■ロイヤル・スィート・トレジャー男の嘆きも女の涙もひとの痛み悩み多きことはぜい沢曖昧もいい抱きしめ切れずふれられもせず一杯女におごられたあれから何があったか覚えちゃいないが胸しばるかなしみだけが俺のロイヤル・スィート・トレジャー男も死んだ女も死んだ時代(とき)の流れにピストルも持たずにこころを撃ち抜く女だてらにふざけてやがる君もやるよな一杯最後におごらせてくれカタリと溶けるこおりが何かを話すだろう用...
私が書いた歌詞のようなフレーズのどこかがあなたのこころにふれますように。なお私の作品は評価を期待するものではないこと、解釈を特定するものではないことをご了承ください。
■すべての悲しみにおはようと言おう作詞:Christine McVie作曲:Christine McVie日本語詞:夏井くわみおはよう 夜があけるいちばんくらい時さもうじき朝がくるよかなしみにも日がさすおはよう 瞳あけてそこになにが見えるだろう世界は自分を映すかがみ在るように在ればいい みんな思い思いにないものは作ればいい 新しい歌のように歌いかたをわすれただけSong Birdがおしえてくれるすべては終わりすべては始まる このときにわた...
■落下傘試合は順延されつづけてる雨は歓声スタジアムに観客はいない声援もないふっとばされた空 かかえたままゴール直前 つぶされた場面さらに強まる雨にお前は身じろぎもせずかるく一礼したユニホームたちが 胸にはためかないかWhat’s running away 死は何も隔てはしないあの夏に消えかけた白線が なにかを告げたお前だけはわかってくれたね No,Running away Ah 泣いたよ社会人でも好きなこと やれたし後悔はないこれしかな...
■愛はくりかえさない作詞:Diane Warren作曲:Diane Warren日本語詞:夏井くわみあのときあなたに投げつけた 携帯こなごなにくだけ散るさよならの断片が今でも心に刺さって抜けない…なぜI Miss You…I Miss You...Missing わかってるわ二度とないもう一度愛はくりかえさないいくら望んでも どんなに呼んでも I Miss You…I Miss You...Missingメールも会話もすり抜けていくのよカレンダーは役立たずわたしの日々はすぎないあなた...
■Sweet Balloonカラフルに色を失くしたこの街で感じることをおそれていたよ想いは幾つもあなたへと浮かんで僕を連れてくる 空がはじまるBalloon Sweet Balloon Balloon Sweet Balloonいつもの風景が 息をしてる未来が今やさしく そう 僕に微笑んでくれている僕は君に未来を見ている 風船みたいにこんなこと一度だってなかった 靴音だって ため息ほどかがやく Balloon Sweet Balloon 色とりどりに恋する木偶の坊ってやつ...
■バッタと禅問答くぐもる空の下でまた斜めに読み捨てる画面君がいなくてもしぶとくまあ生きていってるよ My shoes turn back from U閉鎖サイト バグでいいきみとも一度 会えたらなMy shoes turn back from U チャラけても片方羽を捥(も)がれたバッタは空を飛べるのか禅問答してるよ君とバイバイしてから 僕は死んでいるのかも知れない知らぬ間に かじかんでサイレンが不気味に空を切り裂いても僕らは慣れっこになっている最大...
■男娼(ジゴロ)のように真面目な男が 時に野蛮にわたしを娼婦にするもいい知的な男が 時にあばれてわたしを炎で 抱くもいい律儀な男が 恋にのめって決め事こわすも面白い健気な男が おきてをやぶりわたしの平和をこわすがいい瞬間すきを見せる あなたのくちに白薔薇をいれる たべな たべな男娼(ジゴロ)のように 足をひろげな男娼(ジゴロ)のように 卑わいになりなもう脱いじゃいなよ 一流のワルは いいひと男が立ったまま...
■シティ・ホテルあえてダブルの部屋を予約した昔の恋をなつかしむにはちょっとうらぶれたホテルがいい同じくちべにをつけてきたけど だれともいい仲にならなかったあれからの私は 恋もしない女仮名で良かったのよ いろいろお互いにあったから 男は男にないものを女は女にないものを求めると言うけれど男も女もどちらにもあるもの本当は欲しいシティ・ホテル シティ・ホテルあなたも私もふたり 結局 ホテルの客だった日かげりの...
■オール・キャストボトルを一本 キープして帰ってゆくよ それじゃあと常連客にはなりはしないましてかなしみの行きつけなど生きていることはまぐれだとわかっているけど なんとなく自分をさかなに飲んでいたらまわりがはやくて酔えはしないこの世は そうさ 不条理なもの男も女もないんだよ代わりはいない エキストラでもない棒読み台詞 きみよ笑ってくれ雨が降る日は雨だから濡れていきたい 肩をぬらし深刻なんかはありは...
■Longingきみだけに 目覚めてく 属性不明な想いがあんだよあやしくて おかしくて 胸のドキドキがなんだかくやしい傷つけあうのが 人間の特技だとしても愛しあうのも よほどの離れわざだきみと自然にいようとするたびその不自然さに気づくよ どうでもいい特別なものよりありふれた1つのものでありたいきみとたった一度だけのLongingこの胸に ずっとそう 埋蔵されてたつぶらな想いが耳までも 燃やすから はじめて僕以外の声が...
■Death Logs In来る日も来る日も闇討ちにあって恩讐のしぐれ夜駆けに参るふっと忍び女(め)の姿をして懐にもぐりこみ 刃を抜くのさ最高のざわつき 死の予感おまえもおれも鬼には違いないこころは衰退してゆくモードは停滞してゆく Death Logs In 刀では斬らない背中で葬ってやるさDeath Logs In 不埒な奴ども 恩情にすがりつけ すがりつけリンクした先に何もなくてもあだ花のひとつ 咲かせてみましょ真実の全貌など見えな...
■深海魚 きみの生暖かい舌が心臓にあたってるから僕は自分のなかのずっと深くに潜ってくよBadder dayz open to U better冷血動物たちかきわけBadder dayz open to U better僕は汚物とスラングにまみれ世界でたったひとつの光を知るSomthig like youきみに”敗北した”というこの甘美な響き渇きにおぼれ うちすてられた日常にうだるほど 海があるんだもっと泳ぎ方を忘れたい どこまでも 僕は深海魚家にすぐ帰らないファスト・コー...
■The truth is emptyガス欠した車乗り捨て歩いてる コールタールロードフルスピードで夏に轢かれたあの残像を幸せと呼べない今が反転する 僕らは遮光(しゃこう)するあなたより好きな人が出来たのきみからの言葉に胸やぶれThe truth is emptyただきみが風に抜けてゆく真実が真実でなくなるように拾われた猫のように かみつけよ 感情がほしいきみだけがいなくなる この世界が本当になる現実は豹変するビッチさゆれてるThe trut...
■レストラン・シンジケート美食家の行き着くところは三つ星の名店ではない立ち飲みワインとありあわせ弾む会話があればいいリッチモンドに寄ってスロードッグ食べないなんてペパロニロールも欲しいところじゃなきゃモグリもいいところきみのその食いっぷりだ僕が惚れているのは気っぷのいい女とどこへでも出かけてゆくDrastic Night消えてなくなるものに すべてを惜しまないご馳走は胃袋を満たす宝石通を競う レストラン・シンジ...
■ARGY ROUSSEAUコート・ダジュール人けのない引き潮のようなまち このさびしさが気に入ってるくたびれたボタン・ダウン手を上げる 君のまぼろしに会えそうなシーズンオフの心にたそがれが降りてくるあれから 役目を忘れた くちびるはLips Not To Kiss Lips Not To Talkフォアグラとトリュフ 君は好きなすべてに通じていたアルジールソーのペンダントひとつ君のそんな置手紙タクシーに 君を押し込んだあの時の差し迫るような恋きっ...
■蒼い樹きみの心に まだ蒼い樹があるならそっと 呼びかけてよぼくたちがもう わすれたものを覚えているよ風のリュージュが 草の斜面を分けるみたいに 離れてもぼくたちはそう 同じ丘をまわるだけさぼくたちの心に もしもきみも出会ったらいつまでもよろしくとつたえて小さな頃は見上げていたねあの蒼い樹ぼくたちのたからは 目に見えないだけど確かにあるだから泣けてくるきみの心に まだ蒼い樹があるならそっと 呼びか...
■ 情熱の赤い花作詞 Diane Warren作曲 Diane Warren歌:Chayanne feat Vanessa 日本語詞 夏井くわみ(Chayanne)くちびるをふさいだ 孤独にふとながれる日々が 遠くくずれた(Vanessa )ふとかさなる こんなぬくもりが赤い花咲かせる(Chayanne ・Vanessa)You Are My Home やっとその手にふれて自分より大事なお互いを知ったよYou Are My Home 同じ空にむすばれて家路たどるようさ わるい夢からさめて You Are My Home ...
■恋人たちは勇者な愚人誤字だらけの手紙が あなたらしくて抱きしめるの 下手な文字 何度も読み返すもう会えないのよねそっとなぞるインクいろがひろがって読めないところになんて書こうとしたの恋と云うには大人すぎて愛と云うにはこどもすぎて私たちはすべてを手にしていたのね今になってそれに気がついてるなんて メールでよかった電話でよかったさよならというのに会って手紙わたすなんて ひどい人気持ちを代弁してくれるな...
■時はすぎない作詞:Diane Warren 作曲:Diane Warren日本語詞 夏井くわみ歌:Due Voci話しかたを くちびるたちは思い出せないあなたといても 今がもう遠すぎるの日の残りとどめてても愛することを知るにはいのちは短かすぎるの時はすぎない私たちがAh すぎただけ光と影 あつめて奪い砕け散るかがみ置いたままの フルート・グラスの底に沈ませたシャンデリアわかちあうものがふたり別れしかないのならばわかれもいいわすきよ ...
■前髪(和訳ではありません)じかに話すことしか思いつかないきもちがあたしにはあって面と向き合わなければわかり合えない何かがふたりにはあるからあなたに思いっきって告ったとき青空(そら)がひっくりかえったあたしのピアノは晴れの日は雨内心かなり落ちてるから 早口なのでもフッてくれた相手があなたでよかったよ訳知り猫もひざに寄って来なくなった時期十人十色のあたしだった用件あっても電話よりすぐにでも会いたいのね...
■もう涙はきみだけのものじゃない心の行きつく先を誰も知りはしないきっとしあわせはひとつではない何が問題なんだっけ?生きてる意味とかそれで見つかったんだっけ?苦しまない方法とかI need only ur love きみの愛だけが欲しい誰にでも言うわけじゃないこころはほんのひとことを言うために生まれたI need only ur love したたる心臓きみと掴むよUh I needI need only ur love 生きることは悲鳴さこの世界のどこかふたりが座...
■雪はアスピリン錠よりも白いララバイ眠らなくていい 誰もが眠れない Oh Oh Oh眠らなくていい あたらしい朝まで Oh Oh Oh目覚めていけばいいさ 胸の寝た子を起こせ Oh Oh 呼んでゆけHush-a-Bye あなたの苦しみには 希望がある 手をのばせ Oh Oh Oh 泣きながら 夜にいても 救いがある眠っちゃいけない 山はまだ一合目 Oh Oh Ohからっぽなしあわせに 眠りすぎていたね Oh Oh Oh眠りおとこも眠りおんなも 何ももた...
■なぜ空なんて晴れてんだろう悪態ついてた頃は まだあいしてた最後決まってわらった雲ひとつない 青空のかなしみふたりは知ってしまった純粋なものの毒にぼくたちはもがきもう復活劇なんてないの知ってる想いを遂げたんだ 近すぎて見えない 手が届かないよ Oh No Oh Noなぜ空なんて 晴れてんだろうふたりまっしろでまっくらなのになぜ空なんて晴れてんだろうぼくたちだけに馬の背わけだねからだにも飽きるよに 愛にも慣れる...
■Waltz冬枯れた街に ひとり毎年旅芸人が 来ていた面白くない 余興にさえぼくは見入ってわらってたあまり上手くは ない歌がぼくにはひどくしみた風が舞いあがる 足の悪いぼくは長く歩かなかった踊ってごらん そう言う男のまねをして ぼくも Waltz凍る空を おしあげて裸木は枝をさしのべる水の輪くぐり鳥も消え旅芸人のすがたももういないスワンたちは云う 昨日の消印で愛をつたえないでと風が吹き寄せる 他人のさむさよ...
■女が男を口説く夜は日本語詞:夏井くわみUm Um Um女が口説いているのよあなたは 悪くない表情女が男に語らう夜よ美しくいて欲しいわそれなりの過去 言わないわ明るいかなしみよ冷えたグラスの 指紋のあとがくずれてゆくけど 含み笑いよ いいでしょそうよ醍醐味は 料理の最後人生のはじまりは晩年におとずれる したくは出来てるわ純粋は道化でもある 嘆きは歓びにもなるあなたはまるで気障ね 初めてなのになぜ見覚えがあ...
■磧礫(せきれき)石ころひとつものこせぬ人生を 汝笑うな 石ころ積みつづけても石ころひとつものこせぬ人生よ誰もいつかは さざれに変わり果てなん老いさらばえた者たちよ 愛とは違いを すき間を その隔たりを慈しむ つかの間の弔い水の中のいくさは 流るる川音よ ああ聞こうとしなければ何も聞こえないまして心の声など 磧礫(せきれき)よ ただの石ころよあなたと川原で拾った 石のこころが今も わたしにはあたたかい赤子...
■サリーヤ愛されなさい 男のまえで すがお見せたらArabic Blueに 浮かぶよサテンピンクの月麗しを麗しを奏でましょうサリーヤ サリーヤ 男の指さきに委ねてサリーヤ サリーヤ麗しを麗しを奏でましょうその手になさい 男はやがておまえにおちる花びら身を投げる 回廊影がしなだれる麗しを麗しを奏でましょうサリーヤ サリーヤあすの朝 女よ サリーヤ サリーヤ 麗しを麗しを奏でましょう天に祈りが届くころ第一夫人へ ...
(和訳ではありません)■僕は笑い方をわすれてしまった 空に尾引いて消えるコントレイル生きてることは矛盾だらけ偽りのHappy dayz僕をかなしませるひとはいない 君以外に好きなひとをおもうとかなしくなる嫌いな人をおもうほうが幸せ恋はSmiley tochじゃない泣けるOld songいにしえびともSame songため息のコインを貯めて胸の貯金箱を割れば Boop笑い方をわすれてしまった嘆きは夢の財産だイニシエの僕は消えちまったよ臆して...
■グラスのあと日本語詞:夏井くわみUm Um Um女が口説いてるのよあなたは 悪くない表情男に語らう夜に素顔をみせているのよそれなりの過去 言わないわ明るいかなしみよ冷えたグラスの 指紋のあとがくずれてゆくけどOh Baby…グラスとコースターは親密なのよBaby ふたりはうまくいくわグラスのあとであなたは 笑わせ上手目じりのシワが増えたって光栄よおまけに乗せ上手あなたが置くつめたさが拡(ひろ)がるわ待って初めて会った二...
■眉月 知ってたよ きみが愛してたのは僕じゃなかった Damn’だから余計 意地でつづけたこの関係が巻きつきDyi’n ストア前に駐車した車で 排泄するように愛した うだるほど求めあうほどからだは抜けがらでもシートから 落ちた携帯の配信は更新する 空には眉月もうじき夜明けさ翻(ひるがえ)るZenith Blue 酸欠になりかけてDriv’n風に聳(そび)えるコンビナート追い越す どこにも着かずにCry’抱擁するたびふたりこわ...
■熱い砂漠の一粒くちから 星くずとふたりがこぼれてRendez‐Vous まつりが終わってしまってもおどる輪 空へとのぼってく何語でもない 愛とは訳さなくても つうじる会話 花と蛇をかざり 大地踏み鳴らすのあなたと手を取り惜しむように 砂漠の一粒になるのSkeleton In The Closetわたしたちに タブーはない砂の熱さを のこしてゆく あなたの 抱きかたが好きよふたりの秘密にかさなる ハイ・ウェイ素肌にうず巻く宇宙生まれ...
■シャドー・トーク愛はふりむかない頬をよせてもくちびるはため息に閉ざされる当事者のふたりだけがなぜか知らないバラの影が僕らの胸にひろがっただけ消えそうに シャドー・トークきみと夜にたなびいてグラスから雲が立つその手がなにか言いたげで気配は急いでく似てる夜を まわりながら他人でいるうち言葉よりも確かなものを知ってしまったワルツはもう誰とも踊らないガラスが降る 世界に影投げ 話すよ シャドー・トーク 「...
■ジンバブエ・トリック向こう見ずな女だった決闘のような恋をしたよわくなるひざしに残照がきらめいておれは棄てられた 棄てられた今もきみに嫉妬している決してきみを許さない だってまだきみを愛しているカッコ悪いほうが男はシャレてる愛における悩ましさはそれだけで十分しあわせというもの男のたわごとは ちょっといいだろうジンバブエ・トリックリップペンシル一本できみは心決めていった真実はまことしやかな嘘をつくのよ...
■普通人作詞 Diane Warren作曲 Diane Warren歌:Nick Lachey日本語詞 夏井くわみぼくたちはお互いが 必須条件必要不可欠な要員さくりかえされる単調な日々この変わり映えなさが そうしあわせだと思えるのさ出来る限りの 気持ち寄せ合い お金も名誉もいらないふたり一般人ありふれたふつうの日をせいいっぱいきみと そうさ 生きる きみと ともにこの愛だけを つづけていきたいな今が未来ひらくカギだねサイテーでもサイ...
■恋文ああ愛してますそう手紙をむすびさよならと書かぬ 最後のこれは恋文ですあなた待たせた月日(とき)わたしも長らく待ったそれはことわりではなくていとしさゆえの女ってわかりづらいの髪まで冷えても 指が不自然に息づいてじきに逢魔が時ああ嫌ってますあなたをまだ好きな気持ちは雨の便せんそんなわかれ文です熱は色を変えるこころがへだてただけふたり片思いした 半分の悲しみであなたおもうためだけに借りた部屋をやがて...
■海に行こうよ夜明け前 夏のデネブあの日も見つめていた消え残るネオンの波モーブが降りてくるねぇあれ以来初ねボンネットに座り歯を見せるの 都会は海ねWhen We Meet Again からかうまだ私を 好き?When We Meet Again 気づけば君(くん)づけで 呼ぶ あなたをつい今もiモードで最後撮った 海に行こうよ また経験はひとをとてもゆたかにしてくれるわだけど時にはさびしくなってしまうものねねえあなたってズルいチェックの...
■金色堂 寺の金彩さえうすれゆく滅びは美しさと言うようさ唇が感触だけになり腕はただの重たさになるやがて煌々と僕らを照らすそれは身を潜めた闇の声だ身体の中でたおれこむ塔は指先までもくずれおちるきみの横顔を照らすように僕は最後のマッチを擦(す)るそこらにぶちまけたあと 苦しんでいるのならそう何ひとつ選択しないそんな自由もあるどこにもありもしないものを 愛などと呼んでいた僕らは 炎と抱く金色堂行くなら行け...
■Hardcore Dog作曲;The Weeknd, Oscar Holter, Max Martin, Belly & DaHeala作詞:The Weeknd, Oscar Holter, Max Martin, Belly & DaHeala歌:The Weekend日本語詞;夏井くわみ(和訳ではありません)嘆きのJokerなんて もう使えないララバイなんかじゃ眠れやしない神はずっと眠りつづけている 祈りは自分を 囲うだけ 前に前に行けとおそわった上に上にのぼったが そこには何もなかった おちてく浮力で胸のデビルをかきむしれ...
■パスワード作曲:Kyouhei Tutumiあの夜の 走りをわすれないベイエリア零時に メットをかえしたときにながれてく この髪にやさしくキスをくれた あなたのジャケットわたしたちが ただの他人にもどるあの日 特別じゃないことを特別にするのは わたしたちだと知った使ってるパスワードのなかであなたは今も生きつづけているの誕生日 あなたはあたらしいただの数字の 組み合わせなのに記憶に意味を持たせるのはひとの美学な...
■住所録住所録からも 消えてたそんな場所に ふと来ていた高井戸で雑用すませて思い出に名を借りて歩いた市街地を一歩入るとなつかしい枯木立がふるえたきみと暮らしたアパートは跡形もなくさら地だった斜めに横切る電線の向こうに今もあの日の風に吹かれアプリコットの木がまだあったさよならも過ぎ去ったあとはいい眺めだよ 思うよりもね憐れ青春の虚像たち今は眠る 敵討ちもせずに海賊版(ブートレグ)のよう 若さってそれでい...
■ちょる節朝までたむろする店だ 添い寝してくれる女(ひと)の胸だあるいは霧笛がともる夢だ 訊かれても答えない場所だ手酌でひとり 飲む にがい酒が今夜はしみるふるさとさ生きてることは まぐれ当たりさ云わぬがわかれ ちょる節させんない せんないと 傷をそっと縫う手負いのけものに 油断は禁物ふるさとたずね歩く者がふるさとからまたとおざかるまるで金魚のようにそうひらりとまた身をかわし逃げる女は生まれて 女だ...
■墓地にて作曲:Diane Warren作詞:Diane Warren歌:Laura Pausini日本語詞:夏井くわみ週末は墓地に行くそれが きまり花をたむけ かえるそれが いやし思い出のないひとと語らうみたいに雨の墓地にいる世界がどんなにかがやいてもわたしには完全な暗闇があるあなただからきっとわたしだった愛をたどりながらはぐれたのも胸の亀裂にこそ光は射すのだとわたしも知らなかった世界があかるくしゃべっててもわたしには完璧な沈黙があ...
■Love Walked Away思いがけずホッとしたんだきみにフラれた時 ふと空気銃を撃つような風の音がした くしゃくしゃな空が たれこむ町 そのよこがおは セル画さよならって 微笑むみたいにくちびるがただぼやけてたうろ覚えの涙のあとOh Love Walked Away それはいいことだろうふたりにとってはLove Walked Away 知らずに合意していた不幸を破棄したのだからOh Love Walked Away ビー玉に折れる光あの瞳のままでも 少年は大人...
■Funeral Vacationいっそこわれればいい時が決めるその前にこころにペルソナかくすふたりの煙草がながれてゆく手慰みなしぐさで キスするたびに指まで物憂くなるのよ 光のうずに町は沸きたつのに大袈裟に そう 笑ってみせるわくずれてゆく胸の砂丘をふたり堰(せ)き止められないそしてかべの絵はほんのすこしだけまた傾くわ寝椅子に身を投げると緋色の髪が溢れるちょっとふれるぐらい 愛してみてよ忘れる呪文よ Quem inferi tr...
■挽歌(ばんか)この指は にじむほど 抱いてたかくちびるは 想いびとの名を呼んで 歌いかけたかそれはなんて かなしいそれはなんて 胸をやぶる過去にくちをとざしているたそがれのすがしさにあすのこと なんにも わからないだからみな 生きられるでも知りたくなかったよあなたわたしたちだけにそうあるものがあるようにたとえどんな別れにでもあるものがある きっと 想いから ひとはみな 生まれて胸そめる 願いたち伝...
■パッショ二スタ女はいつでも屈託がない分悪意に満ちてて微笑んでいるのさだけど男のことよくも悪くも 最後に完成させるのは女なんだろうって思うよきみとは ひょっとしてひょっとするかもよ要らない きみ以外からの愛なんて要らないよもうひとりの俺目を覚ませ パッショ二スタよろしくパッショ二スタ行き心地 更紗に舞うあまい息のリボンに 繋がれて尻尾つかまれても弱点が強み 危ない橋も渡ろう絶世の美女とモテメンだっ...
■ロッカバイ グッバイうそで愛したふたり 無理してさびしかった 若さなんて無駄にしてそれも若さの特権ね恋人を演じてたみんなが見てるまえじゃひときわ そう から笑いが高くひびいて消えるわ抱いてもくれないのむねにサングラスかけておなじだけつまらないあなたと私はかみあわないてんではなしにならないわさよならだって見飽きた景色の中かなしみだってひけらかしておなぐさみね エンドがまわるだけならはなしにならない...
■汐留アストロノート3年前の わかれをおもうあなたと私だけ のこされてまたしても こういう流れねみんなに気を使わせちゃったわね汐留エリア ここもひさしぶり私? そうよ 見ての通りだわスコッチ なんて今は飲んでるし駄目な時は駄目に転ぶ そういうものよ汐留アストロノート グラスの底にあるかわいた笑いだけが汐留アストロノート まわる宇宙のそとでないものばかりが あるある 同士ね 私たち昔は欲しいものだらけ...
■Kila Land君の中にあるながれへとそっと身を横たえているまどろむしぐさでまなざしの深いひびきにつつまれてるKila Landを呼び込もうふたりの海流の場所に なやましさはいつもうつくしさを従えているそっと入っていこう水の行方は 渇いたほうへKila Kila Land おいで胸をとざしてたかなしみには長い休暇が必要さ寄り添うために出来ている僕たちに名前などなくていいKila Landはわけあう手の声がかさなるあたりなぜ咲くのか知...
■すべては過ぎ去りし冬の庭作詞Keren Ann, Benjamin Biolay 作曲Keren Ann, Benjamin Biolay 歌:Stacey Kent日本語詞 夏井くわみそっと冷まして 飲むお茶もあるそれとはなしに あなたおもう無礼なひとね ことわりもなくまだ胸にいる わかれたのにあの光の渦に 頬うずめ 踊ったふたり今もまだ かおりのこし影が泳ぐわ正しい習慣が ひとを作ると気取り屋のあなたに 教わったのよ部屋で外着の 独りもいいわわたしのファッ...
■僕は Losing You作詞:Diane Warren作曲:Diane Warren歌:Ace Young日本語詞 夏井くわみ僕らの間違いは よく気が合ったきみの何かが 僕の本心照らすよ一秒ずつまた 会えなくなるゲームにうつつを抜かして 死んでる僕は Losing Youただ抱きあうたび くちづけするたびどうして 心は 泣いてくだけなの想いはあっても その想いはちがう本当の声さえ消されて僕はLosing You 愛はどこに地下鉄の 風にきみの背中見送る 忘れ...
■ワイド・ロング・ロードこれ以上ないぐらいメットのままで二人はキスした雨に途切れそうな桟橋がふるえるのを見つめていた声が聞こえないよこんなに近くにいて君の言うことがわからないよ潮騒がむこうでうずくまるたとえもしふたりが今さよならを言ってももうきみを愛してないって意味じゃない湘南平 大観山 千鳥町 横切ってくワイド・ロング・ロード心変わり責めないそれぞれ移ろう雲の色さあのはじまりのように終わっていけない...
■RUBYどっちでもない向きに針がふれて君は出てゆくさよならが助手席に残る君のPerfume ハンドルにもたれ 信号が変わるのをいつも僕は待つ気がするフロントグラスを叩く大粒の雨つぶ一個一個に赤信号が透けてまるで世界じゅうが RUBY RUBY RUBYきらめくUh Uh Uh Uh Uh こんなちいさな想いをあつめて Uh Uh Uh Uh Uh くだけたRUBY 最後のキスかなしみより優しいものが何もみつからない失望より親しいそんなものが僕にみつからな...
■越せぬ部屋 あの三年が ふと顔あげたら十年にまだあなたがこの胸に住んでいたよ忘れるためについやした僕の十年はまたもや帳消しにされてしまうよあなたにそう すべて 僕はわかられてなぜかそれが とても とてもつらかったあれからいくら 仕事で 何度部屋を越したってあなたは 今でも 越せぬ部屋消えかけている 印象が逆にあざやかにあなたをつれて 季節に立ちどまる 時なんてものさしは使えないものだねどこか卒業出来...
■トレーラー・ソング時は過ぎちゃくれなかった俺が過ぎてきただけさ積み荷おろしても 重い過去さDriving Midnightおまえがあの子を抱いて出てく姿が胸をよぎるDriving Midnight Yeh 風が走るでもどんなに走っても 走ってもおまえは俺を走り抜けてくれない トレーラー・ソングどこぞのSAには美人が多いらしいそんな話題で 今日をつないでるDriving Midnight人生の負債 払えやしない 所詮どこかの飼い犬さDriving Midnight Yeh...
■Novemberしずかなことが欲しくなる指でまぜる シングル・モルトピアス・キャッチに 指をそえ君の涙が また伝うよアラベスク模様のダンス枯れ葉は炎ねそう云って 君が外したリングキャビネット November 何も言わないことがやさしさのように思えてくるNovember November 僕たちなに泣いてんだろその手 この目 Novemberってだけのことそれだけの November まわる November折れそなタバコでふざけた君は薔薇で...女神で....
■You Hit Me Badそっと返された キーホルダーにいなくなる君が僕にはあふれてゆく雨が打ちつけるアスファルトでただ僕は仁王立ちしてるYou Hit Me Bad You Kiss Sad僕には君が見えない Jorker Is Loser 手のひらに舞うただ死んだ気で抱き合う価値なんて これっぽっちもないよかんじることさえ 忘れて生きたらながした涙に傷つくこともない冷たさに 目覚めるけれども傷からあふれる血はあたたかいただ生きてるだけじゃ 致命傷...
■グッドナイトピアノ・マンにはいかなる事情もけして知られてはならないちゃんと心得ていて わかれる人たちを酔わせる曲を弾く 夜が不意討ちをする冷たい水を泳ぐみたいに ふたりはシルクのさかな僕のすべては 君だったんだ愛におやすみを おやすみそしてたくさんキスを グッドナイト 眠りについても僕はグッドナイト 君の手をおぼえてるうしなうことを恐れてたけど君じゃなくそうさ僕を失ったよやさしくなんてするなよすごい...
■oo-kuh-LAY-lee耳抜きをするようにあの蒼い夏がこぼれる僕たちはなみがしらにしがみつく板切れさあれはサマーホリデーだっけ 最終日だったよきみに振られた 電話ごしの声でわかるひとつだけきみに言える海が恋しくなっただけさあのBeach Houseには僕らはもう戻れない それでも時おりそっと胸に亜熱帯の風が吹いていかないか悲しいこと数えたなら きっと波の数ほどだれもが変わってゆく上手くはならない楽器 ひたすら弾くよう...
■Rock’ Chello List深呼吸しながら僕は弦に向かうよどぎまぎする指が次第に核を捉えるよチェロリストがロッカーだって君ははじめて知ることになるロマンティストは革命家僕は暴れるラブレターいつだっていいなんてそんな時はないんだ君に打ち明ける時はきっと今しかないんだ校庭のど真ん中からチェロを弾く 君へアヴェ・マリアがへッド・バンキングしてるだろ僕は君に告る Rock’ Chello List胸に閉じ込めてた鬱憤(うっぷん)が弾...
■恋音君のような ひとじゃなく君に似てるひといやちがう 僕は 君をずっと探してたんだしばらく笑ったどこまでもやさしく風がふたりを包んでいくよこんなに夕日が綺麗なことも生きることにも気づかされた信じあえる すべてがあるのにたったひとつだけ信じられないもう君に会えなくなるなんて もう一度言わせて愛しているよ 「歌...
■孔雀の時刻(とき)かがみで女は生まれ変われる上機嫌な時は気をつけて深い意味でほほえんでいるイヤリングやけに重く感じるあなた 席を外してくださるここまでそう 生きて来てやっといらないものがわかったそれはあなたよ そんな顔は男ではないわ愛のために 自由にさせてうたげももう終わりにしましょう何も持たぬ 彼のもとへとどうぞ飛ばせて 孔雀の時刻(とき)よ午後20時と午前7時の女は違う生き物なのあなたのためにきれい...
■Next.Goes On 醜悪に見えるこの街にもまだ汚れてない場所がある Hi Hi Boogie Woogieこのスニーカー履きつぶすまで行けるとこまで行ってみたいな Hi Hi Boogie Woogie猫背の夢にヘタな歌うたいながら Hi Hi Boogie Woogie”もどき”がいい 知ったかで訳知り顔するより明るい声のするほうへ こころを駆け出してむこうへと 次へ 次へ Next.Goes Onいわばどんぐりの背比べ杓子定規に構えることはない Hi Hi Boogie Woogie万事...
■Pretty Biteどうしてわかってくれないのよなぜさよならなんて 普通に言えるの ひどい ひどいよ ひどいよ シャワーを浴びる あなたの背中に 今しがみつく服のまま ずぶ濡れのままでさけぶ さけぶよ さけぶよ体なんか洗っていないでこっち向いてちゃんと話聞いてよあなたお願いよ 水圧上げて うち砕いて すべてなかったことにしてよ さっきまでのこと ただの痴話ゲンカだとシャワーに流してよ気の抜けた缶チューハイみた...
■Tuxedo Lady気障なポーズ 腰で決めては派手に笑う 板についてる男役 Ah無性に 誰か欲しくて仇(あだ)な言葉で手招いて だれかれかまわず 今夜の相手口説いてる※鏡を抱くように 愛し合いましょうその時々のショウ・タイムライトが廻るとあなたさえまるで表情もちがってるどこかでふたり会ったかしらようこそここで 極楽を見たら地獄もたのしいわごきげんよう遊ばせて 男と女 とっばらって Tuxedo Lady ※タバコを吸う そ...
■木曽路恋情 トンネル抜けて またトンネル闇から闇へとつづいても綺麗な布で顔秘すように車のライト消える隠れ宿こんな女にそんな男浪しぶき 散りかかる夜も昼もなく ただ求めあうあなたとさかさまに交わす テ・キエロ呼びとめて 呼びかけるから今夜に生まれ 今夜に終わる そんな歌枕あなたの腕で 髪をみだし山の声を聞く ああ 木曽路恋情 男滝 女滝 地を這うよにそっとひらいてゆく躰(からだ)はこころ こころは躰(からだ)よ...
■YESing倒れてこそ 起きあがれる涙のむこう YESingこの惑星(ほし)を きらめかすのはそうさ僕らさ YESing転んでおぼえる痛みからきっとはじめてわかることがあるんだかなしみってやつはツケモノ石さ はっちゃけて ぶっちゃけて Go Go YES YES YESing一度肯定しよう 弱音をぶちまけて 僕たちをやっつけようゲンコツあげたあと誰かと手をつなぐと世界がダンスしはじめるよ YESing便利って不便だよ 自由は不自由 YESingお...
■思い出びいき作詞: Almond作曲: Almond歌:Marc Almond (Released Feb 1990) 青森発の夜行フェリー着くころに欠航知った函館はみぞれ女は捨てる男は拾う公衆電話の最後のコインおちてふたりを隔て 海が泣いてたさよならきっとあれでよかったあの頃 携帯が あったらあなたときっと別れられなかった今も風のうねりに むね引きもどされるばかやろうなのさ 俺は今もずっと 思い出びいきたれこめる冬にふと黙るのはよぎる切...
■ブルージーン・アリアOh ブルージーン 実在してないふたりをおもうよあの頃 世界が美しけりゃ死んでたよわざときたない言葉使ってそっ気ない風をしてふたりは来なかったあの場所は風が抜けただけ誰かが投げすてた英字新聞にくるまれた赤い薔薇がそっと死んでゆく髪の匂いはひんやり風信子(ヒヤシンス)君は今も小首をかしげるOh ブルージーン 実在してないふたりがしみるよ思い出せない どんなに好きだったか覚えてないほど...
■Particular Baby俗なやさしさに懐きはしないカウントされないぼくは反逆者好かれようとして嫌悪されるひとにきみにはなってほしくないんだよ賢くうらぶれる系の,,,君もそうなの?(つまんなくね?)愛してるって言えるぐらいなら愛してるって程度の愛さぼくは愛してるって言えないよだって君は Particular Baby愛って言葉 いや 愛は行動だろだからぼくら詰んでます複雑怪奇なこの世で単純に思考停止する君がぼくのあたまに入れ...
■すべての悲しみにおはようと言おう作詞:Christine McVie作曲:Christine McVie日本語詞:夏井くわみおはよう すべての悲しみめざめたら おはようと言おうようこそ朝よ ともにわたしとおはよう すべてのよろこび起きてきて おはようをかわそう瞳を 開けて そこに見つけて在るように在ればいい みんな思い思いにないものは作ればいい 新しい歌のようにすべて抱きしめて ともにわたしは旅してゆくのよおはようおはようすべては終...
■シルクジャスミンの部屋出来れば一緒に きみも行かないかあなたの誘いに返事しないまま迷いあぐねて 半年後来た町私は仕事を片づけ そのつもりでいたあなたはくちを閉ざしてた白いシャツがただ風に鳴っていたただの人恋しさ そうだと云ってよ花嫁はこの地のひとなの?斜めに Sun Glass 頬にすべらせて二度と来ない国で搭乗を待つわどうぞゆるして 思い上がりだったあなたひとりにしたのに 愛されていると化粧水のパッティング...
■No Endsウィンドゥのディスプレイに見とれてたら 夕映え雲がすべったあなたをふと思い出すと 背中がまるくなるわ恋する手首 恋する瞳恋する脚 恋するハイヒール私にとっては 過去の傷を今は飾れることが ジュエリーあなたを思うと胸がにじむこれで何度目の失恋しかも同じ人によ肩すくめ笑うのよプリーツスカートが誘う走り雨にすべて溶けてゆく さよならがさよならという意味じゃなかったらよかったのに同じ白がゆれても ...
■キー・ラルゴ車乗り捨てて泥の雨歩くすてばちな心ひどい顔をしてるだろう安モーテルで女抱くたびに悪酔いするようだよもしこの世に魔法があるならきみのいない今をまぼろしに変えてくれキー・ラルゴ ちっとも痛みを感じてないから本気で傷ついたかもねなんてザマシャット・アウト こぶしを噛み締め 嗚咽(おえつ)を殺す 何度も 俺は男なんかいらないつぶやいたきみの声に閉ざされた長いこの呪詛を解いてくれないかキー・ラ...
青い蝶とポルノと家畜の刻印 (Baby Don't Cry)
■青い蝶とポルノと家畜の刻印(Baby Don't Cry)こころなしか遅あしで歩いてる言葉少ななふたり当事者だけが知らずにいるのさバラの影がむねにひろがるだけだよメランジュ加工のセーター水色が何か言いたげな午後神妙な顔に吹くよイガイガを投げ合った頃がなつかしい言いたいことが なんか言えないから恋だった そんな気さえしてるもうわかりすぎてる 言わなくても 言わなくても さよならきみに言い訳しても足りないねまるで100...
■ともしびかなしみおもえば絶えぬかなしみかなしみなきことしあわせと限らず擦り切れた心を照らせよ自分の中に手を入れてともしびを灯せ誰も代わりになれない ならば 共にかなしみと 共に すべてを連れ共に人生を行かんはずみで生まれて はずみで死んでゆくひとは皆 長い愛の手紙読む途中自分を灯すことで誰かを灯せたらいいねやさしく溶けるともしびは決して消えない掲げよ 想いを浅はかでもいいまずしさばかりにうちふる...
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■ロイヤル・スィート・トレジャー男の嘆きも女の涙もひとの痛み悩み多きことはぜい沢曖昧もいい抱きしめ切れずふれられもせず一杯女におごられたあれから何があったか覚えちゃいないが胸しばるかなしみだけが俺のロイヤル・スィート・トレジャー男も死んだ女も死んだ時代(とき)の流れにピストルも持たずにこころを撃ち抜く女だてらにふざけてやがる君もやるよな一杯最後におごらせてくれカタリと溶けるこおりが何かを話すだろう用...
■ネイルが仕上がるまでネイリストに右手をあずけて左手であなたと手をつなぐホテルの午後のアンサンブル漂うアロマのディフューザーあなたの手の表情を読んでいるだから他愛ない話をするのこの手とその手がしてきたことはなんだったのかしら罪かしら男は逃げるものを追いかけ女は追われるものから全力で逃げるのネイルが仕上がるまで あなたが恋人でいてくれたらそれでいいネイルが仕上がるまで 黙ってそばにいてくれたら それがさ...
■磧礫(せきれき) ただの石ころかも知れない私たちは激しい水の中 いのちを削り削られながらいくさを聞く流るる川音に あなたと拾い集めた日々は岸辺の石だったかも知れない石には森や木やそよいでて二人にはそれが世界だったふと胸をつらぬく 互いの目をみつめあの時さびしさを聞いた難儀(なんぎ)なものです 人の世は 人と人とがなぜ難しいでもふたりは知っていたなぜこんな石ころが美しいのか吸い込まれてゆく石の中には老...
■Tumbling Beat赤いRECの文字と赤い丸ふいに動画で撮ってるものはきみの髪と化粧と香水と生理の匂いが入り混じったようなもの実体のないものや正体不明なものが監視カメラをすり抜けるそんな夜の抜け道は美しい死のようだTumbling Beat 消毒しすぎて手が荒れる僕という下等動物最上階に近づくたびにTumbling Beat 狂う惑星 軌道逸れるたび僕たち上機嫌に屈折してる暗いビー玉の光のような Tumbling Beat 女の敵はやっぱ女だ...
■Good Heartbreakこれで良かったそう思うしかないじゃないのあなたにとって私にとってGood Heartbreak これまでの日々を惜しむように好きだったものたちたとえば好きだった歌好きなひとはあなたのままなのにまるでちがってしまった私たちかんがえる前に 美しいことをするのそれがさよならだとしても涙がとまらなくても あなたの首にすがるしかなくても Good Heartbreak , Good To MeGood To You否定できないいいとこしか思いつ...
■カレンダーガールきみはCalendar girl僕は毎日めくる胸のCalendar 笑うCalendar girl会う日のスニーカーがかぞえたCalendarロマンス色にくちびるがひらかれると日ごと夜ごとため息のドラムを叩く僕はスティックさばきもおぼつかないおいでSlender girl風のインクの手紙をたどる 月のランプなのにCalendar girl着信途絶えて互い違いに終わるカレンダーオレンジのスカーフたなびかせて去るきみのGoodbye 日付けが止まったままのき...
■風色(かぜいろ)テーブルにはソーダのぬけたスコッチ 昨夜ふたり何を話したのだろうまるでペイ・パー・ビュー見ているようによわまる陽ざしがかたむくきみからの電話は用件だけ告げて切れたありがとうって言葉の意味はグッバイ忘れたよ きみの全身に書かれた長いラブ・レター 言わないで 何もガレージにきみの車はもうないふたりもう ほら 風色(かぜいろ)さ愛していないなんて言えば言うほど 愛している証拠みたいで嫌になる...
■あの日にレイアップ・シュートボールにもなぜだかさわらせてもらえなかった先輩に挨拶してもガン無視されたコーチは何も教えてくれなかった帰る前 死ぬほど床をモップがけした僕のシュートはいつもあと少しのところでリングに嫌われた悔しいって気持ちが今もある大人になっても そこ めがけてる僕がやってることはあの日にレイアップ・シュートさっきまでの試合空気が天井にのぼる上達する方法はすり傷 絶やさぬこと人生はそ...
■夜の寝覚(よわのねざめ)Um...Hey Hey Heyさっぱりよ ひじ掛け椅子で深夜にまんじりともしないのよ私あなたは寝息を立てている細目に開けた冷蔵庫のあかり床にすわってワイン 注いで寝るまでのあそびよ 並べる掛詞あなたにすれば「私」と「彼女」は掛詞私にすれば「愛」と「哀」も そう私にわきあがってゆく想いは実現されない方がいいさよならは殺人者の言い分よ女は深く微笑むのよ 要注意よ愛が重いから すてたいわあなた...
■Next.Goes On 醜悪に見える この街のどこかでまだ汚れていない場所が おいでおいでしてる このスニーカー はきつぶすまでぼくは行けるとこまで そう 行ってみたいな 猫背の夢にヘタな歌うたいながら Next.Goes On On And On その次に行こう誰かがむこうが呼んでるよNext.Goes On On And On ダメでも 負けても 泥だらけでも きっとその先に光はある”もどき”がいい 知ったかするよりワケ知り顔 成りすましするよりい...
■孔雀の時刻(とき)午後20時と午前7時の女の見分けがつくかしらコンパクトでうしろのあなたを見てる滑稽なのよ さかさまな男 違う男(ひと)を好きになった それだけのことよあなたのためにきれいになるそれは別れを秘めてるからルージュ色のうらぎり それも女の甲斐性なの愛のために 自由にさせて後悔ならば 彼としたいわすべてを持つ あなたの手からどうぞ飛ばせて 孔雀の時刻(とき)よ相手が男なら殺してやる相手が女なら口...
■雨ノチ晴れ雨の拍手に巻かれてふねのスクリュー音白無垢きたわたしへとあなたは傘さしたいずまい ただしたのよ おごそかな式 島のひとに感謝した若かったあの頃きっとそうねしあわせの前ぶれは雨なの雨ノチ晴れ 雨ノチ晴れ いつも 晴れごごろ ねえ父さん あすはそうふたりで送る番 あの娘がそう しぶってたお見合いきめたのともだちに配信で 見せると言うあの娘トラクターで むかえる彼家族が増えるのよ予報みたら ...
■ホット・パラダイスアイツが死んだのは 雨のせいさ日曜日と雨をこよなく嫌った アイツが死んだ日も 傘の波真実は何百カラットもの まやかし充血したような笑みを いつも浮かべてたアイツは馬鹿げたこの世のGAMEサイト とっとと退会した ホット・パラダイス喪服が濡れてやけに 重く感じて腑抜けな笑いが 僕らに伝染(うつ)った 生きてる僕たちはそう まあとりあえず 自分のことしか考えてないことがわかったカンシャク玉を...
■ラスト・オーダー未読メールにしてあなたを放置するこんな終わり方知ってるこの悲しみは そう私だけのものなのこの孤独もあなたにあげない彼女のもとへ行くなら わたしを殺してからにするのね すべてわかちあえたと、いう夢をみた ウェイタ―がテーブルに来る 店も閉まる決めかねる こんな恋のラスト・オーダー ラスト・オーダーひとを愛することにまちがいなんてあるの?なんだか酔っているさよならにすれ違いかぞえてホンモ...
■已んぬる哉(やんぬるかな)釈迦が岳 八剣山(はっけんざん) 転法輪岳雨糸の向こう 横たわる湖は鉛(なまり)鬼と仏もおなじと思う これからふたりは女の山と男の山を 降りる怒れ 燃える 木々の葉たちよ心などという不埒(ふらち)なものに売られ買われどうしてくれよう山などありはしない 山ほどそれは崩れ落ちる僕はあなたの目を見て言う 嫌ったわけじゃないもう好きになれないだけだ若き日には若さはすぐに 消えるとも知...
■朝からムーン ルージュから 女は生まれる肩で息ついて かがみ抜ける絶望する若さのかたちに あなたとのことが美しすぎたからThrough The Mirror Of Our Moon Shineガウンの袖に のぼる朝日が あなた手招く もっとお入りなさい 私の中に Ha Um ha朝と夜が呼び交わす世界へThrough The Mirror Of Our Moon Shine 朝からムーン ドレッサーのガラス瓶たちひとつ残らず倒して泣く香りで香りは消せないわあの女(ひと)忘れて ...
■Rock’ Chello ListAh Ah Ah 深呼吸しながら僕はYeh Yeh Yeh 弦に向かうよどぎまぎする指が次第に核をとらえて Music So Good So GoodAh Ah Ah チェロリストがロッカーだって君はYeh Yeh Yehはじめて知ることになるロマンティストは革命家僕は暴れるラブレターいつだっていいなんてそんな時はないんだ君に打ち明ける時は きっと今しかないんだ校庭のど真ん中からチェロを弾く 君へアヴェ・マリアもドッカーンとへッド・バンキ...
■しののめの空トンネル抜けて またトンネル闇から闇へとつづいてもあなたの腕で 髪をみだし山の声を聞く 指はりつめて年をとるたび 脱ぐ花衣死にじたく始めたら 生きたい明けないで 明けないで ふたりの夜悲しんでいたいからなにもかもこのままで しののめの空男滝 女滝 地を這うよにぬらぬら真ん中つらぬく花火躰(からだ)はこころ 糾うが如くこころは躰(からだ)よ今という時に 会えたしあわせだから私という女がいます明け...
■君がいるThere Can't go back, babyCan't go back, baby誰か僕の(Can't go back, baby)代わりをやってくれ 抱く気もないのに女といて飲む気もないのにパブにいて読む気もないのに新書買うどうだってもう何だっていい人間という役は演じるほど猿芝居だねそれもこれもまだ君がいるThereCan't go back, baby ひとりのほうがCan't go back, baby 幸せだと思えるよCan't go back, baby 何人僕は僕をくぐり抜けたならいい仕事で誰...
■Violinistウラジオストクが暮れなずむ頃小さなホールはさながらカーネギー・ホール開放弦の音どよめきと拍手人々はつかの間音楽に戦火を忘れる喝采が押し寄せて 高く高くヴァイオリンの弓で 軽く 軽くフィナーレまで 強く 強く手をひろげて 波をつくるのよ力をひとつに音楽を呼び込むのよ みんながViolinistたれ込めた冬の空暗がりに寄り添う人びとは微笑みスープで体あたためるたましいよ響け 高く高くやさしい旋律を 世界にひ...
■平熱のうそあの時君を泣かせたねジェードの雨ににじんだ君には全部バレてたね 誤魔化したけど見抜かれてた僕がついた平熱のうそ謝らないよ 君を守るそのためのうそだったから Oh 利きうでとは違うおもいに僕も傷つきたかった本当のこと言えなかったから恋だったのかなぁ君が消えたコンコースあれから何本電車行った僕は何を待っているのかなあ木々のすき間に冬がまた来ていた反省しないよ あれはあれで正しかった安易に 謝...
■パリに愛されていた ろくすっぽ女を知っちゃいない 横暴な口のききかたさえ むしろ嫌いになれない理由 ひとときも油断させない彼 そんな彼が嗜(たしな)みをおぼえ うでをあげて すっかり ただのいいおとこになりさがる いろんな想いが胸を過(よ)ぎり あらん限り浴びせ倒し 彼を責めて 泣いたわ Ah 何かが終わる わるで生意気で ものもしらない男 だから手を貸した あの頃ふたり パリに愛されていた たっぷ...
■ホット・パラダイス 急ブレーキも踏まずムコウで 信号無視した車が滑った ぬれた喪服が 重く感じてあの屋上から見たら僕ら点だ充血したような笑みをいつも浮かべてたアイツが死んだのも 雨のせいさ 日曜日と愛をこよなく嫌ったアイツのためにかんしゃく玉を鳴らそう葬式で神妙そうにして堪えてた笑いが不覚にも伝染して爆発した生きてる僕たちはとりあえず自分のことしか考えてないここはホット・パラダイスみんな窓のそとの出来...
■Fargo(ファーゴ)革のシートで愛し合う後部座席は指定席真夜中 突き刺す対向車のライトがゆく僕の無分別さを 愛してくれるひとよ今ならば 死んでいいこの世界は 美しいいつか時がくればわかる愛する者にもわかれがくるうらぎりがおきてさお前を撃つ前に 俺を撃て僕達の平和とは 仁義なきいくささ欲の受刑者は脱獄は出来ないもっとくれよ 僕の中にお前が欲しい お願いだ男たちのFargo (ファーゴ)銃声ひびく ふたり同時他の...
■SWEET THANGはげしい雷鳴 hm 雨のつぶて胸はアップル・ソーダ停電した世界の 薄暗がり手探りでさがしあう Honey待って もう言い訳の在庫がないわ値札をつけないで 私泣きそうスマホの明かりで あなたを見つめたい私から脱いじゃう スカートはそれ用よくちづけするより 先にメガネがキスする SWEET THANG何世紀まえも hm あなたと そう手にふれていたみたいよ誰に相談したって無駄なことね好き避けをしてたけど Honeyそ...
■レ・ドゥ・マゴ それ以上祖国を語らぬ人たち真実はないと言いたげに憩う レ・ドゥ・マゴ季節に染まるゆび在りし人に祈って死に支度をはじめるそんな レ・ドゥ・マゴそれでもひとは愛せる 誰かを抱きしめられる余白が 話しかけるレ・ドゥ・マゴ過去をひめて VODKAとジャム ティーに入れて香るサンタル ランプに灯し 集う レ・ドゥ・マゴ誰も素性を語りはしないでもあの人には会っていた生まれる前からふるさとを懐かしむ...
■きみが撮っていたもの風景を撮ってるのかと思ってた自撮りをしているのかと思ってた街のストリートビューには ふたりのスポットはなかったふたりの特別は日常にあったきみは携帯で何かを撮ってたいつも撮っていた でもきみは写真をみせるわけでもなく何も言わなかったきみと別れてから ほどなくして きみから荷物が届いたきれいな箱に入れられてたしあわせにもかなしみにも終わりがあるときみはいつも言っていた届いた荷物に...
■他人専科 したこともない そんなくちづけをして みたこともない 別人の顔みせるくい込むような あなたのまなざしが私を羽ばたかせるあなたにもしも 夢がないというなら私にいい夢を 見てもいいのよすべて壊したってふたりが今美しければ 他はいい 他人専科ぬぎすてて これも日常的なこと濃いデータ 交換しあうのもいい男と女はもとから他人知らない同士なの真実はあたらしい 違う角度で香りの共犯者足りえるものよ互いの...
■正直者わたしの眠り顔におかれた水蜜桃いくつも香るあなたの描く水彩画のなかでふたりは暮らしていたのよもうこれっきり 会えなくなるそれが いちばん ドラマね本当のことは 何も知らなかったあなたの何も知らなかったああなんて愚かな正直者私たちは嘘をつけないなんて哀しい正直者 私たちはさよならしか言えない 抱きしめるたびキスするたびそれはそれは確信になったその手をくださいさびしさを教えて体よりも さびしい...
■夜の寝覚(よわのねざめ)夜目が覚めて ひとりひじ掛け椅子でまんじりともしないのよ私あなたは寝息を立てている Ahのこりのワイン注いで 思いついたわ言葉に意味をもたせるのはひとよ寝言は寝て言えよ 意味もない人生は掛詞あなたにすれば「私」と「彼女」は掛詞なのね私にすれば「愛」と「死」は掛詞かしらさっぱりね ひからびた古代魚あなたと彼を掛詞にするあそびよ「歌詞のようなブログ」 シャンソンランキング※タップし...
■僕の仕事は悲しむことじゃないかなしみより優しいものがほかに何もみつからない失望より親しいものがなぜか僕のなかにみつからないわかってる わかってるよ誰にもわからない場所で こころはくりかえす手にふれられるものに きみはもういない僕の仕事は悲しむことじゃないだけどOh 僕は悲しんでいるきみを愛してる振りで僕はただ悲しむことがすきなのかプレイリストに最近追加した旧いヒットソングがしみるうなずいてる うなず...
■遍歴行って あそびは終わりよ行って 札つき女よ行って これ以上あなたわたしに立ち入らないで男のなみだ 香水瓶に 入れて わたしはすべて手にしたあなたにだけは 知られたくないかがやくだけの この遍歴消えて 朝が来るまえに消えて このまま帰って 消えて あなたはわたしのただのジゴロなのよのしあがるため 女の立場売ってきたけど あなたにきっと本気になれば わたし終わるわ宝石のよな この遍歴 ...
■恋してるだけじゃ恋じゃないさらってやろうか 好きな男はひとり あなたよ わたしの目に狂いはないわ Boyみにくさを知らねば 美しさも知らないってことよ恋が美しいだけなら誰も恋に泣かないHey 痛みやなみだに腫れて生ぐさい粘膜が恋の本性だスキャンダルも勲章ようわさも賛美よ女は本能でわかってるうそをつかない そんな恋などうそよ そんなもの 私にすればこけおどしよ夜も更けるわ どうしたいの あなた恋するだけじ...
■深海魚 きみの生暖かい舌がぼくの心臓にあたるたびほくは自分の内側深くどこまでも潜っていくよBlueきみに”敗北した”というこの甘美な響きどう言えば伝わるのかわからないからぼくはスラングまみれ ボール壁打ちするほど 好きって ねぇきみ わかってくれてる?渇きにおぼれ うちすてられた日常にうだるほど 海があるんだ 尾ひれはひれが取れて にんげんの姿でもきみが海である限り ぼくは深海魚家にはまっすぐ帰らない...
■はじめまして愛あなたのカフスの片方持ってる ピルケースからふと取り出してみるのよ 最後のあの夜襟なおしてあげたあなたを時々 おもうコーラルのかたち片思いした お互いにだから今でも なぞるもう半分を 長い雑談ねとりとめないけど共通の話題は今日も はじめまして愛 両思いならさよならもきっとあったから時間をぬすんだのよ Ohあなたも片方なくしたカフスの気持ち覚えてたらようこそ はじめまして愛 「歌詞のよう...
■遊糸(あそぶいと)季節のゆびさきに ひるがえるひかりの輪くるり日の指す方向に 振り返るふたりの日々ふわりもう思い出の顔をするさっき言ったさよならだってふつうの挨拶と同じ会話ねただ見上げているよわたしには今もきれいな 遊糸(あそぶいと)があなたにはただの蜘蛛の巣になった気持ちは置いてきぼり そっぽ向くひかりの輪ちらりさがしあうものが 逃げてゆくもうすべて話し尽くしたと はらり日常的なことが特別な意味をも...
■むかえ酒お酒は手酌で飲めりゃいい古傷にそっとしみりゃいいあてないこころのままでいいどこかで霧笛が鳴ればいい外の顔など見せはしない男は家族に言いはしない死んでもチャラにならぬことはわからぬはなしと流せばいいやめてた酒を それも取っておきを今夜は出してきてあなたと飲んでる そんな気分が ほろ酔いよい酒むかえ酒漁師の友が置いて行ったさかなをさばいてふと思うすきまを料理でうめていたしずかなくらしを思い出...
■さよならだけが引き止めている鏡よ 砕け散れ あなただけを映す夜にあの女(ひと)でもなく あなたでもなくうらぎりの相手が わかってしまったそれは私 恋などしてなかったんですUse Goodbye Use Goodbyeだれが物わかりのいい男に聞きわけのいい女になどグラスは割れてくふたりの手のひらで血のように 溢れるワインUse Goodbye Use Goodbye すれ違うために 愛をつかう抱きしめるあなたの手が 私の背中でふと動くのをやめる...
■PASSWORDあんな走りもう 二度とは出来ないねベイエリア零時に メットをかえしたときにながれてく この髪にやさしくキスして ひき寄せた あなたのバイカー・ジャケットわたしたちが ただの他人にもどるあの日 風がぬけたよ特別じゃないことを特別にするのは ほかでもなくわたしたちだと知ったわかさってひどい奴こんなキスも 格好も もう出来ないのねふたりどんなに抱きしめても もう戻れないわたしが隠してるパスワー...
■今何時ぐらいかしらたいしたことないわそれが口ぐせで手つかずのグラスだけぼんやりと見てる今何時ぐらいかしらふたりの時間をきざんでた 胸の振り子がとまった店内のにぎわいに身をあずけて笑いますあのひとにそっとさよならと言っただけで なんだかわたし酔ってます愛を求めてもなぜだかどこか男と女とではちがうものですねまだ電車に間に合う二人紛れれば誰かが決めた時計の人混みに戻るだけ炭酸が透けると私が見えてくる仕方...