義父の葬儀のかたち ～自宅葬～

実父の次に見送ったのは二世帯住宅で同居していた義父が亡くなった六年前、84歳でした。  主人の家は、田舎にある私の家とは正反対で「親戚付き合い」というものが両…

父の葬儀のかたち ～実家近くの大きな斎場～

私が初めて 親を看取り「葬儀を行う側」 の立場になったのは13年前に実父が亡くなったときでした。  そのときの喪主は、母でしたが父が亡くなった直後はその衝撃と…

葬儀社の選択

私が親戚へ連絡を取る傍らで主人は葬儀社へ電話を入れてくれていました 母が亡くなったことの知らせと遺体搬送の依頼です。  10日程前に ネットで二つの葬儀社へ資…

親族への訃報連絡の落とし穴

医師の最後の診察が終わった後、母の部屋に残った私たち三人（私、旦那、息子） 葬儀社への連絡は旦那に任せて私は親族への連絡をすることにしました。  父が亡くなっ…

訪問医の死亡確認と死亡届・死亡診断書

施設の部屋で母を看取った後、身体をきれいに拭いてもらい お気に入りの洋服に着替えさせ母に化粧をしました。  こちらからのつづきです ↓ 『母 旅立ちの直後 ～…

死後の手続きと流れ

母が亡くなってから、あっという間に二か月半が経過しました。  やっと、一通りの届け出や手続きが終わった感じです。（まだ手続き中のものもあります）  これからは…

母 「旅立ちの服」こぼれ話

母の看取り期～亡くなるまでのことを一気に書いてきたら少ししんみりしちゃいました。  今日は、 ちょっと一息ついて母が最後にきた服のこぼれ話を ^ ^   母が…

母 旅立ちの直後 ～着替えと化粧～

母の呼吸が止まった後も私は母の手を握り、顔を見つめていました。  「母は、私を待っていてくれた」「私の手の中で旅立っていった」 そう思うと  涙だけがただあふ…

看取り期六週目➄ 母の旅立ち

母の部屋で眠れぬ夜を過ごす間少しづつ荷物を片付けている自分がいました。  「今 使わないものはまとめておこう」  そう思って片付け始めると施設の部屋の中にある…

看取り期六週目④ 母の部屋で過ごした夜

「本当に危なくなったら 母の部屋に泊まってもいいですか？」 この質問を何回しただろう  最初は前の施設長に母が退院した時に聞いたと思います。  （前施設長）…

看取り期六週目③ その前日

母が退院して六週目の水曜日その日は兄の三回目の面会予定日でした。  旦那は仕事の繁忙期がひと段落して今日から八日間の夏期休暇  息子の塾の夏期講習は盆前の金曜…

父の旅立ちのとき

目の前で震える母を見ながら私は先に旅立った父のことも思い出していました。  13年前に胃癌で亡くなった父、 76歳でした。  病気になる前の父はとても明るくて…

看取り期六週目② 老衰って楽な死に方じゃなかったの？

担当者会議が終わり母の部屋へ行くと、母はスースー気持ちよさそうに眠っているように見えました。  20分ほど過ぎると、目がうっすら開いたので、  「お母ちゃん、…

看取り期六週目➀ あと何日生きられるのか

翌月曜日 長い間会ってなかった サ責さんが久し振りに出勤されていました。  どうやら小さな娘さんに熱が出て家族に発熱者がいると今のご時世 出勤停止になるらしい…

看取り期五週目⑥ 急変翌日

結局 朝まで電話はかかってきませんでした。  翌日 母の部屋を息子と訪れ  （私） 「（孫くん）来たよ、わかる？」 と顔をのぞき込むと 母は静かに目を開け コ…

看取り期五週目➄ 痙攣から始まった母の急変

「財布に5万円入っとるから お前らみんなで好きなもの食べてこい」  そういって 気前よく私たちを送り出してくれた母  翌日の午後塾の送迎の合間に部屋を訪れる…

看取り期五週目④ 母から家族への最期の言葉

この頃の母の体調はまるでジェットコースターのように乱高下していました。  呼びかけに全く反応せず一日中眠り続ける日があるかと思うと、 何事もなかったかのように…

介護と育児と夫との関係

この頃よく夫とケンカしました。  正直介護疲れもあったと思います。  「看取り期」の母の所に通うのと夏休みの息子の宿題につきあうだけで一日が終わっていき自分の…

「死」の間際って一体どうなりますか？～新施設長に聞く

日曜の夜に体調が急変した母の状態をメールしてくれた新しい施設長  八月の着任後、直接話せる時間をとってもらいました。   日曜日の様子はこちらで ↓『看取り期…

看取り期五週目③ 母 再び覚醒す

昨日は呼びかけに全く反応せず一日中眠り続けていた母  「いよいよか、、、」と思いきいや 翌朝には何事もなかったかのように目を覚ましてくれました。   午前中は…

看取り期五週目② 派遣の介護士さん

朝4時に施設から連絡があったその日は 息子が塾から帰宅する19時過ぎまで母の部屋で過ごしました。 夜 扉をノックする音がしてたので返事をすると  （スタッフさ…

看取り期五週目➀ 朝4時の施設からの連絡

7月最後の日曜の朝4時私は枕元に置いていたスマホの着信音で目が覚めます。  甲高いその音は 確かショートメールの着信音  いつもなら無視して眠り続けるのに目が…

看取り期四週目④ 母 中直り再び

久しぶりに散歩に出た翌日も母はご機嫌でした。  相変わらず 「はらへったー」というので4日前から施設の食事を復活してもらい（ミキサーで砕いたとろみ食）一口ずつ…

看取り期四週目③ 寝たきりの母の散歩

四週間前に退院して以来母はベットにほぼ寝たきりでもちろん一歩も外へ出ていません。 車いすに乗って姿勢を保つことも自分で体位を変えることすらとうにできなくなって…

看取り期四週目② 母と兄の面会

「そろそろ兄貴を迎えに行かないと、、」 そう思っていた日曜日兄の方から電話がありました。  （兄） 「ねぇ お母さんところにはいつ行けるの？」  （私） 「…

ゆずるもの ゆずられるもの

この週から 小4息子の塾の夏期講習が本格的にスタートしていました。  通常の授業(1時間50分）の前に夏期講習の授業が（3時間）加わり、各授業の前には毎回テス…

看取り期四週目➀ 訪問医療マッサージの日

母が病院を退院し、施設へ戻ってから四週目に入っていました。 私は毎日 母の部屋を訪れます。  この頃の母は、 ・食事の摂取量が減り 体重は大幅に減少しているも…

看取り期三週目➄ 喋り続けて三日目の母

翌日、母の部屋を訪ねてスタッフさんの書いた「訪問記録」 を見てみると ＜夕食＞水分 50cc高カロリー茶碗蒸し 2口うどんペースト   3口つゆ …

看取り期三週目④「介護食うどん」作り

「もしかして今の母なら食べれるかも、、」 そんなわずかな望みを持って家に戻ってすぐ 大急ぎで介護食「うどん」を作ってみることにしました。  昨日からのつづきで…

看取り期三週目③ ハイで喋り続ける母

急に人が変わったように喋り出した 母  気になって 翌日の午前中息子と一緒に母の部屋を訪れました。  今日の母は 昨日とはまた別人何だか慌ててる様子です  （…

看取り期三週目➀ 急に喋り出した母

どうしてワクチン未接種の孫（10歳）にも面会許可が下りたんだろう  有難いけどそれって、母がそろそろ危ないから会わせたい人に会わせておいてってことよね、、  …