猫のひげ立派に見えて冴返る 寒戻り一気にすするうどんかな 寒戻りピリリときめき感じけり 寒戻り喉に焼芋つまりけり 冴返るコーヒーの香の尖りけり 寒戻る餡子を舐めたるスプーン 柊にさえかへりたる月夜かな 内藤丈草(江戸時代の俳人) 立春大吉雪國に雪ふりしきる 長谷...
朝起きて今日一日を始める深呼吸をします。目覚めにコーヒーか紅茶を飲みます。武井武雄、谷内六郎の絵。宮沢賢治と新美南吉と浜田広介と小川未明の童話。あと10年、80歳まで元気で生きれたらバンザイです。
ふるさとの小包届く年の暮 すっかり色づいたカボスは果汁がたっぷり出ます。夏みかんくらいある大きさです。切り干し大根は姉の手作りです。下の方に瓶に詰めた梅干しもありました♬ 気にかかる大つごもりや母のこと 平和をと心の隅に大晦日 昔に作った土の人形たちです。 あどけなさを...
行く年の振り向く猫と顔の合ひ 猫亡くし猫のこと知る年の暮 留守に猫ティッシュ散らかす小晦日 年歩む猫の爪とぎ傷の壁 猫のかぬノートパソコン年流る 寝ることが猫の仕事か年の暮 行く年や猫の牙城はダンボール ちょっと飲みちょっと夜更かし小晦日 今日は猫尽くしで詠んでみました。...
想はせる赤い宇宙や冬林檎 冬りんご猫が匂ひを嗅ぎに来る これは違いますが、「賢治りんご」という名のりんごを見ました。岩手産のりんごでしょう。 銀河鉄道のシールを貼ったら楽しいと思う♪ だいぶ前に読んだ本が出て来ました。 懐かしき絵本の中へ冬りんご 昔の絵本の絵が好きです。現...
黒焦げのトースト齧る年の暮 トースターのメモリーの加減がむつかしい。😂 ハチミツぶっかけて食べました。皿にぽたぽた零して。😂 干しぶどうたっぷり入ったパンです。セロリを齧りながら♪ 一応、野菜も食べて栄養のバランスを♪ 今日は失恋がテーマです。経験豊富だから。😂 恋終...
立ち向かふビニール傘や風時雨 寒風にビニール傘のトテチテタ 風時雨という言葉があるのかわかりません。が、祥風時雨という言葉があったので。(*´σー`)エヘヘ 風と時雨とも読めるかな? タイトルの句はまったく、その場の思い付きです。冬の冷たい雨に、包丁を研いでる山姥が浮かび...
クリスマス大聖堂でディナーかな 抵抗のクリスマスツリーウクライナ 戦時下のクリスマスツリー迷彩色 平和の祈りをクリスマスツリーに 昨日のニュースで、ウクライナの人たちが端切れを集めて、重ね貼り合わせてクリスマスツリーを作ってるのを見ました。それは、迷彩色のツリーでした。 ...
クリスマスツリーに干支の猫飾り 今朝のニュースを見ていたら、ツリーにぶら下げて飾るものを描いてるウクライナの女性に「来年の猫ですか。」と記者が聞いていて、ええッ?猫?見間違いじゃないのか?と思ったけど、アップされたのを見ると、本当に猫でした。('◇')ゞ 調べてみたら、タイ...
クリスマスケーキ工場フル稼働 今朝のニュースを見て詠みました♬ 値段は上げたくないから地道にコストカットしてるとか。 これまでケーキの下に敷いてたプラスチック製の敷物を、紙製品にしたそうです。それで良いと思います。敷物を取っておく人はあまりいないと思います。いるのかな?記...
旅に出ると云ふ野良ねこ冬うらら 野良猫の海を見下ろす冬うらら 「旅に出るんだってね いったいどうしたのさ…」 このフレーズは、浅川マキの歌からです。ときどき口ずさんでいます。😊 晴れ晴れとユッカ眩しき白さかな 「文字入れ」が今朝は不具合みたいです。 ユッカは秋の季語ですが...
パック入り味噌買ひ求む冬の暮 味噌つまみ酒をちびちび冬の夜 その年の味噌の出来具合なのか、それとも寝かす時間の加減なのかどうなのかはわからない。同じ味噌なのに、以前買ったこの雪ちゃんに、とても美味しいものがあった。 日本海みそ・冬 トーストにセロリを添えし朝餉かな 糸のご...
シリウスや老いても心は青春 天狼や老いて胸の灯煌々と 今日も寒い朝でした。 湯たんぽの湯で顔を洗って、濃いめの緑茶でナッツとあんこを食べて、まず落ち着きました。身体はよろよろガタガタでも心の炎は勢いよく、まだまだ青春です。😂 天丼の海老六匹や冬夕焼 掻き込む熱々天丼...
ラジオから懐メロ流れ冬暁 今朝、というよりまだ夜中に目が覚めて、そこから寝付かれずにもう起きだした。 ストーブで沸かしたお湯で濃いめのお茶を淹れて、あんことナッツを食べて頭を目覚めさせた。 3時にラジオをつけて久しぶりに深夜便を聞いた。 丁度、「にっぽんの歌こころの歌」の...
パソコン突然まっ暗かまいたち 社長さん寄ってらっしゃい鎌鼬 立ちションの罰当りの場かまいたち 手裏剣を使ふ忍者や鎌鼬 ヒューヒューと風の鳴く夜や鎌鼬 鎌鼬は、寒い地方で起きることが多いらしい。 大気の異常現象か、突然に見えない何かで皮膚を切られるそうだ。実際に切られたと言...
豚まんを買ってその場でかぶりつく 豚まんを頬張る男らしさかな 「男らしく」「女らしく」と言うのも変わってきました。 「男のくせに」「女のくせに」も、うかつに言えません。まだ言ってる小学生もいるけどね。 外見はいかつくて言動も男男してても女々しいところがあったり。この「女々し...
猫の眼の黒くまんまる冬暁 タイトルは三段切れです。 夏井いつきさんが前にプレバトで「三段切れが悪いというわけではありません。そういう句もあります。」と言ってたので♪自分ではリズムがあると思います。😁 寒暁や顔に当て来る猫の鼻 明け方に帰って来た猫が、布団に入れてくれという...
レストラン注文多し冬館 閉ざされし扉気になる冬館 そうです。宮沢賢治の好きな人ならすぐにピンと来るでしょう。 季語「冬館」は、洋館でしょう。 遊び気分で詠みました♪ コーヒーとやかん持ってストーブまで 今朝はモタモタして、今パソコンの前でコーヒーとパンです。 新しいパ...
甘い赤き根の冬のはうれん草 575ではないけど、全部で17文字の破調俳句です。 ほうれん草は春の季語ですが冬でも売られてるし、買って来て茹でたら美味しかったので詠んでみました。 根っこを切ってるのが多いです。付いたまま売ってるのを見つけたので買って来ました。赤いうちが新鮮で...
老いたれどカシッと齧る冬林檎 蜜をみな芯まで齧る冬林檎 冬りんご切れずに剥けし螺旋状 帰るまで待ってゐてくれ冬りんご パンケーキ焼いて包みし冬林檎 初め、ホットケーキで詠んだけど、「ホットケーキ」を冬の季語にしてる歳時記があるようなのでパンケーキにしました。 でもね、その...
猫が手を入れてみる湯たんぽのくち 湯婆と書いて、湯たんぽと読むんですね。 湯たんぽは、室町時代に中国から渡来したそうです。陶器でしょうね。今も陶器のものが売られてるようですよ。 湯(たん)婆(ぽ) 「湯湯婆」と載ってる辞書があるようです。 「婆」は、お婆さんではなく、妻の意...
牛乳と歯に沁む朝の冬バナナ バナナは夏の季語ですが、「冬苺」という季語もあるから。と勝手に。😁💦先日、少し遠くのコープに行った時に見つけたモンキーバナナです。近くのオークワでは見かけなくなっていたので「やあ♪」と久しぶりの出会いでした。小さいけど、皮が薄くて実がギュッ...
プーさんの皿に盛りたる冬いちご カップの方は落っことして欠けてしまいました。プーさんのカップでコーヒー飲むのが楽しみだったけど。_  ̄ ○ チョコパンに挿む目覚めの冬苺 あれは恋だったのかしら冬いちご 冬いちご酸っぱさ沁みる片思ひ 忙しさや一息入るる冬苺 のんびりと歩いて行...
還暦の夫婦そろってちゃんちゃんこ 手を繋ぎ孫と揃ひのちゃんちゃんこ 裏表おっちょこちょいのちゃんちゃんこ 雪駄履き似合ふ和尚のちゃんちゃんこ 鬼太郎と同じカラーのちゃんちゃんこ 老眼鏡はずして背伸びちゃんちゃんこ 夜更かしの欠伸ばかりのちゃんちゃんこ 「この印籠が見えぬか」...
恋をしなさいブロッコリ食べなさい ブロッコリ青々茹でてマヨネーズ ブロッコリの森を抜けゆくミニカー ブロッコリ、ブロッコリーと、どちらでも良いようです。 茹でたての温かいうちにマヨネーズをかけて食べるのが好きです♪マヨネーズも知らん間に値上がりしていました。コーヒーの値上...
着膨れて箸で掻き込むナポリタン 季語は冬の季語「着膨れ」です。 久しぶりに腕をふるってお昼にナポリタンを作りました。 材料は、茹でたスパゲティ、ピーマン、玉ねぎ、スライスハム。油はオリーブオイルとバターを使いました。 京都は北区紫野に、昭和四十一年創業の、昭和レトロな趣の...
焼芋はアルミを巻いて転がして 焼芋の皮ごと食べる香ばしさ 焼芋は石油ストーブの上で簡単に出来ます♪ 冬の楽しみの1つです。焦げすぎて硬い皮もオツな味です。 \(^O^)/買うと焼芋もけっこうな値段です。里芋も美味しく焼けます♪醤油を垂らして食べます。酒の肴になります。 ポー...
冬の夜や赤提灯は故郷の灯 昨日はもう死ぬのかと思った。 お昼が少しズレたので、一杯かたむけた。そのアテがみな塩分が多すぎたのだろう。箸休めの漬物もけっこう塩分があると思う。糠漬けキュウリ一本は食べすぎた二郎。戦争は知らない。 たぶん、血圧が上がったせいかもわからない。急に...
(岡本帰一画)フリー写真より 点けてないストーブの前すはる猫 ストーブに向かひて猫の行儀よさ 昨夜、今年初めてストーブを点けました。 先日新しく買って来たけど、古い方が去年のまま、灯油が残ってるままだったので、もったいないから恐る恐る傍にやかん一杯の水を用意して(万が一の...
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猫のひげ立派に見えて冴返る 寒戻り一気にすするうどんかな 寒戻りピリリときめき感じけり 寒戻り喉に焼芋つまりけり 冴返るコーヒーの香の尖りけり 寒戻る餡子を舐めたるスプーン 柊にさえかへりたる月夜かな 内藤丈草(江戸時代の俳人) 立春大吉雪國に雪ふりしきる 長谷...
春立つや耳奥に若き日の音 春立つや耳奥にゲーセンの音 19歳の時、クラスメイトだった親友のアパートに田舎から布団と身の回りの物を詰めた段ボール箱を1つ送って転がり込みました。以前にも書いたことあるのですが、今朝方に夢うつつに思い出してから眠れずで、5時間ほど寝たか...
節分や鬼かぶりつく恵方巻 豆撒や鬼の先生追ふ園児 「福は内」畳に父が飴を撒く 子どもの頃、夜になると近所の家々から、豆を撒く「鬼は外、福は内。」と、父親の声が聴こえ始めて子どもらのキャッキャと言った賑やかな声がしていました。 我が家も、病気がちだった父がこの夜は元気...
蝋梅の香に古を想ひけり 朝の目覚めのあんぱんや明日の春 粗茶なれど濃きかをりや明日の春 朝、甘いものを食べると早く脳みそが動くと言うのを聴いてからは甘いものを少し朝食の前に濃いお茶を淹れて食べます。 動いてるかな?(ノ´∀`*) 昨夜はまたおかしな夢を見ました...
寒鰤やちょいと肴で握り寿司 刺身で握り寿司を作ってみました(^^♪ サーモンは秋の季語のようです。イカは、イカだけでは季語にはならないようです。「イカ釣り船」とか、合わせて季語になるようです。 気管によく物が引っかかります。水やお茶でも。(;^ω^) 何度も咳き込ん...
写真はフリー写真からですが。先日、ニュースで伊豆シャボテン動物公園のカピバラたちが気持ちよさそうに湯に浸かっていたのを見て♪ 鼻の下が長くて、のほほんとした顔のカピバラって、癒されますね。春になったら、久しぶりに動物園に行ってみたいです(^^♪ 待春を振る振る鍋や町中華 ...
春を待つ犬の毛並みの艶々と 先日、こんな夢を見ました。 何故かアメリカに居てバイトをしているのです。 そのバイトの内容が実に変っていました。 老犬の思い出にと、私と老犬とツーショットの写真を、老犬の主人が写すわけです。夫婦であったり独り身であったりしますが何れも年配者や老...
不思議なる絵本の夢や春隣 3,4日前に不思議な絵本の夢を見ました。 それはどこかのローカル電車に乗っていた時のことです。 向いの座席に、お爺さんと4,5歳の孫らしき男の子が座りました。 男の子は、買ってもらったばかりのような、まだ包装紙に包まれた四角い大きな硬い本らし...
ナッツをたくさんトッピングしてみました♪ チョコとクリーム、2つくっついたコロネパンです。 香ばしく ストーブの上 餅焼けて 語りかけくる ぷっくりぷくら 里芋の 焼けて小鳥の 声のごと ピーチュルチュルル ピーチュルチーチ ジャガイモ、サツマイモも鳴くけど小鳥には似て...
待春や店に並べる輪島塗 昨日、ニュースで東京の何屋さんだったか、棚に輪島塗を並べてるのを見て。 立ち食ひの暖簾くぐれば春隣 春近し立ち食ひそばの搔き揚げよ 昨夜は8時間ほど寝て5、6時間は眠れたかな? 1,2時間おきにトイレに起きて、すぐ寝つける時もあるけど。な...
風花や吾待ち君は露天風呂 相変わらず睡眠障害の私は昨日、こんな夢を見ました。 肉吸い(肉うどんの、うどん無しみたいなもの)で有名になった食堂の大将になっていました。花月だか新喜劇の近くにある食堂です。昨日、ネットのニュースで吉本興業を見たせいもあります。意外とオンボロ...
山茶花の三寒四温咲き残り 昨日、北風に吹かれながら村の神社に寄ったら山茶花がまだ少し咲き残っていました。 山茶花は初冬の季語です。三寒四温は晩冬の季語です。季重なりになるのかもわかりませんが詠んでみたでがんす。 タイトルの句は、先日の日曜日に「小さな旅」を見て詠みまし...
朝食は八等分の冬りんご 星めぐりのうた聴きつつ冬林檎 宮沢賢治作詩作曲の「星めぐりの歌」です♪ いろんなバージョンがユーチューブにたくさんアップされていますね。全部はとても見きれません。 震災から1年後賢治のふるさとで「星めぐりの歌」大合唱 りんごが甘くて美味しいで...
待春や焼きおにぎりの不揃ひよ 風邪に似た症状がずっと続いていたのがようやく治まって来た。咳がまだ少し残ってるけど、眠くてたまらないのは治って来たようだ。眠くて眠くてたまらなかったのはそれだけ体力がなくなっていたのかもしれない。食欲も少し落ちて痩せたかな? 大好きなコー...
むなしさをコツンと割るや寒卵 待春や懐かしさ沁む玉子丼 子どもの時、初めて食べた丼が玉子丼でした。 小1の冬休みだったと想い出します。 いつも一緒に遊んでた面倒見のいい小6のガキ大将に誘われて町に出かけました。「120円あったら食堂でご飯を食べて、デパートの屋上遊園...
年移る布で囲はれしハチ公 大晦日の渋谷の様子をニュースで見ていました。 布かはわかりませんでしたけど、ちょうど写真のバックにあるような囲いでハチ公は、すっぽりと覆われていました。そうしなけりゃならないほどハチ公前の広場は混雑するのでしょう。 高僧の頭の照りや除夜の鐘...
咳はないけど、ずっと風邪の症状に似た状態が続いています。 今日は少しマシなのでやる気を出しました。正月が来るから今日は買い物にも行かねばと思っています。年越しそばと、ちょっとフンパツして上等な酒も。\(^o^)/ 生姜湯を飲んだカリバの走りかな 全国女子高駅伝は、まれに...
冬至南瓜ごろごろ入れし饂飩かな このところ寒いから手軽に温まるうどんをよく食べます。スーパーで売ってる茹でた袋入りのものです。 時間をかけて煮込んで柔らかくなったのが好きです♪若い時はこしのあるのが好きだったけど、齢のせいでしょうか。((´∀`*)) 昨日、南瓜を買っ...
静々とリフトに乗りしうつ田姫 冬の季語、冬をつかさどる「うつ田姫」で詠んでみました。 絡み合ふ葱と牛肉なまたまご 三位一体たまごと肉と葱と 「葱」が冬の季語です。 写真はうどんですが、すき焼きの時なども肉と葱を一緒に生卵につけて食べるのが最高です♪お互いに旨味を引き立...
年賀はがき絵柄あれこれ考へり ガンダムやアンパンマン、ドラえもん、ピカチュウ、アトムなど毎年あれこれ交代で日本のアニメキャラクターを使えば、記念に買う小中高生も出て売り上げが伸びると思う。いつもスマホで新年の挨拶してる子が、はがきで初めて書くという新鮮さに「いいじゃん♪」...
皿の中匙でつぶす苺ミルク 昔、おじいさんがいつもやってるのを見て、「そんなことして美味しいの?」と真似て、試しに練乳かけて潰して食べてみました。すると、「おっ♪」と、また違う美味しさに気がつきました。それが潰して食べた初めでした。 カーテンの揺れが気になる子猫かな 動くも...
人も空へ旅立つたんぽぽの絮 わんこもニャンコも人間もみんな、見えなくなってそれきりじゃなく、宇宙のどこかに居ると思う。「タマシイ」として。 死んでそれっきりだとは誰もわからない。 宇宙のこと、人間はまだ5パーセントしかわかってないからねえ。 何十年も前に発見された「ダーク...
ぽとぽととコーヒー淹れて春深む トーストに焼きむら出来て春深む 一人居の遅き朝餉や春深む トースターの調子が悪いので最近はフライパンで焼いたりします。厚手のフライパンだと、けっこういいあんばいに焼けるんです♪\(^O^)/干しブドウとナッツは毎日欠かしません。 一昨日は...
詩 「ちゃお」 二日前の晩 塩かげんまちがえたスパゲティを 食べ過ぎて 夜ふけに水を飲みに 起きた 月明かりの台所で ぼくを見つけて なぜか ぽかーんと 見ていましたね あの夜 ぼくも水を飲みに来て 窓から月をながめていたのです いつでもにげる用意をしているぼくに ほんと...
葉脈の陽にまっすぐに春落葉 春落葉おにぎりシートいちにさん 腰を下ろせば雀の帷子かな 摘もうか摘むまいか雀の帷子 傍にある草はたぶんスズメノカタビラと思うのです。違うかな? この草、子どもの時から何かしら惹かれました。親しみを覚えるというのか。愛きょうを感じます。 スズメの...
ものの芽や厨で育つ野菜屑 おにぎりのかがやきにたんぽぽの笑み 昨日は月一の診察に行って来ました。 三ヶ月に一度の血液検査でもありました。 「げっ!しまった!」 と思ってももう遅い。昨夜、少し飲み過ぎたのを後悔しても。 ついでに、身長、体重測定。それと「へそ周り」測定。 「...
画面の左端にカーソルが行くと「ワッ」と出て来る天気予報などのやつ。😞マイクロソフトって、余計なことばかりするよ。良かったものは消してしまうし。 マイクロソフトもそうだけど、メーカーの要らないものも多い。 それで、ネットやユーチューブで検索して見つけた要らないソフトを、と...
春深む帰らぬ日々の猫のフォト 懐かしき子猫のフォトや暮の春 珈琲に春愁ゆらし飲み干せり 今日はようやく気温が上がりそうだ。 このところ三月に戻ったような気温が続いていたから。 昨日、東京は夏日だったというけどこちらは肌寒い一日でした。 メルカリの品が届かない。3日前に...
のらねこのゐてたんぽぽ 摘まれて捨てられてたんぽぽ 4時にトイレに起きて、もうそれから眠れずに起き出した。 今朝の冷え込みは緩く、顔を洗う少し冷たい水もサッパリと気持ち良かった。顔を洗うとスッキリしますね。私の知ってる先生は日に7,8回以上洗うようです。 足はもうスタ...
原点にかえってみた。 俳句は、初めに惹かれたのは山頭火だ。 まだ俳句も何も興味のなかった小学生の時、週刊漫画雑誌「少年マガジン」に山頭火の漫画が連載されていて。今思えば珍しい企画連載だったと思う。けっこう人気があったように思う。 575の俳句との出会いは、中学の国語が初めだ...
ゆっくりとけじめと区切り花筏 滔々と思ひを載せて花筏 花筏ふいに現る鯉の口 咥へゆく雀ひとひら花筏 この、雀を使った句は下敷きがあります。 浜田広介の「花びらの旅」です。とても詩的な短編童話です。 好きな童話作家の一人です。代表作は「泣いた赤鬼」でしょうか。...
桜草こぼれて集ふ鉢の水 道端の連翹に道尋ねけり 姥桜たがひに映ゆる古刹屋根 文字なぞり歌碑にふるふる花吹雪 清明の草一本の耀きよ 昨日は「清明」だったのですね。 もう晩春に入りました。 足の不安と痛みを抱えながらあちこち出かけています。 柿の若葉がピカピカと...
一本の葉柳の下待ち合はす 灯の洩るるミモザの隙やカフェの窓 赤ひとつ土手にぽつんとチューリップ ようこそと暖簾やはらか春の風 水はまだ冷たいけど、顔を洗うのに気持ちのいい朝になって来ました。洗った後のサッパリ感♪ 胃の調子が少し良くなったら今度は左足が痛くなってきま...
たんぽぽの葉と伸びてゆく隙間かな 愉しむレコードノイズや白椿 紅椿土間長々と京町屋 僕が生まれるずっと前の歌に「白い椿の唄」というのがあります。CDでも、古いレコードからの録音なのでノイズがいっぱいです。聴いているとノイズが気にならなくなり、遠い記憶を辿る思いに...
芝桜にぎやかな学び舎の窓 思ひ出す忘れしことや薔薇芽吹く 薔薇の芽や高き踵のハイヒール 風は聴く薔薇の芽のひそひそ話 薔薇の芽が宇宙の謎を知ってゐる 戦国武将仰ぐごと山桜 このところの胃の調子が悪いのは、梅酒を止めたからかもしれない。数年間ずっと毎日飲み続けて...
かんばしき露店のけむり夕桜 まだ止まぬ遊具の子らや夕桜 残照の池面ゆらめき夕桜 娘らは串を頬張り夕桜 公園に近づいて来るともう屋台の何やらかんやら焼く匂いがして来ます。入ってすぐ、中学生くらいの女の子が二人、仲良く坐って美味しそうに大きな串を食べていました。すぐ傍...
千切れゆく思ひ思ひに春の雲 葉は小さき剣のごとく三葉躑躅 暮れ残る三葉躑躅の薄あかり 夕日吸ひ三葉躑躅の灯り初む ゴンドラの唄は、歌謡曲の初めだとか。 松井須磨子が芸術座の公演の中で歌って流行したそうです。 作詞は、石川啄木や森鷗外と交流のあった吉井勇。作曲は、童謡...
憎めぬ名脇役ぺんぺん草 幼な子の好きな一等チューリップ たぶん、チューリップが一番好きと答えるのではないだろうか。 たいていの幼稚園に植わってますね。 幼子とすると、「ようじ」と読まれやすいので。「幼な子」と詠む有名な俳人もいたのでこっちを使っています。 こういうのは...
あくび出る午後の体操チューリップ 歌ふ子らの大きなくちチューリップ とことこ幼な子駆け寄るチューリップ 今日は足が回復して久しぶりに遠出して来ました。 5千歩なんて数か月ぶりです。スタスタとは行きませんが、疲れはさほどではありませんでした。明日、出るかもしれませんが。...
開ききり白木蓮の潔さ 柳の花みんなみんなあっといふ間 幼な子は柳の絮に風を見る 今朝はほんとに慌てた。 ストーブの上でコーヒーを淹れてて、セットしてお湯を注いでいたソーサーがカップから傾いて淹れかけのコーヒーが零れてしまった。音と共に見る見るうちに火は小さ...