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  • 垣根涼介『極楽征夷大将軍』を読む

    垣根涼介著『極楽征夷大将軍』(2023年5月10日文藝春秋発行)を読んだ。文藝春秋BOOKSの内容紹介やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか?幕府の祖でありな...垣根涼介『極楽征夷大将軍』を読む

  • 1月の散歩

    角にあるこのお宅、左を見ても、右を見ても、見事なサザンカ。先の方に一輪だけ白色が見えるのは何?ピンクのサザンカも可愛い。燃え上がる炎のサザンカ。これでもかとサザンカ。深紅のピラカンサ。てんこ盛りのピラカンサ。近接撮影して一粒一粒を見ると、私の嫌いなイクラに思えてくる。柚子?レモン?おまけ。2024年1月14日、8時半の冬の富士山。1月の散歩

  • 川上弘美の略歴と既読本リスト

    1958年4月1日東京・杉並区高井戸生まれ。5歳から7歳を米国で過ごす。雙葉中高から、お茶ノ水大学理学部生物学科へ。SF研究会へ所属。田園調布雙葉中学校に勤務。結婚、その後離婚。俳人でもある。父親は東大生物学教授の山田晃弘。身長176cm。1994年デビュー作「神様」でパスカル短編文学新人賞、1996年「蛇を踏む」で芥川賞、1999年「神様」でドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞2000年「溺レる」で伊藤整文学賞、女流文学賞、2001年「センセイの鞄」で谷崎潤一郎賞、2007年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞2015年『水声』で読売文学賞2016年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞2023年『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』で第76回野間文芸賞を受賞2019年紫綬褒章受章2023年フランス...川上弘美の略歴と既読本リスト

  • 川上弘美『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』を読む

    川上弘美著『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』(2023年8月22日講談社発行)を読んだ。講談社BOOKSの内容紹介あ、また時間に捕まえられる、と思った。捕まえられるままに、しておいた。小説家のわたし、離婚と手術を経たアン、そして作詞家のカズ。カリフォルニアのアパートメンツで子ども時代を過ごした友人たちは、半世紀ほどの後、東京で再会した。積み重なった時間、経験、恋の思い出。それぞれの人生が、あらたに交わり、移ろっていく。じわり、たゆたうように心に届く大人の愛の物語。第76回野間文芸賞受賞作品。恋と言うにはあまりにも淡く、あいまいで、おぼつかず、互いの距離をあくまで縮めることがない60代の恋?著者・川上さんを思わせる主人公の八色朝見(やいろ・あさみ)は、幼少期をアメリカで過ごした60代の小説家。...川上弘美『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』を読む

  • 1月の花

    「正月の花」を別に頼んだので、1月の花は1月15日の一回のみ。10本のガーベラ、2本のキンセンカ、2本のチューリップ、2本のナノハナ。ガーベラは開花しているが、他は咲き始め。しかもお辞儀しているのが気になる。3日後、キンセンカ、チューリップ、菜の花が開花した。水切りしたおかげで、お辞儀姿勢から胸を張るようになった。菜の花チューリップ茎が筒状で中空のガーベラは、水切りが有効。湯上げはもっと効果的だと言うが。7日目の白いガーベラ。ピンク淡い黄色オレンジ濃いピンク&黄8日後、何が消えたかわかるかな?1月の花

  • 西荻・鞍馬でランチ

    12月初めの12時前、西荻駅南の鞍馬に入る。私は、アナゴ蕎麦。相変わらず蕎麦は旨く、アナゴが丸一匹あげてあるのがうれしい。一番上に巻いてあるのはカリカリなアナゴの骨。海老好きな相方は海老蕎麦。油が嫌いで、衣をとってしまう相方も、いつもの癖で海老の先っぽを捨てたらだめ!先っぽまで海老が入っているのだから。変わったもの好きな人が、置いてあった蕎麦菓子(¥200)に手を伸ばす。カリカリに揚げたそば粉菓子。珍しいが、甘いわけでもなく、とくに旨いわけではない。相方はまったく手をださず、数日後、すべて私の胃に入りました。西荻・鞍馬でランチ

  • 9回目のBo-peepでランチ

    吉祥寺東急で買物し、エスカレータで降りる途中、2階テラスで「小さな恐竜展」との案内を見て、覗いてみた。入口で吠える恐竜。最初のコーナーでは、何人かの子供が、石膏ボード(?)を崩して必死に発掘していた。「最初に発掘した化石を一つお持ち帰れます。¥1,500」とあった。親も大変だ。帰り道に足を延ばして、「カフェBo-peep(ボーピープ)」に寄った。11か月ぶりで前回が8回目。相変わらずお客はいない。小さな店で、いつもきれいに、心地よく整えていて、毎回同じ女性2人で切り回している。なにより、コーヒーが旨く、料理も美味しく、ちょっと離れた場所にあるのについ寄ってしまう。Bo-peepはマザーグースの『LittleBo-peep』という唄に出てくる羊飼いの女の子の名前。場所は、武蔵野市吉祥寺本町1-35-17吉祥...9回目のBo-peepでランチ

  • 西加奈子の略歴と既読本リスト

    西加奈子(にし・かなこ)1977(昭和52)年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロのナイル川に浮かぶ島のザマレクという町に住む。小5で大阪府和泉市に移り大阪で育つ。泉陽高等学校(進学校)から関西大学法学部卒。25歳で小説家を目指し上京。既婚で息子がいる。2019年12月から語学留学のため、家族と猫と共にカナダに移住。現在は東京在住。2004年『あおい』でデビュー2005年『さくら』がベストセラー2007年『通天閣』が織田作之助賞受賞2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞受賞2015年『サラバ!』で直木賞受賞その他、『漁港の肉子ちゃん』、『ふる』、『!』、『おまじない』、『白いしるし』、『きいろいゾウ』(映画化)、『しずく』、『窓の魚』、『うつくしい人』、『炎上する君』、『円卓』(映画化)、『夜が明...西加奈子の略歴と既読本リスト

  • 西加奈子『くもをさがす』

    西加奈子著『くもをさがす』(2023年4月20日河出書房新社発行)を読んだ。河出書房新社特設サイトの内容紹介カナダでがんになった。不自由な体、海外のままならない生活、絶望一歩手前のギリギリの毎日。「私は弱い。徹底的に弱い」それでも―――冒頭からp17まで「Web河出」で試し読みできる。語学留学先のカナダで自身に乳がんが見つかってから寛解するまでの8カ月が中心。色々な薬の名前などが出てくる治療の記録だが、日本とは異なる医療環境の中で、看護者、友人からかけられた言葉によって自分の中に生まれた新たな考えの記録でもある。著者初のノンフィクション。西さんは、夫、幼い息子、猫といっしょにカナダ・バンクーバーに渡った。2021年5月、胸にしこりは、ステージ2Bの浸潤性乳管がんと宣告された。を受けてから日記をつけ始めた。...西加奈子『くもをさがす』

  • 伊坂幸太郎『777』を読む

    伊坂幸太郎著『777トリプルセブン』(2023年9月23日KADOKAWA発行)を読んだ。KADOKAWAの内容紹介そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――累計300万部突破、殺し屋シリーズ書き下ろし最新作『マリアビートル』から数年後、物騒な奴らは何度でも!やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!伊坂幸太郎の『マリアビートル』(2022年公開のブラッ...伊坂幸太郎『777』を読む

  • ねぼけでランチ

    「ねぼけてランチ」ではありません。「土佐料理・祢保希(ねぼけ)・新宿店」でランチです。「祢保希」は、西新宿の新宿野村ビル50階にある。(「祢」は、「禰」の簡易字(多分)。神社の神職の禰宜(ねぎ)の「禰」の字。)新宿野村ビルビルの地下にもレストランがいくつもあるが、49F、50Fには、眺めの良いレストランがある。「祢保希」は両階にある。50Fに展望できる場所があったので、しばらくキョロキョロ。「新宿アイランドタワー」の左手、西南西の方向に富士山が見える。「新宿アイランドタワー」の奥の方が吉祥寺方面のはずだが。青梅街道沿いに聳える「住友不動産新宿グランドタワー」いったい私はどこを見ているのか?奥の右手が黒くなっているのは雲の影。「祢保希」(ねぼけ)50Fの入口。入り口わきには派手な焼物。案内された席は窓際。ビ...ねぼけでランチ

  • 「ゴッホと静物画」を観る

    「SOMPO美術館」で1月21日まで開催の「ゴッホと静物画伝統と革新」を観た。ゴッホの《ひまわり》がある「東郷青児美術館」は、2020年7月、西新宿の損保ジャパン本社ビル42階から本社ビル敷地内の新たな美術館棟へ移転し、「SOMPO美術館」となっている。久しぶりの西新宿。あの末広がりの「損保ジャパン本社ビル」を目当てに行けばわかるはずと新宿駅西口地下のロータリーから都庁方面へ、地下の「中央通り」の動く歩道をスイスイと歩き出し、地上へ出たところが「新宿三井ビル」。この辺りだと周りを見渡すが、あの「損保ジャパン本社ビル」が見当たらず。どうも行き過ぎたらしいと、地図を見て、階段を登って「東通り」を北へ進み、「北通り」との交差点で「損保ジャパン本社ビル」を発見し、新宿駅方面へ戻る。ようやく横断歩道を渡れば「SOM...「ゴッホと静物画」を観る

  • 青山美智子『リカバリー・カバヒコ』を読む

    青山美智子著『リカバリー・カバヒコ』(2023年9月30日光文社発行)を読んだ。光文社の内容紹介新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで、”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。急な成績不振に悩む高校生、ママ友たちに馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌でケガをしたと嘘をついた小学生、ストレスからの不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長……ハートウォーミングな5話の連作短編集。日の出公園にあるアニマルライドの「リカバリー・カバヒコ」が主人公。愛嬌ある動物の姿で、小さな子供がまたがって、揺らしたりして遊ぶ。もち...青山美智子『リカバリー・カバヒコ』を読む

  • 懐かしの喫茶室「ルノアール」

    井の頭公園を散歩した後、どこかで休もうと、吉祥寺駅南口エスカレータ降りてすぐの2階の喫茶室「ルノアール」を眺めた。いかにも古めかしく、いつも見るだけにしていたが、どうなっているのか入ってみた。エレベータを降りると、いかにも昔の喫茶店。ところが、こんな掲示が。喫煙目的店?分煙しているなら、まあいいかと入ってみた。店内はいかにもオールドファッション。椅子もふかふかで、懐かしい感じ。私はコーヒー、相方はミルクティー。私のカップ、ソーサーは無色でメーカー不明だったが、相方のは、検索すると、ジャストぴしゃり。昭和レトロ・ポップコレクションの「KEN薔薇柄カップ&ソーサー」で中古品¥1,290。トイレを覗くと、なんと懐かしい和式!潔癖症の人はこちらの方が良いらしいが。膝が悪い人にはどうなのか?ともかく、分煙とはいって...懐かしの喫茶室「ルノアール」

  • 1月早朝の井の頭公園

    1月10日(水)9時半の井の頭公園。花の姿はわずかで、スイセン少々。「段差に注意」の看板。こんなわずかな段差で転ぶ70代のための看板。80代の私は、何もない所で転ぶのだ。エヘン!お日様を向いて咲くサザンカの花。七井橋から見た水草の間にアオサギ。何なのこのモアモアは?池に映る二人と逆さマンション。ボート乗り場も改修が完了し、まもなく再開だ。ちょっとだけの日本庭園に、「冬囲い」/「雪吊」。雪が積もるの?井之頭弁財天。ようやく10日になって初詣の不心得者。しかも小銭がないからと、お参りのみ。向田邦子さんのお母さんみたいに、お札を間違って入れたので社務所にお釣りを取り返しにいく勇気はない。せめて気持ちだけでもと、お札をお見せするだけにすればよかったのかと呟く無礼者。七井橋から西に見えるマンション。近くで見ると、建...1月早朝の井の頭公園

  • 東京會舘でランチ

    皇居東御苑を出て、日比谷通りを東京會舘へ向かう。入ると正面に正月飾り。ランチを予約したのは、丸の内二重橋ビル・東京會舘1階の「RossiniTerraceロッシーニテラス」。11時半の開店と同時に入る。入口には「本日は予約で満席でございます」との案内が。店内はゆったりとしたテーブル配置。窓際の席からは日比谷通りの向こうに皇居の石組みが見える。テーブルの上にはバラの花。予約で注文しておいたのは、二人ともビーフステーキ丼。NZ産リブロースの網焼きの和風テイストに仕上げ。柔らかく、美味しく、意外と量もたっぷりで、満腹。スープでなく、コーヒーを選択。コーヒーも大変美味しい。ソーサーをひっくり返してパチリ。PILLIVUYT(ピリヴィッツ)は創業200年におよぶ伝統あるフランスの磁器ブランド。カフェやレストランなど...東京會舘でランチ

  • 皇居東御苑の二の丸庭園

    三の丸尚蔵館を出て、前回、回らなかった二の丸庭園に足を延ばした。場所は、東御苑の東側南端。二の丸庭園の入口には、未だ葉も花もないが、菖蒲田がある。咲き誇る84種のハナショウブをご想像あれ!1966年に明治神宮内苑の菖蒲田から株を譲り受けたものだ。思い出す話がある。叔母さんは、小田急線の電車の中で叔父さんが明治神宮の菖蒲園に誘い、「おかあさん、しょうべんに行こう!しょうべん行こう!」と言うので閉口したと言っていた。二の丸池。初夏から秋にかけては、コウホネ、ヒメコウホネ、ヒツジグサ、アサザが黄色や白色の花を咲かせる。皮だけで頑張る木中州の灯篭小川が流れる雑木林二の丸休憩所手前の竹林大手門から皇居東御苑を出て、内堀通りを日比谷方向へ。写真左手はパレスホテル東京。和田倉濠の向こう側の「みずほ丸の内タワー」の窓に「...皇居東御苑の二の丸庭園

  • 皇居三の丸尚蔵館(第2期)

    尚蔵館は、平成元年、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品類が皇室から国に寄贈されたのを機に建設された。2023年11月3日~12月24日の第1期「三の丸尚蔵館の国宝」は、昨年訪れ、すでにご報告。今回は、第2期:「近代皇室を彩る技と美」2024年1月4日~3月3日で、以後、第3期、第4期と続く。東西線の大手町駅から延々歩いて、大手門の入口へ。皇居東御苑へ入る人と一緒に9時からの開門を待つ。さすがどっしり、立派な大手門。江戸城本丸登城の正門だっただけある。入ってすぐに尚蔵館。尚蔵館開館記念展の第2期の開始日1月4日、いの一番に駆け付けた。前から4人目だった。残念!予約済の30分毎の組に分かれて並ぶ。70歳以上(年齢確認して)無料がうれしい。写真手前がさらに拡張工事中。今回は空いていたので、写真とりまくり。以下...皇居三の丸尚蔵館(第2期)

  • 黒川博行『悪逆』を読む

    黒川博行著『悪逆』(2023年10月30日朝日新聞出版発行)を読んだ。朝日新聞出版の内容紹介過払い金マフィア、マルチの親玉、カルトの宗務総長――社会に巣食う悪党が次々と殺害される。警察捜査の内情を知悉する男vs.大阪府警捜査一課の刑事と所轄のベテラン部屋長凶悪な知能犯による強盗殺人を追う王道の警察小説**周到な準備と計画によって強盗殺人を遂行していく男――。大阪府警捜査一課の舘野と箕面北署のベテラン刑事・玉川が、広告代理店の元経営者殺害事件を追うなか、さらに被害者と面識のある男が殺される。二人はそれぞれ士業詐欺とマルチ商法によって莫大な金を荒稼ぎした悪党で、情報屋の標的になっていた。警察は犯行手口の違いから同一犯による可能性はないと判断するが、いずれも初動捜査で手詰まりとなる。犯人像を摑むことができないま...黒川博行『悪逆』を読む

  • ク・ビョンモ『破果』を読む

    ク・ビョンモ著、小山内園子訳『破果』(2022年12月16日岩波書店発行)を読んだ。岩波書店による内容紹介稼業ひとすじ45年。かつて名を馳せた腕利きの女殺し屋・爪角も老いからは逃れられず、ある日致命的なミスを犯してしまう。守るべきものはつくらない、を信条にハードな現場を生き抜いてきた彼女が心身の揺らぎを受け入れるとき、人生最後の死闘がはじまる。韓国文学史上最高の「キラー小説」、待望の日本上陸!冷蔵庫に腐った桃を発見し、扱いに困るものとなった命を前に呆然となったとき、著者の感覚は、「老人」で「女性」で「殺し屋」という主人公誕生につながった(訳者あとがき)。タイトルの「破果」は、韓国語で「傷んでしまった果実」と「女性年齢の16歳」の意味にとれる。たとえ肉体は劣化しても、16歳のみずみずしい心が消えるわけではな...ク・ビョンモ『破果』を読む

  • スキーと温泉の思い出

    若い頃親しんだスポーツと言えば、夏はテニス、冬はスキー、春秋はゴルフだった。とくにスキーにはハマった。シーズンになるのを待ちきれず、当時所沢にあった室内スキー場の開場日、11月1日に毎年駆けつけ、足慣らしをした。冬になると会社の階段を、ストックをついてスキーで滑る格好で降りて、イメージトレーニングしたものだ。スキー場でも朝早くからナイターまで一日券を買って滑りまくった。不格好でも、ともかく転ばなければいいのだろうと、ゆるやかなゲレンデは避けて、急斜面を求めて挑戦する日々だった。あのころは、シーズン中、合計20日以上、上越、志賀、蔵王や、八方などのスキー場で過ごした。仕事していたのだろうか?30歳も近くなり、どんな急なところでも、それなりに滑り降りることができるようになると、さすがにガツガツ滑らなくなり、朝...スキーと温泉の思い出

  • 正月の花

    少々早く12月26日に届いた正月の花センリョウ(千両)、ユリ、キク、デンファレ、オンシジューム、松とさすがに豪華。ユリはピンクの蕾がほころびかけているが、あと殻を被っているのが3つ。キクは白の蕾と黄色の花。センリョウはツヤツヤ。デンファレも蕾が次々と咲いていくだろう。花瓶の下に隠れてしまう部分を切り取って一本挿しに。元旦の花12月(2)の花も小さく、こんもりなったが、まだ健在。久しぶりに孫たちにも逢って、いう事なしの正月!正月の花

  • 新年のご挨拶

    明けましておめでとうございます。Haveahappynewyear!2023年が皆様にとって幸せな年でありますように!Muchpeace,loveandjoytoyouallin2024.元旦7時の富士山おまけのお月様新年のご挨拶

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