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坊さんブログ、水茎の跡。 https://www.mizu-kuki.work/

栃木県さくら市にある普濟寺という小さな寺の住職をしています。 お寺の仕事をしながら、日本古典文学の研究や、大学での講師、やんちゃ盛りの小学生の息子の遊び相手をしています。このブログでは、お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

水茎
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2021/06/29

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  • 弘法大師空海のお話⑳ ~ 佐渡の「影ノ神」伝説、修験道の聖地 ~ 「法の水茎」142

    八重桜が見頃を迎えています。 フワフワした可愛らしい花びらです。 さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も弘法大師空海をめぐるお話です。佐渡の「影ノ神」という巨大な岩について書いてみました。この一帯は真言宗と深い関わりがある霊域です。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」142(2024年4月号) 能登言葉 親しまれつつ 花の旅 (高浜虚子) この句は、俳人高浜虚子(1874~1959)が、昭和24年(1949)4月の奥能登の旅に際して詠ったものです。聞き慣れない能登の言葉に親しみを覚えつつ、地元の方々との温かな交流を育んだ花盛りの旅だったのでしょう。 先日は、今年元旦の能登半島…

  • お寺のホームページを自作してみました!

    無風の中で桜の花びらが散っています。季節の移り変わりの早さを感じます。 これまでお寺のホームページにしていたGoogleビジネスのウェブサイトが終了してしまいました。クリックするとプロフィールのほうに転送されてしまいます。http://buddhist-temple-1740.business.site/ (旧・ホームページ) buddhist-temple-1740.business.siteそこで今回、皆さんにアドバイスをいただいて、お寺のホームページを自作してみました。年間管理費もなく、すべて無料のようです。 https://www.fusaiji.net/(新・ホームページ) www.…

  • サルスベリと桜の木が合体しています

    お墓のミツマタも綺麗です。向こうに見えるのは薬師堂です。 創建は天文元年(1532)に遡ります。薬師堂の前には古いサルスベリの木がありますが、幹をよく見てみると桜の木と合体しています。 不思議ですね。珍しいでしょうか。生き抜こうとする自然の力を感じます。本当はどちらの木も残したかったのですが、桜の木の方が生長が早く、サルスベリを傷めてしまうということから数年前に桜の木のほうを伐採しました。 桜と紅葉の木はやはり伐るのを躊躇しますね。ただ、サルスベリのためには仕方ありません。サルスベリは「無憂樹」に似ていることから、お寺では多く植えられているそうです。 【無憂樹】むう‐じゅ ({梵}as´oka…

  • 永代供養墓にかかる桜が咲き出しました🌸

    いろいろな花が咲き出しました。ボケの花も学名通りに華やかです。 石仏様も嬉しそうですね。永代供養墓の上にかかる桜の花も咲き出しました。 来週末が見頃でしょうか。 満開が楽しみです。 明日4月8日はお釈迦様の誕生日。美しい花々を眺めながら、ご誕生をお祝いしたいと思います。 (過去記事です) www.mizu-kuki.work ご依頼があり、久しぶりに永代供養墓の中の蓋を開けてみました。2メートルほど掘られています。 こちらは骨壺を安置する場所とは別に、複数のお骨をまとめて埋葬させていただく合祀(ごうし)墓となっています。 (過去記事です) www.mizu-kuki.work 自然に囲まれた静…

  • お寺神社の情報ポータルサイト「巡縁」公式note

    穏やかな一日。最近はキジが増えてきたのでしょうか。本堂前でも見かけるようになりました。 ついつい、こちらも抜き足差し足になってしまいます。さて先日、「巡縁」(神社お寺情報と参拝者が集うポータルサイト)というサイトに普濟寺が掲載されました。(「巡縁」さまHPより) jyun-en.jp(過去記事です) www.mizu-kuki.work そしてこの度、「はじめての巡縁掲載のススメ〜高尾山のお写真とともに〜」と題する記事の中で、再び普濟寺をご紹介くださいました(新たに開始された「巡縁」メディアプラットホーム「note」)。(「巡縁」さま「note」より) note.com こちらは「巡縁に掲載を…

  • 33回忌の御法要 ~ 杉塔婆をおあげくださいました ~

    気温が上がって一斉に花が開きました。 白木蓮が見頃を迎えています。去年の今日は、もっと花盛りだったようです。今年は少し春が遅いですね。 (過去記事です) www.mizu-kuki.work 昨日は大安に合わせてのご法要がありましたご両親様の23回忌と33回忌です。天候にも恵まれました。 今回は墓地を移転なされて、新たに開眼供養と御納骨も行いました。とても広いお墓です。五輪塔の後ろに杉の木が見えますでしょうか。こちらは「杉塔婆」です。施主様が数日前にお持ちくださいました。 事前に通常の塔婆のサイズを計られて、文字を書くところを削ってくださったそうです。(過去記事です) www.mizu-kuk…

  • 弘法大師空海のお話⑲ ~ 珠洲にとどまった五鈷杵、佐渡と能登をつなぐ大師信仰の航路 ~ 「法の水茎」141

    本堂前の黄色い花。 お彼岸でお墓参りの方々をお出迎えしているかのようです。明日は彼岸明け。ご先祖様との穏やかな時をお過ごしになりましたでしょうか。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も弘法大師空海伝説と地震で大きな被害を受けた能登地方との結びつきをめぐるお話です。能登の見附島(法住寺)の桜の木で見つかった五鈷杵と、佐渡・能登・高野山をつなぐ「大師信仰で結ばれた道」について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」141(2024年3月号) 梅が香を桜の花に匂はせて 柳が枝に咲かせてしがな (『後拾遺集』中原致時朝臣) (梅の香りを桜の花びらに匂わせて、そのまま柳の枝…

  • 受け継がれてきた120年前の法衣

    風の強い一日。可愛らしいスイセンも揺れています。 桜のつぼみもずいぶんと膨らんできました。さて、お寺には数種類の「法衣」がしまわれています。 ほう‐え〔ホフ‐〕【法▽衣】僧尼の着用する衣服。もとは戒律に定められた五条などの袈裟(けさ)をいったが、日本ではさらにこの下に着用するものをも含めて総称する。法服。衣(ころも)。ほうい。『デジタル大辞泉』より 『日本大百科全書(ニッポニカ)』より いつも同じような法衣を着ることが多くなってしまうのですが、中にはほとんど身につけることのない「七条袈裟」という法衣も保管されています。このような赤衣です。 色鮮やかですね。袈裟にもいろいろな種類があります。 『…

  • 春を告げる祈りの炎 ~ 恒例の大護摩祭を行いました ~

    庭の片隅で咲いていました。 クリスマスローズでしょうか。この時期に咲くのですね。先日、毎年恒例の普濟寺大護摩祭を行いました。御本尊様の御前に御札を並べました。多くのお申し込みをありがとうございます。 飯綱大権現の御影も掲げました。江戸時代に描かれたお姿です。 近隣のご住職様に御助法いただきました。御多用のところお力をお貸しくださり心より御礼申し上げます。 皆々様の、家内安全・身体健全・災厄消除・身上安全・闘病平癒・厄除・事業繁栄・交通安全等の諸願を御祈願いたしました。合わせて疫病退散、地震による被災地の復興、世界平和も祈りました。法要後の様子。 役員さんが本堂内の仏具の修理してくださいました。…

  • 春季大護摩祭を執り行います!

    今日はウグイスの初音を聞きました。まだ鳴くのに慣れていないようですね。境内の川津桜も咲き始めました。 蕾もたくさんあって、桜の季節も近いですね。今年も普濟寺恒例の大護摩祭が近づいてきました。日時:3月9日(土)午前10時より 過去記事です。 www.mizu-kuki.work 火(護摩)を焚いて皆さまの家内安全、身体健全、商売繁盛、当病平癒、交通安全、学業成就、厄除などの諸願を御祈願いたします。数年前の様子です。 昨年末よりコロナやインフルエンザが流行していることもあり、念のため今年もご法話や広間での御斎(会食)は行いませんが、それ以外は通常通りとなります。 郵送による御祈祷の申し込みをお受…

  • 喜連川仏教会総会を開催しました。

    しだれ梅の見頃が近づいてきました。 やはり今年は春の訪れが早いですね。毎年恒例の喜連川仏教会を開催しました。私はこれまで会計職2年、会長職2年を仰せつかって参りましたが、今回の総会をもって次期事務局にバトンタッチです。 (昨年の過去記事です) www.mizu-kuki.work まずは資料作り。 収支決算や予算の数字の方に気を取られて誤植が出てしまいました。お恥ずかしい限りです。帰宅後に訂正いたしました。会場のほうは昨年に引き続いて「はやき風」さんにお願いしました。「はやき風」さんHP hayakikaze.com外観です(「はやき風」さんHPより) 2階をお借りしました。とても落ち着く空間…

  • 弘法大師空海のお話⑱ ~ あらゆる不安を取り除く「蝉折の笛」、能登地方の被災地に響き渡りますように ~ 「法の水茎」140

    朝からミゾレが降っています。 今週は寒い日が続いています。梅も開花も一休みでしょうか。天気予報によっては「菜種梅雨」と呼ばれますが、今年はやはり暖冬なのですね。 なたね‐づゆ【菜種梅‐雨】菜の花の咲く3月下旬から4月にかけて、連日降りつづく寒々とした小雨。『デジタル大辞泉』より さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も弘法大師空海をめぐるお話です。あらゆる不安をお静めになった「蝉折の笛」の音が、能登の被災地に響き渡ってほしいとの願いを込めて書きました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」140(2024年2月号) 令和6年元旦に発生した石川県能登地方を震源とする能登半島地震によ…

  • 著書をご紹介くださいました📖

    池のほとりの枝垂れ梅がずいぶん咲いてきました。 例年は3月中旬のお寺の行事の頃に満開を迎えるのですが、今年は今月中には満開を迎えそうな気がします。いつもよりも半年は早いですね。やはり暖冬なのかもしれません。もう一昨年の年末のことになりますが、松尾葦江先生のブログ「中世文学漫歩」の中で、拙著『法の水茎』をご紹介くださいました。お手に取ってくださり誠にありがとうございました。 松尾葦江先生のブログ「中世文学漫歩」です。ぜひご覧いただければと思います。 mamedlit.hatenablog.com『法の水茎』は東日本大震災発生の日に合わせて刊行しました。「高尾山報」に連載した100号までを一冊にま…

  • 妻(田中幸江)が関わった注釈書が発行されました。

    青空に鳥が羽ばたいていました。 トンビでしょうか。春野の山を見下ろして気持ちよさそうです。さて、妻(田中幸江)が関わった注釈書が発行されました。高橋貢 責任編集、「並木の里」の会 編『一巻本『宝物集』精講(上巻)』( 啅雀本工房、2023/11/17、3000円(税別))) 巻末には索引も付せられていて便利です。 *ご注文は、啅雀本工房まで 〒238-0015 神奈川県横須賀市田戸台88 電話 046(824)1424ちなみに、発行所「啅雀本工房」の「啅雀」は「とうじゃく」と読むのでしょうか。中国の詩人杜甫(712~770)の漢詩に、「「啅雀 (とうじゃく) は枝を争って墜 (お) ち、飛虫は…

  • お寺も春めいてきました

    お寺の枝垂れ梅も咲き始めました。 枝が風に揺れて、芳しい香りを運んできます。本堂前の寒紅梅。 今が満開でしょうか。花びらが散り始めました。 ミツマタ越しの紅梅です。 遠くには日光連山。まだ雪をかぶっていますね。 高原山もよく見えます。 境内の修行大師像を見上げたら飛行機が飛んでいました。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中寺院 ランキング参加中仏教(生きる術)を学ぶ日記 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 六地蔵様の前掛けをご奉納いただきました

    昨日の庭の様子です。 予想していたよりも降り積もりました。静かな朝。心も引き締まって有り難い雪景色でした。さて、お寺の入口には六地蔵様が並ばれています。 前掛けを付け替えてからは3年ほどになります。 結び目をほどいてみると、最初の赤が見えてきました。 日当たりが良い場所にあるので、ずいぶん色あせたようです。3年前の過去記事です。 www.mizu-kuki.work そろそろ付け替えようかと思っていたところ、有り難いことにご奉納いただきました。こちらです。 お手製です。ドットがかわいいですね。イチゴのようです。さっそくお付けして、このようなお姿になられました。 明るい雰囲気になりました。 お地…

  • 大般若経転読会に出仕しました

    近隣の東輪寺様。ロウバイが見頃を迎えています。 芳しい香りに春の訪れを感じます。日だまりには福寿草。 黄色い花が目に付きます。東輪寺様は「花の寺」にも選ばれているお寺さん。春夏秋冬、いろいろなお花を楽しむことができます。東輪寺様のご紹介です(「栃木県さくら市観光ナビ」より)。 sakura-navi.net 今年も恒例の大般若経転読会に助法として出仕いたしました。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work 転読には、例の如く息子も参加させていただきました。パラパラと経典を開き読むのも、ずいぶん慣れてきたようです。今年も大般若経の有り難い春の風を受けながら、皆々様の家内安全や除災開運…

  • 節分に役員会を開催しました。

    参道の紅梅もずいぶん咲いてきました。 本堂前は日当たりが良いのでしょうね。お寺の掲示板には、このような言葉を書かせていただきました。「時節の梅花春風を待たず」 じせつ の 梅花(ばいか)春風(しゅんぷう)を=待(ま)たず[=借(か)らず]梅は春の暖かな風の吹くまで待たないで、時節が来ると自然に咲いてそして散ってゆくの意で、天の命ずるところは、人の力では変更することができないというたとえ。『日本国語大辞典』より 人生山あり谷ありですが「あるがままの自然体」を大切にして歩んで行ければと思います。節分の日には、毎年恒例の普濟寺役員会を執り行いました。 昨年の様子です。 www.mizu-kuki.w…

  • 「巡縁」に普濟寺が掲載されました💡 ~ 神社お寺情報と参拝者が集うポータルサイト ~

    本堂前の紅梅が咲き始めました。 まだ10輪ほどですが、これからどんどん咲きそろってくるでしょう。春は近いですね。寒中に温かな気持ちになります。立春を過ぎて2月も半ばになれば、このような眺めになるかもしれません。 待ち遠しいですね。ぜひお立ち寄りいただければと思います。さて先日、「巡縁」(神社お寺情報と参拝者が集うポータルサイト)というサイトに普濟寺が掲載されました。こちらがサイトです。 jyun-en.jp 詳細にご紹介くださいました。ありがとうございます!御朱印帳に書かせていただいている「一念一礼」は、「一期一会」のように「仏様との出会いを大切にする」という意味です(『優婆塞五戒威儀経』や『…

  • 弘法大師空海のお話⑰~お大師さまの和歌「さとりとは」 ~ 「法の水茎」139

    お地蔵様の頭上に葉っぱが掛かっていました。 千両でしょうか。視界が遮られているのでお取りしようかと思いましたが……これから降ってくる雪を防いでくれるかもしれないとも思い、そのままにしておきました。 さて、今回号もお大師さまの和歌をめぐって書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」139(2024年1月号) 元日の空は「初空」、年が改まったことへの祝意を込めて「初御空(はつみそら)」とも呼ばれます。慌ただしく押し迫っていった年末から解き放たれると、身も心も晴れ渡った大空のように、何となく清々しい心持ちになるものです。新年を迎えた和やかな「淑気(しゅくき)」の中で、見る…

  • 新年の御挨拶を申し上げます

    被災なされた皆様。心よりお見舞い申し上げます。元日の夕方に起こった能登半島地震。日を追うごとに被害の状況が明らかとなり、被害の状況がニュースで映し出される度に胸が締めつけられる思いです。言葉になりません……一日も早く元の日常が戻りますよう願うばかりです。かつて経験した東日本大震災での被害も思い出されました。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work こちらは元旦0時の御本堂です。 昼間は暖かでしたが風の強い一日でした。 謹啓 普濟寺壇信徒の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 令和の御世も六年目となりました。例年よりも暖かな年末年始を迎えておりますが、い…

  • 「記念フォトブック」をお送りいただきました~ 弘法大師・空海 ご誕生千二百五十年記念 ~

    暖かな雨の大晦日となりました。数日前に石段下に門松を立てました。 素人が作ったものでお恥ずかしいですが、境内の千両や南天、梅の枝を使ってみました。 手水舎には既製品の鏡餅。 数年前には鳥に食べられてボロボロになりました。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work 先日、「記念フォトブック」をお送りいただきました。「弘法大師・空海 ご誕生千二百五十年記念」 去る7月2日に行われた、弘法大師空海「ご誕生1250年記念公演」(真言宗智山派栃木北部教区主催、真言宗智山派栃木北部教区檀信徒連絡協議会協賛)。「慶讃法要」と、バイマー・ヤンジンさんによる「トーク&ライブ」が行われました。過去記事…

  • 弘法大師空海のお話⑯~ 陸奥の山塩伝承、お大師さまと西行の和歌も含めて ~ 「法の水茎」138

    玄関先の石仏様。頭の上に鳥が乗っていました。 見づらいかもしれませんが、お分かりになりましたでしょうか。居心地が良いようですね。さて、本日(12月21日)は「納めの大師」(終いの弘法)の日です。今回は陸奥国伝わる山塩伝承について、お大師さまの和歌も含めて書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」138(2023年12月号) 色づいた葉が風に吹かれて散りゆくように、日めくりカレンダーの紙葉も残り少なになりました。この一年の出来事を振り返りながら、さまざまな感情がわき上がっては消えてゆきます。来年こそは平和な世の中となることを切に願います。 今月下旬には、二十四節気の「…

  • 柄香炉を御寄進いただきました。

    青空にススキの穂が揺れています。フワフワしていますね。 今日、12月8日はお釈迦様が悟られた日です。 【成道会】じょうどう‐え 仏語。釈迦が悟りを開いた日、一二月八日に毎年行なわれる法会(ほうえ)。臘八会(ろうはちえ)。《季・冬》『日本国語大辞典』「成道会」の項 今日一日、お釈迦様の恩徳を慕いたいと思います。本日、柄香炉を御寄進いただきました。 柄香炉 えごうろ仏事の法具名。柄の付いた金属製の香炉。法要の種類を問わず使用する。炉を左前方にして柄を両手で保持し,使用せぬ間は脇机(わきづくえ)など所定の場所に置く。香をたくのが本儀だが,略儀として香をたかずに使用することも多く,行道(ぎようどう)用…

  • お寺の紅葉を撮ってみました🍁

    お寺が色づいています。遠くからでもよく分かります。 週末は冷え込むようですね。この辺りは氷点下になるかもしれません。見頃を迎えたお寺の紅葉を写真に収めてみました。池の紅葉 石段の下から カエルさん越しに 永代供養塔 お墓からの眺め お墓の紅葉 永代供養塔に続く道 イチョウも綺麗です 本堂の正面 しっかりと目に焼きつけました。今年もお寺を綺麗に飾ってくれて、ありがとうございました。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中寺院 ランキング参加中仏教(生きる術)を学ぶ日記 ※ ※ 最後までご覧くださりありがとうございました。

  • 弘法大師空海のお話⑮ ~ 高野山での一休和尚、気取らない軽やかさ ~ 「法の水茎」137

    お檀家さんがお持ちくださった菊の花。毎日の水やりが日課です。 ずいぶん花が大きく開いてきましたね。見頃を迎えています。 さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。今回は高野山上での一休さんの逸話について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」137(2023年11月号) 「月は明月の秋を知り、花は一様の春を知る」という諺があります。「月は輝くべき秋を知って冴えわたり、花は一面の春の訪れを知って開く」という意味です。この言葉はやがて「真の友はお互いに何も語らなくても心が通じ合うたとえ」としても用いられるようになりました。 「春の花」に「秋の月」と称される…

  • 『宗報』(令和5年11月号)に『鎌倉仏教―密教の視点から』の紹介が掲載されました!

    山茶花(サザンカ)の季節になりました。 遠くからでも白い花びらが目立ちます。次々に咲き出しています。先日、真言宗智山派の機関誌『宗報』(令和5年11月号 No.88)が届きました。40ページの「図書紹介」のコーナーでは『鎌倉仏教―密教の視点から』が掲載されました! 私も「第四部 密教の諸相」の中で「鎌倉期の密教文学」という論文を執筆させていただきました。(過去記事です) www.mizu-kuki.work (大蔵出版HP) www.daizoshuppan.jp この度はご紹介くださり有り難うございました。どうぞよろしくお願いいたします。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中寺…

  • インコが逃げてしまいました

    昼過ぎにセキセイインコが逃げ出してしまいました。よろしくお願いいたします。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中寺院 ランキング参加中仏教(生きる術)を学ぶ日記 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 夕方のお寺を撮ってくださいました🌇

    今日も穏やかな一日でした。いつもお参りくださる柳原一興さまが、夕方のお寺の風景を撮ってくださいました。Facebookにもご投稿くださいました。 (以下は、柳原一興 さまのFacebookからの引用です) 那須烏山市からの帰り道、 夕陽がイイ具合なので、 急遽さくら市の「普濟寺」さんにハンドルを切った イザ着いてみると、日光連山も高原山も雲がかかり夕陽が当たらない 御本堂にお参りして境内散策 夕陽が石仏にあたり表情が微笑む 西方浄土へのお導きか 御住職へはご挨拶しないで退散 #普濟寺 #さくら市 #真言宗 #真言宗智山派 #花の寺 #墓苑 #納骨堂 m.facebook.com 弘法大師空海。…

  • 弘法大師空海のお話⑭ ~ 黄金に輝くお大師さまの身体は大日如来そのもの ~ 「法の水茎」136

    こちらの花はタイワンホトトギスでしょうか(台湾杜鵑草)。 青空に向かって上向きに花を咲かせています。 いつの間にか、すっかり秋めいた庭になりました。さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。心の中に輝く月と、お大師さまが密教の教主である大日如来と一体化したお話について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」136(2023年10月号) 無常は春の花、 風に随つて散りやすく、 有涯は秋の月、 雲に伴つて隠れやすし。 (『平家物語』大原入) (無常は、春の花が風に散りやすいのに似て、人生は、秋の月が雲に隠れやすいのに似ている) 「月の秋」と称されるように、…

  • 秋晴れのもとでのご法事とご納骨

    手水舎に佇む仲良しの石仏。 仲良しのトンボも休んでいました。昨日はご夫妻のご法事とご納骨をさせていただきました。 13回忌と50回忌です。「二世の契り」とも言われますが、あちらの世界でも一緒に歩まれていますね。 妹背は二世の契り来世までも連れ添おうという夫婦の約束。「二世」は現世と来世。『故事俗信ことわざ大辞典』より 新しい連名のお位牌にもなされたので、合わせて開眼供養も執り行いました。同じものではありませんが、このようなとても素敵なお位牌でした。 ウオールナットが落ち着いた色合いで、木の温もりが感じられました。肌触りも良いものでした。(お帰りの際に「茶湯器」をお渡しさせていただきましたが、既…

  • 高尾山薬王院さまご来山

    柚が色づいてきました。 昨年は柿とともに不作でしたが、今年はたわわに実りそうです。年末の冬至の柚子湯を今から楽しみに待ちたいと思います。「柚が黄色くなれば医者が青くなる」ということわざがありますが、10月に入ってからずいぶん過ごしやすくなりました。 柚が黄色くなれば医者が青くなる柚の実が色づき始める晩秋は気候がよいので病人が少なくなり、医者が不要となることをいう。蜜柑が黄色くなると医者が青くなる。『故事俗信ことわざ大辞典』より ただ今年は寒暖の差が大きいようですので、お身体にはくれぐれもご自愛ください。今年も高尾山薬王院ご一行さまがお参りくださいました。(昨年の過去記事です)www.mizu-…

  • お寺の花々🌼

    冷たい雨の一日。11月並の気温のようです。今日のご法要ではエアコンの暖房をつけました。明日はまた夏日になるとか……気温の変化が激しいですので、万全の体調管理をお願いいたします。お寺の境内には、今年も十月桜が咲いています。 不揃いの花びら。春と秋の二度咲き。花言葉は「寛容」だそうです。秋のお花見も良いものですね。夕方の庭を散歩してみました。(過去記事)春の庭の花々です。 www.mizu-kuki.work オータムクロッカスでしょうか。本堂前にも咲いていました。 何とも言えない不思議な雰囲気ですね。彼岸花。そろそろ終わりでしょうか。 石仏さまにお供えしているかのようです。キキョウとの共演は珍し…

  • 弘法大師空海のお話⑭ ~ 験競べの結末、悲しみのない「果て」を見据えて ~ 「法の水茎」135

    今日は彼岸の入り。朝からお墓参りの方もいらしています。名にし負う彼岸花も咲き始めました。 これから彼岸の中日に向けて、日に日に咲き出してくるのでしょう。お彼岸中、私のほうは棚経に歩きます。お盆中に伺えなかったお檀家さんのお宅をめぐります。どうぞよろしくお願いいたします。さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。前回に続いて、空海と修円の験競べについて書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」135(2023年9月号) 「暑さの果ても彼岸まで、寒さの果ても彼岸まで」という江戸時代の諺があります。8月から続いている残暑も、「果て」(区切り)のお彼岸を過ぎれば…

  • お墓のお引っ越しお経を唱えてきました。

    夕方の本堂からの眺め。戸を閉めに行ったら猫がいました。 暑い一日。本堂前の木の下で涼んでいたのかもしれません。先日、お檀家さんのお墓の前で遷座のお経を唱えてきました。大安の日を選びました。 せん‐ざ【遷座】[名](スル)神仏または天皇の座を他の場所に移すこと。また、それが移ること。『デジタル大辞泉』「遷座」の項 お墓はご自宅の近くにあります。ただ少し不便な場所にあるので、将来を見据えて寺墓地に改葬なされたいとのご意向でした。 かい‐そう〔‐サウ〕【改葬】[名](スル)一度葬った遺体や遺骨を、別の所へ葬り直すこと。『デジタル大辞泉』「改葬」の項 今のお墓から移動できるものは活かしつつ移転されるそ…

  • 弘法大師空海のお話⑬ ~ 修円僧都の茹栗、法力の験競べ ~ 「法の水茎」134

    植えたわけでもないのに夏水仙(ナツズイセン)が咲き出しました。 雨上がりの雫に濡れています。花が咲く時期に葉が無いことから「裸百合」とも呼ばれるそうです。 今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。今までの空海伝とは一風変わった、法力によって生栗を茹(ゆ)で栗にした話について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」134(2023年8月号) 「記録的大雨」に「記録的猛暑」。この夏も全国的に異常気象が続いています。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。 「蚤の四月、蚊の五月、六月蝉の泣き別れ、盆は七月十五日…

  • 「飴屋六造」の墓をお参りしてきました ~ 地元、南和田地区に伝わる昔話 ~

    芙蓉が風に揺れています。 お盆は台風の影響を受けるのでしょうか。被害が無いことを祈るばかりです。先日、お檀家さんの金鋪正明様より、地元喜連川の南和田地区に伝わる「飴屋六造」伝説についてお教えをいただきました。幕末の話ですが、今でもお墓が残されているとのことで、Googleストリートビューの写真画像をお送りくださいました。 この飴屋六造伝説については、『喜連川のむかしばなし』(平成5年刊)にも「柳茶屋と飴六」として掲載されています。 この本は「和い話い広場」で購入できるそうです。 sakura-navi.net (あらすじ)幕末の話。飴を売り歩く六造という男(飴六)が、南和田に現れ、美男であった…

  • 猛暑日が続く中で施餓鬼会を行いました。

    駐車場の地面に朝顔が咲いています。 どこからか種がこぼれたようです。猛暑日が続く中、普濟寺恒例の施餓鬼会を行いました。コロナ感染者が増えているとの報道もあり、持病をお持ちの方もいらっしゃることから今年も縮小開催にいたしました。 法要のみで、その後のご法話た大広間での御斎(食事)も行いません。ご助法の僧侶の皆さまも最小限となりました。 「南無離怖畏如来」という幡が見えます。 りふい‐にょらい【離怖畏如来】施餓鬼の法を行うとき、五仏を念ずるその北方の如来の名。釈迦如来のこと。『例文仏教語大辞典』「離怖畏如来」の項 法要の後は、施餓鬼壇のほうに移動します。お檀家さんのお名前も読み上げます。 提灯にも…

  • 奉仕作業と石柱のお披露目をしました!

    朝から真夏の陽射しが照りつけています。今日の最高気温予想は36度。熱中症に厳重警戒ですね。 そのような猛暑の中、総代・世話人の皆さまには毎年恒例の奉仕作業を行っていただきました。朝早くから駐車場に軽トラックが並びました。 ぴったり駐車されています。スゴいですね。 おかげさまで参道の周りもサッパリしました。どなたかが、草に埋もれていたお地蔵様の隣にアジサイをさしてくださったようです。 ありがとうございます。来週末には普濟寺の施餓鬼会が執り行われます。皆さま心地よくお参りいただけますね。奉仕作業の後は、先日建立した石碑の前で手を合わせていただきました。 過去記事です。 www.mizu-kuki.…

  • 弘法大師空海のお話⑫ ~ 竜王の雨、お大師さまが始めた祈雨の修法 ~ 「法の水茎」133

    大雨や猛暑など、全国的に異常気象が続いています。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。今日はこれまでの暑さもいくぶん治まり、心地よい風が吹き渡っています。ヤマユリが揺れています。 豪華ですね良い香りが漂っています。関東の梅雨明けももうすぐでしょうか。 今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。雨にまつわる伝説について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」133(2023年7月号) しとしと雨の日々から、雷鳴を伴う「送り梅雨」の時期が近づいてきました。旧暦6月(現在の7月頃)の異名は「水無月(みなづき)」…

  • 寺院跡地に石碑を建立しました ~ 末永く後世に伝えるために ~

    梅雨入り頃からマダケ(真竹)が生えています。 そろそろ終わりでしょうか。梅雨時期は、数日おきに間引いていました。竹は今はこのような感じです。なんとか広がらずに済んでいます。 この度、入口の左側(写真の左の方)に見える石碑を建立しました。正面から。 「照願寺跡」いくつかの石のサンプルから選んでみましたがいかがでしょうか。色は入れずに、そのまま文字を刻みました。 寺院跡(照願寺跡)についての過去記事です。 www.mizu-kuki.work www.mizu-kuki.work 裏面です。 今はまだ見づらいかもしれませんが、時が経てば文字が見えてくるかもしれませんね。「令和五年七月吉日建之 普濟…

  • さくら市『私のエンディングノート』(鎌倉新書、2023/06)に広告を出しました。

    キキョウが咲いています。 明日からはまた猛暑のようですね。お身体くれぐれもご自愛ください。先月、さくら市発行の『私のエンディングノート』(鎌倉新書、2023/06)が発行されました。こちらが表紙です。 さくら市と発行元の鎌倉新書は、今年1月に「終活に係る包括連携に関する協定書」を締結しました。 鎌倉新書HP www.kamakura-net.co.jpさくら市のHPには「この協定に基づき、市民の皆さんへの終活に関する情報発信やセミナーの開催、専用ダイヤルによる終活相談、エンディングノートや終活べんり帳の配布などを実施していきます」とあります。 www.city.tochigi-sakura.l…

  • 喜連川仏教会「花まつり」が新聞で紹介されました!

    キツネノカミソリ(狐の剃刀)が見頃を迎えています。 梅雨明けが待ち遠しい頃となりました。今日は七夕。厳しい暑さが続きますが、今日は天気も良さそうです。夜は天の河を眺めてみようと思います。さて、去る4月16日に行われた喜連川仏教会「花まつり」の様子が『中外日報』10面(2023/04/26)に掲載されました。花まつりの過去記事です。 www.mizu-kuki.work 当日は晴天に恵まれました。皆さまに甘茶をかけていただきました。 左端に写っているのが私です。「花まつりかんむり」をかぶっての参加です。 お子様には前日から用意していた風船をお配りしました。笑顔が嬉しいですね。大好評で、昼過ぎには…

  • (参加費無料)弘法大師・空海 ~ 慶讃法要、バイマー・ヤンジン トーク&ライブ ~

    庭の半夏生が目を引きます。 名前の由来は、葉っぱが半分白くなるから「半化粧」とも、雑節の「半夏生」の頃に花を咲かせるからとも言われます。花言葉は「内気」「内に秘めた情熱」だそうです。雑節の半夏生は、夏至から数えて11日目。農家ではタコを食べる風習もあるようです。田植えを終えて「根がしっかりと根付くように」との思いや、農作業の疲れを癒やす意味があるとか。夏本番を前にして、身体を休める時期なのでしょう。半夏生の日でもある7月2日。弘法大師空海「ご誕生1250年記念公演」が開催されます(真言宗智山派栃木北部教区主催、真言宗智山派栃木北部教区檀信徒連絡協議会協賛)。こちらがポスターです。 空と海のブル…

  • 石段が完成しました! ~ 本堂と永代供養塔を結ぶ道 ~

    アジサイが見頃を迎えています。 お寺には何種類かのアジサイが植えられています。気づかれませんが、質素なヤマアジサイも美しいですね。錆びた道具の手入れを行おうとしたら、刃先にトンボが止まりました。 田舎のトンボはのんびりしているのでしょうか。払おうとしても、また止まろうと近寄ってきます。春先から建設をお願いしていた石段が完成しました。 キレイですね。砂利も敷いて、夏至を前にした陽射しに明るく輝いています。永代供養塔から本堂へ向かうのも便利になりました。 これまでの小道。木漏れ日が心地よいです。 本堂へ向かう参道の石段からの眺めはこちら。手すりも付けていただきました。 ちょっとしたベンチなどがある…

  • 弘法大師空海のお話⑪ ~ 水田を潤す治水工事、父母のように慕われて ~ 「法の水茎」132

    梅雨入りして雨の日が続いています。梅の実もたわわに実っています。 お寺には古木の梅が数本あります。高いところには届きませんが、重さにして20キロ以上は収穫できそうです。 さて、いよいよお大師さまのお誕生日が近づいてきました。今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。満濃池の治水工事伝説について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」132(2023年6月号) 去る5月24日、国連教育・科学・文化機関であるユネスコは、歴史的な文書類の保存を目的とする「世界の記憶」に「智証大師円珍関係文書典籍―日本・中国の文化交流史―」を登録すると発表しました。智証大師円珍(8…

  • お念仏の道具と手書きの念仏帳を見せていただきました。

    昨日から今朝にかけて大荒れの天候となりました。まずは被害に遭われました皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。 先日お檀家さんのお宅に伺った際に、お念仏の道具と手書きの念仏帳を見せていただきました。今はもう使われていないそうです。こちらが道具です。 鉦(かね)と撞木(しゅもく)です。かなり使い込まれています。撞木を持たせていただくと、しっくりと手に馴染みました。手書きの帳面もいくつか保管されていました。こちらは「供養念仏帳」です。 昭和58年頃にはまだ行われていたのですね。中をめくると唱える詞章が書かれています。 繰り返し六時名号「南無阿弥陀仏」が唱えられます。私も子どもの頃に、お葬式の場などで…

  • 弘法大師空海のお話⑩ ~ 「入定留身」、深い瞑想に入ったままのお姿 ~ 「法の水茎」131

    石仏様も着飾っていらっしゃるようです。 心なしか嬉しそうに見えますね。さて今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。お大師さまにとっての「入定」について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」131(2023年5月号) 夏も近)づく 八十八夜 野にも山にも 若葉が茂る あれに見えるは 茶摘じゃないか 茜襷に菅の笠 (唱歌「茶摘」) こちらは今から100年以上前、明治45年(1912)刊行の「尋常小学唱歌」に掲載された日本の唱歌です。懐かしく口ずさまれる方も多いのではないでしょうか。「せっせっせーのよいよいよい」というお決まりのかけ声とともに手遊びをしたのも楽…

  • お寺に伝わる版木を刷ってみました

    雨の週末。お花も雫に濡れています。 お日様の光が待ち遠しいですね。さて、お寺にはいくつかの版木があります。 はん‐ぎ【版木/板木】木版印刷で、文字や絵などを彫りつけた木版。日本では主にヤマザクラ・ツゲなどの材を用いた。彫板(えりいた)。形木(かたぎ)。摺(す)り形木。『デジタル大辞泉』「版木」の項 まずはこちら。 何の木材でしょうか。反対向きの文字を読んでみたところ、「梵字(阿弥陀如来のキリーク)奉唱無量寿宝号百万遍祈攸」と見えます。 ひゃくまん‐べん【百万遍】1 百万回。また、数限りなく繰り返すこと。「―頼まれても承服できない」 2 一人で念仏を百万回唱えること。 3 浄土宗で、極楽往生を願…

  • 本堂の柱 ~ 一本だけ逆さまなのか ~

    雨の一日。黄色い牡丹が見頃を迎えています。 黄色は珍しいでしょうか?今年も元気に咲いてくれてありがとうございます!お参りに来られた方が、本堂内の柱を見て「何で一本だけ逆なんだい?」と話していました。こちらの柱です。 上の方はこのようになっています。 私は全く気にもなっていませんでしたが、その道のプロには分かるのでしょうか。現本堂は、ちょうど200年前に高根沢郷喜五郎地(現在の高根沢町上高根沢木内喜五郎内)の大工さんが建ててくださいました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work ちなみにその他の柱はこのようになっています。 私には上下の見分けが付きません。上下逆さまの柱は「逆柱」と…

  • 弘法大師空海のお話⑨ ~ 「降誕」と「入定」、お釈迦様とお大師様の恩徳を慕って ~ 「法の水茎」130

    玄関先にある、この時期に色づく紅葉です。 秋を感じて不思議な気分になりますね。石段脇の山吹も見頃を迎えました。 お参りの方を歓迎しています。さて今月の「法の水茎」は、お釈迦様の誕生を祝う「花祭り」と、引き続いて「弘法大師空海のお話」を書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」130(2023年4月号) 今年は例年よりも春の訪れが早かったようです。東京靖国神社の桜(ソメイヨシノ)の標本木も、観測史上最速タイとなる3月14日の開花宣言となり、下旬には見頃を迎えました。満開の桜のもとでの入学式も、今となっては過ぎた昔の思い出でしょうか。この頃は卒業式のほうが似合う花のよう…

  • 工事の一日 ~ 新しい手洗い場の設置と樹木の伐採 ~

    午後から雨が降り出しました。 濡れた花々が鮮やかさを増していました。今日は朝から工事の一日でした。まずは本堂の手洗い場。今年の冬の寒さで陶器が割れて水漏れしていました。蛇口も含めて新しくしていただきました。 コンセントも設置してくださったので、これからはシートヒーターも付けることができますね。やはり寒さで壊れていた洋式トイレも、このたび新品に生まれ変わりました。 和式トイレもありますが、今は様式は必須のようです。ウォシュレット付きです。工事は地元のアドバンス栃木さまにお願いしました。ホームページです。sk28.com 一昨年の秋には本堂の柱の修復もしていただきました。 www.mizu-kuk…

  • 喜連川仏教会の「花まつり」

    お寺はシャガが見頃となりました。 次々と新しい花を咲かせてくれています。今日は、地元さくら市の喜連川商工会「第25回 桜まつり」が行われました。 4年ぶりの開催です。楽しい催し物が目白押しです。 沿道にはたくさんの露店が並びました。皆さん楽しみにしていたでしょうね。この「桜まつり」に喜連川仏教会も参加しました。恒例の「花まつり」です。こちらも4年ぶりになります。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work まずは、リヤカーに白い象さんをお乗せして慈光寺さんを出発。きらびやかに飾ります。 白い象がお釈迦様を運んできたと伝えられています。 【六牙の白象】ろくげ‐の‐びゃくぞう1 六つの牙…

  • 執筆させていただきました💡 智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10)

    八重桜が咲き出しました。 フワフワして可愛らしいですね。もう少しだけ、春を感じていられそうです。この度、論集に執筆させていただきました。 智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10、税込 ¥4,950) 表紙です。 大蔵出版HP www.daizoshuppan.jp 本の内容(大蔵出版HPより) 本書は、平成二八年より令和三年まで、密教の視点から鎌倉期の仏教を論じてきた学術大会や談話会などでの講演をもとにした成果である。歴史学、仏教教理学、宗教学や文学など、さまざまな角度から総合的に論ずる画期的な論集!! 目次(大蔵出版HPより) はじめに 元山公寿 第一部…

  • 新たな石段の建設 ~ 「清明」の日に合わせて ~

    日に日にお庭が明るくなります。 本日は二十四節気の「清明」。全てが生き生きと輝いていますね。草むらからは虫たちの鳴き声も聞こえてきました。 清明二十四節気 (せっき) の一つ。太陽の黄経が15度に達したときで、暦のうえでは陰暦3月、春分ののち15日目、新暦の4月5、6日ころにあたる。「万物ここに至って皆潔斎 (けっさい) なり」といわれる季節である。琉球 (りゅうきゅう) (沖縄地方)ではこの日を清明祭といって墓参を行う。また関東以西の本土ではソメイヨシノの花盛りの時期にあたる。『日本大百科全書』「清明」の項 この度、境内に新たな石段を建設することになりました。永代供養塔近くの、この場所です。…

  • お寺の花々を撮ってみました🌼

    お寺の花々を撮ってみました🌼ウグイスの声も響いて……季節の移ろいを感じます✨しだれ桜にレンギョウ。 山門下の木蓮。目を引く色合いです。 本堂前のユキヤナギ。 石仏の後ろにもお花が…… 墓地からの眺め。春爛漫ですね! 墓地のスイセン。亡き両親が植えました。 ミツマタが見頃を迎えています。 永代供養塔近くの石仏。なんとなく微笑まれているでしょうか。 永代供養塔の上にも桜がかかっています。天蓋のようです。 お参りを心よりお待ちいたしております。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中寺院 ランキング参加中仏教(生きる術)を学ぶ日記 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 弘法大師空海のお話⑧ ~ 三鈷の松、密教の根本道場としての高野山金剛峯寺 ~ 「法の水茎」129

    気温の上昇とともに、スイセンもぐんぐん伸びてきました。 いろいろな草花が日に日に咲き出してきました。昼はウグイスや山鳩、夜はフクロウの声も聞こえてきて、鳥たちも春の訪れを待ち望んでいたかのようです。池の鯉も泳ぎ始めました。 昨年、アオサギにすべて食べられてしまったと思っていた白いプラチナも、数匹生き残っていたようです。元気に餌を食べていました。何とか成長してほしいですね。 さて今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。前回に続いて、唐(中国)から投じた三鈷杵(仏具)を探し求める旅について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」129(2023年3月号) 弥生…

  • 大護摩祭を行いました!

    お寺の枝垂れ梅も見頃となりました。春風を受けて、枝もゆらゆら揺れています。 かぐわしい香りも境内に広がります。一転して今日は雨模様。春の嵐に花びらも散り始めました。次はいよいよ桜の開花が待ち遠しいですね。先週の土曜日に普濟寺恒例の大護摩祭を執り行いました。 ここ数年は役員さんのみの縮小開催でしたが、今年は4年ぶりに皆さまにご参加いただきました。ただ、ご法話と広間での会食は引き続き取り止めましたため、ご参加の皆さまにはお弁当をお配りさせていただきました。 ご法話は中止いたしましたが、一言だけご挨拶させていただきました。 ちょうど東日本大震災発生12年目の3月11日にあたり、あらためて慰霊と被災復…

  • 普濟寺恒例の春季大護摩祭を執り行います!

    梅が見頃を迎えています。いよいよ本格的な春がめぐってきました。 石段下からの眺め。3月11日(土)には普濟寺恒例の春季大護摩祭を執り行います。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work 今年もご法話や広間での御斎(会食)は行いませんが、それ以外は通常通りとなります。郵送による御祈祷の申し込みをお受けいたします。お申し付けいただければと思います(後ほど御札と御供物をお送りさせていただきます)。 御護摩の炎によって、皆さまの家内安全、身体健全、商売繁盛、当病平癒、交通安全、学業成就、厄除などを諸願を御祈願いたします。皆さまのお参りを心よりお待ちいたしております。 ランキング参加中仏教(…

  • 「御供物」の木版 ~ 大護摩祭の準備 ~

    今日も暖かな一日。関東地方では「春一番」を観測しました。裏山の杉の木も、本格的に花粉を飛ばし始めたようです。強い風が吹く度に、青空がうっすら白く煙ります。枝垂れ梅も、満開が近づいてきました。こちらは境内に芳しい香りを漂わせています。 来週3月11日は恒例の普濟寺「大護摩祭」。御札とともにお渡しする「お供物」が届きました。 美しいですね。薄紅色の菊模様です。喜連川の紙屋さんお手製です。紙屋さんHP wagashi-kamiya.com お供物を入れる袋に「御供物」という印形も押しました。 けっこうな数になります。 く‐もつ 【供物】 (「く」は「供」の呉音。「ぐもつ」とも) 神仏・社寺に供養する…

  • お寺の上空から眺めてみました! ~ 古地図アプリ、時代を重ねるマップ ~

    3月に入って暖かさが増してきました。こちらは勉強部屋からの眺めです。 窓辺の白梅もずいぶんと咲いてきました。この景色は子どもの頃から変わっていません。最近は古地図もブームのようで、このような古地図アプリをインストールしてみました。 play.google.com さっそくお寺上空からの航空写真を見てみました。ほぼ現在の様子です。 けっこう鮮明です。お寺に隣接する寺跡の竹や木は、まだ伐採されていませんね。(過去記事です) www.mizu-kuki.work こちらは、国土地理院地図。 まだお寺が2つ記載されています。左上の金枝城の形もはっきり分かります。 (過去記事です) www.mizu-k…

  • 喜連川仏教会総会が開催されました。

    ここ数日の温かさで、石段近くの枝垂れ梅も少しずつ咲き始めてきました。 境内が日に日に明るくなっていくのは嬉しいですね。さて、本日は喜連川仏教会の総会が開催されました。喜連川仏教会には、さまざまな宗派のお寺さんが集まって組織されています。 (過去記事)それぞれのお寺さんの紹介です。 www.mizu-kuki.work 今回の会場は、地元の「はやき風」さんのカフェの2階をお借りしました。「HAYAKIKAZE cafe」HP hayakikaze.com 現在、私は持ち回りで会長の役職を仰せつかっています。過去記事です。 www.mizu-kuki.work 資料を作成しました。 昨年の事業報告…

  • 弘法大師空海のお話⑦ ~ 誓いを込めて投げた三鈷杵、答え合わせの旅路 ~ 「法の水茎」128

    今日は涅槃会。普濟寺にある「涅槃図」を本堂に掲げました。 本日も、お参りの方にも見ていただけて有り難く思いました。 普濟寺蔵「涅槃図」の過去記事です。 www.mizu-kuki.work さて今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。唐(中国)から投じた三鈷杵(仏具)を探し求める旅について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」128(2023年2月号) 穏やかなお正月も束の間。全国的に一月は、例年にも増して大雪や寒波に見舞われました。加えて、日常生活でも電気・ガス・食料品などの値上げが家計を襲い、何かと苦しい新年の船出となっています。厳しい毎日を送ってい…

  • 『中外日報』(2022/12/2)11面 ~ 『方丈記絵巻』 ~

    先週末に雪が降りました。 咲きかけの紅梅にも降りかかりました。 お地蔵様も雪をかぶっています。 白い帽子に手袋、雪の花束をお持ちのようでもありますね。『笠地蔵』のお話が思い起こされます。さて、『中外日報』(2022/12/2)11面に、三康図書館での『方丈記絵巻』講演会記事が掲載されました。 『方丈記絵巻』の伝来や価値について詳細にご紹介くださいました。この度は掲載くださり誠にありがとうございました! ※ ※最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 「栃ナビ!」2月号に掲載されました!

    「栃ナビ!」2月号をお送りいただきました。 「栃ナビ!」は、栃木県内にあるお店やイベントのクチコミ情報サイトです。今月は「一日一旨 チョコレート特集」ですね。美味しそうです。 「栃ナビ!」ホームページです。 www.tochinavi.net もう一つは、さくら市の特集でした。 「大地のエナジー さくら市特集」です。さくら市が取り上げられるのは初めてのようです。フリーペーパーですので、こちらからもダウンロードできます。 www.tochinavi.net有り難いことに普濟寺も掲載してくださいました。 「季節のお花も楽しめる癒しスポット「普濟寺」」拡大してみます。 薬師堂のほうから本堂を眺めた写…

  • 水月会「会報」162号(令和5年1月1日)に掲載されました!

    日だまりに福寿草が咲いていました。 春を告げる黄色い花ですね。日光を求めて咲く可愛らしい姿に、つい足が止まります。その名の通り幸せな気持ちになります。 一般社団法人水月会さまより「会報」162号(令和5年1月1日)が届きました。 表紙です。 水月会は、アジア発展途上地区援助団体です。ホームページ suigetsukai.jp 今回の表紙には、伊能まゆさんの言葉が掲載されていました。ベトナムでの伊能さんのご活動です。 www.vietnam-sketch.com こちらは裏表紙です。 「編集独語」には、仏陀とともに「聖書」からの言葉も引かれています。じっくり読ませていただきました。7面「心のしる…

  • 恒例の大般若経転読会に出仕しました。

    今日は近隣の東輪寺様にお邪魔しました。境内にはたくさんのロウバイが咲いています。 視線を落とせば福寿草。早春の黄色い花たちでに、カエルさんも嬉しそうですね。 恒例の東輪寺大般若経転読会に出仕しました。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work コロナの影響から一昨年は中止、去年は参加者を半分にしての縮小開催でした。今年は久しぶりに皆さんそろって行うことができました。 私は例年通り、経頭と太鼓と進行役を仰せつかりました。 お導師様のご発声に続いて、皆さんも転読を始めます。 てん‐どく【転読】1 経題や経典の初・中・終の数行だけを略読すること。大部の経典、特に「大般若経」600巻につい…

  • 役員会を開催しました。

    今日は立春。冷たい風の中にも、心なしか春を感じます。参道の寒紅梅の陰に隠れて、小さな白梅も咲いていました。 まだまだ蕾が多いです。本格的な春はまだ先のようですね。昨日の節分の日には、毎年恒例の普濟寺役員会を開催しました。役員さんは、総代・世話人の皆さんです。 資料を作成して、小一時間ほど話し合います。年に何回か開催されますが、今年最初の役員会では昨年の決算報告や今年の行事予定などを確認しました。また、近いところでは、来月の大護摩祭は、なるべく通常の形で執り行うことを決めました(ご法話と会食は行いません)。皆様方には本年もお世話になります。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ※ ※ 最後までお読…

  • 本堂の畳替え ~ い草の香りに包まれて ~

    先月末に雪が舞いました。 雪の朝は静寂に包まれます。 凍てつく空気の中で、背筋まで正される思いです。なんとなく雑念も消え去るように感じるのは、心の中までもが白一色になるからでしょうか。その日の夜は、氷点下15度くらいまで冷え込みました。今日は2月1日(大安)。節分・立春ももうすぐですね。境内の草木と同じように、春の訪れを待ち望みます。今年に入って、いつもお写経に来てくださる方から「本堂の畳替えをお願いしたい」との有り難いお話をいただきました。今年は弘法大師空海ご生誕1250年、普濟寺の御本尊大日如来造立200年、さらには娘さんのご結婚も控えていらっしゃるとのことで、「節目の年に御寄進」したいと…

  • 寺跡の木の伐採をしてくださいました。

    今日はお写経の方が見えられました。ご一緒に『般若心経』をお唱えしながら、阪神淡路大震災への鎮魂の祈りを捧げました。先週末は、どんど焼きに野火焼きが行われました。お寺からの野火焼きの様子です。 ずっとカラカラ天気が続いていたので炎が高く上がりました。春を待ち焦がれる冬の煙から春霞へと変わるのも、きっともうすぐですね。野火焼きが一段落すると、お檀家さんが普濟寺の木を伐採してくださいました。この場所は、一昨年に普濟寺に譲渡された元の照願寺跡地です。過去記事です。 www.mizu-kuki.work www.mizu-kuki.work 折を見て竹は切ってきましたが、この度は太い樫(かし)の木を伐採…

  • 臨時の総代会を行いました。

    冷え込みの厳しい日が続いています。境内の永代供養塔に、葉牡丹(はぼたん)と梅をお供えしました。 夕日が当たっています。暖かくなれば梅の花もほころんでくるでしょうか。今日は臨時の総代会を開かせていただきました。こちらは話し合いの様子です。 新年のお忙しい中、長時間にわたるご審議を誠にありがとうございました。会議では、総代長さん勇退と会計さんの交代が決定いたしました。長年にわたり普濟寺の護持運営にご尽力くださりましたこと心より御礼申し上げます。今後ともご指導のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 弘法大師空海のお話⑥ ~ 弘法にも筆の誤り、筆で命を吹き込む ~ 「法の水茎」127

    マンリョウ(万両)の実が鮮やかです。 新年を迎えて、花言葉のように寿(ことほ)いでいるかのようです。今年も成人式の時期となりました。 迎えられた皆様に心よりお祝いを申し上げますとともに、今後のご活躍を心より祈念いたします! 今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。「弘法にも筆の誤り」ということわざの出典となるお話しについて書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」127(2023年1月号) あしひきの山の木末のほよ取りて かざしつらくは千年寿くとそ (『万葉集』大伴家持) (木々の梢の寄生木を取って、髪に挿したのは、永遠の命を祝う心持ちからです) この和歌は…

  • 新年の御挨拶を申し上げます。

    令和5年目となりました。謹んで新年の御挨拶を申し上げます。0時のご本堂です。 3年ぶりに行動制限のない年末年始を迎えましたが、新型コロナウィルスの感染者数は依然として多く、まだまだ予断を許さない状況でもあります。皆様におかれましても、引き続き万全の体調管理と感染対策をお願いいたします。 今年は十二支の4番目の卯年です。本来の干支では癸卯(みずのとう)と言います。「寒気が緩み、萌芽を促す年」と言われますように、停滞し続けていた世の中に希望が芽吹いてくる年となります。あまり無理をしすぎずに、これまで通りの歩みを続けていくことが開運の鍵となるようです。お檀家の皆様におかれましてはお身体を大切に、くれ…

  • 香炉を御寄進いただきました。

    毎日、厳しい冷え込みが続いています。庭先を眺めれば、赤い実が目立つようになってきました。 さてこの度、新年を前にして香炉を御寄進いただきました。こちらです。 立派ですね!普濟寺の名前もお入れくださいました。黒光色、7.0寸の大きなものです。 こう‐ろ〔カウ‐〕【香炉】香をたくための器。元来は仏具であるが、香道や床の間の置物飾りなどにも用いられる。形はさまざまで、陶磁器や金属製のものなどがある。香盤。『デジタル大辞泉』「香炉」の項 反対面(裏面)には御寄進いただいた方のお名前も入っています。 台北ご出身の方です。仏様を御供養いたしたいとのことで御奉納くださいました。ちなみに薛智元さまは、薛三智と…

  • 弘法大師空海のお話⑤ ~ 書聖、独自の書風を築き上げた名人 ~ 「法の水茎」126

    今朝はずいぶん冷え込みました。境内には霜柱(しもばしら)。 氷点下まで下がったのですね。いよいよ冬の到来です。 今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。書に秀でていた超人的なお姿を読んでみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」126(2022年12月号) 十月江南 天気好(ことむな)し 憐れむべし冬の景の 春に似て華(うるは)しきことを (白居易『白氏文集』) (十月の江南は好天に恵まれています。味わいましょう、冬の陽射しが春に似て、明るく華やかなことを) 旧暦十月は、現在の新暦では十一月から十二月上旬に当たります。五世紀頃の中国南方(長江中流)の年中行事を記し…

  • 賽銭箱の被害に遭いました

    本堂前の賽銭箱。お檀家さんよりご奉納いただいたものです。 位置がズレていたので不審に思い、確認すると中身がありませんでした。 警察の方に現場検証していただいたところ、住居内への侵入は認められないとのことでした。賽銭箱をゆっくり逆さにして取り出した可能性も考えられるとのこと。 今回の事件とは関わらないかもしれませんが、数日前に物乞いの方が来られました。数百円とお菓子を渡したのですが、警察の方がおっしゃるには、困った方を装っている場合もあり、できれば何も渡さずに、怪しい雰囲気を感じたらすぐに通報してほしいそうです。 年末を迎えて厳しいご時世ですね。事情は分かりませんが、一刻も早く辛い世の中から抜け…

  • 弘法大師空海のお話④ ~ 惜しみなく密教を授けた恵果阿闍梨、空海に特別な何かを感じて ~ 「法の水茎」125

    紅葉の季節も後半を迎えています。 夕日に照らされると輝いてキレイですね。もう少し秋の風情を楽しみたいと思います。今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。青竜寺の恵果阿闍梨より真言密教の奥義を全て授かるまでを書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」125(2022年11月号) 風吹けば落つるもみぢ葉水清み 散らぬ影さへ底に見えつつ (『古今集』凡河内躬恒) (風が吹くと落ちる紅葉の葉は、散り行く先の水が清く澄んでいるので、まだ散らずに枝に残っている紅葉の姿までが、水底にくっきりと映っているよ) 霜降月(十一月)を迎えて、すっかり秋も深まってきました。野山へと…

  • しばらく人形供養の受付を停止いたします

    紅葉が見頃を迎えています。先日の早朝は、秋霧に包まれていました。 いつもよりやわらかな赤色です。お大師さまも霧の深いベールを纏っていました。 さて、これまでの数年間にわたって人形供養を行ってきました。しばらくお寺に置いてきましたが、一部屋がいっぱいになってしまいました。 そこで、専門の業者の方に処分を依頼したところ、費用がだいぶかさんでしまい、けっこうな出費を伴ったたため、しばらく受付を停止させていただくことにいたしました。人形のほうはさっそく搬出し、2トンロング車に積んでいただきました。まだ半分くらいの写真です。 人形供養の需要はかなりあるようですが、このような事情から停止させていただきまし…

  • 普濟寺の永代供養墓のチラシが出来上がりました。

    お寺の紅葉が色づいています。 栃木の紅葉の名所には及びませんが、身近な木々を眺めるのも良いものですね。やわらかな秋の陽射しに輝いています。 永代供養塔に通じる紅葉のトンネルです。 春は古木桜のトンネルになります。この永代供養塔を建立してから、約1年半の月日が経ちました。昨年の初夏に行った開眼法要の過去記事です。 www.mizu-kuki.work この度、永代供養塔を施工してくださった遠藤石材工芸様がチラシを作ってくださいました。表面です。 「自然に抱かれた静寂の地」裏面です。 普濟寺の歴史や行事、永代供養塔に掲げた文字や金枝城との関わりなどを記しました。今年は現在の御本尊さまが安置されてか…

  • 妻の講演会の御案内です ~ 方丈記絵巻の世界 ~

    曇り空の肌寒い一日でした。庭を散策すると、いろいろな花が咲いていますね。 少し身体が温かくなりました。 さて、今月の26日(土)に、妻の講演会が開催されます!ポスターです。 日時:2022年11月26日(土)14:00~15:30 講師:田中 幸江 氏(二松學舍大学非常勤講師) 協力:株式会社東京美術詳細は以下の三康図書館ホームページをご覧いただければと思います。 sanko-bunka-kenkyujo.or.jp 定員は、Zoom 先着80名 YouTube 定員なし 会場参加(三康図書館閲覧室)先着20名。申込制です。私は息子とYouTubeで拝聴しようと思っています(^_^; www.…

  • 高尾山薬王院さま御来山

    秋晴れの一日。本堂前に幟旗(のぼりばた)を立てました。 目を引くデザインですね!所属する真言宗智山派栃木北部教区において、来年(令和5年)の弘法大師空海ご誕生1250年に向けて作成したものですぜひ多くの皆さんに知っていただいて盛り上げていきたいですね。旗を立てた場所は、いつもは行事の際に「南無大師遍照金剛」の旗を掲げるところなので、もう少し目につく場所に移動しようかとも考え中です。 さて、霜月を迎えて、高尾山薬王院ご一行さまがお参りくださいました。コロナ禍もあり、2020年3月以来の御来山です。(過去記事です) www.mizu-kuki.work まずは御本堂での御法楽。 有り難い御読経が堂…

  • 弘法大師空海のお話③ ~ 海の道を進むこと三千里、恵果阿闍梨との出会い ~ 「法の水茎」124

    ここ数日は、最低気温が一桁台に下がってきました。木々も少しずつ色づいてきて、栃木の山沿いでは紅葉の見頃を迎えているようです。お寺の境内では、今年も十月桜が咲いています。 植物は季節を違えませんね。目立ちませんが、清楚な花びらに心癒やされています。 さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。若き日のお大師さまが唐(中国)に渡り、青竜寺の恵果阿闍梨にお会いするまでを書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」124(2022年10月号) すみのぼる心や空を払ふらん 雲の塵ゐぬ秋の夜の月 (『金葉集』源俊頼朝臣) (澄み渡って昇っていく心が、空を清めているのだろ…

  • 薬師堂をお掃除しました

    境内にある大きなキンモクセイ。 遠くまで良い香りを放っています。柿や栗も実って、収穫の秋の到来です。お寺の池の上には、薬師堂というお堂があります。久しぶりに晴れたので堂内をお掃除をしました。薬師堂は、一昨年に半鐘を調査していただきました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work また、ハクビシンの住処となっていたため、屋根や外廊下を修理しました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work 薬師堂の起源は、普濟寺が建立された永禄2年(1559)をさかのぼる、天文元年(1532)4月8日の創建と伝えられます。金枝城の守りとして城の東側に建てられました。こちらが堂内です。 今は…

  • 弘法大師空海のお話② ~ 真っ直ぐな求道心、真言密教の道へ ~ 「法の水茎」123

    お彼岸の一週間を迎えています。明日はお彼岸の中日。私もお墓参りをして、ご先祖様に思いを馳せたいと思います。石段沿いの彼岸花。 どんなに異常気象が続いても、草花は季節を違えることがありませんね。まるで、お参りの方をお迎えしているかのようです。今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」として、若き日のお大師さまの真言密教を究めたいという真っ直ぐな思いを噛みしめてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」123(2022年9月号) 今年の9月1日は「二百十日(にひゃくとおか)」。立春から数えて、ちょうど210日目です。田んぼの稲穂が黄金色に色づき収穫が待ち遠しい頃でもありますが…

  • 古いお位牌の年齢

    9月に入って、庭の草木も秋色に染まってきました。 実りの秋の到来ですね。視線を落とせば、木陰にはシュウカイドウの花が咲いていました。 ハート型の葉の片方が大きくなるところから、「片思い」という花言葉もあるそうです。ひっそりと咲いている姿に秘めた想いを感じます。 さて先日、お仏壇のお位牌をまとめてほしいとのご依頼をいただきました。(過去記事です) www.mizu-kuki.work たくさんいらっしゃるご先祖様のお位牌をお預かりしました。中には古いものもありました。 120年ほど前に作られた白木の位牌です。手作りなのでしょう。今も同じですが、お位牌には亡くなられた時の年齢も記載されています。こ…

  • 弘法大師空海のお話① ~ 神童と呼ばれた幼少期 ~ 「法の水茎」122

    お盆入りの日。台風近づく空模様のもと、ナツズイセンが咲いています。 夕方には、ご先祖様をお迎えしました。炎が揺らめいています。 穏やかでお静かなお盆をお過ごしいただければと思います。さて「法の水茎」のほうは、今月から「弘法大師空海のお話」として、とくに文学との関わりをテーマとしてみました。まずは『今昔物語集』に見える幼少期のお姿からです。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」122(2022年8月号) 8月1日は「地獄の釜の蓋が開く日」。関東地方の一部では、この日を「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼び、ご先祖様があの世から家々に向かって出立する日と言い伝えています。 とことは…

  • 夏の最終日に施餓鬼会を行いました。

    昨日7日に立秋を迎えました。残暑厳しい中ですが、心なしか朝夕に秋の風を感じます。庭にはかつて両親が植えたキウイが今年も実を付けています。 今日8月8日は亡き父の誕生日。朝起きて「おめでとう」と言っていた日々を思い出します。立秋前日の6日には、恒例の施餓鬼会を行いました。今年も縮小開催です。総代・世話人の皆さま。 法要のみで、ご法話も御斎(食事)も行いません。ご助法の僧侶の皆さまも最小限となりました。ということで、私が半鐘(三通三下)を打ちます。 集会鐘 しゅえしょう〈しゅえのかね〉ともいう。仏教儀式の用語。集会とは儀式に先立って僧侶らが所定の場所に集合することをいい,集会鐘はそれを報ずるために…

  • 草刈りと竹切り ~ お寺の奉仕作業をしていただきました ~

    今日から8月。朝からお墓掃除の方を見かけます。手水舎の前の花がお出迎えです。 昨日はお寺の総代・世話人さんにお寺の奉仕作業をしていただきました。今週末の施餓鬼法要に向けての境内清掃です。 皆さん手際が良いです。草刈り機の扱いもさすがです。刈り跡が道のようです。 おかげさまで、石仏さまの周りもスッキリしました。 永代供養塔に続く道も木陰が心地よいです。 その後は竹も伐採していただきました。 さらに見通しが良くなりました。お墓の前の道にも風が通って、竹林が揺れています。 お地蔵さまにトンボが止まっていました。秋は近いですね。 草に埋もれそうになっていた石仏さまも、お顔がはっきり見えるようになりまし…

  • 「無財の七施」のお話⑦ ~ 房舍施、温かくもてなす場所を用意する ~ 「法の水茎」121

    夏の太陽が戻ってきたようです。 石仏さまの横顔。 お花も明るく輝いています。 先日の両親の法事で供えた花を、永代供養塔にも飾らせていただきました。 8月のお盆も近づいてきました。ご先祖様のお帰りを待ち望みます。 さて、今月の「法の水茎」は「日常生活の場を提供すること」がテーマです。「無財の七施」の七つ目は「房舍施」。「温かくもてなす心」の大切さについて考えてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※「法の水茎」121(2022年7月号) 今年は全国的に雨の季節が短かったようです。「梅雨寒」という言葉もどこへやら……関東甲信地方でも、観測史上最も早い梅雨明け宣言となりました。「空梅雨(か…

  • 両親の法事を執り行いました。

    午前中は珍しく日が差し込みました。キキョウの花もうれしそうに輝いています。 本日は私の両親の法事を執り行いました。父の7回忌と母の3回忌です。 元気なひまわりも飾りました。 早いもので父が亡くなってから丸6年、母が亡くなってから丸2年の月日が流れました。並べた両親の遺影を眺めながら、月日の早さを痛感しました。70歳代で旅立った二人。ここ普濟寺には50年住みましたが、まだまだやり残したこともあったでしょう。夫婦の仲は「二世の契り」とも言われます。あちらの世でも、仲良く夫婦げんかをしているかもしれませんね。 にせ の 契り来世までも夫婦として連れ添おうという約束。夫婦の約束。二世の語らい。二世の約…

  • 『産経新聞』(2022/07/09)「話題の本」に妻の書籍が紹介されました!

    本日、『産経新聞』(2022/07/09)「話題の本」に妻の書籍が紹介されました! こちらが記事です。「無常の世界、鮮やかに」 (the sankei news) https://www.sankei.com/article/20220709-SA2VXADIR5PDZACWDJZKH7ML6M/ 御取材くださった黒沢綾子さま。この度は誠にありがとうございました。取り急ぎ御礼申し上げます。 絵巻で読む方丈記 [ 鴨長明 ]価格:2530円(税込、送料無料) (2022/7/9時点) 楽天で購入 ※ ※最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 『下野新聞』(2022/07/07)24面に妻の書籍が紹介されました!

    先日刊行された妻の書籍。田中幸江『絵巻で読む方丈記』(東京美術、2022/6/25)(東京美術ホームページ) www.tokyo-bijutsu.co.jp (過去記事) www.mizu-kuki.work 本日、『下野新聞』(2022/07/07)24面「県央・宇都宮版」に書籍が紹介されました!こちらが記事です。「平安の天災や社会混乱「生き方の指針に」」 カラーですね。三康図書館所蔵『方丈記絵巻』の内容や、出版までの経緯、意義など、詳細に紹介してくださいました。(三康図書館ホームページ) sanko-bunka-kenkyujo.or.jp 取材くださった下野新聞社さくら支局の野上裕之さま…

  • 妻が書籍を刊行しました~ 田中幸江『絵巻で読む方丈記』(東京美術、2022/6/25) ~

    妻が書籍を刊行しました。著者名は旧姓(学会登録名)です。田中幸江『絵巻で読む方丈記』(東京美術、2022/6/25)こちらがチラシです。 「コロナ、戦争、地球温暖化……厄災の時代に、『方丈記』を一冊。」東京美術HPトップページ www.tokyo-bijutsu.co.jp 東京美術HPでの紹介です。 www.tokyo-bijutsu.co.jp 映像でも紹介してくださいました。YouTube 東京美術チャンネル www.youtube.comいろいろと宣伝くださりありがとうございます!こちらは「PressWalker」の記事です。 『絵巻で読む方丈記』発売|厄災の時代に、詩情あふれる江戸期…

  • 「無財の七施」のお話⑥ ~ 雨薫る六月、譲る心の美しさ ~ 「法の水茎」120

    紫陽花が見頃を迎えてきました。 色とりどりの花の色が、まるで花火のようです。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」は120回目となりました。書き始めてから、丸10年の月日が流れました。これまで何度か穴を開けそうになりました(父母が亡くなったときや、昨年の入院手術後など)。ここまで書き続けてこられましたのも、皆さまの励ましによるものです。ちょうど10年の区切りを迎えましたが、まだ肩を叩かれていないようですので、もう少し続けてみようと思います。今後ともよろしくお願いいたします。今月の「法の水茎」は「譲り合い」がテーマです。「無財の七施」の六つ目は「床座施」。「譲る行為」とともに「譲る心」の大切さにつ…

  • 『法の水茎』が掲載されました ~ 武蔵野書院「Book Guide」(2022(令和4年)early summer) ~

    雷雨の一日。池の睡蓮がキレイに咲いています。 雨を受けて艶やかです。これからますます咲いてきますね。先日、武蔵野書院「Book Guide」(2022(令和4年)early summer)が届きました。こちらが表紙です。 私の先輩の書籍が表紙を飾っています。中程には、『法の水茎』も掲載してくださいました。 武蔵野書院サイト www.musashinoshoin.co.jp 有り難く思います。この度もオススメくださりありがとうございます。 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 地元の神社をお参りしました。

    関東甲信越地方が梅雨入りしました。例年よりも8日早いそうです。お寺の境内も雨音だけが聞こえてきます。 お花の前にはお地蔵様。雨の薫りを楽しまれているのでしょうか。 さて、先日近くの神社をお参りしてきました。隣の地区(さくら市鹿子畑)にある氷川神社です。 目の前の道が新しい県道25号線となって広がったので、お参りしやすくなりました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work 石段が続きます。 狛犬がお出迎えです。 こちらが本殿です。 しっかりと管理されていますね。清々しいです。氷川神社については、辞書に次のようにありました。 西の郷に氷川神社がある。宝暦二年(一七五二)伊勢長島氷川神社…

  • 墓地の草刈りをしていただきました。

    朝から雷鳴がとどろく中、キバナコスモスが咲いています。 今年もシルバーの方に、墓地の草刈りをしていただきました。 さすがプロは違いますね。気持ちよくスッキリしました。どうやら、墓地の間のお花は、そのままにしてくださったようです。 ありがとうございます。ご先祖様もきっと愛でていらっしゃるでしょう。先日、普濟寺墓地の紹介がネットにアップされました。①「お墓さがし」サイトたくさんの写真をお載せくださりありがとうございます。 ohaka-sagashi.net ②「いいお墓」サイトこちらは以前から掲載されているものです。墓地に差し込む陽射しが良いですね。 www.e-ohaka.com 今日は総代さん…

  • 「無財の七施」のお話⑤ ~ 心施、心からの慈しみを抱いて ~ 「法の水茎」119

    雨の似合う花が咲いています。 苔の絨毯に佇む仏さまも、優しいお顔をなされています。 今月の『高尾山報』は「創刊700号」「佐藤秀仁貫首晋山記念特集」となっています。こちらが表紙です。 穏やかな春の日の厳かな記念のお写真です。ますますのご加護とご繁栄をお祈り申し上げます。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」は「心」(慈悲心)がテーマです。「無財の七施」の五つ目は「心施」。眼差しや表情、言葉や振る舞いのもととなる清らかな慈悲心について考えてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※「法の水茎」119(2022年5月号) 季節は晩春から初夏へと移ってきました。新緑が眩しい木々の梢を、爽やかな…

  • 祈りの場所に庭石を据えました。

    今日は貴重な晴れ間ですね。本堂前の牡丹が見頃を迎えています。赤色 白色 黄色は珍しいでしょうか。 この中には、私が母の日に贈っていたものも含まれています。ずいぶん大きく生長しました。こちらは、春にご奉納いただいた庭石です。 何という石でしょう。形も面白いですね。とても大きなものです。過去記事です。 www.mizu-kuki.work この庭石を、永代供養塔の近くに据えていただきました。 いかがでしょうか。供養塔で手を合わせていただいたときに、自然と目に入る場所です。試みに、石のくびれたところに、お地蔵様と花を乗せました。 微笑みながら花を愛でているかのようです。石がお地蔵様の光背のようでもあ…

  • プラチナを含む錦鯉を池に放っていただきました。

    池のほとりに黄菖蒲(きしょうぶ)が咲いていました。 目を落とせば、睡蓮のつぼみも大きくなってきたようです。 何色の花が咲くのでしょうか。間もなくの開花が楽しみですね。池には錦鯉が泳いでいます。ちょうど1年前の5月下旬に「遠藤石材工芸」さまより御奉納いただきました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work この度、その「遠藤石材工芸」さまが錦鯉をさらに追加してくださいました。その数なんと40匹!(「遠藤石材工芸」さまホームページ) endo-sekizai.com 錦鯉は、ビニール袋に入っていました。その1 その2 その3 まずはしばらくビニール袋のまま池に浮かべてくださいました。池…

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