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ホロウ・シカエルボクさんの人気ランキング

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ポエムブログ 114位 114位 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 5,663サイト
散文詩 4位 4位 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 154サイト
現代詩 3位 3位 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 161サイト
路上詩人 1位 1位 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 8サイト
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総合ランキング(OUT) 54,895位 圏外 54,895位 55,224位 55,318位 56,669位 56,434位 1,040,077サイト
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ポエムブログ 226位 圏外 226位 234位 235位 231位 232位 5,663サイト
散文詩 6位 圏外 6位 6位 6位 7位 6位 154サイト
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  • お知らせ

    お知らせ

    こちらのブログに来る前は97年くらいかな?それぐらいからずっとティーカップというところのブログサービスを使っていたのですがそちらが終了ということでこちらに移ってきたのが去年だか一昨年だったか…無事引っ越し出来てふぅと思ったのも束の間今度はグーブログも停止だなんて…というわけでこちらの方はいまのところ更新を止めておりますもうノートをやっているのでそこだけにしてもいいのだけれどノートに引っ越すとなると超手作業になるのでまたどこかに引っ越して更新を続けるかそれともアーカイブ的なものにして残しておくか今考え中です。まぁ引っ越すことになるだろうとは思っているんですけど…ブログにはブログの良さがあると思っているので続けたいという気持ちもありブログの方で読んでくださっている方々今しばらくお待ち願いたいと思います。もしよ...お知らせ

  • Give 'Em Enough Rope

    Give 'Em Enough Rope

    リアリズムは単純バカの詩的表現みたいになっちまった、誰もが一番わかりやすい手駒だけを持ってカタがつくまで乱発してる、それを真面目さだなんて果たして、気付いていないのか開き直っているのかいったいどっちだろうね?剛速球はコントロールを失いがちさ、隣のレーンでストライクを取ってるような奴らが多過ぎる、真実は足元に落ちていたりしない、徹底的に吟味したってそうそう理解出来たりしない、何年も経って初めて朧げに掴めることだってある、感覚で理解していても脳味噌はそうじゃないことだって頻繁にある、まあ、そういう時はなんとなく次に行こうっていう気になれるものだけどね、常にそういうアンテナを張っていればね…まるで早押しクイズみたいだなと思うことがある、先にボタンを押して正解を出した奴の勝ちってなもんさ、ビーチフラッグと言っても...Give'EmEnoughRope

  • ホーム・カミング

    ホーム・カミング

    タマムシの羽みたいな色の朝焼けが始まって、一晩中歩き続けた俺は高速の高架の下で眠ろうとしている、寒さがどうだとか暑さがどうだとか、虫に食われるかもしれないとかもうそんなことどうでもいいくらい眠くて、人気の無いここなら数時間くらい一切の邪魔も入らずに眠ることが出来るだろう、バイパスが出来るまではこのあたりの唯一の道だったが、今となってはもの好きぐらいしか通らないようなところだ、それ以前にこのあたりの人口は減り続けていて、タフなバイクに乗ってオフロード手前の旧道を通ろうなんて考えるような血気盛んな年代の人間は数えるほどしか居ない、俺はあっという間に眠りに落ちた、夢を見るのが容易い時代ではないけれど、カウント3を待つことも無く俺はそれを手に入れたのだ、とはいえ、そこに至るまでに一晩の不眠を潜り抜けているわけだか...ホーム・カミング

  • はじまりが歌えているかどうかが

    はじまりが歌えているかどうかが

    俺がキッチンで魚の鱗を飛ばしているころ、君は花壇の雑草取りに夢中になっていた、キッチンの窓は花壇の正面にあるので、俺は君のそんな実直なまでの姿勢を存分に眺めることが出来た、草花への愛情、美しく咲くものだけが生きることを許されるテリトリー、俺は花壇という存在を恐ろしいとさえ思った、とはいえこの俺だって魚を捌いている途中なのだ、誰のせいでもない、そんな歌があったな、だけど時々、本当にそうかななんて考えたりもする、すでに定められてることについて考えを放棄するのは愚か者がすることだ、もちろん、そんな疑問符に得心のいく答えが得られたところで世界が変わるわけでもない、あらゆるものを形骸化させながら荒地を走る観光列車、みんなもう新生児の存在すら信用してはいないだろう、この窓がそんな窓じゃなくてよかった、花壇の世話を続け...はじまりが歌えているかどうかが

  • ある寒い春の日

    ある寒い春の日

    長ったらしい名前の紅茶の缶が窓のそばで錆びてた、それがいつからそこに在ったものなのかなんてまるで思い出せなかった、ほとんど何も知らないままで過ごしていたのだ、自分が欲しい明日のことばかり考えて―今夜、地球は冷たかった、ずっと昔からそうしてぼくの身体を冷やし続けているような気がした、いつだって気がするだけだ、ほとんど何も知らないままで過ごしていた、彼女が幸せを演出しながら胸の中に何をしまっていたのか、とか、紅茶の缶は時の経過を赤子のように抱いて僕を断罪していた、気付くことが無意味だと思えるくらいそれは過去の中だった、そして僕はそのほとんどを何もしないまま忘れようとしていたのだ、デジタル時計が示す時計には何かしらの意味があった、確か僕はその日誰かと約束をしていたのだ、僕は短いメールでその約束を断った、ごめんよ...ある寒い春の日

  • 冷えた眠り

    冷えた眠り

    夜が狂うから眠りはぶつ切りにされる、幾つもの夢が混ざり合って、筋書が存在しない奇妙な色で塗り潰される、なぜこんなに身体が強張っているのか、眠ってはいけない理由がどこにあるのか、俺は理解することが出来ない、端切りされた肉みたいに夜の中に置き去りになって、薄暗い部屋の中で目を見開いているだけだ、すべてを言葉に変えられないことは知っている、だからこそ書き続けている、胸の中で渦巻くものは歳を取るほどに勢いを増す、それは俺が自分を疎かにしないからさ、研ぎ続けていれば刃物は折れるまで使える、すでに錆びてしまったやつにはこんな話をしても伝わりはしないけどね、寝返りを打っても無駄なことはわかっている、それでも寝返りを打ってしまうのは、時間があまりにも手持無沙汰に過ぎるからだ、時計が一個も置かれていないこの部屋では猶更だ、...冷えた眠り

  • あまりにも込み入ってだけど在りようとしては単純

    あまりにも込み入ってだけど在りようとしては単純

    礫塊に埋もれて漆黒の眠り、だけど極彩色の夢を見てた、かろうじて確保された呼吸、無自覚な日々よりもずっと尊いものを教えてくれた、百鬼夜行は毎晩決まった時間に、ままならぬ俺の鼻先をかすめるように…なんでもいい、春の歌が聞きたかった、でも無理みたいだ、欲しいものは決まって手に入らない、ハナからないものねだりだったのかもしれない、だけど欲しがらなかったことを誇りに思うことは出来ない、価値観なんてものを結果に結びつけるのは馬鹿げている、そうだろう?短い人生、叶おうと叶うまいと身構えて吠えるだけさ、生半可な場所で満足してしたり顔をすることなんて死ぬまで出来やしない、共通認識にすべてを預けて、成長をでっち上げるなんて醜いにもほどがあるぜ、あんたにも、あんたにも、誰にも言いたいことなんてない、俺は現実を飲み込んで詩として...あまりにも込み入ってだけど在りようとしては単純

  • 詩岩

    詩岩

    音楽や言語の旋律によって意識が肉体から引き剝がされんとする瞬間、乖離の中に痛みや苦しみなど微塵もないことを知るだろう、人間としての知性と生物としての本能が共鳴するためには、生半可な覚悟じゃ到底成し遂げられない羅列が必要になる、それが意識の深奥を明らかにし、尚且つ、深層心理のストレージとして多分に役に立つ、普段意識出来ない階層というのは湖で言えば光が届かなくなる深さのその先、おいそれとは見ることが出来ない異形なるものたちが蠢くところ、そういう場所にこそ存在する理由がある、そちらに気を向けることが無い限り決して気付くことが出来ない、そういう領域にこそ―例えば俺が誰かに尋ねる、その場所を知っているかと、そいつがもしも首を横に振れば、俺はそいつへの興味のほとんどを失う、そいつはきっと違う理由で書いているのだろうか...詩岩

  • どうせすべては塵になるから

    どうせすべては塵になるから

    人生の中でもしも、人が人でなくなる瞬間があるとすれば、俺が腰を下ろすのはそこに決まっている、型枠を取っ払った場所、余計な思考、余計な動作をまったく必要としない場所―人間という生命体にもしも正解なんてものがあるとしたら、その場所を自らの意志で求めることだと俺は思う、冷え切ったキッチンでインスタントコーヒーを入れるための湯を沸かしながら蠅のように周辺をうろつく思考の断片をキャッチして遊んでいた、形を成す前に飲み込まなければならない、大体の輪郭だけとらえておけばあとは精神と肉体が理解を進めてくれる、なんでもかんでも言葉で完璧に表そうとするのは、人間というアイデンティティで身動きが取れなくなったやつが犯す愚行だ、小さなケトルが蒸気を吹き上げる、マグカップを取って底にコーヒーの粉を落とし、湯を注ぐ、液状化した蒸気が...どうせすべては塵になるから

  • Hostage

    Hostage

    酷い火傷の様な深く疼く痛み、その痛みの上に無数の言葉をばら撒いて膿を解いた、あちこちで蠢く蛆虫の様な思念が、敵なのか味方なのか判別出来なかった、俺もまたそんな、薄気味の悪い境界線の上で歩みを続けているせいだった、焦げた血液の様な臭いがした、もちろん、そんなものの臭いなど嗅いだことはないが―そう形容する以外どんな言葉も無いような臭いだった、あらゆる感覚は寄生虫のようにだらしなくぶら下がっていた、どんな蓄積も役に立たない瞬間というものは必ずある、また、そういう思いをしなければ思い出すことは出来ない、生き続けてきた理由がなんであったか…俺はいつまで経っても悍ましい肉塊であり、貪欲な根源を抑え込み続けていた、とは言え、そのどちらかを切り離して生きることはおそらく不可能だったし、いささか調整が欠けているのはおそらく...Hostage

  • 時間に色は無い

    時間に色は無い

    蝙蝠どもがイラつきながら宵闇を殴打する頃、俺は早い睡魔の中で人を殺める幻を見ていた、時間は輪転機を思わせる忙しなさで過ぎ、なぜか無性にカップベンダー自販機のブラックコーヒーが飲みたかった、ハナからどんなラベルもない一日に付けるタグなどあるはずもなく、身体はひたすらひととき肉体を忘れようと目論むばかりだった、ドッケンだかスキッドロウだか…プレイヤーにはそんなディスクが入れっぱなしで再生され続けていた、先週までの寒さが嘘みたいに暖かい午後だった、そのまま眠ってしまっても文句を言うものなど誰も居ないのに、俺は睡魔に抗い続けていた、昔からだ、穏やかさに身を任せることを不安に感じてしまう、俺が人生に求めているのは多分、何も考えなくとも過ぎて行くような時間ではないのだ、といってその闘いに勝算があるわけではなかった、む...時間に色は無い

  • 失くしたナイフ

    失くしたナイフ

    音も無く過ぎ去ったものたちが語らなかったものを洗いざらいぶちまけていく明け方の夢、目覚めた時ベッドのヘッドに食い込んでいたサバイバルナイフ、それは俺のお気に入りのものだったがそれが俺の手によって行われたものなのかということについてはまるで確証が無かった、昨夜のことは何ひとつ思い出せなかった、が、酒を飲んだとかおかしな薬をのんだとかいうことはまず無かった、そういうものにはまるで興味がないからだ、もちろん、眠っている間に誰かが忍び込んで俺にそうしたものを飲ませることは出来るかもしれない、念のため室内を見て回ったけれどドアや窓はきちんと施錠されていたし、誰かが部屋の中をうろつき回った残滓のようなものはまるで見つからなかった、警察を呼んでみればそこに誰かの指紋があることくらいは突き止められるかもしれないが、もしそ...失くしたナイフ

  • 炎が喚く

    炎が喚く

    漂白された死の概念が脳髄に内訳を差し込む頃、路面電車のリズムに悲鳴が混じっている気がした、いつかの混濁した意識の思い出、黒塗りの家具にべっとりとこびりついた深紅、冬の午後はあの世とコネクトしている、それは多分、末期のようにじっとしているせい、コールタールの濃度で脳味噌が稼働している、現在は古い映画のように草臥れた色に見える、伝承のように色を無くして記憶の中だけで生きているものたち、揺り起こそうとしてはいけない、もう二度と目を覚ますことは無い、そう思っていれば少なくとも寝床が騒がしくなることは無い、窓を小さくノックするような音は風に舞ってやって来た幾粒かの時雨だろう、すべての声に応えることは無い、ほとんどのものはまやかしだったはずじゃないか、案山子のような夢が物置でゆらゆらとしている、もしもそいつに鳴声があ...炎が喚く

  • frantic

    frantic

    朦朧とした午後には腐乱死体の夢を見て、俺の指先はとめどない記憶の中で踊る、安物の名前ばかりの遮光カーテンで隠された住処、寒波の中で吹き荒ぶ風に煽られて軋んでいる、プロコフィエフの旋律を訳もなく思い出す瞬間、幾つかのイメージが頭蓋の内側で孵化する音が聞こえる、それは文字にしてみるとふつ、ふつ、ふつというような感じで、極細の糸が切れる時の音によく似ている、もしかしたら人が死ぬときに聞こえる音もそんな音なのかもしれない、じっとして耳を澄ましているとそんな考えが頭に滑り込んでくる、人間の限界とはどこにあるのか、それは肉体のなのか、それとも精神のものなのか?それはきっと精神の方が先なのだろうと思う、精神の死が、肉体の死を呼び込むのだ、目的があるものは死なない、それがすべての答えではないのか(すべてというのは言い過ぎ...frantic

  • 年月など関係ない、人もモノもただそこに存在しているだけなのさ

    年月など関係ない、人もモノもただそこに存在しているだけなのさ

    名も知らぬ魚が、水面で跳ねる夢を見た明け方、天気は雪が降るかもしれないと、あくまで可能性の話、思考のどこかにセロファンが挟まれているような、澱んだ水のような目覚め、その時俺の脳裏に浮かんだものを、お前になんと説明すればよいだろう?イントロダクションにこだわる必要なんてもう別にないけれど、だからと言って忌々しく思うことも無いというわけじゃない、でも抗おうと喚こうと、何かが変わるわけじゃない、そもそもそれは、俺自身の身体に蓄積されたある種の悪循環のせいかもしれない、ゆっくりと顔を洗う、自分の造作を確かめるように、ゆっくりと…冷たい水は静かに脳髄まで浸透していく、肌には良くないらしいが、すっきり目覚めるための手段としてはなによりも手軽で有効なのは間違いない、鉄の小さなフライパンを温め、ハムエッグを作る、朝食はそ...年月など関係ない、人もモノもただそこに存在しているだけなのさ

  • いつかも歩いたその道を

    いつかも歩いたその道を

    古い、小石をモザイクタイルのように散りばめたセメントの路面で、五百円硬貨程度の大きさの蝸牛が踏み潰されている、パン粉みたいに砕けた殻と、透明な血を滲ませた肌色の―ぐしゃぐしゃになった本体、それが、明確な殺意のもとに行われた行為であることは明らかだった、俺は以前から捨てようと思って忘れていた、潰れたレコードショップの会員証を使ってそいつの身体を道の隅へ寄せてやった、特別愛に満ちた人間ではないが、それはあまりにも不憫だったのだ―親近感なんかではないさ、決してね…それからのんびりとその路地を歩いた、この路地にあるのは飲み屋ばかりで、午後に入って間もない今時分はすべての店がシャッターを下ろすか扉にクローズと書いた札を吊るしている、小さな、カウンターだけの店が二十軒近く独房のようにずらりと並んでいる、近頃は大して儲...いつかも歩いたその道を

  • 出来るだけ積み上げるんだ、終幕の景色はとても高いところにある。

    出来るだけ積み上げるんだ、終幕の景色はとても高いところにある。

    無機質なノイズの跳弾、ペールギュントのリズムにも似て、レストハウスの廃墟の中で、シンパシーの渦に巻かれる、行きつ戻りつする時間、現実なんか参考にならない、リアルな時の捉え方は、定石通りじゃほとんど素通り、目だけで見るな、耳だけで聞くな、口だけで語るな、人間であることの意味は、自己リミッターの中で生きることでは無い、手本が必要な人生なら、お前がそれを生きる理由もない、俺がゴミを拾うやつらに文句をつけてるって?妄想も大概にしなよ、やつらは自分の評価を高くつけ過ぎているのさ、俺の眼中に入りたいなら、もっと凄いものを見せてくれなくちゃ…戯言はそこそこに、話したってしょうがない事柄なんか幾らでもあるさ、だからって別に、やることが増えるわけでも減るわけでもない、俺のやるべきことは始めから終わりまで同じなんだから、寄り...出来るだけ積み上げるんだ、終幕の景色はとても高いところにある。

  • 血の動乱

    血の動乱

    傾げた頭の中で喀血する自我、途方も無い明滅の中で見る闇の圧倒的な密度、発電機の唸りのようなわだかまりが反響する時、鋭角な四隅の中心で巻き起こる直感の渦、俺は時々肉体の存在を忘れる、気がふれるほど反復してきたイマジネーションの濃度のせいで…それは俺を一人にもするし百人にもする、そいつらのすべてが喧しく主張をする、そこから愉快なものだけをピック・アップして並べ上げる、そしてまた彼らは生まれ続ける、死んでいくものたちも居る、そのほとんどは十代や二十代の記憶を持つものたちだ、俺は他の人間ほどそれを持っていたとは思わないが、若く、無知だからこその突進力や思い込みの激しさ、そういうものの残滓を多く抱えている連中の多くが死んでいった、彼らは死ぬときになにも残さない、そもそもが思想の中の生きものだから、死体すら残らない、...血の動乱

  • Bonds

    Bonds

    https://www.youtube.com/watch?v=D5rDUcWIDcg境界線の死体の上にベタベタと張られたシール散乱した呪物の破損具合が叫んでいる明日君は昨日死体安置所で何をしていた?指が一本無くなっていたってそこで働いてる知り合いがぼやいてたよ街には曇り空の怨霊がとり憑いて晴天でも居心地が悪い飛び降り自殺した女は地面に着くころには二人になってたこんなものは真実でもなんでもない、と目つきの怪しい男が地下鉄の前に仁王立ちして叫んでいる現実主義者は自分が話したいことしか話さない整えることは出来るけれど何かを生み出すことなんて出来やしない俺はマーケットで半額のシールが張られた食いものを探している一階が店舗仕様の巨大マンションの最上階では浮気した旦那を嫁さんが滅多刺しにしている愛だの夢だの未来だの...Bonds

  • 夜に裂ける

    夜に裂ける

    寝床に沈み込んで壊死した夢が肉体に浸透して悪い気分になる、細胞の拒否反応、対応策の無い流行風邪みたいなさむけと身体の痛み、何も起こってはいないのに酷く摩耗している、油の切れた機械になってしまったかのよう、夜にはまれに水面下で動いているものたちが浮上してくることがある、日頃見ないようにしている、気付かないようにしている、あるいは本当に気付けないようなものたち、今夜はそんな夜だったということさ、部屋にあるだけのブランケットでも温まることは出来ない、凍えているのは肉体ではないのだ、凝固するということ、澱んだ血のように、流れを阻害するもの、そしてそれは、自分以外のどこにも原因は無く、ただただ震えながら恨み言を吐くしかない、窓の外から誰かがこちらを覗いているような気がする、そんな気がするだけだ、カーテンは隙間なく閉...夜に裂ける

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