命 1いつもどおり来ない朝があるきのうの夜までいつもどおりだったのに 2ずっと続きがあると思っていたが身近なひとの笑顔が一人ふたりと思い出箱に遺されていくと期限つきの命なのだとおもわれてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(命)
命 1いつもどおり来ない朝があるきのうの夜までいつもどおりだったのに 2ずっと続きがあると思っていたが身近なひとの笑顔が一人ふたりと思い出箱に遺されていくと期限つきの命なのだとおもわれてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(命)
罪1バラのとげとげを見ていると―罪という文字がこころに刺さってくるようだ2きよいものにふれるとわたしの汚れがわかるうつくしいものそれへの憧れがいたくなるほど胸にせまる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(罪)
こころの波昨日を悔やむのは後にしようちょっとだけ明日を憂えるのは先に延ばそうちょっとだけ過去も未来も手づかみにできないこころの波がさわぐけれどじぶんを追い詰めまい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(こころの波)
一歩いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことそれは一つだけだよそう言いながら大事なことそこへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(一歩)
親と子と⑤百日を超えた入院カーテンの中のベッドが暮らしの場―病む者と病む者を案ずる者とはちがうなまるでメールの最後にボソッと書かれた息子のいたみ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(親と子と⑤)
痩せ我慢②瘦せ我慢って結局我を自慢すること不安にも苦しみにもほんとうは耐えられないのにゲソゲソにやせた姿をひとには見せないそしてひそかにガンバッテイル自分を我慢強いとうぬぼれている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢②)
痩せ我慢痩せ我慢と言うけれどほんとうに痩せると我慢も細るようだ歩くのもテレビを見るのも愚痴をきいたり言ったりするのもくたびれる昨日なんて食事中に眠ってしまったよ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢)
踏み出す勇気いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことは一つだよそう言いながら大事なことへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(踏み出す勇気)
言葉はしゃいで高笑いしているような言葉ひしゃげてねじくれているみたいな言葉ココロをまぜっかえす言葉ことばを平然と上書きしていく言葉必要なときなのに口から出ようとしない言葉ひとを人とおもわない言葉嘘と自覚しながら慰める言葉―みんな愛から遠い言葉◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(言葉)
信じるとき信じるときわたしの胸は空っぽになる昨日まで詰め込んでいた自分がスカンと無くなってしまうそして空っぽになった胸を神さまが満タンにしてくださる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(信じるとき)
祈ることは願いは神の力を引き寄せようとすること祈りは神の懐(ふところ)へ身を投げ出すこと◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈ることは)
愛臆病者は抱きしめない◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
寄り添うって②長くは続かない幸福そんな思いがひそんでいてもいまあなたといっしょに味わうさいごは別々になるそれはわかっているでもいまあなたと一緒に祈る◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって②)
寄り添うって病んでいるあなたとの隙間それは埋まらないと知っているでも一緒にドキドキするつらさを乗り越えるのはあなたそう承知しているでも一緒にもがくもがきたい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって)
祈りうた・いのちうた(わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても、ねがい)
わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても ―誕生日にわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたが救ってくださったあの日は幻ではないわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたの御言葉を芯とする人生でよかったわたしが今日いのちの最後をむかえるとしても祈ることのできるこの暮らしはしあわせだわたしが明日も生きていられるならあなたがそばにおられるから心なだらかねがいちいさなわたしよちいさな仕事をひっそりとしよう―一人のちいさな心に種をまく匂いやかな種をまくそんな仕事を一生かけてひとつだけしよう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても、ねがい)
「争」と「静」と争いのない世界それはどんなに静かでおだやかだろう!争いをしかける理由は山ほどあるだが争いをスッパリと断つ理由それをみつける勇気知恵愛それらはどこにある?あなたの国とわたしの国その争いあなたたちのグループとわたしたちのグループその争いあなたとわたしその争い争いが絶えた世界ほほえみに満ちた世界静かな祈りがくるむ世界それはそれはまだどんなに遠い世界だろう!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「争」と「静」と)
雨1そういえば傘をささずに歩き続けたこともあったっけ2豪雨―雨合羽のうえから撃たれるような3眺めているだけで安らぐそんな日もある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(雨)
わたしがしたことに間違いありません―わたしがしたことに間違いありませんテロップが流れ声が語る罪を犯しました、心から反省していますそんな声がしおらしくそれにつづいて顔写真が映るいかにも悪いことをしそうだという顔―わたしがしたことに間違いありませんそんな言い方しそうもない顔詐欺師ひき逃げ犯泥棒殺人者みんな同じ言い方をするのかしら正座して、背筋を伸ばしてていねいに―わたしがしたことに間違いありません◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしがしたことに間違いありません)
誰でもよかった誰でもよかったと犯人がいう自分のうっ憤を晴らせるなら自分の欲望が満たせるなら自分が刑務所に入れるなら自分が死刑にされるなら―誰でもよかったきみの命も大事なんだがひとの命も大事なんだとそんなことも分からぬ者が―ダレデモヨカッタなにを傲然(ごうぜん)と言い放っているんだ!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(誰でもよかった)
「人」と「方」とひき逃げを目撃したひとが―あの方は向こうへ逃げていったというあの人はではないあいつはでもないあのヤロウはなんてとんでもなさそうそのひとはひかれた子どもに同情しているひいて逃げた者を怒っている同情と怒りを真顔で伝えようとしているだのにあの方はという―あの方は向こうへお逃げになったという口調でなぜかしらん?◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「人」と「方」と)
でも…弱虫だと認めるでも自分を卑下しない自信家だと認めるでも人を見下さない人嫌いだと認めるでも愛を求めている罪深い者だと認めるでも赦(ゆる)しを知っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(でも…)
笑い悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう。(詩編50)病人だって笑っていい病人だからこそ笑っていい病人を抱えた家族にも笑いがあっていい病人を抱えた家族だからこそ笑いがあっていい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(笑い)
神が主治医静まって、わたしこそ神であることを知れ。(詩編46)悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう。(詩編50)神が主治医である という信頼がある神なら何とかしてくださるという信頼がある医師にも期待しているその技量と経験熱意と体力それらに期待しているだが医師は知るまい検査のたび熱が出るたび細っていく患者の心を患者の顔を見るたび紫色の注射の跡が増えるたび膨らんでいく家族の不安を二十四時間病の芯を捉えてくださっている心の底まで見守ってくださっているそんな神がおられる神が主治医である神が掬(すく)いとりたもう神なら癒やしたもうという信頼がある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(神が主治医)
おかあちゃんおかあさん!とも呼ばなかったおふくろ!とも呼ばなかったママ!とも呼ばなかったおかあちゃん!と呼んだいつも、いつまでもどくだみの季節は、亡母の季節◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(おかあちゃん)
弱いわたしは弱いと言えるひとでもわたしはもろいとは言わないわたしは弱虫と言えるひとでもわたしはいくじなしとは言わないかな◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(弱い)
ほほえみほほえみって瞳がわらうんだね◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(ほほえみ)
洗濯物1ぶら下がってるだけじゃつまらなくてときどき風に揺られたりする2太陽が好きなんだけれど雨の日のお風呂場もわるくない3いい香りってほめられるともっとふんわりしたくなる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(洗濯物)
母1子どものためなら死ねると母から教わった2母への済まない気持ちってときおり噴き出してくるよ3ゴメンネもアリガトウも皆母への言葉が始まりのような◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(母)
笑う1何か月わらうときに声をだしていないかな、そういえば2喜怒哀楽―どれが君のいまの一番?◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(笑う)
いちにちの重たさこのいちにち―昼のくらさ夜のながさ病や悩みに沈んだ者のいちにち閉じこめられたようないちにちだがあなたは落ちまいとするだろう引きずられまいとするだろう心細さで肌がささくれても不安でことばが出口をなくしてもあの方がおられると思う深い傷を負ったあの方がみてくださっているとそれが慰め心のつっかえ棒だ光を宿した重たさあなたのいちにちの重たさ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(いちにちの重たさ)
寝息聞いているとなんだか安心する◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寝息)
エール―大丈夫だった?熱出なかった?病院の息子へメールを送る―大丈夫!6度台!治療明けの返信が来たそう、よかったなんだか元気が出てきた息子からエールを送られたよう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(エール)
命1いつもどおり来ない朝があるきのうの夜までいつもどおりだったのに2ずっと続きがあると思っていたが身近なひとの笑顔が一人ふたりと遺されていくと期限つきの命なのだとおもわれてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(命)
昼寝の後つい何かしら食べてしまう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(昼寝の後)
サア朝だ!サア朝だ!今日も生きてるありがとうサア朝だ!空の上まで伸びをするサア朝だ!熱も頭痛も飛んでいけユウウツも自分の一部サア朝だ!サア朝だ!祈りの扉開けに行くサア朝だ!不安のヒゲを剃り落とせサア朝だ!今日の労苦へ歯を磨くリラックス!三回言おうサア朝だ!サア朝だ!人間みんなちょぼちょぼさサア朝だ!今日も記念日いのちの日◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(サア朝だ!)
ゆるすということ善き人の顔して裁く人の罪「主の祈り」というキリスト教の祈りがある。イエス・キリストが「主」で、その主が弟子たちに教えられた祈りである。その祈りの中に、―われらに罪をおかす者をわれらがゆるすごとくわれらの罪をもゆるしたまえという祈りの言葉がある。「われらがゆるす」は、まず「わたし」がゆるす、である。仲間である「あなた」もゆるしなさい、という前に、「わたしがゆるせ」というのだ。ときおりフラッシュバックが襲い、過去のつらい思い出がよみがえることがある。親の仕打ち、友人の変わり身、上司の暴言、同僚の上目線のふるまい、医師の冷たい言葉、警官の横暴な態度、店員のぶしつけな応対など。一言でいえば「ひどい目に遭った」という思い出である。いや、正確にいえば「ひどい目に遭った、と、わたしが思った」、その思い出...祈りうた・いのちうた(ゆるすということ)
医師の順調、患者の順調2―検査しましょう、明日の午後―つづけて治療も行います夕方の呼び出しカンファレンスルームで医師が淡々と説明するどうして熱が下がらないのでしょう?この検査の値は予測の範囲でしょうか?わからない家族分かっている医師そのあいだを不安と心配の河が流れるこれでも順調ですよと 医師は慰めるほんとうに順調ですかと家族の顔はしなびていく◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(医師の順調、患者の順調2)
応えられなかった叫び仲間だけの回覧ノートにー悩んでいる、助けて!という文字が迫った仲間に心をさらけだそうと始めたノートなのにドギマギして応じられなかった 高二の私 情けない、恥ずかしい そう思ったのは卒業して数年経ち街でばったり会ったとき彼は冷ややかな目で私を見た そして無言ですれ違っていったそのときもドギマギしてお詫びもできなかった 二十歳を過ぎた私◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。 祈りうた・いのちうた(応えられなかった叫び)
イッパイがいいなイッパイがいいな わらうのも泣くのも 怒るのだって イッパイがいいな ぜんぶが自分 ぜんぶが命の愉しみ ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(イッパイがいいな)
わたしの心臓がわたしの心臓が弱っても子どものからだは良くならないわたしの心臓がタフでないと子どもの苦しみに押しつぶされてしまうわたしの心臓がなだらかになったら子どもの心に笑みがもどるかもしれぬ朝晩一喜一憂するなと子どもにいう朝昼晩一喜一憂するなとわたしの心臓に言う◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしの心臓が)
わたしの心臓はわたしの心臓は強くないいやわたしの心臓は弱っている術後の子どもの熱が下がらないいや明け方下がって夜中に上がる病院は遠くないいや集中治療室には隔たりがある医師も看護師も休んでいないいやマニュアル越えの技を繰り出しているわたしの心臓は一晩中眠れないいや心配のベルが鳴りつづけているわたしの心臓は強くないいやわたしの心臓は弱っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしの心臓は)
家族1二十四時間じゃたりないくらい思っている2なんとなく面倒なときもある3ときどき愛情をたしかめたくなる4アルバムから泣き声笑い声がきこえてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(家族)
祈りⅡ切羽詰まって叫んだことがありますか足をバタバタさせて駄々をこねたことがありますか神さま!って◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈りⅡ)
カーテンの裾風の日は桟(さん)を拭くのでいそがしい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(カーテンの裾)
死1死んだ人はもう死ぬほどつらいとは言わないだろう2生きててもしょうがない?でも死んでてもしょうがないという開き直りもあるよ3この世へ遺していく?それともこの世で棄てていく?◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(死)
能登のひと―能登のために何ができる?そう自分に問うた―これからを発信するしかないじゃないそう自分に答えた能登で生きてきたひとそして能登で家族を亡くしたひと地震から一年あまり経ち拳のいちばん底に哀しみをしまったひと◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(能登のひと)
夫婦毎日温度が変わるでも、着ている服は一緒◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(夫婦)
ボールペン弾まない◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(ボールペン)
思春期1うるさいと恋しいが渦をまいている2本当はどうしたいんだっ!と自分に怒っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(思春期)
お花見の子ども屋台をみながらときどき花を見上げる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(お花見の子ども)
肩何人も背負ってきたと思ったら大きな肩におぶわれていた◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(肩)
怒りとつぜん突き上げてくることがあるかなしみ何かの拍子に噴き上げてくることがある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(怒り、かなしみⅡ)
怒りきっとしずめられるかなかなしみとつぜん噴き上げてくることがある祈りうた・いのちうた(怒り、かなしみ)
医師の順調、患者の順調傷口が痛むとか何となく気分がわるいとかでも昨日より回復している右肩上がりの直線だ―そう患者は期待する夜中に吐いたとか、腹を下したとか熱が出たとか、癒着があったとか血糖値も血圧も高いとか震える手でメールを打つ―高い波、強い波それが患者を襲っているそれでも順調ですよと 医師はほほ笑むこれでも順調ですかと患者はドギマギする◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(医師の順調、患者の順調)
バアバとジイジ妻はいつのまにかバアバはねと自分を呼んでいるジイジと呼ばれてもなぁとわたしは無駄な抵抗をしている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(バアバとジイジ)
休息つぎの波が寄せくるまでの一瞬の間◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(休息)
送別温もりは握手した手に残ったままで◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(送別)
ここへ来ると 小さな教会に寄せてここへ来ると自然に笑いたくなるここへ来ると自然に歌いたくなるここへ来ると自然に祈りたくなるここへ来ると自然に愛したくなる春空へ賛美の声の響きあい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(ここへ来ると)
ふうふそりゃあとうふじゃないんだから角がたつことだってあろうじゃないかふうふふううを共にくぐりぬけてきたんだもの上からでも下からでもデンとかまえてるさふうふ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(ふうふ)
ストレス傷が噛みついてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(ストレス)
祈り願いは神を引き寄せること祈りは神のふところに入ること◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈り)
卒業また会おうね!といってから何十年経ったろう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(卒業)
ふとんおもっただけでふかふかになる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(ふとん)
三月小唄花弁にキラキラ花粉にクション杉はイヤイヤ桜はまだかいな◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(三月小唄)
メロンパンカリフラワーじゃないわよカリフラワーメロンパンとちがうぜ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(メロンパン、カリフラワー)
家族二十四時間じゃたりないくらい思ってる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(家族)
正義赤穂浪士はひとごろしをしたひとごろしをしたが正義とみなされた浪士は義士となったひとごろしはもてはやされた義士なる者がしたので正義であると―聖戦そういわれて浪士の鼻は高かった◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(正義)
心配心をポストへ入れる おずおずとうまく届いてくれたらーそう祈りながらだれが配ってくれたか分からなくてもいいあなたのポストがちょっと光りさえすれば◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(心配)
誕生日ーうまれてきて良かったーオトンとオカンの子で良かった弟に肝臓を分けた息子からの返信涙が出るよ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(誕生日)
愛の笑み冷たい手をしていても心はあったかいぞ愛想わらいをしている奥に冷ややかな目があるーどちらもボクのことああ、ボワッと燃え出ないかな愛の笑み◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛の笑み)
お疲れさまのうた疲れに取りつかれるにげても追いつかれるからだも心もつつかれるいっそ疲れがつかれるまでつかれて枯れるまで飯食べまい眠るまい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(お疲れさまのうた)
ご返信かつての上司―明日手術を受けるので、万が一を思ってメールしましたかつての先輩―明後日手術を受けるので、その前に会えますかそんな大事な時に思い出してもらえたなんて!―有難うございますと、正座してご返信した ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(ご返信)
共存 ―お互いに平和を保ちなさい(聖書)1じつに共存である草も花も虫も鳥もそしてミミズもみごとな共存なのであるあの星でもないその星でもないこの地球このうえでどのいきものも生きてることをよろこんでたがいに「どうぞ」とゆずりあってそれなのにニンゲンはどうだっ!2ハロウィン昼大使館の前に集まるひとプラカードを手に戦争反対!と叫ぶ夜シブヤに集まるひと仮装して愉しもう、目立とうと嬌声をあげるこのちいさな地球に住まう隣り組なのになかなか手と手をつなぎあえないわれわれの愛の手はそんなにも短いか3亜米利加つよい者たちが弱っている人を取り囲むキリストを磔(はりつけ)にした者のようにおどしたりののしったりあざわらったり―君は弱虫我々は何でもできるのです聖なるものをわきまえない者たちぬくぬくの部屋で思いを高ぶらせる正しきは金と...祈りうた・いのちうた(共存)
祈る祈ることしかできませんと言うそれでもう充分ですとこたえるふたりともその時おんなじ方を見上げている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈る)
忘れたくない時間がー2025年3月11日東日本大震災14年忘れたくない時間が忘れられない時間を追い越していこうとする笑顔になる時がすこしずつ増えていくにつれて十年の敷居をまたいだ足は二十年の旗をめざして歩いているうずくまってしまいたくなる記憶それを一枚いちまい心のアルバムに貼り収めながら◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(忘れたくない時間が)
亜米利加「荒らす憎むべき者」が、聖なる所に立つのを見たならば(新約聖書「マタイの福音書」二四章)つよい者たちが弱っている人を取り囲むキリストを磔(はりつけ)にした者のようにおどしたりののしったりあざわらったり―君は弱虫我々は何でもできるのです聖なるものをわきまえない者たちぬくぬくの部屋で思いを高ぶらせる正しきは金と武力そう言い放つ大きな口いちども祈ったことのないしぼんだ魂戦場からたどりついたヘトヘトのひとに向かって―頭を下げなさい、貢ぎ物を出しなさいそうすれば助けてやるかもしれません陸も海も地下も空も我が物にしたいのか、亜米利加◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(亜米利加)
病院は1病院はうつむいてもいいところ病院は声をだして笑わないところ病院はいのちに謙虚になるところ病院は祈りで癒やしを求めるところ2患者が廊下の真ん中を歩く患者が何時間だって座っている患者が自分より辛そうな人に心を痛める病院はそんな患者が生きている所◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(病院は)
心の皮膚信頼できるお医者笑みが浮かんでいる信頼できる看護師キビキビしている患者も患者の家族も心の皮膚で見つめている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(心の皮膚)
いいひと②いいひとは心の真ん中に笑みがあるいいひとは魂の深海に祈りがある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(いいひと②)
いいひとあの人はいいひとだね、と言う感謝をこめてそのひとはたぶん自分をいいひととは思うまいが困っている人、弱い人にためらわずに伸ばせる手そのうつくしい手を持っているひとそれがいいひと◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(いいひと)
手術のあくる日1モニター心臓が命の波を映し出す大きい小さい色色の波モニターよやつれたほっぺの髭の波も映しておくれ息する内臓のムクムクの波も映し出せ2ナース痛み順調に痛んでいますよ熱順調に出ていますよむくみ順調に腫れていますよ―手術の翌日回復は順調、ですよ3家族ガツガツ食えちゃうんだよなあ三食グルグル回しちゃうんだよなあ洗濯機ガシゴシ吸っちゃうんだよなあ掃除機フット息とめちゃうんだ植木鉢の花びら◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(手術のあくる日)
お医者様医師とか医者とかドクターとか人によって変えている呼び名十二時間の手術着で現れたそのひと思わずお医者様!と頭をさげた◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(お医者様)
手術の日―二〇二五年〇月〇日1時間時計が進んでも時間は進まない待機室からメスの音は聞こえない息子らよ血は管をちゃんと流れているか2オロオロ家族誤字脱字の頭同士がメールのやり取り新たな生命のために今の命を削る患者と看護師と医師その周りに散らばるオロオロ家族3口口が動くのでおしゃべりをしている口が動くのでおにぎりを食べている今日のまったくの青空を仰ぎながら口を動かして神さまに祈っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(手術の日)
ぬくもり ある日のこと、イエスは弟子たちと舟に乗り込み、「湖の向こう岸へ渡ろう」と言われたので、一同が船出した。渡って行く間に、イエスは眠ってしまわれた。すると突風が湖に吹きおろしてきたので、彼らは水をかぶって危険になった。そこで、みそばに寄ってきてイエスを起こし、「先生、先生、わたしたちは死にそうです」と言った。イエスは起き上がって、風と荒浪とをおしかりになると、止んでなぎになった。イエスは彼らに言われた、「あなたがたの信仰は、どこにあるのか」。(新約聖書「ルカの福音書」8章)1からだは…心配するなと言われても指の先で脈打つ動悸は止まない不安を払えと言われても足の先から冷気がよじのぼってくる―からだは心よりナイーブなのだホットミルクに蜂蜜それとゆっくりゆっくりの呼吸からだが優しい温もりを欲しがっている2...祈りうた・いのちうた(ぬくもり)
愛の河親から子へ最初のいのちが渡されたこんどは子から子へ再びのいのちがつながれるへその緒から流れ出た血よぬくもったまま愛の河となって子らの心臓を巡っておくれ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛の河)
連祷1息子たちの入院前夜に―二〇二五年〇月〇日今日が来る今日が来ることを待っていた今日が来ることを恐れていたどちらもの今日がついに来る―肝臓の移植、それがいま治療と言える唯一のことです医師はおだやかに告げた―臓器提供者(ドナー)、それが見つかりさえすれば良いのです生体肝移植―初めての診察の予期しなかった告げ知らせ―自分は受けたくない弟の拒みは強かったドナーの兄の言葉それがこころに沁み入るまで兄の愛を裏切れないそう思い至るまで―移植のほかに治療はないのだナその自答までの父母のためらい―移植手術をすることそれを医師に託そうその決断までの父母の葛藤心配が胸で弾ける不安が足の先から湧いてくる真っ暗な天井打ち続ける鼓動来て欲しかった、来て欲しくなかった息子たちの入院どちらもの日がとうとう来た2声―祈っていてください...祈りうた・いのちうた(連祷)
生体肝移植1―もう十分にしあわせだから兄は言った―弟のいのちが延びることそれもしあわせだからからだの一部を弟に提供する―健康な今だからこそできること愛という言葉をつかわずに愛を伝えた兄2―寿命を延ばしたいとおもわない弟は言った―治療せずに尽きる命ならそれでいい兄の生きたからだを裂く―でももう兄を裏切ることはできない愛という言葉をつかわずに愛を染みこませた弟◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(生体肝移植)
声―祈っていてくださいという信頼の・熱い・切なる声―祈っていますという静かな・温かな・力強い声虹を仰ぐ者同士の望みは叶うと信じる者同士の声◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(声)
その男たちは「荒らす憎むべき者」が、聖なる所に立つのを見たならば(新約聖書「マタイの福音書」二四章)そこは高くない所だのにその男たちは思いを高ぶらせているぬくまった部屋で満腹になりながら餓えた子らへ同情をしてみせるボディーガードに守られながら若者たちを戦場へと投げこんでいく正しきは金と武力そう言い放つ大きな口いちども祈ったことのないしぼんだ魂祈りうた・いのちうた(その男たちは)
「哀」と「衰」と衰えたひとは哀しむだろうか若さはじぶんから飛んでいったとわたしは老いたとだが悲哀のこころに衰弱をしのびこませるなあなたの積んできた時間それはこんなにも厚いのだ!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「哀」と「衰」と)
再生の時へⅢ悩みの日がわたしに立ち向かっている。(旧約聖書「ヨブ記」三〇章)どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。(新約聖書「マルコの福音書」四章)するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください」 (新約聖書「マルコの福音書」九章)朝緊張がとつぜん心臓から走り出したのでわたしはドキドキが止まらない肺がびっくりして一瞬息するのを忘れたほど明日入院か!そう思ったとたんの不意打ちである―ああ、ドキドキする妻がとなりでささやく朝となく昼となくああ、おんなじ気持ちなのだと思いつつわたしは強がる―なんでそんなにこわがるの?神さまが味方なんだよ―散髪へ行ってきた息子が北風のなかをくぐって帰ってくる昨日と今日と変わらない声と表情何としても生きたい!そう一度も言わ...祈りうた・いのちうた(再生の時へⅢ)
今日をあなたがたのうちのだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。(新約聖書「ルカの福音書」一二章)今日をじぶんの不安で埋める今日をじぶんの痛みで埋める今日をじぶんの不満で埋める今日をじぶんの後悔で埋める今日をじぶんの怒りで埋める今日をじぶんの悲哀で埋める今日をじぶんの心配で埋める今日をひとへの思いやりで埋めたいのに祈りうた・いのちうた(今日を)
再生の時へⅡ悩みの日がわたしに立ち向かっている。(旧約聖書「ヨブ記」三〇章)どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。(新約聖書「マルコの福音書」四章)するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください」 (新約聖書「マルコの福音書」九章)七夕の朝救急車のサイレンが医師たちの心を刺した七夕の昼止血と輸血のたたかいが始まった七夕の夕べ家族の胸が張り裂けそうになった七夕の夜腹水パンパンの患者はICUで意識朦朧(もうろう)塩分、一日六グラムを越えない生もの、食べない肝臓に負担をかけないマスクと手洗いとうがい感染症にかからないないないのこの半年、検査検査のこの半年つながった命の半年―入院期日が迫っているので打ちましょう肝炎A型、肝炎B型、肺炎球菌、帯状疱疹、RS...祈りうた・いのちうた(再生の時へⅡ)
再生の時へⅠ悩みの日がわたしに立ち向かっている。(旧約聖書「ヨブ記」三〇章)どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。(新約聖書「マルコの福音書」四章)するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください」 (新約聖書「マルコの福音書」九章)それでは、と医師が淡々と言った―手術は〇月〇日にしましょうそれまで揺れていた振り子が告げられた者たちそれぞれの胸で停まったこれからいよいよ治療が始まるという期待葛藤してきたことが現実へと変わっていくという緊張―息子さんの現在の最善の治療、それは生体移植です父母に初診の日の医師のことばがよみがえる―兄から臓器をもらうなんて受け入れられない弟が拒んできた時間―命を大事にしろ、おれは自分の意思で提供するんだから兄が説いてきた...祈りうた・いのちうた(再生の時へⅠ)
せいぜい下着は二枚せいぜい三枚靴は一足せいぜい二足本は五冊せいぜい七冊妻は一人せいぜいは無い◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(せいぜい)
頭痛歴ー頭痛持ちのうた②職歴二箇所あわせて三十六年働きました結婚歴ひとりの妻で四十一年をかぞえます信仰歴イエス・キリストお一人で四十二年の恵みです頭痛歴はい、これが実に四十九年のお付き合いなのです◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(頭痛歴ー頭痛持ちのうた②)
野菜たちの声長ネギ冷蔵庫には長すぎるぜらっきょうそうして甘酢につかりつづけていてもたまねぎまでには膨らまないにんにくの芽どうしてこんなに長いの?芽なのに野菜クズこのクズ!なんてののしられたりなどしない尻尾も皮もいのちを養ってくれたんだものじゃがいも名前を口にするだけで心がホクホクしてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(野菜たちの声)
きゃべつ③シワシワの手にシワシワの手を重ねるあのパリパリの音はもうたてられないけれど苦労もいっしょ、喜びもいっしょの時間をこのシワにたくわえてきたーおいしかったよ子や孫がそう言ってくれたらうれしいね、母さん◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(野菜たちの声きゃべつ③)
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命 1いつもどおり来ない朝があるきのうの夜までいつもどおりだったのに 2ずっと続きがあると思っていたが身近なひとの笑顔が一人ふたりと思い出箱に遺されていくと期限つきの命なのだとおもわれてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(命)
罪1バラのとげとげを見ていると―罪という文字がこころに刺さってくるようだ2きよいものにふれるとわたしの汚れがわかるうつくしいものそれへの憧れがいたくなるほど胸にせまる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(罪)
こころの波昨日を悔やむのは後にしようちょっとだけ明日を憂えるのは先に延ばそうちょっとだけ過去も未来も手づかみにできないこころの波がさわぐけれどじぶんを追い詰めまい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(こころの波)
一歩いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことそれは一つだけだよそう言いながら大事なことそこへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(一歩)
親と子と⑤百日を超えた入院カーテンの中のベッドが暮らしの場―病む者と病む者を案ずる者とはちがうなまるでメールの最後にボソッと書かれた息子のいたみ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(親と子と⑤)
痩せ我慢②瘦せ我慢って結局我を自慢すること不安にも苦しみにもほんとうは耐えられないのにゲソゲソにやせた姿をひとには見せないそしてひそかにガンバッテイル自分を我慢強いとうぬぼれている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢②)
痩せ我慢痩せ我慢と言うけれどほんとうに痩せると我慢も細るようだ歩くのもテレビを見るのも愚痴をきいたり言ったりするのもくたびれる昨日なんて食事中に眠ってしまったよ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢)
踏み出す勇気いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことは一つだよそう言いながら大事なことへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(踏み出す勇気)
言葉はしゃいで高笑いしているような言葉ひしゃげてねじくれているみたいな言葉ココロをまぜっかえす言葉ことばを平然と上書きしていく言葉必要なときなのに口から出ようとしない言葉ひとを人とおもわない言葉嘘と自覚しながら慰める言葉―みんな愛から遠い言葉◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(言葉)
信じるとき信じるときわたしの胸は空っぽになる昨日まで詰め込んでいた自分がスカンと無くなってしまうそして空っぽになった胸を神さまが満タンにしてくださる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(信じるとき)
祈ることは願いは神の力を引き寄せようとすること祈りは神の懐(ふところ)へ身を投げ出すこと◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈ることは)
愛臆病者は抱きしめない◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
寄り添うって②長くは続かない幸福そんな思いがひそんでいてもいまあなたといっしょに味わうさいごは別々になるそれはわかっているでもいまあなたと一緒に祈る◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって②)
寄り添うって病んでいるあなたとの隙間それは埋まらないと知っているでも一緒にドキドキするつらさを乗り越えるのはあなたそう承知しているでも一緒にもがくもがきたい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって)
わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても ―誕生日にわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたが救ってくださったあの日は幻ではないわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたの御言葉を芯とする人生でよかったわたしが今日いのちの最後をむかえるとしても祈ることのできるこの暮らしはしあわせだわたしが明日も生きていられるならあなたがそばにおられるから心なだらかねがいちいさなわたしよちいさな仕事をひっそりとしよう―一人のちいさな心に種をまく匂いやかな種をまくそんな仕事を一生かけてひとつだけしよう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても、ねがい)
「争」と「静」と争いのない世界それはどんなに静かでおだやかだろう!争いをしかける理由は山ほどあるだが争いをスッパリと断つ理由それをみつける勇気知恵愛それらはどこにある?あなたの国とわたしの国その争いあなたたちのグループとわたしたちのグループその争いあなたとわたしその争い争いが絶えた世界ほほえみに満ちた世界静かな祈りがくるむ世界それはそれはまだどんなに遠い世界だろう!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「争」と「静」と)
雨1そういえば傘をささずに歩き続けたこともあったっけ2豪雨―雨合羽のうえから撃たれるような3眺めているだけで安らぐそんな日もある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(雨)
わたしがしたことに間違いありません―わたしがしたことに間違いありませんテロップが流れ声が語る罪を犯しました、心から反省していますそんな声がしおらしくそれにつづいて顔写真が映るいかにも悪いことをしそうだという顔―わたしがしたことに間違いありませんそんな言い方しそうもない顔詐欺師ひき逃げ犯泥棒殺人者みんな同じ言い方をするのかしら正座して、背筋を伸ばしてていねいに―わたしがしたことに間違いありません◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしがしたことに間違いありません)
誰でもよかった誰でもよかったと犯人がいう自分のうっ憤を晴らせるなら自分の欲望が満たせるなら自分が刑務所に入れるなら自分が死刑にされるなら―誰でもよかったきみの命も大事なんだがひとの命も大事なんだとそんなことも分からぬ者が―ダレデモヨカッタなにを傲然(ごうぜん)と言い放っているんだ!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(誰でもよかった)
「人」と「方」とひき逃げを目撃したひとが―あの方は向こうへ逃げていったというあの人はではないあいつはでもないあのヤロウはなんてとんでもなさそうそのひとはひかれた子どもに同情しているひいて逃げた者を怒っている同情と怒りを真顔で伝えようとしているだのにあの方はという―あの方は向こうへお逃げになったという口調でなぜかしらん?◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「人」と「方」と)
良い加減②1おせっかい「相手に良かれ」と思いこむ―これがクセモノ「オレだったらこうする、ワタシならこうしてほしい」が口癖目先のことに入れ込む、全体は見えないというより見ないうまく行かないとなぜか勝手に腹をたてる2善魔「思いやりは必ず通じる」と信じている―これがクセモノいつのまにか押しつけになっているのに気づかないいや、気づけない自分のペースで進めたがり迷惑がられてションボリ善人ってけっこう手に負えませぬ祈りうた(信仰くねくね良い加減②)
良い加減1重箱の隅ひとさまの重箱は隅に目が行きがちなのでついついつつきたくなってしまうでもいい加減は良い加減―そうおっしゃるひとたちが多そうで2思いやり思いやりもときどき重い槍になって大事なひと傷つけてしまうそんなことがあるんだなあ●いつも、ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね良い加減)
うわべ1女性の校長障がいのある生徒に差別的発言をしたそれは女性の校長である!とんでもない差別と指弾したいニュースだが―それは校長とは言わなかった2誰が言うかだよ入社したての頃―要するに何を言うかではなく誰が言うか、だよ上司からそう言って提案書を突き返された数年後あゝ、同じセリフを後輩に吐いてしまった!3星の王子さま立派な服に着替えたら学説が認められた―という『星の王子さま』のお話ジャンパーで入室したら塾生に嗤われた過去と重なるうわべだけで測るのはニンゲンだけだなあ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくねうわべ)
ちいさな幸不幸1靴下を履く片足立ちで靴下を履く昨日はよろけた―ガックリ今日はよろけなかった―ヤッタネ爺さんのちいさなしあわせ2切れ切れの夢夜中のトイレの回数が減ったら夢がもっと長く見られるのに!起きるたんびに切れ切れの夢になるので朝毛布がぐちゃぐちゃになっている●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこちいさな幸不幸)
まだまだ九十歳1九十歳は十九歳テレビで出会ったおばあちゃん―九十を早口でくり返すと十九になるのよ!おお、生きてることを満喫しているひと次の世界へのパスポート写真はきっと笑顔だ2九十二歳の新聞記者いのちの続くかぎり地域へ入り良いところを見つけてこの地域新聞で伝えたい人の悪口は書かない人をけっして傷つけないわたしは筆が鈍ったらインタイする!●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこまだまだ九十歳)
良くなりたいかその後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。エルサレムには羊の門の傍らに、ヘブライ語で「ベトザタ」と呼ばれる池があり、そこには五つの回廊があった。この回廊には、病気の人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが、大勢横たわっていた。 さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。病人は答えた。「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。(新約聖書「ヨハネの...祈りうた(聖句つれづれ良くなりたいか)
「抗」と「杭」と詩人・峠三吉の詩集「原爆詩集」に「序」という作品がある。広島市の平和公園に小さな石碑があり、そこにも刻まれている。序峠三吉ちちをかえせははをかえせとしよりをかえせこどもをかえせわたしをかえせわたしにつながるにんげんをかえせにんげんのにんげんのよのあるかぎりくずれぬへいわをへいわをかえせ「抗」と「杭」と崩されてしまうかもしれないいま杭(くい)をうたないと奪われてしまうかもしれないいま流れに抗(あらが)わないとあの時代のようにあの国のようにあの民族のようにあのひとたちのように―なにが?赤ちゃんが大声で泣ける自由が病気のひとが安心して養生できる平和が孤独な老人や障がいのあるひとが語り合える愛が若者たちが笑いあいながらうたえる希望が●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(本に導かれて峠三吉「原爆詩集」)
介護の悔悟1母介護の悔悟―もうくたびれた、限界だ病室の外でうずくまった中では母が苦しみでうめいていた告知されてあれあれという間に手術となって転院先でもあれあれという間に悪化して待ったなしの子育て遠い職場もっと遠い病院―妻もわたしも倒れそうそんな弱気におそわれて2妻介護の悔悟―怖い病気だったらどうしよう妻が弱音を吐くだいじょうぶ、かならず良い結果が出るから私は声を強く出す内心ビクビクのわたしのくせに病気の知識はそれほどなくていいという妻医師に質問できるくらいは知りたいというわたしストレスのキャッチボールは球がそれてばかり神はみんなご存知―そんな安心の雲にのりたい★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね介護の悔悟)
悩んでもいいんだまことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇二十四節、新改訳聖書)あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(新約聖書「マタイの福音書」六章三十四節、新改訳聖書)1くよくよしたいんだからくよくよすればいいさそのうち何でこんなことで?と自分に呆れるかもしれないでもずっとグズラグズラしてるかもしれない悩むってけっこうくたびれるから風邪、ひかないでね2あれはどうなる?これはどうしよう?と黒い種をほじくり出すちょっとした言葉で傷つくちいさなしくじりで委縮するだから悩む人は始終うつむいている、「考える人」みたいにだがヒトが壁の如...祈りうた(聖書つれづれ悩んでもいいんだ)
包丁1やめてくださいと包丁が懇願する鉄砲や刀と同じにしないでくださいわたしをわたしらしく使ってくださいわたしは決してヒトゴロシの道具などではありません2包丁は命じる―玉ねぎやにんじんを切りなさい包丁は命じる―鶏肉やマグロを切りなさい包丁は命じる―りんごの皮をむきなさいヒトを刺しなさい―そんなこと包丁は命じない●ご訪問ありがとうございます。包丁を用いた殺傷事件が続いています。胸がいたみます。祈りうた(信仰くねくね包丁)
いじめのミのむし21腹に巣くったムシが君の口からでて噛みつきたがっているヨワムシがもっと弱い虫をねらっているのだおっきく強い虫に歯向かうそんなキバはもってないので2捨て身になれたら自由になれるかもしれないニクシミもサゲスミもサカウラミも脱皮できるかもしれない―そんなノゾミをいだけないかなミノムシカミのでっかい手のひらにのってさ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(信仰くねくねいじめのミのむし2)
誕生日1六歳になるんだよ!あと一週間なんだよ!―孫娘が電話口ではずんでいるそうか、誕生日ってゴムまりみたいにはずむんだ!2ぼくのはじめての記憶は五歳の夜チチとハハの別れ話を寝床できいた夜その後、誕生日は何度もきたけれど弾んだ記憶はないみたい3息子の誕生日におよめさんがいった―夫のお父さんになった日おめでとうございます!誕生日が二度きたようで胸がちょっとふくらんだ4大地震のその日に亡くなったひとがいる大地震のその日に生まれたひともいるどちらも愛(いと)おしいどちらもかみさまの手のひらにくるまれた命誕生日はよろこびで満たしたい日だにっぽんが激しく揺れた日に生まれたひとよきみはうつむかないで胸張って生きるだろう一杯愛され、いっぱい愛し命に感謝して生きていくだろう明日へ5ずっと前のこと近くに住んでいるぼくを母が訪...祈りうた(信仰くねくね誕生日)
微笑み2しあわせはマスクからこぼれる微笑みだからあなたの笑顔の呼び鈴をぼくは押そうわたしたちのまだ縮こまった胸それを明日への希望でふくらませないかせかいは明けていないからこそ灯がほしいわたしたちの微笑みの灯りが祈りうた(しあわせの歌微笑み2)
生産者さん、ありがとう!お客さんはシェフの私をほめてくれるが私の仕事は農作物や肉や魚があってこそのもの―私は生産者さんをほめます彼らのおかげで私は料理が作れるのですありがとう!祈りうた(信仰くねくね生産者さん、ありがとう!)
微笑みしあわせはあなたが微笑むときから始まるのかもしれぬあなたがあなた自身に微笑むそう、そこからわるいことも悪いひとも絶えないだろうけれどせなかにそっとあててくれる手のひらの温もりを持ってる人はきっといる★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(しあわせの歌微笑み)
跡へやの白い壁にムシの跡がのこっている黒っぽい跡、赤黒い跡わたしが襲う前には生きていた印広島の原爆資料館で見た灰黒色の跡石段に残った跡原爆が襲う前にはニンゲンが生きていた証★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね跡)
距離ーふうふ②1フ・ウフッだけでもないフウー・フだけでもないふうふ上から読んでも下から読んでもねフとフのあいだには神さまの伸ばした両腕2うれしいときはピッタリ隣つらいときならなおピッタリ隣フウーとかフン!とかウフフとか吐き合いながら最期まで一体型★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね距離ーふうふ②)
距離―病んだひとと①1介護の悔悟夜中大ばあちゃんを追い詰めた「来るわけないよ、夜の騎士(ナイト)なんて」説得しようとかえって頭の中を引っかき回した2そのとき大ばあちゃんは確信していたのだ夜になるときっと騎士(ナイト)が迎えに来てくれると無知な者たちは考えた―認知機能のサッカクは正さないといけない!家族が取り囲んでその夢を砕いてしまったもっともらしいことばで★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね距離ー病んだひとと①)
距離ーふうふ①1上から読んでも下から読んでもふうふウフフは新婚ふうふフウーは熟年ふうふ絹ごしどうふばかりじゃないよねふうふ2夫婦と書いてメオト夫婦茶碗をもらい夫婦箸をもらった一対も一組もようやくサマになってきた金婚式まで続けたいよ夫婦ゲンカと夫婦漫才★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね距離ーふうふ①)
誕生日31―毎日が誕生日だよ、すてきだねえ映画が届けてくれたことば毎日世界のどこかで産声があがり毎日世界のだれかが拍手で迎えられている2皮肉屋のこころはこんなことばも感じてしまう―毎日がお葬式だよ、かなしいねえ世界のどこかで息が止まり世界のだれかの胸がしめつけられる毎日3世界のどこかでたった一人でも不幸の衣に身をおおわれたひとそのひとには誕生日は苦い日だ―傷ついた誕生日だよ、さびしいねえ★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね誕生日3)