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坊さんブログ、水茎の跡。 https://www.mizu-kuki.work/

栃木県さくら市にある普濟寺という小さな寺の住職をしています。 お寺の仕事をしながら、日本古典文学の研究や、大学での講師、やんちゃ盛りの小学生の息子の遊び相手をしています。このブログでは、お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

水茎
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2021/06/29

  • 弘法大師空海のお話⑨ ~ 「降誕」と「入定」、お釈迦様とお大師様の恩徳を慕って ~ 「法の水茎」130

    玄関先にある、この時期に色づく紅葉です。 秋を感じて不思議な気分になりますね。石段脇の山吹も見頃を迎えました。 お参りの方を歓迎しています。さて今月の「法の水茎」は、お釈迦様の誕生を祝う「花祭り」と、引き続いて「弘法大師空海のお話」を書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」130(2023年4月号) 今年は例年よりも春の訪れが早かったようです。東京靖国神社の桜(ソメイヨシノ)の標本木も、観測史上最速タイとなる3月14日の開花宣言となり、下旬には見頃を迎えました。満開の桜のもとでの入学式も、今となっては過ぎた昔の思い出でしょうか。この頃は卒業式のほうが似合う花のよう…

  • 工事の一日 ~ 新しい手洗い場の設置と樹木の伐採 ~

    午後から雨が降り出しました。 濡れた花々が鮮やかさを増していました。今日は朝から工事の一日でした。まずは本堂の手洗い場。今年の冬の寒さで陶器が割れて水漏れしていました。蛇口も含めて新しくしていただきました。 コンセントも設置してくださったので、これからはシートヒーターも付けることができますね。やはり寒さで壊れていた洋式トイレも、このたび新品に生まれ変わりました。 和式トイレもありますが、今は様式は必須のようです。ウォシュレット付きです。工事は地元のアドバンス栃木さまにお願いしました。ホームページです。sk28.com 一昨年の秋には本堂の柱の修復もしていただきました。 www.mizu-kuk…

  • 喜連川仏教会の「花まつり」

    お寺はシャガが見頃となりました。 次々と新しい花を咲かせてくれています。今日は、地元さくら市の喜連川商工会「第25回 桜まつり」が行われました。 4年ぶりの開催です。楽しい催し物が目白押しです。 沿道にはたくさんの露店が並びました。皆さん楽しみにしていたでしょうね。この「桜まつり」に喜連川仏教会も参加しました。恒例の「花まつり」です。こちらも4年ぶりになります。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work まずは、リヤカーに白い象さんをお乗せして慈光寺さんを出発。きらびやかに飾ります。 白い象がお釈迦様を運んできたと伝えられています。 【六牙の白象】ろくげ‐の‐びゃくぞう1 六つの牙…

  • 執筆させていただきました💡 智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10)

    八重桜が咲き出しました。 フワフワして可愛らしいですね。もう少しだけ、春を感じていられそうです。この度、論集に執筆させていただきました。 智山勧学会編『鎌倉仏教 - 密教の視点から』(大蔵出版、2023/04/10、税込 ¥4,950) 表紙です。 大蔵出版HP www.daizoshuppan.jp 本の内容(大蔵出版HPより) 本書は、平成二八年より令和三年まで、密教の視点から鎌倉期の仏教を論じてきた学術大会や談話会などでの講演をもとにした成果である。歴史学、仏教教理学、宗教学や文学など、さまざまな角度から総合的に論ずる画期的な論集!! 目次(大蔵出版HPより) はじめに 元山公寿 第一部…

  • 新たな石段の建設 ~ 「清明」の日に合わせて ~

    日に日にお庭が明るくなります。 本日は二十四節気の「清明」。全てが生き生きと輝いていますね。草むらからは虫たちの鳴き声も聞こえてきました。 清明二十四節気 (せっき) の一つ。太陽の黄経が15度に達したときで、暦のうえでは陰暦3月、春分ののち15日目、新暦の4月5、6日ころにあたる。「万物ここに至って皆潔斎 (けっさい) なり」といわれる季節である。琉球 (りゅうきゅう) (沖縄地方)ではこの日を清明祭といって墓参を行う。また関東以西の本土ではソメイヨシノの花盛りの時期にあたる。『日本大百科全書』「清明」の項 この度、境内に新たな石段を建設することになりました。永代供養塔近くの、この場所です。…

  • お寺の花々を撮ってみました🌼

    お寺の花々を撮ってみました🌼ウグイスの声も響いて……季節の移ろいを感じます✨しだれ桜にレンギョウ。 山門下の木蓮。目を引く色合いです。 本堂前のユキヤナギ。 石仏の後ろにもお花が…… 墓地からの眺め。春爛漫ですね! 墓地のスイセン。亡き両親が植えました。 ミツマタが見頃を迎えています。 永代供養塔近くの石仏。なんとなく微笑まれているでしょうか。 永代供養塔の上にも桜がかかっています。天蓋のようです。 お参りを心よりお待ちいたしております。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中寺院 ランキング参加中仏教(生きる術)を学ぶ日記 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 弘法大師空海のお話⑧ ~ 三鈷の松、密教の根本道場としての高野山金剛峯寺 ~ 「法の水茎」129

    気温の上昇とともに、スイセンもぐんぐん伸びてきました。 いろいろな草花が日に日に咲き出してきました。昼はウグイスや山鳩、夜はフクロウの声も聞こえてきて、鳥たちも春の訪れを待ち望んでいたかのようです。池の鯉も泳ぎ始めました。 昨年、アオサギにすべて食べられてしまったと思っていた白いプラチナも、数匹生き残っていたようです。元気に餌を食べていました。何とか成長してほしいですね。 さて今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。前回に続いて、唐(中国)から投じた三鈷杵(仏具)を探し求める旅について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」129(2023年3月号) 弥生…

  • 大護摩祭を行いました!

    お寺の枝垂れ梅も見頃となりました。春風を受けて、枝もゆらゆら揺れています。 かぐわしい香りも境内に広がります。一転して今日は雨模様。春の嵐に花びらも散り始めました。次はいよいよ桜の開花が待ち遠しいですね。先週の土曜日に普濟寺恒例の大護摩祭を執り行いました。 ここ数年は役員さんのみの縮小開催でしたが、今年は4年ぶりに皆さまにご参加いただきました。ただ、ご法話と広間での会食は引き続き取り止めましたため、ご参加の皆さまにはお弁当をお配りさせていただきました。 ご法話は中止いたしましたが、一言だけご挨拶させていただきました。 ちょうど東日本大震災発生12年目の3月11日にあたり、あらためて慰霊と被災復…

  • 普濟寺恒例の春季大護摩祭を執り行います!

    梅が見頃を迎えています。いよいよ本格的な春がめぐってきました。 石段下からの眺め。3月11日(土)には普濟寺恒例の春季大護摩祭を執り行います。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work 今年もご法話や広間での御斎(会食)は行いませんが、それ以外は通常通りとなります。郵送による御祈祷の申し込みをお受けいたします。お申し付けいただければと思います(後ほど御札と御供物をお送りさせていただきます)。 御護摩の炎によって、皆さまの家内安全、身体健全、商売繁盛、当病平癒、交通安全、学業成就、厄除などを諸願を御祈願いたします。皆さまのお参りを心よりお待ちいたしております。 ランキング参加中仏教(…

  • 「御供物」の木版 ~ 大護摩祭の準備 ~

    今日も暖かな一日。関東地方では「春一番」を観測しました。裏山の杉の木も、本格的に花粉を飛ばし始めたようです。強い風が吹く度に、青空がうっすら白く煙ります。枝垂れ梅も、満開が近づいてきました。こちらは境内に芳しい香りを漂わせています。 来週3月11日は恒例の普濟寺「大護摩祭」。御札とともにお渡しする「お供物」が届きました。 美しいですね。薄紅色の菊模様です。喜連川の紙屋さんお手製です。紙屋さんHP wagashi-kamiya.com お供物を入れる袋に「御供物」という印形も押しました。 けっこうな数になります。 く‐もつ 【供物】 (「く」は「供」の呉音。「ぐもつ」とも) 神仏・社寺に供養する…

  • お寺の上空から眺めてみました! ~ 古地図アプリ、時代を重ねるマップ ~

    3月に入って暖かさが増してきました。こちらは勉強部屋からの眺めです。 窓辺の白梅もずいぶんと咲いてきました。この景色は子どもの頃から変わっていません。最近は古地図もブームのようで、このような古地図アプリをインストールしてみました。 play.google.com さっそくお寺上空からの航空写真を見てみました。ほぼ現在の様子です。 けっこう鮮明です。お寺に隣接する寺跡の竹や木は、まだ伐採されていませんね。(過去記事です) www.mizu-kuki.work こちらは、国土地理院地図。 まだお寺が2つ記載されています。左上の金枝城の形もはっきり分かります。 (過去記事です) www.mizu-k…

  • 喜連川仏教会総会が開催されました。

    ここ数日の温かさで、石段近くの枝垂れ梅も少しずつ咲き始めてきました。 境内が日に日に明るくなっていくのは嬉しいですね。さて、本日は喜連川仏教会の総会が開催されました。喜連川仏教会には、さまざまな宗派のお寺さんが集まって組織されています。 (過去記事)それぞれのお寺さんの紹介です。 www.mizu-kuki.work 今回の会場は、地元の「はやき風」さんのカフェの2階をお借りしました。「HAYAKIKAZE cafe」HP hayakikaze.com 現在、私は持ち回りで会長の役職を仰せつかっています。過去記事です。 www.mizu-kuki.work 資料を作成しました。 昨年の事業報告…

  • 弘法大師空海のお話⑦ ~ 誓いを込めて投げた三鈷杵、答え合わせの旅路 ~ 「法の水茎」128

    今日は涅槃会。普濟寺にある「涅槃図」を本堂に掲げました。 本日も、お参りの方にも見ていただけて有り難く思いました。 普濟寺蔵「涅槃図」の過去記事です。 www.mizu-kuki.work さて今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。唐(中国)から投じた三鈷杵(仏具)を探し求める旅について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」128(2023年2月号) 穏やかなお正月も束の間。全国的に一月は、例年にも増して大雪や寒波に見舞われました。加えて、日常生活でも電気・ガス・食料品などの値上げが家計を襲い、何かと苦しい新年の船出となっています。厳しい毎日を送ってい…

  • 『中外日報』(2022/12/2)11面 ~ 『方丈記絵巻』 ~

    先週末に雪が降りました。 咲きかけの紅梅にも降りかかりました。 お地蔵様も雪をかぶっています。 白い帽子に手袋、雪の花束をお持ちのようでもありますね。『笠地蔵』のお話が思い起こされます。さて、『中外日報』(2022/12/2)11面に、三康図書館での『方丈記絵巻』講演会記事が掲載されました。 『方丈記絵巻』の伝来や価値について詳細にご紹介くださいました。この度は掲載くださり誠にありがとうございました! ※ ※最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 「栃ナビ!」2月号に掲載されました!

    「栃ナビ!」2月号をお送りいただきました。 「栃ナビ!」は、栃木県内にあるお店やイベントのクチコミ情報サイトです。今月は「一日一旨 チョコレート特集」ですね。美味しそうです。 「栃ナビ!」ホームページです。 www.tochinavi.net もう一つは、さくら市の特集でした。 「大地のエナジー さくら市特集」です。さくら市が取り上げられるのは初めてのようです。フリーペーパーですので、こちらからもダウンロードできます。 www.tochinavi.net有り難いことに普濟寺も掲載してくださいました。 「季節のお花も楽しめる癒しスポット「普濟寺」」拡大してみます。 薬師堂のほうから本堂を眺めた写…

  • 水月会「会報」162号(令和5年1月1日)に掲載されました!

    日だまりに福寿草が咲いていました。 春を告げる黄色い花ですね。日光を求めて咲く可愛らしい姿に、つい足が止まります。その名の通り幸せな気持ちになります。 一般社団法人水月会さまより「会報」162号(令和5年1月1日)が届きました。 表紙です。 水月会は、アジア発展途上地区援助団体です。ホームページ suigetsukai.jp 今回の表紙には、伊能まゆさんの言葉が掲載されていました。ベトナムでの伊能さんのご活動です。 www.vietnam-sketch.com こちらは裏表紙です。 「編集独語」には、仏陀とともに「聖書」からの言葉も引かれています。じっくり読ませていただきました。7面「心のしる…

  • 恒例の大般若経転読会に出仕しました。

    今日は近隣の東輪寺様にお邪魔しました。境内にはたくさんのロウバイが咲いています。 視線を落とせば福寿草。早春の黄色い花たちでに、カエルさんも嬉しそうですね。 恒例の東輪寺大般若経転読会に出仕しました。 過去記事です。 www.mizu-kuki.work コロナの影響から一昨年は中止、去年は参加者を半分にしての縮小開催でした。今年は久しぶりに皆さんそろって行うことができました。 私は例年通り、経頭と太鼓と進行役を仰せつかりました。 お導師様のご発声に続いて、皆さんも転読を始めます。 てん‐どく【転読】1 経題や経典の初・中・終の数行だけを略読すること。大部の経典、特に「大般若経」600巻につい…

  • 役員会を開催しました。

    今日は立春。冷たい風の中にも、心なしか春を感じます。参道の寒紅梅の陰に隠れて、小さな白梅も咲いていました。 まだまだ蕾が多いです。本格的な春はまだ先のようですね。昨日の節分の日には、毎年恒例の普濟寺役員会を開催しました。役員さんは、総代・世話人の皆さんです。 資料を作成して、小一時間ほど話し合います。年に何回か開催されますが、今年最初の役員会では昨年の決算報告や今年の行事予定などを確認しました。また、近いところでは、来月の大護摩祭は、なるべく通常の形で執り行うことを決めました(ご法話と会食は行いません)。皆様方には本年もお世話になります。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ※ ※ 最後までお読…

  • 本堂の畳替え ~ い草の香りに包まれて ~

    先月末に雪が舞いました。 雪の朝は静寂に包まれます。 凍てつく空気の中で、背筋まで正される思いです。なんとなく雑念も消え去るように感じるのは、心の中までもが白一色になるからでしょうか。その日の夜は、氷点下15度くらいまで冷え込みました。今日は2月1日(大安)。節分・立春ももうすぐですね。境内の草木と同じように、春の訪れを待ち望みます。今年に入って、いつもお写経に来てくださる方から「本堂の畳替えをお願いしたい」との有り難いお話をいただきました。今年は弘法大師空海ご生誕1250年、普濟寺の御本尊大日如来造立200年、さらには娘さんのご結婚も控えていらっしゃるとのことで、「節目の年に御寄進」したいと…

  • 寺跡の木の伐採をしてくださいました。

    今日はお写経の方が見えられました。ご一緒に『般若心経』をお唱えしながら、阪神淡路大震災への鎮魂の祈りを捧げました。先週末は、どんど焼きに野火焼きが行われました。お寺からの野火焼きの様子です。 ずっとカラカラ天気が続いていたので炎が高く上がりました。春を待ち焦がれる冬の煙から春霞へと変わるのも、きっともうすぐですね。野火焼きが一段落すると、お檀家さんが普濟寺の木を伐採してくださいました。この場所は、一昨年に普濟寺に譲渡された元の照願寺跡地です。過去記事です。 www.mizu-kuki.work www.mizu-kuki.work 折を見て竹は切ってきましたが、この度は太い樫(かし)の木を伐採…

  • 臨時の総代会を行いました。

    冷え込みの厳しい日が続いています。境内の永代供養塔に、葉牡丹(はぼたん)と梅をお供えしました。 夕日が当たっています。暖かくなれば梅の花もほころんでくるでしょうか。今日は臨時の総代会を開かせていただきました。こちらは話し合いの様子です。 新年のお忙しい中、長時間にわたるご審議を誠にありがとうございました。会議では、総代長さん勇退と会計さんの交代が決定いたしました。長年にわたり普濟寺の護持運営にご尽力くださりましたこと心より御礼申し上げます。今後ともご指導のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 弘法大師空海のお話⑥ ~ 弘法にも筆の誤り、筆で命を吹き込む ~ 「法の水茎」127

    マンリョウ(万両)の実が鮮やかです。 新年を迎えて、花言葉のように寿(ことほ)いでいるかのようです。今年も成人式の時期となりました。 迎えられた皆様に心よりお祝いを申し上げますとともに、今後のご活躍を心より祈念いたします! 今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。「弘法にも筆の誤り」ということわざの出典となるお話しについて書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」127(2023年1月号) あしひきの山の木末のほよ取りて かざしつらくは千年寿くとそ (『万葉集』大伴家持) (木々の梢の寄生木を取って、髪に挿したのは、永遠の命を祝う心持ちからです) この和歌は…

  • 新年の御挨拶を申し上げます。

    令和5年目となりました。謹んで新年の御挨拶を申し上げます。0時のご本堂です。 3年ぶりに行動制限のない年末年始を迎えましたが、新型コロナウィルスの感染者数は依然として多く、まだまだ予断を許さない状況でもあります。皆様におかれましても、引き続き万全の体調管理と感染対策をお願いいたします。 今年は十二支の4番目の卯年です。本来の干支では癸卯(みずのとう)と言います。「寒気が緩み、萌芽を促す年」と言われますように、停滞し続けていた世の中に希望が芽吹いてくる年となります。あまり無理をしすぎずに、これまで通りの歩みを続けていくことが開運の鍵となるようです。お檀家の皆様におかれましてはお身体を大切に、くれ…

  • 香炉を御寄進いただきました。

    毎日、厳しい冷え込みが続いています。庭先を眺めれば、赤い実が目立つようになってきました。 さてこの度、新年を前にして香炉を御寄進いただきました。こちらです。 立派ですね!普濟寺の名前もお入れくださいました。黒光色、7.0寸の大きなものです。 こう‐ろ〔カウ‐〕【香炉】香をたくための器。元来は仏具であるが、香道や床の間の置物飾りなどにも用いられる。形はさまざまで、陶磁器や金属製のものなどがある。香盤。『デジタル大辞泉』「香炉」の項 反対面(裏面)には御寄進いただいた方のお名前も入っています。 台北ご出身の方です。仏様を御供養いたしたいとのことで御奉納くださいました。ちなみに薛智元さまは、薛三智と…

  • 弘法大師空海のお話⑤ ~ 書聖、独自の書風を築き上げた名人 ~ 「法の水茎」126

    今朝はずいぶん冷え込みました。境内には霜柱(しもばしら)。 氷点下まで下がったのですね。いよいよ冬の到来です。 今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。書に秀でていた超人的なお姿を読んでみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」126(2022年12月号) 十月江南 天気好(ことむな)し 憐れむべし冬の景の 春に似て華(うるは)しきことを (白居易『白氏文集』) (十月の江南は好天に恵まれています。味わいましょう、冬の陽射しが春に似て、明るく華やかなことを) 旧暦十月は、現在の新暦では十一月から十二月上旬に当たります。五世紀頃の中国南方(長江中流)の年中行事を記し…

  • 賽銭箱の被害に遭いました

    本堂前の賽銭箱。お檀家さんよりご奉納いただいたものです。 位置がズレていたので不審に思い、確認すると中身がありませんでした。 警察の方に現場検証していただいたところ、住居内への侵入は認められないとのことでした。賽銭箱をゆっくり逆さにして取り出した可能性も考えられるとのこと。 今回の事件とは関わらないかもしれませんが、数日前に物乞いの方が来られました。数百円とお菓子を渡したのですが、警察の方がおっしゃるには、困った方を装っている場合もあり、できれば何も渡さずに、怪しい雰囲気を感じたらすぐに通報してほしいそうです。 年末を迎えて厳しいご時世ですね。事情は分かりませんが、一刻も早く辛い世の中から抜け…

  • 弘法大師空海のお話④ ~ 惜しみなく密教を授けた恵果阿闍梨、空海に特別な何かを感じて ~ 「法の水茎」125

    紅葉の季節も後半を迎えています。 夕日に照らされると輝いてキレイですね。もう少し秋の風情を楽しみたいと思います。今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。青竜寺の恵果阿闍梨より真言密教の奥義を全て授かるまでを書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」125(2022年11月号) 風吹けば落つるもみぢ葉水清み 散らぬ影さへ底に見えつつ (『古今集』凡河内躬恒) (風が吹くと落ちる紅葉の葉は、散り行く先の水が清く澄んでいるので、まだ散らずに枝に残っている紅葉の姿までが、水底にくっきりと映っているよ) 霜降月(十一月)を迎えて、すっかり秋も深まってきました。野山へと…

  • しばらく人形供養の受付を停止いたします

    紅葉が見頃を迎えています。先日の早朝は、秋霧に包まれていました。 いつもよりやわらかな赤色です。お大師さまも霧の深いベールを纏っていました。 さて、これまでの数年間にわたって人形供養を行ってきました。しばらくお寺に置いてきましたが、一部屋がいっぱいになってしまいました。 そこで、専門の業者の方に処分を依頼したところ、費用がだいぶかさんでしまい、けっこうな出費を伴ったたため、しばらく受付を停止させていただくことにいたしました。人形のほうはさっそく搬出し、2トンロング車に積んでいただきました。まだ半分くらいの写真です。 人形供養の需要はかなりあるようですが、このような事情から停止させていただきまし…

  • 普濟寺の永代供養墓のチラシが出来上がりました。

    お寺の紅葉が色づいています。 栃木の紅葉の名所には及びませんが、身近な木々を眺めるのも良いものですね。やわらかな秋の陽射しに輝いています。 永代供養塔に通じる紅葉のトンネルです。 春は古木桜のトンネルになります。この永代供養塔を建立してから、約1年半の月日が経ちました。昨年の初夏に行った開眼法要の過去記事です。 www.mizu-kuki.work この度、永代供養塔を施工してくださった遠藤石材工芸様がチラシを作ってくださいました。表面です。 「自然に抱かれた静寂の地」裏面です。 普濟寺の歴史や行事、永代供養塔に掲げた文字や金枝城との関わりなどを記しました。今年は現在の御本尊さまが安置されてか…

  • 妻の講演会の御案内です ~ 方丈記絵巻の世界 ~

    曇り空の肌寒い一日でした。庭を散策すると、いろいろな花が咲いていますね。 少し身体が温かくなりました。 さて、今月の26日(土)に、妻の講演会が開催されます!ポスターです。 日時:2022年11月26日(土)14:00~15:30 講師:田中 幸江 氏(二松學舍大学非常勤講師) 協力:株式会社東京美術詳細は以下の三康図書館ホームページをご覧いただければと思います。 sanko-bunka-kenkyujo.or.jp 定員は、Zoom 先着80名 YouTube 定員なし 会場参加(三康図書館閲覧室)先着20名。申込制です。私は息子とYouTubeで拝聴しようと思っています(^_^; www.…

  • 高尾山薬王院さま御来山

    秋晴れの一日。本堂前に幟旗(のぼりばた)を立てました。 目を引くデザインですね!所属する真言宗智山派栃木北部教区において、来年(令和5年)の弘法大師空海ご誕生1250年に向けて作成したものですぜひ多くの皆さんに知っていただいて盛り上げていきたいですね。旗を立てた場所は、いつもは行事の際に「南無大師遍照金剛」の旗を掲げるところなので、もう少し目につく場所に移動しようかとも考え中です。 さて、霜月を迎えて、高尾山薬王院ご一行さまがお参りくださいました。コロナ禍もあり、2020年3月以来の御来山です。(過去記事です) www.mizu-kuki.work まずは御本堂での御法楽。 有り難い御読経が堂…

  • 弘法大師空海のお話③ ~ 海の道を進むこと三千里、恵果阿闍梨との出会い ~ 「法の水茎」124

    ここ数日は、最低気温が一桁台に下がってきました。木々も少しずつ色づいてきて、栃木の山沿いでは紅葉の見頃を迎えているようです。お寺の境内では、今年も十月桜が咲いています。 植物は季節を違えませんね。目立ちませんが、清楚な花びらに心癒やされています。 さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。若き日のお大師さまが唐(中国)に渡り、青竜寺の恵果阿闍梨にお会いするまでを書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」124(2022年10月号) すみのぼる心や空を払ふらん 雲の塵ゐぬ秋の夜の月 (『金葉集』源俊頼朝臣) (澄み渡って昇っていく心が、空を清めているのだろ…

  • 薬師堂をお掃除しました

    境内にある大きなキンモクセイ。 遠くまで良い香りを放っています。柿や栗も実って、収穫の秋の到来です。お寺の池の上には、薬師堂というお堂があります。久しぶりに晴れたので堂内をお掃除をしました。薬師堂は、一昨年に半鐘を調査していただきました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work また、ハクビシンの住処となっていたため、屋根や外廊下を修理しました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work 薬師堂の起源は、普濟寺が建立された永禄2年(1559)をさかのぼる、天文元年(1532)4月8日の創建と伝えられます。金枝城の守りとして城の東側に建てられました。こちらが堂内です。 今は…

  • 弘法大師空海のお話② ~ 真っ直ぐな求道心、真言密教の道へ ~ 「法の水茎」123

    お彼岸の一週間を迎えています。明日はお彼岸の中日。私もお墓参りをして、ご先祖様に思いを馳せたいと思います。石段沿いの彼岸花。 どんなに異常気象が続いても、草花は季節を違えることがありませんね。まるで、お参りの方をお迎えしているかのようです。今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」として、若き日のお大師さまの真言密教を究めたいという真っ直ぐな思いを噛みしめてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」123(2022年9月号) 今年の9月1日は「二百十日(にひゃくとおか)」。立春から数えて、ちょうど210日目です。田んぼの稲穂が黄金色に色づき収穫が待ち遠しい頃でもありますが…

  • 古いお位牌の年齢

    9月に入って、庭の草木も秋色に染まってきました。 実りの秋の到来ですね。視線を落とせば、木陰にはシュウカイドウの花が咲いていました。 ハート型の葉の片方が大きくなるところから、「片思い」という花言葉もあるそうです。ひっそりと咲いている姿に秘めた想いを感じます。 さて先日、お仏壇のお位牌をまとめてほしいとのご依頼をいただきました。(過去記事です) www.mizu-kuki.work たくさんいらっしゃるご先祖様のお位牌をお預かりしました。中には古いものもありました。 120年ほど前に作られた白木の位牌です。手作りなのでしょう。今も同じですが、お位牌には亡くなられた時の年齢も記載されています。こ…

  • 弘法大師空海のお話① ~ 神童と呼ばれた幼少期 ~ 「法の水茎」122

    お盆入りの日。台風近づく空模様のもと、ナツズイセンが咲いています。 夕方には、ご先祖様をお迎えしました。炎が揺らめいています。 穏やかでお静かなお盆をお過ごしいただければと思います。さて「法の水茎」のほうは、今月から「弘法大師空海のお話」として、とくに文学との関わりをテーマとしてみました。まずは『今昔物語集』に見える幼少期のお姿からです。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」122(2022年8月号) 8月1日は「地獄の釜の蓋が開く日」。関東地方の一部では、この日を「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼び、ご先祖様があの世から家々に向かって出立する日と言い伝えています。 とことは…

  • 夏の最終日に施餓鬼会を行いました。

    昨日7日に立秋を迎えました。残暑厳しい中ですが、心なしか朝夕に秋の風を感じます。庭にはかつて両親が植えたキウイが今年も実を付けています。 今日8月8日は亡き父の誕生日。朝起きて「おめでとう」と言っていた日々を思い出します。立秋前日の6日には、恒例の施餓鬼会を行いました。今年も縮小開催です。総代・世話人の皆さま。 法要のみで、ご法話も御斎(食事)も行いません。ご助法の僧侶の皆さまも最小限となりました。ということで、私が半鐘(三通三下)を打ちます。 集会鐘 しゅえしょう〈しゅえのかね〉ともいう。仏教儀式の用語。集会とは儀式に先立って僧侶らが所定の場所に集合することをいい,集会鐘はそれを報ずるために…

  • 草刈りと竹切り ~ お寺の奉仕作業をしていただきました ~

    今日から8月。朝からお墓掃除の方を見かけます。手水舎の前の花がお出迎えです。 昨日はお寺の総代・世話人さんにお寺の奉仕作業をしていただきました。今週末の施餓鬼法要に向けての境内清掃です。 皆さん手際が良いです。草刈り機の扱いもさすがです。刈り跡が道のようです。 おかげさまで、石仏さまの周りもスッキリしました。 永代供養塔に続く道も木陰が心地よいです。 その後は竹も伐採していただきました。 さらに見通しが良くなりました。お墓の前の道にも風が通って、竹林が揺れています。 お地蔵さまにトンボが止まっていました。秋は近いですね。 草に埋もれそうになっていた石仏さまも、お顔がはっきり見えるようになりまし…

  • 「無財の七施」のお話⑦ ~ 房舍施、温かくもてなす場所を用意する ~ 「法の水茎」121

    夏の太陽が戻ってきたようです。 石仏さまの横顔。 お花も明るく輝いています。 先日の両親の法事で供えた花を、永代供養塔にも飾らせていただきました。 8月のお盆も近づいてきました。ご先祖様のお帰りを待ち望みます。 さて、今月の「法の水茎」は「日常生活の場を提供すること」がテーマです。「無財の七施」の七つ目は「房舍施」。「温かくもてなす心」の大切さについて考えてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※「法の水茎」121(2022年7月号) 今年は全国的に雨の季節が短かったようです。「梅雨寒」という言葉もどこへやら……関東甲信地方でも、観測史上最も早い梅雨明け宣言となりました。「空梅雨(か…

  • 両親の法事を執り行いました。

    午前中は珍しく日が差し込みました。キキョウの花もうれしそうに輝いています。 本日は私の両親の法事を執り行いました。父の7回忌と母の3回忌です。 元気なひまわりも飾りました。 早いもので父が亡くなってから丸6年、母が亡くなってから丸2年の月日が流れました。並べた両親の遺影を眺めながら、月日の早さを痛感しました。70歳代で旅立った二人。ここ普濟寺には50年住みましたが、まだまだやり残したこともあったでしょう。夫婦の仲は「二世の契り」とも言われます。あちらの世でも、仲良く夫婦げんかをしているかもしれませんね。 にせ の 契り来世までも夫婦として連れ添おうという約束。夫婦の約束。二世の語らい。二世の約…

  • 『産経新聞』(2022/07/09)「話題の本」に妻の書籍が紹介されました!

    本日、『産経新聞』(2022/07/09)「話題の本」に妻の書籍が紹介されました! こちらが記事です。「無常の世界、鮮やかに」 (the sankei news) https://www.sankei.com/article/20220709-SA2VXADIR5PDZACWDJZKH7ML6M/ 御取材くださった黒沢綾子さま。この度は誠にありがとうございました。取り急ぎ御礼申し上げます。 絵巻で読む方丈記 [ 鴨長明 ]価格:2530円(税込、送料無料) (2022/7/9時点) 楽天で購入 ※ ※最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 『下野新聞』(2022/07/07)24面に妻の書籍が紹介されました!

    先日刊行された妻の書籍。田中幸江『絵巻で読む方丈記』(東京美術、2022/6/25)(東京美術ホームページ) www.tokyo-bijutsu.co.jp (過去記事) www.mizu-kuki.work 本日、『下野新聞』(2022/07/07)24面「県央・宇都宮版」に書籍が紹介されました!こちらが記事です。「平安の天災や社会混乱「生き方の指針に」」 カラーですね。三康図書館所蔵『方丈記絵巻』の内容や、出版までの経緯、意義など、詳細に紹介してくださいました。(三康図書館ホームページ) sanko-bunka-kenkyujo.or.jp 取材くださった下野新聞社さくら支局の野上裕之さま…

  • 妻が書籍を刊行しました~ 田中幸江『絵巻で読む方丈記』(東京美術、2022/6/25) ~

    妻が書籍を刊行しました。著者名は旧姓(学会登録名)です。田中幸江『絵巻で読む方丈記』(東京美術、2022/6/25)こちらがチラシです。 「コロナ、戦争、地球温暖化……厄災の時代に、『方丈記』を一冊。」東京美術HPトップページ www.tokyo-bijutsu.co.jp 東京美術HPでの紹介です。 www.tokyo-bijutsu.co.jp 映像でも紹介してくださいました。YouTube 東京美術チャンネル www.youtube.comいろいろと宣伝くださりありがとうございます!こちらは「PressWalker」の記事です。 『絵巻で読む方丈記』発売|厄災の時代に、詩情あふれる江戸期…

  • 「無財の七施」のお話⑥ ~ 雨薫る六月、譲る心の美しさ ~ 「法の水茎」120

    紫陽花が見頃を迎えてきました。 色とりどりの花の色が、まるで花火のようです。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」は120回目となりました。書き始めてから、丸10年の月日が流れました。これまで何度か穴を開けそうになりました(父母が亡くなったときや、昨年の入院手術後など)。ここまで書き続けてこられましたのも、皆さまの励ましによるものです。ちょうど10年の区切りを迎えましたが、まだ肩を叩かれていないようですので、もう少し続けてみようと思います。今後ともよろしくお願いいたします。今月の「法の水茎」は「譲り合い」がテーマです。「無財の七施」の六つ目は「床座施」。「譲る行為」とともに「譲る心」の大切さにつ…

  • 『法の水茎』が掲載されました ~ 武蔵野書院「Book Guide」(2022(令和4年)early summer) ~

    雷雨の一日。池の睡蓮がキレイに咲いています。 雨を受けて艶やかです。これからますます咲いてきますね。先日、武蔵野書院「Book Guide」(2022(令和4年)early summer)が届きました。こちらが表紙です。 私の先輩の書籍が表紙を飾っています。中程には、『法の水茎』も掲載してくださいました。 武蔵野書院サイト www.musashinoshoin.co.jp 有り難く思います。この度もオススメくださりありがとうございます。 ※ ※ 最後までお読みくださりありがとうございました。

  • 地元の神社をお参りしました。

    関東甲信越地方が梅雨入りしました。例年よりも8日早いそうです。お寺の境内も雨音だけが聞こえてきます。 お花の前にはお地蔵様。雨の薫りを楽しまれているのでしょうか。 さて、先日近くの神社をお参りしてきました。隣の地区(さくら市鹿子畑)にある氷川神社です。 目の前の道が新しい県道25号線となって広がったので、お参りしやすくなりました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work 石段が続きます。 狛犬がお出迎えです。 こちらが本殿です。 しっかりと管理されていますね。清々しいです。氷川神社については、辞書に次のようにありました。 西の郷に氷川神社がある。宝暦二年(一七五二)伊勢長島氷川神社…

  • 墓地の草刈りをしていただきました。

    朝から雷鳴がとどろく中、キバナコスモスが咲いています。 今年もシルバーの方に、墓地の草刈りをしていただきました。 さすがプロは違いますね。気持ちよくスッキリしました。どうやら、墓地の間のお花は、そのままにしてくださったようです。 ありがとうございます。ご先祖様もきっと愛でていらっしゃるでしょう。先日、普濟寺墓地の紹介がネットにアップされました。①「お墓さがし」サイトたくさんの写真をお載せくださりありがとうございます。 ohaka-sagashi.net ②「いいお墓」サイトこちらは以前から掲載されているものです。墓地に差し込む陽射しが良いですね。 www.e-ohaka.com 今日は総代さん…

  • 「無財の七施」のお話⑤ ~ 心施、心からの慈しみを抱いて ~ 「法の水茎」119

    雨の似合う花が咲いています。 苔の絨毯に佇む仏さまも、優しいお顔をなされています。 今月の『高尾山報』は「創刊700号」「佐藤秀仁貫首晋山記念特集」となっています。こちらが表紙です。 穏やかな春の日の厳かな記念のお写真です。ますますのご加護とご繁栄をお祈り申し上げます。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」は「心」(慈悲心)がテーマです。「無財の七施」の五つ目は「心施」。眼差しや表情、言葉や振る舞いのもととなる清らかな慈悲心について考えてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※「法の水茎」119(2022年5月号) 季節は晩春から初夏へと移ってきました。新緑が眩しい木々の梢を、爽やかな…

  • 祈りの場所に庭石を据えました。

    今日は貴重な晴れ間ですね。本堂前の牡丹が見頃を迎えています。赤色 白色 黄色は珍しいでしょうか。 この中には、私が母の日に贈っていたものも含まれています。ずいぶん大きく生長しました。こちらは、春にご奉納いただいた庭石です。 何という石でしょう。形も面白いですね。とても大きなものです。過去記事です。 www.mizu-kuki.work この庭石を、永代供養塔の近くに据えていただきました。 いかがでしょうか。供養塔で手を合わせていただいたときに、自然と目に入る場所です。試みに、石のくびれたところに、お地蔵様と花を乗せました。 微笑みながら花を愛でているかのようです。石がお地蔵様の光背のようでもあ…

  • プラチナを含む錦鯉を池に放っていただきました。

    池のほとりに黄菖蒲(きしょうぶ)が咲いていました。 目を落とせば、睡蓮のつぼみも大きくなってきたようです。 何色の花が咲くのでしょうか。間もなくの開花が楽しみですね。池には錦鯉が泳いでいます。ちょうど1年前の5月下旬に「遠藤石材工芸」さまより御奉納いただきました。過去記事です。 www.mizu-kuki.work この度、その「遠藤石材工芸」さまが錦鯉をさらに追加してくださいました。その数なんと40匹!(「遠藤石材工芸」さまホームページ) endo-sekizai.com 錦鯉は、ビニール袋に入っていました。その1 その2 その3 まずはしばらくビニール袋のまま池に浮かべてくださいました。池…

  • 地図上のお寺を探し求めて藪の中へ

    大輪の花が咲いてきました。 艶やかですね。力強い生命力を感じます。さて、地元の地図を眺めていたところ、知らないお寺の名前を見つけました。(「ゼンリン住宅地図」より抜粋) さくら市と那須烏山市との境あたり、地図の左上の方に「大平寺本堂」と見えます。「喜連川国際射撃場」の近くで、普濟寺からも比較的近い場所です。さっそく訪れてみました。このような風景の場所です。 藪の中です。地図を頼りに、道なき道を歩いてみましたが……けっきょく辿り着けませんでした。お隣の「喜連川国際射撃場」も、どうやら使われなくなって久しいようです。さび付いた看板もありました。 「銃と装弾から目を離すな」近くには空の薬莢も落ちてい…

  • 「写経体験ができる栃木県内のお寺」に掲載されました。

    気温が一気に高くなりました。田植えを前に農作業をも忙しくなってきました。庭の咲き分け椿ももう終わりでしょうか。 今年もキレイに咲き誇りました。今月、下野新聞社より『とちぎ発 31日で心がととのう 書き込み式「般若心経」練習帳』という本が刊行されました。表紙です。 (「版元ドットコム」より) www.hanmoto.com監修者紹介です。 地元宇都宮、花蔵院様のご住職様と副住職様の監修によるものです。普濟寺と同じ真言宗智山派のお寺さんです。末尾には「写経体験ができる栃木県内のお寺」一覧も掲載されていました。こちらです。 有名なお寺さんとともに、普濟寺(⑨)も掲載されていました。ご紹介くださり誠に…

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