ソメイヨシノに変わって八重桜が見頃を迎えています。 お寺の近くの田んぼには水が張られて、いよいよ田植えの時期となりました。夜になるとカエルの大合唱が聞こえてきます。 今月の『高尾山報』「法の水茎」は、北海道松前町阿吽寺に伝わる不動明王像の伝来について、青森県津軽地方に残る山王坊遺跡(阿吽寺跡)との結び付きについて書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」154(2025月4月号) 落花語はずして 空しく樹を辞す 流水心無くして 自ら池に入る (白居易『白氏文集』) (落花は何も語らずに、はかなく樹木から飛び去っていく。流水は何の心も持たずに、そのまま池に注ぎ込んでい…