Sweet Balloon

■Sweet Balloonカラフルに色を失くしてた ずっとこの僕は感じることをこれまでおそれていたんだよ想いは幾つもあなたへと浮かんで僕を連れてくる で、もって空がはじまるBalloon Sweet Balloon Balloon Sweet Balloon High High いつもの風景が 息をしてるよごれてる街が すごく 僕に微笑んでくれているんだ靴音だって ため息ほどかがやく Balloon Sweet Balloon ぐんとひろがる恋する木偶(でく)の坊（ぼう)ってやつかな...

すべては過ぎ去りし冬の庭

■すべては過ぎ去りし冬の庭作詞Keren Ann, Benjamin Biolay 作曲Keren Ann, Benjamin Biolay 歌:Stacey Kent日本語詞 夏井くわみひとをおもえる ことは素敵よましてや二度と会えぬひとならつめを休める さびしさにはきれいな色添えるといいわあの光のうずに 頬うずめ 踊ったふたり冬にいる このこころにざわめきが舞うわいい習慣が ひとを作るとあなたにそうね 教わったのよ自分と向き合い だれかを愛せるわたしのファッ...

バラの影

■バラの影きっとまわりのひとは知っていたふたりは終わったと なんとなく当事者だけが知らずにあの時バラの影がむねにひろがっていった浮き足だっていたねはしゃいでた笑顔たちも人ごみに消えて心なんかも 引っ越しして犬だって いいのに なぜひとなんか愛するのかな音楽も聞かなくなって久しいよきみと行ったコンサートのグッズどこかにしまいすぎててふいに出てきた スノードームさかさまにすると 80‘s風邪ならなぜ治らな...

シングル・ファーザー

■シングル・ファーザー 頼りなくて ものぐさでなんとも父親らしくなくて女たらしで のんだくれのオヤジ おれの子供で よかったのかなんだかすまない気になるが強くない背中を 見ててくれたらいい 幸せは悩んで答えをさがしてるあいださ母親の代わりはできないがシングル こぶつきのシングル ふだつきの父でいいじゃないか それがどうしたああ おれはシングル・ファーザー気にしない くらべない暇なく働きゃ 悲しむ余裕な...

正直者

■正直者わたしの眠り顔におかれた水蜜桃いくつも香るあなたが描く水彩画のなかでふたりは暮らしていたのよもうこれっきり 会えなくなるそれが いちばん ドラマねああなんて愚かな正直者まっすぐ過ぎて わたしたち 嘘をつけないなんて哀しい正直者 わたしたち さよならしか言えないなんて無口なあなたがある日からおしゃべりになっていたその手をください 強く確信するさびしいこころを 忘れる愛撫を他人行儀に おじぎか...

何番目かの夜のなかで

■何番目かの夜のなかでかざられた ショウケース 夜のなか消えちまう お互いの うでのなか きれいなだけ 取り交わす 目配せも 明かりも 行き交う 人ごみも 恋して怪我(けが)をして 長引くのは男のほうだよ 女はあっさりと切り捨てて 怪我ごと 捨ててゆく 何番目かの夜のなかで出会ってもすれ違うなら すげなく 他人のままでほほえみが こわれたら 告げようかささやかな 抵抗も 無防備で溺れるだけ あまりにも 愛...

金色堂

■金色堂 やがて煌々と僕らを照らすのは身を潜めてた闇の声だ身体の中でたおれこむ塔は指先までもくずれおちるきみの横顔を照らすように僕は最後のマッチを擦(す)る核心にふれるのが怖くてそっと火をつける おののきもせずにありもしないものを愛などと呼んでいた 僕らはやがて炎にゆらめく そして灰になるだけしかない縁も所縁もない骸(むくろ)は 金色堂雲の上には 天上の光雲の下には 仇(あだ)なす獣たちどうか僕らにも...

Mon mec

■Mon mec色あせるほど 女は女爪にも表情があるのよ乾いた貝殻の中の嵐にふたりはとざされてゆく永遠なんて欲しくない会える10分があればいいの約束などさせないで 待ったりしたくないこのわたしだけの男(ひと) Mon mecたとえば季節はひとの心が決めてゆくものだとかあなたはわたしを奪ったひどい人ねからかってあげる淋しい気持ちにまでそっと名前をつけるようにいつの日か失くす代わりに愛する孤独を手に入れるさよならせず...

ジンバブエ・トリック

■ジンバブエ・トリックやけつく町はひき潮陽炎ゆれる坂を日傘だけがきえてゆくそれは世界のはてのようすべてが甘い嘆きさこころはひび割れてく苛立つのは愛のせいそんな男なんかやめたいきみに嫉妬している僕は死ぬまで許さないだろうこの失望はそれだけで むしろしあわせですらある野良猫が一匹横切ったそれだけだった 終わりだったリップペンシル一本できみは心決めたね本気になったあなたがいけないのよと微笑った 恋の名の...

たわけ。

■たわけ。 Baby,Done Done壊れた自販機の点滅をネックレスにしてこの街はあたしがいなかったことにも出来る夜は伝線したストッキングのかたちコンビニであたらしいのにはきかえてゆくほらぼろが出た やっぱりあの娘ね あなたをくさす言葉は山ほどあるのに Ah 出会いの服で Watch Me Dance別れの顔出来ればいいけど呪術師は 自分の愛を呪えない鎮火した胸がやけに熱くて たわけ。あなたをわざと邪険にする 悩むことがなか...

News

■News 毎日が副題で 退屈な余暇僕は付属品のようここはスクエア・ガーデンひと気ないブロードウェイそんなふうにもおもえるからっぽでも夕日がきれいここがどこでも 誰といたってきみと別れた事実は変えられない真昼のビールの泡が 僕を代弁して数え切れずきみに文句を言ってる これもNewsいちばんいいニュースに 今年もふたりがランク・インしたらいいと何となく願ってたマッシュ・アップ待ち遠しかった急に年老いた気になる...

Good Heart Break

■Good Heart Break目が覚めたなら 世界が変わるそんなことを願いつづけたやっと抜け出せた 痛みだったのにこんな未明 寝起きのままうでのばす電話 よく聞こえない あなたなのねつかまるべッドのふちホーム画面がうかんでるあの時も 直接会わずにかわしたサイレントトーク 受話器に風の音 Good To MeGood To You, Good Heart Break胸がどよめくの 沈黙は雄弁この無言電話がイタズラならためらわずに切れるのにどの駅前も同...

どこまでMなのか笑えてくる

■どこまでMなのか笑えてくるどんな声にかき消されてもきみの声だけはわかると云ったあの頃が嘘に思えるトイレでうずくまって泣いているのは僕だけだろうか誰かの言葉を封じ込め安心していた世界の白色は 黒があるからそんなふうに今を知る女は女を売らなくなったの代わりに男が男を安売りしてるわきみの別れの言葉さ僕はどこまでMなのか笑えてくるうらぎりの聖地に僕らはいた変圧器でちがうかたちにふざけてはジョークめかしたト...

Where Our Shoes Go

■Where Our Shoes Go ?一発 二発と 女に頬打たれて倒れこんだチェアなまじ愛を知ってるしぐさで 抱きあえば プールに夏の微粒子冷酷な目をしてくちづければ心にバラのあざが咲くよ愛に泳ぎ疲れて 朦朧(もうろう)とするWhere Our Shoes Go ? 僕らはどこまで来てどこに行こうとしてるWhere Our Shoes Go ?太陽にむけば 影がそう出来るのさはじまればいつか必ず終わりが来る 光にしずむ二人はなんだかもどかしいねかなしいひ...

Church

■Church地獄に地獄はない天国とおぼしきところに地獄はある そこが落とし穴さ 奈落行きOne Block先も見えないキング クィーン エース最強なのはカード使わないことようこそ ここは カテドラルじゃない時という名の掃きだめさ牧師も説教もない救われようのない自分の傷は自分で縫うしかないI'm not Jesus 正義は狂暴だまことしやかな悪事をはたらくYou’re not Maria この街は解毒が必要なのさ酒が飲みたいならタスコの路地裏に...

Go Go Girlz

■Go Go Girlz渋谷のセールの袋を抱えてたあのGirlzファッション雑誌のように電車のまどながれてきたこの街の空気 久しぶりに喫った横断歩道 渡ったらWomen つくばいにみどりのモミジWomen 憎まれ口がまたひとり来る独身に戻る わたしのためにひさびさあつまる メンバーと Pity Partyあいつは最後に 私より着信を取ったのよ彼女たち 私の話聞き流し 笑ってるあいつの話題さけてくれてるのねこれから女の本領発揮Women さ...

Dancing

■Dancing壁に映る影とひとりでDancingうでをのばして Dancing星空のミラーボールあしもと飾るのは こわれた恋のかけら運命は前ぶれもなく予定を変えてゆくDanicing Dancing おぼつかないステップでムーンライトに照らされてDancing Dancing 楽しみだった出来事着るあてなくした服会えるはずだった人たちいいわ素通りしてね灯りを消したホテルの部屋で Dancingあなたと喧嘩別れするはずなんてなかったのにDancing Dancing Dan...

It Sounds Good

■It Sounds GoodSuger Pie Honey Bunch星座のカード まき散らしてぼくは きみの 白磁の手の中 きみには内緒で魔法にかかった 振りもいいねそっち こっち どっちに行きたい幸せまでの Meanwhileみんな途中経過 It Sounds Good 感じ方次第で Good Goodness落ちるときはHappyな色あつめて Suger Pie Honey Bunch思いっきり笑って 鼻を鳴らしたらIt Sounds Good 瞳のリューズ 逆さに巻いて時計の文字盤の上でふたりそっと踊ろ...

嘘泣き、本泣き

■嘘泣き、本泣き映画なんて誰も本当は観ていない座れる場所さえあればよかったレイトショー嘘泣き、本泣き泣けばわらえるコメディよ嘘泣き、本泣き大丈夫だなんて 誰に言うのよわたしは主婦のような名女優にはなれないましてや愛人なんて役不足もいいとこ嘘泣き、本泣きつらい今日を生きられたようにつられてついでにあしたも生きてゆけそう電話で済ませてしまったわかたちに何ものこらないようにしたなれてるはずのさよならが厚...

レター・マン

■レター・マンこの街は戦場だ 平和という瓦礫にうもれている行く先々どこもかしこもなぜか悲惨に見える AhaSesons 時を呼ぶこの戦場にも青空がある季節ごとに 咲く時を知り花もゆれてるうずもれそうな世界で見る痩せた夢はメッキでも ゴールドだ初戦敗退したボクサー志願の少年の腫れた瞼は 黎明 Aha繁栄の中 置き去りにされたなきがら それはなんだろう死ぬ以上に生きることは口で言うほど美しくはないなんという節穴だ戦...

ラブ・レター

■ラブ・レター遺影の女から ことづてよあなたを愛してる手紙の代どく マスター お願いどうとでも読める I Love Youそこのあたり あなただけは わかってほしいのこれまで愛した男たちいろいろいたけれどなぜか悪ぶるあなたのことがいつもどこかひっかかってた言いっこなしよ あのわかれも理由もわすれたひとの胸にはいつもさみしがりやが住んでて愛さずにいられないだれかのことをあなたもピースのひとかけらジグソーパズル...

チャンドラーのむく犬

■チャンドラーのむく犬競走馬が骨折したら最期は どうなるかわかるよなガムを吐いて サングラスずらす喧嘩を吹っかけてる自分殴りたくて喧噪もネオンもけたたましいサイレンも3D映画のようにまわる夜ライ・ウィスキーのボトルに映る俺の顔が歪むUgly Manよく見りゃ暗闇にも何もないわけじゃない犬も鼻が利かなくなったら 終しまいさ Um 野次馬たちが群がってく自分を撃ち抜く影見えないだろうね利用した ものからも俺はすで...

いつかおなじ海へ

■いつかおなじ海へ問いかけても 答えのない人生はつづいてく旅ははるか 道はとおく いのちの限りに無駄になる無駄 決してありはしないいつかは そう わかる日がくるからああ ひとはひとにかよっておだやかに いつか愛を知ってゆくああ どんなひとの ながれも たどりつく ゆるやかに いつか おなじ海へ赤トンボが はね休める故郷（ふるさと）に帰るのは時の花束(はな)を届けおわるその日が来たとき駄目になる駄目 そ...

僕たちはまださよならを知らない

■僕たちはまださよならを知らない作詞 Diane Warren作曲 Diane Warren日本語詞 夏井くわみ唄：Didrik Solli-Tangen ぬけがらの シャツのような 心おしえてる終わってるそんな恋に ルビなんか振りはしないのに君とふたり涙の場所まで抱きしめていたけれどほどけた手はそれぞれちがう 夜明けにふれた気持ちとは べつに吹く日々は過ぎてゆく紛れてく 違うぬくもりに気づくと 君を見てるすりかえても そらしても思い出はなぜ...

きみは翼、僕は風

■きみは翼、僕は風作詞 Diane Warren作曲 Diane Warren日本語詞 夏井くわみ歌：Jai McDowall時のながれに きみをおもうよそれは風や光 うつろうものに目を凝らしても 見えないものにきみを見る僕らはあの空 飛ぶ鳥になるきみは翼、僕は風 愛はばたくとこしえに詫びたいよ 今も後悔しているよ約束が過ぎたことを感じることを あきらめたなら大切なことさえ 忘れてしまうきみは今でも僕の中にいるよ 話しかけてる思い出な...

あなたにも歌ってほしい

■あなたにも歌ってほしい今ではわかる 逢わないでよかったひとなどひとりもいないいろんなことが あるけれどきっと誰もが生かされている※かなしみのない人生はないよろこびしかない人生もない生きる それは歌 あなたにも歌ってほしいI'll get the light わたしたちにあるものがある ※乗り越えようとは しなくていい痛みもともにみちづれにして愛に姿は ないけれど愛がちからを与えてくれるつよくなろうなどと しなくても...

今月今夜この月に

■今月今夜この月に狭い換気扇 かき回す空気が入り混じるスクランブル交差点 溢れる人たち過労で ダウンしてるきみを訪ねて 遠路から 整列しない 胸の想い順序なんてどうでもいいんだ今月今夜この月に 僕はきみを晴れにする関東圏でも 違うよね在来線乗り継ぎきみのために久しぶり有給を取ったヒキガエルのように愛しドブネズミのように夢見る今月今夜この月にきみを晴れにする きちんと掃除されてデオドラントそんな部屋...

送春歌

■送春歌翠(みどり)したたる頃 僕らは春にいたオールを漕ぐたびに 水面が織り返す何も思わずただ こころをかさね合いひとつのうたに 繋がった漕艇部(そうていぶ)僕らは変わらない 他のひとたちからの みられ方が変わっただけと いつか笑ったあいつがまたみんなを こうして呼び寄せた忙しかったと 皆 不義理を詫びるおとなになるな 男になれ 色紙のあいつの言葉に また惚れる 僕らの春届かぬから先にゆけるのだと 弓のよ...

逆風のなかのランナー

■逆風のなかのランナーゴールできみを待ちはしない僕たちはいつだって互いにまだ走っているなりふり構わずにさあ行け挫(くじ)けても夢あればこころはつぎに向ってゆくよ第一走者であり アンカーでもある僕らは自分をはじめたばかり記録を越える何かをもぎ取るその時 初めて僕らはそこで出会うだろう自分の未来を塗りかえる 逆風の中のランナー生ぬるい思いはすてろ 僕たちを越えるのはいつでも僕ら以外にいないみんな仲間だな...

立礼

■立礼心だけをきみは置いてまた私から遠くなってゆくそこの席はからになったうすいろの景色は ゆるやかにたなびいてひとは花よ ひとは夢よ 束の間の春は 季節ではない こころ日和春の候は さんざめいてだから口紅の色は控えめにえらぶ着物にただひとつ帯どめのオパール添えて届かないものなどない手紙は手元に残っていてもきみと今も相語らう ような ラウンジティー・カップのかおりたつ去りゆくもの 来るもの 皆はにか...

蜘蛛の子

■蜘蛛の子誰かがSNSに上げたせいで扉がひらいてしまったあんなことやこんなことスクショまつりが始まった盛りすぎた加工画像の私うしろの柱がぐにゃりと歪む弁解しない 私 あなたに嫌われたいだってあなたには 守るべきものがあるうわさになぁれ うわさになぁれ私は蜘蛛の子ちらすみんな蜘蛛の巣にかかった蜘蛛流出べッド画像は私なのネタ元もネタバラシもほんとのとこで 傷ついても私は平気な顔をする悲しみのドングリ拾い集...

星空を散歩

■星空を散歩 風はくれぱすいろ最終バスのあと 枯れ葉のうずが追いかけた絶不調の神様 僕らを見捨ててよ 風向きもじきに変わるだろう この街もさびしがりやだねチカチカ灯り合図してるぎこちなくキスしたら歯が鳴った首と手がのびてゆくそれは愛する気持ち空の階段のぼり きみと町を見下ろすよ立ちはだかる 鉄塔もビュンビュンビュンととびこえて 私服に着がえたら 星空を散歩しよう空を歩いてゆこう 人生って競技それはき...

夜明けなんて来なくていいとおもうの

■夜明けなんて来なくていいとおもうの消え残るネオンはネックレス昨夜のことはコーヒー・サーバーでおとしてしまおうからだにのこるのは ふやけたビール夜明けなんて来なくてもべつにいいとおもうの朝のひかりは清純そうな悪魔すべてをむごたらしく晒すから 暗闇がかくしてくれるものわりとあるとおもうの夜明けなんて来なくていいとおもうの朝が来て見えるのはわかれの気配ばかりよ別れがかいてある あなたのつめ見てたら湧れ...

人類初

■人類初Rise In Your Eyes あなたの目に朝陽がのぼるそのことだけ祈ってるFly In Your Sky 電車の窓そのかたちに毎日はこばれてもすれちがうためにあるような日々に見つけて そこにあなたもわたしもいる人類初 愛したひとは 微笑みの宝石を手に入れただろう人類初 ひざしの会話に手をのばして武器を捨てることが出来る 人類初 人類初Live Your Story 自分を生きるのかなしみのないひとは生きてない人Touch Your Love 存在...

泣くよ

■泣くよ耳のうしろにいくつも折りたたむあなたはささやきをわたしは拒絶できない絶望したいのかなぁあなたが幸せでいることでわたしが幸せだと思えれば幸せな恋なのにあなたのことを考えると目が覚めて あなたの夢を見ると眠りつづけて あなたと一緒にいることでわたしは生きつづけてるのに Ah 泣くよいつも時計は 手錠のように重いふたりは帰るときブルーな想いでも薔薇色の抱擁なのよさよならを全部ならべても そうな...

Trust Me A Liar

■Trust Me A Liar傷つけたがりのくちびるがキスするたびに 愛をねだるのふくらむ疑惑 堕ちてくJOKERふたりは偽善者 そんなの知ってるわ偽アカウントなのに 浴びる痛みのリアリティなぜあなたを好きにしかなれないのLive Your Truth Live Your Truth 言えないことに真実があるのあなたはあなた以外フェイクにすればいいTrust Me A Liar Trust Me A Liar それでもあなたを愛してるわたしの最後の嘘よ そういうことにしてひと...

屋上ゆうえん地

■屋上ゆうえん地コインをおとせば のぼりはじめるビルの谷間 子供じみたくてまわるあのあたり あなた住んでる町むこうから 影絵になるわさよならは怖くなかった想いの深さが怖かった恋におちなければ ふたりさよならしなかったのかしらきっとあなたの 両親たちともうまくやれるわ そう微笑んだ都心のべッドタウン ふるいデパートの閉店の案内もう昔のことよ 見下ろすと私が見える ふたりも点のようどこまでひとりになればい...

しあわせという名の偽証

■しあわせという名の偽証声を落とし そっとあなたに言うわ通り雨で済めばよかったの？私たちこの肩に さり気なくおかれてたあなたの手をわたしは ふりほどく涙がでる いくどとなくひき裂かれてく最後の誓いきりがないほど 信じてもうたがうことに 目覚めるだけ愛がふたりを隔ててゆくしあわせという名の偽証よ稲光りが切り取った影ふたつかなしみの戦慄におびえてたこの部屋で散らばった 使い切ったカードたちわかってくれ...

Walking To Sunshine

■Walking To Sunshineブーツをふみ鳴らせ 怒りはブーツの下におそれや不安はブーツでふみつぶせ勇ましくかろやかなレディーであれ武器を取れ 笑顔は最大の武器だつかれたら ブーツをぬいでまくらにして すこし休んで 風をみようブーツは歩くためだけのものだけじゃないんだブーツをふみ鳴らせ 勇気はブーツのうえに自分にクーデター起こせブーツで決闘だブーツでおどろうよ 「歌詞のようなブログ」 シャンソンランキング ...

バッタと禅問答

■バッタと禅問答きみとは 突如リンク切れの閉鎖サイト そんな感じでチャットのうすい 会話だけだった一度関係持っただけこれも失恋っていうのかな半年ぶりに 乗ろうとした自転車の後輪がパンクしてたただひとつだけ明解なことがあるとしたらきみの好きな水道橋には もう僕は行かないっていうこと運命ってやつは愉快犯さ しかもバグだらけくぐもる空 不吉にひき裂いてゆくようなサイレンみたいだね逆境に励まされているよ悲し...

Sac a Depeches（サックアデペッシュ)

■Sac a Depeches（サックアデペッシュ)サントノレ通りにはないひかりは身近にあるわ変わらずにいてくれる人がいればそれが ひかりAh 誰かをおもえる月日はうつくしい忘れてもなおも ただひとつおぼえている声それはあなたであり又わたしでもあったAh 今があるそのことを あなたに感謝したいこころはたちどまる 電話で話しても お互い会おうと云わなかったAh 人生には妥協も必要よ革のかばんは話しかけてくるあなたに一生...

金糸雀(カナリア)はうたっている

■金糸雀(カナリア)はうたっている(ブラームス弦楽六重奏曲第1番第2楽章より)作詞：夏井くわみ作曲：J.BRAHMSなぜきみは 愛すること僕にやめさせてくれない抱擁の そのあとできみはタバコの けむりに 彼を思う不可能におもえる夢だからこそ 賭けてみたいとおもうのさ僕たちの愛が死んでも籠の 金糸雀(カナリア)はうたっているまわりに味方がいないぶんきみを敵に出来ないきみは気取り屋のパリさ僕は青空の包装紙が恋しいそうだ ...

ほくそ笑む夜

■ほくそ笑む夜そこだけ光あつめるような口もとだけ微笑みみせる帽子のかげおとす角度で涙を上手くかくした女おまえに いつからか まとわりつくそのうつり香でもこれだけは覚えておけよ香りは香りで消せないのさ両の手を噛ませてやるよ 他の男と遊べよ 俺の革のスーツがめりこむ前で 首から上とへそから下へそから胸までの男正面よりも 斜め顔が正直おきてなどないガラディナー足りないほうがいい人生において野心的でいられ...

Sand And Rain

■Sand And Rainひびわれた砂時計にわたしの裏顔が滑るあなたも自惚れてれば愛は指から零れるのに砂にうずまる部屋に紫のヒール 哀しみからわかることがあるふたりの愛はSand And Rain ひととき降っても 雨はすぐ砂に吸われるうらみ顔であなたを見る砂のベッドまたくずれるビル街はやけるコンクリートゆらめく蜃気楼と知ってて炎(フラム)は3つ ふたりとそしてその女（ひと）ねサマーカシミア 肩にかけ もう許してる折り返す風紋...

Fuzzyな住人

■Fuzzyな住人 僕らが同居してるマンション どこかに事故物件があるみたいそれはきみの心にちらつく僕以外の何人か男の影現実に憑依されて ものぐさになるすべて話しつくしたような 僕らときたら何よこの奇っ怪な 世の中の有りよう急に腹が減る ひつまぶしでも食べたいなぁそれよりきみ あからさまに爪見てるよね 僕たち Fuzzyな住人僕のこころの部屋は空室孤独にテナント貸出募集狸でも狐でも化かされているそんな振...

さびしいよ

■さびしいよさびしいよ きみに会うたびつぎ会う日まで さびしくて孤独になるよ本気になるよ ふたりを時間や日にちがへだてる だからさびしいよかなしいよ きみを好きすぎて居場所がなくなる しあわせな絶望感に襲われるきみのそば以外 僕は世界と呼べなくなる だからかなしいよ黒くボールペンで塗りつぶした箇所きみに読めるようにわざとひにくれてみせる知らん顔してよね Sha La La 僕の耳が燃えているよその音を聞いて...

最后のメモ

■最后のメモ私はメモ 走り書きのペンのあと深い意味はないメモに記してそのたび捨てる思い出させてよ 忘れることを 私たちを過去のものに しまうまで見えないものが つないだすべてがそう眠りにつくまで 思い出させて伝えないためのメッセージあなたにも渡さない私だけのもの この想い私たちは美しい言葉を話すために生まれて来たのよでも私がメモに綴るのは言葉ではないわDa Ba Da... あの頃が何だったのか わからないま...

シティ・ホテル

■シティ・ホテル昔の恋をなつかしむにはちょっとうらぶれたホテルがいい同じくちべにをつけてみるけど あれからの私は 恋もしない女フロント前を通るときは他人に見えるように シティ・ホテル シティ・ホテルあなたも私もふたり 結局 ホテルの客だったこの髪のトリートメントあなたに巻きつけたらさよならにこごえた何もかもわかって生きていられたらきっと誰も悩むことないけど私たち 誰よりも身近な他人だったシティ・ホテ...

まだわかってしまいたくない人生に

■まだわかってしまいたくない人生にたとえば しまい忘れた風鈴に思い出す季節たとえば 手折られた花物言わぬ夕ぐれに 愛を語らず 愛を語らずただひたすら愛する まだ無いものがあるうちは 青春なんだとよ そうさあゝ有り難いものは 在り難きものよまだわかって わかってしまいたくないこの人生に成功なんて劇薬だ賛美はたぶん猛毒だ そんなものでも こんなものでもきっとなく 今は今ってだけ夢を語らず 夢を語らず...

アンブレラ・マン

■アンブレラ・マンメガネをかけた 紳士が高いタワーから 傘をさして降りてくる涙にぬれた 私のこころを薔薇の壁紙で 貼りかえてくれるHoney あなただったのねアンブレラ・マン Honey イメージとはちがうけどアンブレラ・マンだわ 長いことかくれてた傘を捨てて こころを打つ雨のシャワーの中で踊りたい大はしゃぎしてはだしで笑うのご機嫌斜めの運命あなたはもっと私に会う必要がある神さまに出来ないことが出来るから ひ...

はんぶん失恋

■はんぶん失恋フラッぺのつめたさに殴られた午後あなたにTelした熱気球の心 飛んでけ口実は100通りあっても そうね事実は1つよ素直に言えたらいいのにパッと うつむいた瞳がパッときらめいてパッと あなたになにかを投げる 変幻自在の色あい高度計 測れない空の青さにあなたの心を横切るときに何が見えるの？遅刻し過ぎよ約束はながれてもそれぞれこころは会っていたのねパッと ヴラウスの袖パッと 知らん顔パッと 気流に乗...

Jannah

■Jannah鎖骨のあたりなんだか 熱い風が抜けてくじんと耳が鳴るけれど わたし指噛む 秘め事よ完ぺきなことは まだ話さないAh 謎めかせながら夜を誘いましょうAh 女の庭で男は迷う それが恋よふたりはあわせ鏡よ 運命さえ信じてる想いは 遥かに 旅してゆくのそっとかわすこの心をふたりのものにするまなざしから ほら Jannahふたり花びらの底で 手をつなぎ見つめあえば祈りに浮かんでいくわ たなびく絵巻 空中宮殿し...

朝からムーン

■朝からムーン ルージュから 女は生まれる肩で息ついて かがみ抜ける絶望する若さのかたちに あなたとの夜が美しすぎたからThrough The Mirror Of Our Moon Shineガウンの袖 のぼる朝日が あなた手招く もっとお入りなさい この胸に Um Ha Um朝と夜が呼び交わす世界へThrough The Mirror Of Our Moon Shine 朝からムーン 生まれるまえに知っていたおぼえているでしょう 私の声男時間と女時間つかの間出会っても 忘却は...

孔雀の時刻(とき)

■孔雀の時刻(とき)午後20時と午前7時の女の見分けがつくかしら掌で包むコンパクトへと映す微笑みはそうね要注意違う男(ひと)を好きになった それだけのことあなたのためにきれいになるそれは別れを秘めてるからルージュ色のうらぎりおぼえててそれも甲斐性だわ愛のために 自由にさせて後悔ならば 彼としたいわすべてを持つ あなたの手からどうぞ飛ばせて 孔雀の時刻(とき)よ相手が男なら殺してやる相手が女なら口説こう相変わ...

思い出びいき

■思い出びいき 青森発の夜行フェリー着くころに欠航知った 函館はみぞれ遠ざかるものだけが なぜか近くて凍る低い空 あのひとうらんださよならきっとあれでよかったそう思わなきゃ 生きてこれなかったばかやろうなの私 今もあのひとの思い出びいき謝らないで謝るようなことをあのひとしていないから 謝るのは私哀しいから髪を洗うけど 涙がさえざえと流れて ゆかないはなぜさよならだけでむすばれているものみぐさなのね ...

ロッカバイ グッバイ

■ロッカバイ グッバイうそで愛したふたり 無理してさびしかった 駄目にしてもよかったのよそれも若さの特権よ恋人を演じてたみんなが見てるまえじゃ身振り手振り ひときわ そう高笑い ひびいただけ抱いてもくれないのむねにサングラスかけておなじだけつまらないあなたと私はかみあわないこれじゃ はなしにならないわさよならだって見飽きた景色の中かなしみだってひけらかしておなぐさみね エンドがまわるだけならはなし...

Merry Christmas Island

■Merry Christmas Islandジェット・スキーのトナカイたち波間にみえかくれあのツアー客も帰ってすこしヒマになったよ気のおけない仲間と祝う 南のクリスマス僕は相変わらずさどんなにきれいな海を見ても空が澄んでいてもきみだけがいない 一日は長かったよ いつかまた焼けたひざではなしをしよう 今度また そのはなしをしようカナッぺのように溶ける気だるさはブルー・ノート波は波から生まれる時間は時間を作るさ砂一粒入れ...

すべての悲しみにおはようと言おう

■すべての悲しみにおはようと言おう作詞：Christine McVie作曲：Christine McVie日本語詞:夏井くわみおはよう 夜があけるいちばんくらい時さもうじき朝がくるよかなしみにも日がさすおはよう 瞳あけてぼんやりしたねぼけまなこ何をそこに見るかが世界だカーテンが呼吸する 窓から風をいれようどうしたい？希望という ともだちに会いに行こう不幸と言えば不幸にもなる幸せと言えば幸せにおもえる頑張ったね これからは楽しいほう...

45度

■45度作詞 Tommy Shaw作曲 Tommy Shaw日本語詞 夏井くわみ君の唇のうごきで気持ちは伝わったよ離れゆくマリーナから僕はまた海へ行く金貨を撒く 光がむこうで導いてくれるからラダー手繰り 波の鏡に漕ぎだしてゆきたい風上に真っ直ぐには 進めない まるで人生足あと波が消しても海はそこにある岬はシャーベットいろ ビル群に帆をたたまない都会(まち)は海生きることに寄り添えばかなしみもよろこびもすべてを乗せて 旅は終...

情熱の赤い花

■情熱の赤い花歌：Chayanne feat Vanessa 日本語詞 夏井くわみ(Chayanne）ポッドキャストにつながる そんな孤独配信もむこうに すり抜けていった（Vanessa ）私もそうよ BEERあける音が今夜ふたりの会話ね（Chayanne ・Vanessa）You Are My Home 目を上げたら ふとかさなりあうぬくもりが赤い花になるYou Are My Home はだかのハンガー 鍵はなくても あなたがいれば 灯るYou Are My Home（Chayanne ・Vanessa）最後に笑...

雨の花嫁

■雨の花嫁雨の拍手に巻かれてふねに乗り嫁いだ白無垢着たわたしへとあなたは傘さしたいずまい ただしたのよ おごそかな式 島の人に感謝した若かったあの頃きっとそうねしあわせの前ぶれは雨なの雨のあとは晴れになる ララララ 決まりなのねえ父さん あすはそうふたりで送る番 あの娘がそう しぶってたお見合いをきめたともだちに配信で 見せると言うあの娘トラクターで むかえる彼家族がふえるの予報みたら あすは雨雨...

姉の恋文

■姉の恋文そらにはそらのかぜにはかぜのあめにはあめのそして私には 敢えて 言葉にしない言葉がある鳥はなぜ飛ぶのか 空があるからか花はなぜ咲くのか 季節を知らせるためか私はきわめて冷静にあなたとは接するほかの誰ともかわらぬ温度で接するそれでもひとりになったときに時に全身を震わせて泣くことがある 大のおとなが 声を殺して 泣くなんて馬鹿げているでしょうわかって欲しい いいえ、絶対わかって欲しくない こ...

裸電球

■裸電球ひとのこころ照らすのは豪華なシャンデリアじゃない天井から吊るされた裸電球のような ひかり 道化師と格闘家は相棒さかなしみとしあわせは親戚さ神もほとけもあるもんかご本尊は僕たち自身さ強情だね不細工だね頑固なところも似てるねなあ 下からうえへ裸電球のような想い人道家と愛煙家は紙一重波乗りと世渡りも通じてる人生は捨てるとこないアンコウの 七つ道具だね旧友とはぐれたよ 夢という道化師と格闘家は相棒さか...

オール・キャスト

■オール・キャストボトルを一本 キープして帰ってゆくよ それじゃあと常連客にはなりはしないましてやかなしみの行きつけなど生きていることはまぐれだとわかっているけど なんとなく自分をさかなに飲んでいたらまわりがはやくて酔えはしないこの世は そうさ 不条理なもの男も女もないんだよ代わりはいない エキストラでもないぶつくさいう俺 きみしこたま笑う風向きしだい 風見鶏風に吹かれて 肩をすぼめだけど深刻ぶり...

ボンボン・アクセサリー

■ボンボン・アクセサリー作詞：Lenny KravitzGerry DeVeaux作曲：Lenny KravitzGerry DeVeauxProdce:Lenny Kravitz歌：Vanessa Paradis見せストラップをわざとおとす Tonightあなたにふるえる胸はボンボン・アクセサリー欲しがりなさい このくちびるを Yeahオールド・パーティーみたいに 星降る夜に女子たちはスカートのあいだで会話してる Baby Baby脚を組みかえるたびに 男の目線に 話すわルージュはアクセントよ シーク...

Jungle Coo Coo

■Jungle Coo Coo無花果(イチジク)の白い汁に群がるアリをアリクイが喰べるアリクイをワニが喰べる少女の無邪気な夢を大人が喰べるひとはひとを喰いものにしてるなんだか可笑しいねJungle Coo Coo見えない血をみんな流している原色都市 指から無彩色の川ごらんあの大きな舌に呑まれて 宝石もBMWもCASHも胃袋の底狂気と果実、花と蛇たち誰かが 呼び続けている何かが 重なりあってるナツメヤシが Jungle Coo Coo夜空に両足(あし)入...

Sunflower Place

■Sunflower Placeゼッタイ言わねえと思うこと気づけば僕は君に言ってた マジで好きとか愛してるとかゼッタイ言わねえと思うことあり得ねえほど君に言ってたまだこころがジリジリ日焼けしてるフラレてアタマ蒸発あれから相当経つもうわすれたよと、は言ってみたものの通学路の制服たちに 君を見る僕もついにオジサン化したよ 太陽がある場所に 今も君はひそやかにいる僕もかくれている秘密の穴におちるとそこはSunflower Place ...

この青空は僕らの最高傑作だ

■この青空は僕らの最高傑作だたぶん出会うずっと前にふれ合っていたその手は僕の手のひらを今もずっとおぼえててくれたこうして窓をあけると冷たいけど気持ちがよくて 背筋がシャンとなるんだ生まれてくれてありがとう僕でよかったの？きみの握りかえす手につつまれてるこの青空は僕らの最高傑作だこの青空は僕らの最高傑作だ孤独な胸の十姉妹(ジュウシマツ)が僕のどこかでまた孵(かえ)るけどつぎはぎだらけのあんな日々もあって...

彼が泣いた

■彼が泣いたそれは私なりの想いだった呆れさせた 彼をひどく怒らせた愛を黙らせるゆえのことだった狼狽えていた 彼は苛立ってさえいた私は知っていたこのままではふたりダメになるとそして告げた 彼が泣いた どれだけ 愛していても あなたに嫌われたかったねらいどおりに彼が泣いた 彼が泣いたあの日出会った時に別れること直感してた 報いを受けたのよ髪のにおいに したたる肌をかさねれば 哀しみがせせらいだひどいう...

悲しくてなんか笑ったよ

■悲しくてなんか笑ったよいつものように あなたはべッドで携帯をさわってるついクセのように ふと気づいたらふたりそれぞれ携帯見てるタップ＆スライド 特に気にせず画面を斜め読みさっきまでのぬくもりさえ着替えてホテル出たら他人にかえるだけど私 気づいちゃったのあなたは携帯なんか見てなかった私のいない 世界を見ていたの備え付けの小さな冷蔵庫から取り出した350ml冷たい缶のプルタブ引いたらふたり 何か 終わった思...

レター・マン

■レター・マンこの街は戦場だ 平和という瓦礫にうもれている行く先々どこもかしこもなぜか悲惨に見える AhaSesons 時を待つこの戦場にも青空がある季節ごとに 咲く時を知り花もゆれてるうずもれそうな世界で見る痩せた夢はメッキでも ゴールドだ初戦敗退したボクサー志願の少年の腫れた瞼は 黎明 Aha繁栄の中 置き去りにされたなきがら それはなんだろう死ぬ以上に生きることは口で言うほど美しくはないなんという節穴だ戦...

MUST BE HAPPY

■MUST BE HAPPY駄作な映画 間抜けな話投げ出した足で君と笑う安いランチで美味しい店をいくつ知ってるかそれがステータスマイナーな穴場で遊び音楽のように抱きあうこだわり捨てて 見栄捨ててMUST BE HAPPYそんなふたりがたった今別れた WE MUST BE HAPPY間延びした午後 陽気な顔で通知音ずっと無視している賑わいの中 寂しくなれるなだらかな影が胸でそよぐ君のことを思い出じゃなくたった今として思い出すいいことばかり ...

美しいひと

■美しいひと悩めるひとよ あなたは愛をなくしたあとの身の置きどころなさに ひとり泣いている悲しむひとよ あなたの傷がまだ痛むなら そのまま覚えていればいいいつしか懐かしく愛おしくなるからあなたは美しい 苦悩の火とともに美しさはゆれる生きて悶える心は みにくくない 恥ではない 皆 悩み多き人生よ信じることを諦めて生きてはいけない本当に不幸なひとは 何も感じないひとのことだ淋しいひとよ あなたには 一...

流伝（るでん)

■流伝(るでん)胸のかがり縫いがほどけてふたりは離れおちてゆく冬空が降りて こごえる 白椿 雪になる悲しみしか見えないならせめて悲しみを 愛せばいい もし私があなたに見えないなら私を心で見てほーれほーれ その伝えは誰にも伝えられはしないほーれほーれ 私たちだけに 伝わる 流伝(るでん)手のひらの愛のしるしすべてが閉ざされてても時間はながれてゆきますこのうでが 彷徨う辺りからっぽな空を 旅してく貌(かたち)をな...

月山

■月山月山は山にあらず 然しそこに燦然(さんぜん)と在る月山は山にあらず 山と抱けるそれは山と身に降るものよ分け入れど 踏み込めどまたひとつ 遠くなるそこに在りても ここに映せぬそれはまた 愛とおなじ人ありて 君という人ありて我はここにあらんと月を映すもの山と重なる君よ山を崩す山となれ月山は山にあらず いにしえからすぐそばにある月山は山にあらず 月と言えば寂しさにも照らされるという山に消えた 者たちを...

サマー・タイム・ゴー・クルーズ

■サマー・タイム・ゴー・クルーズおいおい 昔のかわいこちゃんよ 言ってくれるじゃないかイエスタデイはもう振り向かない今日まで 避けてた話題だったのにさっき別れを話したスクランブル交差点ですれ違おうと サマー・タイム・ゴー・クルーズあの夏ナンパして たったひとりだけ彼女が振り向いたサマー・タイム・ゴー・クルーズ違う 彼女が僕を 引っかけたんだサマー・タイム・ゴー・クルーズおいおい 昔のかわいこち...

Nobody But You

■Nobody But You 同じひとへと 何度も恋して 失恋してゆく みたいよ 何も感じなくなれたらいいのに雨の斜線に 浮かぶ あなた消えて行って 早く流れてって 遠くNobody But You あなたが私を忘れてもNobody But You 私があなたを覚えてるのね Nobody But You大きめのマグカップ テーブルに2つ引きずりだすの 片方はゆれていても街が黄昏をおしえる時が過ぎても ずっとあなたに会いつづける救われないことは 救われな...

No Ends

■No Endsあなたみたいなひとを知ってるわ 私みたいなひとをあなたは知ってるでしょでもいつかまた誰かを恋したらあなたみたいなひとは独りもいなかったと知るのよねもう一度その手を握らせてくれない？本当に好きだったさよならという言葉がさよならという意味じゃなかったらよかったのにストレスを放棄して ラフに暮らすのそれでもあるときふと思うあなたはいないのねって再会する時を望みはしないこれ以上ないというほどふたり...

友よ

■友よ いっそ殴ったら いいのか友よ この目を見て話せあやまるな あやまられると友よ 逆に俺は傷つくよ※ さよならと言うなあの女(ひと）が泣くから友よ 友よ 友よもしまだ友情があるなら一生 俺の前から消えてくれ胸が 砕ける 夜よ ※あの女(ひと)はこども 宿した友よ しあわせにしてやれ刺し違える 気はない友と 恋を 失くすだけふたり消えても往来はなにも変わらないよ友よ 友よ 友よ時間通りに列車が来たよホー...

パープル・ロープ

■パープル・ロープ目の前に 差し出した パープル・ロープ解釈はあなたの自由よ パープル・ロープそうね冒とくさえも美しさになる鏡に映すヴェルヴェットのため息でわたしを殺してよ誠実な男を 親切な男を 強い男を知的な男を みんなみんな脱がせたあとでどう組みしだくか パープル・ロープこんなふたり 誰も知らないパープル・ロープ汚らわしさもあまやかな パープル・ロープまるであなたは紳士のくちぶりでそうよはみ出し...

恋するけじゃ恋じゃない

■恋してるだけじゃ恋じゃないはすっぱな口を 聞けよ 見くだすように悪態ついても かわいい女にちがいない Girlみにくさを知らねば 美しさも知らないってそうさ恋が美しいだけなら誰も恋に泣かないHey 痛みやなみだに腫（う)んで生ぐさい粘膜が恋の本性だ濃厚に繋がるKissにロマンスのかぎなら誰にもあずけはしないよ嘘をつかない そんな恋など嘘と すれっからしの ようにきみは言うけど そこらの仕付け糸 付けた女じゃな...

KUMANBACHI

■KUMANBACHI羽音はまわりつづけてるわたしのなかで暴れまくるめまいはくりかえす針に刺され痺(しび)れる 痺(しび)れる別れあうGAME あなたは誰だったのふと街がとおくなるラノベより薄い恋 毒が足りないわ上の階の馬鹿さわぎで眠れない携帯は鳴りもしない わかってるからかい半分ね夜が不意討ちをする もうバックれてやろう誰とでも寝るわ 心許さないからKUMANBACHI 耳鳴りのように心がひび割れる 飛べない女あなたは誰...

Kiss of Death

■Kiss of Deathしわがれた街に 稲妻片手にかかえて野蛮な太陽に跨(またが)る騎手となれそのたてがみといななきよ叶えるばかりが夢とかぎらない綺麗なだけなら夢じゃないKnock Knock ドアノブが外れていても現実にいつもケリを入れる脈打つ世界を ウィップするりとかわして ルーラー宙返りすると さかさまになるいのちを抱きしめろOh Kiss of Death堕落の虹など 抱かない宣誓したのさ自分の影からは誰も逃げられないよすべる板...

縁席(えんせき)

■縁席(えんせき)もう二度とこの手をはなしてただの人ごみにもどらぬように愛と言っただけで すげなく愛を見捨ててしまわぬように時が過ぎるよりも 出会ってゆくよ別れるよりもつよく忘れるよりもはやく ふたりは互いを思い出すまた生まれてゆくわたしたちあなたのやわらかさにふれるために これまでひとりで泣いて来たのね 縁席(えんせき)傷つかぬために ひとりでいたそれが傷つく 理由にもなるすれ違うだけの 似てる人た...

カンカン帽

■カンカン帽 カンカン帽 ゆびで回してはバーボンの空きビンにかけてるカンカン帽 いい女ぶるたびいつも雲行きが怪しくなるカンカン帽 見覚えのないわたし咳払いしたら なんか笑ったよカンカン帽 雨が降るのなら雨に濡れて 行こうじゃないのさ金魚鉢の底 全部こぼれてく他人様です わたしだってあなたと別れて カンカン帽 悲しい逆さ文字 カンカン 雨女と雨男のジンクスをやぶるのカンカン 「歌詞のようなブログ」...

紐育人にはなれなかったよ

■紐育人にはなれなかったよ これという決定打に欠けたけれどさびしがらせるのがうまかった奮ぱつした高級レストランよりダイナーのカウンターを愛したピアノマン そう 彼女とは切れたよリクエストした曲に意味はないただ彼女が好きだった曲ってだけ僕は好きでも嫌いでもないよそういうことにしておくよさしあたり気づいたら僕はひとりになってたってわけすべて言い尽くしたよさよならと言わないだけで私がただの女にみえるのな...

拍手を。芝居は終わりだ

■拍手を。芝居は終わりだ すっかり老いさらばえた闘牛士の気分さはなむけに赤いバラなど投げるなよ俺はまっかに燃えつきた 燃えつきた生きることの悩ましさはすてきさでもお前とは幕切れはどこか嘘の匂いがするカルメン キスがしょっぱいねカルメン ひきずるあしどり重く俺の恋心よ もう恋などするな身をひきさかれても 俺は死に際をかざらない かざらないこの血はかわかないインクラブ・レターつづるけど読まないでくれよ...

Dancing

■Dancing壁に映る影とひとりでDancing星空のミラーボールあしもと飾る 恋のかけら 運命は前ぶれもなく予定を変えてゆくDanicing Dancing おぼつかないステップで ムーンライトに照らされてDncing Dancing涙にしずんでく携帯はDanicing防水なのに通話出来なくなったみたい楽しみだった出来事着るあてなくした服Dancing Dancing 灯りを消したホテルの部屋あなたはご両親になんて説明するのDancing Dancing悲しみがのし歩く 私...

誕生日

■誕生日Um...UmHappy Birthday To Me ようこそ失恋 はじめましてHappy Birthday To Meグラスにのこる チェリーひとつあなたにもう気持ちはなかっただからフラれてくれたのね傷つけた痛みだけが私にはあるスケジュールを記したまま空白になる心がめくれて 少しだけ泣いたうかぶ雲になるわHappy Birthday To Meお祝いしましょう これも誕生日Happy Birthday To Meナイフいれるひとり分のケーキにぎわいのなかで ほほえみのなか...