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2022/04/20

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  • バカは騙される

    いつの時代にも騙される人はいるものだ。日本政府の負債が地方政府分と合わせて1,317兆円に達したと報じられ、国民一人当たりの負担額は1,063万円になるとの記事が出た。素直に「これじゃ、減税なんて言っている場合じゃないね」とのコメントもネット上に上げられていた。はっきり言いますけど、馬鹿ですね。馬鹿でなければ、財務省側の情報操作の一環でしょう。まず国の借金とは国債であり、その国債の所有者こそが債権者です。地方債も同様ですが、債権の所有者は主に金融機関、財団等の半公共団体、そして日本銀行です。個人の国債保有者が極めて少ないのが特徴です。この国債の保有者が外国人や外国企業、外国政府だったりするとデフォルト(債務不履行)の発生の可能性が高まります。つまり国家の破産ですね。日本の場合はまずあり得ません。何故なら国...バカは騙される

  • AFCの分割

    世界で最も人気のあるスポーツがサッカーだ。そして4年に一回開催されるサッカーの国別の世界一を決める国際大会がワールドカップ大会である。200か国を超える国が参加するだけに、予選を行うだけでも膨大な時間がかかる。その予選は各大陸別に開催される。欧州、アフリカ、アジア、オセアニア、北中米、南米に大別されるのだが、この中で最も巨大なのがアジアである。なにせ中近東から中央アジア、東南アジア、極東を含むのだから、予選も3段階に分けて行われる。このアジア予選を仕切るのがAFC(アジア・フットボール・コンフェデレーション)であるが、あまり評判が良くない。なにせ組織を牛耳っているのは豊富なオイルマネーを持つアラブ諸国である。組織の事務局こそマレーシアのクアラルンプールにあるが、その運営はアラブ諸国に牛耳られている。日本で...AFCの分割

  • アメリカが求めるもの

    金の問題ではない。このことが理解できていないマスコミ報道が多すぎる。トランプ大統領が、より多くの軍事貢献を求めていることをお金の問題にすり替える間抜けな報道が多くて困る。それどころか、これをトランプの横暴だと認識しているおバカが巷に溢れている。そうではない、これは20年以上前からアメリカが求めていたものだ。それをアメリカ軍の駐在費用の分担の問題にすり替えたのが日本のマスコミ様である。この問題は古くて新しい問題でもある。1960年代から70年代にかけて日米安全保障条約の改訂がなされるたびに、左派学生や労働組合、教職員組合が動員されて国会議事堂前で反対デモが盛大に行われた。しかし、集まっている反対派で、日米安全保障条約の内容を理解しているものは皆無であった。この軍事条約の本質は、アメリカは日本を守ってやるが、...アメリカが求めるもの

  • ブログについて

    本を読むのは大好きだが、文章を書くのは決して得意ではなかった。特に簡潔に分かり易く書くのは苦手であった。だからインターネットが始まってから、ネット上のコミュニティに参加して、そこの掲示板に書くことで文章書きが上手くなれたら良いなと考えていた。それがAOLの会員限定のコミュニティであった。私はそこで掲示板に多数書き込み、徐々に文章を書く楽しさを覚えていった。しかし、AOLがコニュニティーの掲示板を廃止し、替わりにブログを導入した。それが2005年の秋であった。私のブログ書きは、ここから始まっている。数年間、AOLでブログを書き続けていたが遂にAOL自体が事業撤退となり、後継としてTeacupを紹介されたので、そちらに引っ越した。そこで十年近く書き続けたがやはりブログサービスの撤退を受けて引越し先として推奨さ...ブログについて

  • 逆転の大中国史 楊海英

    現生人類がその存在を認められるのは今から4~5万年前である。単純にネアンデルタール人からクロマニョン人へ移行したのではなく、混在したり、分化したり複雑な進化の経路を辿って現行人類が圧倒的な支配者となったことが分かっている。ただ、その移行の時期は氷河時代だと分かっている。氷河期が終わり、間氷期に入ったのは概ね一年前であるからして、現生人類が農業を始めたのは今から8千年ぐらい前だと言われている。つまり人類はその生存期間の過半以上、概ね3万年以上は遊牧生活で暮らしてきたと想像できる。農耕が始まったのは間氷期に入ってからで、そこから農産物の蓄積により富が溜まり、都市文明が花開いた。現代の人類はこの都市文明の発展から育ったものなので、遊牧生活は野蛮なものだとの偏見が、当然の考えとして広まっている。そう、遊牧生活が農...逆転の大中国史楊海英

  • 21世紀の戦争

    私は以前から21世紀は、原油と食料と水を求めて戦争が起こると考えています。ただ20世紀に起きた二度の世界大戦のような形ではなく、局地的な紛争の頻発となるのではないかと予想しています。実際問題、冷戦終結以降、世界各地で起こった戦争は、規模が小さく他の国の支援を受けての地域紛争ばかりです。現在の覇権国であるアメリカの最新兵器は、基本的に対ソ連向けが中心で技術の粋を尽くしたものが中心です。多額の開発資金を投じ、大学や研究所、軍需企業等に協力を要請して製造した兵器は、いずれも高性能なものばかり。ただあまりに高額過ぎた。世界第一位の経済力を誇るアメリカでさえ、その高額な軍事費に疑問を感じざるを得なかった。特に税金の使途に厳しいアメリカの議員たちが疑問視したのが、コストパフォーマンスでした。ゲリラやテロリストたちが保...21世紀の戦争

  • ジンコック

    お昼時になると、美味いと評判の店にはサラリーマンやOLが行列をつくる。ナマケグマの癖に食べ物に関してはせっかちな私は行列に並んでまでして昼食を食べるのは好きではない。時間の無駄に思えて仕方ないからだが、それでも美味しい昼食を気軽に楽しみたい気持ちはある。事務所の近くにある冒頭のカリー屋は、昼時になると常時行列の出来る店である。興味はあったが、並ぶのが嫌でいつも通り過ぎていた。実は神田界隈はカレーの名店が幾つもあるカレー激戦区でもある。時折人気投票などをやっているが、「ジンコック」は上位の常連店でもある。だから気になっていた。その日は氷雨が横殴りの風と共に吹き付けるせいで、外を出歩く人の姿は少なかった。もしやと思い、ジンコックに行くと2人しか並んでいない。これはチャンスと思い初めて並んだ。冷たい氷雨に吹かれ...ジンコック

  • お休み

    どうも冷たい風に吹かれたせいで風邪を引いた模様。なので一日静養します。やわな身体になったもんですわ。お休み

  • U17アジア大会

    日本サッカーの二つの欠点が明らかになったのが今回のU17アジア大会だ。初戦がUAEに3-1で勝利、次戦がヴェトナムに1-1で引き分け、そして三戦目がオーストラリアに2-3で敗北である。ヴェトナムとUAEが引き分けた為、得失点差で決勝リーグに進出、合わせて世界大会への出場も決まった。私は三戦ともネット観戦したが、個々人の選手の技量は決して低くない。ただチーム戦術が中途半端だ。特に二戦目のヴェトナム戦は勝ち切れたはずの試合だった。終盤で失点しての引き分けだが、あれはしっかりと守り切れなかった日本側の当然の失点だ。守るのか、攻め切るのかが明白でない中途半端な戦い方が失点を招いた。いったい廣山監督は何をしていたのだ。これはオーストラリア戦でも同様で、攻めるのは個人の技量次第で、守りのコンセプトが曖昧だった。守らな...U17アジア大会

  • goo blog終了

    いきなりブログサービスの終了のお知らせ。参ったね、teacupから引っ越してきて3年足らずなのに・・・仕方ない。次を探すか。gooblog終了

  • 10円値下げでいいよね

    戦争でやってはいけないことの代表が、戦力の逐次投入だ。戦力を小出しして、相手の反応をみて方針を決める。歴史上、数多の政治家、将軍がやらかした典型的失敗である。やるのならば投入できる最大戦力を惜しまず出して、相手を圧倒して有利なポジションを得てから交渉に入る。戦争における王道であるのだが、これが出来なかった事例もまた多い。実は最大戦力を一気に投入するにはいくつかの条件がある。まず事前の情報収集であり、次に迅速な行動を可能にする連絡網の構築であり、具体的な行動のための道筋を明確にすることだ。そして困ったことに日本人はこれが苦手なことが多い。だからこそ歴史上の勝者である武将や政治家は、この迅速にして果敢な攻勢をするための準備を欠かさない。典型的なのは織田信長で、情報収集のための努力を惜しまず、街道の整備、海運、...10円値下げでいいよね

  • HOOTERS

    「お触りはダメよ」といきなり言われた。十数年前だが、銀座9の新橋側に新しい店舗が出来た。なんでもアメリカ版キャバクラもどきらしい。私はそもそも酒をさほど好きではないし、女性を侍らせて酒を楽しむ趣味もない。どちらかといえば、食事や会話を楽しむための酒である。第一、飲むならば自分のペースで飲みたい。だから女性が横について一々グラスを満たしてくれるのは、有難迷惑とさえ思っている。ただ、そうはいっても仕事の延長線上で飲みに行くこともある。友人ならまだしも、お客さんだと会話が途切れた時の空白がよろしくない。そんな時は場慣れしたホステスさんが仕切る銀座のクラブはけっこうありがたい。また若い顧客と飲む時は賑やかな新宿あたりのキャバクラを使うこともあった。だからアメリカ版のキャバクラってどんなもんだとの興味はあった。幸い...HOOTERS

  • トランプ関税

    敢えてトランプ米大統領を擁護してみたいと思います。現在のアメリカにアメリカン・ドリームは事実上存在しません。夫婦共稼ぎで、しかも複数の仕事を掛け持ちしてようやく自宅のローン返済とクレジットカードの返済が出来る国、それが現在のアメリカ。医療費が莫大でまともに病院に行けないので、慈善団体の医療テントに駆け込む国、それがアメリカ。かつてのアメリカは、汗を流して働けば家が買え、家族を養え、週末には自宅で仲間とBBQを楽しめた。もう今では懐かしい思い出となってしまった。いったい何時からアメリカは変わったのか。私が思うにアメリカの変質は冷戦の終結からだ。アメリカ企業の大株主たちは、自らの懐を潤すため、高い人件費を嫌い、工場を海外に移転して安い人件費で利益を練りだして配当を増やした。仕事を失った労働者の生活なんて知った...トランプ関税

  • 実効性のある平和を守るための手段

    平和を守るとは祈ることではない。相手が嫌がる防衛装備を整えて、攻撃する気をなくすことは、いつの時代でも有効な方法だ。実際、北コリアが核兵器を備え、弾道ミサイルを装備したのは敵国(シナ、南コリア、日本、アメリカ、ロシア)が自国を攻める気を失くさせるのが最大の目的だ。だからこそ冒頭の記事のように、その潜在的敵国の一つである日本が北コリアに直接届きうる兵器を持つことを嫌がるのだろう。誰だって大切なものを奪われるのは嫌だ。北コリアの支配者たちからすれば、自分たちが特権階級でいられる現状を変えられるのが嫌だが本音であろう。その為に国民が餓えようと病死しようとお構いなく、核兵器とそれを搭載できるミサイルを持つことに執着した。周辺国から文句が出ようが、我が身が第一である。むしろミサイルを撃つことで、金づるである日本から...実効性のある平和を守るための手段

  • 解散命令

    自由とは、欲望の正当化のためにあるのではない。私は宗教や神を不要だとは考えていない。人が人治を超えた苦難に遭遇した時にこそ神にすがり、心の平安を取り戻す。神は完全ならざる人間にとって微かな希望となりうる存在である。人が論理を極め、検証と反証を繰り返して創り上げた科学は、残念ながら万能ではない。これまで積み重ねてきた労苦を一瞬で絶望に追いやる残酷な現実。この残酷さに遭遇した時にこそ神は求められる。どんなに苦しくとも、救いの灯が微かに見えていれば、人は驚くほどに耐え抜くことができる。だが、この救いを求める人と神の間に宗教団体が関わるようになると、神はむしろ遠い存在となってしまう。神の後光を権威として利用する人間は、いつの時代、どこの地域にも必ず現れた。人は集団に属することにより安心する本能を持っている。そのた...解散命令

  • ウニにシャワーを

    本当の意味でお寿司を好きになったのは十代後半からだ。今でこそ大好物のお寿司だが、年齢によりその好きの中身がだいぶ違っていた。幼い頃は、とにかくワサビがダメで、ワサビ抜きでないと食べられなかった。しかも、マグロよりも卵、あるいは稲荷鮨とか河童巻きが好きだった。やがてワサビを醤油で洗い落とす知恵を覚えてからは、一通り食べるようになるが、やはり好きなのは卵である。それが変ったのは高校生になり酒の味を覚えてからだ。下北沢のパチンコ屋で大勝した時に、居酒屋で刺身の盛り合わせを頼み、酒を飲みながら食べるようになると、もうワサビがない鮨では満足できなかった。ただ高校生の頃は、まだウニはあまり美味しいとは思わなかった。だが大学生になり父に寿司屋に連れていかれて食べたバフンウニには仰天した。鮮度が良かったせいもあるが、濃厚...ウニにシャワーを

  • 中国「見えない侵略」を可視化する 読売新聞取材部

    たった一度戦争に負けただけで日本人は馬鹿になった。軍隊があるから戦争が起きる、兵器があるから人が殺されるとして、平和国家とは軍隊も武器もない国だと夢想した。私が十代の頃はスイスを平和国家として賛美していた。おそらく永世中立国という美名に酔い痴れたのだろう。しかし、スイスは国民皆兵の重武装国家であり、国内の至る所に地下壕があり、国全体が要塞化している。他国の戦争に巻き込まれない為に同盟には加盟せず、中立を守るために敢えて孤立する道を選んだ。兵器さえも可能な限り国内で生産して、自力で防衛できる体制を整えた。このことが知られると、それまでのスイス賛美はなかったことにして、憲法9条を守れを口にしつつ、米軍基地反対、自衛隊反対だと騒ぐだけで自己満足。だが外国から見れば、世界屈指の軍事予算を投じた金満軍隊であり、最新...中国「見えない侵略」を可視化する読売新聞取材部

  • イジメはないんだぁ

    絶対に風化させてはいけない事件、それが4年前北海道旭川市で起きた女子中学生の自殺事件だ。当初からイジメが原因だと疑われていたが、当の中学校の教頭、担任、同級生とその親たちが隠蔽し、それを教職員組合が支援し、遂には市役所ぐるみで隠し通そうとした悪辣な事件。教職員組合が絡む事件だと腰が引ける左派マスゴミは当初無視していたが、このイジメによる女子中学生の自殺事件は、その卑劣さ故に徐々に拡散し、遂には文部科学大臣からの発言を引き出すほどに大きく広まった。当初、市ぐるみで隠ぺいしていた市長は、国政選挙に打って出たが落選。新たに市長に当選した今津氏は、新たな調査委員会を立ち上げ、ようやくイジメがあったことが報じられた。しかし、イジメ関係者の抵抗は根強かった。あくあでイジメを認めず、関係者を逃がすことに終始した。イジメ...イジメはないんだぁ

  • お休み

    寒暖の差がきつすぎて体調不良です。で、冬眠。やっと熱下がったけど、明日に備えます。お休み

  • サモエド

    最近、YouTubeのショート動画「サモエドさんを見て笑ったら寝ろ」にはまっている。か、可愛いじゃねえか、このワンコ。シベリア原産の犬で、サモエード族と3000年以上共生しており、そり引きはもちろん、狩猟にも活躍する活発なワンコでありながら、サモエード族の家屋内で暮らす人慣れしたワンコでもある。極めて温和で人間に親しみやすく、その代わりに決して番犬には向かないワンコでもある。ただアラスカン・マラミュートやシベリアンハスキーと同様に寒い地域に適した犬種であり、また極めて活動的な犬なので、狭いところで飼うのは向かない。また、しっかりと人間と親しい関係を結びたがるので、子犬時代に主従関係を確立させないと後々扱いづらくなる。要するに可愛がるだけだと、後々荒れる可能性がある。まぁ日ごろから犬を飼っている人なら問題は...サモエド

  • サウジアラビア戦雑感

    北中米ワールドカップ大会のアジア最終予選も既に消化試合と化した日本代表としては悪くない試合だった。本来ならばホームでの試合で引き分けは、事実上敗戦だと考えるべきだ。しかし、既に予選を突破している以上、引き分けでも十分。多分、森保監督はそう考えて先発の選手を半分替えたのだと思う。方向性は間違っていないと私は考えている。だから引き分けを批難する報道とは一線を画したい。むしろ新戦力の発掘の面で、DFの高井選手に使える目途が立ったことは高く評価した。身長192センチの高井選手は吉田以来の長身DFであり、足元の技術もあり、今後が期待できる。それとこれだけは指摘しておきたい。カタール大会の時にサウジアラビアを指揮していたルナール監督の復帰は大きい。5バックの前に4人のMFを並べたガチガチの守備は美しくはないが、あのア...サウジアラビア戦雑感

  • 高校の無償化

    私が十代の大半を過ごした街である三軒茶屋は、わりと外国人の多い街でもあった。なにせ韓国人居留区があり、朝鮮学校もあった。でも小学生の頃は普通に近所の遊び仲間として健やかに過ごしていた。ちなみに日本語でお喋りし、遊びのルールも我々と変わらなかったと記憶している。親御さんとも普通に挨拶していたし、銭湯などで会うことも多々あった。差別とか対立もなかった。でも、今にして思うと、それはご近所さん同士だったからだろう。商売の絡みもあり、対立するよりも円滑な関係であるほうが互いに良かったからではないかと思う。状況が変わったのは中学進学以降だ。私が進学したS中学の隣には朝鮮学校があり、その境界である壁の上にはわざわざ金網が張られていた。私たちが校庭で行われる入学式へ向かうと、壁の向こうから盛んに騒ぎ立てる。金属パイプで金...高校の無償化

  • ホームでのバーレーン戦雑感

    少しだけ可能性がみえた試合だった。20日木曜の夜に日本で行われた北米中央アジアワールドカップ大会のアジア予選を、日本は見事に突破した。それは分っていたことであり、むしろ私はアジアの国々のレベルの低さにウンザリしていた。多分、世界に通じるだけのレベルにあるのは日本、イラン、韓国くらいだと悲観していた。しかし、今回のバーレーンの戦い方は見事であった。しっかりと組織化された守備、カウンター攻撃への切り替えは、前回0-5で敗退した国とは思えない試合ぶりであった。実際、前半の試合は、多少バーレーン寄りの審判ではあったが、拮抗した試合であり見応えがあった。ガルフ杯優勝が糧になっているのだろうと思うが、外国人監督に任せた成果でもある。実際、よくチームを立て直したと感心しました。短期間でここまで出来る監督を迎えたバーレー...ホームでのバーレーン戦雑感

  • 病院回り

    明日というか本日は朝から夕方まで二つの病院、三科目受診とCT検査なのでお休みします。朝食抜きで気力がないです。病院回り

  • 母親を喰った人形 ラムジー・キャンベル

    正直、ハズレを引いた気分。まだ若いながらも野心に燃えていあ早川書房が80年代初頭に「モダン・ホラー・セレクション」と銘打ってホラー小説を次々と刊行したことがあった。クライブ・パーカーやクーンツなどが恐ろし気な表紙絵と共に書店に棚積みされていたことを覚えている方もあろうかと思う。残念なことに、この野心的な試みは営業的には成功とはいえなかった。おかげで現在では古本屋を丁寧に探さねば見つからぬお宝的存在になっている。日本においては怪談小説はあれど、欧米で大人の読み物となっているホラー小説の市場はまだまだ理解されていなかった。早すぎた野心的試みであったと私は思う。その後、キングの作品が次々と映画化されてヒットを連発したことから、徐々にホラー小説は陽の目を見ることが出来た訳で、早川が廃版としてしまったホラー小説の掘...母親を喰った人形ラムジー・キャンベル

  • 確定申告雑感

    30年以上確定申告業務をやってきたが、今回ほど困惑したことはない。その原因が増税メガネと言われたのが嫌で、それを払拭するために岸田・前首相が打ち出した定額減税である。なに、この矛盾だらけの減税策は?率直に言ってよくぞ財務省及び国税局は受け入れたものである。いや、それ以上に大変だったのは業務の大半というか、尻ぬぐいをさせられた市区町村の税務課であろう。実は昨年夏前から、この定額減税の取り扱いは各市区町村の税務担当部署を困惑させていたらしい。疑問点を問い質す電話をすると帰ってくる返答が尽く違う有様である。正直、役所の担当者に同情してしまった。白状すると、こりゃダメだと年の中途で諦めてしまった。どうせ年末までには減税の仕組みが再整備されるだろうと期待したからである。実際、この難問に官庁は奮闘したと思う。だが完全...確定申告雑感

  • 財務省を解体しても解決しない

    明治維新により徳川家を江戸から追い出した明治新政府ではあるが、すぐに困った事態に陥った。薩長を中心に新政府を立ち上げたのは良いが、全国を統治するノウハウを持っている家臣が皆無に近かった。大久保や西郷は命令を下せばよいと思い込んでいたが、その命令を実行するのは中核を担う家臣である。薩摩や長州の小さな地方政府ならば、なんとか切り盛りできたが、全国を統治する行政を担える人材はいなかった。困った大久保は、江戸城を追い出された御家人たちを再雇用したが、肝心の中核を担う役割を負っていた御家人たちは、徳川慶喜と共に静岡に転居していた。そこで止む無く大嫌いな勝海舟に膝を屈して、彼らを江戸に連れ戻して新政府への協力を依頼した。これでようやく明治新政府は統治機能を得ることが出来た。このあたりの事情は教科書はもちろん、歴史書に...財務省を解体しても解決しない

  • 規制すれば良いのか

    初めて自転車に乗ったのは小学校一年生の時だ。以来、半世紀以上乗り続けてきた。バイクにも自動車にも乗ってきたが、一番気に入っているのは、やはり自転車だと思う。十代の頃は自転車を3年おきに買い替えていた。フレームが歪むほどに乗り込んでいたので修理出来る範疇を超えていたからだ。18になると原付免許を取得し、当時流行だったスクーターに乗ったが、自転車の延長戦のイメージが強すぎて交通違反をしまくった。ただし事故は一度もないが、国道246号線沿いの警官からは目の敵のように監視され、何度となく罰金を払わされた。増える違反金に根を上げて再び自転車に戻ったのは当然の選択であったと思う。20で自動車免許も取ったが、ハンドルを握る時間よりも、ペダルを漕いでいる時間のほうが長かったのは確かだ。自転車は健康にも良いし、なにより体力...規制すれば良いのか

  • お休み

    確定申告最終日につきお休みします。明日はヘロヘロなはずなので二日続けて休みます。もう限界、あくびが止まらない。お休み

  • 財務省解体デモ

    戦後の日本において、最もデモが盛り上がったのは60年安保闘争の時だと思う。私はまだ生まれる前だが、この時の話は民青の人たちからよく聞かされた。国会議事堂前に集まった100万を超える大衆が集まり、まさに革命前夜を思わせる盛り上がりであったそうである。しかし日米安全保障条約は何事もなく締結された。つまりデモは失敗であった。その後の70年安保闘争も失敗に終わり、その後闘争の主役であった学生運動家たちは分裂しただけでなく、内ゲバを繰り返し、遂にはあさま山荘事件と連合赤軍によるリンチ事件などが露呈しえて急速に衰退していった。この衰退は学生たちに「しらけ気分」を蔓延させて、三田誠広に「僕ってナニ」を書かせ、村上龍に「限りなく透明に近いブルー」を書かせた。もう若者たちはデモに希望を持ちはしなくなった。それでもデモの熱気...財務省解体デモ

  • 寄与

    かれこれ30年以上、税務の世界で仕事をしている。嬉しい時もあるが、遣り切れぬ想いに打ち沈むこともある。特に相続関係の仕事にそれは多い。相続は民法が土台にあり、その民法があまりに時代に合わないことが多々ある。理由は簡単で、民法がナポレオン法典に準拠しているからだ。明治政府が不平等関税を改めるために欧米と交渉してても後進国扱いをされての門前払い。そこで欧米並みの法治国家として国家の近代化を図った。その重要な柱が主要法令の翻訳導入であった。憲法はプロシアに、民法はフランスに学ぶとしてヨーロッパから学者を招聘して法律を日本語に翻訳して天皇の名の元に施行した。これに大反対したのが招聘されたヨーロッパの学者たちだ。本来、法律とはその国の歴史、習慣、慣例などを斟酌して明文化するものであり、欧米の法律を翻訳して日本に当て...寄与

  • プロレスってさ ブラックタイガー

    久々のプロレス記事なのだが、今回は内容にちょっと自信がない。私はよく夜遊びをする学生であったが、遊ぶ街は選んでいた。渋谷なら道玄坂からセンター街界隈であり、下北沢なら南口、吉祥寺は夜が早いのであまり夜遊びに向いた街ではないが、飲むなら南口かな。そして新宿だが、ここは難しかった。まず歌舞伎町だが、ここは十代の若者には敷居が高かった。なにせ警官に補導される可能性が高い。またあまり関わりたくないご商売の方々がおり、一応真面目な若者はカモにされやすいことぐらいは知っていた。さりとて東口はお値段が高い店が多いし、二丁目は別の意味で怖いというか異世界であった。そんな根性なしの真面目な若者にとって遊びやすかったのが西口であった。換金率の高いパチンコ屋や山道具の大手ICI石井スポーツなどがあり、割と頻繁に足を運んでいた。...プロレスってさブラックタイガー

  • ハンガーバー

    初めて食べたハンバーガーは、記憶にある限りではマクドナルドのハンバーガーであったと思う。多分、昭和40年代後半であったはずだ。美味しさよりも物珍しさが先だっていたのは確かだ。ハンバーグ自体は母が時折作ってくれたし、私も挽肉をこねるのを手伝っていた。デミグラスソースの作り方を覚えたのもその頃だった。その後近所にモスバーガーの店が開店し、その美味しさにビックリしたことがある。マクドナルドとは別種のハンバーガーだと思うし、現在のモスとは少し味が違うが、それでも記憶に残る美味しさだ。ちなみに映画ハリーポッター・シリーズで主演を務めたラドクリフ青年は来日した際、夜に空腹に耐えかねてホテル近くのモスバーガーで食べたらしく、以来熱烈なファンであることを広言している。もっとも食いしん坊の私は、マクドナルドも決して嫌いでは...ハンガーバー

  • She Believes Cup優勝

    何故にマスコミはもっと積極的に報じないのか。2月にアメリカで開催された女子サッカーのナショナルチームで戦われるシービリーブス・カップにおいて日本女子代表が初優勝を成し遂げた。この大会は日本では知名度は低いが、試合のレベルは高い。十数年参戦している日本も決勝まで上がれても、優勝の賜杯を受けたのは今回が初めてだ。やはり優勝の原動力は現在、欧州のプロサッカーチームで活躍している選手たちだ。中でも私の一押しである長谷川唯選手は凄い。澤穂希に匹敵する才幹の持ち主だと思う。だがサッカーは一人では出来ない。期待されたパリ五輪での敗退は長谷川頼りであったことが原因であった。そこでデンマークからニルス・ニールセン監督を招聘し女子サッカー代表チームを率いてもらった。効果は絶大であった。なぜに埋もれていたのか不思議なほどの選手...SheBelievesCup優勝

  • 稚拙な戦争報道

    戦争とは、政治目的を達成するための手段の一つである。そう規定すれば、戦争において正義とか、侵略者への非難といった表現は意味がない。いや、実態を歪めることを考えれば有害だと思う。本来の政治目的を達成したかどうかで判断されるべきだ。例えば太平洋戦争において日本は不意打ちで先制攻撃をアメリカに仕掛けた。これを卑怯だとしてアメリカ政府は国民を煽動して大兵力の動員に成功した。しかし、よくよく考えると、シナ南部においてシナを侵略中の日本軍に対し、当時のアメリカの第一線級の戦闘機及びパイロットを派遣して義勇軍として攻撃していたのは、他ならぬアメリカである。もちろん宣戦布告もないし、義勇軍と称しつつアメリカ軍が兵站物資を支給していることは卑怯ではないのか。別に日本とアメリカ、どちらがより正義であるとか、卑怯であるとかを論...稚拙な戦争報道

  • 今回のU20アジア大会総括

    中国は深圳で行われたU20アジア大会は、決勝戦で延長PK勝ちのオーストラリアが優勝しました。近年A代表が低迷気味のオーストラリアにとって久々の朗報です。このU20世代から次々回のワールド杯メンバーが選ばれるでしょうから、要注意だと思います。ただ大会全般を俯瞰すると、あまりレベルの高い大会とは言い難く、相変わらずのラフプレーと審判のひどさは、やはりアジアはサッカー後進国であることを再認識した次第。そして我が日本といえば、選手よりも監督や日本サッカー協会のダメっぷりが露呈してしまった大会でした。準決勝はオーストラリアに0-2での完敗でしたが、これは当然の結果。なにせ先発8人を替えている。しかもGKまで替えているのだから呆れてものが言えません。おそらく中二日の連戦なのでターンオーバを採用したかったのでしょうけど...今回のU20アジア大会総括

  • ビーバーーダム

    この記事読んで微笑ましいと感じる感性は分かる。しかし、報道として評価するとあまりに浅い。ただ単に翻訳して転載しただけの駄文である。実はビーバーは自然界屈指の環境破壊獣である。木を齧って倒し、川にダムを作ってそのダムの中で巣作りをする。それはビーバーが長年やっていた本能に基づく行為である。しかし、ビーバーを狩る獣がいないと、森は枯れて荒野と化す。ビーバーの伐採能力は人間の建築重機並みである。しかも家族で昼夜兼行で行うから凄まじい。ビーバーはげっ歯類であり、その繁殖力は高く、それ故にダムも至る所に作り出す。その結果生態系が崩壊して荒地となり、ビーバーの作ったダムのせいで土砂崩れが起きて他の生物の生息域を損ない、最終的に生物が棲めなくなる枯れ地と化す。これはアメリカで実際に起きたことだ。ビーバーを捕食する狼やコ...ビーバーーダム

  • シジミの味噌汁

    揉めることなのか?ネット上で盛り上がっていた話題で、シジミの味噌汁の貝の身を食べるか、否かで揉めていた。アサリの身なら普通に食べるが、シジミとなると個人差が出るのは分かる。でも食べないのが常識とか云われると、ちょっと首を傾げざるを得ない。はっきり云えばケースバイケースだと思う。あくまで私の場合だが、回転ずしや忙しい定食屋でシジミの味噌汁が出たら、時間を気にしてシジミの身は食べない。でも、少し高めの割烹料亭や回らない寿司屋で頂く時、それと自宅でのんびりと食べる時はシジミの身は食べるようにしている。だいたい高めのお店で出されるシジミの味噌汁で使われるシジミはけっこう大きく、食べなきゃもったいない。第一、店の方でも砂利抜きに細心の注意を払って出してくれるから、むしろ食べないほうが失礼だ。自宅の場合、人目を気にし...シジミの味噌汁

  • 米不足

    昨年からお米の値段が上がりっぱなし。買い占めがぁ~とか転売屋がぁ~とか喧しいが、問題の根底にあるのは政府が長年推し進めてきた減反政策でしょうに。あれだけ減反を推進しておいて、今更足りませんとは言えないから、他に責任転嫁しているだけ。別に農水省に限ったことではないけれど、日本のお役所様は失政を認めるのが大嫌い。幸い実際に買い占めたり、転売している輩がいるから上手く誤魔化せると思っていたらしいが、備蓄米の放出に反対するJAの意向を受けて引き延ばしたのが裏目に出た。これまでコメの減反政策に嫌々協力してきたJAとしては、ここで一儲けと欲を出しただけだと思う。でも、一番肝心なコメ農家の懐は一向に満たされない。だから買い物中に「高いなぁ」と嘆きつつも、私はその値上げを受け入れている。ただ生産農家の収入向上にどれだけ貢...米不足

  • セルフメディケーション税制

    確定申告がらみの話だが、政府も馬鹿だが、それをまともに報じないマスコミ様も馬鹿。このセルフメディケーション税制が採用されて数年が経つ。毎年百件を軽く超える確定申告を代行する私の事務所では、未だに一回もこのセルフメディケーション税制を使ったことがない。相談すら受けていない。いや、説明を求められたことはあるが、一言で撥ね付けている。曰く「従来の医療費控除が使えませんよ」と。まず、ほとんどの方が医療費控除の適用を優先する。当たり前である、この方が金額が大きいのだから。ところが所得税は「医療費控除」と「セルフメディケーション控除」とのどちらか一方を選択しなければならない。私はセルフメディケーション控除の意図自体は否定しない。健康増進や病気予防のための努力は必要だと自身の経験から省みても重要だと認識しているからだ。...セルフメディケーション税制

  • 絶滅の人類史 更科功

    いつかは我々人類も絶滅させられるのだと考えている。科学の進歩は我々現生人類が他の人類を絶滅に追い込んできたことを証明しつつある。ネアンデルタール人だけではない。我々の直系の先祖であるクロマニョン人にも複数の亜種がいて、彼らをも絶滅に追いやり今日の優先的立場を獲得したのが我々である。その絶滅が相手の合意を得た平和的なものであったと能天気に想像するのは勝手だが、実際には相手の意向など踏みにじる残虐な行為であったと予測するほうが現実的であろう。ちなみにネアンデルタール人からクロマニョン人に移ったとされるのは4万年前ぐらいだと考えられている。その移行が両者の合意があったと能天気に考える人がどれだけ居るかは知らないが、現時点で分かっているのは両者の混血がいたらしきことと、最終的にはネアンデルタール人は絶滅したことだ...絶滅の人類史更科功

  • 今回のU20日本代表の活躍

    昨今の日本人選手の活躍が嬉しいのは私も同じ。でもワールド杯での優勝はまだまだ当分先だと考えています。確かに選手の技量は上がっています。しかし、日本サッカーの最大の弱点が二つ残っている現実には変わりがない。一つは報道するマスメディアの低レベルさ。日本の新聞、TVでは長い間野球が主流のスポーツ報道であり、それは今も続いています。私は日本の野球が、今や世界最高レベルだと認識しており、報道もそれ相応に良いものが多い。しかし、野球がスポーツ報道の中心であるが故の弊害もある。その弊害が特に大きいのがサッカー報道です。未だに大量得点差での勝利をありがたがる。サッカーは本来、僅差での点数差での勝利が普通であり、大量得点での試合などレベル差が明白であり、むしろマッチメイクの技量の低さを批難するべき。それなのに喜び勇んだ報道...今回のU20日本代表の活躍

  • 森永卓郎氏の死去

    先月のことだが、経済評論家として知られていた森永卓郎氏がお亡くなりになった。「ザイム真理教」なる用語を使いだした最初の一人だと思うが、一面の真実だと評価している。ただ少し理解が浅いというか、戦後の日本の言論人に顕著な経済優先志向があり、全面的に同意している訳ではない。ただ色々と思うことは多い。財務省は元をただせば大蔵省である。ただし完全に同じではない。一番の違いは「金融庁」を分離したことだ。今も人的交流はあると思うが、問題はその分離がある転換を目的としていることだ。それが長年、大蔵省が仕切ってきた護送船団方式の見直しであった。これは一般的にはバブル崩壊に伴うものだと理解されている。それは間違いではないが、その背後にある動きが無視されている。一つは外資による日本の金融市場への参入である。成長性こそ低いが安定...森永卓郎氏の死去

  • 先祖帰り

    トランプ大統領は先祖帰りしたのかもしれない。誰もが歴史で習うとおりアメリカはイングランドの新教徒たちが信教の自由を求めて海をわたり、新大陸アメリカの原住民を実力で追い払った結果作られた国である。太平洋側まで進撃し、アラスカはロシアから買い取り、南部はメキシコから奪って建国された。ちなみにこの事に対する侵略者としての自覚はない。なぜならば、これは神に認められた啓蒙活動であり明白な運命(マニフェスト・ディスティニィ)だと確信しているからだ。要は蒙昧な原住民に対してキリスト教の恩恵を知らしめ、文明開化をしてやったのだと胸を張って言い張った。保護地と称する金網の中に閉じ込め、食料と酒を無償で与えてアル中患者を増やしたことが文明化なのかと問い質したいところだが、白人種優越主義者に力(武力)なき言葉なんざ届きはしない...先祖帰り

  • シナの全翼機

    軍事情報は機密事項が多いが故に、その情報を推し測ることが難しい。軍事に関しては真実が語られることは少なく、むしろ情報操作に使われることも珍しくない。また日本のように軍事学が大学で教えられない似非平和国家だと、軍事情報をまともに扱えるマスコミが非常に少ない。近年軍事力の増強著しいシナが、新型の軍用機をネット上に乗せた。それも、アメリカがほぼ独占的に運用している全翼機であった。現時点で全翼機といえばノースロップ・グラマンB2、通常スピリッツと呼ばれる爆撃機だけである。あまり馴染みのない全翼機であるが、ステルス性能が高い上に、翼に爆弾等を大量に積み込める恐るべき戦略兵器である。その形状から空気抵抗が少なく、胴体や尾翼がないため内部スペースが大きくとれるし、軽量化も期待できる。しかし、機体の安定性が悪くコンピュー...シナの全翼機

  • 図解ミリタリーアイテム 大波篤司

    日本は間違いなく衰退する。何故なら人口が減少するから。これは大問題である、かつては一億2千万の国民を抱えた大国であったからだ。実際問題、一億を超える国民を有する国家はそう多くない。そして行政が隅々まで管理する日本は、その一億2千万人を管理できた国でもあった。しかし子供の出生数が減少し、高齢者が亡くなっていく以上、必然的に人口は減少する。当然だが、社会システムを管理してきた人たちも減少する。事務官僚が減ってもAIなどの活用で対応できるかもしれない。しかし現場の仕事はそうはいかない。警察、消防署など社会治安に関わる部門での人手不足は、日本社会全般を危機に追いやる。なかでも最大の問題は軍隊である。自衛隊と呼ばれている軍隊は現在でさえ人員不足である。その原因の一つに、軍隊が戦争を呼び込むと妄想する平和原理主義者の...図解ミリタリーアイテム大波篤司

  • 日産の自滅

    >船頭せんどう多くして船ふね山やまに登のぼる(「上のぼる」でも可)指図する人が多過ぎるとかえって統率がとれず意に反した方向に物事が進んで行くことの意。「困難なことでも皆で力を合わせればできる」という解釈は誤り。なお、この場合の船頭は乗組員が複数いる場合の船長の意味。今の日産がまさにこの状態だと思う。カルロス・ゴーンという独裁者が居なくなり、その間隙を縫って役員の座に潜り込んだ日産社員が如何に多かったかがわかる。ただその実態は、カルロス・ゴーンの巨額の役員報酬を60名を超すボンクラ役員たちが山分けしたに過ぎない。役員としての本来あるべき経営力に欠けたものたちが、いくら頭数を増やしても、優れた経営が出来るはずもない。そこでHONDAとの事業統合に縋ろうとしたのだろう。しかも、ボンクラ役員たちの待遇はそのまま温...日産の自滅

  • 超絶トラップ

    久々に凄いプレーを観てしまった。イングランド・プレミアリーグのブライトンで活躍する三苫薫だ。ドリブルの上手い選手だとは知っていたが、トラップも超絶的に巧かった。なにしろ0-7で大敗した直後は批難の大合唱であった。しかしチェルシー戦でのプレーがそのブーイングを消し去った。ゴールキーパーから蹴りだされたボールを後ろ向きでのトラップ、その後2タッチで相手ゴールに突き刺すシュートである。しかも敵DFにマークされながらのプレーであるからして凄まじい。味方のGKの談話では、日ごろから練習はしていたが、それを実戦で成功させたことに皆歓喜と驚愕していたらしい。ベテランFWのウェルバックが「まるでメッシみたいだ」と云い、TVの解説者がベルカンプのW杯決勝でのプレーを思い起こされると述べていた。私はフランスのジダンを思い出し...超絶トラップ

  • 因果応報

    代償は重かった。私がこの30年、苦労しているのは鈍い知能でもなく、衰退する一方の体力でもない。免疫機能の低下、その一言に尽きる。もちろん心臓は問題ばかりではあるが、これは子供の頃から云われていたことで、ある程度覚悟はしていた。実際、私は心不全で死ぬと思い込んでいたぐらいだ。しかし20代の時に罹患した難病の治療に多用したステロイド剤の副作用には、ほとほと困っている。ステロイド剤は「天使の秘薬、悪魔の媚薬」の呼び名があるように劇的な効能を持つ一方、その副作用もかなり重い。その薬を10年以上服用していたのだから、私もある程度覚悟はしていた。その副作用の一つに、脂肪肝がある。肝臓のまわりに脂肪が溜まって肝機能に負担を与えてしまう。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるが、異常が生じても表に出にくい。いや、出てしまう頃には重篤...因果応報

  • 大本営発表、再び

    >財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した政府の借金が2024年末時点で1317兆6365億円になったと発表した。残高は23年末から31兆1845億円増え、過去最大を更新した。所得税減税や教育無償化など歳入、歳出両面で野党からの圧力も強まっており、借金依存からの脱却は見通せない。馬鹿は馬鹿。30年以上繰り返される大本営発表を今年もやらかす。いつになったら発表される報道の検証をするんだ?いや、する気ないだろう。国(正確には政府)の借金が増えたというならば、その支出の相手勘定ぐらい調べろ。特別会計への支出が増えていることに疑問を持てないのか。本当に財政赤字ならば、企業会計でいうところの経常損益は赤字のはずだろう。でも黒字なのは何故だ。借金(負債)の反対科目である資産には、日本国債とは比較にならぬ高...大本営発表、再び

  • 怪人ソリティアの神仙偽術2 成田良悟

    どうやら主役よりも人気があるという噂は本当らしい。この作品、本編よりスピンアウトしたものなのだが、なにせ本編の主人公が怖い能力持ちの癖に、とても温厚で温和かつ大人しい性格なので、敢えてその真逆といって良い性格の奇術師ソリティアを外伝にて主役に持ってきたのではないかと邪推している。正直言えば、私も主人公よりも好きかもしれません。でも身近にいたら絶対迷惑なタイプなのも確かでしょう。それでも目を離せないタイプだから始末が悪い。悪事はするが悪意はない、それでいて決して改心する気はない。なにが目的で悪事をするのか分からない、意図不明の怪人、それが奇術師ソリティア。種も仕掛けもある手品だと広言しているが、その手品を何故やるのかの意図不明だから始末が悪い。しかし、対岸で見ている分には滑稽で面白い。この本を読んで啓発を受...怪人ソリティアの神仙偽術2成田良悟

  • クルマがないと

    >クルマなし生活の厳しい現実先日、「地方暮らしはクルマがないと生活できないは9割甘え」という投稿がネット上で物議を醸した。この発言に対し、地方の実情を知る人々から批判が殺到した。ちょっと考えさせられた記事でした。物議をかもした投稿者の言い分も分からないではない。私も東京近郊の地方へ仕事で行くことがたまにありますが、本当に自動車社会です。でも、よくよく見ていると、車でなくても良い場面でも車を使う人が多い。例えば近所にタバコを買いに行くにも車。よほど遠いいのかと思いきや、徒歩5分程度。歩ける距離だと思うけど、平然と車を使う。まぁ暑い夏場や強風が吹く冬場なら分かる。でも私ならば自転車もしくは徒歩で行くと思う。ちなみに東京に上京すると、階段の多さに苦情を言う人が多い。日ごろ歩いていないので、東京の坂の多さからの階...クルマがないと

  • お休み

    参りました、さすがに39度台の高熱だと苦しくて動けない。幸い昨年12月に発熱した際、処方された頓服薬があるので、それで我慢です。緊急外来に行くことも考えましたが、多分コロナ患者やインフルエンザ患者が多数いると思うので断念。とりあえず眠って治します。お休み

  • 税金の納付

    多分、マスコミ様は書かないだろうから私が書いちゃう。これから確定申告の時期を迎えるが、政府はその納税方法を従来の納付書による納付から、キャッシュレス納税に切り替えたいと考えているようだ。従来は銀行口座からの振替納税を推奨していたが、それに加えてインターネットバンキングによる納付、クレジットカード納付、スマホアプリ納付などを推進していく。この程度は行政サービスの一環として、記者クラブで配布される資料通りの報道をするだろうが、おそらくデメリットなどにはあまり触れないと思う。それが出世コースにのったサラリーマン記者の鑑である証左である。でも、あたしゃそんなこと知っちゃこっちゃないので、もう少し突っ込んで書いてしまう。まずオンライン申請は従来の書面による申請よりも利便性が高いとされている。それは嘘ではないが、すべ...税金の納付

  • 参考人招致

    サルは木から落ちてもサルだが、政治家は議席から落ちればただの人。落ちてみても馬鹿が直らず再当選すれば、投票した有権者が馬鹿。それが民主主義だと思う。しかし自らの正しさに酔い痴れる政治家は後を絶たない。多分、落選しても馬鹿は直らないだろうと思う。サルだって反省するポーズぐらいはとるが、彼らは反省するポーズすらとらないから始末が悪い。現状、日本は問題だらけ。米をはじめとして食料品、電気、ガス、水道と生活に必要な支出は増えるばかり。そのわりに給与は上がらない。財政の健全化を強要する一方で、先輩であるキャリア官僚OBたちへの支出(特別会計)を削る気はない財務省。その財務省に尻尾振って予算のおこぼれに与かろうとする与党政治屋と官僚天下り企業。いくら最低賃金を法律で上げようとしても、売上が上がらなければ払えない現実が...参考人招致

  • 本当のことほど報道されない

    民主主義社会においては、適切な報道をするマスメディアが必要不可欠である。何故なら主権者たる国民に、政府の活動を報告し、選挙における投票活動に役立つ情報を提供できるからだ。にもかかわらず、マスコミがまともに仕事をしていない国、それが日本だ。特に大新聞やTV局において、マスメディアの役割をさぼっているとしか言いようがない報道姿勢が目立つ。その一例が埼玉県八潮市の道路陥没事故である。老朽化した下水道管からの汚水の漏水により地下に空洞が出来たが故の陥没事故のようだ。これは八潮市に限らないが、都市部は行動成長の時期に人口が急増して、電気、ガスそして上下水道施設などの公共財の敷設が急がれたため、多少の無理が生じた。それでもある程度の品櫃は確保されていたはずだが、やはり半世紀も経つと地下に埋設した配管などの交換等メンテ...本当のことほど報道されない

  • PK戦

    90分で決着がつかず、延長30分しても決着が付かない場合に行われるのがPK戦だ。故・オシム監督はPK戦が嫌いで、すぐにロッカールームに引き上げてしまうことで有名だった。たしかに過去幾度となく行われたPK戦では、視るのが辛かった場面があった。記憶に残っているのは、アメリカW杯でのイタリアの英雄バッジオがPKを外した場面だろう。際どい試合を勝ち抜けてきたイタリアは、バッジオの奇跡的とも云えるプレーに何度となく助けられた。そのバッジオがPKを外して試合に負けてしまったのだ。なんという悲劇、別にイタリアのファンでもない私でも、それまでのバッジオの活躍を思えばあまりに残酷だと感じてしまった。そんなPKを得意にしていたのが、日本代表最多出場記録を持つ遠藤保仁だ。代名詞ともいえるコロコロPKを決めていたが、本人はあまり...PK戦

  • キャッシュレス決済

    やはり安易に勧めなくて良かったと思うのがキャッシュレス決済だ。今や完全に普及したと言えるペイペイや楽天ペイなどのキャッシュレス決済は、街の小さな店舗でも使えることが珍しくない。私は幾つもの店舗の税務顧問を務めているが、基本的に現場の判断には口を挟まない。ただキャッシュレス決済に関しては顧客の方から尋ねられることが多かった。話を聞いてみると皆、手数料のことを心配していた。当時はペイペイをはじめ多くのキャッシュレス決済会社が、手数料無料どころかキャッシュバックまで打ち出していた。しかし長年店舗を経営してきた事業者は、そんな異常な状態が続く訳がないと考えていた。でも同業者が次々と導入していることに不安を感じていたようで、それ故に私に相談を持ち掛けたのだろう。私も手数料無料とかキャッシュバックなどは導入促進の一時...キャッシュレス決済

  • 歯医者さんの引退

    歯医者さんが好きな子供は滅多にいないと思う。実際、子供の頃に通った歯医者さんはおじいさん医師で、虫歯があるとすぐに抜きたがる人だった。麻酔は上手かったと思うが、あの歯を削るドリルの音は子供心にも不愉快であった。そんな時、商店街の一角に新しい歯医者が出来た。評判が良く、行ってみると従来の黒椅子ではなく落ち着いた緑色の寝椅子で、ドリルの音も控えめで不快を感じることも少なかった。数年間はその新しい歯医者に通った。しかし、独り身になった祖父を心配して引っ越すことになったため通うのが難しくなった。大学生の頃だが、歯が痛くなり新たに歯医者を探すと丁度駅前に看板があった。居酒屋の二階にある歯科医院であり、若い男性の歯医者さんだった。丁寧な治療で気に入ったので、そこに通い始めた。以来、40年以上お世話になっている。昨日の...歯医者さんの引退

  • 最悪の捕食者

    >多くのウサギが生息している島として知られる広島県竹原市忠海町の大久野島でウサギを蹴ったとして、竹原署は22日までに、動物愛護法違反の疑いで大津市、会社員堀田陸容疑者(25)を現行犯逮捕した。蹴られたウサギはその後死んだ。環境省中国四国地方環境事務所や署によると、昨年11月26日から今月12日にかけ、計77匹のウサギが骨折やけがなど不自然な状態で死んでいるのが確認された。島内には半野生化したウサギ500匹程度が生息しているという。最初、この報道をラジオから聴いた時、私は驚いた。高校、大学とWV部でひたすら登山に傾倒していたが、実は野生のウサギを見たことは一度もない。別に不思議なことではない。ウサギは野生の世界ではネズミと並ぶ弱者であり、多くの捕食動物たちの餌である。あの長い耳は捕食者を警戒するために発達し...最悪の捕食者

  • ブラジルの低迷

    昨年、世界各地で行われたワールド杯大会の予選における最大の驚きは、サッカー王国ブラジルの低迷だった。これまで一度も予選落ちしたことのないブラジルが、南米予選通過のボーダーラインぎりぎりの位置にいる。何が起こるか分からないのがサッカーの魅力ではあるが、いったいあのブラジルに何が起きているのか。非常に気になっていたので、年末年始にネット上にアップされた予選の試合を4試合ほど見た。その印象を一言で云えば「かつてのブラジルではない」でした。戦術的には以前よりも洗練されていました。しかし、見ていて驚くことが少ない。かつてのブラジルの試合は見るたびに驚きがあった。予想すら出来な奇想天外なアイディアが生まれ、しかもそれをチームメイトが平然と受けとめる。いきなり明後日の方向へロングパス、え!と思う間もなく味方が走り込んで...ブラジルの低迷

  • 喧嘩侍勝小吉 小松茂男

    明治維新の本質は内乱による権力交代である。どの時代、どの国にあっても内乱は悲惨で苛烈なのが通例だ。同じ国の仲間同士の争いであるが故に、むしろ憎悪と恨みが絡み合い、庶民も巻き添えにした壮絶な殺し合いが内乱では普通に見られる。明治維新においては、徳川家が幕府を置いた江戸こそがその内乱の最大の戦地となるはずであった。しかし、幕臣の勝海舟と維新側の西郷隆盛との話し合いにより江戸城の無血開城がなされたことにより悲惨な内戦は最小限に留められた。本来ならば江戸に攻め込む情念に燃える維新側にとって最も盛り上がる場面になるはずであった。連戦連敗の幕府側はただただ維新軍に蹂躙されるだけのはず。話し合いなんて必要ないと思っていたはずだ。しかし山岡鉄舟が駿府に駐屯中の維新軍に乗り込み、会談の設定を取り付けた。これは幕府側に切り札...喧嘩侍勝小吉小松茂男

  • 財政の健全化

    過去、幾度となく書いてきたが、同様の主張が少しずつ拡散しているのかもしれない。でも、まだ少数派であるので再び書く。日本は借金大国であり、慢性的な財政赤字である。これ以上、子孫に負債を負担させてはいけない。だから増税により財政の健全化を図るのは正しい。大新聞やTVで幾度となく繰り返されているのは、皆さん良くご存じだと思う。私はこの大本営発表が大嫌い。まず第一に嫌いなのは、「国民一人当たりの借金は1,085万円」ってやつだ。これは政府の借金を国民の数で割っただけ。あくまで政府の借財であり、しかも資産を考慮していない数字である。政府が資産を現金化して借金を返済することが第一で、それを税収でやろうとする傲慢さを感じさせる。なお政府の資産のうち現金化が難しい土地などの不動産以外に外国債券がある。これは米国債が中心で...財政の健全化

  • 文化の裏側

    敢えて暴言を吐きます。現在、スマップというジャニーズ事務所で長く活躍していたグループのリーダーとして知られていた中居氏の問題が話題になっている。たいして関心はないが、良い機会なので良識ある大人が黙り込むこの問題について少し喚きます。歌や踊りは古来よりあったものではありますが、祭りなど一時に行わるのが通例で、それが商売の一つとして成立する過程で、必然的に権力者に媚びる必要が出てきた。金銭による上納が一般的だが、女性や美少年を権力者に供する、すなわち性接待も行われていた。この場合の権力者とは、王であったり、宗教的指導者であったり、あるいは軍事的指導者であり、村の統治者である。文明が広がり、都市文明が確立すると芸能を職業として行うことは専門性が進み、多くの観衆を惹きつける場合もあった。だからこそ、芸能を職とする...文化の裏側

  • 役所の逆鱗

    聖域を侵すことは、誰であろうと許さない。そんなお役人様の憤りが見て取れるのが、国民民主党の玉木氏のタレント愛人報道だと思う。玉木氏は財務省出身であり、だからこそ非課税枠103万円の大幅引き上げ178万円を主張したのだろう。私も全ての年度の歳入内訳をチェックしている訳ではないが、税務の現場に居るものとして180万円以下の納税者の負担する所得税や住民税がさほど高くないことは分かっている。むしろ配偶者の非課税枠の中で働きたいとして、労働者の活力を削ぐ側面が無視できないとさえ考えている。実際問題、この手の相談を受ける場合、もっと働きたいと考える配偶者の方には年間180万以上稼ぐ気持ちがあるのならば103万円の枠内に拘る必要はないと説いている。税金の負担はさほど多くないが、なによりも社会保険の負担が大きい。だから1...役所の逆鱗

  • 才能だけでは成功しない

    才能があるからといって、なんでも出来る訳もなく、なんでも許される訳でもない。90年代後半に人気を博したバンドにHystericBlueがある。リーダーはギターのナオキ、ドラムのタクヤ、そしてボーカルのTamaの三人組である。ヒット曲として「春~SPRING」や「なぜ・・・」で知られており、紅白歌合戦にも出場している。タクヤが作曲し、伸びやかな歌声のTamaにノリが良いナオキが引っ張るバンドであった。ジュディマリのコピーなんて悪口もあったが、楽曲のパワーは本物であったと思う。本来ならばもっと活躍が出来たバンドであったと思う。しかしリーダーのナオキに問題があった。女好きを通り越して病的な性犯罪志向者であったらしく、バンド解散後に強姦強制わいせつ罪で逮捕されている。もちろん実刑判決で刑務所を退所後にも懲りずに再...才能だけでは成功しない

  • アウトサイダー フレデリック・フォーサイス

    スパイ小説の紙価を高めたといって良いのがイギリスのF・フォーサイスであろう。なんといっても「ジャッカルの日」は傑作であった。映画化もされて大ヒットしたことで原作を読んだ人も多いと思う。ただし駄作も少なくないが、それでも「オデッサ・ファイル」「戦争の犬たち」は傑作だと思っている。そんなフォーサイスの自伝が表題の作品だ。率直に言って下手なスパイ小説よりも面白い。挫折多き半生だと思うが、その多彩な経験が後の小説家としての資質に大きく寄与していると分かる。ただし、この自伝は注意して読まないといけないと思う。おそらく情報提供者を守るため、あるいは守秘義務に関わる部分があるため、けっこう空白の部分があることが読み取れる。私、けっこう意地になって調べたりしましたが、無理ない気もします。特にナチスの追跡や、アフリカのビア...アウトサイダーフレデリック・フォーサイス

  • 誰のための政治なのか

    変わらない国、変われない国、それがコリアだ。傍から見ていると滑稽極まりない。なにせ現職の大統領を内乱罪で取っ捕まえて喜んでいるおバカっぷり。まぁ大統領も焦り過ぎたとは思うが、野党のおバカ加減も相当なものだ。少し調べたら、馬鹿らしさを通り越して脱力していまった。現在の南コリアの国会は、与党が少数派で野党が多数派となっている。それをイイことに野党は尽く与党の政策を否決し、有権者受けする軽薄な法案を通そうとする。三権分立が理解できぬ痴呆ぶりで、裁判官から判事まで人事に異を唱える。何故かというと、ハンガーストライキをやろうとして失敗した野党の有力大統領候補が、現在法令違反で有罪となりそうだからだ。それを阻止するためには、政府の機能を阻害し、大統領を罷免に追い込むしかない。野党の無茶ぶりに切れた現大統領が、野党の振...誰のための政治なのか

  • 断固阻止せよ

    自由で公正な市場なんて教科書のなかにしかない。日本製鉄によるUSスティール買収が、バイデン大統領の反対により頓挫した。これを不公正だと主張するのは自由だが、訴訟に訴えても無駄だと思う。少し視点を変えてみよう。反対の急先鋒はライバル会社であるクリーブランド・クリフスは毎年赤字続きであり、決して経営状態は良くない。これはUSスチールも同様だが、会社の規模こそ大きいが技術水準は高くない。何故なら株主への配当が最優先されていて、老朽化した設備の更新や、新しい技術の導入が遅れているからだ。そこで世界最高水準の製鉄会社である日本製鉄がアメリカ本土に直接最新設備を導入なんかされたら、クリーブランド・クリフスの立場が危うくなるのは明白だ。もちろん全米鉄鋼労働者組合も弱体化してしまう。何故なら合理化し、機械化が進んだ日本の...断固阻止せよ

  • 高校サッカー選手権決勝戦

    13日に国立競技場で行われた高校サッカー決勝戦は凄かった。休日出勤していた私はネットでチラチラと見ていたのだが、前半に流通経済大柏が先制。攻撃力のあるチームだと知っていたが、守備からの展開が早く、また一対一に強いことが先制点に結びついたと思う。一方、前橋育英は最近低迷していると記憶してきたので、決勝に上がってこれたことが驚きだった。しかし二試合ほど見て、以前とは別チームといえるほどに変貌したと思った。前半のうちに追い付いて同点に結び付けたのは、チーム一丸となった成果だと感じた。これこそ高校サッカーの醍醐味だ。前半戦は両チームともにクリーンで激しい好試合で、私もしばしば仕事の手を休めて画面に見入ってしまった。だが連戦が続いただけに後半は少しペースが落ちたように思う。でもどちらも得点してもおかしくない場面が幾...高校サッカー選手権決勝戦

  • 自動車評論家

    私が自動車に関心を持つようになったのは十代半ばの頃だ。幼少時に離別した父と再会し、その際父の乗っていた縦目のベンツの乗り心地の良さに驚いたことが契機だ。中学の頃はバイクの方に惹かれていたが、真面目っ子になると決めてからはバイクには関わりづらくなったのも一因である。当時は暴走族全盛の時代であり、国道246号線沿いの街に住んでいた私も彼ら暴走族は無視できぬ存在であったからだ。そして主に値段の問題から四輪車よりも二輪車が暴走族の主流であったから、かつての遊び仲間に絡まれないためにもバイクとは距離を置かざる得なかった。もっとも中卒で働いていた連中になると、四輪車を持っていることも多かったが、大半が中古車であり、また改造車でもあった。スカイラインやローレルなどを改良して走らせるのが主流であった。もっとも私から見ると...自動車評論家

  • 手取りを減らせ

    政府の経済対策がダメなのは、役人を主役にするからだ。いきなり何のことかと思うでしょうが、特に難しいことではありません。現在、103万円の壁とか、非課税限度額を巡り議論がされてますが、基本政府は反対です。何故なら政府による所得の再分配機能を重んじるから。政府、特に霞が関の官庁としては経済対策は役所主導であるべきで、国民が自由にお金を使うよりも優秀な官僚たちが作成した予算案に従ってお金が使われる方が国家のためになる。そう考えているからこそ、手取りを増やすような改正案には反対するのです。実際、103万円は所得税の非課税限度額ですが、これを178万円に総額すれば政府、とりわけ地方自治体の税収は減ります。税収が減るのならば代替財源を寄越せと官僚は主張しますが、私に言わせれば無駄遣いの多い政府に金を使わせるよりも個人...手取りを減らせ

  • ウクライナ戦争の行方

    日本の外交の中核は対アメリカである。そして日本は市場経済を重視する西側先進国の主要な一員である。だから西側先進国が皆ウクライナを支援するというならば、それに従うのは致し方ない。ここで小さな正義感なんぞ振り回しても役に立たないのは明白だからだ。それは分かるが、日本にとって重要なのはウクライナとの友好関係よりも、ロシアとの冷静な関係だ。第二次世界大戦の講和条約さえ締結していないロシアではあるが、この難儀な隣国との安定的な関係は、日本の平和にとって重要な課題である。もちろん敵の敵は味方といった視点から、ウクライナとの友好関係を重視する考えもあろう。しかし、北コリアにホイホイと核兵器を渡すような国であり、正直言えばあまり信用できない。日本のマスコミは、変に偏重しているのであまり積極的には報じないが、ウクライナの敗...ウクライナ戦争の行方

  • こそこそと

    自動車免許を取った直後、父から与えられた車がHONDAのシビックだった。以来30年以上、HONDA車を乗り継いできた。好きなメーカーでもあるし、トヨタや日産とは明らかに異なる自動車作りに惹かれていた。ちなみに中古車が3台、新車で2台乗り継いでいる。だからHONDA車の良い点も悪い点も、自身の実体験から熟知している。良いのはエンジンだ。快適といよりも快感を得られるエンジンだ。特にマニュアルシフトを上手く駆使してエンジンの回転数を2千から3千あたりで走ると力強く、かつ快適なパワーが得られる。このエンジンの良さはオートマでは満喫できない。しかし年齢と共に渋滞でのクラッチ操作が面倒に感じるようになり、営業に薦められて初代フィットを購入した。これが非常に良く出来た車で、長年販売数トップを独占していたトヨタのカローラ...こそこそと

  • 年初挨拶

    明けましておめでとうございます。令和7年の幕開けであるが、東京は何故だが正月が一年で一番寒く感じる。そのせいで数年に一回は、正月に風邪を引いて寝込んでいた。ここ最近はそれが予測できるので、可能な限り身体を冷やさず、家の中で出来ることをやっている。つまり普通の家庭ならば年末に行う大掃除を正月休みにやっている。もっとも、やっているのは大半が本の整理である。未読の本を見つけ出し、既読の本は整理してしまい込む。その間に掃除機をかけて埃を払う。この時は窓を全開にして風通しを良くしておく。これが風邪を引く原因となると分かっているので、防寒というよりも防風に重点を置いた格好で大掃除をしている。この時、絶対にやってはいけないのが、本を読みだしてしまうことだ。これが難しい。小遣いの乏しかった十代前半の頃は立ち読みの名人と云...年初挨拶

  • 取り急ぎ

    明けましておめでとうございます。実はご存じの方もいるかと思いますが、事務所のPCからgooブログにイン出来ずにいます。自宅のPCやスマホからは大丈夫なのが不思議です。ただブログ用の原稿が全て事務所のPCに保存されているので、用意した記事の投稿ができずにいます。まぁ、明日には復旧すると期待しています。どうもgooがサーバー攻撃食らった影響のようです。取り急ぎのご挨拶です。取り急ぎ

  • 今年を振り返って

    今年は年齢からくる衰えに悩んだ一年であった。コロナ禍で家にこもる期間が長かったのも一因だとは思うが、それ以上にこれまで見てみぬふりをしてきた年齢からくる衰えを認めざるを得なかった。仕事のペースも落ちたし、体調を崩しやすくなったのもきつかった。特に書かなかったが、秋のペースメーカー外来で胸に埋め込まれたICDからデーターを取ったところ、この暑い夏場に心臓が7回も小さい異常値を示していた。明確な自覚症状はなかったが、どうりで体調が良くなかったはずである。ただしICDは作動してないから、本当に軽微な異常だったのだろう。私自身はそのデーター出力されたレポートを見ながら結構不安に感じたが、医者は全体としては良好であり、心臓の機能も4割弱から4割強へと向上していると説明してくれた。あまり実感はないが、出来るなら5割を...今年を振り返って

  • 総務省からの連絡

    帰宅すると、留守番電話の赤いスイッチが点滅している。そのほとんどが営業電話である。分かっちゃいるが、一応確認しておく。すると妙な連絡があった。総務省からで、この電話は二時間後に停止するので①を押して連絡して欲しいとのこと。で、なんで非通知の電話なのだ?ネットで調べると、要は個人情報を引き出そうとする詐欺師グループらしい。総務省以外にも東西のNTTを名乗ったり、カスタマーセンターからだと詐称するケースもあるらしい。そういえば、私のスマホにも妙な時間(早朝とか深夜)に非通知の着歴があったが、多分同じ穴の狢であろう。近年、私は家にいるのは夜から朝までだし、スマホもカバンの奥にしまいっぱなし。履歴をみてから折り返すだけの使い方なので、非通知の詐欺電話に引っかかることはない。しかし、以前税理士会の支部研修で消費者セ...総務省からの連絡

  • 日産とHONDA

    年末に飛び込んできたビックニュース、それがHONDAが日産自動車を経営統合するらしいことだ。別に裏情報など何も知らないし、私は単なる自動車好きであり、HONDAファンであるに過ぎない。しかし、実は隠れ日産車崇拝者でもある。私が十代の頃の悪ガキ仲間には暴走族関係が少なくない。私は意識して彼らと距離を置いていたが、邪険にするほど傲慢ではない。むしろ内心は興味津々であった。なんといっても、私が堅気の道を選ばなければ、私も似たようなものだったからだ。何故に日産かというと、日産の車は暴走族が好んで改造していたからだ。特に直列六気筒エンジンは改造の余地が大きく、ボアアップ(排気量増加)やボルト・オン・ターボなどエンジンを強化しやすかった。これがトヨタとなると、エンジンブロックの厚みが薄くて、下手な改造は受け付けないせ...日産とHONDA

  • 葬送のフレーレン第七巻

    あーあ、久々にやっちまったよ。子供の頃から私は寝床の周りに本を山積みするのが好きだった。手を伸ばせば、そこに本がある。冬の寒い時期は妹たちに占拠された炬燵ではなく、自分の寝床で布団に包まりヌクヌクと読書にふける。これが私の冬の読書スタイルであった。臆面もなく書かせてもらうと至福の時間であった。とはいえ小遣いの乏しい10代の頃は、本の山積みというより丘積み程度であった。でも自由に使えるお金が飛躍的に増えた社会人になるといけない。本の山積みは、危険な高さになり、いつ山崩れが起きてもおかしくない危険な状況が常態化してしまっている。これも30年以上経つと、危機意識も希薄となり、小遣いの増加もあってますます未読山脈は増大するばかりである。いくらナマケグマの生まれ変わりを自称する私でも危機管理の必要性を認識せざるを得...葬送のフレーレン第七巻

  • ナベツネの死去

    故人の悪口は言うな。それは日本の美徳だとは思うが、ある程度公人ならば、むしろ悪口を言う事も必要ではないか。いや、悪口を言うのならば生きているうちに、本人の耳に届くよう言う方が良いといった考えも分かる。死後に悪口を言うなんて卑怯なのかもしれない。でも、私はけっこう鬱憤が溜まっているので、卑怯を承知で書いてしまう。読売新聞の渡辺恒雄氏が亡くなった。毀誉褒貶の激しい人なのは確かだ。読売巨人軍のオーナーとして有名だが、前オーナーから譲り受けた当初は野球のことに全く疎かった。しかし、猛勉強して野球に詳しくなり、プロ野球の人気を支えた金満スポンサーでもあった。でも、最後まで野球ファンの気持ちは理解できなかったと思う。彼にとって野球とは読売巨人軍がトップであるべきものであり、読売新聞や日本TVを使って大々的な巨人軍支援...ナベツネの死去

  • 珈琲豆

    子供の頃は、インスタントコーヒーで満足だった。もちろん砂糖とミルク入りである。インスタントコーヒー自体が当時も決して安くはなかったので、たまにしか飲まない贅沢品であった。さほど好きでもなかったから、物珍しさのほうが強かったかもしれない。ところが私が高校生の頃には通貨が変動制となり、一ドル360円の制約から逃れて、次第にドル安円高基調となった。当時はその意味を理解していなかったが、その頃から輸入される珈琲豆の値段が下がったようで、街の小さな喫茶店でも本格的な焙煎珈琲が手頃な値段で楽しめるようになった。そんな時に高校のWV部の先輩に本格的な珈琲を奢ってもらった。これが衝撃的な甘露であった。まだブラックで飲めるようにはならなかったが、珈琲用の黒砂糖を入れて飲んだその味は私を珈琲の虜にした。その頃から私は都内近辺...珈琲豆

  • 立場の違い

    信じるだけでは救われない。今年のノーベル平和賞は、日本の被団協が受賞した。長年の活動に対する評価であり、受賞そのものに異議はない。被団協だけではないが、日本の反核団体が核兵器の恐ろしさを伝えてきたことは、間違いなく世界平和に貢献してきたと思うからだ。ただし、被団協の人たちの思いとは別の貢献の仕方ではある。国家間に限らず、地域紛争、部族間の争いでも平和を維持する基本は武力均衡である。だが武力を揃えるのは大変だ。とりわけ近代の最新兵器は金がかかるだけでは済まない。操作の習熟にも多大な時間と金がかかる。とりわけIT機器を併用した最新兵器は、大卒レベルの学力が必要となるが、大半の国では読み書きさえ十分ではない。だからこそ唯一の被爆国である日本が世界に向けて盛んに宣伝していた核兵器こそが、我が国の平和を守る最強の武...立場の違い

  • どさくさ紛れ

    遂に崩壊したシリアのアサド政権。先週、月曜日に飛び込んできたビックニュースである。既にモスクワへ亡命済みのようだが、これで中東情勢はますます混迷を深めることは間違いない。長年にわたる独裁政権が残した爪痕は、そうそう簡単に癒せるものではない。独裁者から解放されて明るい未来を期待する向きには悪いが、残念ながら事態はますます悪化するはずだ。アサド政権と反政府ゲリラとの戦いは、同じ民族同士の醜悪な憎しみ合いを産み、これを和解させて新たな国を作るのは極めて困難だ。正直言えば、シリアの再建は強力な政府の指導の下で強要されない限り、決して上手くいくことはないだろう。更にいえば、国外に退避していた600万余のシリア難民の受け入れも加わるのだから、国民を食わせるだけでも大仕事である。そんな混乱の最中に、イスラエルがやってく...どさくさ紛れ

  • 日本カーオブザイヤー

    若い人は知らないかもしれないが、日本の自動車にとって最大の転換点は1970年代のオイル・ショックであった。中東の産油国が中心となって、原油の輸出を政治的武器として活用した結果がオイル・ショックであった。この経済的な衝撃は世界中に波及したが、それだけでは済まなかった。自動車がガソリンを燃焼させる過程で排出される環境汚染物質にまで波及した。その結果、オイル・ショック以前と、その後では車の性能がまるで違ってしまった。それまでガソリンをジャブジャブと燃やす大排気量エンジンこそが正義であったアメリカでさえ、ガソリン価格の高騰と環境汚染物質に対しる世間の非難からは逃れられなかった。この衝撃に対する最初の回答が、HONDAの小型車シビックであった。小さいが十分なスペースを確保し、かつ燃費が良くて環境汚染物質も少ない。そ...日本カーオブザイヤー

  • 冬眠は続く

    昨日の夕方には39度近くになり、焦って病院へ。緊急外来はかなり忙しげで30分近く待たされましたが、幸いにしてコロナでもなく、インフルエンザでもありませんでした。処方された解熱剤だけいただき夜半に帰宅。今朝は37度ちょうど、まだ平熱よりは高いけど苦しくはないのが救い。でも用心して今日も冬ごもりいたします。冬眠は続く

  • お休み

    体温38度、週末の寒気にやられたようです。よって今日は冬眠いたします。お休み

  • クマの正義

    戦争の際に一番勇猛果敢に戦いを鼓舞するのは、いつだって安全な場所にいる者だ。自分は傷つかない、痛まない、失うものがない。だからこそ危機感もなく安易に戦争を賛美できる。他人に愛国心を強要し、自分は決して前線で銃をとることはない。あくまで傷つくのは他人であり、自分は安全な場所で他人を動かすだけ。実に卑劣だと思うが、身の回りにもけっこういるはずだ。彼らは自らの正義と善意に酔い痴れているので、決して自身の無責任さや卑怯さを自覚することはない。クマの駆除に反対する人たちは、私からすると安全な場所で、自らはリスクを負うことなく自身の正義と善意とを主張する人だと思う。そして何よりもクマの恐ろしさを知らない人だと確信しています。クマを恐れなければいけない最大の理由は、その執念深さです。概ね、野生の獣は縄張り意識が強いもの...クマの正義

  • 朝令暮改の戒厳令

    一応隣国のことなので無視しては良いとは思わない。でも呆れて関心を持つ気になれないのが南コリアの戒厳令騒動である。まったくもって100年以上前から進歩がない国である。当時の半島は李氏朝鮮時代だが、独立国ではなくシナの清王朝の朝貢国であり、外交権と軍隊の保有を禁じられた実質属国扱いであった。しかし、元来約束など守らない気質であり、見栄っ張りの気性も手伝って好き勝手やっていた。そこへ不凍港を求めて南下してきたロシア帝国と、明治維新による文明開化で国力を増大させた日本が開国を迫ってきた。そんな国家の存亡にかかる危機の状況下にあって内輪争いに夢中であったのが、当時の朝鮮政府であった。いわゆる閔妃と大院君との政争であり、外交上の危機さえも権力争いの道具にしか考えず、結果的に清王朝と日本との武力介入となった。いわゆる日...朝令暮改の戒厳令

  • ふてほど

    令和6年はマスコミ没落元年だとしたい。私は以前からマスコミ様に対して強固な不信感を抱いている。それでも、中には立派な報道、学ぶべき価値ある報道もあると信じている。でも、世の中のことが分かれば分かるほどにマスコミ様への不信感は募るばかりだ。社会正義を守る木鐸として異常に高い自尊心を誇るマスコミ様は、近年の視聴率低下、購買数低下に悩まざるを得なかった。世論を主導するのは我々マスコミ様である。そう確信していたのに、一向に世論は従ってくれない。兵庫県知事の弾劾では、マスコミ様が力を合わせて斎藤知事を辞任に追いやったのに、再選挙ではマスコミ様の意向を無視して兵庫県民は斎藤を支持しやがった。おかしい、おかしいだろう。エリート様でもあるマスコミ様の思惑がまるで通らない。何故だ、何故なのだ。最近の年末恒例でもある「今年の...ふてほど

  • 湿地 アーナルヂュル・インドリダソン

    おそらく私は北欧とかアラスカ、カナダ北部では暮らせないと思っている。そして、表題の書の舞台であるアイスランドも無理だろう。行ったこともない癖に傲慢に過ぎるとの誹謗は甘んじて受ける。でも原因は分かっているし、それはどうしようもないことなんだ。まず寒いのがダメ。もっとも暑すぎるのもダメなので、これは私の我儘である。でも、それ以上にダメなのがあの暗い空である。緯度が高い地方では、夏は短く冬は長い。それは自然現象として仕方のないことではあるが、多分だけど私きっと鬱状態になる気がする。日本ならば冬は寒くはあっても見事な快晴がある。星空だって一年で一番美しいのが冬だ。しかし、緯度が高い地域では極夜といい、一日中日が昇らない日々が続く。その替わりにオーロラなどが見えることもあるそうだが、おそらく私はダメだと思う。ちなみ...湿地アーナルヂュル・インドリダソン

  • 紅白歌合戦

    国民的歌番組として知られているNHKの紅白歌合戦。この番組を大晦日に観て、行く年くる年を見てから初詣に行くのが平均的な日本人家庭だとされていた時代も確かにあった。でも、私が紅白歌合戦を観ていたのは中学生までで、高校生の頃にはもう見なくなった。当時は洋楽に夢中だったし、歌を聴くならばFMラジオで十分だ。気が付いたら40年以上、紅白歌合戦を見ていない。別段それで困ることもないし、多分死ぬまで見ないと思う。でも、どんな歌手が登場し、何を歌うのかは少し関心があった。日ごろ流行ごとには興味はないが、私が知らない曲でも良いものがあるかもしれないからだ。しかし、報道された出場歌手及び歌名を読んで首を傾げた。知らない歌手、聴いたことのない歌ばかりではないか。自宅ではクラシックかジャズが中心だが、事務所ではFM放送を常時流...紅白歌合戦

  • 闇バイト

    誰でもそうだと思うが、苦しくなると心の視野が狭くなる。きっと生活が苦しかったり、理想が叶わず現実に絶望しているのだろうと想像も出来る。だけど、それでも言いたくなる。闇バイトをするような奴って頭悪いなぁと。もっとも私自身、いわゆる悪事の手伝い的なバイトをしたことはある。当時はそれが悪いことだとは分かっていなかったどころか、人の役に立つ仕事の手伝いだとさえ思っていた。今にして思うと、悪い大人にいいように使われていた馬鹿な子供なのだろうが、さすがに小学生の頃は利用されていることにさえ気付けなかった。銭湯で知り合った入れ墨が派手なおじさんの紹介で、あるお屋敷の庭掃除をしていたことがある。掃き掃除が中心であり、落ち葉が積もる時期はいい小遣い稼ぎになった。でも、本当に待ち望んでいたのは制服警官の見張り役であった。その...闇バイト

  • お金しかみえない

    財務省は致命的な失策をやらかしたのではないか。大地震に襲われた能登半島だが、復興のスピードは遅い。自衛隊は駆けつけているし、ボランティア活動も盛んだ。しかし、それでも復興は遅れている。理由は簡単だ。お金がないからだ。復興予算が不十分すぎる。おそらく過疎地である能登半島を元に戻す必要がないと、空調の効いた快適なビルで予算案を練る財務省のエリート官僚様は将来を見越して、意図的に予算を削ったのだと思う。断言しますけど、財務省で予算作成にかかわるエリート官僚様で、現地能登半島は赴いた人はいないでしょう。彼らは現地からの報告書をよく読んでいることは間違いない。しかし、日本政府は既に過疎地に対して必要以上に国費を投入することを避けている。その一例が水道事業の民営化だ。人口が減少している過疎地において、昭和の時代に敷設...お金しかみえない

  • 最近の習慣

    迂闊に電話に出れない。仕事はともかくも、私事ではあまり携帯電話、いや今はスマホだが、日常的には使わない。大体がカバンのポケットの奥底にしまい込んでいる。しかも常時マナーモードなので、着信に気が付かないことが多い。電車の中は当然で、歩きながらでもスマホから目を離せない人からすれば変に思われるかもしれない。しかし、私からするとスマホ中毒としか言いようがない。いい様にスマホに使われているように見えて仕方ない。とはいえ、私でも一日数回はスマホの着信はチェックする。以前、インドネシアからの国際電話について書いたが、数の上では国内からのものが多い。特に0800とか050とかで始まる知らない番号からの電話着信は要注意だ。折り返す前に、PCでネット検索すると大半が、電話料金もしくは電気料金の削減を騙る怪しい営業電話ばかり...最近の習慣

  • 金脈はいずこに

    さすがに信じる人はあまりいないようだ。先日のことだが、シナの湖南省地質院が同省平江県で金埋蔵量1000トン以上、40本以上の金鉱脈を発見したと国営新華社通信などが報じた。いつもならばシナに媚び売る日経でさえ、この報道には怪しみ、外部のコンサルの口を借りて懐疑的に報じている。まぁ、間違いなくフェイクニュースだと思うが、問題は何故この時期にこのような発表をしてきたかだ。共産シナは独裁国家であり、情報の自由は制限される。必然的に市場経済は部分的にしか機能しない。もっといえば契約が守られない社会である。なにごとも北京政府の意向が第一である。この体制は一般には開発独裁と称され、経済が右肩上がりの時は驚くほど上手くいく。ある種の戦時経済体制に近く、アジアにおいてはシンガポール、韓国、台湾などが成功例となっている。しか...金脈はいずこに

  • 雲隠れする人たち

    今や北海道だけでなく、全国に波紋を投げかけているのが猟友会による「クマ駆除要請の拒否」問題。私が不思議でならないのは、これだけ全国に波及した事件にも関わらず、マスコミに登場した公安委員会の委員が皆無であることです。つまりマスコミ様は公安委員会に対して取材をしていないということなのでしょう。別に委員会のメンバーは秘密でもなんでもなく、堂々とプロフィール公開されています。しかし、彼らに取材を敢行したマスコミ様は皆無。政治家やら芸能人、プロ野球選手には家族を含めてずけずけと取材を強行するマスコミ様とは思えない。いったいこの落差はなんなのか。まぁ憶測混じりではありますが、取材を強行しない理由は分からないでもない。公安委員会のメンバーは財界の著名人や地方の引退した議員などが中心ですが、その人選にあたり何よりも重視さ...雲隠れする人たち

  • 現場知らず

    二期も防衛大臣を務めた割に石破首相に対する自衛官の評判は悪い。この方、とにかく現場を嫌がる。ソマリアでのPKO活動から帰国した自衛隊隊員を出迎えるイベントは行かず、大臣室でお気に入りの番記者相手に、プラモの兵器を手にして得々とご高説を賜っていた御仁であるらしい。いわゆる兵器マニアの気は私もあるが、物事の軽重の鼎ぐらいは分かるつもりだ。多分だけど、この方、PKO活動なんて報告書を読めばいいと思っていたのではないかな。馬鹿だね。下士官が上官に文章に提出する書面なんて決して本音は書かれない。上司の不興を買うような書面なんて書く訳がない。それが役人というものだ。それが分かっている政治家は案外と少ない。金権政治家としてマスコミから毛嫌いされた田中角栄は、現場のたたき上げなので、上司の覚えの良い文章が横行している現実...現場知らず

  • いつか来る日

    地球という惑星が出来てほぼ45億年。生物が発生したのが20億年前だとされるが、大規模な地殻変動や、小惑星の衝突といった惑星規模の災害を乗り越えて、現在の地球の生態系がある。その地球に於いて、主に地表で生物が繁栄を謳歌したのは、多くの場合地球が暖かい時期である。地球は暖かい時期と寒い時期が交互に訪れている。ちなみにその判断は北極と南極において恒久的な雪があるかどうかで判別される。つまり現在の地球は更新世という寒い時期である。より正確には、氷河期と氷河期の合間の期間であり、完新世と呼ばれる間氷期である。この間氷期は過去のデーターから概ね1万年から5万年程度続くとされている。私が気になるのは、この間氷期がいつ終わるかだ。もっといえば、いつ次の氷河期が到来するのかといった疑問であり、怖れでもある。断言するが、現代...いつか来る日

  • 落ち葉の怖さ

    秋の名物である紅葉は美しいと思う。山に分け入り、見事に紅葉した森の中を歩くのは楽しい。紅葉や楢、楓の葉が降り積もった山道を、枯葉を踏み散らかしながら歩くのも悪くない。だけど、雨上がりの紅葉の降り積もった山道は歩きたくない。何故かというと滑るからだ。登りはなんとかなるが、下りがヤバい。正直、危険を感じるほどだ。あれは高校2年の冬だった。神奈川県側の表丹沢を登り、日ごろ滅多に行くことのない裏丹沢へ下った時のことだ。丹沢は広葉樹林が多いせいか、落葉樹も多く紅葉の時節は実に見事な色彩で楽しませてくれる。しかし、数日前に振った雨が災いした。登山者の多い表丹沢と異なり、裏丹沢は人が少ない。11月も終わりの頃には落葉が降り積もり登山道は埋もれてしまう。おまけに一見乾いた枯葉が積もっているだけだが、下の層の落ち葉が湿って...落ち葉の怖さ

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