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  • あの夏を数えて

    社会人になって何度目の夏だろうきみの居場所もいつからか分からなくなって“転居先不明”舞い戻ってきたハガキは今でも大切にしまってあるよ遠い記憶 あの日の放課後長い廊下 つきあたりの窓ふたりで肩並べて 夕焼け空みてたね跡切れ跡切の会話がもどかしくてグラウンドから聞こえる運動部のかけ声に耳を澄ましているだけだったきっと もう あの時ぼくの想いには気づいていたんだろ?ほんの少しの言葉の切れ目でキスをくれよう...

  • 青い線香花火

    大人になってから線香花火を見ることもやることもなくなった指先の加減で長く灯すも消すも自分次第なんだかそれが今の僕の恋と似ているとふと思った恋人がいる君を一方的に僕は想ってるそんな君が大切な親友だから少し複雑なんだけれど僕とふたりきりでいるとき恋人にもみせない顔を見せてくれてると信じたい寂しいけれどそんなささいな意地で僕はこの片想いの優越感に浸れている誰も悪くないってことくらいよくわかってるよ僕も君...

  • 雨に咲く花

    雨だけが音立てて降っているよ目の前で回る 青い傘雨粒が 滑り落ちて見え隠れする楽しそうな あの子の口元と横で笑う彼の輪郭やっぱり そうだね不自然だね自分が ここにいることあの子から飛んだ 雨の雫が彼の服に 染みこむことさえこの心を 刺していくかたちのない針空から見れば逆三角形に咲いてる 3つの花雨だけが音立てて降っていたよ雨だけが音立てて降っていたよもし あした 晴れたとしても心から 笑えないきっ...

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