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2022/04/20

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  • 曙関の死去

    元横綱の曙が亡くなった。若貴のライバルというよりも敵役としての扱いが多く、やもすると悪役的役割を担わされた感がある。まぁ日本人ではありえない異形の肉体だけに、下手すりゃ怪獣扱い。でも根は非常に真面目で、自分なりの相撲の確立に試行錯誤したが故に横綱まで上り詰めたと思います。それでも上半身の強さに頼り過ぎた。あの長い手から突き出される突っ張りは、巨漢の大乃国ですら土俵外へ吹っ飛ばす。しかし、下半身が細く、重量感のある上半身を支えるのには足りなかった。結果的に膝を壊しての引退であるから残念だ。膝を壊した格闘家は無残の一言に尽きる。しかも両足の膝だけに格闘技への挑戦は無理過ぎた。だからこそプロレスのほうが才能を活かせた。それでも自分なりのプロレスを身に着けるのには苦労している。相撲引退後の曙は、負け試合が続いたの...曙関の死去

  • ピアノコンクール

    TVゲームというかコンピューターゲームには効果音だけでなく、ゲームミュージックと呼ばれる音楽が必要不可欠である。多分、世界で一番有名なゲームミュージックは、スーパーマリオブラザーズのあの「タラッタラッタ、タン!♪」だと思う。実際、ゲームミュージックがないと、ゲームは酷く間の抜けたものとなる。私は学生の頃からシューティングゲームが好きであった。これもゲームミュージックが良くないと、ひどく退屈なものとなってしまう。だからゲーム制作会社はゲームのシステムプログラミングや画像と同じくらい音楽に重点を置く。有名なのは「ドラゴン・クエスト」のすぎやまこういち、「スーパーマリオ」の近藤浩治、「ファイナルファンタジー」の植松伸夫、「モンスターハンター」の小宮山優子と多彩な人材がゲームミュージックを作曲している。他にも多数...ピアノコンクール

  • 軍事的指揮権

    見栄を張りなさるな、林さん。先だって林官房長官が日米首脳会談に先立って、戦時の自衛隊の指揮権は日本政府にあり、アメリカの指揮下に入る訳ではないと発言した。馬鹿なの?馬鹿なのか。日本は政治的には独立国である。しかし、太平洋戦争でアメリカに敗北し、アメリカに支配されて以来、軍事的には従属下にある。だいたい、首都を外国の駐留基地に包囲されていて、なにが独立かといいたくなる。航空機の航路に関しても、米軍基地を大きく迂回するかたちでしか認められず、首都でありながら大回りしないと成田も羽田も離発着が出来ない。日本の軍隊は、備蓄兵器(銃弾、砲弾、火薬等)についても10日分最大でも2週間分しか用意しておらず、米軍からの補給待ちを基本とした防衛体制を長年やってきている。戦闘機やイージス艦に搭載された敵味方識別装置はアメリカ...軍事的指揮権

  • そしてミランダを殺す ピーター・スワンソン

    表題の書を読み始めたのは、なんと3月初旬である。文庫本一冊読むのに、これだけ日数をかけたのは初めてだ。理由は明白で体力の低下である。「ヌマンタの書斎」などと銘打ってはいるが、私の読書の場所の大半は通勤電車の中である。ラノベや漫画だと寝床で横たわって読むが、本格的な小説は電車の中で読む。ところが心臓の機能の低下が著しく、今年に入ってようやく健常値の4割強である。しかも通勤電車は座っていくことを心がけているため、本の頁を開くよりも、目を閉じて半睡状態であることが多くなってしまった。おそらく近年痛感していた加齢による体力低下も災いしていると思う。だからつまらないと判じた本はさっさと諦める。しかし、この本は面白かった。いや、体力のある頃ならば徹夜して読むだけの面白さがあると思う。残念ながら私は寝床で熟睡することを...そしてミランダを殺すピーター・スワンソン

  • 太陽光パネル

    やはり父に倣うのか。そう言わざるを得ないのが、慰安婦問題などで半島に媚び売った河野洋平の息子である河野太郎である。登場した当初こそ、父を反面教師とした硬骨の政治家を装っていたが、次第に化けの皮が剝がれてきた。デジタル化などで官僚を叱咤して強硬な一面を見せていたが、その裏で北京政府に餌付けされていた臭いが漂ってきた。伊豆の崩落事故をはじめ、日本各地に作られた太陽光パネルによる発電施設だが、その大半が中華製の太陽光パネルである。とにかく値段が安いので、国産を追いやり、半島産を追い詰め、ほぼ独占状態である。もちろん補助金絡みなので、当然に役人も関わってくるが、その背後にいた政治家の一人がどうやら河野太郎であるようだ。シナに媚び売ることが日本の平和につながると信じているおバカな政治家は野党に多いが、自民党にも実は...太陽光パネル

  • 高橋陽一の引退

    高橋陽一先生が引退を宣した。こう書いてもピンとこないと思うが、「キャプテン翼」の作者だと書けば分かりやすいと思う。漫画家の引退宣言って、わりと珍しいと思う。よほど知名度があるか、話題性のある漫画家でないと、例え引退を口にしてもニュースになることは稀だ。どうも締め切りに追われる漫画創作が次第にきつくなってきたようで、短編読み切りぐらいなら復活しそうだ。サッカー漫画である「キャプテン翼」を知らない人はいないと思うが、実は世界的な知名度は、日本の漫画家でもトップクラスだ。自衛隊がアフリカのソマリアへPKO活動で駐留した際、トラックに翼君のイラストを描いた。現地民にサッカーが人気だと知り、高橋陽一先生の了解を得てのことだ。おかげで現地の子供たちが自衛隊の車両を追い掛け回すほど注目を浴びた。現地で暗躍するテロ組織が...高橋陽一の引退

  • 小さな綻び

    少し気になる情報だ。半島の刈り上げデブ君だが、どうも言っちゃいけないことを言ってしまったらしい。金王朝の創業者である金日成も、その二代目である金正日も、南コリアのことを決して敵とはみなさなかった。あくまでアメリカ帝国主義者の圧政に喘ぐ同じ民族の同胞であり、統一とは民族の団結に他ならなかった。しかし、刈り上げデブ君は、今年に入ってから遂に言ってしまった。「南の政権は敵である」と。私ら外部の人間からすれば、当然の現状認識であり、今まで同胞として敵ではないと看做しているほうが不自然であった。しかし、北の国では違う。金王朝を支える平壌に住む特権層にとって、金日成、金正日は神聖な存在であり、その発言は北の支配層にとっても順守すべき聖なる言葉である。それをいくら孫とはいえ否定してしまったのである。もちろん公に反発がさ...小さな綻び

  • 紅麹

    昔、いじわる婆さんという漫画があったが、人は年を取ると案外と意地悪になるらしい。現在、ニュースとなっているのが小林製薬が製造した紅麹を原材料としたサプリメント等の健康被害だ。小林製薬?はて、どっかで聞いた名前だと思ったらブルーレットなどのトイレ用品などで有名な会社だった。サプリメントの販売もやっていたのだと改めて思いだした。そのサプリメントの一部に怪しい物質が混入したらしく、既報の死者だけで5人。腎臓に障害が生じて入院した患者だけで数百人という健康被害が出ている。しかも、この危ない紅麹を原材料として製造された商品などは多岐にわたることが分かり、軽いパニックを引き起こしている。問題は、この危ない紅麹を製造した工場設備は、既に大阪市内から和歌山へ移転済みで、原因の調査が困難になっていることだ。その報道を見た時...紅麹

  • 円安は続く

    嫌な予測だが、まだまだ当分は円安は続くと思う。先週、財務省やら日銀やらのお偉いさんが、投機的な円安誘導は許さないなどとほざいていたが、相変わらず責任回避が上手い人たちである。その国の発効通貨の評価は、その国の経済状況だけでなく政治的安定度、軍事的安定度などが複雑に絡み合って決まる。もっとも投資家の対象となる一定の先進国の通貨だと、投資の有効度なども評価の対象となる。現在、一ドル150円台に入っている日本円だが、これは三十数年ぶりの円安であり、ぶっちゃけ日本の評価の低さでもある。先に結論から言えば、岸田政権の間は決して円高基調にはなれないと思う。多少の変動の枠内でも140円台後半に入れば御の字だと思う。これは岸田首相一人の責任ではなく、むしろ変化を厭う日本国民全体の意向を汲んだ円安だと私は考える。平成のバブ...円安は続く

  • 薬屋のひとりごと第13巻 原作・日向夏 作画・猫クラゲ

    頭痛は怖い。20年以上前のことだが、昼食後のんびりと資料を読み漁っていると電話がなった。受話器を取ると、いきなり「なんで来ないんだぁ~」と怒鳴られた。ディスプレイに映った番号からすると、クライアントの社長さんだと分かる。はて、訪問日は月末のはずで、月初の今日には予定は入っていない。それにいきなり怒鳴りつけるような人でもなかった。妙に思い夕刻、訪問すると伝えてから、所長に相談すると首を傾げながら私も同行するという。夕刻、二人で訪問するとニコニコと出迎えてくれる。適当に雑談し、その最中に所長が「社長さん、最近頭痛がヒドクなったりしてないかい」と訊くと、「さすが、先生。よく分かりましたね」と嬉しそうに頭痛の辛さを語ってくれる。その間、私は打合せ通り自宅に伺い奥様にいくつか質問をすると、予想通りの返答が得られた。...薬屋のひとりごと第13巻原作・日向夏作画・猫クラゲ

  • 風邪

    昨夜、小雨に濡れて体を冷やしたせいで風邪です。一日寝てます。風邪

  • 定額減税に思うこと

    愚者は同じ誤りを繰り返す。令和6年6月より岸田内閣の肝いりの景気対策として定額減税が施行されます。所得税が一人3万円、住民税1万円で月々の給与から控除される形式で実施されます。要は煩雑な事務手続きは民間任せ。役所の負担が少ない、お手軽減税制度です。私は当初、この減税策の資料を読んだ際、思わず「低額減税か?」とぼやいたくらいしみったれた景気浮揚策です。大体想像つくと思いますが、この定額減税の導入で景気が浮揚することはまずないでしょう。岸田政権というか財務省のケチぶりが鼻につきますが、敢えて書きますと新聞やTVの無能ぶりも腹が立ちます。どうせマスコミ各社の出世コースである霞が関の官庁担当の記者主導の政府広報記事でしょうから、批判的な内容など書けないのは承知しています。でも、せめて論評くらい出せと言いたくなりま...定額減税に思うこと

  • 自覚なし

    自分が正しいと決めつけると失敗を反省することが出来なくなる。現在、自民党のパーティー券収入のキックバックの政治資金収支報告書未記載の件で野党が猛々しい。近年自民党内の最大派閥であった安倍派を叩き潰さんと頑張る野党はともかく、それに便乗して自民党内での主導権を握ろうと暗躍する岸田政権の共闘の側面もある。私は野党の役割は自民党に対する牽制役だと割り切っているので、増長著しい自民党をしっかりと叩いて欲しいと思っている。でも次の選挙で野党に票を投じることはない。それは断言出来る。野党の先生方は、正義の味方面をして与党を叩いていれば有権者は自分たちを支持してくれると思い込んでいる。私の知る限り、1970年代からずっと変わらない。いや、変われないのだろう。万年野党ではあるが、かつて与党の座に就いたことはある。日本新党...自覚なし

  • 小公女セーラ

    ほぼトラウマになりかけた衝撃作。原作は子供の頃に児童向けに抄訳されたものを読んでいたので、最後はハッピーエンドだと知っていた。この作品のアニメ化は私が大学生の頃であり、当時はアニメどころかTVさえあまり視ていなかった。私が関心があったのは、当時お気に入りであったシンガーの下成さと子がオープニングソングを歌っていたからだ。軽い気持ちでTVアニメを視たのだが、丁度ヒロインがお嬢様から下女に転落した時分の回であったため、高慢そうな元クラスメイトからの虐めの場面に泡食った。学生の虐めは、男性より女性のほうがえぐいと知ってはいたが、これは衝撃的だった。世界名作劇場のアニメでは多分初めてといってよいほどに陰惨な場面が続いた。目を逸らしたくなるほどの虐めの場面に目が離せなくなってしまったほどだ。まぁ最後はハッピーエンド...小公女セーラ

  • デューン2

    観たいような、観たくないような気分。戦後の日本にSF小説を根付かせようと意気込んで刊行されたのが、早川書房のSFシリーズであった。戦前は空想科学小説とされたが、子供向けの読み物だと看做され、あまり高く評価されていなかった。だからこそ早川書房の心意気は、SFファンに広く歓迎された。創元推理文庫も追随したが、SFマガジンという雑誌を刊行し、安い文庫本には人気のある漫画家に挿絵を依頼してSF文庫は本屋の書棚に並んだ。たかが挿絵と言うなかれ。正直に云えば、私がはじめて読んだスペースオペラはバロウズの「火星のプリンセス」だが、きっかけは武部画伯の表紙絵であった。当時の早川SF文庫には、SF未体験の読者をひきつけるため挿絵、表紙画にも力を入れていた。なかでも漫画家を登用したのは素晴らしいアイディアであった。松本零士や...デューン2

  • スパイ対策

    戦前の方がずっとマシであった。実はここにこそスパイ天国の土壌がある。戦前、スパイを取り締まる警察として「特高警察」があった。尋問に名を借りた拷問で悪名高い組織である。日本では特に共産党系のスパイが、この特高警察により残酷な取り締まりを受けた。これは事実だと思う。戦後GHQが特高警察を解体したのだが、多くの職員が公安警察へと転籍になった。しかし、戦後は共産党の躍進が強く、公安警察は人員、予算とも大きく制限され、かつ大衆の反感も強く煽られていたために冷戦が本格化してもなお、その強化が図られることはなかった。おかげでスパイ天国と日本はなった。自民党内には、これを危惧する声は小さくはなかった。しかし、左派系が強い映画業界やTV局などは、反戦映画のなかに特高警察を戦前の悪の象徴的な存在として活用したため、本来担って...スパイ対策

  • お休み

    本日、病院巡りのためお休みします。検査のための空腹がつらいなあお休み

  • 北朝鮮戦の中止

    本来、今日26日はサッカー・ワールドカップ大会アジア二次予選の大一番、アウェイでの北朝鮮戦であった。しかし北朝鮮側から中止通知があり、代替地の提案もなく、このまま没収試合となり規定により3-0での日本の不戦勝となり残り二試合を残しての予選突破で次の最終予選入りとなる。ちなみに北の言い分では、日本国内に致死率30%の疫病が流行中なので、防疫上の観点からの試合中止らしい。だったら代替地が選ばれるはず。少なくとも女子サッカーはサウジで試合を行っていた。では、何故に男子は代替地開催がないのか。日本嫌いで知られるAFC(アジアサッカー連盟)はノーコメントだし、FIFAに至っては規定通りの没収試合で済ませる意向のようだ。40年以上、サッカーを観てきた私も初めての事態だ。私なりにいじわるな推測をしてみようと思う。1損得...北朝鮮戦の中止

  • 青春少年マガジン 小林まこと

    現在、少年漫画を描く作家の半数以上が女性である。いや、デビューするだけなら男性漫画家もかなりいる。だが10年以上続かない。続けて描けているのは女性に多い。私はその原因の一つに精神的な逞しさにあると考えている。これは漫画に限らないが、創作の世界は厳しい。ゼロから価値ある作品を作り上げるのは精神的なスタミナが必要不可欠だ。私は白い画用紙を前にして半日なにも描けずに煩悶した経験がある。本来、絵を描くのが大好きな子供だった。ノートだけでなく教科書にも悪戯書きをやたらめったら描き散らかす悪童でもあった。しばしば先生に叱られたものである。でも描くのを止めることは出来なかった。山を登っていた頃は、写真だけでなく空いた時間があればスケッチブックに風景を描くことを楽しみにしていた。限られた時間で白いスケッチブックに描くのは...青春少年マガジン小林まこと

  • 本能寺の変427年目の真実 明智憲三郎

    歴史の謎ときは面白い。ただし、現実社会を俯瞰すれば、案外と歴史を動かした大事件は面白くもない真相であることが珍しくない。21世紀に入ってからだが、にわかに本能寺の変が歴史好きの間で話題に上がることが増えた。その一因となったのが表題の書である。明智光秀の子孫を名乗る著者は、光秀の裏切りは背後に家康と秀吉の二人の策謀があったからこそだと新説を唱えたのです。現在では歴史の専門家の多くが、この新説に否定的となっていますが、当時はけっこう話題となりました。一応確認しておくと、未だに本能寺の変の真相は明らかではなく、それゆえに新たな真相説が浮かび上がりはするものの、これが真実だとする証拠は一切ありません。表題の書に関して云えば、私は当初から疑っておりました。家康の関して云えば、桶狭間の戦いの後、清州にて同盟が結ばれて...本能寺の変427年目の真実明智憲三郎

  • 大谷の結婚報道

    報道したくない自由はマスコミ様の特権だ。確定申告で多忙だったが、それでもメジャーリーガーの大谷選手の結婚報告には目を止めざるを得なかった。流し読みなので、すべてを把握している訳ではないが、やはり大谷もマスコミが嫌いなのだと思った。うろ覚えだが、配偶者の名を言わない大谷に対して、日本人記者が何故なのかと問うと、「あなた方にプライベートを乱されますから」と笑顔で答えて記者たちを苦笑させていた。私には大谷の笑顔が作り笑いに思えて仕方なかった。大谷が頭の良い人であることは、彼の高校時代の生活習慣などからも伺える。目標を高く設定し、それを実現するための地道な努力を惜しまず、決して現状で満足せずに一歩でも先に行く試行錯誤を厭わない。早くから英会話の習得に努め、スペイン語すら片言で話せるようになりメジャーの選手たちとの...大谷の結婚報道

  • 終電

    慣れというものは恐ろしい。毎年3月15日は所得税の確定申告期限。業界の常識として、なにがなんでも期限内申告を厳守、それが常識であった。例外は天災、すなわち東日本大震災の時で、この時は税務署も閉庁してしまったので、期限は延長された。ところが、この天災を上回る事態が生じた、それがコロナ禍であった。なにせ自宅待機が奨励され、街から人の姿が消えた。当然に税務署も閉まっている。当然に申告期限も延長された。延長申請だけで期限が伸びるのだから、実に手軽なものだった。おかげで緊張感が薄れた。かつては徹夜してでも15日までに申告を終わらせる気迫があった。それが3年間のコロナ禍で失われた。これは拙いとの意識は相当にあり、私の事務所でも今回は例年以上に気合を入れて業務に打ち込んだ。そのはずだった。まさか主力の一人のベテランスタ...終電

  • お休み

    本日、確定申告最終日につきお休みします。お休み

  • 派閥はなくならない。

    民主主義国家である以上、そして議会制民主主義をとる以上、絶対に派閥はなくならない。民主主義の要諦を一言で云えば、それは数は力であろう。仮に100の議席があったとしたら過半数である51議席をとれば、政権が取れるのが議会制民主主義だ。だが現実にはその51議席のうち26議席を支配すれば、事実上政権運営は出来る。26議席を支配し、他の25議席を巧みに操る政治力があれば、議会を制することが出来る。そのための重要な手段が派閥である。人々は政治力の強い派閥を支持することで、自分も権力のおこぼれに預かろうとする。そのための政治献金であるのだから、強い派閥に金が集まるのは必然だ。分かりやすく説明するため、簡単に書いたが、要は過半数を握る必要はなく、比較多数の内側で支配力を発揮すれば政治の頂点になれるわけだ。いくら自身が正し...派閥はなくならない。

  • メガバンク初の女性役員誕生

    21世紀の日本の産業界を鑑みると、一番ダメなのは銀行、特にメガバンクだと思う。20世紀後半、敗戦の日本を経済中心に建て直した貢献を無視している訳ではない。だが、あれは霞が関主導の経済再建路線であり、旧・大蔵省に手取り足取り支えてもらっての貢献であったと今にして思う。でも、私は経済の現場を税務の面から診てきて、銀行の活躍が企業の活動の底を支えていたと信じている。クライアントの中小企業の下へ税務署の調査官がやってくるよりも目利きの銀行員が来るほうが私は緊張したものだ。倉庫に放置された在庫の原料に積もった埃を指摘された時なんて、文字通り肝が冷えたものだ。不良在庫がばれちまった。税務署の調査官でさえ気が付かなかったのに、ベテランの銀行員の目は誤魔化せなかった。結局、不良在庫の洗い直しを提出することを条件に融資の許...メガバンク初の女性役員誕生

  • 鳥山明の訃報

    デフォルメの天才、それが私にとっての鳥山明だった。子供の頃から絵を描くのが大好きだった。小学生の頃は世田谷区の区展に入選したことも何度かある。才能がなかった訳ではないが、既に小学6年生の頃には限界を感じていた。自分の才能のなさを人のせいにはしたくないが、好き勝手に描いていただけ。先生はもちろん、絵描きの方に教わった経験は皆無だった。ただ見よう見真似で描いていただけだから、壁にぶつかるとどうしようもなくなってしまった。とりわけ中学生の頃からSF小説にはまると、誇張したり意図的に拡大したりする絵を描きたいと思うようになった。ところがこれが難しい。特に縮小させるのが難しい。単にサイズを小さくすれば良い訳ではないことにはすぐに気が付いた。もっというと縮尺を測って数理的に縮尺しただけでは絵として不十分。特徴を捉えて...鳥山明の訃報

  • 玉ねぎスープ

    年々ナマケグマになっていく気がする。この時期は仕事柄非常に忙しい。帰宅するのも10時を過ぎることも珍しくない。外食で済ませてもいいが、やはりカロリーや塩分が気になる。さりとて自宅で手の込んだ料理を作る余裕はない。そんな時こそナマケグマ根性を発揮して、手抜き料理を作り出す。その一つが玉ねぎスープだ。一人分なので、割と手早くできるのが良いところ。作り方は簡単だ。玉ねぎを半分に切って皮を向き、味が染み込み易いように十字に切れ目をいれておく。鍋に玉ねぎを並べて、ひたひたに水をいれて固形コンソメを一粒。塩は小さじ一杯で、胡椒を二振りほど振りかける。ここでシャウエッセンのソーセージを三本、斜めに切って入れる。なおベーコンでも可だが、その場合は少し塩を減らす。一度強火で沸騰させたら、後は弱火で30分ほど煮込めば出来上が...玉ねぎスープ

  • 必要経費と給与所得控除額

    毎年のことだが、3月15日までは確定申告で忙しい。私は子供の頃から忙しくなるとサボりたくなり、試験が近づくと掃除をしたくなる難儀な性格をしている。まぁ、一言で云えば逃避である。今回も余計な戯言をたれ流そうと思う。法律では用語の定義が重要である。それは税法も同じこと。似て非なるものの代表が必要経費と控除である。収入から必要経費を引いて所得を計算する。この所得が課税の基本となる。この場合の必要経費とは、収入を得るために必要な支出であるからして、収入と関係ないものは必要経費とされない。この必要経費とされない部分を家事費と称する。もっとも商売においては、収入を得るために直接必要な支出と、間接的に必要な支出がある。前者は問題なく必要経費だが、後者の範囲はあいまいだ。例を挙げれば店舗に併設された事務所兼自宅の電気代な...必要経費と給与所得控除額

  • ウズラの卵

    禁じることが必ずしも子供のためにはならない。九州の小学校の給食で出されたウズラの卵を喉に詰まらせて亡くなった児童の件は痛ましいものだと思う。でも、その原因は、児童が良く噛まずに飲み込むように食べたからだと思われる。残酷な云い様だと思うけど、これって自業自得ではないのか。学校側もすぐに吐かせようとしたらしいし、その対応に問題があったとは思えない。おかしいのは給食にウズラの卵は出すべきではないとか言い出す輩だ。これこそ姑息な事なかれ主義に毒されたお役人的な対応に他ならない。教えるべきは、良く噛んで食べること。すなわち食育であろうと思う。これは本来、各家庭でなされるべきだが、親がその意識に乏しかったり、あるいは忙しさからインスタント食品を良く食べさせる家庭だと、良く噛んで食べるといった基本的なことさえ教えていな...ウズラの卵

  • 東方紅魔郷

    税理士として働きだして数年が経ち、大学の恩師に挨拶にいった時のことだ。監査論で知られた三沢教授は丁度講義中なので、研究室で待たせてもらった。その時に若手の研究者がパソコンで遊んでいたゲームに目を惹かれた。モニターの前面に広がる花火のような弾幕を掻い潜って敵キャラを攻撃するシューティングゲームであった。これが私の東方プロジェクトとの初めての出会いであった。元はPC98で動くゲームであったようだが、当時はWin98に移植されて再販されていた。私もさっそく買ってみてやってみた。実はシューティングゲームはけっこう好きだ。グラディウスや1942などをゲーセンで遊んでいたので、やる気になった。最初に大学で見かけた時は絶対無理と思ったが、若手の研究者によると弾幕の中にも攻略ルートがあり、それを見出せばクリアできるとのこ...東方紅魔郷

  • BOSS

    缶コーヒーをあまり飲まなくなって久しい。別に嫌いなわけではなく、ただ糖類の取り過ぎが嫌なだけ。さりとてブラック無糖は物足りないから嫌。ただ例外的に缶コーヒーを飲む場合もある。一つは辛いカレーを食べた後の口直し。もう一つは、車の運転中の気分直し。これは日ごろ珈琲を飲み慣れている私には眠気覚ましの効用は薄いが、荒れた気分を抑えるような気分転換に役立つからだ。これはけっこう馬鹿に出来ないと思っている。そして缶コーヒーを買う時は、ほとんど自販機で買う。種類が多くけっこう迷う。まぁ、これも楽しみの一つではある。ところで缶コーヒーの主要ブランドの一つとしてサントリーが販売するのがBOSSである。このCMを長年やっているのがアメリカの俳優トミー・リー・ジョーンズである。地球に調査にやってきた宇宙人という役割で、日本の様...BOSS

  • BLEACHバウント編

    収益を高める手法として、新たな価値観を創造することは王道である。分かりやすく言えば、新たなブランドの確立だ。スティーブ・ジョブズらアップル社が生み出したパーソナルコンピューターや、任天堂のファミリーコンピュータ、フォードのT型フォード車などが典型的な成功例である。しかし、その成功例の背後には新たなブランド確立に失敗した残骸が死屍累々であることも忘れてはならない。経営的視点からすると、新しい価値観の創造は失敗の可能性が高く、むしろ既存の価値観を活用するほうが成功する確率が高い。すなわちリスクが少ないのである。だからこそ日本テレビは、オリジナルの脚本のドラマよりも、既に知名度がある原作の実写化を収益源の柱としたのだと思う。これ自体は間違いではない。しかし、問題は彼らTV業界の傲慢さにある。彼らにとっては原作な...BLEACHバウント編

  • 武器としてのドローン

    人類の歴史に戦争は欠かせない。戦争に勝つための技術の進歩は、戦争そのものを変えてしまった。平和を守るためにこそ戦争に備えておかねばならない。それが責任ある政治家の義務であるはずです。つまり政治家にとって適切な軍事知識は必要不可欠。ちなみに防衛大臣室にプラモデルの兵器を飾ることではありません。ありゃ何の為のパフォーマンスだったんだろう?こんなアホを首相候補に持ち上げる馬鹿は日本のマスコミ様ぐらいなものです。閑話休題。さて20世紀の戦争を語る上で重要なのが19世紀末の三つの戦争です。すなわちクリミア戦争、日露戦争、南北戦争です。この三つの戦いは、20世紀における大量殺傷兵器の実験場の役割を果たしました。鋼鉄を使った榴弾砲、機関銃、潜水艦などは、この三つの戦争で初登場し、その欠陥、特性を把握されたうえで第一次世...武器としてのドローン

  • 中波放送の廃止

    時代は変わる、新たに生まれるものもあれば消え去っていくものもある。ご存じだろうか。ラジオの中波放送が2028年までに廃止予定であることを。長い間、多くのリスナーから愛された中波放送だけに、何故にとの思いは強い。しかし、現実にはラジオ局としての売り上げは年々減少しており、経営自体が苦しい。独立系のラジオ局もあるにはあるが、多くは全国規模の新聞社、TV局の関連会社である。親会社にとっても経営的重荷になっていたのは事実だ。そこで総務庁が音頭をとって、2028年までに中波放送を順次取りやめてFM波やネットラジオへの移行を目指しているそうだ。10代半ばの頃まではラジオ少年でもあった私からすると、残念過ぎるニュースではある。FM波よりも到達距離が長く、短波放送よりも音質が良いのが中波放送の良さであった。しかし、中途半...中波放送の廃止

  • 私はやっぱり悪くない

    私は悪くない。そんな本音が出ていたのが、日テレが4月に放送予定であった漫画「たーたん」の実写化ドラマであった。製作スタッフは「セクシー田中さん」と同じメンバーである。既に主役などの俳優陣も決まり、撮影段階に入っていたのだ。しかし「セクシー田中さん」の原作者が自殺した件を受けて事態は急変した。知らん顔して事件の立ち消えを狙ったTV局の思惑は外れ、ネットを中心に大炎上してしまった。そんな矢先に同じ製作スタッフによる漫画原案の実写化ドラマである。日テレ上層部もほっておけなくなった。以下の情報元は、文藝春秋の記事を主にネット上で検索したものに基づくため、フェイクが混じっている可能性があることは、予め書いておきます。ただ、内容が内容だけに、本当に事実と異なるものならば、日テレのドラマ製作スタッフの名誉を大いに傷つけ...私はやっぱり悪くない

  • セブン

    間違いなく傑作だと思う。それなのに、何故だかもう一度観たいとは思えない傑作、それがサイコ・ミステリーの金字塔でもある「セブン」だ。初めて観たのはレンタルビデオ屋で借りたヴィデオだった。当時社会復帰したばかりで、体力的な疲弊が激しく週末は近所を散歩するのがやっとだった。その散歩のついでに図書館に通い、ついでにレンタルビデオ屋に寄って数本借りるのが習慣化していた。疲れているせいか、あまり深刻なものよりも娯楽性の高いものを選ぶことが多かったが、その時は妙にミステリー映画が観たくなり、予備知識なしで借りたと記憶している。白状すると、ヴィデオを観終わった後での素直な感想は「しくじった」であった。途中までは良かった、定年間近の疲れたヴェテラン刑事と希望に燃える新人刑事がはじめはすれ違いながらも、次第にバディとして成長...セブン

  • ウォーターワールド

    ここ数年、寒くなると私はスープを作る。当初は味噌仕立ての鍋が多かったが、どうも塩分が多すぎる。そこで素材の塩分を活用するフランス料理のポタージュ、いわゆるポトフに切り替えるようになった。これが案外と種類が多く、多少の失敗を繰り返しながら、あれこれ作って楽しんでいる。ちなみに失敗の原因の多くは具材の入れ過ぎである。種類が多いのは好ましいが、量を抑えないと結局グダグダになってしまい、味も落ちてしまう。私のスープ造りは如何に量を抑えて種類を増やすかが課題となって久しい。これは映画製作にも共通するように思う。ケビン・コスナー主演のアドベンチャー映画なのだが、はっきり言って沢山の要素を持ち込み過ぎて、却って物語としての核が薄れてしまった典型的な駄作である。ただSF好きの私としては、大幅な予算超過を覚悟しつつ迫真の映...ウォーターワールド

  • 批判は検閲だ

    大きな組織ほど傲慢になる。>そして、裁判のなかで証言に立ったNHK幹部は以下のように発言していたのだ。<放送局として、我々が作る編集内容に関して第三者が口を出せるということを認めてしまうこと自体が認められない。ほとんど検閲に当たります>(15年4月28日付け講談社リリース「『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』に関するNHKとの裁判の判決に対する講談社の見解」より)ニュースサイトで読む:https://biz-journal.jp/2024/02/post_375341.htmlCopyright©BusinessJournalAllRightsReserved.小説などの映像化を原作者が確認する。そのことを検閲だと断じて切り捨てたのが天下のNHK様である。馬鹿なの?本気でそう抗弁しているの?さすがに講談社も呆れた...批判は検閲だ

  • ヴァイオリン

    世に驚きは尽きぬもの。以前にも書いたが、若い頃の私はクラシック音楽を好まなかった。なんとなく気取っているとの思いがあり、偏見丸出しで嫌っていた。ただ大学生の頃からジャズ喫茶に出入りするようになり、ジャズ・ピアノの生演奏は悪くないとも思っていた。実際、カセットテープに録音したビル・エヴァンスの曲を北アルプスの3千メートル級の稜線で、満天の星空の下で聴いた時は身震いするほど感動したものだ。やがて社会人になり、難病でリタイアしてからは、心の平静を保つための一環として、ピアノの曲を一人静かに聴くようになった。率直に言って楽器を弾けない私には演奏技術の良し悪しは分からない。だから私はこの奏者ならば、他のも聴いてみたいと思う以外に判断の基準はない。実際、同じ曲を弾いていても、ピアニストによって違って聴こえるから不思議...ヴァイオリン

  • おせん きくち正太

    マスコミの力は凄い。一人の原作者が絶望して自死をしてしまった事件をも消し去らんとしている。日ごろ人権派を謳う政治家も記者も、マスコミ様の意向の前にはひれ伏してしまう。小説や漫画を原作としてアニメ化、実写化をしようとすれば、どうしても修正が必要になる場合はあると思う。映像の情報量は膨大で、映像を真剣に製作しようと考えれば、小説も漫画も情報量が絶対的に不足するからだ。だからこそ私は原作と映像化、アニメ化された作品は別物だと割り切るようにしている。しかしながら原作を買い取ったつもりで、勝手に変えてはいけないと思う。そして、それを平然とやってきたのが日本のTV局である。かつて週刊モーニングという漫画雑誌に「おせん」という漫画が連載されていた。東京は下町の割烹料亭を舞台に繰り広げられる下町情緒あふれる漫画であった。...おせんきくち正太

  • 政権交代の可能性

    自民党は政治資金の使途を隠す悪い政治家の集まりです。だから次の選挙では野党に投票しましょう。政治資金パーティーの会費をキックバックして不正をしている悪い政治家、それが自民党です。だから次の選挙では野党に清き一票を。日本を戦争に導く悪い政治家の集まりが自民党です。次の選挙では憲法を守る政党にこそ投票しましょう。私の記憶では、1970年代から野党及びマスコミ様は同じことを言い続けています。で、政権交代が実現したのは、細川連立内閣と民主党政権の二回だけ。しかも、いずれも自民党が馬鹿やらかして有権者に呆れられての政権交代でした。で、結果は政権を投げ出した細川と、長年訴え続けながら支持されなかった政策を実現しようとして見捨てられた民主党政権という分かりやすい醜態でした。はっきり言いますが、日本のまともな有権者で野党...政権交代の可能性

  • 利益は独占したい

    報道したくない自由だってある。先月の「セクシー田中さん」の原作者が自殺して以降、漫画家や脚本家、原作ファンなどを巻き込んでの論争が起きている。だが肝心のTV局及び出版社は沈黙を守っている。さすがに小学館の漫画担当部署の編集者たちは声を上げたが、苦渋の想いがにじみ出ている。私が不気味に思うのは、日テレ及び小学館以外のマスメディアが、この事件の報道を極力控えていることだ。あたかも世間が忘れ去るのを待っているかの如き姿勢で一致している。実際、TBSもテレ朝もテレ東さえも、もう取り上げない。NHKも同様である。ここにマスメディアの本音が透けてみえる。理由はある程度、想像が出来る。私はマスメディア関係者ではないが、この業界にとって漫画を原作としたアニメーション化及び実写化は金の卵を産むニワトリである。大きな収益源で...利益は独占したい

  • フルメタルアルケミスト 鋼の錬金術師

    連載中の漫画作品の映像化は難しい。いくら週刊誌に連載していても、基本漫画家一人で作画する場合、時間的にも物理的にも製作できる原稿には限りがある。一方、TV局や映画会社はチームで制作する。当然ながら、すぐに連載に追い付いてしまう。元々人気作であるからしてある程度視聴率は稼げるし、スポンサー企業も付きやすい。だから原作者をせっつくが、単なる加工作業と、ゼロから作品を生み出す労力は本質的に違う。TV業界ではその対応策として、一度放送を中断して原作を待つか、TV版オリジナルの新たなストーリーを製作して放送するかだ。原作を大事にしたい漫画家は、本音では前者を望むが、実際にはTV局側の都合で後者の方法が取られることが多い。一応、漫画家が監修していることになっているが、困ったことにTV局側が勝手に製作を推し進めてしまう...フルメタルアルケミスト鋼の錬金術師

  • 怪人ソリティアの神仙偽術 成田良悟

    まるでミステリーを紐解くような楽しみがある。表題の書は、漫画「デッドマウンドディスプレイ」からスピンアウトしたものだ。本編のなかでも、謎の奇術師であるソリティアの存在感はずば抜けている。にもかかわらず本編の本筋には無関係な人物ゆえに、その存在価値がよく分からない、なんとも謎多き存在である。本編である「デッドマウンドディスプレイ」は隔週発刊の漫画雑誌に連載されているが、その真価は単行本にこそある。現在まで11巻が刊行されているが、その各巻末には原作者の成田良悟による短編小説が掲載されている。この巻末の小説と、本編の漫画は裏表の関係になっているから面白い。ちなみに短編小説では主人公の師匠である死霊魔術師がメインとなり、本編の漫画だけでは分からなかった部分を補足する形になっている。それ故に私は単行本を買うと、真...怪人ソリティアの神仙偽術成田良悟

  • スターシップトゥルーパーズ

    目に強い光が入ると涙がポロポロと出てしまうようになったのは5年前。医者に相談すると、20代の頃に大量服用したステロイド剤の副作用とのこと。白状すると目の手術は怖い。だから時間がかかっても薬物療法をお願いした。そしてようやく回復したのだが、忙しくって映画館に足を運ぶ余裕がないのが辛い。それはともかく、映画館に行けなかった期間はCS放送のシネマ専門チャンネルにはずいぶんとお世話になった。ほとんどが以前、観たことがある映画ばかりであったが、本の再読と同じで認識を新たにした作品がけっこうあった。その一つが表題の映画だ。公開されたときには、映画館のスクリーン狭しと暴れまわるエイリアンに歓喜したものだ。SF好きで怪獣大好きな私としては、エイリアンが暴れまわり、人間をばったばったとなぎ倒す場面に夢中になった。ただ原作の...スターシップトゥルーパーズ

  • 絶望は暴走する

    希望をなくした正義は暴走しやすい。数十年、警察の捜査を逃れていた過激派の残党の一人、桐島聡が先日死亡した。偽名で生きてきたが、最後は本名で死にたいとの覚悟の告白であったようだ。いったい、どのような気持ちで40年近い逃亡生活を送っていたのだろうか。事件の真相を明かすことなく、彼はこの世を去った。せめて手記でも残してあれば、多少は分かるかもしれない。でも可能性は非常に低いと思う。また支援者はいなかったと云っているが、これも疑わしい。もし居ても、これまでの義理から隠し通すほうが自然だからだ。ただ私見ですが、多分ほとんどいなかったと予測しています。彼らは遅れてきた武闘派でした。海外の日本連合赤軍と連帯するだけの覚悟もなく、ただ煮え切らぬ想いだけが動機となって企業テロに走った青年であったと思います。70年安保闘争に...絶望は暴走する

  • アジア大会での敗退

    最初から歯車が噛み合っていなかったのだと思う。カタールW杯での快進撃を受けて、その後も親善試合で連勝、それも大量得点が続いたことで監督だけでなく、選手もマスコミも勘違いしてしまった。しかも全く厄介なことに、まったくの勘違いではないから嫌らしい。イランに負けて大会を後にした日本代表ではあるが、中盤のゲーム作りは全チーム中No1であったと思う。シュートと見間違えるほどの高速パスをワンタッチで受けてすぐに次の高速パスを出して相手ゴール前に迫る光景は、唖然とするほどの高レベルであった。たしかにあの高速バスを連続されたらドイツやスペインにも勝ちうると思う。しかし、今回はアジアである。がっちりとゴール前に選手を並べて、日本の攻勢を予期して対応されると、そうそう得点なんて出来ない。おまけに森保監督はアホなのか、そんな相...アジア大会での敗退

  • フロイスのみた戦国日本 川崎桃太

    日本における学校教育の欠点の一つは、宗教の存在価値とその恐ろしさを教えないことだと思う。予め断っておくと私は宗教を否定しない。両親の離婚と引っ越しと無理解な教師に出くわし精神的に不安定になっていた私を救ってくれたのは某宗教団体だ。ここで神の前での謙虚になることを知り、神に見守られていることの幸せを知ったが故に、私は相当に救われた。世の中には人の力ではどうしようもない理不尽さがあるが、神への帰依により揺るがぬ心を持てることは幸せだと痛感している。道理や理屈、論理的説明、科学的解析では心は救われないが故に、神は必要とされる。だが神の教えを正しいと規定すると、それに対する間違った教えも存在することになる。神の正しさを立証するためには、悪魔の邪悪さが必要となる。神の正しさを世の中に実現するためには、それに反対する...フロイスのみた戦国日本川崎桃太

  • ビブリア古書堂の事件手帖 三上 延

    私にとってライトノベルを再評価する契機になったのが表題の書。それだけにTVでの実写化の改悪には本気で腹立たしいと思った。その改悪の実行犯が「セクシー田中さん」でも原作を捻じ曲げた原作クラッシャーとして名高い脚本家であった。しかし、よくよく考えてみれば、本当に改悪者はTV局である。脚本家はその手先であるに過ぎない。その構図がよく分かるのが、表題の書の実写化であったと思う。まず主人公のイメージがまるで違う。これは俳優の演技力云々の話ではない。原作の雰囲気を完全に覆すものであった。人付き合いが苦手で、万事控えめなヒロインと武骨で不器用ながら真摯な主人公の組み合わせであるからこそ、古書をめぐる四方屋話が成り立っていた原作が台無しの実写化であった。原作のファンからは悪評が大量に噴出したのも当然だと思う。ところがTV...ビブリア古書堂の事件手帖三上延

  • 原作者と脚本家

    誰だって好きな小説や漫画がTV放送されたり、映画化されれば嬉しい。だが実際に観てみると、自分の中のイメージとの違いに失望したり、あるいは怒りさえ覚えたことは珍しくない。だから原作と映像化作品は別物だと考えるようにしていた。でも私は基本、原作派であり、映像化作品は二次創作に過ぎないとさえ思っている。それでも認めなければいけないが、原作よりも出来が良い映像化作品は幾つもあった。しかし、明らかに原作を損ねる改悪もあった。このあたり主観の問題であり、個人差はかなりあるはずだ。だから絶対的な正しい答えはないと思うが、それでも最低限守られなばならない、守られるべき倫理はあると考える。先月のことだが、一人の漫画家が自殺した。原作の映像化にあたり原作者の希望を通そうとしたことへのTV局及び脚本家の抵抗が相当にストレスにな...原作者と脚本家

  • 国民とのずれ

    ここまでずれているのかと驚き、そして呆れてしまった週末一人で事務所で仕事をしながら、時折ネットサーフィンをしていた。仕事優先なので、適当に読み流していたが、とんでもないアホなニュースが目に飛び込んできた。なんとあの辻元が立憲民主党の三人目の党首代行の地位に就いたと報じている。ちなみに残り二人は西村智奈美、逢坂誠二なのだが誰だ、この二人。つまるところ、辻元は知名度では3人のなかで一番上らしい。いったいどのような理由で党首代行に選んだのかは知らないが、もしかして辻元に国民的人気があるとでも思っているのだろうか。もし、そうだとしたら立憲民主党のお偉いさんたちが、如何に国民の感覚からずれているかが良くわかる。おそらく自民党が政治パーティのキックバックの件で逆風が吹いているので、一発逆転の目を狙っているのだろうが、...国民とのずれ

  • 土佐の鬼やん 青柳裕介

    見つめるものが違った、だからこそ鬼やんは強かった。四国の離島で産まれ育ち、海辺の町で過ごす少年・吉田茂、通称鬼やんは曲がったことが大嫌い。中学を仕切る風紀部に逆らい、小柄ながら強い信念に基づき逆風を撥ね退ける快活な少年だ。子クジラを救い仲良くなるが、浜のイベントでクジラ狩りが開催されると知り、逃がそうとするが子クジラは非業の死を遂げる。怒った母クジラは浜で暴れて町は崩壊の危機に瀕する。人間の傲慢さに対して自然の報復とも言うべき母クジラの暴走を冷静に見つめる鬼やんだが、親しき人たちが死ぬかもしれないことに黙っていられるはずもない。鬼やんは母クジラの怒りを鎮め、遠い沖合に逃がそうと奮闘するが、またしても妨害しようとする大人たち。ネタばれになるが、この物語は悲劇で終わる。普通ならここで「残念ながら・・・」と書き...土佐の鬼やん青柳裕介

  • 政治献金

    手ぶらで会える訳がない。同時に、多少お金を包めば直に政治家に会える政治家主催のパーティーはありがたい。政治家の力を侮ってはいけません。馬鹿タレント出身であろうと、単なるお飾りであろうと数は力です。票を集めた結果を出した政治家様には、霞が関のエリート官僚でさえ内心はいざ知らず敬意を払うもの。なんといっても議会での予算、法案成立は与党国会議員の一人一人の票こそがものをいう。だからこそ、政治家に直接会ってこちらの意向を伝えることが重要なのです。しかし、議員は忙しいので、なかなか個別には会ってもらえない。だからこそ政治資金集めのためのパーティーに金を投じて、目当ての政治家にアピールする。そして、その実績を背景に個別での面談を求めてこちらの意向を伝える。すると、政治家も無下に断ることはしてこない。実際、政治家を動か...政治献金

  • 四川飯店

    年末のことだが、知人と久しぶりに四川飯店に行った。昨年お亡くなりになった「中華の鉄人」こと陳健一氏がオーナーを務めていたお店である。赤坂店にいったのだが、年末とはいえコロナ禍もひと段落したせいか、8割がた埋まっていた。正直言えば私は辛いものが苦手である。だから本格的な麻婆豆腐はいささか苦手である。だが、四川飯店の麻婆豆腐は日本人向けに辛さを弱めてあるので、私でも十分美味しく頂ける。でも私の本命は炒飯である。もしかしたら陳さんは嫌がるかもしれないけど、ここの炒飯は美味しい。私の師匠のS先生は中国料理のコックさんの腕前は炒飯で分かるとの持論をお持ちであった。これって結構合っていると思う。どんなにマスコミが美味しいで宣伝しても、実際に行ってみて炒飯の美味しくない店は他の料理もイマイチの事が多かった。私は家でも炒...四川飯店

  • 追憶売ります フィリップ・K・ディック

    売れれば正義。それが資本主義社会の鉄則である。どんなに原作が優れていても、売れなければ意味がない。いや、そこそこ売れたはずだ。なにせ高校生の私が覚えていたくらいだから。でも本当に売れたのは映画化された方だ。世界的な大ヒット作品であり、二回も映画化されたほどである。ただし二度目の映画化は原作に忠実ながらイマイチだったと思う。でもA・シュワルツェネッガーが主演した一作目は間違いなく傑作だった。映画館での興行成績も素晴らしいが、ヴィデオの販売数、TVでの再放送数も立派なものだ。それでも原作とは違う。でも面白かった。それが気に食わない。エンターテインメントとしては映画化された第一作のほうが優れている。特撮技術も今となっては稚拙なものだが、当時は衝撃の映像として話題になった。もっとも私とて原作を読んだのは高校生の時...追憶売りますフィリップ・K・ディック

  • 静かすぎる

    沢登りという登山形態は日本独特のものだそうだ。普通、山に登る場合尾根沿いに登るのが王道なのだが、緩やかな沢ならば沢沿いに登り詰めて、最後は急斜面をじくざぐに登る山道もある。ただ降雨量の多い日本だと、沢沿いの山道はどうしても崩落の可能性が高い。だったら沢を直接遡行すればいいじゃないか。実際、高校生の頃に丹沢は塔ノ岳から下る際、豪雨のなかを沢沿いに無理やり降りたことがある。思い出すのは、やたらとツルツルと滑って、半ば泥だらけになって下着の中にまで泥が入り込んだことだ。雨のなか沢沿いに下る愚かしさは、しっかりと脳裏に刻まれたものだ。しかし、暑い夏場に沢を登っていくのは爽快だ。高校を卒業して大学受験浪人中に、高校WV部のコーチだったA先輩に誘われて、山梨の沢を遡行したことがある。A先輩の車で青梅街道をクネクネと走...静かすぎる

  • 軍事協力

    戦後の日本の最大の欠陥は軍事知識の欠如だと思う。その最たるものが、平和=戦争がないこと。すなわち戦争を起こす道具=兵器がなければ戦争は起きないと思い込める暗愚さだ。人類が国家を造るようになって以降、平和を保つためにこそ適切な軍備が必要なのが常識であった。これは日本に限らず、世界中で通用する常識であったのだが、第二次世界大戦後の日本では、アメリカ軍が日本の国防を代替することで、かつての仇敵である日本を封じ込めた副作用として、おかしな平和幻想がまかり通るようになってしまった。日本を非武装国家として利用するつもりであったアメリカも、朝鮮戦争の時には再軍備を日本に推奨する羽目になり、当初の非武装国家戦略は破綻した。ただしアメリカは日本軍をアメリカ軍の補助兵力として活用するつもりであったため、日本の軍隊はかなりいび...軍事協力

  • 新NISAに思うこと

    貯蓄から投資へ敗戦で荒廃した日本経済の復活を陰で支えたのは、日本人の貯蓄である。右肩上がりの日本経済界が欲する資金需要を満たしたのは、豊富な預金を原資に企業へ融資をした銀行であった。しかし社会の高齢化は当然に企業の活力を奪い、少子化が代替すべき新規企業の勃興を妨げている現在、日本経済界は以前ほど資金を必要としなくなった。製造業を中心とした高度成長期の日本とは異なり、現在の日本はサービス産業隆盛である。しかし、サービス産業が必要とする資金需要は従来の銀行では対応が難しくなっている。これは銀行を過保護なまでに守ってきた霞が関が課した銀行への規制の産物であり、モノ(工場や生産設備)への融資は出来ても、サービスへの融資の判断の経験が浅い。それゆえに金融庁の定めている融資規制が、現在の日本の経済に適合しなくなってき...新NISAに思うこと

  • イラク戦の敗戦

    監督の差、この一言に尽きます。先週末のアジア杯でのイラク戦での敗戦は、森保監督の稚拙さが出た試合です。同時のイラク代表の監督であるスペインの指揮官を褒めるべき試合でもありました。勝ち続けているときには、チームを大きく変えない。これが大原則なのですが、連勝で気が大きくなっていたのか、森保監督はやらかしましたね。大体、南野はトップ下中央で輝く選手なのに、不慣れた左サイドに置くってどういうことだ?おかげで中央の久保はもちろん、右サイドの伊東まで乱れる始末。それと批判の的となっているGK鈴木ですけど、これはDF全体の問題でしょう。GKは原則キャッチすべきですが、苦しくなるとパンチングでボールを外に出す。その出し方が中途半端なのは鈴木の悪い癖ですけど、そこまで追い詰めたのはボランチを含めた最終ラインまでの連帯責任。...イラク戦の敗戦

  • カラヤン帝国興亡史 中山佑介

    白状すると、私の若い頃は大のクラシック嫌いであった。嫌う明白な理由があった訳ではないのだが、なんとなく金持ちの道楽というか、お高くとまりやがってっといった僻み根性があったことは否定しない。後年になり、クラシックと貴族社会のつながりを知り、私の僻みも故なきことではなかったと妙に安堵している。嫌いといいつつ、映画音楽などでは時折使われていたし、学校の行事でもサン・サーンスの「動物の謝肉祭」やオッフェンバックの「天国と地獄」は定番であったから、まったく知らないわけではなかった。でもオーケストラの良しあしとか、指揮者による違いなんかはさっぱり分からないクラシック音痴である。そんな私でもヘルベルト・フォン・カラヤンの名前と容貌は知っていた。いや、知らない日本人は稀だと思う。いわばクラシックの顔と言ってもおかしくない...カラヤン帝国興亡史中山佑介

  • ゴジラ-1.0

    子供の頃の楽しみの一つは、母に連れられて映画を見に行くことだった。大映系の映画館だったら大怪獣ガメラだし、東映系ならばゴジラである。ただし妹たちも満足できるようにアニメ映画も同時上映される子供映画祭りのようなイベント開催時に行くことが多かった。ただ、当時の風潮としてガメラもゴジラも何故だか人類の味方面していることが多かった。ガメラに至っては子供の友達面していやがった。だから私は敵役の怪獣のほうを応援していた。デパートの玩具売り場で怪獣の玩具を母に買ってもらうときも、ガメラやゴジラではなくギャオスやキングギドラを欲しがる子供が私だった。だから原点回帰で、ゴジラが人類の敵として再登場したことは大歓迎であった。なかでも2016年公開の「シン・ゴジラ」は大人が大人向けに描いたゴジラ映画として高く評価している。ただ...ゴジラ-1.0

  • アジア杯初戦

    厳しい国際試合を戦ってみなければ分からないことがある。今月開催されているサッカーのアジア杯で、我が日本代表チームはヴェトナム相手に苦戦し、なんとか4-2で勝利した。マスコミ報道をみるに大いに不満だったご様子。おそらく大量得点での圧勝を期待していたのでしょう。でもアジア杯での日本の苦戦苦闘を長年見てきた私からすると、最低限の結果は出せてよかったね、程度のもの。特筆すべきは日本代表チームの欠点が露わになったところでしょう。さすがは元・日本代表チームの監督でもあったトルシェです。日本の弱点をよく調べている。特に精緻に磨かれたセットプレーへの対応が苦手なことは、未だ変わらぬ日本の短所だとよくわかる試合でした。中村俊輔という世界レベルのキッカーを失い、日本はセットプレーにあまり力点を置かなくなっています。一方、当時...アジア杯初戦

  • バターと醤油

    この一年、私は自宅ではあまり米を炊かなくなった。理由は減量のためで、美味しいご飯はダイエットの大敵だと分かったからだ。でも、完全に止めるには、ご飯は美味しすぎる。だから一日一回と決めている。つまり外食オンリーの平日の昼間にご飯を食べたら、もう家では食べない。だから米の消費量が大幅に減った。ただ、そのわりに体重が減らないのは、きっと私が間食好きなせいだと思う。こればっかりは分かっていても止められない。ご飯を減らしてみて分かったのは、やはりお米は美味しいということだ。特に特定のブランド米は美味い。特に農協を通さない農家直販(商社は介在)のお米の美味しいこと、美味しいこと。米食を減らそうとしているので本末転倒なのは分かっているが、日本人のDNAには、米食の習慣が組み込まれているのだから仕方ない。でも一日一食の原...バターと醤油

  • 遠藤の引退

    ガチャピンが引退を発表した。ポンキッキではなく日本サッカー元代表の遠藤保仁である。ヤットとの愛称が有名だが、プロになって数年間はガンバのガチャピンと呼ばれていた。日本代表の選手としては最高出場試合数を数える名選手である。しかし結構な苦労人で、高校サッカーの名門鹿実卒業後はフリューゲルスに入団。ところが親会社の倒産に伴いチームは解散し、京都パープルサンガへ移籍、さらにガンバ大阪で奮闘して主力選手として輝いた。いわゆる黄金世代の一人であり、各年代ごとの代表に常に選出されながらもなかなか中心選手となれなかった。なにせ同じポジションに、中田英、中村俊輔、小野、小笠原、稲本とライバルが多すぎた。それでも、どの代表監督も必ず遠藤をチームに招いた。その才能が輝いたのは、海外組が中村俊輔一人だった2004年中国開催のアジ...遠藤の引退

  • 老人と犬 ジャック・ケッチャム

    愛犬とともに森へ入り、湖畔でゆったりと釣りを楽しんでいた。そこへ現れた3人の少年から「金を寄越せ」と言われたが、あいにく手元に金はなかった。すると少年の一人が嘲笑しながら手に持ったショットガンで、無造作に愛犬を撃ち殺された。呆然と立ちすくむ老人を後にのこして立ち去る少年たち。さて、その老人はなにを決断したのか。もう、ここまで読めば貴方も老人の同志です。もう読まねば我慢できないはず。さあ、さあ、是非ともご一読を。老人と犬ジャック・ケッチャム

  • 呻き声

    暖かい冬は一寸苦手だ。いや、寒いのが好きな訳ではない。また夏の暑さも好きではない。でも寒いはずの時に寒くないのは気持ち悪い。あれは私が長期の難病治療のため自宅にて安静生活を送っていた二十代半ばの頃だ。あの頃は治療が上手くいかず、再発と安定を繰り返していた。ステロイドという薬を飲み続ければ病状は安定した。しかし副作用の強さからなるべく服用量を減らしたい。主治医のN先生も苦心して、漢方を併用したり、免疫抑制剤を使ったり、あるいはジェネリック医薬品を試したりしたが、どうしても一定量以下には出来ずにいた。体力は著しく低下しており、軽いバイトさえ無理であった。とにかく自宅に引きこもって薬を飲んで寝るだけの毎日だった。体はそれで安定したが、心が持たなかった。自分に生きている価値があるとは思えなかった。単に社会に寄生す...呻き声

  • 冷血 トルーマン・カポーティ

    子供の頃から推理小説が好きだった。ところがいつの頃からか、推理小説という言葉はあまり見かけなくなり、それに代わってミステリーという言葉が使われるようになった。その原因となったのではないかと私が考えているのが表題の作品だ。「ティファニーで朝食を」で知られるカポーティであるが、この作品が後世に与えた影響はそれ以上だと思われる。この作品はノンフィクションではないのだが、下手なノンフィクションが逃げ出すほどに詳細に調べられ、構成されているがゆえに事実を追ったのかと思いたくなるほどだ。犯罪そのものよりも、犯人たちの生い立ちと家庭環境に重点を置いたストーリーの構成は、従来のミステリーにはない視点を感じさせる。ミステリーの新たな第一歩とされたのも理解できる完成度だ。二人の凶悪犯のいずれもが、豊かなはずのアメリカにおける...冷血トルーマン・カポーティ

  • 元旦のサッカー

    毎年元旦といえば天皇杯サッカーの決勝戦であった。しかし諸事情で日程がずらされた。この判断には相応の根拠があると考えているので納得している。しかし寂しいことは寂しい。私がサッカーに興味を持った中学生の頃から、元旦の日の天皇杯決勝戦鑑賞は、ほぼ慣習に近かったからだ。その代わりではないが、今年の元旦は国際親善試合としてタイのA代表チームとの試合が組まれた。結果は既に報じられた通り5-0の圧勝である。正直、今のアジアで日本と対等に戦えるのは、南コリア、イラン、オーストラリア、サウジぐらいだ。何故に今更タイと親善試合をと思っていたが、実はけっこう良い試合だった。ただし前半限定ではある。タイは日本人の石井監督が率いており、ゴール前に8人並べる守備的な戦術である。これは基本であるからして、守備に徹したタイに日本の若手は...元旦のサッカー

  • 分かっちゃいない

    昨年末のことだが、東京は武蔵野市の市長選挙が行われた。当時は自民党安倍派の資金疑惑で大騒ぎであったから、当然に野党側候補者が勝つと思われた。しかし、結果は自公推薦の候補者が僅差で勝利しての当選であった。勝てるはずだと確信していた野党陣営はもちろん反自公政権のマスコミ様も黙り込んだ。分かっちゃいないというか、分かりたくないのだろう。元々、任期中途で資料の座を降りた松下・前武蔵野市長は典型的な日本型リベラルであり、外国人の参政権を求めたり、LGBTや同性婚への公的な支援に熱心な人であった。如何に革新層が多いとされる武蔵野市でも反発は少なくなく、それゆえに菅直人の引退後の後釜として国政を狙っての市長退任を苦々しく思っていた有権者は少なくない。それでも自民党の資金疑惑で揺れる最中での選挙なので、松下の後を受ける女...分かっちゃいない

  • 銀座若松の閉店

    疲れた時には甘味が欲しくなる。そう云い訳しながら、外回りから銀座の事務所に戻る時に立ち寄っていたのが、銀座・若松という甘味屋であった。ご存じの方も多いと思うけど、いわゆるあんみつ発祥の店である。既に閉店してしまったのだが、その理由はビルの建て替えによる追い出しである。実はこのビルの建て替えは、この十年ほど銀座地区の一大ブームである。たしかに新耐震基準に適合していないビルの建て替えもあったが、私が入居していたビルのように古いが頑丈に過ぎて却ってIT化に適合しないビルもある。バブル期でも建て替えの話はずいぶんとあったが、古参の銀座ビルオーナーたちは頑固にそれを拒否していた。しかし近年そのビルオーナー達が亡くなり、新しい世代に代替わりするようになった。そうなると、なにかとトラブルの多い古いビルの貸しビル事業より...銀座若松の閉店

  • 軽自動車の安全性

    敢えて暴論を書き散らかします。昨年末から大騒ぎになっている軽自動車製造会社のダイハツのコンプライアンス違反です。そりゃ決まりを守らないのは悪い。法令違反は罰せられるのは当然だが、気持ち悪いぐらいに一方的な記事が多い。別にダイハツとは縁もゆかりもないが、いささか不愉快なので書きたいことを、書きたい時に、書き散らかすヌマンタ流大原則に従い書きます。まず軽自動車とは、日本独自の規格です。道路が狭い日本の事情に合わせて作られた便宜上の規格でした。実際、軽自動車でなければ走れない狭くて細い道路が今も日本各地にあります。自動車という機械を考えた時に、限界を超えて小さく設計されたのが軽自動車です。このいびつな形状ではあっても、日本の道路事情では必要な小ささです。ですが、元々無理のある規格なので、エンジン出力も低く、スピ...軽自動車の安全性

  • 謹賀新年

    ようやく正月の冬眠から目が覚めました。いや~よく寝ました。ほぼ二日間外出せずに家に巣ごもりしておりました。でも、まだ眠いけど、やりたい仕事が山積なので、巣穴から出てきた次第。今年も書きたいことを、書きたい時に、書きたいように書き散らかすをモットーにブログを楽しみたいと思います。お付き合い頂けましたら幸いです。謹賀新年

  • 今年を振り返って

    後数時間で令和5年が終わる。形式上ではあるが、コロナ禍が終わった年であり、猛暑の年でもあった。私個人としては長年働いていた銀座の街を離れて神田へ移った記念すべき年でもある。特段、記事にはしなかったが今年一番のイベントはやはりWBCにおける日本の活躍であろう。準決勝の対メキシコ戦の逆転劇も痺れたが、決勝の対アメリカ戦のトラウトvs大谷の勝負は、まさに手に汗握る大一番であった。野球はスポーツの王様なのだと痛感した一年でもありましたね。一方、私が贔屓するサッカーでまず取り上げたいのは、女子サッカーの活躍です。近年低迷していたが復活の兆しありと思っていた。でも予想以上の頑張りでワールドカップ大会では惜しくもベスト8で敗退したが、その試合内容は胸を張れるものであったことは声を大にして言いたい。特に日本のマスコミ様は...今年を振り返って

  • 錣山親方の死去

    私は相撲を見るのは好きだが、正直言えば相撲取りはあまり好きではない。何故かと言えば、相撲取りになるような人は子供の頃から大柄で横柄で傲慢な奴が多いからだ。実際、近所の二つ上のガキは、大柄というよりもデブだったが気性が荒く、こいつに公園などで出くわすと必ずちょっかいをかけてきた。今にして思うと、乱暴者過ぎて同級生から嫌われていたのだと思う。でも、その腹いせに年下の子供たちをどつくのだから性質が悪い。頭も悪く、高校には進学せずに親戚の紹介で相撲部屋に入門した。その年の夏の盆休みの時に帰省していたのだが、二回りは痩せていた。しごきで痩せたのだと考えた私とTちゃんは、夕方奴が一人でいるのを見つけて仕返しのつもりでケンカを吹っ掛けた。しかし、私らを見ても、つまならなそうな顔つきで通り過ぎようとした。無視されたと激昂...錣山親方の死去

  • タクシー不足

    日頃あまりタクシーを使わない性分なので気が付くのが遅れたが、タクシーが最近捕まらない。心臓疾患のせいで自家用車を手放したので、時折タクシーを使っていたが、基本歩くのが好きなので気が付かなかった。先月のことだが夕刻から発熱し、時期的にもコロナかインフルエンザを心配したので、近所の総合病院に電話した。ところが発熱外来は予約が必要なので、今夜は応じられないとのこと。仕方なく毎月通っている大学病院の緊急外来に電話したら、すぐに来て欲しいとのこと。そこで近所の総合病院前ならタクシーを捕まえられると踏んでいってみると、タクシー乗り場は空っぽだった。大手のタクシー会社に送迎を頼むが、自動音声によるご返事は「近くに伺えるタクシーはございません」と切れてしまった。この時は発熱でフラフラしながら駅まで行って、なんとかタクシー...タクシー不足

  • 百姓貴族 第八巻 荒川弘

    都市部で暮らしていると気が付かないが、地方とりわけ農村における農協の支配力は凄い。農協は単なる協同組合の域を超えている。まず第一に巨大な金融機関としての顔を有する。その資金力は都銀に匹敵するもので、出資者である農民を守るためにバブルにより発生した大量の不良債権の処理が遅れた背景には、住専に投資していた農協を守るためであったことは確かだ。同時に農協は自民党における票集めの役割を担っており、農協を守ることが自民党の長期政権維持の重要な要素であった。だからこそ農協が多額の出資をしていた住専を守る為、大蔵省は多大な負担を国民に強いた。しかし本来の農協の役目は、農家の保護である。文字通り共済組織として農家を守ってきたことも事実である。ただ、組織が大きくるに連れて、農家を守るよりも農協という組織を守ることが顕著になっ...百姓貴族第八巻荒川弘

  • 差別は金になる

    差別は金になる。このことを在日の外国人に教えこんだのが日本の行政だった。敗戦国である日本ではあったが、戦災の被害をまったく受けていなかった半島よりは生活水準が高かった以上、半島人が流入してくるのは必然だった。たしかに半島よりは生活水準は上だったが、それでも必死に働く必要はあった。そして日本には働けるチャンスがあった。ところが北コリアが攻め込んできて状況が変わった。難民として半島から日本に渡ってきた半島人のなかには仕事がうまくいかないものも多かった。しかし自己正当化癖の強い半島人だけに、同じ敗戦国の民であったくせに、いつのまにやら日本に勝って独立したと脳内変換したらしく、上から目線で日本政府に生活の面倒をみろと開き直った。誰が教えたのか、日本の生活保護制度を自分たちにも適用しろと役人を脅した。かつて石原都知...差別は金になる

  • 大工不足

    大工が不足しているという。正確には若い大工が育っていないが故に、高齢化が進み、引退する大工を代替する若い大工がいないことだ。マスコミ様は書かないけど、敢えてその原因を言ってしまえば、大手建築会社とりわけハウスメーカーが原因だ。現在、ハウスメーカーが建てている家屋は、組み立て式である。ハウスメーカーの工場から出荷された建材を現場で組み立てるだけ。つまり高度な技術を持つ大工を必要としない家造りである。高い工賃の大工を排除する一方で、高性能を謳い文句にした建材を、その豊富な資金力で宣伝して販売している。だから日本のハウスメーカーが建てた家は、建築がパターン化している。顧客の要望に応じるのではなく、顧客の要望を自社のシステムに納得させることに力点を置いている。これは木造建築も同様で、規格化された材木を、しっかりと...大工不足

  • 中村俊輔の引退

    テープが擦り切れるほど繰り返し視たのがディエゴ・マラドーナのプレー集であったそうだ。80年代にアルゼンチンに君臨した王様、それがディエゴ・マラドーナであった。そのプレーは正に異次元のもの。他の選手の倍はボールタッチを繰り返すドリブル。他の選手ならば優しく浮かせるボールを激しく高速でゴールネットに打ち込まれるフリーキック。筋肉ダルマと言いたくなるような逞しい体つき。小柄な体躯ながら超絶的な跳躍力をみせ、ダッシュとストップを繰り返す独特のプレースタイル。よくペレと比較されるが、ピッチ上の一人の選手として評価するならば、私はマラドーナのほうが上であったと考えている。ちなみにペレの偉業は、世界とりわけアフリカやアジアにサッカーの魅力を伝えて世界的な人気スポーツとしたことだと思う。サッカーがマイナーであった日本でも...中村俊輔の引退

  • オスプレイの残すもの

    挑戦に失敗はつきものだ。失敗に失敗を重ねて欠点が判明し、その改善を繰り返すことにより完成品となる。その代表がヘリコプターであった。朝鮮戦争末期に登場したシコルスキー製の見慣れぬ航空機は、飛行機に必須であった飛行場を必要としない。この利点ゆえに、当初は怪我人の救出に使われたが、現場でその活躍をみた軍人たちは無限の可能性に気が付いた。偵察から攻撃まで多彩な活用により戦闘を有利に運べることが可能だと気が付いたからこそ、20世紀後半はヘリコプター抜きでの戦争は考えられなくなった。しかし、その一方で初めて開発、運用された航空機だけにトラブルは多発した。アメリカでもソ連でも、ヘリコプターは数多開発されたが、実用化されずに失敗機として終わった期待は数知れずだ。また実戦登用されても、墜落等による事故はなかなか減らなかった...オスプレイの残すもの

  • 胡散臭いEV報道

    呆れてしまうのだが、未だに「日本車はEV化が遅れている」と口にする専門家様がいることだ。既にEUでもEV車は人気が急落して、替わりにハイブリッド車が爆売れしている。国策でEV化を推進していたシナでさえ大量のEV車墓場がニュースで報じられている。正直、世界におけるEV車の惨状を知っていれば、恥ずかしくて書けないレベルの記事である。ここまで酷いと、なにか裏があるのではと勘繰りたくなる。だが、なにも証拠はないし、邪推だけで批難するのも価値がない。そもそも何故にEV車の普及が課題とされたのかといえば、表向けの理由は地球温暖化対策である。すなわち化石燃料を燃焼させる現行の自動車のエンジンは、地球の温暖化を加速化させて人類を危機に追いやる。だからこそEV車に切り替えて、少しでも地球温暖化を阻止する努力をすべきだと。実...胡散臭いEV報道

  • 政宗さまと景綱くん 重野なおき

    時と場所、機会の巡りあわせがあまりに不遇だった、それが伊達政宗だと思う。まず生まれが遅すぎた。せめて10年早ければ戦国大名として北条や松平、武田、上杉、最上と対等に戦えたと思うが、彼が奥州を統一した時には既に信長、秀吉が台頭していた。そして場所。やはり奥州は遠すぎる。これは四国の長曾我部、九州の大友、島津にも共通するが、当時の日本の中心地は京都であり、遠すぎては情報が適切に伝わらない。最後の機会巡り合わせ、これは人(敵、味方、部下)と物(鉄砲や新商品)との出会いであり、入手機会でもある。伊達政宗はこの点でも不利であった。ある意味、非常に残念な戦国大名であった。秀吉と家康は、この奥州の猛者を非常に警戒したのも無理はないと思う。それだけの潜在能力はあったと思う。しかし私は伊達政宗を一級の戦国大名だとは認めてい...政宗さまと景綱くん重野なおき

  • ボージョレ・ヌーヴォー

    地雷原に踏み入る覚悟で書きます。私はなんでも食べますし、飲み物にも好き嫌いはありません。ただ不味いものは嫌いなだけ。酒は身体のことを考えて控えめですけど、決して嫌いではない。美味しい食事には、美味しい酒があったほうがより楽しいと考えているからです。もっと言えば、食事をより美味しく食べるには、その食事にあったお酒があると思うのです。例えば和食、とりわけ魚料理だと日本酒か焼酎が合うと思う。また焼肉、とりわけステーキだと赤ワインがあると嬉しい。ちなみにお寿司だと私は熱燗か熱めの日本茶がいい。その一方、フレンチやイタリアンでの魚料理だと白ワインが合うと云われてますが、私はウィスキーロックか焼酎のほうが好きです。そして貝料理だと断固、日本酒。白ワインが合うという人が多いのは承知していますが、なんとなく鉄分の味が強く...ボージョレ・ヌーヴォー

  • 岸田政権の今後

    最大派閥は恨みを買いやすい。だが、最大派閥であるが故に、安易に恨みを晴らすことは出来ない。その報復が怖いからだ。しかし、安倍・元首相が亡くなり、その後継者も定まらぬ迷走ぶりを露呈している今こそが、恨みを晴らす絶好の機会だ。だからこそ、安倍派の主要政治家たちをターゲットにして、政治パーティの会費還元という手法が狙われた。もちろん、これは違法であり、問題視されて然るべきである。しかし、一部のマスコミ様は安倍氏が健在な時は、知ってても知らぬふりをしていた。だが、安倍派がまとまらず、後継の指導者も定まらぬ今なら正々堂々と非難できる。いや、むしろ絶好の機会である。潰せ、潰してしまえ、安倍派なんて。無責任なマスコミ様は言いたいことを云っているが、自分に飛び火するのが怖くて黙っている政治家様もけっこういると思いますよ。...岸田政権の今後

  • 人権の日

    まだ民主党政権の頃だ。私が一人事務所でのんびりと仕事をしていると、電話が鳴った。休日でもあり、電話がないのが嬉しいと思っていたので、半ば迷惑に思いつつで受話器を取ると見知らぬ男性だった。なんでも今年は人権の年であり、人権を守る為に活躍しているA事務所ですと、訊いてもないのにペラペラと喋る。なんだ、人権屋かと思い、受話器を遠ざけスピーカーの音量を絞って放置しておく。すると「先生!きいてますか、人権ですよ、人権」としつこい。再び受話器を取り、「仕事が忙しく、余裕もないし関心もありませんので失礼します」と受話器を置く。その数分後、無言電話が二回ほど鳴った。頭の悪い人権屋だと呆れる。まったく菅直人が余計なことを云いだすから・・・ぼやきながら事務所の電話を留守電に切り替えて再び仕事に戻った。どうも人権を振り回す輩に...人権の日

  • レコード大賞

    私は自他共に認める芸能音痴である。関心自体、あまりないからだが、日ごろ事務所にはFMラジオを流しているので、曲名や歌手名は知らなくとも、ある程度は流行り廃りは感じ取れる。だから、令和5年に一番耳にした曲は、間違いなくYOASOBIの「アイドル」であった。だからこそ、今年のレコード大賞のノミネート曲の選定に驚き、かつ呆れた。「アイドル」が入っていない。なに、これ。他のノミネート曲には、私がまったく知らない曲も混じっている始末。これではTVがマスメディアの主流から外れつつあるのも当然だと思う。ただレコード大賞という番組は昔から結構違和感があった。私がけっこうTVなどを視ていた10代の頃であっても、違和感のあるノミネートと大賞決定があったと記憶している。音楽業界はさまざまな企業、事業者が関わっている。レコード会...レコード大賞

  • いい加減にしろ韓国 豊田有恒

    私がSF小説に目覚めたのは中学生の頃だ。既に星新一、小松左京、筒井康隆という世間的にも知られた御三家が日本のSF界をけん引していたが、その下で活躍していた若手SF作家の一人が、先月に亡くなった豊田有恒であった。率直に申し上げて、あまり高い評価はできないSF作家であった。一番記憶に残ったのは「モンゴルの残光」くらいで、他の作品は私の心には響かなかった。どちらかといえば多才な人で、TVのアニメーション制作に大きく関与していたと思う。多分、「宇宙戦艦ヤマト」での裏方での活躍が一番有名だと思う。ところがSF作家という枠を外れると実に興味深い人で、古代日本史に関する著作も多い。「ヤマトタケル」シリーズが有名だが、騎馬民族や邪馬台国に関する著作は、私もずいぶんと熱心に読んだ覚えがある。古代日本史に造詣が深いだけに、必...いい加減にしろ韓国豊田有恒

  • 性質が悪い

    勉強が良く出来るおバカ、それが私の評価だ。教育無償化という目標を掲げるのは良いとしても、それを党名にするのがおバカ。政治というものを理屈だけで考えるから、何が必要なのか、何が足りないのかが分からない。自分が正しいと信じているから、自分の過ちを認めることが出来ない。政治とは人を動かすことだ。人は理屈だけでは動かない。高い理想を掲げても、それだけでは人は付いてこない。勉強が良くお出来になる政治家や官僚によくある勘違いである。人は口先だけでは動かない。理想を語る人ではなく、理想を体現できる人にこそ人々は引き付けられる。あまり語られることは少ないが、リーダーシップは学校教育では身に付かない。これは教わって覚えるのではなく、天与の才である。誰もが有する才能ではなく、一部の限られた者だけが有する才能である。だから学校...性質が悪い

  • コマンドー

    悪い奴は許さない、それが俺の正義だ。そんな叫びが画面から聴こえてきそうな映画、それが「コマンドー」だった。とにかく凄いぞ、この映画。娘を誘拐された主人公(アーノルド・シュワルツェネッガー)がただひたすらに暴走する。法も秩序も関係なく、利用できるものは何でも使う。その戦闘場面は捧腹絶倒の面白さ。なにせ主人公が撃てば必ず敵は倒れる。一方、圧倒的多数派の敵の攻撃は一切主人公には当たらない。ご都合主義もここに極まれりなのだが、アメリカの映画館ならば、きっと観客は拍手喝采であったと思う。なに、日本だって映画はヒットしたし、なによりもTVでの放送は飽きるほど繰り返された。あまりTVを観ないと自負している私でさえ、TVでの放送は4回は観ている。もしかしたら、それ以上かもしれない。ちなみにwikiの記載では、TV放送回数...コマンドー

  • 小野伸二の引退

    安易に天才という言葉は使いたくないのだけど、高校での小野伸二を見た時は、こいつ天才じゃないかと思った。たしかアンダー17の日韓戦だったと思う。当時はまだまだ南コリアのほうが強く、0-2で敗色濃厚な試合であった。そこに登場した伸二は、スルスルっと前線に上がると敵DFを一人、二人と交わして意図も容易にシュートをゴールにやさしく突き刺した。呆然としたのは南コリアの選手だけでなく、日本のチームメイトも唖然としていた。まだ若すぎると最初から出さなかった日本の監督が一番動揺していたように見えたのは錯覚だろうか。とにかく、一人だけ異次元のプレーをしていた。こんなの何時でも出来るぜと笑いを浮かべた小野に対し、本気で封じようとした南コリアの選手たちだが、軽く躱すばかりで、力づくのプレーは嫌いさと飄々と前線にパスを供給するだ...小野伸二の引退

  • 沖縄省への指示

    以下、あくまで意地の悪いヌマンタの邪悪な妄想です。こちらP政府の連絡官である。沖縄省長官(予定)のTに命ず。アメリカ軍のオスプレイなる変態ヘリコプターを本島から排除せよ。この変態ヘリコプターは我が国の防衛上の危険分子であり、断固として排除せねばならぬ。貴殿にアメリカ軍への指揮権はないことは承知している。だからこそ島の住人たちを洗脳して反オスプレイ、反アメリカ、反日本政府感情を煽り立てて人民主権の名のもとにオスプレイの排除を推し進めよ。幸にして、この変態ヘリコプターは時々事故を起こす。まぁ実際には従来使用していたヘリコプターのほうが事故は多いが、その情報は無視して、あくまで島民にオスプレイへの反感を植え付け、煽り立てろ。この作戦に成功したのなら、来るべき将来に貴殿の沖縄省長官の椅子は決まるはずである。祝愿成...沖縄省への指示

  • 何も起きず

    ある意味、戦後最大の宗教家であった池田大作の死去が報じられた。最初に書いておくと、私は創価学会の信者ではない。だが、池田大作が創価学会を日本一の宗教団体に育て上げた功労者であることは高く評価したい。ただし、政治への関心が強すぎたと思う。公明党という政党が創価学会の政治向けの存在であることは、もはや隠しようがない事実である。これは政教分離を掲げる日本では必然の動きである。私が所属する税理士会は政治活動が出来ない。それゆえに税理士政治連盟を立ち上げて政治家への働きかけを行っている。別に違法なことはしていないと思うし、様々な政治思想を持つ会員がいる以上、仕方のないことだと割り切っている。ただ政党を作ったりはしない。あくまで政治家への働きかけをする母体としての政治連盟である。ちなみに政治献金では毎年上位に入るのだ...何も起きず

  • トリガー条項の再検討

    霞が関の官庁が、その管轄業界に対して絶大な権限を持つ理由の一つは、補助金という名の武器を持っているからだ。現在のガソリン価格の高騰を受けて、本来ならばこのトリガー条項が発令し、ガソリンの小売価格が25円(揮発油税)分値下がりするはずであった。しかし、東日本大震災での復興予算としてトリガー条項は停止措置を受けていた。ならばトリガー条項の停止措置を止めれば良いのだが、政府というか霞が関の官庁が「代替財源がない」と反対し、代わりに補助金を石油元売り各社に受けさせた。私に言わせれば、補助金を石油元売会社に出すよりも、トリガー条項を復活させて揮発油税分の値下げを実現したほうが、はるかに無駄が少ないと思う。霞が関のお役人様は、揮発油税を止めると、その事務処理に余計な経費がかかると言うが、馬鹿を言うのもいい加減にしろ。...トリガー条項の再検討

  • インフレ恐怖症のつけ

    なんだって、これほどまでに円安が続いていたのか。最近、少し疑問に思って過去の為替レートを調べていたら、ある仮説に辿り付いた。今から20年以上前のことだが、日本の為替レートに大きな影響を与える日銀の白川総裁時代のことである。デフレ脱却を掲げていた白川総裁だが、本音は低金利政策の断固維持であった。名ばかりのメガバンクは「貯蓄から投資へ」の掛け声とは裏腹に、手数料収入に安住し、国内経済を活性化できる力量はなかった。通産省が余計な口出しをした半導体業界は衰退するばかりであり、なにをしたら日本経済をけん引したら良いかが分からなくなっていた。だからこそ企業を楽させる低金利政策は守らねばならなかった。鎖国政策をとっているならまだしも日本経済は、世界経済の一角を占めている。アメリカもEUも通貨の大量発行による景気刺激とイ...インフレ恐怖症のつけ

  • シリア戦無放送

    先週、中立国での試合となったワールドカップ・アジア二次予選のアウェイでのシリア戦があった。結果は5-0の圧勝なのだが、問題はそこではない。この試合、日本では地上波でのTV放送がされなかったのだ。過去にない醜態なのだが、実はむしろ歓迎する声も大きい。この試合の放送権はシリアのサッカー協会が持っているが、それをUAEの代理店が買受けて日本との交渉窓口になっていた。ところが、この代理店、相当にふっかけたらしい。日本では深夜の放送であり、しかも勝つことがほぼ分かっているシリア相手の試合である。その放送に一億円をふっかけたらしい。しかし、日本での代理店である電通がそれを拒否しての値下げ要求を返し、UAEの代理店と揉めにもめて、最後は契約未締結となり放送されなかった。前代未聞の珍事ではある。試合を観れなかった日本のサ...シリア戦無放送

  • 風邪

    昨夜から寝苦しく、今日病院に行ったら風邪でした。けっこう真剣にインフルエンザ感染やらコロナ感染を疑ったので、その点だけは幸いでした。でも今日は一日静養します。風邪

  • アメリカ国債

    私は基本的に投資に関する相談は受けない。特に金融、株式、債券に関しては素人の域を出ない。自分がやらないので、実感がないし、国際情勢の影響を多大に受ける今の金融商品について、自信を持って語る自信がない。だが歴史に関心が強いものとして無視できない金融商品がある。それがアメリカ国債だ。アメリカの財務省が発行した正式な国債であり、ドル紙幣と並び世界中に流通している。実際、アメリカ国債の利率が世界の金融市場に多大な影響を与えている。これは、旧ソ連、現行ロシアには無理なことであったし、共産シナにも不可能なこと。やはり20世紀から今日まで世界の覇権国として君臨しただけのことはある。だからこそ注意を払わねばならない。歴史を考えれば永遠の覇権国なんて存在しない。それはローマしかりであり、イスラム帝国、モンゴル帝国も同じであ...アメリカ国債

  • なにがなんだか

    おいおい、どうしちゃったの?若きU17の日本代表が世界大会での決勝トーナメント入りを決めた試合の数時間後、またしても世界を驚かす試合をしてくれた。ただし、こちらは国際親善試合ではあるが、A代表入りを目指す若手主体のU22日本代表チームが、なんとアルゼンチンに5-2で勝ってしまったよ。このアルゼンチンのチームは同じくU22世代だが、既にA代表入りしている選手や、ヨーロッパのプロリーグで活躍している選手も多くいる実力派ぞろい。残念ながら仕事をしていて試合を視てないが、YouTubeなどでダイジェスト版を視た限り、前半戦は圧倒的にアルゼンチンが強かった。まぁ当たり前なので驚きはしなかったが、正直勝てるとは思えないのが我が若き日本代表U22であった。ところが後半も終盤、わずか十数分で4点を連続で得点して、アルゼン...なにがなんだか

  • オトナブルー 新しい学校のリーダーズ

    これ、歌謡曲だよね。コロナ禍で自宅に引きこもり勝ちであったせいか、you-tubeの視聴時間が増えた。ゆっくり解説などを見るのも好きだが、若いころに流行った曲を映像付きで楽しむのも好きだ。そんな中、ふと気が付いたのがセーラー服を着ながら踊る女の子たちの番組だった。なんだ、これは?正直、戸惑いのほうが大きく、奇抜なダンスに目が行き、曲そのものは流し聴きであった。だが妙に記憶に残るメロディーであった。気になって何度か聴いているうちに気が付いた。これJPOPというよりも歌謡曲だと。だからか、耳に馴染んだのは。興味深いことに、このグループの人気は、アメリカからの逆流的のものであったらしい。そのあたりの事情はネットの記事からのものなので、どの程度なのかは判断できない。ただ当初、日本ではマイナーな評価しかなかったのは...オトナブルー新しい学校のリーダーズ

  • また勝っちまった

    おい本当かよ、と疑ってしまった。なんとインドネシアで開催中のU17の世界大会で、日本代表チームがセネガルに2-0で勝ってしまった。私は前半を観終わった時、こりゃ引き分けに持ち込めれば御の字だと思っていた。実際、セネガルは強かった。日本が負けたアルゼンチンに勝利し、ポーランドにも圧勝した優勝候補である。体格も良く、運動能力の高さは前半の試合で十二分に見せつけられた。もっとも日本は引き分けでも決勝トーナメント進出が可能なので、引き分け狙いだと思っていた。ところが後半に入ると交替で入った高岡がまたしてもやってくれた。巧みにゴール前に入り込み、味方のパスをゴールに叩き込んだ。セネガルの選手がビックリしていた。ちなみに高岡選手はまだ高校2年生であり、身長165センチと小柄である。長身のセネガルDFとは大人と子供ほど...また勝っちまった

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