予定通り下記の「はてなブログ」へ引っ越しました。まだ全然勝手が分かりません。まぁ習うより慣れろ、為せば成るの精神で怠けつつやっていこうと思います。https://numanntak.hatenablog.com/引っ越し先
生水を飲むな。山をけっこう登っていた私だが、生水を飲む危険性は知っていた。一見綺麗な清流が実は大腸菌だらけであることは、決して珍しくない。その典型例が上高地の梓川だ。北アルプスへの入り口であり、風光明媚な観光地でもある上高地を訪れたことがある人は多いと思う。そこを流れる見事な清流である梓川だが、実は絶対に生で飲んではいけない川でもある。何故なら上流に下水の浄化設備が未整備の山小屋が複数あり、生活排水を含めると膨大な汚水が梓川に流れ込んでいるからだ。特に夏の時期は登山者も多く、必然的に生水御法度の川となる。流れが速く、豊かな森の湧き水にあふれた日本の川は、一見清流に見えるが、動物の排せつ物なども多く、案外と衛生的には問題があることが多い。だからこそ山に登る前に安全な水場を探しておくことが重要となる。いや、真...生水
穏やかに衰退すること。それが21世紀の日本に求められる課題だと私は考える。一応確認しておくが、日本の衰退は確定事項である。その原因は一言で云えば「人口減少」であり、もう少し詳しく云えば「高齢化社会の到来」と「少子化社会による社会負担の増大」である。人類史において人口が減る原因は概ね戦争と飢餓であり、地震や大規模な気候変動であった。少子化による人口減少は近代以降に発生した特殊なものだと表題の書の著者は主張する。逆に言えば、人口の増大は軍事力と経済力の増加に他ならない。実際、第一次世界大戦はもちろん第二次世界大戦の主要参戦国は、人口の増加が著しい国が中心であった。では、人口が増加する原因はなにか。まず第一に幼児死亡率の減少である。近代前はどこの国でも幼子の死亡率が非常に高い。しかし国が経済成長を始めると衣食住...人口で語る世界史ポール・モーランド
こいつ信用できない。そう言わざるを得ないのが河野デジタル担当大臣である。もちろん、その背後にいて河野を操っている霞が関のエリート官僚様も同様である。既に報じられているように今年の12月から従来の保険証に替わり、マイナ保険証が強要される。マイナンバーカード自体、まだ十分行き渡っている訳でもないのに、従来の紙の保険証が無効であるかのようなアピールが実に不愉快。実は従来の紙の保険証が使えなくなる訳ではありません。まだ当分の間使えます。つまり河野大臣の説明は嘘です。いや一部本当なのでしょうけど、大事な部分を意図的に端折っている。これがこの人の本質なのでしょう。ちなみに廃止されるのは新規もしくは更新の紙の保険証で、現在使用している紙の保険証は、資格証明書と同時提示すれば従来通り使えます。厚生労働省のポスターはもちろ...マイナ保険証と河野デジタル担当大臣
果たして日本は空母を保有すべきなのか。マスコミも含めて勘違いしている人が多いが、2024年現在日本は空母を持っていない。改装された加賀と出雲は、短距離離発着が可能なF35Bの搭載を前提とした軽空母である。如何に排水量が大きかろうが、決して空母ではない。なぜならカタパルトという航空機の強制発射装置を持たないからだ。このカタパルトがないと、ミサイルや爆弾を搭載した戦闘機を離陸させることは出来ない。F35Bは垂直の離発着が可能な戦闘機だが、爆弾等を搭載しては垂直発進が出来ない。なぜなら燃料を多大に消費するからだ。だから軽空母はスキージャンプ型式での発艦方式を使う。もっとも日本の加賀も出雲もスキージャンプ方式ではなく、斜め上に発艦させるが、これはF35Bが短距離発着が可能な機体であるからだ。ちなみにアメリカの空母...カタパルトの有無の違い
言い訳を優先するな。九州は宮崎で起きた中規模な地震を契機に、突如飛び出したのが「南海トラフ臨時情報」って奴だ。私は当初から胡散臭いと思っていた。そもそも南海トラフ巨大地震に関する予測情報は、もう数十年前から聞かされている。ほぼ間違いなく、いずれは発生する可能性が高い地震だと考えている。だから政府は宮崎・日向灘沖を震源とする地震が起きたことを良い機会だと捉えて、改めて国民に注意を喚起したのだろう。しかし時期というかタイミングが悪すぎた。よりにもよってお盆休み直前である。政府が賢しげに提示した「南海トラフ臨時情報」は人々を不安にさせ、旅行など行楽の予定をキャンセルさせてしまった。改めて確認するが、南海トラフを震源とする大地震が起こる可能性は決して低くはない。しかし、それが何時起こるかは誰にも分からない。ただ注...政治不在
私が初めて自分の車として父に渡された車は本田のシビックだった。小さいが良く走る車で、欠点はあったが私はけっこう気に入っていた。その次の車はホンダの初代プレリュードでデザインは少しダサいが、天井にブラインドがあるタイプで車を停めて夜空を見上げることが出来ることが気に入っていた。そして自分で初めて買った車もシビックだった。しかもマニュアルシフトであり、大垂水峠をよく一人で走りに行ったものだ。運転はさほど上手くないので週末は避けるヘタレであった。でもあのシビックはエンジンの回転数を2千から三五〇〇程度に保持すると、エンジン音が気持ちよく、山道を快適に駆け抜けることが出来た。以来三〇年近く、ひたすらホンダの車を乗り続けてきた。だから電気系統が弱いとか、シートがへたれ易いなどの欠点は嫌ってほど知っている。だがエンジ...ダサい
臆病者は生き残る。岸田首相が事実上の退陣を宣した。すなわち次の総裁選には立候補しないということだ。その判断に過ちはない。正直次の衆院選挙で岸田を顔にしては勝てない。思えば初手をしくじったと思う。本来、自民党総裁の座を狙えるような大派閥の親分ではない。あくまで与党内の少数派に過ぎなかった。ただ暗殺された安倍・元首相の存在が大きすぎた。後継の菅首相も安倍派を背景にしているからこそであり、本来は党内の大物ではなかった。まして岸田は小規模な派閥の長に過ぎず、党内の人望は薄かった。だが正統派の政治家として、首相になれるチャンスを逃すほど間抜けではなかった。ただ余裕がなかったと思う。旧安倍派などの大派閥の支持は不確定であり、党内の少数派との連携にも自信がない。良くも悪くも宗教団体との繋がりが浅く、連立相手の公明党とも...動く政局
日本の漫画が世界中に広まりつつある。それは確かな事実だが、広まっているのは専ら少年漫画である。つまりもう一つの一大分野である少女漫画は意外なほど広まっていない。もちろん例外もある。欧米のみならず北欧や東欧での「美少女戦士セーラームーン」の人気は凄まじく冬季五輪のフィギュアスケートの女性メダリストたちは熱烈なファンであることを公言している。またフランス革命を舞台とした「ベルサイユのバラ」は西欧では神アニメとされている。決して人気がない訳ではない。しかし少女漫画の世界の広さ、深さはもっと凄い。私は年の近い妹が二人もいた関係で、けっこう少女漫画を読んでいたから知っている。もっといえば、少年漫画を描いている女性漫画家も多数いることも知っている。「鋼の錬金術師」の荒川弘や「鬼滅の刃」の吾峠呼世晴が女性漫画家であるこ...はるかなる風と光美内すずえ
私には賭博に才能がない。そのことに気が付いたのは大学受験浪人の時だ。代ゼミの午後クラスという遊び人もしくは朝が起きれない人向きのクラスであり、そのせいで遊び仲間が増える始末であった。私は朝を起きるのは平気だが、午前中は地元のパチンコ屋の「モーニング台」でひと稼ぎするのが慣習となっていた。だから午後のクラスは理想的であった。地元で遊んでいるうちは良かったが、そのうち代々木の駅前のパチンコ屋の換金率が良いことを午後クラスの遊び仲間から聞き、午後はそこで稼ぐようになった。しかし所詮私はよそ者だ。私が荒稼ぎしていることが次第に地元の常連客に知られてしまった。私のパチンコ必勝法は、毎日ノートに出玉の良い台を記録して、出る台を予想して狙う単純なものだ。今は知らないが、当時は店のマネージャーが営業終了後に天釘を調整した...博打の才能
最近ようやく分かったことがある。日本の夏は暑い、酷暑といっても良いと思う。だからこそ海水浴や川遊びが盛んなのだが、在日の外国人、とりわけアジアの方が水難事故で亡くなることが少なくない。少し不思議に思っていた。アジアではプールのような施設は少なく、自然の川での水遊びは珍しくない。海よりも川で水泳を覚えるほうが多いくらいだ。特に東南アジアでは、川は生活の場であり、魚取りなど生計を立てる場でもある。泳げる人は珍しくない。ところがそんな東南アジアの人に限って日本の川での水難事故を起こすことが珍しくない。いや南米、特にブラジルの人も同様である。毎月群馬に仕事で通っている関係で、ときおり外国人の方の税務相談を受けることがある。そんな時の雑談で、ようやく謎が解けた。海外の川は概ね流れがゆったりしていて、洪水こそあれど日...日本の川
私の学生生活は山登りが中心であった。だからこそ大学4年になり現役引退となり就職活動を終えた頃、私は55歳(当時はこれが普通だった)になって退職したら、若い頃に登った思い出の山を再び訪れようと考えていた。肩に食い込む重いキスリングという綿布のザックに喘ぎながら登った鳳凰三山。子連れのヒグマに怯えながら石狩の湿地帯のなかの竹の密生する細い山道を抜けた大雪山系。眼前にそびえ立つ壁のような聖岳の直登。長く退屈な樹林帯を抜けた先の失望の山、光岳。年をとって、ゆっくりとゆったりと若き日の山を再び辿りたいと考えていた。しかし人生は残酷だ。難病のせいで体力を削ぎ落されただけでなく、激しい運動を禁じられた20代。50代を過ぎて心臓と肝臓に問題が判明し、ますます運動から遠ざかった。左胸に機械を埋め込まれた今は、運動どころか日...葬送フリーレン原作・山田鐘人作画・アベツカサ
多分、気づかれていないと思う。銀座のデパ地下で、お中元の返礼品を探している時だ。どこかで聞いたことのある声に気が付いた。一瞬、ドキッとしたのは、記憶の奥底にしまい込んでいたからだ。後ろ姿だけだが、あの特徴のある声からして彼女だろう。あれは20代の頃、まだ難病患者として先の見えない療養生活を送っていた頃だ。いつ治るのかは不明だが、きっと治るものだと信じて、次なるステップを考えていた。大学のゼミは監査論の三沢教授であり、公認会計士への道も考えたが、衰弱した体なだけでなく、疲労などが再発原因となることは分かっていた。そうなると公認会計士受験はあまりに無理が多すぎる。当然に司法試験もダメだ。公務員試験も考えたが、私の性格からして無理だと思った。役人勤めはこの私にはハードルが高すぎる。あれこれと調べて、一科目ごとに...成り行き任せ
積み重ねた歴史の差が出た試合だった。パリ五輪の男子サッカーは、スペインに0-3で敗れた。A代表同様に勝利を期待した人も多かろうと思うが、私は厳しいだろうと思っていた。とはいえ、個々人の能力差はあまり強く感じなかった。感じたのは戦術の差というか、チームとしての共通理解の差であった。若きスペインの選手たちには、ゴールに向かっての共通の理解があった。だから正確で素早いテクニックを駆使しての戦術に、日本とは格段の差があった。元々スペインは3-4-3のシステムをジュニアからA代表まで一貫して使っている。戦術の理解度は誰がピッチに入っても変らないレベルまで磨かれている。しかし、日本は違う。残念ながら日本人監督及びコーチには、世界の一流国に通じるだけの試合経験が圧倒的に不足している。一言で言えば、戦術の引出が少ない。だ...パリ五輪サッカーの総括
我ながら情けない。>重度のギラン・バレー症候群と診断されたドジャースのフレディ・フリーマン内野手(34)の三男・マキシムス君の退院に暖かいコメントが寄せられた。私は母をギランバレー症候群で亡くしている。活動的な人で、私のようなナマケグマと違い、いつも動き回っていた。だからこそ全身麻痺で動けなくなった自分を理解できず、病院で騒ぎ立てる有様であった。だが時間とともに受け入れたかにみえたが、今度は極度に人嫌いになり家族以外を受け入れなくなってしまった。だから葬儀は身内でしかやっていない。随分と不平も言われたが母の最期の頼みだと突っぱねた。ただ、それが正しかったのかは今も少し疑問に残る。別に親戚に不満がある訳ではない。ただ母の最期の頼みに忠実でいたかっただけだ。それでも心の中で消化しきれぬ思いはある。フリードマン...愚痴
私が唯一、頭から尻尾まで食べる魚、それが鮎だ。世の中には器用な御仁がおり、鮎の骨抜きなんて手技もある。だが敢えて断言する、鮎は骨ごと食え。頭から尻尾まで食べてこその鮎だ。出されたお皿には、骨も皮も残してはいけない。季節と値段の問題はあるが、出来たら天然ものがベスト。私は子供の頃、祖母に天然物の鮎の塩焼きを教わり、以来ほぼ取り付かれている。ちなみに天然ものは初夏がベストだ。食通の方に言わせると、刺身がベストとか天婦羅がベストとか言われるが、私は黙って塩焼きを頭からガブリと食べる。これが一番幸せだぁ。まぁ実を言えば天然物の鮎を食べるのは贅沢だと思っている。養殖ものだって香りが薄いだけで不味い訳ではない。基本、なんでも食べる食いしん坊なので、淡白な白身の美味しい鮎は何時だって食べたい。だから全体からすると、養殖...鮎の塩焼き
ポルトガル人が種子島にたどり着いたことで、日本の存在が西欧に知られた。わりと勘違いしている人が多いが、日本はけっこうな大国である。隣に超大国シナがあるため、必要以上に小さく感じてしまうことが原因だ。山地が多く、平野が少ないのは事実だが、それを補って余りあるのが降水量の多さと季節変動の激しさだ。豊かな山林は多くの地下水を蓄え、川はミネラル豊富でプランクトンに満ちている。これが沿岸に豊かな海産物をもたらす。そして北から冷たい寒流が流れてきて、南からの暖かい暖流とぶつかる。これが世界屈指の漁場をもたらしている。台風の通り道であることから、集団での災害対策の必要があり、これが結束力の高い国民性を培った。戦国時代末期には、この細長い列島に1200万人(1800万人説もある)が住んでいたとされる。しかも、戦慣れした戦...偶然と必然と
連日猛暑が続くことに、いささかうんざりします。毎年のことですが、8月は水曜日はお休みします。元々は東日本大震災の時の節電要請に応じての処置でした。ただ業界的に8月はわりと閑散期なので、例年ダラダラと仕事をすることが多く、仕事に緊張感が薄れてしまうことが悩みでした。そこで敢えて週休3日にして、メリハリをつけて仕事をするようにしています。まぁ所長の私は午後からのんびりと仕事ならぬ机回りの片付けをしているのが実情です。そんな訳で今月だけは投稿の頻度が少し減りますので、ご了承のほどお願いいたします。8月限定
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予定通り下記の「はてなブログ」へ引っ越しました。まだ全然勝手が分かりません。まぁ習うより慣れろ、為せば成るの精神で怠けつつやっていこうと思います。https://numanntak.hatenablog.com/引っ越し先
素人の趣味だと軽く考えていたが、とんでもない勘違いだったようだ。素人という言葉には、どこか軽く見る雰囲気が漂う。しかし、この素人たるアマチュアの人たちが日本の考古学、とりわけ文献の無い石器時代の研究に貢献してきたことには驚きを隠せえない。もっとも本書でも触れられているが、藤村真一氏による旧石器の捏造事件に代表されるように、個人の邪な願望を優先した事例もある。これが氷山の一角なのか、あるいは特異な事例なのか私は判断できる自信がない。だが現代の科学は、一つの事例について多方面からの考察と研究を求めており、第三者客観性を重んじる。藤村氏の捏造事件以降、旧石器時代の遺構の発掘作業は、多様な研究手法が活用されるようになった。それはそれで喜ばしいことである。私が本書を読んで驚いたのは、素人であるはずの高校生の考古学ク...古代史の謎はどこまで解けたか
学生の頃は毎年ゴールデンウイークには山に登っていた。そのせいで、今は憂鬱になることが時たまある。街中では、春であり、時には半袖で歩きたくなるほど快適な季節である。しかし山の上は違う。一言で云えば春と冬とを行き来する狭間の時期である。これが怖いが美しい。冬の蒼天は輝くほどに美しく、緑の芽吹いた山稜とのコントラストが目を奪う。山が最も美しく見える時期かもしれない。だがまだ高層の空気は不安定であり、高気圧も冬型である場合もある。つまり晴天でも空気は冷たい。この高気圧の後にやってくる低気圧は、この時期不思議なくらい連弾型というか通称二つ玉と呼ばれる暴れん坊だ。大気は気圧の高い(高気圧)ところから低い(低気圧)に流れる。冷たく湿気た大気が低気圧に沿い降下して地表にぶつかり急上昇する。この時に雨雲が発生する。GWの時...GWと雪崩
いやはや南友、もとい、いやはや何とも時間がかかる。なにがってブログ記事の引っ越しデータ作成である。現在申込はしたが未だ終了の連絡はない。どうもかなり混みあっているようだ。まぁ今が最盛期なのだろう。果報は寝て待て、ですね。引っ越し準備
だからサウジは弱くなった。それが痛感できたのが、先日に横浜マリノスに圧勝したサウジのクラブチームであるアル・ナスルを見た時の感想である。AFCアジア・チャンピオンシリーズ・エリートと称するアジアのクラブチームNo1を決める大会である。アr・ナスルはサウジアラビア・リーグではアル・ヒラルとの二強で知られている。特徴はなんといってもオイルマネーをつぎ込んでの著名選手を海外から招聘していることだ。ポルトガルのCロナウド、コロンビアのデュラン、セネガルのマネと有力な選手を抱えている。試合を観てみると、攻撃は明らかに外国人助っ人選手の独壇場であり、辛うじてDFとGKだけがサウジの選手である。日本のJリーグも当初10年以上、攻撃は外国人選手が中心であったが、それでも徐々に日本人の若手を競わせてプレーの質の向上を目指し...サッカーの強化方法
やばいくらいに快適だ。何がってハンズフリーシューズである。なにせ靴ベラを使わずに履けるかけでなく、脱ぐのも楽なのだ。私の本性はナマケグマなので、こんな怠惰な靴には本能的に惹かれてしまう。少し前から足腰の衰えを感じていた。心臓の機能が4割弱に低下したので、必然的に歩く速度が遅くなり、歩行距離も短くなっていたから当然だと思う。だから歩く時間を増やそうと思っていたが、スーツに合わせた革靴は長時間の歩行には向かない。だからスーツにも違和感のないスニーカーを少しづつ試している。やはり靴底が分厚くクッション性の高いスニーカーのほうが長時間歩いても疲労度が違う。30年前ならカラフルなスニーカーが主流であったが、現在はスーツ姿で履いても不自然に見えないスニーカーがけっこうある。私は歩くこと自体は嫌いではない。むしろ好きな...ハンズフリーシューズ
日本に戦争の危機が迫るとしたら、一に台湾、二に半島だと思う。特に台湾は共産シナが固執しており、軍事上の衝突が起きる可能性が高い。そして日本は無関係ではいられない。共産シナが台湾を欲するのは、国民党が国宝級の歴史的遺物を奪っていったからだと主張しているが、本音はかつての仇敵の殲滅であろう。シナ人の執念深さを軽視してはいけない。だが、もう一つの本音は、西大西洋への自由な出入り口を保持して、アメリカに対して強烈なアピールをすることだ。中国とは世界の中心の国を意味する言葉であり、アメリカではなくシナこそが世界の中心でなければならないと確信している。これはかつて太平洋を二分割することをアメリカに提案したことで顕在化した野心だが、もちろんアメリカが受け入れる訳がない。このアメリカの態度に期待を寄せるのは台湾の人たちだ...台湾危機と日本
戦うだけでは十分ではない。そのことを痛感したのは、大学4年の就職活動の時だった。以前にも書いたが、私は中学2年の秋までは大学どころか高校にも進学する気のない落ちこぼれであった。別に勉強嫌いであった訳ではない。母子家庭で家計に余裕がないと分かっていたので、中卒で働くつもりであった。だから勉強なんて必要ないと割り切っていた。ところが7歳の時に離別した父が突然連絡をとってきて単身会いにいくと、大学までの学費を負担するから進学しろと言うではないか。今更父親面かよと内心思ったが、進学できるならば、それに越したことはない。とはいえクラスどころか学年でも下から数えて一桁台の落ちこぼれの私だ。急いで私のような馬鹿でも相手してくれる塾を探して通うことになった。当然に今までの夜遊びの時間は激減した。当時はゲーセンや公園の裏で...デッドマウントディスプレイ第15巻
いつの時代にも騙される人はいるものだ。日本政府の負債が地方政府分と合わせて1,317兆円に達したと報じられ、国民一人当たりの負担額は1,063万円になるとの記事が出た。素直に「これじゃ、減税なんて言っている場合じゃないね」とのコメントもネット上に上げられていた。はっきり言いますけど、馬鹿ですね。馬鹿でなければ、財務省側の情報操作の一環でしょう。まず国の借金とは国債であり、その国債の所有者こそが債権者です。地方債も同様ですが、債権の所有者は主に金融機関、財団等の半公共団体、そして日本銀行です。個人の国債保有者が極めて少ないのが特徴です。この国債の保有者が外国人や外国企業、外国政府だったりするとデフォルト(債務不履行)の発生の可能性が高まります。つまり国家の破産ですね。日本の場合はまずあり得ません。何故なら国...バカは騙される
世界で最も人気のあるスポーツがサッカーだ。そして4年に一回開催されるサッカーの国別の世界一を決める国際大会がワールドカップ大会である。200か国を超える国が参加するだけに、予選を行うだけでも膨大な時間がかかる。その予選は各大陸別に開催される。欧州、アフリカ、アジア、オセアニア、北中米、南米に大別されるのだが、この中で最も巨大なのがアジアである。なにせ中近東から中央アジア、東南アジア、極東を含むのだから、予選も3段階に分けて行われる。このアジア予選を仕切るのがAFC(アジア・フットボール・コンフェデレーション)であるが、あまり評判が良くない。なにせ組織を牛耳っているのは豊富なオイルマネーを持つアラブ諸国である。組織の事務局こそマレーシアのクアラルンプールにあるが、その運営はアラブ諸国に牛耳られている。日本で...AFCの分割
金の問題ではない。このことが理解できていないマスコミ報道が多すぎる。トランプ大統領が、より多くの軍事貢献を求めていることをお金の問題にすり替える間抜けな報道が多くて困る。それどころか、これをトランプの横暴だと認識しているおバカが巷に溢れている。そうではない、これは20年以上前からアメリカが求めていたものだ。それをアメリカ軍の駐在費用の分担の問題にすり替えたのが日本のマスコミ様である。この問題は古くて新しい問題でもある。1960年代から70年代にかけて日米安全保障条約の改訂がなされるたびに、左派学生や労働組合、教職員組合が動員されて国会議事堂前で反対デモが盛大に行われた。しかし、集まっている反対派で、日米安全保障条約の内容を理解しているものは皆無であった。この軍事条約の本質は、アメリカは日本を守ってやるが、...アメリカが求めるもの
本を読むのは大好きだが、文章を書くのは決して得意ではなかった。特に簡潔に分かり易く書くのは苦手であった。だからインターネットが始まってから、ネット上のコミュニティに参加して、そこの掲示板に書くことで文章書きが上手くなれたら良いなと考えていた。それがAOLの会員限定のコミュニティであった。私はそこで掲示板に多数書き込み、徐々に文章を書く楽しさを覚えていった。しかし、AOLがコニュニティーの掲示板を廃止し、替わりにブログを導入した。それが2005年の秋であった。私のブログ書きは、ここから始まっている。数年間、AOLでブログを書き続けていたが遂にAOL自体が事業撤退となり、後継としてTeacupを紹介されたので、そちらに引っ越した。そこで十年近く書き続けたがやはりブログサービスの撤退を受けて引越し先として推奨さ...ブログについて
現生人類がその存在を認められるのは今から4~5万年前である。単純にネアンデルタール人からクロマニョン人へ移行したのではなく、混在したり、分化したり複雑な進化の経路を辿って現行人類が圧倒的な支配者となったことが分かっている。ただ、その移行の時期は氷河時代だと分かっている。氷河期が終わり、間氷期に入ったのは概ね一年前であるからして、現生人類が農業を始めたのは今から8千年ぐらい前だと言われている。つまり人類はその生存期間の過半以上、概ね3万年以上は遊牧生活で暮らしてきたと想像できる。農耕が始まったのは間氷期に入ってからで、そこから農産物の蓄積により富が溜まり、都市文明が花開いた。現代の人類はこの都市文明の発展から育ったものなので、遊牧生活は野蛮なものだとの偏見が、当然の考えとして広まっている。そう、遊牧生活が農...逆転の大中国史楊海英
私は以前から21世紀は、原油と食料と水を求めて戦争が起こると考えています。ただ20世紀に起きた二度の世界大戦のような形ではなく、局地的な紛争の頻発となるのではないかと予想しています。実際問題、冷戦終結以降、世界各地で起こった戦争は、規模が小さく他の国の支援を受けての地域紛争ばかりです。現在の覇権国であるアメリカの最新兵器は、基本的に対ソ連向けが中心で技術の粋を尽くしたものが中心です。多額の開発資金を投じ、大学や研究所、軍需企業等に協力を要請して製造した兵器は、いずれも高性能なものばかり。ただあまりに高額過ぎた。世界第一位の経済力を誇るアメリカでさえ、その高額な軍事費に疑問を感じざるを得なかった。特に税金の使途に厳しいアメリカの議員たちが疑問視したのが、コストパフォーマンスでした。ゲリラやテロリストたちが保...21世紀の戦争
お昼時になると、美味いと評判の店にはサラリーマンやOLが行列をつくる。ナマケグマの癖に食べ物に関してはせっかちな私は行列に並んでまでして昼食を食べるのは好きではない。時間の無駄に思えて仕方ないからだが、それでも美味しい昼食を気軽に楽しみたい気持ちはある。事務所の近くにある冒頭のカリー屋は、昼時になると常時行列の出来る店である。興味はあったが、並ぶのが嫌でいつも通り過ぎていた。実は神田界隈はカレーの名店が幾つもあるカレー激戦区でもある。時折人気投票などをやっているが、「ジンコック」は上位の常連店でもある。だから気になっていた。その日は氷雨が横殴りの風と共に吹き付けるせいで、外を出歩く人の姿は少なかった。もしやと思い、ジンコックに行くと2人しか並んでいない。これはチャンスと思い初めて並んだ。冷たい氷雨に吹かれ...ジンコック
どうも冷たい風に吹かれたせいで風邪を引いた模様。なので一日静養します。やわな身体になったもんですわ。お休み
日本サッカーの二つの欠点が明らかになったのが今回のU17アジア大会だ。初戦がUAEに3-1で勝利、次戦がヴェトナムに1-1で引き分け、そして三戦目がオーストラリアに2-3で敗北である。ヴェトナムとUAEが引き分けた為、得失点差で決勝リーグに進出、合わせて世界大会への出場も決まった。私は三戦ともネット観戦したが、個々人の選手の技量は決して低くない。ただチーム戦術が中途半端だ。特に二戦目のヴェトナム戦は勝ち切れたはずの試合だった。終盤で失点しての引き分けだが、あれはしっかりと守り切れなかった日本側の当然の失点だ。守るのか、攻め切るのかが明白でない中途半端な戦い方が失点を招いた。いったい廣山監督は何をしていたのだ。これはオーストラリア戦でも同様で、攻めるのは個人の技量次第で、守りのコンセプトが曖昧だった。守らな...U17アジア大会
いきなりブログサービスの終了のお知らせ。参ったね、teacupから引っ越してきて3年足らずなのに・・・仕方ない。次を探すか。gooblog終了
戦争でやってはいけないことの代表が、戦力の逐次投入だ。戦力を小出しして、相手の反応をみて方針を決める。歴史上、数多の政治家、将軍がやらかした典型的失敗である。やるのならば投入できる最大戦力を惜しまず出して、相手を圧倒して有利なポジションを得てから交渉に入る。戦争における王道であるのだが、これが出来なかった事例もまた多い。実は最大戦力を一気に投入するにはいくつかの条件がある。まず事前の情報収集であり、次に迅速な行動を可能にする連絡網の構築であり、具体的な行動のための道筋を明確にすることだ。そして困ったことに日本人はこれが苦手なことが多い。だからこそ歴史上の勝者である武将や政治家は、この迅速にして果敢な攻勢をするための準備を欠かさない。典型的なのは織田信長で、情報収集のための努力を惜しまず、街道の整備、海運、...10円値下げでいいよね
「お触りはダメよ」といきなり言われた。十数年前だが、銀座9の新橋側に新しい店舗が出来た。なんでもアメリカ版キャバクラもどきらしい。私はそもそも酒をさほど好きではないし、女性を侍らせて酒を楽しむ趣味もない。どちらかといえば、食事や会話を楽しむための酒である。第一、飲むならば自分のペースで飲みたい。だから女性が横について一々グラスを満たしてくれるのは、有難迷惑とさえ思っている。ただ、そうはいっても仕事の延長線上で飲みに行くこともある。友人ならまだしも、お客さんだと会話が途切れた時の空白がよろしくない。そんな時は場慣れしたホステスさんが仕切る銀座のクラブはけっこうありがたい。また若い顧客と飲む時は賑やかな新宿あたりのキャバクラを使うこともあった。だからアメリカ版のキャバクラってどんなもんだとの興味はあった。幸い...HOOTERS
日本の大マスコミ様はとっても偉いので、国民は新聞やTVで報じられた真実を信じなければいけないと考えていらっしゃるようでアリマス(ケロロ軍曹の口調で)。特に大陸や半島へのお気遣いを欠かさないマスコミ様におかれましては、石破、小泉、河野はお気に入りでアリマス。八方美人主義で誰にでも媚を売り、勇ましい発言はしても必ず尻切れトンボになるヘタレっぷりは、我が日本国の首相として相応しいでアリマス。この三人ならば誰であろうと、きっと正義と潔白の野党との連合政権も可能でアリマス。ケロ?アメリカが心配でありますか。いやいや、大丈夫でアリマス。あの鳩ポッポや怒鳴る菅でも出来る仕事でアリマス。それどころか、きっと日米安保を破棄して、沖縄を中国に献上し、高純度ウランの製造技術を半島に捧げて対話による恒久的な平和を実現してくれるで...次期自民党総裁は
好きな怪獣は、と問われれば即座に「レッドキング」と答える。初代ウルトラマンに出てきた怪獣で、太平洋上の孤島である多々良島に生息する。骸骨みたいな小さな頭部にどれだけの脳みそがあるのか不明だが、頑丈な体躯と暴れっぷりは怪獣番長に相応しい乱暴者である。蛇腹模様の逞しい体と怪力で暴れまわるだけで、知恵もなく、落ち着きもない。ただただ暴れるしか能がない単細胞でもある。まさに怪獣とはかくあるべしを体現した偉大な怪獣様なのです。それなのに、何だこの漫画は、主人公の奴、正義のヒーローに変身するならまだしも、よりにもよって怪獣に変身するとは何事か。しかも、一丁前に悩んだり、愚痴ったりと人間臭いことこの上ない。怪獣なら怪獣らしく人類壊滅に貢献せんかい。この裏切り者めェ~。まったくもって、この怪獣8号はとんでもない奴である。...怪獣8号
なんか気になる。山梨県の富士吉田市の学校給食で出されたビワが原因で、小中学校の生徒126人が中毒を起こしたと報じられた。たしかにビワはリンゴや桃と同じくらいで、一定数のアレルギー反応を引き起こすことで知られている。だが割と珍しく、まさかビワがと驚いた方も多いと思う。私が子供の頃に住んでいた借家の庭にはビワがあり、夏ごろになると熟したビワを食べていた。この熟した時の見極めが難しく、早過ぎると不味い。その点、野鳥は凄い。一番美味しい時を見極めてビワを食べにくる。だから夏が近づくと、毎朝鳥に食われていないかを確認するのが日課だった。もっとも、ほとんどの場合鳥の勝利で、私らが食べられるのは全体の三分の一程度であった。もちろん熟しているので大変に美味しいし、アレルギーも出なかった。ただ親から種は絶対に食べるなと教わ...ビワの中毒
戦闘機のロールスロイス、そう呼ばれたのがアメリカのかつての主力戦闘機であるF15である。なにせ初期の頃は、あまりに高額すぎて日本とサウジアラビアしか買えなかったほどだ。だが実戦での墜落は皆無で、その戦闘力の高さは有名だった。その後F15Eという対地攻撃力を大幅に向上させたタイプが登場してからは、多くの国で採用されている。もっともアメリカ本国ではF22ラプターへと交替が進み、やがてはF35に代替されるはずであった。ところがその後、F15EXという改良機が発表された。ステルス性皆無のF15だが、このEXタイプは大量のミサイルを搭載した攻撃特化タイプであった。軽量な機体に大出力のエンジンをもつF15ならではの活用法であった。私は最近までF15を名機だと思っていた。ただF15には妙な話がいくつかあった。模擬戦闘に...弱いが強い
暑くなると、素肌の露出が増える。スケベ心丸出しでなんだが、やはり若い娘の日焼けした肌がのぞける姿には無意識にも視線を奪われる。もう還暦過ぎても、このスケベ心は健在なのだから、男の本能の強さには肩をすくめるしかない。とはいえ、男たちのスケベな目線にさらされる若い娘の心情は複雑であるらしい。厭らしい中年男のジメジメしたスケベな目線で見られるのは不愉快極まりない。これはまぁ分かる。しかし、イケメンの格好良い男性の目を引き付けるセクシーな姿には憧れるらしい。私が十代後半、多分大学浪人をしていた頃だと思う。当時私は予備校通いをする一方で、渋谷のホテルの駐車場で、係員のアルバイトをしていた。基本的に遅番が多く、仕事を終えるのは23時である。あの頃は、三軒茶屋に住んでいたから、その気になれば歩いて帰宅できた。まぁ一時間...政治家がするべきこと
>2021年、北海道旭川市で凍死した中学2年(当時)の女子生徒がいじめを受けていた問題で、市教委の第三者委員会が“黒塗り”で非公表にしていたとみられる文書がインターネット上に流出していることがわかりました。今頃になって良心がうずいたのか、はたまた隠し通せないと思ったのか爆弾文章が密かに公開された。被害者家族の心情を思いやり、敢えて黒塗りにしたそうだが、やはり本音は犯人の隠匿と事件の矮小化であろう。そもそもね、凍死に追いやるような暴挙を「いじめ」で済ませること自体おかしい。本来なら殺人事件として警察が動くべき事件だと思う。しかし、旭川市は左派系の労働組合が強い影響力を持ち、その筆頭である教職員組合が率先して事件の隠蔽を図る異常な地域である。教育委員会は当初は「いじめ事件」はなかったものとしようとした。しかし...子育てに不向きな町
悲しいことに歴史の授業を嫌う学生は多い。歴史好きの私だが、正直無理はないと思っている。だって年号と歴史上の史実だけを丸暗記するだけの勉強が面白い訳がないと痛感していたからだ。私が歴史を好んだのは、歴史小説を先に読み、歴史を面白いと思っていたからで、歴史の授業は大学予備校で武井先生や山村先生の講義を受けるまではつまらないと思っていた。日本の学校の歴史の授業がつまらない最大の理由はマルクス主義である。共産党宣言で名高いマルクスは、自分の主張を裏付けるために歴史を科学で化粧した。すなわち事実と年号だけで歴史を組み立てた。マルクス主義には同意できない歴史学者も、この科学的な歴史には惹かれてしまった。これを唯物史観という。しかし、この科学的偽装こそが歴史をつまらなくさせた最大の原因である。いい国作ろう(1192年)...なぜ、地形と地理がわかれば世界史が面白くなるのか関真興
騒げばいいのか?そんな印象が否めないのが、史上最多の立候補者が乱立した東京都知事選である。とにかく都知事の候補者ポスターを展示する掲示板がひどい。特に元N党の立花の遣り口がひどい。私はNHKが嫌いだが、都知事選とは関係ないと思っている。ところが立花の遣り口は、都知事候補者のポスターを展示するべき掲示板を利用して自分の主張をアピールするポスターを貼り散らかす。正直言って今回の都知事選挙は50人を超す立候補者がいるが、そのうち当選が本当に出来ると考えている候補者は十人に満たないと思う。つまり残りの候補者は、都知事になりたいのではなく、自分の政治的主張をアピールするだけに立候補している。その意味で元N党の立花と似たり寄ったりではあるが、掲示板を占拠するような暴挙はしていない。はっきり言って選挙妨害だと思うが、何...騒げば良しなのか
ワールドカップ大会アジア三次予選の組み合わせが決まった。正直、このC組をトップで突破できないようでは、本大会での活躍は絶望的だ。アジアの国々との対戦は、日本にとって厄介なのは承知の上。なにせ日本は今やアジアトップクラスの実力国だと看做されている。だから対戦相手は引いて守っての引き分け狙いも平気でしてくる。それでも無敗で予選を勝ち抜けたのは、日本人選手の基礎的な能力が向上したうえに、戦術的理解が格段に上がっているからだ。特に前線の選手の大半が欧州リーグで活躍しており、相手の守備陣を切り裂ける。選手たちの相互理解により、無人のスペースを作り、そこへボールを出しての得点機の創出は、日本サッカーの進歩を象徴する動きだと思う。ただ日本人選手はアジアではスター選手であり、その情報は広く知られており、対策をされるケース...三次予選分け決定
絶望の淵にある時こそ真価が問われる。平凡な人生を望んでいたのだが、それでもこれはヤバいと深刻に悩んだことがある。あれは大学4年の8月のことだ。たまたま出会った高校のWV部の後輩と飲んだ際、岩登りをしたいというので、当時私が練習によく登った奥多摩の岩場へ連れて行った。夏休み中とはいえ平日であるため、誰もおらず自由にコースをとれたのはありがたかった。40メートルほどの簡単なルートを登攀し、昼食のお弁当を河原で食べて、さあもう少しランク高めのルートへ挑んだ時だ。やはり2ピッチ、つまり40メートルほどのルートであり、1ピッチ目を慎重に登りテラスで一休み・・・のつもりであった。ところがセルフビレイのためのザイルをカラピナにつなげた直後のことだ。ザイルがするするっと滑り落ちていくではないか。慌てて手を伸ばしたが間に合...ロストバケーション
どうやら令和5年の日本政府の税収は70兆円を超えそうである。コロナが終わり、外国人観光客が戻り、円安効果で輸出が好調なのだから不思議ではない。私が不思議でならないのは、日ごろ財政赤字を声高に叫ぶ役人様や、その手先と化しているマスコミ様におかれましては、一向に減税の声が出てこないことだ。日ごと財務省の発表する財政赤字のニュースは大々的に報じる癖に、いざ税収が増えているにもかかわらず黙り込む。私は何度も書いているけれどマスコミ様は報じたがらないので、嫌みったらしく再び書くぞ。日本政府が膨大な財政赤字を抱えているのは事実だ。しかしその赤字の中身は国債が中心だ。国債は借金であり返済しなければならない。既に国債の返済は始まっており、日本政府の支出のうち4割近くがこの国債という借金の返済に充てられてる。だから財政危機...税収好調
真面目な人って突然切れるから怖い。そんな生きた実例が新日本プロレス育ちで、のちのパンクラスや藤原組で活躍した船木誠勝だと思う。私が主に観ていたのは、1980年代中盤の新日本プロレスの前座の試合だった。野上らと組んでの試合はスピーディーでありながらパワーも感じさせる活気のある試合だった。彼はバランスが良かった。鍛え上げた筋肉が不自然ではなく、動きも滑らかで、跳躍力もある。そして何よりも顔立ちが良かった。顔立ちの良さは善玉レスラーとして必須の項目であり、未来のエース候補だと思っていた。ただ身長が180前半なので、ヘビー級としてはいささか物足りなさを感じたが、同じくらいの身長の藤波辰爾が成功しているので、彼の後継者として新日本プロレスはかなり期待していました。ただ彼は良くも悪くも真面目であった。当時はUWF勢が...プロレスってさ船木誠勝
馬鹿にせずに一度は読んで欲しいと思う作家の一人にディーン・R・クーンツがいる。ホラー小説を娯楽作品として極めている作家だと思っている。どんなに恐ろしい怪物が登場しようと、あるいは凄まじく絶望的な状況下であろうと最後はハッピーエンドで終わる安心のホラー小説を提供してくれる。キングやマキャモンと比べると、ホラーの深度は浅いかもしれない。でも、必ず読者を安心させて笑顔で最終頁を読み切れる。変に後を引きずるホラー作家が少なくない中、徹底して娯楽作品に徹するクーンツは凄いと思う。ところが皮肉なことにハッピーエンドが分かっているが故に、クーンツの作品を過小評価されることが多い。とんでもない誤解というか、理解が斜め上過ぎる。陰惨なエンディングならば、ホラー小説としての面白いといえるのか。救いようのない絶望が待ち構えてい...12月の扉ディーンRクーンツ
日本の軍隊は強いのかと問われると答えに窮する。兵士の教育練度は高い。日本では各地方で自衛隊の募集拠点があり、各高校に生徒の斡旋を依頼している。ちなみにそれを妨害するのは平和ボケした左派活動家である。もっとも阪神淡路大震災や東日本大震災により、自衛隊が国民を守るために泥まみれで奮闘している姿を直に見た人たちから、劇的に評価が上がったのは確かだ。なにせ世界最強の軍隊を有するアメリカ軍の最大の悩みは、基礎的な教育程度が低い兵士たちである。とりわけハイテク兵器の多くは、高度な知的訓練を前提にしている。だが多くの下級兵はそれに対応でしない。そこでPMC(民間軍事会社)を利用しているのは隠せぬ事実である。もっとも日本でもあまり偏差値の高くない高校の卒業生が、最後の伝手で自衛隊を選ぶことも多く、その教育練度はさほど高く...少子化の怖さ
戦後の日本人の最大の欠点は、世の中の動きを経済中心で観てしまうことだ。私が事務所でたまに聴くラジオでのことだ。>タレントの大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)6月17日の放送では大竹が、経済アナリストの森永卓郎氏と共に、在日米軍再編に伴う在沖縄米海兵隊の米領グアム移転に関する東京新聞の記事を取り上げた。移転は今年12月から行われ、28年までに海兵隊約4千人をグアムに移すほか、ハワイや米本土などに約5千人を移動させることが見込まれている。森永卓郎氏今アメリカが何をやろうとしているかというと…グアムに海兵隊を移転させるというのは、今まで日本列島がアメリカを守るための防衛ラインだったのを下げるということです大竹まことグアムに。...軍事音痴
1980年代後半、私は病院と自宅を往復するだけの人生を送っていた。たまに入院もしていたが、家で巣篭りというか引きこもっていることが多かった。時間はいくらでもあったが、体力がなかった。それなりに衰弱もしていたが、なによりも免疫力が低く、人込みなんて怖くていけなかった。なにせ電車に乗っていて同じ車両に咳をする人がいれば、その日の夕方には感染して発熱して寝込んでいたほどだ。サッカー部の部員と間違えられるほど太かった大腿筋は痩せ細り、上半身は骨と皮。別にマッチョ願望はなかったが、長年の闘病生活で病み衰えた身体は私の劣等感そのものだった。だからこそだと思うのだけど、この頃はけっこうマッチョな俳優が主演する映画を良く観ていた。ただ風邪などの感染症が怖かったので、映画館には行かず、もっぱらレンタルビデオ屋で借りて自宅の...プレデター
昨今、日本中で多発する熊による被害を拡大したいのが日本政府だ。ヒグマはもちろん、一回り小型のツキノワグマでさえ拳銃や散弾銃では倒せない。必然的にクマを狩る場合に使用するのはライフル銃かハーフライフル銃となる。ところが今年になり、ライフル銃及びハーフライフル銃に対する規制が強化された。現状、これらの銃器を保有するのは、長年クマの駆除に貢献してきた猟友会のハンターたちである。そして、猟友会のメンバーは高齢化により年々減少しているのは時折報道されている。具体的には、現在は狩猟免許の取得後すぐに所持することができるハーフライフル銃について、許可の基準をライフル銃と同じ、『猟銃を10年以上継続して所持している人』などに限定するとしています。ただでさえ銃規制は厳しくなり、特に威力のあるライフル銃などは規制強化され保有...会議室にクマはいない
車に関心がない人でもジープの愛称で知られる小型車は知っていると思う。第二次世界大戦中に開発されて戦場に投入された小型自動車である。小柄な車体だが走破性能は高く、壊れにくく、修理も容易である。武装はなく、装甲もないが、その抜群の機動力で兵士たちに愛用された。重い重機関銃を運んだり、傷病兵を後方に送ったり、まさに万能の自動車であった。戦後、ソ連も似たような車両を作ったが、ジープほどの信頼性の高いものではなかった。呆れたことに冷戦時代、アメリカに敵対していた左派ゲリラでさえもジープを愛用していたほどだ。その後アメリカ軍はジープの後継として大型の自動車を採用した。横幅が広く、車高が高い独特のスタイルで、愛称はハンビィーである。やはり固定の武器はなく、装甲も薄いがジープよりも大型であるため兵士の移動や武器、食料など...戦場を駆ける車
あの野郎、出入り禁止とはふざけんな。過去映像の使用も禁止だと!高慢も過ぎるぞ。俺たちマスコミ様が報道してやったからこそ人気者になれたという恩を仇で返すとはなんたることだ。お前らスポーツ選手なんて報道してやらなかったら、ただの運動馬鹿だろう。我々マスコミ様が報道してやっているからこそ知名度は上がり、報酬も上がり、人気も上がるってもんだ。なに?12億円の豪邸を勝手に公開して何が悪い。セレブの邸宅は強盗の的になるだと。それならそれで大ニュースとして報じてやるぜ。有名税だ諦めろ。強盗に新婦が傷つけられたらどうするかだと。それこそ号外ものの大ニュースじゃねえか。喜んで報道してやるから、出入り禁止を解除しろ。過去映像も無償で使わせろ。まったく運動馬鹿はマスコミ様の偉大さを分かってない。後になって泣いても知らねんぞ、フ...怒れる大谷
政治の評価は、唯一その政治の結果のみで評価されるべきだと思う。報道によると世界経済フォーラムが発表した世界の男女格差の状況をまとめた2024年版「ジェンダーギャップ報告書」では、日本は調査対象となった146カ国のうち118位で、前年の125位からは改善したが、主要7カ国(G7)では最下位だった。朝日新聞などはしたり顔でこの記事を報じて、だから日本はダメなんだ、自民党政治ではダメなんだと言わんばかりである。偉そうに語っているけど、歴代の朝日新聞社長で女性、あるいは女性役員ってどれだけいたのか。女性記者ならいたと思うが、経営陣に女性がいる印象はほとんどないぞ。実際問題、女性を経営陣に加えようとしない業界の筆頭は、ほぼ間違いなく銀行だ。どうも女性行員は男性行員のお嫁さん候補程度の扱いらしい。もっといえば、中小企...ジェンダー平等118位