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歌詞のようなブログ(商標登録第6332108)/夏井くわみ https://lyricsworld111.jp/

私が書いた歌詞のようなフレーズのどこかがあなたのこころにふれますように。なお私の作品は評価を期待するものではないこと、解釈を特定するものではないことをご了承ください。

夏井くわみ
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2022/01/11

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  • ロイヤル・スイート・トレジャー

    ■ロイヤル・スィート・トレジャー男の嘆きも女の涙もひとの痛み悩み多きことはぜい沢曖昧もいい抱きしめ切れずふれられもせず一杯女におごられたあれから何があったか覚えちゃいないが胸しばるかなしみだけが俺のロイヤル・スィート・トレジャー男も死んだ女も死んだ時代(とき)の流れにピストルも持たずにこころを撃ち抜く女だてらにふざけてやがる君もやるよな一杯最後におごらせてくれカタリと溶けるこおりが何かを話すだろう用...

  • ネイルが仕上がるまで

    ■ネイルが仕上がるまでネイリストに右手をあずけて左手であなたと手をつなぐホテルの午後のアンサンブル漂うアロマのディフューザーあなたの手の表情を読んでいるだから他愛ない話をするのこの手とその手がしてきたことはなんだったのかしら罪かしら男は逃げるものを追いかけ女は追われるものから全力で逃げるのネイルが仕上がるまで あなたが恋人でいてくれたらそれでいいネイルが仕上がるまで 黙ってそばにいてくれたら それがさ...

  • 磧礫(せきれき)

    ■磧礫(せきれき) ただの石ころかも知れない私たちは激しい水の中 いのちを削り削られながらいくさを聞く流るる川音に あなたと拾い集めた日々は岸辺の石だったかも知れない石には森や木やそよいでて二人にはそれが世界だったふと胸をつらぬく 互いの目をみつめあの時さびしさを聞いた難儀(なんぎ)なものです 人の世は 人と人とがなぜ難しいでもふたりは知っていたなぜこんな石ころが美しいのか吸い込まれてゆく石の中には老...

  • Tumbling Beat

    ■Tumbling Beat赤いRECの文字と赤い丸ふいに動画で撮ってるものはきみの髪と化粧と香水と生理の匂いが入り混じったようなもの実体のないものや正体不明なものが監視カメラをすり抜けるそんな夜の抜け道は美しい死のようだTumbling Beat 消毒しすぎて手が荒れる僕という下等動物最上階に近づくたびにTumbling Beat 狂う惑星 軌道逸れるたび僕たち上機嫌に屈折してる暗いビー玉の光のような Tumbling Beat 女の敵はやっぱ女だ...

  • Good Heartbreak

    ■Good Heartbreakこれで良かったそう思うしかないじゃないのあなたにとって私にとってGood Heartbreak これまでの日々を惜しむように好きだったものたちたとえば好きだった歌好きなひとはあなたのままなのにまるでちがってしまった私たちかんがえる前に 美しいことをするのそれがさよならだとしても涙がとまらなくても あなたの首にすがるしかなくても Good Heartbreak , Good To MeGood To You否定できないいいとこしか思いつ...

  • カレンダーガール

    ■カレンダーガールきみはCalendar girl僕は毎日めくる胸のCalendar 笑うCalendar girl会う日のスニーカーがかぞえたCalendarロマンス色にくちびるがひらかれると日ごと夜ごとため息のドラムを叩く僕はスティックさばきもおぼつかないおいでSlender girl風のインクの手紙をたどる 月のランプなのにCalendar girl着信途絶えて互い違いに終わるカレンダーオレンジのスカーフたなびかせて去るきみのGoodbye 日付けが止まったままのき...

  • 風色(かぜいろ)

    ■風色(かぜいろ)テーブルにはソーダのぬけたスコッチ 昨夜ふたり何を話したのだろうまるでペイ・パー・ビュー見ているようによわまる陽ざしがかたむくきみからの電話は用件だけ告げて切れたありがとうって言葉の意味はグッバイ忘れたよ きみの全身に書かれた長いラブ・レター 言わないで 何もガレージにきみの車はもうないふたりもう ほら 風色(かぜいろ)さ愛していないなんて言えば言うほど 愛している証拠みたいで嫌になる...

  • あの日にレイアップ・シュート

    ■あの日にレイアップ・シュートボールにもなぜだかさわらせてもらえなかった先輩に挨拶してもガン無視されたコーチは何も教えてくれなかった帰る前 死ぬほど床をモップがけした僕のシュートはいつもあと少しのところでリングに嫌われた悔しいって気持ちが今もある大人になっても そこ めがけてる僕がやってることはあの日にレイアップ・シュートさっきまでの試合空気が天井にのぼる上達する方法はすり傷 絶やさぬこと人生はそ...

  • 夜の寝覚(よわのねざめ)

    ■夜の寝覚(よわのねざめ)Um...Hey Hey Heyさっぱりよ ひじ掛け椅子で深夜にまんじりともしないのよ私あなたは寝息を立てている細目に開けた冷蔵庫のあかり床にすわってワイン 注いで寝るまでのあそびよ 並べる掛詞あなたにすれば「私」と「彼女」は掛詞私にすれば「愛」と「哀」も そう私にわきあがってゆく想いは実現されない方がいいさよならは殺人者の言い分よ女は深く微笑むのよ 要注意よ愛が重いから すてたいわあなた...

  • Next.Goes On

    ■Next.Goes On 醜悪に見える この街のどこかでまだ汚れていない場所が おいでおいでしてる このスニーカー はきつぶすまでぼくは行けるとこまで そう 行ってみたいな 猫背の夢にヘタな歌うたいながら Next.Goes On On And On その次に行こう誰かがむこうが呼んでるよNext.Goes On On And On ダメでも 負けても 泥だらけでも きっとその先に光はある”もどき”がいい 知ったかするよりワケ知り顔 成りすましするよりい...

  • 孔雀の時刻(とき)

    ■孔雀の時刻(とき)午後20時と午前7時の女の見分けがつくかしらコンパクトでうしろのあなたを見てる滑稽なのよ さかさまな男 違う男(ひと)を好きになった それだけのことよあなたのためにきれいになるそれは別れを秘めてるからルージュ色のうらぎり それも女の甲斐性なの愛のために 自由にさせて後悔ならば 彼としたいわすべてを持つ あなたの手からどうぞ飛ばせて 孔雀の時刻(とき)よ相手が男なら殺してやる相手が女なら口...

  • 雨ノチ晴れ

    ■雨ノチ晴れ雨の拍手に巻かれてふねのスクリュー音白無垢きたわたしへとあなたは傘さしたいずまい ただしたのよ おごそかな式 島のひとに感謝した若かったあの頃きっとそうねしあわせの前ぶれは雨なの雨ノチ晴れ 雨ノチ晴れ いつも 晴れごごろ ねえ父さん あすはそうふたりで送る番 あの娘がそう しぶってたお見合いきめたのともだちに配信で 見せると言うあの娘トラクターで むかえる彼家族が増えるのよ予報みたら ...

  • ホット・パラダイス

    ■ホット・パラダイスアイツが死んだのは 雨のせいさ日曜日と雨をこよなく嫌った アイツが死んだ日も 傘の波真実は何百カラットもの まやかし充血したような笑みを いつも浮かべてたアイツは馬鹿げたこの世のGAMEサイト とっとと退会した ホット・パラダイス喪服が濡れてやけに 重く感じて腑抜けな笑いが 僕らに伝染(うつ)った 生きてる僕たちはそう まあとりあえず 自分のことしか考えてないことがわかったカンシャク玉を...

  • ラスト・オーダー

    ■ラスト・オーダー未読メールにしてあなたを放置するこんな終わり方知ってるこの悲しみは そう私だけのものなのこの孤独もあなたにあげない彼女のもとへ行くなら わたしを殺してからにするのね すべてわかちあえたと、いう夢をみた ウェイタ―がテーブルに来る 店も閉まる決めかねる こんな恋のラスト・オーダー ラスト・オーダーひとを愛することにまちがいなんてあるの?なんだか酔っているさよならにすれ違いかぞえてホンモ...

  • 已んぬる哉(やんぬるかな)

    ■已んぬる哉(やんぬるかな)釈迦が岳 八剣山(はっけんざん) 転法輪岳雨糸の向こう 横たわる湖は鉛(なまり)鬼と仏もおなじと思う これからふたりは女の山と男の山を 降りる怒れ 燃える 木々の葉たちよ心などという不埒(ふらち)なものに売られ買われどうしてくれよう山などありはしない 山ほどそれは崩れ落ちる僕はあなたの目を見て言う 嫌ったわけじゃないもう好きになれないだけだ若き日には若さはすぐに 消えるとも知...

  • 朝からムーン

    ■朝からムーン ルージュから 女は生まれる肩で息ついて かがみ抜ける絶望する若さのかたちに あなたとのことが美しすぎたからThrough The Mirror Of Our Moon Shineガウンの袖に のぼる朝日が あなた手招く もっとお入りなさい 私の中に Ha Um ha朝と夜が呼び交わす世界へThrough The Mirror Of Our Moon Shine 朝からムーン ドレッサーのガラス瓶たちひとつ残らず倒して泣く香りで香りは消せないわあの女(ひと)忘れて ...

  • Rock’ Chello List

    ■Rock’ Chello ListAh Ah Ah 深呼吸しながら僕はYeh Yeh Yeh 弦に向かうよどぎまぎする指が次第に核をとらえて Music So Good So GoodAh Ah Ah チェロリストがロッカーだって君はYeh Yeh Yehはじめて知ることになるロマンティストは革命家僕は暴れるラブレターいつだっていいなんてそんな時はないんだ君に打ち明ける時は きっと今しかないんだ校庭のど真ん中からチェロを弾く 君へアヴェ・マリアもドッカーンとへッド・バンキ...

  • しののめの空

    ■しののめの空トンネル抜けて またトンネル闇から闇へとつづいてもあなたの腕で 髪をみだし山の声を聞く 指はりつめて年をとるたび 脱ぐ花衣死にじたく始めたら 生きたい明けないで 明けないで ふたりの夜悲しんでいたいからなにもかもこのままで しののめの空男滝 女滝 地を這うよにぬらぬら真ん中つらぬく花火躰(からだ)はこころ 糾うが如くこころは躰(からだ)よ今という時に 会えたしあわせだから私という女がいます明け...

  • 君がいるThere

    ■君がいるThere Can't go back, babyCan't go back, baby誰か僕の(Can't go back, baby)代わりをやってくれ 抱く気もないのに女といて飲む気もないのにパブにいて読む気もないのに新書買うどうだってもう何だっていい人間という役は演じるほど猿芝居だねそれもこれもまだ君がいるThereCan't go back, baby ひとりのほうがCan't go back, baby 幸せだと思えるよCan't go back, baby 何人僕は僕をくぐり抜けたならいい仕事で誰...

  • Violinist

    ■Violinistウラジオストクが暮れなずむ頃小さなホールはさながらカーネギー・ホール開放弦の音どよめきと拍手人々はつかの間音楽に戦火を忘れる喝采が押し寄せて 高く高くヴァイオリンの弓で 軽く 軽くフィナーレまで 強く 強く手をひろげて 波をつくるのよ力をひとつに音楽を呼び込むのよ みんながViolinistたれ込めた冬の空暗がりに寄り添う人びとは微笑みスープで体あたためるたましいよ響け 高く高くやさしい旋律を 世界にひ...

  • Not Strong , Not Weak

    ■Not Strong,Not Weak唄:Kate Voegeleふと顔上げ 見あげてた 瞬間彼のくちびるが 不明瞭に ぼやけてたさよならって きこえたわ傷つくのは彼のほうよ愛を逃げてNot Strong,Not Weak避難用のキャラ もうひとりのわたしの名前シェリー 調子どう?立場なんかでひとを愛せない液晶だけひかる部屋で Not Strong,Not Weak世の中のたいていは馬鹿げてる だからもう意味や価値なんてもとめないかるくスルーしてよかった彼は 窓よ 扉...

  • 夜の寝覚(よわのねざめ)

    ■夜の寝覚(よわのねざめ)Um...Hey Hey Heyさっぱりよ ひじ掛け椅子で深夜にまんじりともしないのよ私あなたは寝息を立てている細目に開けた冷蔵庫のあかり床にすわってワイン 注いで寝るまでのあそびよ 並べる掛詞あなたにすれば「私」と「彼女」は掛詞私にすれば「愛」と「哀」も そうわたしにわきあがってゆく想いは実現されない方がいい純粋な毒よ愛はカロストロフィ食事の後片付けあなたもしてよ愛が重いから すてたいわ...

  • DM

    ■DM女が髪をさわるときはね退屈なとき 気づかないのねあなたは言うの遊べばいいよ 口先だけね肩透かしだわ回転ドアはまわりつづけてるわだかまりは夜にふくらんでゆく化粧直し飲みなおしてインスタのフォロワーあいつとDM 情事のDMあなたは知らない DMかったるいわあとからついてくるものよ 心なんて虻蜂(あぶはち)取らずルージュがあなたのこころに染みて消えなければいい真実がひとつになったときにあなたと私さよならする...

  • August Lei

    ■August Lei ハーン こういうことだったの 見直したとこあなたもそう 案外やるわね どんな手 使ったの?エメラルドの秘島よりあなたのほうがわたしにはグッとまぶしいわ沖の声がふたりを呼んでる朝焼けが来たら その時目で合図して断崖から ねぇダイビング きれいな弓のよう見て見て ふたりのシルエット貸衣装の Tuxedo&Wedding Dressはじめて式を挙げるようふたりちょうど今頃似合ってきたみたい何回やってもいいね H...

  • 流伝(るでん)

    ■流伝(るでん)胸のかがり縫いがほどけてふたりがおちてく冬空が降りて こごえる 白椿 雪になる何も記さない 遺さない 語らない女の脱衣場は 男ではないのよほーれほーれ どんなに叫べど二人は伝えられはしないほーれほーれ それはふたりだけに 伝わる 流伝(るでん)すべてが閉ざされてても時間はながれてゆきますこのうでが 彷徨う辺りからっぽな空を 旅してく除光液 しみただけ やせた胸抱いているあなたの体毛を しのばせ...

  • 買ったばかりの本のカバーは剥がすのがカッコいいぜ

    ■買ったばかりの本のカバーは剥がすのがカッコいいぜジブラルタル海峡から運ばれて来たひと粒の砂が僕らなのかもしれないたられば たらればきみのくちびるを僕に教えて下さい日常会話が行き交うこの何たる高圧電流こころ打たれて死ねたらいいな愛に許可がいるのなら この際ふたりはルール違反しようこの街にも空はある会話している電線渡る 風の音がする 言いたいことありすぎて結局何も言えない自分を死守しても結局何もない...

  • ポニー・テール

    ■ポ二-・テールあいかわらずなのね あなたに声かけるわたしとよく来てた カフェにいるなんて彼女が手を上げる 親しくなったことあなただけ知らない この3人模様もう嫌われなさいよ 気のある振りしてもこのポニー・テールにまた あなたはフラれるのよテーブルに置いてるモバイルすべってくボーイ・フレンズ わざと あなたに見せつけるわたしの横顔が きれいに見えたならあなたは妬いてるのよ それはそれでいいわ話題のそ...

  • ブラック・パール

    ■ブラック・パールいつも片方だけつけているのよブラック・パールが そっと滴る男にはずさせるそのためのもの指先をもっと感じるためのものそもそも男が喰いつくものなんて女がわざとゆらしてるものなのよ残酷なクリームをなめ合う隙にあなたのポケットにパールがたまるまだ存在してないふたりになるのもしそれがさよならだったとしてもわたしたちはこころに従うのよ勝利とは不安を確信することあなたが知らなくても私は気持ちを...

  • 星空を散歩

    ■星空を散歩恋はブック・マークノートにぐるぐる描く円 ボールペン何本ダメにしただろう話しかけもせず まわるきみのスカートはバウムクーヘン聖人モードになれやしないさっぱりなぼくのここ最近 今日は夜練でシュートもさせてもらえなかったよ 私服に着がえたら きみは待ってくれてたね Yeah星空を散歩 散歩しよう Real love Real loveふわりとふたりして空を歩いてゆこう 風がつよいよつかまっててよ星空を散歩 散歩し...

  • 恋文

    ■恋文ああ 愛の言葉だけ ああ 散りばめながらさよならと書かぬ さいごのこれは恋文ですあなた待たせた月日(とき)わたしも長く待った それはいとしさゆえ 断りでは無くて...白萩は雨に映える白毫寺(びゃくごうじ) あなたが そう教えなければここにいないじきに逢魔が時どんなにおもっても 涙にしかならないポツリと雨の便せんこれは恋文です風はすがたかえて 添いつづけるけれど二度と来ぬ季節の声を聴き ふたり泣くあな...

  • 星空を散歩

    ■星空を散歩恋はブック・マークノートにぐるぐる描く円 ボールペン何本ダメにしただろう話しかけもせず まわるきみのスカートはバウムクーヘン聖人モードになれやしないさっぱりなぼくのここ最近 今日は夜練でシュートもさせてもらえなかったよ Real Real Love私服に着がえたら きみは待ってくれてたね Real Real Love星空を散歩 散歩しよう Real Real Loveふわりとふたりして空を歩いてゆこう 風がつよいよつかまってて...

  • エボニーの部屋

    ■エボニーの部屋トニ―・ベネットも死んだみんないつかは死ぬGood Lifeきみと苦しんだ末にGood Life歌うようには 生きられないけどGood Life夕日が倒れ込む影がのびる部屋にはふたりの不在通知それでも Good Life開けたドアはそう いつかは閉めるものね鍵束に鍵が多いほど不幸なのよときみは笑う雑然とした日々にGood Life ふときらめきを見るまたみじかくなるCandle LightそれさえGood Lifeもう言い訳もしない絶望のむこうにGo...

  • ラブ・ウォント・アス

    ■ラブ・ウォント・アスその話のつづき聞かせてよ あなたの話しが好きなのよBaby いいえ ちがうあなたのことが好きなのよ悪あがきしてるってわけつまりあなたに気があるってねBaby かぎ返してよ恋どろぼうさんラブ・ウォント・アス ぎこちなくあなたにさそわれてラブ・ウォント・アス いいわあなた愛に協力してあげる説明できるぐらいならばそれは恋と言えないのよBaby 聞こえないわあなたの声以外ラブ・ウォント・アス 飲...

  • 雪はアスピリン錠よりも白いララバイ

    ■雪はアスピリン錠よりも白いララバイ眠らなくていい 誰もが眠れない Oh Oh Oh眠らなくていい あたらしい朝が来るまで目覚めていけばいい 胸の寝た子を起こせ 自分をつまみ殴りつけ起こせ起こせ起こせこころHush-a-Bye ダメにしてるのは 自分なのさ何も見えぬほど Oh Oh Oh 絶望はいちばん強い光アスピリン100錠飲んでも痛みは治らない痛みはぶり返すばかり 積み上げた心が雪崩れる壁なんてない 壁は自分でつくるもの ...

  • 黄色いフリージア

    ■黄色いフリージアひとには表表紙と裏表紙があるね愛が本ならあなたは今どう読んでいるのねえ あなたと来ないとこの海はやっぱり海じゃなかったWhen We Meet Again からかうわたしを 今でも 好き? When We Meet Again 気づけば君(くん)づけで 呼んでる あなたを難しいことなんて本当はなかったの 黄色いフリージア経験はひとをとてもゆたかにしてくれるわだけど時に仕方なくさびしくなる日もあるねえ 天文学的に低い数...

  • 貸し倉庫

    ■貸し倉庫軸にふれたようにカモメが一勢に飛び立つ私の髪が風に膨らむ埋め立て地のこの一帯貸し倉庫(コンテナ)は架空の名義で埋まってゆく閉められた秘密の鍵束は誰が持ってる猶予期間はあと半年ふたりの一切合切を倉庫で保管してもらってるあたしたち 一体 ナンだったのサ倉庫には密入国者が中にいるかもねきっとヤバいものどこか潜んでいるかも睦(むつ)みあう若い子が中にいるかも知れないコンテナに押し込んだのはあたしたち...

  • ホット・サマー・イン・ザ・アイス

    ■ホット・サマー・イン・ザ・アイスゼッタイ言わねえと思うこと気づけば僕は君によく言ってた マジで好きとか愛してるとかゼッタイ言わねえと思うことあり得ねえほど言ってたまだこころがジリジリ日焼けしてるフラレてアタマ蒸発したあれからもうかなり経つのにもうわすれたよと、は言ってみたものの通学路の制服たちに 今も君を見る僕もついにオジサン化したよ ゼッタイ言わねえ ゼッタイ言わねえ心がグラサンかけている太...

  • マイ・ディア

    ■マイ・ディア ねむる前 今日のできごと 少しだけ ふりかえってる ランプ・シェードのあかりにふときみの着信を とるのが日課どれくらいわたしを好きか言葉にしてときみは言うどうしてそんなこと聞くの? ぼんやりため息行きかうマイ・ディア 朝まできみにつきあうよスピーカー・フォンで話しながら 眠ればいいマイ・ディア 今日に出会い別れるきみの胸のどこかに 僕がいればいい おはようとおやすみをそう直接 言うため...

  • 純白

    ■純白 なんにもないけど 純白を捧げたいまっさらな気持ちで あなたをみつめたいぼくはあなたに 純白を誓いたい鳩が通うように あなたを愛すだろうあなたとぼくのあいだにそよ風が抜ける あゝこれがしあわせ出会えてよかった 出会えてよかった純白ってこころがふたりだとわかるんだぼくはあなたを 純白でつつみたい純白にみつめて あなたと歩きたいぼくはあなたと 純白つらぬきたい純白なときめき はじめてかんじてるあな...

  • タキシード・レイディ

    ■タキシード・レイディ気障なポーズ 腰で決めては派手に笑う 板についてる男役 Ah無性に 誰か欲しくて仇(あだ)な言葉で手招いて だれかれかまわず 今夜の相手口説いてる※鏡を抱くように 愛し合いましょうその時々のショウ・タイムライトが廻るとこの夜もまるで表情もちがってるどこかでふたり会ったみたいようこそここで 極楽を見たら地獄もたのしいわごきげんよう遊びましょ 男と女 とっばらって タキシード・レイディ...

  • RUBY

    ■RUBYウップン晴らしのようにサヨナラがひらめいた あとはどちからが口火を切るだけなのにタグ付けする気持ち代弁するワイパーため息つくように車内に響いてるダサイよね こんなの目も当てらんない愛のなれの果てさRUBY RUBY RUBY フロントグラスに大粒の雨つぶ 赤信号宿してまるで世界じゅうが RUBY RUBY RUBY叩きつけるEmergencyしらばくれる頬に きざむよ おわりのRUBY聞かれたくないことは言うはずもない同じところをま...

  • 今、はじめてあなたを見た (Jewelry Night)

    ■今、はじめてあなたを見た (Jewelry Night)男に口説かせるすきを与えるのが淑女のたしなみと言えるかもしれない今、はじめてあなたを見たサヨナラするには出来過ぎな夜をちょっとハズしたくなるぶしつけな あなたの手が心に触れる光りを招いて踊ろうとささやくあゝあゝJewelry Night Jewelry Night100カラットより 夜はきらめく今、はじめてあなたを見たわかれの支度をすませた背中であやうくあなたをあきらめる寸前今、はじ...

  • Next.Goes On

    ■Next.Goes On 醜悪に見える この街のどこかにまだ汚れていない場所が おいでおいでしてる このスニーカー はきつぶすまでぼくは行けるとこまで そう行ってみたいな 猫背の夢にヘタな歌うたいながら Next.Goes On On And On その次に行こう誰かがむこうが呼んでるよNext.Goes On On And On ダメでも 負けても 泥だらけでも きっとその先に光はある”もどき”がいい 知ったかするよりワケ知り顔 成りすましするよりいわ...

  • It Sounds Good

    ■It Sounds GoodSuger Pie Honey Bunch星座のカード まき散らしてぼくは きみの 白磁の手の中 きみには内緒で魔法にかかった 振りもいいねそっち こっち どっちに行きたい幸せまでの Meanwhileみんな途中経過 It Sounds Good 感じ方しだいで Good Goodness身のまわりにHappyな色あつめて Suger Pie Honey Bunch思いっきり笑って 鼻を鳴らしたらIt Sounds Good 瞳のリューズ 逆さに巻いて時計の文字盤の上でふたりそっと踊...

  • ROSE

    ■ROSEいくたびか 胸砕けうなだれるときいくたびか 夢やぶれ涙ぐむときわたしは思い出すあの誇らしげなRoseなにをも恐れず奮い立つ あの姿を人生がバラ色でないと感じる時バラ色にしてゆく人生をおもうこころが咲かせるものは決して枯れはしないそれは 特別なOH ローズわたしは思い出すこの胸にまだあるRoseさびしいひとたちはかりそめの 花にしずんでバラはバラであるがかならずしもバラではないその言葉の不思議いつかわたし...

  • 総武線がオレンジだった頃をぼくらは知らない

    ■総武線がオレンジだった頃をぼくらは知らない総武線がオレンジだった頃をぼくらは知らないけどさっき写メで撮った この一枚はよく知ってる作り笑い Ah Bye Bye きみの 携帯が鳴ってるよ出ればいいのに あたらしい彼なんだろ?もう仲良しゴッコなんて出来ないただほほえみあうなんて出来ないYES 弁解なんてしない きみも同感だろろくでもない仮面が いくつ転がっても 今ぼくらが悲しんでいるとしたら悲しみをルーペで拡大し...

  • November

    ■Novemberしずかなことが欲しくなる指でまぜるモルトNovember ピアス・キャッチに君の涙がつたう枯れ葉は さびしいこころが舞う時に 枯れ葉と呼ぶのよ君が外したリングキャビネット November 何も言わないことがやさしさのように思えてくるNovember November 僕らは卑怯さその手 この目 November折れそなタバコでふざけた君は薔薇で...女神で...November 運がよくてもわるくてもわかれたくちびるなぞれば 愛しくても過ぎ...

  • 花の置いてない花屋

    ■花の置いてない花屋あなたは花の置いてない花屋そこにいるだけであなたが花だからそれでいいあなたはお酒を飲ませないBARそっと微笑むたびぼくを酔わせるからそれがいいシェフのいないレストランレシピのない料理あなたととりとめもない会話をしてるUm それが花だ ふたりは花の置いてない花屋さあなたは花の置いてない花屋ざわめきが舞うよあなたが花だから陽も射すよふたりは楽譜からとぶメロディ自由自在に日々のアドリブをプ...

  • りんごちゃん

    ■りんごちゃんくたばっちゃいなよ あたしの魅力にあなたはおちたのさヒールゆらしてる あたしのかかとにキスしてもいいのよあたしはりんごの かたちしてるだけ手のひらにのせたらひんやりとあまいささやきであなたうっとり酔わせるよ白雪姫 それとも 魔女のしわざ ウフフフあなたはどっちのあたし 好きなのかしらメラメラ メラメラ 色つき女さそう りんごちゃんだよ くいついちゃいなよ この魅力にもうあなたはまけちゃう...

  • ■円僕は見えない もはやだれにも そして唇は幾重にもかさなり 声たちはしじまになる僕の指から つばきのひとつ落とせば寄ってくる金や銀のうろこ 円(まどか)にきみの口紅いろもほどかれていのちは 短き恋の 筆談の如く見えなきものが見えるそんなひとの不幸せ きみの手と僕の手はひとつの梃子(てこ)なんと なんと 古寺には笹鳴きが伝うだけ貌(かたち)を持たぬ 僕はきみのすべてになりうる運命(さだめ)の転てつ機は き...

  • Dance The Night

    ■Dance The NightSo So Starry... ダンスしましょ ガラスのフロアー踊り倒してうせたいのふたりとも心ならあさってよ終わっちゃったひと 同士じゃない今夜が最後だとしても最初の夜のように振る舞うわそのほうが哀しいでしょもとから他人よあなた Watch Me Danceチップ・ネイルで空をうずめても浮かない気分よ だから Dance Dance The Night Awayちょっと あなたの頬につけた くちべにがエンド・マークLet’s Stay Our Dance ...

  • オデッセイ

    ■オデッセイかざられた ショウケース 夜のなか消えちまう お互いの うでのなか 美しい 布を 交換しても なぜか人生は 出来損ないの Odyssey恋して怪我(けが)をして 長引くのは男のほうだよ 女はあっさりと切り捨てて 怪我ごと 捨ててゆく 何番目かの夜のなかで出会ってもすれ違うなら すげなく 他人のままでほほえみが こわれたら 告げようかささやかな 抵抗も 無防備で溺れるだけ あまりにも 愛しすぎたら 俺...

  • Kiss of Death

    ■Kiss of DeathTシャツの胸プリントに 稲妻荒くれ騎士(ナイト)野蛮な太陽に跨(またが)る騎手となれNot Givie Up, Not Give Up夢にあぶれても 懲りずにまだ夢をみてる無精ひげにひざの抜けたジーンズドアノブが外れていてもKnock Knock 自分にケリを入れてよ烙印を押されても 僕らは怪獣さ 死の渓谷 縦横無尽にすべる命綱もつれてもSo Tears or Fears 自分の影からは誰も逃げられやしない宙返りすると さかさまになる地球を...

  • 嘘泣きから本泣き

    ■嘘泣きから本泣き映画なんて誰も本当は観ていない座れる場所さえあればよかったレイトショー嘘泣き、本泣き泣けばわらえるコメディよ嘘泣き、本泣き大丈夫だなんて 誰に言うのよわたしは主婦のような名女優にはなれないましてや愛人なんて役不足もいいとこ嘘泣き、本泣きつらい今日を生きられたようにつられてついでにあしたも生きてゆけそう電話で済ませてしまったわかたちに何ものこらないようにしたなれてるはずのさよならが...

  • Dance The Night

    ■Dance The NightSo So Starry... ダンスしましょ ガラスのフロアーにぎやかに踊り倒してうせたいのよ 私たちの心なら もうあさってよ終わっちゃった人同士 それもいいわ今夜が最後だとしても最初の夜のように振る舞うわそのほうが哀しいでしょもとから他人よあなた Watch Me Danceチップ・ネイルで空をうずめても浮かない気分よ だから Dance Dance The Night Awayちょっと あなたの頬につけた くちべにがエンド・マー...

  • ブルネイの少年

    ■ブルネイの少年冴えるしじまは 暗い闇にとけて星たちがランタンを帰しに行くもうじき朝ぼらけ 洞窟で見つめてた一睡もせずに きみと見た天体ショウ今頃どうしてるかしら Budak Brunei記念切手のような町はるかな異国の海は私の国ともつづいてるさびしくなったら吹こうと言ったおそろいの笛 私の音色だけ聞こえるの Oh Boy I Miss You Soきみとめぐった 神秘の山々ふもとではいろんな文化混ざるのいのちは神々の祭典なのだとき...

  • 角打ち

    ■角打ち 夕日のハンカチが商店街を包むもうじき最座が並ぶ三丁目のバス停に飲みたい理由がない時いいことがあった時きみと飲む酒屋でひっかける一杯がうれしい一騎討ちみたいな明け暮れに悪酔いする 下戸のよういいのさ きみとポツポツと 手酌で鋭い矢は折れてしまう 光る刃は自分にむかう言いたいことはきみに吹く風 きみはどこ吹く風なんだよとたがいに顔見合わせて きみと角打ちたぶんこの世ってねしらふの大トラのよう...

  • 音楽

    ■音楽ルージュとはあなたのその口のききかただあざやかなうらぎりはグッドよりバッドがいいよ服着ていても裸で僕を薔薇いろの抱擁に包むヒゲのモナ・リザあなたのドレスときたら何よりも心は軽やかなほうがいい決めすぎよりふたりも少しハズスほうがいい恋するだけじゃ恋じゃない そうささやくあゝなんてなんてひどい女だ 今夜こそふたり音楽になるドクターも牧師も弁護士もお手あげさだまし絵の夜にいるとグッドよりバッドがい...

  • きみへのLonging

    ■きみへのLongingきみだけに 目覚めてく 属性不明な想いがあんだよあやしくて おかしくて 胸のドキドキがなんだかくやしい傷つけあうのが 人間の特技だとしても愛しあうのも よほどの離れわざだきみと自然にいようとするたびその不自然さに気づくよ どうでもいい特別なものよりありふれたたったひとつのものでありたいきみに一度だけのLongingこの胸に ずっとそう 埋蔵されてたつぶらな想いが耳たぶまで 燃やすから はじめ...

  • ちょる節

    ■ちょる節朝までたむろする店だ 添い寝してくれる女(ひと)の胸だあるいは霧笛がともる夢だ 訊かれても答えない場所だふるさとなんて わすれたよと言えば今夜はやけに酒がしみるひかりは影に 影はひかりに注ぐ云わぬがわかれさ ちょる節さ嘆きとほろ酔いはとても似ている 迷いと人生は通じちょるねふるさとたずね歩く者がふるさとからまたとおざかるなみだがほろりとこぼれたらすべてははらりと逃げる金魚女は生まれついての ...

  • バッタと禅問答

    ■バッタと禅問答きみとは 突如リンク切れの閉鎖サイト 気づけば ByeByeチャットのうすい 会話だけだった数発 関係持っただけこれも失恋っていうのかな半年ぶりに 乗ろうとした自転車の後輪がパンクしてたただひとつだけ明解なことがあるとしたらきみの好きな水道橋には もう僕は行かないっていうこと運命ってやつは愉快犯さ しかもバグだらけくぐもる空 不吉にひき裂いてゆくようなサイレンみたいだね逆境に励まされている...

  • Black Puma

    ■Black Pumaカムチャツカからの風が吼えるお前の眉のような細い月のど輪をおさえて Baby砕けるほど噛みつけ野生の瞳ふたりが抱く深い流れはとてもしずかさBlack Puma 駆けぬけろ 心拍数よりはやくお前はどこまでも Ah 女だね いくどもスクリュー音こだましてくお前が招くあたりは赤い警告が鳴り響く Honey潜伏先をふたり転々とするお前が牙を剥くそのたびに薔薇の破片(かけら)散るBlack Puma 軽蔑しろ そうさ こけおど...

  • ちぎり絵の町

    ■ちぎり絵の町明るい ひまわりをちぎってならべた日の光りあおぞらの悲しみをはじめて知ったのよあなたのくちびるだけがぼやけていた今日の今日まで 私 思わなかったさよならが綺麗で 癪だわちぎり絵の町よ一緒に来てくれとあなたに云われる夢みてたあの娘と異動さきに行くとあなたは告げたせまい会社の中で 顔をあわせて廊下で会釈した つらい日々さえ過ぎされば なつかしくなるちぎり絵の町よあなたと あのときに別れな...

  • ダイジョウブデスカ?

    ■ダイジョウブデスカ?トイレでうずくまって泣いているのは僕だけだろうかとなりのトイレではベルトを外す音がしている何本見送っただろう 電車の音がするこんな時アニメの主人公なら なんて言うだろうか君の髪は最後に静電気のように流れたどんな声にかき消されてもきみの声だけはわかると云ったIt's lie so lieトイレでうずくまって泣いているのは僕だけだろうかちかくのトイレでは悪臭とヤバい声が反響してる僕はうなだれ 膝...

  • I Touch My Own

    ■I Touch My OwnI Touch My Own Own あなたに この指は動くYou Touch Your Own Own イヤリングゆれることするのボリュームをあげてわたしの喉もとに光を連れてきてそそのかしてみて Ah Ah Ah Ah わたしたちは まだそう怪しくてもいいただの男と女じゃきっとくさってしまうわI Touch My Own Own この夜がどこに行くのかYou Touch Your Own Own あなたには決して教えない二人はまだ会ってないもっと出会うために二人は話してはいけ...

  • 夜明けは恋人たちのために

    ■夜明けは恋人たちのために眠り足りない手のひらをしばらくは分けあっていたい 話し足りない切なさのもどかしさに浸(ひた)っていたい想いのつよさとはうらはらに言葉はありふれたものになる夜明けは恋人たちのために夜明けは恋人たちのために しあわせはまた生まれてく時間もきっとふえてゆく沈黙にくすぐられていたい二人好きにしかなれない綺麗さ 君の長い髪にほら朝日がゆっくりと 昇ってゆくよ夜明けは恋人たちのために夜明け...

  • 愛はくりかえさない

    ■愛はくりかえさない空き缶のバカ なによ けがするとこだったわやたらと しみてくるストライプの雨があなたのネクタイの柄のように斜めにMissing Missing Miss You声にはならない あなたなど忘れた 孤独が好きよMissing Missing Miss YouI Miss You…I Miss You...Missing I Miss You I Miss You...街のバカ バカばかり回送タクシーの列ビミョーなぐらいに 好きだったあなたがいないことは今の私にはすごく大きいのMissing M...

  • 日本海は来なかった

    ■日本海は来なかったダイヤのみだれに 心もみだれて動かない表示 みつめる構内ここまで来たのに 足止めくらうなんて時計の音が 急かして聞こえる 驫木駅は 雪に閉ざされる約束だけが ちぎれとぶあなたは来ない わたしも来ないならば来いと願うけどああ やっぱりふたりに 日本海は来なかったシャトルバスに乗り 近くの宿に着くベッドに投げた 電話のサブスク陽気なナンバー 場違い過ぎてそれでも化粧 なぜかしらなおし...

  • さよならいわせて

    ■さよならいわせてさよならいわせて 何度もさよなら僕らはわかれるつもりでいたけど涙こぼれるのは熱い胸のしるしくちづけは愛をまだ求めているさよなら 昨日までのさよなら あんなふたりさよなら あたらしいキスで ドアをあけてさよならいわせて 何度もさよならかなしい決断の寸前だったよはじめてきみを見たよそして気づいたのさ傷つきすべてを失くさぬ方法をさよなら ふたり以外さよなら 手放さないこのぬくもりのほかは...

  • 私たちは青空で逢いましょう

    ■私たちは青空で逢いましょう1年じゅう 私の胸には ツリーがあるのクリスマスでもないのに 出しっぱなしよやせっぽちの日々あれから必死でやりくりしてる私のすべてが あなたのためにまだある世界だとしても無視するわそしてまたさよならを云わなくて済む方法を思いつくのよ雨は雨 ブルーはブルー悲しいは悲しいあなたのこと思えばさびしい雨がデフォルトになるから私たちはせめて青空で逢いましょうふたり子供じみて 青空で...

  • ロマンスのかぎを預けます

    ■ロマンスのかぎを預けますライトに照らされてほら霧雨が横切るよ車の中から見てるドアをあけ波をきこうよ愛しかたも知らないのねいつもシャッポを脱がせる真犯人がきみだったなんてちょっといい事件だったよ「馬鹿だな」「馬鹿よね」今夜降る雨はとてもやさしい ただひとつだけわからない僕らは別れる理由がない でも終わりなのはわかるきみとともに打たれる雨なら別れさえも幸せ 僕らはロマンスのかぎをだれかに預けただけな...

  • 思い出びいき

    ■思い出びいき 青森発の夜行フェリー着くころに欠航知った 函館はみぞれ遠ざかるものだけが なぜか近くて凍る低い空 あのひとうらんださよならきっとあれでよかったそう思わなきゃ 生きてこれなかったばかやろうなの私 今もあのひとの思い出びいき謝らないで謝るようなことしてないあのひとにそう 謝った私哀しいから髪を洗うけど 涙がさえざえと流れて ゆかないはなぜさよならだけでむすばれているものみぐさなのね 今風...

  • オール・キャスト

    ■オール・キャストボトルを一本 キープして帰ってゆくよ それじゃあと常連客にはなりはしないましてやかなしみの行きつけなど生きていることはまぐれだとわかっちゃいるけど なんとなく自分をさかなに飲んでいたらまわりがはやくて酔えはしないこの世は そうさ 不条理なもの男も女もないんだよ代わりはいない エキストラでもないぶつくさいう俺 きみしこたま笑うそとに出てみる さむい風吹かれていると あたたかい駒は死...

  • 拍手を。芝居は終わりだ

    ■拍手を。芝居は終わりだ すっかり老いさらばえた闘牛士の気分さはなむけに赤いバラなど投げるなよ俺はまっかに燃えつきた 燃えつきた生きることの悩ましさは すてきだけどカルメン キスがしょっぱいねカルメン うぶなうそつき俺の心よ もう恋などするな死に際をかざらない 俺はかざらない拍手を。芝居は終わりだこの血はかわかないインクラブ・レターつづるけど読まないでくれよお前はやぶりすててくれよすべてが甘い嘆き...

  • 夜行性

    ■夜行性一緒にエレベーターに乗り込んだらみんなに一勢にジロジロと見られた他のひとたちからすれば僕たちはデリヘルと客そんなふうに見えただろう渋谷の夜空に うっすら貼りつく星座ひとつずつ手に取って 僕のネックレスにしたいさっきの飲み会で気づいたやっぱ女の敵は女だった Bang笑いながら喧嘩をしている服を誉めながら そのうえで勝ち誇るくずれそうなメイクの毛穴からやたら僕に毒づくね さっきからケータイで ゲーム...

  • Fuzzyな住人

    ■Fuzzyな住人 僕らが同居してるマンション どこかに事故物件があるみたいそれはきみの心にちらつく僕以外の何人か男の影現実に憑依されて ものぐさになるすべて話しつくしたような 僕らときたら何よこの奇っ怪な 世の中の有りよう急に腹が減る ひつまぶしでも食べたいなぁそれよりきみ あからさまに爪見てるよね 僕たち Fuzzyな住人僕のこころの部屋は空室いつでもテナント貸出募集孤独のトマト投げつけあうと僕らの...

  • Mon mec

    ■Mon mec色朽ちるたび 女でいたい爪にも表情があるのよ乾いた貝殻の中の嵐にふたりはとざされてゆく永遠なんて欲しくない会える10分があればいい約束などさせないで 待ったりしたくないこのわたしだけの男(ひと) Mon mecたとえば季節はひとの心が決めてゆくものだとかたとえば音楽はゆびとゆびをこすりあわせるものだとか淋しい気持ちにまでそっと名前をつけるようにいつの日かわたしは拒絶する あなたを愛さない理由を男は...

  • 善人たちの食卓

    ■善人たちの食卓紛れ込むFrame-Up 液晶で見ているニュース・ショウヒールを脱いだ脱獄犯よりもしのびやかに国境には偵察機 国々の思惑が混ざり合っている恋人たちが抱き合う今夜も駆逐艦の黒い影が滑る真実ってすぐ寝返るBitchさおまえにひとつ教えてやる男の料理で女も出来上がる密約や画策が 交錯する噴き上がる噴水は表と裏 世界は回るよ口汚く罵りはしないうそで愛しあうよりも心底 憎しみ合う方がおれたちにはいいかも知...

  • レ・ドゥ・マゴ  

    ■レ・ドゥ・マゴ  何故かしら それ以上祖国を語らぬ人たち申しあわせたように そこに憩う レ・ドゥ・マゴこの国がとても好き私を稼がせてくれた今はべつの貧しさそんな レ・ドゥ・マゴだけど本当はあのひどかった故郷に帰りたくなる人知れず 雪の降る日はしみる レ・ドゥ・マゴ過去をひめて VODKAとジャム 紅茶に浮かべ薫るサンタル ランプに灯し 集う レ・ドゥ・マゴ誰も素性を語りはしない聞かれてももう忘れたと死に...

  • 住所録

    ■住所録住所録からも 消えてたそんな場所に 気づけば来ていたさいごの有給をつかってひとり思い出に名を借りて歩いた市街地を一歩入るとなつかしい枯木立がふるえたきみと暮らしたアパートは萌葱色から浅葱色透かしてさら地斜めによこぎる電線のむこうには今もあの日の忘れ物のようにまだあの木があったさよならも過ぎ去ったあとはいい眺めだね 思うよりはねあわれ若き日の虚像たち今は眠る かたき討ちも果たせず海賊版(ブート...

  • 水夫の夢

    ■水夫の夢クランベリーソースアイスが溶けてグラスの底海がはじまる馬のいななきとたてがみよわたしを呼ぶのはかみ砕くような胸の荒波唯一生きてる傷のかたちに光るロザリオその夢は錨をおろす港ではない帰りつかない世界の果て消えゆく虹のふもとで海になる 海になる 水夫の夢よ胸のどよめきと感嘆よ海よおまえのうででわたしは狂いたい誰もたすけに来てはくれないよ 投げ縄で そうつかまえる 阻む波に揉まれながら振り払わ...

  • 僕がピアノになれたなら

    ■僕がピアノになれたならデタラメに鳴り出すピアノそれは僕ブラック・ジョークな音符のピアノそれが僕たどたどしい指先が 恐る恐る鍵盤にふれている きみを驚かせるそらにはそらの かぜにはかぜのあめにはあめの そのようにおもいが募るほど ひとはかなしいぐらい半音ずれるメロディー僕がピアノなら おしゃべりだろう楽譜通りじゃないから 間違うだろう皮肉だね 恋が終わってから 気がつくなんてね 下手だから伝わるっ...

  • 僕たちはまださよならを知らない

    ■僕たちはまださよならを知らないぬけがらの シャツのような 心おしえてるほどきあう片方の手 それぞれの夜明けにふれてた君とあの日見つめてた花はまだ胸にゆれても見知らぬまま僕らは出会ってもいなかっただけさ気持ちとは べつに吹く日々は過ぎてゆく紛れてく 違うぬくもりにふと君を見てる笑顔だけを おぼえてる思い出はなぜあたらしい涙の場所を分かつ相手を間違えたのさよならを知らない会わないままであとどれだけ別れ...

  • 僕はサッカーを知らない

    ■僕はサッカーを知らない僕はサッカーを知らない僕はアメフトも知らないルールも 強豪チームもスター・プレイヤーも自分のエナジーの残量もちょっとした人生の企(くわだ)てはすごく手が込んでるのパーティー・バッグひとつで彼と消えた そんな君の本心を知らなかった失恋は人生の料理に必要な塩だ きっと匙(さじ)加減 砂糖で味を整える 挫折のあとで病み上がりの頬を切る 風のつめたさもあばれる空の青色も 理にかなったこと...

  • Hardcore Dog

    ■Hardcore Dog作曲;The Weeknd, Oscar Holter, Max Martin, Belly & DaHeala作詞:The Weeknd, Oscar Holter, Max Martin, Belly & DaHeala歌:The Weekend日本語詞;夏井くわみ嘆きのJokerなんて もう使えないララバイなんかじゃ眠れやしない神はずっと眠りつづけている 祈りは自分を 囲うだけ 前に前に行けとおそわった上に上にのぼったが そこには何もなかった 尻尾逆立てている俺はかませ犬ささあ 胸のデビルをかきむしれ...

  • テイクス・ア・トリップ

    ■テイクス・ア・トリップ往年のジャン・ギャバンのような目つきでいるぜ脱いだライダーズジャケット君の肩にひっかけて いく いく風邪ひくなよと 君につぶやいた後ろ手で 手を振る Byedbye胸はがらんどう君が僕を抜けてくからかうの?「いい人ね」なんてさ 最後にね乗っていきなと誘ったけど僕ひとり 高架くぐる 排気音がひるがえる テイクス・ア・トリップ!子供だましさ 上等だよ君に啖呵切った道がどこに続くのかなん...

  • 私はまだ愛を知らない

    ■私はまだ愛を知らないそのかなしみさえシャ・ラ・ラ一生つづくことはないこのしあわせさえシャ・ラ・ラほんのつかの間に過ぎない私たちは 羽ばたきあえる心を高みに 解き放つ 空があるでも私はまだ愛を知らないだから愛を知りたい いくどとなく またまだ見ぬ季節や まだ会わない出来事たちまだ生まれてない そんな想いのそばに あなたと出かけてゆくふたりを取り巻くすべてがひとつにつづくまだ知らないから

  • 聴かせてしまおう

    ■聴かせてしまおうそっとかざす お前のゆびに模造ダイヤの光がすべる きこえないわと笑うんだねカモメが海に墜ちるよに飛ぶ 古い時計の中におまえは住んでいる古い男をきざみおまえは今を生きる聴かせてしまおう もう聴かせてしまおう許してやれよ おまえ自身を 目の前にいる俺を見ていないふりをしているどんな罪も 無罪(シロ)にしちまうお前はうつくしい法律だ閉じ込められたままでいたいお前は解けない方程式だ黙りこく...

  • 恋にご執心

    ■恋にご執心サイフォンかサキソフォンかこの僕を呼んでいるのは男の曲がり角行くとりわけくたびれたスーツ正論は通じない そんなふうにきみは笑った 淋しいときこわれた恋にご執心ささる古いダーツ・バータイをゆるめ 時にさけぶ偏屈なりの黒ビールチャツネのないカレーはカレーじゃないなんてきみというスパイスが消えた今となってはすべてにうるさかった昔僕も無頓着自慢さまんじりともせずに 人生の会議はつづく「歌詞のよ...

  • あの青い木はまだあるか?

    ■まだ青い木はあるか?胸に手をあて 問いかけてるよ青い木はまだ 僕らにあるかといつかみんなが わすれたものを木はおぼえてるガラス瓶から 船を出す時ハンカチひろげ 空を戻せば風にそびえて 星をまとって木はおしえる同じ空をまわりながら 離ればなれの心にもう一度手を振ろうすい込む大地から ふるいたつようあの青い木ひとは何てはだかの木 かさなりあい森になるよ僕たちは青い木きみの心に まだ青い木があるならそ...

  • ミシシッピ ミシシッピ

    ■ミシシッピ・ミシシッピだってあなたがいけないわ 私を愛した君はいつだって さり気なく手をほどく まるでソラリゼーションなんて陰気な町唸る風は空気銃を撃つ生きることにさえも億劫(おっくう)になりそうだよOh ミシシッピ ミシシッピ真実はひとつじゃなかったねミシシッピ ミシシッピ苦悩のあげくのカンツォーネふたりは湿地帯まで足を踏み入れていた Oh ミシシッピ不意に遠ざかる 僕はそう取り戻そうとした君はスカー...

  • 最北端を西にまわれ

    ■最北端を西にまわれベンジャミン きみは少しやり過ぎたヘマをしたほうがまだましだった部活で骨折したきみの足が吊るされてる排気ガスに汚れた歩道橋が新しいペンキで塗り変えられたように病室に入るとガラスに反射するそらにはもう秋いろ雲が流れた朽ちたコンクリート陽気なフラミンゴの羽ばたき点滴よりもきみに速くおちれ この想いよ最北端を西にまわれ きみのギブスに仲間たちで寄せ書きしたきみは打ちのめされたRocker蹴...

  • 遊糸(あそぶいと)

    ■遊糸(あそぶいと)季節のあやとりに ひるがえるひかりの輪くるり日の指す方向に 振り返るふたりの日々ふわりもう思い出の顔をするさっき言ったさよならだってあいさつみたい 他人行儀ねただ見上げているよわたしには今もきれいな 遊糸(あそぶいと)があなたにはただの蜘蛛の巣になった気持ちは置いてきぼり そっぽ向くひかりの輪ちらり探すゆびさきが 逃げてゆく足りないことで満たされた夢も はらりとてもありふれたことが特...

  • カンカン帽

    ■カンカン帽 カンカン帽 ゆびで回してはバーボンの空きビンにかけてるカンカン帽 いい女ぶるたびいつも雲行きが怪しくなるカンカン帽 ずる休みしたい男も女も 低気圧予報カンカン帽 雨が降るのなら雨に濡れて 行こうじゃないのさ金魚鉢の底 全部こぼれてくすわる階段 わたし自習中あなたと別れて カンカン帽 ばーかと微笑むのカンカン 雨女と雨男のジンクスをやぶるのカンカン 「歌詞のようなブログ」...

  • Elisabetta

    ■Elisabetta 推理は外れたほうがいい探偵は自分の心を探せないもうチープな線でころがる捨て鉢なのさ君に首ったけ水晶のよな 乳房が透けていたその女は 数奇な運命父の愛人だったElisabetta 瞳はアパタイトElisabetta 純粋って致死量に満たない猛毒を秘めているのさ父が生きてるうちに Elisabetta ひそかに通じてた俺の子を宿した Elisabetta ひとはいくつの 顔持っているのか肌は男が ふれるためにワインの毒は 女からのく...

  • Thursday

    ■Thursday陽気に散らばる靴たち交叉点 ネオンはアスファルトに溶け出す 待たせてるほうがつらい男ごころ君だって待っててつらいよね雨に浮かぶ こんなに同じ夜にいて気持ちは遠い 指ひとつわかれても 今日がTuesdayってそれだけのことさ時の向こう路面電車パンタグラフこすれると花火に街は走るくぼんだ時の谷間でたぐりよせるさよならしかもうないそれもこれもThursdayってそれだけのことさワイパーは 眠い催眠術心は降りやま...

  • 火ノオンナ

    ■火ノオンナぶん殴ってやる なんて顔してるわたしときたら 弱気にもほどがあるリップペンシル ふちどりながら怒ったようにかがみを見つめるああ 気に入らないね何もかもが気に障るいい加減 あきらめなさいあなたとは 寝物語 夢語り※もう泣くもんか 待つもんか 追うもんかそんなわたしに生まれ変わるあなたを忘れていく途中火の国で火ノオンナになってまいります※ざんぶりと浪 銀ねずの雲にふと誘われる 松林騒ぐよせい...

  • まいど ホノルルさん

    ■まいど ホノルルさん思い出は着た切り雀さあれからきみはフラガール 待たせたな 男は生きていた錆びたアーケード街 はるばる来たさらに逢いたい きみに逢いたい想いは わき立つ雲の流れこころは海 こころは港 こころは船潮のにおいは思いがけない 軒さきにしがみつくものああ 胸が熱さをおぼえてるなら それが常夏 ようこそハワイアン先がなくても今がある まいど まいど ホノルルさん定型になった 挨拶はしない社交辞...

  • エボニーの部屋

    ■エボニーの部屋トニ―・ベネットも死んだ思い描いてるうちがGood Life彼は知らなかったんだだから歌ってたほら夕日が倒れ込む影がのびる部屋にはただようかくも長い不在 そう きみとの暮らし開けたドアはそう いつかは閉めるものね鍵束に鍵が多いほど不幸なのよときみは笑う雑然とした日々にふときらめきをみつけてもまたみじかくなるCandle Lightはあかるくふたりうなだれるもう言い訳もしない笑顔に着換えてディナーそれぞれ...

  • 花は流れた

    ■花は流れたルージュを落としただけで 女をやめられるならとうに私も女を やめてらくになれてたわ昔住んでたあの夢 琥珀に透かしてみるの花言葉の数だけが 夢のようにゆれるCould’nt Ask You Any Moreやせた胸を抱いてあの時恋になぜだか逃げた私 私を責めもしないであなたは時を行かせた二人に ああ 花は流れた買い手のつかない家を 他人のふりで訪ねるあなたと子供も越して 月日はあれから死んだ そこに何も描いてない...

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