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  • 心が騒ぐままに

    心が騒ぐままに

    靴の泥を掃って玄関に揃え、浴室に籠ってシャワーを浴び続けた、筋肉が完全に弛緩するまでじっとして、それから全身を洗い、髭を剃った、手のひらで感触を確かめ、まあいいと片付けた、それでようやく、自分自身の息の仕方を思い出すことが出来た、ジョン・メレンキャンプのアルバムを聴きながら、椅子に身体を預けて時々うとうとしたり、思考を遊ばせたりしてそれから、思いついたフレーズを指が止まるまでメモした、楽に書くときと息巻いて書くときがある、どうやら俺は、詩までが分裂し始めたようだ、まあそんなことはどうだっていい、誰がどんな風に書いたかなんて、読む側にしてみたらまるで関係の無いことだ、目的を忘れちゃいけない…初めて歩く道をマッピングするようなものだ、どんな歩き方でもかまわない、要は、その時こうするのが大事だと思うことをするこ...心が騒ぐままに

  • それだけじゃ片付かない何かの為に

    それだけじゃ片付かない何かの為に

    夢を見ながらなにかを叫んでいたような気がする、喉の痛みが冬のせいなのか夢のせいなのかわからなかった、ベッドに腰をかけて夢の続きを探していた、そんなものはどこにも無いのだと気付けるほどにはまだ目は覚めていなかった、眠っている間のほうが不思議なほどに生々しい時がある、自分はすでに棺桶の中で、生きていた頃の夢を見ているのではないかと思うくらいに―いつだってなにかからはぐれている、全貌を知ることすら出来ない巨大な流れ、そこに近付いたり離れたりしながら、結構長い時間を生きて来た、一時期は何もしなくなった頃もあったけれど、どうにかこうにか乗り継いできた、命を更新してもいいと思える程度の人生ではあった、本当に欲しかったものがついに手の中に来たと思えるのあここ二、三年のことだ、それは要するに、スタイルの入口に来たというこ...それだけじゃ片付かない何かの為に

  • 世迷言トゥルース

    世迷言トゥルース

    反故になった約束が呪いに変わり、天井の隅で焦げ付いたような臭いを放つ、だからなんだというのだ、と俺はひとりごちる、そんなこと別に珍しいことじゃないだろう、どうして誰しも、他人が自分の思い通りになるなんて考えるのか、俺に言わせればそんなものは甘えだ、線の引き方は信じないくらいでちょうどいい、善悪はたったひとりの基準では決まることが無い、少しの間ソファーに座り、自分の座標を確認する、羅針盤はまだ役に立つみたいだ、一昔前の道具は突然壊れたりしない、わからないのだ、誰もが、ただ便利なことだけを重宝し過ぎて、まあ、他人様のことなんてどうだっていいけどな、そばにあったピーナッツを齧る、インスタントコーヒーの粉をマグカップに投げ込んでポットの湯を注ぐ、目を覚まさなければならない、粉を追加する、馬鹿みたいに苦さを求めるの...世迷言トゥルース

  • 真夜中には哀歌を、不吉な目覚めには朝の光を

    真夜中には哀歌を、不吉な目覚めには朝の光を

    金属パイプで冷たい床を叩いているような音がどこかから…それがどこからなのか知りたいという思いがあったけれど、その一方で、これは現実で聞こえている音ではないのかもしれないという予感もどこかにあった、あらゆるものが俺の知らない場所で展開されている、耳を澄ましながらじっと考えているとそんな気分になって、それで少しなにかを殴りたい気持ちになったけれど、殴れるようなものなどそのへんにあるわけもなく…壁を殴っても手を痛めるだけだという程度の理性はまだあった、でも、そんなものあってもなんの役にも立たなかった、まあ、いまこの時にはということだけど―それでとりあえず寝返りをうってみたのだ、景色が変わることでなにかを変えられるのか見てみたいという気持ちがあった、まあ、当然のように状況はまるで変わらなかったけれど…いま何時だろ...真夜中には哀歌を、不吉な目覚めには朝の光を

  • 真夜中のゲーム

    真夜中のゲーム

    深夜、コインランドリーで、小説を読みながら機械が止まるのを待っている女、彼女がどんな気分かなんてある程度想像はつくけれど、それが正解とは限らない、ただ、夜中にまとめて洗濯をするのが好きなだけの女かもしれない、夜中しか自由時間が無くて、近所迷惑を気にしてランドリーに来ているのかもしれない、あるいは単純に、家に洗濯機がないのかもしれない、まあ実際、徒歩で来ているみたいだし、近所に住んでいるのなら週に一回ここで洗濯した方が楽かもしれない、でも俺がただそんな理由だけで納得出来なかったのは、その女の読んでいる小説がジェイ・マキナニーだったせいかもしれない、でもそれにしたってただの思い過ごしかもしれない、なんにせよ、女に近付いて、こんな夜中に洗濯してるのかい、なんて、気障ったらしい口調で話しかけようなんて思わなかった...真夜中のゲーム

  • bottomless swamp

    bottomless swamp

    呪詛のような蔦に巻かれ、痩せ細る夢を見た転寝の午後、少しずつ窓を駆逐せんとする強い西日、動乱めいた夕暮れが背中まで来ていた、コークスクリューの風が吹く十一月の終わり、ベルベッドにくるまれた骨の身元は誰も知らない、肌を炙るような寒さ、唇が凍りつくからひとり言を喉元に並べる、雨蛙がどこかで小さく鳴いている、パバロッティの発声練習のように、指先はいつもどこにも無いものを探している、少なくとも昨日とはまるで違うものを求めている、手数はいつかどこかで同じものに辿り着くのかもしれない、けれど、例えば同じフレーズを使っても同じ意味になるわけじゃない、補足するなら、探し続けている人間は以前とまったく同じものを発信することなど不可能なのだ、座標は特定出来ない、動き続けている、動きの中で求められる思考がリアルタイムなのだ、そ...bottomlessswamp

  • パーフェクト・ワールドはなにもかも未定

    パーフェクト・ワールドはなにもかも未定

    割れた鏡の破片を踏みつけた朝、床中に広がる、真赤な俺の血液、足首をきつく縛って、軟膏を塗り込む、幸い破片は表面に浅く残っていただけだった、鋭い痛み、何をするにも億劫、特別な予定も無いのでその日はじっとしていることにした、片足で跳びながら破片を片付け、床を軽く拭いた、時間がそんなに経っていないのですぐに拭き取ることが出来た、念のため黒いタオルを使った、捨てても騒ぎにならないように―他人の落度には敏感な人間が増えた、そんな連中はたいてい、自分の顔が荒れ放題なことにも気が付かない、贅肉の塊みたいななりで、通り過ぎた誰かの容姿を云々する、まったくお笑い草だ―あまり関係の無い話だった、音楽を流して、デビッド・ボウイかなんか…少しの間サローヤンを読んだ、四十ページくらい読んで一旦閉じ、そう言えば最近読書なんてあまりし...パーフェクト・ワールドはなにもかも未定

  • 異変

    異変

    目覚めの景色は死蝋を思わせた、ベルベット・アンダーグラウンドが小さな音で流れていた、それは右手に握られていた俺の携帯から聞こえているのだった、ここがどこなのか思い出せなかった、が、思い出そうという意欲も無かった、目が覚めたのだからそのうち思い出すだろう、そんな程度に考えているだけだった、まだ動き出す気にならなかった、仰向けに寝ていた、だからここが自分の部屋でないことだけはすぐにわかったのだ、左側に寝返りを打った、グロテスクな造形の―おそらくは悪魔のような生きもののゴム製のマスクがまず目に飛び込んできた、頭からすっぽり被る、汎用型のアレだ、その顔はなにかを思い出させたけれど、言語化出来る状態になるにはもう少し時間が必要だった、もう少し眠ろうか、そう思って目を閉じてみたものの、気怠さの割に睡魔はもう消えてしま...異変

  • 定めの夜

    定めの夜

    ダイナーに置き去りにした昨日の心は椅子の上で干乾びていた、埃を掃うように手で落として腰を掛けると今がいつなのか分からなくなった、せめて注文は違うものにしようと思ったが結局同じものに落ち着いた、なにかした自分でも理解していない理由があってそれが選ばれているのだろう、人間なんて自分のことすらろくに知りもしていない生きものなのだ、マスターは俺の注文を聞くと、そうだと思ってたという調子で黙って頷いた、彼もまた逃れられない魂としてそこにいるのだという気がした、料理を作り始めたころには、きっとこんなうらぶれた店に落ち着くことなんて考えても居なかったはずだ、ソニー・ロリンズが小さな音で流れていたけれど、彼のゴージャスな振る舞いはおよそこの店には合っていなかった、チェット・ベイカーは無いのかい、と俺は尋ねようとしたけれど...定めの夜

  • 欲望の経路

    欲望の経路

    その日は三十五度死んで四十二度生還した、誤差の中に何があるかなんて俺にもわからない、きっといろいろなことが行われて上手くいかなかったのだろう、そう片付ける他に手は無い、一生なんて大きな枠で語ったり出来る筈がない、人間にはその日一日を生きることを語るのが精一杯なのだ、だから俺は書ける限り書こうと思った、思いつくままに、辻褄など気にせず、ただその、書こうとした瞬間のありのままの蠢きを、あまり考えずに、ひらめきをそのまま指先で表現し続けようと思ったんだ、技巧的なものには興味はない、別に書くことに限らず、すべてにおいてそうだ、技巧的なものにはまるで興味がない、それは目的が違うからだ、俺がこれを書く目的はさっきも言った通りだ、作品を作ろうなんていう気持ちは微塵も持っていない、俺が書きたいと思う気持ちは、放水のような...欲望の経路

  • 彩の瘡蓋

    彩の瘡蓋

    色が褪せてしまった花びらが強く冷たい風に煽られてあっけなく散ってゆく、それはそんなに大きな花じゃなかった、それはそんなに美しい花ではなかった、それはそんなに心を掴むような花でもなかった、ただ俺の座っている公園のベンチの、木々が植えられたスペースを丸く囲うブロックの隙間から逃げるように生えた花に過ぎなかった、俺はたまたま気付かずその正面に腰を下ろしただけだったのだ、それは数秒で終わり、俺は水を飲んだ、そうして、さっきまで花だったもの、埃のように散って短く刈り込まれた芝の上に散った花びらを眺めた、それはこの世でもっともわかりやすい運命の形だった、俺は静かに花の死を受け止めた、ちょっとした縁ってやつさ、陽射しは強かったが風は冷たく、暑いとも寒いとも言い難い奇妙な気温だった、ほんの少しシャツに滲んだ汗が風で冷える...彩の瘡蓋

  • シング・ア・ソング

    シング・ア・ソング

    目の落ち窪んだ梟が窓際でエコー&ザ・バニーメンを口ずさんでいた、フレージングはイアン・マッカロクよりも古臭くて俺好みだった、冬の始まりの骨が凍るような晴れた午後、心境はブルースに制圧されていて、ものに溢れた部屋の中は今日日のトレンドからはかけ離れていた、一応整理してはあるが、どこに何があるかをひと目で把握するのは不可能に近かった、断捨離という考え方が好きではない、あれは自分の趣味趣向に何の責任も持たない人間のやることだ、雑誌は古くなればなるほど読み返す楽しみがあるし、しばらく聴くことがなかった音楽も歳を取ってから聴いてみると以前の印象とは違って聴こえたりする、最近聴いていないからとどこかに売っぱらったりするのは間違いだ、それはすでに自分を形作っているひとつの要素なのだ、そしてそれを思い出すごとに再考してみ...シング・ア・ソング

  • 深紅の蜜

    深紅の蜜

    肉体を極小のコンカッセにして、焼けたトタン屋根のプライパンで焦げるまで焼いたら一気に口の中に捻じ込む、硬い食感とハッカを混ぜ込んだような奇妙な味の中で、脳髄は普段開いたことのない扉の奥へと…これは猟奇的な話なんかじゃない、あくまで感覚的なことだ、俺がなにかを書こうとするとき、身体の中ではそういった風景に近い感覚が繰り広げられている、その時でなければ開けられないドアがある、もしも事前に開いていたとしても、俺自身がその時でなければ潜ることは出来ないだろう―もっとも俺がそこを潜れなかったことなんておそらくは一度もないけれど―簡略化して語るならすべてのパーソナルなしきたりを滅茶苦茶にするということだ、個人としてのこだわりをぶち殺すのだ、それも、出来るだけ残酷な殺し方が良い、イマドキのコンプライアンスになんて乗っか...深紅の蜜

  • 真夜中の渇き

    真夜中の渇き

    穏やかな夜だったかと問われればそうだったかもしれない、と答える程度の夜だった、考え事はあるにはあったが、何かに変換しようと思えるほどの動機になるようなものは特に無かった、それならそれで投げ出して眠ってしまえばいいのだが、そういう時ほどだらだらとこだわって起き続けてしまうのが俺という人間の性分だった、自分の中で何かひとつ、いまやるべきことをやらなければすっきりと眠ることが出来ない、長いことそういう人間で生きて来た、他人からすれば面倒臭いやつだというふうになるかもしれないが、自分としてはずっとそうなのだから別に面倒臭いとも感じない、そういう人生を生き続けて来たのだから…そもそもどうして、面倒臭くない人間が正しいみたいなニュアンスを込めてそういう物言いをしてくるのか、誰も彼も最早、安直なものばかりを選択して暮ら...真夜中の渇き

  • 雨の中で

    雨の中で

    歩道橋の下で雨を凌いでいた、空は灰色の絵具を混ぜた水のような色合で、それは逆に気分を少し冷静にさせた、灰色、それは特別なことではなかった、灰色は俺の日常の色彩だったのだ、買ったばかりの靴の底が少し気になった、小石が溝に挟まっているようだ、何度か路面に擦り付けたらそれは解消された、急に降り始めたから急に止むだろう、我ながら楽観的な見解ではあった、構やしない、どのみち見解なんてものが現実とリンクする確率は極めて低いのだ、見解があるだけで自分を利口だと思えるような連中以外はみんなそのことに気づいてる、俺の言ってること間違ってるかい?ともかく今は待つしかなかった、濡れて帰ることに抵抗があるわけじゃないけれど、本屋に寄ってから帰りたかったのだ、雨は調整中なのか様子が安定しなかった、今にも止みそうな小雨になったり、こ...雨の中で

  • キャンディー・バップ

    キャンディー・バップ

    朗読するマリオネット、解毒的なソナチネ、雨の路面に刻まれた幾つかの足跡は、澱み、歪んで薄汚いエフェクトになる、ジャムのパンクは衛兵を連想させる、銃を肩にかけてしゃきっと立ってるあいつらさ、雨はもうすぐ止むってアイフォンが言ってた、過保護なまでに変化するシステムを進化だと言い張って行列に並ぶやつら、傘を差すことは随分昔にやめてしまった、ずぶ濡れで帰っても叱られることなんかなくなったから、バス停の側で立って泣いている女の子が居た、母親を探したがどうやら椅子に座ってスマホを見ている金髪の若い女がそうらしかった、覚悟の無い世界がタチの悪い風邪より蔓延している、もう気が遠くなるくらい昔からさ、俺は気まぐれにキャンディーを買いたくなった、ひとつずつ包んで袋にまとめてあるあれさ…コンビニに入って懐かしいパッケージのもの...キャンディー・バップ

  • 言葉憑き

    言葉憑き

    宿命は銃弾のように生身に食い込んでいく、それをペンチで引き摺り出すみたいに取り除くには相当な数のポエジーが必要になる、俺が馬鹿みたいに言葉を並べるのはその為だ、小奇麗でおしとやかな世界を偽造するためじゃない、知識や教養をひけらかすためでもない、ただただ俺は自分の中に渦巻いている嵐を吐き出して楽になりたいのさ、これは俺の感情の吐瀉物かもしれない、あるいは表現欲求の自慰行為なのかもしれない、でもそんな線引きを誰がどこでするというんだ?俺にはそんなことする気はない、もしもそうしたい誰かが居るっていうんなら好きにやってもらって構わないけど、それは俺が書いているものについて語ることになるのかな、そんな次元での話が俺の書いているものの確信をつくことが出来るとは到底思えないんだけど―ともかくさ、俺にとって書くということ...言葉憑き

  • アクロバット・プレイ

    アクロバット・プレイ

    叫びも、怒りも、悲しみも憎しみも、愛も祈りもすべてはスピードの中へ―本当の思考はある種の速度が生み出す興奮の中で初めて意味を成す、それは俺の為のオリジナルのフローチャートであり、全貌は明らかにはされない、というか、それ自体はまるで明かされることはない、確かに俺の中で生まれ、俺が作成し続けてきたものだが、それは意識下で確認出来るようには作られていない、アンドロイドを動かすプログラムのようなものだと言えば理解してもらえるだろうか、とにかくそのもの自体を俺が解きほぐして理解するというようなことは出来ない、そんなことをすれば俺のこれまでの人生そのものも無意味なものになってしまうだろう、俺のこれまでの人生がどれほどのものだったかというのはまた別の問題だ、とはいえ、少なくともこうして書き続けるだけの意地と力はあったわ...アクロバット・プレイ

  • Shattered

    Shattered

    氷山の心臓に居るような凍てつきと遮断を感じていた、外気温は決してそんなに低くはなかったが…おそらくは俺の問題なのだろう、完全にシャッタードされていた、それはある意味で俺が望んだことだったのかもしれないが、俺の望んだ形とはまるで違っていた、すべてが望み通りにはいかない、そんなことはわかってはいたけれどそれでも怒りを感じずにはいられなかった、だが俺の感情にはいつも同じ落度があった、喜怒哀楽、あるいはそれらの複合的な様々な感情には、どこか一歩引いたようなところがあり、それが本当に自分の感情なのかわからないという落度だった、落度という表現が正しいのかどうかはわからない、ただこう表現するよりしかたがないというものであることは理解して欲しい、ともかく俺は氷河期を迎えていた、凍てついて、遮断されて、面白くなかった、孤独...Shattered

  • 喪失というものにかたちがあるとしたら

    喪失というものにかたちがあるとしたら

    それでも血は流れ続けた、ひっそりと咲いたアカシアの上にも、俺は俺を見放しそうな意識をどうにかして繋ぎ止めようと不透明な頭の中で画策していた、頭上にはすんでのところで雨を押さえているかのような黒雲がカーペットの様に敷き詰められ、数十羽のカラスが俺が熟すのを待っていた、ふざけんな、と俺は口の中の血を吐く、それまでの記憶はまるでなかった、いや、おそらくは上手く辿れなくなっているだけなのだ、でももうたぶん、そんなことはどうでもいいことだった、俺のことだからきっと、なにかをしくじったんだろう、思えばそんなことばかりだった、少しは上手くなってきたと思っていたのにこのざまだ、笑い話にもならない、いや、俺以外の、俺を知っている誰かにとってはこの上なく面白い話かもしれないが、俺は若いうちにすべての縁を切って、ゴーストタウン...喪失というものにかたちがあるとしたら

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