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2022/04/20

1件〜100件

  • 日本のあるべき国防とは

    大切なことから目を逸らすのは愚者の証明であろう。ロシアのウクライナ侵攻の最中に行われる参議院選挙だけに、国防についての議論が選挙の重要な争点となっている。これまでは、どちらかといえば国防に関する議論はタブー視(特に左派系マスコミ)する傾向があったので、これはこれで良いと思う。しかし、中身のレベルが低すぎる。GNP比で2%だの、倍増などとお金のことばかり。どうも国防費の増大を嫌がる財務省が裏で手を引いているかのような一見まともだが、よく読むと中身のない議論が野党から出る始末。これまで碌に戦争教育をしてこなかったつけだと思う。日本の国防には二つの基軸がある。一つはアメリカ軍護衛部隊としての自衛隊である。別に馬鹿にしているつもりはない。日本にとって敵に回しては絶対にいけない国アメリカとの友好関係は必要不可欠であ...日本のあるべき国防とは

  • 世間知らず

    相変わらず学ぶことが下手だと思うのが野党、特に共産党がひどい。選挙があるから有権者の支持が欲しいのは分かる。いろいろと提言するのは自由だが、問題はその中身だ。なかでも問題が多いと感じたのが、全国一律での最低賃金時給1,500円というやつだ。これは社会主義の影響を強く受けている共産党が代表だが、相変わらず経済の実態が分かっていない。上から押し付ければ、世の中どうにかなると思い込んでいる。賃金や給与などは、労働の対価である。インフレが進行して生活費に困窮する庶民の生活の質の向上を目指して最低賃金を国の命令で引き上げんとする意図は分かる。その善意は分かるけど、この最低賃金の引き上げを強行するとどうなるかも分る。断言しますけど、経済の実態に合わぬ最低賃金の引き上げは、失業者を増やします。売上の向上あってこその昇給...世間知らず

  • ロシアの苦戦

    ウクライナへ侵攻したロシア軍の死者がおかしい。異様なほど将官クラスの戦死者が多い。アフガンでも苦戦していたが、これほど将官クラスの軍人が死亡してはいない。旧ソ連軍とロシア軍の編成の違いかと思ったが、どうも違うらしい。ウクライナ側は乏しい兵器を厳選して、狙撃部隊に重点を置いて将官を狙い撃ちしていることが主な原因であるようだ。別にロシアに限らないが、国家にとって一番危険な敵は自国の軍隊である。古来幾多の国々が軍人の反乱により滅びている。だからこそロシアは旧ソ連時代から軍人の統制には慎重であった。各部隊には共産党の政治局員を配置して常時監視していたほどだ。さすがに今は政治局員の監視こそないが、その代わりに権限の上位集中がなされている。すなわち軍隊を指揮する権限を可能な限り上位の将官に集中させる。その結果、現場(...ロシアの苦戦

  • 有坂銃

    もしかしたら、日本製の武器で最も多く海外で使用されたかもしれないのが有坂銃だ。ちなみにその正体は、日本軍が明治38年に採用した38式小銃である。これは同時代の小銃のなかでもかなり優秀であり、第一次世界大戦時には100万丁を超える輸出がされた。使用していたのはイギリスとロシアが主だが、大変使いやすい銃であったので、現在も狩猟家を中心に愛好者がいる。元々は、明治維新後、有坂成幸が開発した30式小銃が元なのだが、これを南部騎次郎が改良したものが38式である。ボルトアクション・ライフルであり、太平洋戦争まで活躍した日本兵の主力兵器であった。同時代のボルトアクション・ライフルには、ドイツのマウザー、イギリスのリー・エンフィールドなどがある。アメリカも当初はこのリー・エンフィールドを使用して日本軍と戦っている。38式...有坂銃

  • かえるオセロ

    あァ気持ちいい。私はゲーム好きだが、多分一番長くやっているゲームは「フリーセル」か「かえるオセロ」である。なにがイイって短時間で出来る。ドキュメントのプリントアウト待ちとか、顧客からの急ぎの返信待ちのような空き時間で遊んでいる。たかがオセロだが、これが結構奥深く、ちょっと油断するとコンピューターに負けてしまう。特に電話待ちで考え事などしていると、大概負ける。カエルに負けた気がして実に悔しい。だからこそ完勝した時の嬉しさは格別だ。滅多にないだけに嬉しい。ネット上の無料アプリで遊んでいるが、以前よりも難しくなっているのは制作者が工夫しているからだろう。だからこそ遣り甲斐がある。ただ何回もやると飽きるから、連続してはやらない。だから仕事中でも、仕事を放り出すようなことはない。さて、今日もカエルをボコってやるかな...かえるオセロ

  • 川の危険性

    素人は川で泳ぐなと言いたい。いや、素人ではなく玄人でも危ない。学生時代に水泳部で鍛え、全国大会でも上位入賞する水泳の猛者でも、川では溺れることは珍しくない。川の恐ろしさの流れが複雑なことが原因だ。水面から水底までの距離、つまり深さが数メートルしかないことが、殊更流れを複雑にする。特に川底の岩などにぶつかり、水の流れが水面下で渦巻いているが、水面からは穏やかな流れにしか見えない。つまり水面での流れと、水底での流れの速さが違う。具体的に云うと、足を引っ張られて身体が引き込まれる。場所によっては、水底の岩に頭をぶつけることもある。カヤック乗りがヘルメットを被るのには相応の根拠がある。私自身、沢登りの最中に滝つぼに落下して、いざ岸辺に戻ろうとしたら水面下での渦水流に足を引っ張られて転倒したことがある。幸い背負って...川の危険性

  • ベルセルク再び 森恒二&三浦アシスタンツ

    期待してはいけないと思うが、早く目を通したい気持ちは抑えられない。希代のダーク・ファンタジー漫画である「ベルセルク」が再び連載されるとの報が出た。要約すると、三浦建太郎の高校時代からの親友であり、漫画を共に志した森恒二が監修し、三浦のアシスタントたちが力を合わせて完成させるといったものだ。これは既に一部、実行されていた。だから成功する可能性は高い。三浦建太郎は森に対して、この作品の行く末というか決着点を話していたらしい。これは十分あり得ると思う。ストリートファイトをリアルに描いた傑作「ホーリーランド」は、ある意味森恒二の青春時代であるが、その問題児を居候させていたのが、他ならぬ三浦家であった。二人は将来の夢を語り合い、晩年は共同生活を送ろうとするほど親しい間柄であった。森は三浦がいたからこそ漫画家に戻れた...ベルセルク再び森恒二&三浦アシスタンツ

  • 手術延期

    なんとも情けない話だが、私の人生はいつも紆余曲折に溢れ、計画通りにいった試しがない。実は本来ならば、今日6月22日は病院を退院する日であった。いや、退院が延びたわけではない。それどころか入院中止であり、当然に手術も中止であった。元々は、三か月前に予定した手術であり、そのために先週土曜日に入院するはずであった。実際、土曜日朝には大学病院に赴き、3っつほど検査をこなし、入院受付を済ませて病棟に足を運んだ。ところが対応がおかしい。なぜかカンファレンスルームでの待機を云われ、しばし待つと主治医がやってきて手術中止と入院中止を言い渡された。別に入院を望んでいた訳ではない。でも心臓のカテーテル手術なので、それなりの覚悟を決めてやってきたのだから、入院中止は青天の霹靂であった。もちろん理由あっての中止である。端的にいえ...手術延期

  • ノン・アルコールビール

    これは久々の大当たり。PANAVAC(パナバック)の「ヴェリタスブロイ」という見慣れぬ缶ビールを買ってみた。、ビールの本場ドイツの製法で造られたノンアルコールビールだそうだ。ドイツの「ビール純粋令」を守り、添加物は使わず、麦芽・ホップ・酵母・水のみを使用しているとのこと。炭酸も強くなく、味がさっぱりとしていながら、しっかりとビールを主張しており、食事のお供に最適だと感じました。若い頃は塩分制限、タンパク質制限などの食事療法を強いられ、50代を過ぎるとカロリー制限を強く意識するようになり、自然とビールを飲まなくなっています。でも、暑い盛りに飲むビールの美味さを忘れるはずもなく、妥協してノンアルのビールを嗜めておりました。でも率直に言って、ノンアルや糖質制限を謳い文句にしたビールは、あまり美味しくない。いや、...ノン・アルコールビール

  • 当たり馬券の話

    なかなか本音は話せない。今はやっていないが、以前は銀座地区の法人会の税制セミナーの講師をやっていたことがある。講座の内容は改正税法についての解説であり、さして難しいものではない。ただ、私はかなりやりづらく感じていた。100人ほどは入れる会場の末席に、税務署の関連部署の職員が2名、私をチェックしているからだ。表向きは、セミナーの手助けなのだが、それを真に受けるほど私はボンクラではない。師匠であるS先生から、しっかりと聞いていたからだ。税務署には、税理士に対する実績簿のようなものがあり、そこに度が過ぎた節税を解説したりすれば、必ず要チェック対象として記録されると。まァ昭和の頃の話だが、今だってある程度似たような形での税務署による税理士の監督はされているのは、ほぼ間違いない。妙に思われる方もいると思うが、税理士...当たり馬券の話

  • アンナミラーズ高輪店の閉店

    私には制服趣味はない。だから制服が可愛いと云われても関心は湧かなかった。私の興味はただ一つ、ケーキが美味しいかどうかである。そんな私でもアンナミラーズは無視できなかった。実は吉祥寺店は大学の通学路にあったので、何度か行っている。ただし、あの頃はまだ純情というか、一人でケーキを食べにアンミラへ行く勇気はなかった。今なら平然とアマンドにパフェを一人で昼間から食べられるほどに面の顔が厚くなっているが、当時はウブだった。だから吉祥寺店には女性の連れがいないと入れなかった。そのせいで、それほど数多く通った訳ではない。どちらかといえば、社会人になり、高輪の外車ディーラーの警備員のバイトをした帰りに寄ることが多かった。それが国内最後のアンミラ店であった高輪店である。ちなみに当時はまだアンミラは他にもあった。まさか最後に...アンナミラーズ高輪店の閉店

  • ユーラシア大陸の綴じ蓋

    ロシアの衰退を期待している方々には申し訳ないが、あの国は必要(悪)です。ユーラシア大陸は地球最大の陸地であると同時に、最も多くの人口を抱え、多くの国を有します。それゆえに、常に国と国との争いが絶えません。それこそ古代から現代に至るまで、常に戦乱が絶えたことがない。だがソ連がユーラシア大陸の大半を支配してからは、大幅に戦乱が減った。もちろん、ソ連内部での苛烈な内部抗争はあったし、民族を故郷から引き離してのシベリア送りなどの悲劇はあった。しかし、かつてのように遊牧民族が当然の権利として農村を襲ったり、通商のキャラバンから財貨を収奪するようなもめ事は大幅に減少した。オアシスを襲って老人は殺し、男や子供は奴隷として売り払い、女を孕ませて新たな兵士を産み育てさせるような蛮行は大きく減った。ベルリンの壁が崩壊し、やが...ユーラシア大陸の綴じ蓋

  • 日本海にミサイル発射

    来るなァ~、絶対来るなよ。そんな叫び声が聞こえそうなのが、北コリアの首領様である。先だってミサイルを日本海に向けて発射、しかも一日に8発も撃っている。よほど焦っているのだと分る。ちなみに私にはダチョウ倶楽部の上島竜兵の姿が思い浮かんだ。本当は来て欲しいのかな。冗談はさておき、ミサイル連続発射の原因はロシアのウクライナ侵攻である。正確には、ウクライナの抵抗にあって悪戦苦闘するロシア軍の姿である。北コリアの兵器の基本は、旧ソ連のものである。主力戦車はT62とT72であるし、虎の子の航空戦力は、ミグとスホーイである。海軍と称する沿岸警備隊は1950年代のソ連製である。さすがにもうまともに稼働してないようだ。だからこそ北の首領様は、唯一堂々と西側社会にアピールできるミサイルを撃ちまくる。困ったことに一番アピールし...日本海にミサイル発射

  • 過渡期の日本サッカー

    サッカー日本代表の試合を久々に視た。知人宅でのネット配信なのだが、知人自慢の大画面モニターは確かに自慢するだけのことはある。もちろん視たのはブラジル戦である。結果は0―1での惜敗である。その前の韓国が1―5で敗戦しているので、日本は良くやったと報じる向きもある。そんな単純なものであろうか。森保監督の意図は明確だ。とにかく守れである。そのため選手たちは一丸となって徹底的に守った。実に退屈な試合であり、たまに攻めてもシュートは枠に飛ばない醜態である。失点も反則を取られて末のPKである。一方、その前の週に大敗した韓国だが、こちらはけっこう攻めていた。5失点はいただけないが、攻めた上での敗戦であり、案外と選手は納得しているかもしれない。実際、ブラジルのマスコミには韓国を日本よりも高く評価する記者もいた。また日本の...過渡期の日本サッカー

  • ああ娘 西原理恵子

    世の中不条理だと思う。最近ネット上で話題になっているのが西原理恵子と、その娘さんの不仲であった。毎日新聞に連載していた「毎日母さん」でも終盤、娘さんとの確執を描いていたから、そのことだと思ったら、どうも根が深いようだ。西原の漫画などでお子さんたちの姿が描かれることは普通だったが、それが幼い娘さんにとって辛かったことは描かれなかった。思春期に入った娘さんにとっては、絶対に描いて欲しくない場面もあったようだが、西原がそれを認めることはあまりなかったようだ。これでは娘さんが母親である西原を否定するのも無理はない。だが西原が自らの非を認める可能性は低いと思う。なぜなら西原自身、自らの恥じと失態を隠すことなく漫画のネタにしてきた作家だからだ。西原の生い立ちは結構悲惨で、実父は酒浸りで死亡。継父は経営に失敗しての自死...ああ娘西原理恵子

  • 満願 米澤穂信

    向き不向きは確かにある。私はなぜだか子供の頃から役人になることを拒否していた。とりわけ警察官だけは御免だった。絶対無理だと思っていた。なにせ子供の頃は、けっこうな悪ガキだったので、入っちゃいけないところに入り込むし、行っちゃいけないとされた場所にも平然と踏み込んでいた。米軍基地の隣町で育ったので、ベースに入り込んでMPにとっ捕まったこともある。立川の裏通りで酔っ払いの白人兵たちからチョコやガムをせしめていた子供だったので、警官には頻繁につまみ出された。私はあの警官たちの嫌そうな目つきを生涯忘れることはないと思う。ただ、世話になったこともある。大概が迷子になった時だが、私の場合迷子になるのはもっぱら遊園地かデパートの中なので、警官よりも警備員の世話になることが多かった。警官に保護されるのは、もっぱら繁華街を...満願米澤穂信

  • さくらの会再び

    いくら選挙が近いからといって、これはやり過ぎだろう。5月も終わりに近づく頃、突如マスコミが報じ出したのが、例の安倍・元首相主宰の「さくらの会」において、大手酒造メーカーのサントリーが無償でお酒を提供していたことだ。マスコミ曰く、公職選挙法違反の疑いがありだそうである。このあたりの司法判断は、検察に任せるにせよ、なんだって3年以上前の疑惑を、今になって取り上げたのか。公職選挙法違反というならば、それは検事局の仕事なのだが、さくらの会の違法性云々についてならば、既に2年前、コロナ禍が始まった頃までに、既に検察の手が入って調べられていたはず。政治家、それも首相絡みの案件だけに、検察が手心加えた可能性を私は否定しない。でも、なぜに今頃このネタを出してきたのだ。というか、何故にさくらの会の疑惑報道時に気が付かなかっ...さくらの会再び

  • ハーバード日本史教室 佐藤智恵

    日本の学校教育から、マルクス史観は排除するべきだと確信している。マルクス史観とは何か。端的に言えば、歴史に科学をまとわせることで、説得力を与えて資本主義が間違っていることを教導することを目的としている。初期の資本主義社会の悲惨な労働者たちを見続けて、社会的義憤に駆られたマルクスが、資本主義が間違っていることを科学的に立証せんと書かれたのが「資本論」である。マルクスは本来、科学ではない歴史に、科学的な装いをまとわせてより説得力を増すことを思いついた。科学とは、誰がみても客観的に事実として理解できることである。それゆえに年号を時系列に並べ、単なる事象の記載を羅列することこそ、真の歴史だと断じた。マルクスの目的は、市民に資本主義が間違っていることを教え込むことである。そのためにこそ科学的であることが重要だとした...ハーバード日本史教室佐藤智恵

  • 半島と日本

    なにかと喧しい隣の半島の南の方が政権交代した。まだ評価には少し早いとは思うが、前政権というか文・前大統領ほど日本人のコリア評価に貢献した人物はいないと思う。いや、日本だけでなくアメリカも同様だといって良い。1約束(条約や契約など)は守らない。政権が変ればリセットされると勘違いしている。2大物ぶって仲介者として振る舞おうとするが、当事者から相手にされない。その結果、一人暴走して余計に不信を買う。3市場経済を理解していないので、大統領が命令すれば賃金が上げり景気が浮揚すると思い込み、却って失業者を増やす。4何事も民族感情が最優先なので、北に軍需物資を横流しするのは権利だと思い込んでいる。5政策が上手くいかなければ、その原因を外(主に日本)に出して国民の不満を誤魔化す。6歴史(史実)と理想(妄想)との区別がなく...半島と日本

  • 冨樫とTwitter 

    私はけっこう頑固者。いくつか依怙地なマイルールを設定している。例えば携帯やスマホではゲームをやらない。LINEやTwitterはやらない。地下鉄一駅ならば歩く。他人からすれば奇妙な決め事なのだろう。でも、私は頑固に守ってきた。何故かといえば、私はナマケモノだからだ。どこかで自分を縛るルールがないと不安で仕方ない。人間、堕落するのは簡単だと分かっている。そこから這い上がるのが如何に苦しいか、十分経験済みである。だからこそマイルールを決めて、それを守り切ることで精神を堕落させないようにしている。多分、根っからの善人、真面目な人には理解できないと思う。私はかつて人生の裏側に転落しかけた危うい人なので、どこかで自分を縛る必要性を痛感している。そんな私が揺らいでいる。先週のことだが、あるニュースがネット上を駆け巡っ...冨樫とTwitter

  • ある日突然に

    死ぬ前に会っておきたかった。少し前になるが、メールでいきなり後輩の死を知らされた。一つ下の奴で、大学時代はいくつもの合宿を共にした仲である。特段親しくもなかったが、後輩のなかでも高く評価していた。正直、体力はあまりある方ではないが、気が利くというか、配慮の出来る奴で、大概の厄介事も片づける仕事の出来る奴だった。こいつは出世すると思っていたが、運が良いのか悪かったのか、就職先は都銀であった。バブル期直前に入行し、バブルに過度に踊ることもなく、またバブル崩壊後もリストラされることなく生き残っていた。激務であることは知っていたし、当人はわりと素っ気無いというか、割り切りの良すぎる奴なので、社会人になってからは疎遠になっていた。ただ義理堅く年賀状などのやり取りはしていたので、その転勤先の移り変り具合から、上手く組...ある日突然に

  • SPY×FAMILY 遠藤達哉

    ファンサービスは、顧客への気配りを意味する和製英語。略してファンサということもある。語源はファンへのサービスから。特に芸能人やスポーツ選手がファンに向けて行う行為がこう呼称される。握手やサインなど、ファンとの交流に積極的な著名人は「ファンサービスが良い」と称される。また、舞台上から行うファンサービスとしては観客へ向けた投げキッスなどが代表的。公営競技などにおける主催者側による来場者への先着プレゼントなどもファンサービスと呼ぶ(ウィキより引用)。日本で使われるファンサービスは、英語ではMeet(会う)andGreet(挨拶)でしょう。ただ英語でもFanServiceという言葉はあります。問題は日本とは意味が違うことです。英語のFanServiceは、日本だとお色気場面のことを意味します。けっこう日本では当たり前の...SPY×FAMILY遠藤達哉

  • F104

    未亡人製造機と呼ばれたのが、アメリカの迎撃戦闘機であるF―104スターファイターである。アメリカ初のマッハ2を誇る高速戦闘機であった。しかしアメリカ空軍はわずか1年たらずで運用を諦めて、州の空軍へ引き渡した。原因はその高性能ゆえに故障の多いエンジンと操縦性の難しさであった。未亡人の涙に空軍首脳部は耐えられなかった。ところが数年後、台湾海峡で軍事的緊張が生じた。いわゆる金門島砲撃事件である。この時北京政府は本気で台湾侵攻を狙っていたと云われている。急遽、アメリカは州軍からF104を引っ張り出して、沖縄及びグアムに空輸して対応した。台湾海峡をマッハ2の高速で飛行するF104に仰天した人民解放軍は、あっけない撤退した。当時のシナの空軍機では太刀打ちできないと諦めたからだ。そしてあのベルリン危機である。この時もアメリカ...F104

  • エルタックス

    愚痴です。eLTAX(エルタックス)という言葉をご存じでしょうか。地方税申告を電子申告でするためのシステムです。もっとも普通、一般の方がこのシステムを利用することは非常に少ないと思います。なぜかといえば、地方税単独の申告は少ないからです。日本は個人に対しては、所得課税です。通常、確定申告書を税務署に提出すると、その資料は納税者の居住地の自治体にも伝えられます。また給与所得者の場合、年末調整時に源泉票が交付されますが、同じ内容の給与支払報告書が会社から各自治体に提出されます。だから、地方税単独で申告することはないのです。個人に対して賦課される固定資産税や自動車税は地方税ですが、これも役所のほうから課税通知がくる仕組みなので、申告することはありません。個人で各地方自治体に申告するのは、償却資産税や事業所税ぐらいでし...エルタックス

  • 月面着陸

    敢えて提言したい。日本は宇宙開発については、独自路線で十分だ。アメリカに追随して、月面着陸なんて目指す必要はないと声を大にして言いたい。アメリカの目的は分かっている。膨大な予算が必要なNASAの宇宙開発計画に、日本からの資金を加えたい。ただ、それだけである。日本が望む技術提供は二級線のもので誤魔化されるはずだ。ただ悔しいことに、日本が現在独自に行っている小惑星探索などは、アメリカのNASAの協力が欠かせない。NASAの通信設備を使わないと、衛星に連絡することは難しいからだ。NASAは世界各地に通信設備を配置しており、全方位での連絡手段を持っている。日本は過去も、そして現在もこの設備を利用させてもらっている。だから、まったく無視することは出来ない。しかし、自ら積極的に宇宙開発を目指す必要はない。せいぜいアメリカや...月面着陸

  • もう君には頼まない 城山三郎

    私は国家資格で仕事をしているが、その本質は自由業だと思っている。この場合の自由は、客から見放される自由である。だからこそ表題の本のタイトルにはドキっとさせられる。だが以前から気になっていた石坂泰三の評伝である。読まねばならぬと考えていたが、例によって未読山脈の奥深くに眠っていた書であった。だが非常に気になってはいた。なにせ若い頃から「財界総理」の異名を奉られた石坂泰三である。しかも、私は共産党系の人たちに囲まれて育っていたため、どちらかといえば敵視していた過去を持つ。だが、自分なりに昭和史を学んでみると、むしろおかしいのは共産党系というか左派全般であることに気が付いた。だからこそ石坂泰三を詳しく知りたくなった。多分、表題の作品を購入したのは5年以上前だ。興味を持ちながらも、これだけ放っておいたのはタイトルが強烈...もう君には頼まない城山三郎

  • デッドマウント・ディスプレイ9巻 原作・成田良吾 作画 藤本新太

    長編の小説や漫画において、伏線を張って置いて、それを如何に回収して読者を満足させられるかは、大きな課題だと思う。この伏線の張り方と、その回収が上手いと作品の質が格段に高まる。現在、連載中の漫画でこれが上手いと思うのが表題の作品だ。拙ブログで何度も取り上げているが、それは私自身が非常に楽しみにしている漫画だからだ。これは作者というよりも原作者の成田良吾の功績だと思う。ライトノベルのほうでは、既に知られている作家だが、近年は漫画の原作の他、漫画の小説化にも取り組んでいる。有名なのは週刊少年ジャンプで人気を博した「BLEACH」のアナザーストーリーであろう。実はこの漫画、70巻を超える大作なのだが、未回収の伏線がかなりある。それを作者の久保帯人が監修しながら数人の作家により小説として刊行して、伏線を回収している。この...デッドマウント・ディスプレイ9巻原作・成田良吾作画藤本新太

  • バスの傾き

    今更だが、ようやく気が付いた。日頃、電車はよく使うが、バスはあまり使わない。バスを一番使うのは、もっぱら通院の時だ。ただ乗車中は外をぼんやり見ていたり、あるいはウトウトしていたりしていて気が付かなかった。全てのバスではないと思うが、私が使っているバスは停車すると、出入り口側に傾くというか沈み込む。もちろん乗降を助けるためだと思う。そして扉が閉まり発車するときには、その傾きが元に戻る仕組みになっている。多分、エア・サスペションを活用しているのだと思う。少し気になって調べてみた。これはバスの乗客が乗り降りしやすい様に、バスを傾けるニーリングと呼ばれるシステムだそうだ。ユニバーサルデザインの一環であり、人に優しくなっているそうである。なるほど、悪くないと思った。比較的最近導入されたようで、普通の乗合バスだと左に傾くそ...バスの傾き

  • アサリ不足

    春から夏にかけて美味しいのがアサリだと思う。ただしあくまで産卵前である。産卵した直後のアサリは疲弊していてあまり美味しくない。なので私は水煮した缶詰のアサリを使うことが多い。でも、やはり貝殻付のアサリを調理する楽しみは捨てがたい。ただ近年、産卵直後の時期なのに、けっこう美味しいアサリが店頭に並んでいることを少し不思議に思っていた。その種明かしは今年1月にあった。要するに輸入のアサリを日本の干潟に撒いて、少し日を置いてから採って出荷していたのだ。以前は春先に産卵直後のアサリが平然と店頭に並んでいたこともあったから、その意味で輸入もののアサリは悪くないと思っている。もっとも輸入が増えた大きな理由は、やはり国内の干潟が細ったからだろう。一定の売上を確保するため、漁協ぐるみで輸入もののアサリを国産に偽装していたのだから...アサリ不足

  • センゴク権兵衛 宮下英樹

    決して賢くはないが、その愚直な生き様で戦国時代を生き延びた男、それが仙石秀久だ。始めてその名を知ったのは、週刊ヤング・マガジン誌で連載された「センゴク」を読んだ時だ。まったく知らなかった。あまり日本史には詳しくないが、それでも戦国時代の主要な大名や武将の名ぐらいは知っていた。だが仙石秀久の名はまったく知らなかった。秀吉の下で一時は10万石の大名とまで昇進したが、大失敗をしでかして領地没収。古参ゆえに死罪は免れたが、高野山に追いやられた。しかし、小田原攻めで功を挙げて復活、その仲介をした家康の旗下につき、秀忠のお守役をつとめ江戸時代まで生き残った武将である。正直、秀吉にずいぶんと贔屓された感はある。それもそのはずで、蜂須賀小六など野武士や農民出身者が主体であった秀吉の傘下に初めて入った由緒正しき武家が仙石秀久だか...センゴク権兵衛宮下英樹

  • 西ノ島の誕生

    多分、いやほぼ確実に生きて結果を知ることはないと思う。でも関心を持たずにはいられないのが東京から南へ900キロあまりの海に浮かぶ西ノ島である。昨年、太平洋沿岸に大量の軽石が押し寄せてきたニュースがあった。これは主に西ノ島ちかくの福徳岡の島の噴火活動から生まれた軽石である。このような軽石主体で作られた島は、遅かれ早かれ海の波に削られて消え去る運命にある。しかし、堅い玄武岩が主体の西ノ島は違う。これまで安山岩主体の溶岩であったのだが、ここにきて玄武岩が増えてきた。従来の科学では、玄武岩質のマグマは、大陸の地底深くから噴出するもので、海底火山からは多くはみられなかった。まだ結論を出すのは早過ぎるが、もしかしたら西ノ島は有史以来、初めての大陸を形成する発端となる島に成長するかもしれない。少なくとも、このまま玄武岩主体の...西ノ島の誕生

  • 驚きの英国史 コリン・ジョイス

    似てないけど、似ている点があることが否定できない。それが私にとってのイギリスである。ユーラシア大陸を挟んで極東の日本と極西のイギリス。どちらも辺境の地であり、大陸とは海峡を挟んでいるが故に独立の地位を保ちやすい。同時に大陸との関係が重要であり、決して孤立は出来ない位置でもある。ただ少数の異民族はいたものの、ほぼ同化に成功した日本と、異民族との連合国家としての性格が強いイギリスの違いはある。特にブリテン島は支配者が幾度か変わっているため、民族としての一体感には欠ける。実際、日本民族はあってもイギリス民族という概念は存在しない。ただしイギリス人という概念は存在するから厄介だ。イギリスにはウェールズ、スコットランド、アイルランドといった近いが異なる民族があるため、日本よりも面倒だ。ちなみにイギリスとはイングランドのポ...驚きの英国史コリン・ジョイス

  • シナの自国地図

    私がシナという呼称を使うのは、世界の中心だと認めていないからだ。もちろん中華人民共和国のことである。そもそも中国という呼称は、世界の中心であることを意味している。世界第二位の大国ではあるが、私は現在のシナが世界の中心だとは考えていない。ただシナの人たちはプライドが高く、自分たちこそが世界の中心であると信じ込んでいる。その根拠となるのが長年にわたりシナの人たちの意識の根底にある中華思想である。儒教の賜物であるが、率直に言って儒教はシナの中心的宗教ではない。あまりに現実的であるが故に、一つの宗教に囚われていないのがシナの特徴でもある。どちらかといえば、道教などの土着宗教のほうが意識に深く根付いていると思う。もっとも状況次第でキリスト教にも染まるし、イスラム教だって否定している訳ではない。ただ自分中心主義なので、必要...シナの自国地図

  • ウクライナは正しいのか

    現在、ウクライナの置かれている状況に同情を抱く気持ちに嘘はない。でもウクライナが正しいかと云われると、正直けっこう迷う。現在の大統領及び国民の大半が反ロシアであることはわかる。しかし、過去は違っていた時期もある。ウクライナは農業大国であると同時に、実は旧ソ連の軍需工場を数多く抱えた工業国でもあった。だが石油や天然ガスはロシアからの輸入頼りである。これがロシアとの癒着を生んだ。ソ連邦が崩壊して以降、ウクライナは主要な軍事関連の施設などを接収されたが、石油や天然ガスの輸入に関して親ロシア派の公的企業が独占した。この利権はおこぼれが多く、ウクライナに新たな富裕階級を生み出した。当然に政府は親ロシア寄りであった。しかし、一応は民主化したウクライナでは、この親ロシア寄りの政権は庶民から恨みを買っていた。だから国政選挙があ...ウクライナは正しいのか

  • 低山のこわさ

    3年前、道志村のキャンプ場から姿を消した女の子の遺骨かもしれない骨が見つかった。生存を信じていた家族は悲痛な思いであろうと覗える。人の生死にかかわる事であり、安易な憶測記事は書きたくない。が、先日、日本TVのバンキシャという報道系番組の動画がアップされていたので、思うところがあり書き記してみる。道志村は道志山塊と丹沢山系に挟まれた谷地にある。東京からだと八王子の南、相模原あたりから山梨の山中湖あたりに抜ける県道413号沿いにある。東京に近いが、それでも過疎はかなり進んでいる。そして道志山塊(と、私たちは呼んでいた)は里山である以上に地味な山で、私が登っていた昭和の頃でも、さほど人気のある山ではなかった。もっとも藪山、里山を楽しめる山であり、冬でも比較的安全に登れる。ただし谷沿いの山なので、かなり寒い。私は道志山...低山のこわさ

  • 笑ゥせえるすまん 藤子不二雄A

    人は弱い生き物だ、誰にだって心の隙間はある。この満たされぬ隙間は、たとえ小さくとも、気になって仕方がないものだ。この隙間から幸せは逃げていくし、幸運も失われてしまう。残るのは不平不満だけだ。私にも大きな心の隙間があった。難病により健康と未来と希望を失った時だ。この絶望はあまりに大き過ぎた。隙間というよりも巨大な陥穽であり、暗く深く冷たい心の亀裂であったと思う。あまりに絶望が大き過ぎ、また深すぎたが故に、この心の隙間を埋めることなんて出来やしなかった。だから私は開き直り、不貞腐れて布団に潜り込んだ。傷ついた野性の獣がそうするように、ひたすら横たわり、身体と心を休めた。何か月、そうしていたことだろう。いや、それは数年単位に及んだ。よくぞ、あれほど寝ていられたものだと思う。いくらでも眠れた。夢は沢山みたし、そのなかに...笑ゥせえるすまん藤子不二雄A

  • T72の失墜

    時代の流れは、時としてかなり残酷だと思う。1970年代初頭のことだ。突如出現したソ連の新型戦車は西側諸国をパニックに陥れた。低い車高、当時最強とされた125ミリ滑空砲を備えた戦車、それがT72であった。低い車高は傾斜装甲と相まって被弾による損傷を減らす。NATOの見解では、当時の西側の戦車では命中させて撃破することは難しいとされた。105ミリライフル砲を標準装備していた西側の戦車は、大急ぎで125ミリ砲の研究を始める始末であった。当然にワルシャワ機構軍には優先的に配備された。もちろんソ連の友好国にも大量に輸出されたことは言うまでもない。その過程で見つかったT72の弱点は、車高が低いが故に運転席が狭く、小柄な兵士でないと操縦できないことぐらいであった。当時、プラモデル好きであった私はT72戦車の模型を好んだのも当...T72の失墜

  • 筍ごはん

    御飯のおこげって美味しいと思いだした。まだ終息した訳ではないが、久々の自粛宣言のないゴールデンウィークである。もっとも私は二度の入院のせいで遅れた仕事を通常に戻すため、連日出勤している。3年余りのコロナ禍で銀座界隈の飲食店は、かなり被害を被り閉店に追い込まれた店も少なくない。私が昼時に通っていたランチが安くて美味しいお店など、8割がた閉店の惨状である。毎年、春先になると私は割烹料理の店で、季節料理の一つである筍ごはんを頂いていた。ところがそのお店が閉店してしまった。おかげで春の旬の名物である筍ごはんを食べる機会を失って二年である。好き嫌いの少ない私だが、どうしても筍ごはんを食べたくなった。そこで初めて自宅で作ってみた。生の筍はあく抜きに自信がないので、水煮した筍を買い、後はレシピに従いご飯を炊くだけだ。その結果...筍ごはん

  • プロレスってさ デイビーボーイ・スミス

    憧れが失望に変わると、人は案外と残酷になれるらしい。そう考えて裏切ったのがデイビーボーイ・スミスだと思う。ファンのみならず、同業のプロレスラーからも敬意を払われたイギリスのダイナマイト・キッドの親戚であったスミスは、子供の頃からキッドに憧れていた。だから当然にプロレスラーになりたがった。キッドに助言を請い、身体を鍛えてカナダに渡り、カルガリーをテリトリーとしていたハート一族に気に入られて活躍。その実力を認めたダイナマイト・キッドとタッグを組み、日本ではブリティッシュ・ブルドッグスとして人気を博した。キッドのスピードとタフネス、スミスの怪力とラフなレスリングの組み合わせは、目の肥えた日本のプロレスファンにも高く評価された。二人はやがてプロレスの本場アメリカに渡った。そして最も派手で人気もあったNYのWWFで活躍し...プロレスってさデイビーボーイ・スミス

  • あすなろ物語 井上靖

    多分、小学生の時の課題図書が表題の書であった。嫌な本だと思った。負け犬の嘆きだと感想文に書いたら担任の先生から大人になったらもう一度読んでみなさいと言われた。あまり先生の言うことを聞かない子であったが、不思議とその言葉は覚えていた。ただ好きな作品でなかったので、当然に読み返すことなどしなかった。しかし作者の井上靖はかなり好きな作家である。そう考えると、嫌っていたこと自体ある意味不思議、不可解であることに気が付いたのは、わりと最近のことだ。なんとなく児童文学だと決めつけていたせいだとも思うが、やはり小学生の頃の嫌な印象が強かったことが、読まずにきた原因だと思う。なお、小学生の頃に読んだものは、子供向けに抄訳されていたかもしれない。そう気が付いたので、これは是非とも再読せねばと古本屋で買い込んであったが、例によって...あすなろ物語井上靖

  • オシム氏の死去

    2004年の頃だと思うが、JEF市原の試合後の監督会見は面白かった。なにせJEFのHPに会見録がアップされるほどに人気があった。原因は当時の監督であったオシム氏の絶妙にして洒脱な話しぶりであった。曰く「ライオンに追われるウサギは肉離れを起こさない」と言って怪我の多い選手たちを戒めた。曰く「走り過ぎても死なない」と言い切り、走る重要性を訴え続けた。事サッカーに関してはいくらでも話せる人であった。スポーツ記者の中にはオシム学校と称して、その会見をサッカーを学ぶ場として捉える人もいたという。反面、中途半端な知識のスポーツ記者には厳しく、半泣きで帰社したスポーツ記者もいたという。ユーゴスラビア最後の代表監督であり、民族問題、政治問題に振り回された過去を持つだけに、サッカー以外の質問には寡黙であった。曰く「報道は戦争を引...オシム氏の死去

  • 語っておきたい古代史 森浩一

    私は活字中毒だと思っている。だからこそ気を付けねばならないのが、文章による情報を過信することだ。私は十代の頃、山登りに傾倒していたが、やはり活字中毒の性分から登る前にはガイドブックや地図を熟読していた。そして実際に登ってみて、事前の知識と現場の違いに頭を抱えた。なかでも思い出すたびに赤面しそうになるのが南アルプスの早川尾根だ。夜叉神峠から登り出し、有名な鳳凰三山までは良い。で、その後は早川尾根を縦走して甲斐駒岳を目指す。なに?早川尾根って。私はガイドブックに地名を見つけた時から馬鹿にしていた。なんだよ、尾根って。わざわざつける名称かと訝った。国土地理院の地形図をみても、なんてことのない尾根筋である。要は著名な甲斐駒岳へのアプローチに過ぎない。そう思い込んでいた。ところがいざ登ってみると、早川尾根は私が縦走したな...語っておきたい古代史森浩一

  • 戦乱の時代

    商売という名の電車は止まれない。止まった時は、商売が破綻した時である。これは資本主義にも当てはまる大原則である。特に市場経済は常に動いていることが求められる。それが常態であり、それが必須でもある。転石苔むさずと云うとおり、市場経済は動いているからこそ健全である。止まらずとも動きが鈍くなれば、市場経済は不健全化する。言い換えれば、市場経済は不安定であるからこそ健全であり、変動が常態でもある。だから変化を怖れてはならない。ところが日本のような官僚主導社会は、本質的に変化を嫌がる。変化が必然だと頭で分かっていても、変化する前の状態に安住したがる。その一例が85年のプラザ合意後の円高である。大蔵省を中心に盛んに円高不況を叫び、多額の税金を投入しての為替操作を目論んだが無駄に終わった。官庁の記者クラブが主導する大マスコミ...戦乱の時代

  • 空母艦隊

    日本人が考える日本と、海外の方から見える日本は違うことは良くある話。時として、外国の方の視点は、私たち日本人が気が付かなかったりするものがある。だから興味深く思っているが、時としてうんざりすることもある。それがお隣の半島のお方々が報じる日本である。なんでも2030年代後半には、10万トン級の空母を二隻、日本は保有する予定であるらしい。現在、改装中の二隻の軽空母と合わせて4隻の空母艦隊を保有するそうだ。聞いてねぇよ。防衛省内で検討はしているかもしれない。しかし、空母を保有する計画があるとは思えない。第一、10万トン級の空母となると、絶対にアメリカ政府の内諾が必要となる。搭載する戦闘機もアメリカ製しか選択肢がない以上、アメリカが認めない限り、日本が空母を保有することはありえない。現在、軽空母として改装中の二隻も、当...空母艦隊

  • フェイクニュース

    インターネットという情報媒介手段を得たことで、人々は驚くほどに情報入手が容易になった。だが同時に情報の良し悪しを判断することが難しくなった。その典型がフェイクニュースと呼ばれるものだ。そして、このフェイクニュースには、私はけっこう怒っています。駅や美術館などの公共施設に設置してある、あの赤い箱の中にはAEDという医療機器が入っています。Automated(自動化された)External(体外式の)Defibrillator(除細動器)の略であり、日本語では「自動体外式除細動器」と言われています。けいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。平成16年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになりました。日本におい...フェイクニュース

  • ロシアは弱いのか

    ロシアは弱い。そんな記事を見かけることが増えた。たしかにウクライナ侵攻の現状をみれば、そのように感じるのだろう。分からなくもないが、正直馬鹿だと思う。歴史感覚がゼロとしか言いようがない。昔からロシアは攻めて弱いが、守って強い国だった。ロシアの民はそれを分かっていて、攻められないためにこそ軍備を増強してきた。実際、モンゴルやタタールなどの騎馬民族の襲来により支配された以外は、攻められても撃退してきた歴史をもつ。あの軍事の天才ナポレオンを撃退し、電撃戦のナチス・ドイツも撃退している。粘り強く、諦めを知らず、その守り強さは驚異的だといって良い。今回のウクライナ侵攻だって、少し見方を変えれば、攻めるロシアと守るロシアでもある。ウクライナの民は民族的独自性は薄く、ロシアの親族だといって良い。ナポレオンの時も、ナチス・ドイ...ロシアは弱いのか

  • リーグ戦の導入

    一回戦負け。嫌な言葉だ。スポーツをやっていた人ならば、この一回戦負けを経験したことのない人は少なくないと思う。負けた経験と悔しさは、勝った経験と喜びに勝るとも劣らずに大切だと思う。長い人生において勝ち続けることはあり得ないし、負けた後の生き方次第で、その人生が変わることも良くある事。挫折して立ち直れなくなる人もいるが、多くの場合、負けたことを糧として再び立ち上がる生き方を学ぶ。その意味でも、スポーツとりわけクラブ活動を良いことだと考えている。学校教育の一環としてのスポーツと、大会参加には相応の価値があると思う。しかしながら弊害もある。学校教育の一環である以上、どうしたって学業優先となる。だから公式試合が多過ぎることは望ましくない。そのため野球でもサッカーでもトーナメント制が主流となる。トーナメント戦では、一回戦...リーグ戦の導入

  • 砂糖の世界史 川北稔

    子供の頃、私のひそかな楽しみは砂糖を舐めることであった。特に角砂糖がお気に入りであったが、これは数が限られるので、母にすぐにばれてしまう。致し方なく、私はガラス瓶に入れられた白砂糖をスプーンで取り出して舐めていた。別に当時、甘いものを禁じられていた訳ではないが、砂糖を舐める悦楽は、禁じられた快楽に近いものがあり、悪いと思いつつも止められなかった。砂糖に魅力を感じるのは、なにも私だけではないはずだ。特に成長期の子供にとって、甘い砂糖は堪え切れぬ魅力がある。もっとも、不思議なことに、成長するに従い、砂糖を舐めるといった禁断の悦楽からは遠ざかるようになった。基本、甘党である私だが、その頃になると甘すぎない甘さに惹かれるようになっていたからだと思う。この砂糖は、古今東西問わずして人類を魅惑してきた。だが当初は稀少な医薬...砂糖の世界史川北稔

  • 今も変わらず

    言論の自由って?言論の自由なんて、空気次第でぶっとぶのが日本社会。自民党の二階幹事長が、東京五輪に付いて開催中止もありうると発言したことが炎上している。率直に言って、十分ありえることであり......>続きを読むかつて山本七平氏が、日本人は空気(雰囲気)に流されやすいと喝破したけど、今も変わらないみたい。久々に山本氏の著作を再読したくなった。もともと、このブログは本の再読による感想を書くことを目的として始めた。でも、最近はあまり再読してないな。初心に帰って、再び再読してみるかな。追記この記事はgoo編集部より奨められて書いたものです。teacupより引越してきたばかりなので、お付き合いの一環として書き上げたものです。今も変わらず

  • ふたご育児ぷらすわん ももせたまみ

    白泉社という出版社から刊行されている漫画雑誌に「ヤングアニマル」がある。元は集英社の週刊ジャンプの編集経験者が中心となって立ち上げた雑誌だけに、ジャンプの青年誌版であり、かつヤングジャンプでは掲載されないようなマイナーな分野を得意としている。代表作はダークファンタジーの未完の傑作「ベルセルク」であり、リアル・ストリート喧嘩漫画といわれた「ホーリーランド」、童貞青年たちのバイブルと云われた「ふたりエッチ」なんかが有名だ。そんな作品に混じって、突出して浮いた絵柄だったのが、ももせたまみの出世作「ももいろシスターズ」であった。H系四コマ漫画の金字塔である。女性の漫画家が主に下ネタを扱った四コマ漫画ならば、原律子が有名だが、ももせの漫画はあまりに可愛すぎた。おそらく作者の人柄が反映されているのだと思うが、下ネタは下品で...ふたご育児ぷらすわんももせたまみ

  • クラスハ4

    いつの時代であっても情報の大切さは変わらない。特に戦いにあっては、情報な勝敗につながる重要なものとなる。情報をいかに入手し、的確に判断して、情報を活かすことが勝利への王道である。戦史を鑑みれば、この情報戦に勝った側が最終的に戦いにも勝つことが多い。過去においても旧・日本政府の暗号を解読していたアメリカが太平洋戦争に勝利した。またナチス・ドイツの暗号の解読に成功した連合国が勝ったことからも、情報戦の大切さが分る。そして、どうやら今回のウクライナ戦争でロシアがやらかした。ロシア最新の電子戦の為の運搬型電子工作機であるクラスハ4型が、破壊されずにウクライナ軍に鹵獲されたとの情報がネットで飛びまわっている。もちろん軍事情報だから、フェイクの可能性も否定は出来ない。しかし、その後アメリカがポーランドに戦車を供与したり、N...クラスハ4

  • 車の整備

    日本車は滅多に故障しないとされている。そのせいだと思うが、自分で車両の安全確認はもちろん、車両点検もしない人は多い。でも最低限やった方がいいこともある。一つはタイヤである。乗る前に目視でいいから前後輪が無事であることぐらい確認したほうがいい。どんな優れた車でも、タイヤがパンク等で機能しなければ、まともに走らない。もう一つは毎回とは言わないけど、半年に一度くらい、エンジンオイルを確認したほうがいい。おそらく、これだけは自動車教習所で習っているはずだ。エンジンオイルはエンジンの潤滑油であり、地味だが非常に重要な役割を担っている。それは現代においても変わらない。2000年ごろの話だが、某自動車メーカーの車で、異常なエンジンオイルの消耗が噂されたことがある。一車種だけではなく、また複数のメーカーでのことである。だいたい...車の整備

  • 永遠に去りぬ ロバート・ゴダード

    なにも無かった。会話を交わした記憶さえない。第一、もう名前も思い出せない。それなのに、その美貌だけは覚えている。いや、正確には40年ちかく忘れていたのに思い出してしまった。高校の同級生ではあるが、クラスも違ったし、部活も違う。接点は本来なかったはず。だが一回だけ紹介されたように思う。あれは高校一年の文化祭の時だ。当時、どちらかといえば女嫌いであった私だが、ちょっと大人しめに見えて、実は少年めいた明るさをもったY子と仲良くなっていた。そのY子に文化祭の時、彼女が入部しているクラブのイベントに誘われた時に紹介された。。ずば抜けて美人な子が彼女であった。一度見たら忘れられない美貌ではあったが、なによりも優しげな笑顔が魅惑的な子であった。が、しかし当時女嫌いというか女性不信の気が強かった私は、無意識に警戒してしまった。...永遠に去りぬロバート・ゴダード

  • 突然死

    死という奴は、案外と身近にあるみたいだ。先月のことである。3月の第一週に退院した私は、入院中に溜まっていた仕事を片付けるため、連日奔走していた。その日も、夕刻顧客に会い食事を共にして別れた。その帰途の駅でのことだ。階段を登り改札の手前で意識が軽く遠のいた。なんだ、眩暈か?そう思いつつ、手近にあった手すりをつかみ、しばし耐えると回復した。その間、3秒足らずであり、妙に思いつつも帰宅の途についた。その翌日、やはり同じような時間帯に本屋で立ち読みをしていた時だ。またもや軽く意識が遠のく感覚があった。両足に力を入れて踏ん張ると、すぐに回復した。脈拍も普通だし、発熱した訳でもない。まァいいか。そう思いすぐに忘れた。だって空腹だったから。ところで私の週末の贅沢は、土曜日午前中の惰眠である。いつものように早朝起きて食事を軽く...突然死

  • 懐かしき川

    無知なる善意は性質が悪い。鯉という魚を知らぬ日本人はいないと思う。日本全国、津々浦々の河川や池、湖、沼に棲息する大型の淡水魚である。古くは平安時代から観賞用として愛されてきた魚でもある。私も知らなかったのだが、実は日本の鯉の大半、概ね9割以上が外来魚である。錦鯉や真鯉はシナから輸入された魚で、日本列島の固有種である野鯉は琵琶湖など一部に僅かに棲息しているだけである。それでも古来から日本に居る淡水魚として親しまれている。しかし、鯉は雑食性で、口に入るものは何でも食べる上に、大食いでも知られている。海外では侵略的外来種として危険視されているほどである。鯉に餌をやったことがある方ならば分ると思うが、あの口で吸いこむように何でも食べる。その河川の在来種を容易に絶滅に追いやる猛魚である。しかも環境対応性が高く、かなり汚れ...懐かしき川

  • 子供の命よりも役所の面子

    組織を守るためならば、ウソをついても構わない。そう真面目に、真剣に、そして無自覚に考えている日本人は多いと思う。彼らにとっては、まず組織が第一である。営利法人である場合もあるが、なにより多いのは政府の看板を背負った組織、つまり役所である。彼らは考えない、何故に役所があるのか、何故に組織があるのかを。ただ、組織を守れれば良しであり、組織の安定を揺るがしそうな物事は、なかったものとして処置してしまう。だから「子育て支援課」という部署で働きながらも、なぜにその部署が設けられているのかを真剣に考えない。埼玉県本庄市に親から虐待を受けていると思しき子供がいると、その子供が通う保育園から通報があった。またその子供が外食中に店で虐待されているとの店主からの通報があった。しかし、「子育て支援課」はまともに対応しなかった。それど...子供の命よりも役所の面子

  • カタール大会の死のグループ

    強い相手の本気と勝負してこそ価値がある。日本サッカーが弱かった時代であっても、案外と日本はサッカー強国といわれるチームと対戦している。ただし親善試合であり、本気の試合ではなかった。なにせ対戦相手の強国チームは、日本での観光が目的であり、個人的に日本企業にスャ塔Tー契約をしている選手だけが真面目にプレーしていただけであった。そして肝心の日本選手たちは、外国人選手の上手さに感激したり、呆然としたりしている醜態であった。クソ真面目なブラジルのジーコなんざ、味方にも対戦相手の日本チームにも、そして観客から日本のマスコミにまで激怒していて騒動になったほどである。アジアならいざしらず、サッカーの日本代表チームが本気で欧州や南米のチームと戦ったのは、間違いなくフランスワールド杯が初めてである。ここでオリンピックを思い出し、そ...カタール大会の死のグループ

  • 安直な報道の自由

    自由、とりわけ報道の自由は民主主義社会においては重要だが、その報道には重要さに値しない低劣なものが少なくない。ウクライナ戦争以来、日本国内にいるロシア人に対する風当たりがひどい。ロシア料理店への風評被害もあれば、個人への誹謗中傷もある始末である。それを客観的に報道するのは良い。しかし、相手に許可も得ずに勝手に報じる無神経な報道も散見する。そもそもロシアは言論の自由が保証された国ではない。欧州やアメリカ、日本にいるロシア人たちが全員今回の戦争に反対している訳ではない。いや、反対の気持ちはもっていても、それを表明できない人はけっこういる。なぜなら、家族がロシア国内にいる場合、国外にいるロシア人の反ロシア的な発言は、必然的に家族を追いやる可能性があるからだ。またロシア国内にいるロシア人だって自由に発言できる訳ではない...安直な報道の自由

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