恐怖に胃袋を制圧され 動きもやらず 込み上げる酸だけを舌で味わっていた手枷を嵌められ 縄にて縛られ 心切り取られて ボイルされて定められた形が異様に心地よかったから 敢えて不自由も辞さないものとした もう同心円状に拡がる気も起きない 数多い敵と相見えるちからがない結局は卵と成って 内部に引き籠り 動かずにいたいのだ 厚い皮殻をつき破る道具があるなら その孔からは どうか愛だけ注いで下さい
The cycle of love and hate愛と怒りの円環Makes me crazy I can't stand itもうこれ以上耐えられないBring me to the other sideどうかあの世へ連れて行ってくれ'Cause cutting my wrist is not my thing.手首を切るのは得意ではないから
陰惨なる風景が好き 灰は和やかに頬を撫でるから 絶叫に命が籠っていることを その場に居る誰もが知っているから絶技なる陽の元では女人が舞い 凸凹(おうとつ)を足掛かりにした子供達が笑う 川の緩やかな温もりさえ知らぬ私に なんと美しく見えたことだろう/憎愛、交わって止まず/恨んでくれ 私を 唾を吐き掛け 翻筋斗打って 斃れた顔に光明(ひかり)を喰らったなら 私はかの空に天國を視るだろう愛させてくれ 私に 円(まる)を教えて 歌声を聞かせて 咲き誇る花の終わりに陰影(かげ)を見つけても 大地に留まり 地獄を慕わぬように
世論に受け入れられたって 私の業(カルマ)は浄化されないし 一生根無し草で好いです 思想(イデオロギー)と指切りはしない昼は工女に 晩はプチ・ブルに 流れるような変身(かわりみ)を 時々センシティブに 時々タフに 朝令暮改が私の人生世論に食ってかかったって 天は涙を流しやしないし 暫定受け身形で好いです 煽動(オルグ)と破壊は仲が良い
もしも胸骨の扉を開けて 私の心を取り出せるものなら その表面は今 鏡のように澄み渡り 視る者の目鼻を映し出してしまうだろう虚構が真実を支える一刹那 だけど永遠の夜金色のマリア像が窓から見投げし 鐘が静寂の音を立てる 在るのは 唯フラットのみ 意識と外界が溶け合ってしまった背中にガラスを背負い 私が寝そべるのは 他でもないこの球面 全存在の息る場所
ゴミ箱に捨てたカタマリ 採り出して再生する 地に投げ棄てたカタマリ 取り上げて再開する一人で幾千億の時間を生きる綺麗に泣く方法 探しあぐねて一日が終り 綺麗にシぬ方法 探しあぐねて一生が終るこの世は傀儡 この身は群像 なれども頭を抱える位なら 劇の途中に席を外すも又好し
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