間にその名前と顔とをさらされて 人生最大の辱めを受けることになる。...
2023/11/06 17:26
街の食堂で
街の食堂でラーメンを食っていると 三人連れのおばさんが入ってきた。 「えっ?!えっ?!えっ?!」 におうんですよ。におうんですよ。 くさいんですよ。くさいんですよ。 何がって?香水ですよ、香水。 あのにおいのきついヤツ。 いるんですよ、いるんですよ。相変わらず。 場違いなに...
2023/11/06 07:00
明日をいい日にするために
笑いながら過ごしていると 楽しく一日を過ごすことができる。 面白くない顔をして過ごしていると 面白くない一日になってしまう。 「今日はおしまい」と心に決めたら さっさと終わった方がいい。 一日を踏みとどまっていると 余計なことに巻き込まれる。 人間関係なんて考えないようにし...
2023/11/05 17:25
ライバル
ぼくが中学生の頃 親戚にクリという犬がいた。 横須賀の久里浜生まれということで その名をつけられたのだった。 お米屋さんやガス屋さんを噛みつくわ そのくせ不審者が来ても吠えないわ まったく役に立たないアホな犬だった。 ただ子作りだけは励んでいたようで 彼の死後、親戚の家の周...
2023/11/05 06:56
エスカレーター
エスカレーターのある場所は 大がかりな機械が動いている 危険極まりない場所であって、 親が「その辺で遊んでなさい」 とほったらかす場所ではない。 また監視役の爺さん婆さんが エスカレーターで遊んでいる 孫に目を細める場所でもない。 上りエスカレーターは階上に 移動するための...
2023/11/04 18:03
その後のエレベーター
一人でエレベーターに乗る。 相変わらずいろんな臭いが 狭い個室を広く覆っている。 他の階から人が乗ってくる。 個室の中の同じ臭いを嗅ぐ。 一瞬不機嫌そうな顔をする。 さりげなくぼくの顔を見る。 妙な顔をして視線をそらす。 自分じゃないと言いたいが 弁解すればあやしまれる… ...
2023/11/03 17:00
午前七時のエレベーター
午前七時のエレベーターには いろんな臭いが搭乗している 午前様が連れてきた酒の臭い 日本人に向かない香水の臭い ニンニク野郎のゲップの臭い 飼ってはならぬペットの臭い 自然界にはない柔軟剤の臭い 誰かが漏らしたおならの臭い それらが混じった微妙な臭い 午前八時のエレベーター...
2023/11/03 07:00
遅刻の女王
学生の頃に何度も遅刻していたので、人のことをとやかくは言えないけど、むかし勤めていた会社の部下の遅刻には往生しました。 別に悪意を持って遅刻しているのではない。ちょっと変わった女子ではあるが、遅刻が悪いことはわかっているし、根が素直なので注意すれば翌日は遅刻せずにやって...
2023/11/02 17:13
修学旅行
秋風の吹く晴天の富士スバルラインを バスは軽快に登っていく。 バスガイドの説明そっちのけで ぼくたちは好き勝手に歌をうたう。 誰かが『岬めぐり』を歌っている時、 窓から湖が見えてきた。 それが思い出のひとつになった。 白糸の滝で濡れながらの写真撮影。 他のクラスの記念写真...
2023/11/01 17:18
2023年11月 (1件〜100件)
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