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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • トースター

    トースターを家電量販店に見に行ったのですが、電子レンジ顔負けの高機能の付いたものもありました。電子レンジが置けない人なら役に立つかも知れないのですが、こんな高機能をトースターに付ける必要があるのかと思いました。日本の家電は何かと付加価値を付けて差別化しようとする傾向がありますが、これは国際競争力を失わせてしまったようです。 どうせなら、トースターの性能を追求するべきですね。力点の置き方が間…

  • ゴールデンウィーク

    ゴールデンウィークとはいいますが、普段の土日です。月曜日から仕事なので。仲間内では今日まで仕事で、1日振り替えをどこかで取る人も多いです。 3日からは普通の週末が始まります。ですから特別なことは何もありません。 これが、メンテナンス業では全く逆になります。週末、プラントを止める時しか出来ない点検などもありますから。 それに併せて測定の仕事もあります。測定士だとこういったエッセンシャルワーカ…

  • 関係法令5回目解説

    問5 解説 多量の液体空気やドライアイスを扱うといった著しく寒冷な場所については半月に1回温度、湿度を測定しなければなりません。 坑内作業では様々な制約が発生しますが、温度については28℃を超えるおそれのある場所について半月ごとに1回、気温の測定を行わなければなりません。それと合わせて通気量についても半月ごとに1回測定しなくてはなりません。ただし炭酸ガス濃度の測定については1か月以内ごとに1…

  • 労働衛生一般5回目解説

    問5 解説 鉱物を研磨、切断することで発生する粉じんの遊離ケイ酸は元の鉱物の遊離ケイ酸を分析するのではなく、粉じん中の含有量で評価します。実際に吸入した粉じんが肺に沈着することによって発がん性を示すからです。 粒子状物質の沈降速度はストークスの式で求められますが、粒子径の二乗に比例します。 鍍金などの電解槽では電極で細かい泡が発生し、それに伴ってミストが発生しやすくなっています。 1,4-ジ…

  • 分析概論4回目解説

    問4 解説 C+O2→CO2ですから、炭素を1mol燃焼させると酸素1molと反応して1molの二酸化炭素が生成します。 1気圧の酸素が完全に二酸化炭素に変わるのだから、酸素の体積と生成した二酸化炭素の体積は変わりません。容器の体積は変わらないのですから、圧力は1気圧です。 今日の解説はこれだけです。 化学を少しでもかじった方なら、この程度の化学式は難なく書けると思いますが、化学を全く毛嫌いしていた人…

  • デザイン・サンプリング4回目解説

    問4 解説 B測定は発散源に近接した場所で最も高濃度になると思われる位置及び時間を選んで行います。このとき労働者がその位置にいなくても、立ち入ることがある場所であれば、測定して差し支えありません。 発生源が移動していく作業や間欠的に稼働する作業などでも、高濃度の発生源がある場合は必ずB測定を行います。 B測定は継続した10分以上の時間で実施しますので、検知管等短い時間で終了する場合、連続し…

  • 関係法令4回目解説

    問4 解説 作業環境測定の頻度と記録の保管についての出題です。 測定間隔は6ヶ月が原則ですが、これと異なっている放射性物質(1月)、鉛(1年)に注意して下さい。 有機溶剤、粉じん、特定化学物質は原則どおり6ヶ月です。 記録の保存期間についても抑えておいて下さい。 記録の保存は原則3年のものが多いが、これと違っている放射性物質(5年)、粉じん(7年)、特定化学物質、有機溶剤のうち発がん…

  • アンパン

    今、朝ドラでアンパンをやっていますが。番宣のときからアンパン、アンパンと連呼されていきたので、スーパーの棚からアンパンが消えた日がありました。私は朝ご飯代わりにアンパンを食べることが多いので、いつも2,3個買って、それがあるうちは毎朝食べています。 スーパーになかったときは愕然としましたが、無意識にすり込まれて、何故か無性に食べたくなる人が多かったのかも知れません。 いわゆる買いだめでなくなっ…

  • 賃上げ

    今日は休日なので試験解説はお休みにします。 連日、物価高のニュースを聞いていますが、賃金もそれに見合って上がっていない事が良くいわれます。良く前年との比較とか統計上の情報がでてきますが、これには気をつけないといけません。 例えば賃上げを比較するとき、何%というのを見ると思いますが、これはおそらく高齢者の賃金は入っていません。再雇用者の賃金はベースアップはおろか、様々な手当がないのが当た…

  • 労働衛生一般4回目解説

    問4 解説 エチルベンゼンを化学的に酸化すると安息香酸になりますが、体内ではそこまで酸化は進まず、マンデル酸として代謝されます。 ノルマルヘキサンの尿中代謝物は2,5-ヘキサンジオンです。 テトラクロロエチレンの代謝物はトリクロロ酢酸、総三塩化物はトリクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、テトラクロロエチレンの代謝物です。 トリクロロエチレンの代謝物は総三塩素化物の他トリクロロ酢酸もありま…

  • 分析概論3回目解説

    問3 解説 官能基を持つ有機化合物の酸化では、基本的なものを抑えましょう。 第1級アルコール(R-OH)の酸化は、アルデヒド(R-CHO)、カルボン酸(R-COOH)と進みます。第2級アルコールを酸化するとケトン(R-CO)になります。 酢酸は酸化できずに炭酸ガスと水に分解されます。 ジメチルエーテルはメタノールを硫酸などで脱水すると得られます。 安息香酸はトルエンの他、エチルベンゼンの酸化でも得ることが…

  • デザイン・サンプリング3回目解説

    問3 解説 測定点の配置を決めるときに引く、縦と横の線は必ずしも直交している必要はなく、建物の壁などの角度に合わせてひし形になっても、線の間隔が揃っておれば問題ありません。 測定点を配置するために引いた縦横の線の交点が、設備などと重なり、作業者の呼吸域が存在しない場合はその交点は測定点から除外します。 測定点を決めるために作業場に引く、縦と横の線は等間隔で6mを超えない範囲であればよく、縦と…

  • 関係法令3回目解説

    問3 解説 安全衛生教育、特別教育に関する出題です。 労働者を雇い入れたとき、業務内容を変更したときは、原則としてその労働者が従事する業務に関して、安全又は衛生の教育を実施しなくてはいけません。 危険又は有害な業務に就かせるときは特別の教育が必要になります。安全衛生規則36条に定められており、焼却施設において焼却灰を取り扱う業務や墜落制止用器具を使う高所作業などがあります。 法令で定める…

  • 労働衛生一般3回目解説

    問3 解説 量-影響関係はある物質のばく露を受けたときに各個体に現れる強度に注目しているのに対し、量-反応関係はある物質のばく露を受けたときに集団に対してどのような割合で影響が出現するかに注目しています。違いは固体か集団かという点です。 無影響量NOEL(ノエル)は影響が認められなかった最高ばく露量のことをいいます。 LOAEL(ロエアル)とは毒性試験において有害な影響が認められた最低のばく露量…

  • 生活習慣病

    今日は早起きして部屋の掃除をしたのですが、突然おなかがすいてきて我慢できなくなったのでウエハースを食べましたました。普段は朝のタンパク質不足を補うために2枚食べて約5gの補給をしていますが、掃除を始めてしばらくしてもう2枚食べる羽目に。 こんなにおなかがすいたのか判りませんが、とりあえずは解消。低血糖でも起こったのかと思いましたが、今は落ち着いています。食後の血糖値の急上昇を抑えるには、食べ…

  • 万博

    万博がいよいよ開幕しますが1970年の大阪千里丘の万博にも行きました、日本は高齢化していますから、おそらく多くの方の記憶に残っていると思いますが、いかんせん子供の頃に記憶なので、何を見たのかはっきり覚えていません。ただ、長い列に並んで、やっとの事で入って展示を見たことだけは確かです。月の石ちらっと見たように思います。ソ連(当時はソビエト連邦でした)館も入ったのですが、何があったのか覚えていません。…

  • 分析概論2回目解説

    問2 解説 有効数字の計算については加減計算では最終桁の精度が一番小さいものに合わせ、乗除計算では桁数の一番小さいものに合わせるのが基本的な考え方です。 与えられた数値を見ると桁数は5桁と6桁があります。普通に計算して乗除だけなら5桁ですが、最終的に加減計算になりますから、精度の小さい位の小数点以下3桁で揃えることになります。 今日はこれだけです。 有効数字に関しては、最近の人はデジタ…

  • デザイン・サンプリング2回目解説

    問2 解説 同一の場所であっても扱われている有害物質が時間帯によって変わる場合は全く別の作業場所として、別々の評価を行います。 洗浄にシンナーだけを使い、引き続いて同じ場所で塗料を使って塗装するような場合は洗浄作業と塗装作業を別の業務として別々の評価を行うことになります。 塗料を調合してその場所で塗装作業を行う場合は、調合時から発生する有機溶剤が単位作業場所に拡散し、引き続いて塗装によって発…

  • 関係法令2回目解説

    問2 解説 深夜業など特定業務に従事する労働者については定期健康診断を6か月ごとに実施しますが、胸部X線撮影については1年に1回で良いことになっています。放射線のばく露量に配慮したものです。多量の高温物体を取り扱う業務、重量物の取扱い等重激な業務もこの特定業務に該当します。 海外派遣労働者に関しては6か月以上の長期になる場合はあらかじめ、本邦を離れる前に一定の項目について健康診断を受診させま…

  • 労働衛生一般2回目解説

    問2 解説 GHSのシンボルマークに関するものです。 腐食性は主に金属の腐食性を示しています。金属に対する腐食性があるということは皮膚への刺激性、腐食性、眼など粘膜の刺激性や重篤な影響があるということです。 急性毒性があることを示しています。接触による皮膚腐食性、皮膚感作性、眼などに対する重篤な作用があるということです。 呼吸器感作用性を示しています。文字どおり、吸…

  • 分析概論1回目解説

    問1 解説 SI単位は7つの基本単位とそれの組み合わせてできる組立単位で成り立っています。 電気量C一定時間に流れる電気量です。 エネルギーJは仕事量としてとらえるとN・sと書くことが出来ます。 光度cdは基本単位です。 圧力の単位PaはN/m2と書くこともできます。単位面積あたりに働く力です。 気体定数は理想気体の状態方程式における定数でモル気体定数とも呼ばれます。 単位はJ・K-1・mol-1で…

  • 栄養

    ETCのシステム障害が起こっているようですが、明日高速道路を利用するので、周辺地域に波及してこないか心配しています。何分朝早い移動なので、無事目的地に到着出来ればいいのですが。時間の問題もあり、渋滞に巻き込まれたら、大変です。 しかし明日のことを今から心配しても始まりません。まずは落ち着いて明日を待ちましょう。まずは十分な睡眠から。 はすべての事に悪影響を及すそうです。頭にいらないタンパ…

  • タルト

    マウスが動かなくなってしまいましたが、左のボタンが効かなくなってだけでした。結構多いトラブルらしい二ですが、ストレスが溜まりますね。 今日はコンビニでデーザートを買ってきたのでこれで気分転換しようと思います。 のコンビニはいろいろと新商品がでるので楽しいですね。あれこれ迷ってしまします。決して値段が安いわけではありませんがそれなりに満足感が得られるのでいいのかも。 10℃いかの要冷蔵…

  • デザイン・サンプリング1回目解説

    問1 解説 メチルイソブチルケトンの分子式が与えられていますから分子量が100であることが判ります。100mgは1mmolなので、これが25℃、1気圧で気体になったとすれは24.47mLになります。これが1m3中にあるのだから25ppmが最も近い値になります。 今日はあっという間に終わりです。これ以上でもこれ以下でもありません。 計算問題は絶対落とせないところです。落ち着いて問題を読み取り違いをしないことです。 …

  • 関係法令1回目解説

    問1 解説 安全衛生管理体制に関する出題は必ず行われます。 総括安全衛生管理者の選任が必要になる業種はなにか。屋外的業種、工業的業種、その他(非工業的業種)で異なりそれぞれ100人、300人、1000人以上となっていたことを思い出して下さい。屋外的業種では100人以上、製造業は300人以上ですが1000人以上になれば業種に関わりなく選任が必要です。 衛生管理者の数は従業員数によって必要な選…

  • 労働衛生一般1回目解説

    問1 解説 コントロールバンディングは化学物質の有害性やばく露量などを区分分けして簡易的にリスクレベルを判定するツールです。化学物質の有害性そのものとばく露量からリスクレベルを判定します。ばく露量は、飛散性。揮発性及び取扱量から推定します。リスクレベルによって対応策を提示してくれますが安全サイドに判定されるため、今一つ具体的な対策に移せないところが難点でした。 後発のクリエイトシンプルではす…

  • 試験解説

    新年度ということでまた試験解説を再開したいと思います。今回のシリーズは令和6年8月の問題を題材にします。公開されていますので必要な方は今のうちにダウンロードしておいてください。ホームページは以下のとおりです。 https://www.exam.or.jp/emkohyo/ 現在公開されているのは2種では令和7年2月実施分と令和6年8月分ですが、8月の試験が終わると直ぐに更新され、削除されますので。 以前は問題と解説…

  • お花見

    桜はまだかなと思って、お花見に行ってきました。お花見といってもどこかの名所にいくのではありません。工業団地の中には植栽として桜を植えている会社もたくさんあり、近所にも結構あります。お昼休みに散歩がてら、ぶらぶらと歩いてきました。ここ数日気温が下がりましたからまだ五分咲きほどですが、あと数日で満開になりそうです。夜は結構冷え込んでいるのでお花のもちは良さそうです。 会社を辞めるとこの周辺には…

  • 投資

    いよいよ新年度が始まりますが、私の場合は今年が最後になりそうです。嘱託で働いていましたが、就業規則上新たに契約は更新されない年齢になったからですが、まだまだ元気なので、何か仕事を探そうかと思っています。 でも仕事をやめた後は、自分が動く事はせずに他に動いてもらうことを考えています。自分が動く仕事ではなく他の人に効率よく動いてもらうとです。平べったくいうと、株を買って、そこの人に働いてもらう…

  • チーズケーキ

    最近家の近くで個人のクリニックが相次いで開院しました。開院に先立って内覧会が行われてので2カ所ほど見学にいきました。 実はその前にも内覧会と聞くと、少々足を伸ばしてでも見に行っていました。 一カ所はコンサルタント会仲間で独立開院されて方で、研修会でも良くお世話になっていましたし、開業するということで応援したい気持ちがありましたので、お邪魔したのです。最新のデジタル処理機器や真新しい部屋に…

  • タンパクサプリ

    今日は少しひんやりしていますが、筋トレをするにはいいかもしれません。ただし、体が冷える時はストレッチで筋肉をゆっくり伸ばして血液を送り、ウォームアップすることが大事です。活動的になるのはいいのですが、体が季節に順応するのは2から3週間かかります。思ったよりゆっくりしか進まないので、これを促進するためには、十分な血液の循環が必要。ただ運動して筋肉を使うとどうしても堅くなります。筋肉は鍛えば、繊維…

  • フィルムカメラ

    桜の開花が始まりましたが、私が毎年見に行く所ではつぼみが膨らみ始めたばかりでまだ。4、5日はかかりそうです。花の時期は短く花びらが溝を埋めて、秋に枯れ葉が溝を埋めるのと同じような状況になります。花びらは軽いので溝にはまっていても吹き飛ばれて運ばれますから、雨降りで流されるほうは少ないですね。 また写真を撮ろうと思っています。青空をバックの淡いピンク色の花を取ると、絶妙なコントラストになります…

  • 山火事

    春先の乾燥で山火事が相次いでいますが、山の手入れが行き届かなくなっていることも原因の一つです。というのは秋から冬にかけて落ち葉が溜まり、溝などには枯れ葉の山が溜まっているところが結構あります。人が住んで入れは枯れ葉はたき付けで回収されるはずですし、もっと自然が豊かなら、枯れ葉は土に還っていきます。中途半端に開かれて、その後ほったらかしになっている。これは山だけでなく、農地も、空き家も同じような…

  • 夕日

    黄砂が今日もやってきていますが、昨日に比べ夕日は若干まぶしくなっていました。今日は赤ではなく黄色。光を遮る砂の量が減った事を実感しました。日中も全天が砂に曇っていたのではなく北半分は雲の動きがちゃんと見えました。それでも南半分は白く曇っていたのでまだまだ抜けきっていない感がありますね。明日は徐々に雨になる予報ですから、雨に濡れないように帰りましょう。そしてて夕日を見るのはまず無理なので、太陽を…

  • 黄砂

    黄砂がやってきて、本来なら抜けるような青空が見えるはずでしたが、空は真っ白でした。真っ白といったら言い過ぎですが、もやが掛ったような感じで全天が覆われていました。日差しは強いので、陰は出来ていましたが、今ひとつ強さはありません。夕方西の空を見ると、真っ赤に燃える太陽になっていましたね。晴れていたら直視できないほどまぶしいはずですが、まぶしさはありません。それだけ砂が光を遮っているということです…

  • 空気清浄機

    年度替わりまであと1週間になりましたが、役所相手の仕事が多いと、この時期超多忙になりますね。何せ工期内に検収を上げなければお金になりませんから。検収をするお役所の方も大変で、1日に何件も検査対応すると、頭がおかしくなってくるとよく愚痴をこぼしているのを聞いたことがありますから。 今は工期が3/31ギリギリということは少なくなりましたが、その分早く仕上げないといけません。毎日家に帰れず、久しぶ…

  • 分析概論20回目解説

    問20 解説 β-壊変 中性子が電子(ベータ粒子)と反電子ニュートリノを放出して陽子になる現象。単にベータ崩壊といった場合これを指す。一般的に、中性子過剰核、すなわち安定同位体よりも中性子の多い核種でβ−崩壊が発生する。陽子が1つ増えることになるので原子番号が1つ増えます。 β+壊変 陽子が陽電子(ベータ粒子)と電子ニュートリノを放出して中性子になる現象。正のβ崩壊、陽電子崩壊とも呼ぶ。一般的…

  • デザイン・サンプリング20回目解説

    問20 解説 1日測定を行った場合に日間変動を加味するために経験的に積み上げられたデータから割り出されています。日間変動の上側90%を推定値とし、評価に用いる標準偏差は1.95としています。 A測定の第1評価値は推定された上位5%の推定値、第2評価値は推定された平均値です。いずれも算定式は幾何平均値に標準偏差で得られる幅を加算した式で定義されています。 A測定の第1評価値が管理濃度よりも小さけれ…

  • 関係法令20回目解説

    問20 解説 石綿等とは石渡そのものの他、石綿を含有する製剤を含めた呼び名です。含有率は重量% で0.1%を超えるものが対象になります。 石綿は原則として使用が禁止されていますが、これを分析など試験研究のために用いる場合はあらかじめ管轄の労働基準監督署長に届け出ることが必要です。これは使用の実態を把握するためです。 石綿についても特定化学物質と同じく石綿作業主任者技能講習の修了者のうちから作業主…

  • 労働衛生一般20回目解説

    問20 解説 A測定における第2評価値は単位作業場所で得た測定値の推定される平均値のことで第1評価値は上位から5%の位置にある値のことを示します。 管理濃度の定められている物質は有害性が判明しかつ、測定値が安定的に得られるものに対して決定されています。有機溶剤では測定すべき成分お全てに対して管理濃度が定められていますが、特定化学物質に関しては管理濃度がいまだに定められていないものがあります。 …

  • 分析概論19回目解説

    問19 解説 分析では、通常CuのKα線が用いられています。原子番号が大きくなると外殻の電子と原子核の位置が遠くなるため、大きなエネルギーが発生します。また、フィラメントに流れる電流が大きくなると、熱電子の量が増えるため、発生するX線の強度は強くなります。X線は加熱したフィラメントに電流を流し、金属製の陽極との間に電圧をかけて、フィラメントから出る熱電子を陽極にぶつけて発生させます。X線管から…

  • デザイン・サンプリング19回目解説

    問19 解説 系統誤差はある測定を行ったときの機器の特性や、読み取りを行ったときの人に読みとりの癖、操作における個人の癖で入り込むものをいいます。 偶然誤差は、繰り返し測定を行ったときに値がばらついて、たまたまその数値が得られるといった場合に入り込むものをいいます。 過失誤差はいわゆる操作の間違いなどから入り込むものをいいます。 検知管用真空法ガス採取器で漏れ試験を行わすに使ったとき万一…

  • 関係法令19回目解説

    問19 解説 酸素欠乏症等防止規則に関する出題です。 酸素欠乏等とは、空気中酸素濃度が18%未満である状態と硫化水素濃度が10ppmを超える状態の両方を指します。酸素欠乏とだけ書けば酸素 濃度18%未満の状態のみを指します。 酸素欠乏症等とは酸素欠乏症又は硫化水素中毒をいい、酸素欠乏症は酸素欠乏の空気を吸入することにより生ずる症状が認められる状態をいいます。 酸素欠乏危険作業を行う作業場所において…

  • 労働衛生一般19回目解説

    問19 解説 有機溶剤の蒸気と粉じんが共存するような作業場では防塵機能を有する防毒マスクを使用しますが、送気式マスク、給気式マスクを用いてもかまいません。 複数の有毒ガスが混在している場合はそれぞれの物質に対応した防毒性能を満たすことが難しいため、送気式マスク、給気式マスクを用います。 有機ガス用の吸収缶は活性炭を用いており、極性のある分子の吸収には有利ではありません。また湿度の高い場所で…

  • 分析概論18回目解説

    問18 解説 理論段数は簡単にいうとカラムの分離性能の高低を表す数値です。ガスクロクロマトグラフの場合、吸着と脱着を繰り返す回数と、カラムのどの位置で繰り返し起こるかが問題になります。したがってカラム長さが2倍になると保持時間は2倍になり、理論段数は2倍になります。 理論段相当高さは理論段数が2倍になると1/2倍になりますから、カラムの長さと比例するわけではありません。 カラムの長さが2倍に…

  • デザイン・サンプリング18回目解説

    問18 解説 環境気中濃度は低濃度位置にデータが集まるいびつな形になっており正規分布ではなく対数正規分布になっています。統計処理では不都合なため、濃度軸を対数変換して幾何平均値を中心にした左右対称な正規分布に近似させます。分布が対数正規分布に従うということは、対数をとることによって横軸の変動が幾何平均値を中心とした正規分布に近似できるということです。これは幾何平均値を中心として左右対称の形に近…

  • 関係法令18回目解説

    問18 解説 事業者は、機械による換気のための設備について、はじめて使用するとき、分解して改造又は修理を行なつたとき、及び二月以内ごとに一回、定期に、異常の有無を点検し、その結果を記録して、3年間保管しなければなりません。(第9条) 事務所衛生基準規則による室内の空気の基準はCOで50ppm以下、CO2で5000ppm以下となるように換気しなければならないとなっています。(第3条) CO2で5000ppmは高…

  • 労働衛生一般18回目解説

    問18 解説 遮光保護具の遮光度番号は数値が大きいものほど透過率が小さく付されていますので、光源の輝度に合わせて選定するときに考慮に入れるようにします。 SNR値とは聴音保護具の性能を合わらす数値で、これが20dBであったとすると適性に装着したとき統計的に約84%に人にこれ以上の遮音効果が期待できるとされる数値です。したがってこの数値が大きいほど、遮音効果が高いといえます。 化学防護手袋は薬剤の浸…

  • 分析概論17回目解説

    問17 解説 TCDはキャリヤーガスと対象物質の熱伝導度の差を検出する方法で無機ガスの分析に適しています。あらかじめ検出器に電圧をかけてブリッジを均衡させておき、奪われる熱量の差によってブリッジに電流が流れることを検出しています。 FIDは水素炎中で物質が燃焼するときイオン化され電流が発生することを利用しています。したがって水素炎中で燃焼できない希ガスなどは検出することが出来ません。燃焼性の…

  • デザイン・サヌリング17回目解説

    問17 解説 ベクレル(Bq)とは、食品や土壌に含まれるセシウムなどの「放射能の総量」を表し、1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量であると定義されます。 ここで注目して欲しいのは1秒間あたりということです。ですから単位(Bq)の次元は(s-1)を持っているのと同じです。 空気中の放射性物質量の濃度は採取した放射性物質量を採取した試料量で除したものです。 吸引流量97L/minなので吸引量…

  • 関係法令17回目解説

    問17 解説 特定粉じん作業を行う作業場においては、発生源を密閉する、湿潤化するなどの発生源対策、局所排気装置の設置など工学的対策がとして必要で、発生源の種類によって要求される形式が決められています。特定粉じん作業では局所排気装置、プッシュプル換気装置の設置が必要で、 全体換気装置では要件を満たしませんが、特定粉じん作業でない場合は全体換気装置の設置も許容されます。この局所排気装置は発生源ごと…

  • 労働衛生一般17回目解説

    問17 解説 局所排気装置のフードは囲い式と外付け式に分類されます。建築型フードは横、上部に衝立が設けられていますが、これは囲い式に分類されます。両サイドが開放されているルーパー型は外付け式に分類されます。 一つのファンに2つのフードを設置するときダクトを分けることになりますが、設置位置の関係から圧力損失に差が生じますが、ダンパなどを設けて調整できるようにします。 ダクトの断面積が同じとき…

  • 分析概論16回目解説

    問16 解説 振動準位間遷移とは主に赤外線領域のエネルギー吸収に関係するものです。蛍光現象は紫外線領域のエネルギー吸収に関係しており、放出するエネルギーレベルは可視光線領域になります。 分子に励起光を当てると一旦吸収し、放出が始まります。基本的に吸収したエネルギーよりも低いレベルのエネルギーしか放出しません。つまり入射光よりも長波長側に蛍光がでます。 つまり蛍光のほうがエネルギーは小さく波…

  • デザイン・サンプリング16回目解説

    問16 解説 放射性物質を捕集する場合もその物質の性状を把握して行わなければなりません。 トリチウム(三重水素)は地球環境では酸素と結合したトリチウム水(HTO)として存在しており、水蒸気は冷却凝縮法や液体捕集法が適用できます。気体状物質は固体捕集方法による吸着も利用することができます。 アルゴンなど希ガスは液体との反応性が乏しいのでガスのまま直接捕集することが必要です。 捕集が使用できる…

  • 関係法令16回目解説

    問16 解説 電離放射線障害予防規則に関する出題です。 管理区域は第3条で定めています。外部放射線による実効線量と空気中の放射線物質による実効線量の合計が3か月につき1.3mSvを超えるおそれがある場所です。管理区域は標識により明示しなくてはいけません。 放射線業務従事者の被ばく限度は電離則第4条で実効線量が5年間につき100mSvを超えず、かつ、1年間につき50mSvを超えないようにしなければならないと…

  • 労働衛生一般16回目解説

    問16 解説 α線、β線は荷電粒子で物質を直接電離する作用を持っています。γ線は物質との相互作用によって発生した二次電子によって物質を間接的に電離します。 α線、β線は粒子線のため遮蔽物があると遮断できます。電離作用はα線が強く透過力はγ線が強いといえます。 電離放射線の被ばくによる人体に対する影響は遺伝的影響と身体的影響に分類されます。遺伝的影響はその名のとおり世代を超えて影響が及ぶのに…

  • 分析概論15回目解説

    問15 解説 フレーム原子吸光分析法は、高温のフレーム(炎)中で金属元素などがばらばらの原子の状態になり、蒸気として存在するとき基底状態にある原子が励起されるための光エネルギー吸収を感知しています。フレームとしてはアセチレン-空気又はアセチレン-亜酸化窒素などが用いられます。 アセチレン-空気が一般的に用いられますが、より高温の条件ではアセチレン-亜酸化窒素が用いられます。励起される原子の数はフ…

  • デザイン・サンプリング15回目解説

    問15 解説 共存する物質がない場合は検知管による測定が認められていますが、特定化学物質では アクリロニトリル、エチレンオキシド、塩化ビニル、塩素、シアン化水素、弗化水素、ベンゼン、ホルムアルデヒド、硫化水素があげられています。 検知管の測定範囲は管理濃度の10分の1が読み取れるものを用いる必要があります。これは分析して数値を決めるときも同じです。 検知管のポンプは測定前に検知管を折らず…

  • 関係法令15回目解説

    問15 解説 有機溶剤中毒予防規則では取り扱い作業場において作業主任者の選任が義務付けられています。有機溶剤の種類による例外はありません。ただし、業務による例外があり試験研究の業務では選任の義務はありません。 トルエン、酢酸エチル、酢酸ノルマルブチルはいずれも第2種有機溶剤であり、表示の色分けは黄色になります。 タンク内において第3種有機溶剤の吹き付け塗装などの業務を行うときは発散源を密閉…

  • 労働衛生一般15回目解説

    問15 解説 電磁波はその波長によって呼び方が変わりますが、波の性質と粒子の性質を持っています。波長の長い方から電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、γ線などすべて電磁波です。 電波の波長はmmのレベルから数mにもなりますが、生物への影響はあるといわれており、ほとんどすべての電磁波が影響するといえます。 赤外線は可視光線よりも波長が長く、分子の振動に相当するレベルのエネルギー範囲であり、主…

  • 分析概論14回目解説

    問14 解説 稀薄溶液の吸光度と濃度の関係はランバート・ベールの法則で示されます。 ランバート・ベールの法則 E=ε・c・d モル吸光係数(ε)と吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 物質Aでは0.360=3.0×10-5×2×εが成り立っています。 次に濃度の判らない溶液を測った…

  • デザイン・サンプリング14回目解説

    問14 解説 相対濃度計の散乱光の強さは粒子の大きさや数で決まります。光を反射するので粒子の色や粒子の面積、粒子径が散乱光の強度に影響します。 測定原理から、相対濃度計による測定では試料採取時間を10分未満として差し支えないが、この場合一単位作業場所の全測定点数は10分間を一の測定点における採取時間で除した値の数以上とすればよいことになっています。 つまり10分を一つの測定時間1分で割れば…

  • 関係法令亜14回目解説

    問14 解説 現在、第1種有機溶剤は1,2-ジクロルエチレンと二硫化炭素の2つしかありません。 シクロヘキサノン、キシレンは第2種有機油剤です。 ベンゼンは有機溶剤ではなく第2類物質です。 1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、トリクロロエチレン、四塩化炭素、クロロホルム、1,4-ジオキサン、スチレンなどはもともと有機則にあった物質で特別有機溶剤として区分されています。特化則の第2類物質で…

  • 労働衛生一般14回目解説

    問14 解説 酸素欠乏となる場所は概ね酸素濃度が18%を下回る場所とされており、これを下回るといろいろな障害が出始めます。16%程度になると頭痛、目めまい、吐き気、集中力の低下などが出現し作業を継続することが困難になってきます。 このような状況下で活動を行うと後遺症が残ることがありますが、その場所にいた時間、作業の強度で影響度は変わってきます。 酸素濃度が6%以下の空気を吸入すると一呼吸で意識…

  • 労働衛生一般14回目解説

    問14 解説 酸素欠乏となる場所は概ね酸素濃度が18%を下回る場所とされており、これを下回るといろいろな障害が出始めます。16%程度になると頭痛、目めまい、吐き気、集中力の低下などが出現し作業を継続することが困難になってきます。 このような状況下で活動を行うと後遺症が残ることがありますが、その場所にいた時間、作業の強度で影響度は変わってきます。 酸素濃度が6%以下の空気を吸入すると一呼吸で意識…

  • 分析概論13回目解説

    問13 解説 水中で青色を示す物質があるということは可視部に吸収があるということです。可視部の測定ではタングステンランプがあれば測定することができます。可視部の測定ではガラスセルを用いることが出来ます。もちろん石英セルでも測定することは出来ます。ガラスは紫外域に吸収を持っていますから、この波長域は石英セルでなければなりません。 ランプから発する光は様々な波長の光が混ざっていますから、特定の波…

  • デザイン・サンプリング13回目解説

    問13 解説 液体捕集で捕集瓶を2本直列につなぎ、1本目と2本目の捕集量を比べて捕集効率を算出することができます。 キシレンなどの無極性ガスを吸収させるには精製水などの極性溶媒ではなく、ヘキサンなどの無極性溶媒を使わないといけません。 クロム酸のミストは水にはすぐに溶けませんから、ミゼットインピンジャーを用いてミストを慣性衝突によって捕集します。 メタノールなどのガス状物質はガスをそのま…

  • 関係法令13回目解説

    問13 解説 化学設備は労働安全衛生法施行令第15条第1項第10号に定義されており、同施行令別表第3第2号に掲げる第2類物質のうち厚生労働省令で定めるもの(特定第2類物質)又は同表第3号に掲げる第3類物質を製造し、又は取り扱う設備で、移動式以外のものをいうとされています。 またその附属設備も含まれます。 特定化学設備に関しては2年以内ごとに1回、定期自主検査を行うこととされています。 特定…

  • 労働衛生一般13回目解説

    問13 解説 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μPaとし、これを基準としてその比の常用対数を20倍して求めたのもが音圧レベルです。 騒音の測定は人が聴いている騒音の特性で行います。A特性といわれこれは聴感覚補正ともいわれています。低周波域、高周波域で重みが小さくなっています。 等価騒音レベルは測定時間内における変動騒音の平均2乗音圧に等しい平均2乗音圧を与える連続定常音の騒音レベルとして定…

  • 分析概論12回目解説

    問12 解説 容量分析の一次標準物質は秤量するときに安定であることが要求されます。したがって、固体で吸湿性が少なく、微細な粉末になっているものが利用されます。フタル酸塩、シュウ酸塩、炭酸塩などが用いられています。 中和滴定で塩酸の標定ではアルカリ性の炭酸ナトリウム塩を、水酸化ナトリウムの標定には酸性のフタル酸水素カリウムを用います。 過マンガン酸カリウムの標定は酸化還元滴定ですからシュウ酸…

  • デザイン・サンプリング12回目解説

    問12 解説 メンブレンフィルターは微細粒子の捕集に適しており、金属成分でも粒子径が細かいと考えられるべリリウム、五酸化バナジウムなどに用いられます。捕集率は孔径にもよりますが一般にガラス繊維状ろ紙に比べ高いとされています。 ガラス繊維状ろ紙に比べ、繊維が圧縮されており繊維の密度が高いため通気抵抗は大きくなります。 メンブランフィルターは顕微鏡で見たときにピントが合わせやすいように、表面に…

  • 関係法令12回目解説

    問12 解説 特定化学物質に関する内容です。 特別管理物質とは、第1類物質、第2類物質のうちでがん原生物質およびその疑いのある物質をいいます。インジウム、三酸化アンチモン、ナフタレン、クロロホルム、リフラクトセラミックファイバーなどは第2類物質で、特別管理物質に指定されています。 特別管理物質はPCB以外の第1類物質6種と第2類物質のうち38種の合計44種です。第3類物質には特別管理物質は…

  • 時間マネジメント

    試験の出来はいかがでしたか。 なんとなく出来たという人は一番危ういです。 これが出来て、これが出来なかったと判別できる人は大抵、合格しています。基準点にとどいておればの話ですが。 不安でしょうがない人は、是非、反省してください。1ヶ月ほどすれば試験問題と正解が公開されますから、そのときに必ず点検しましょう。 出来たところと出来なかった所をはっきり色分けして、自分の弱点を探ってください…

  • ひな人形

    どんな試験でも当日は落ち着かないものです。 明日は2種の4科目しかないので1日で終わりますから、それが救いですね。すぐに終わりますから。それでも免除科目のある方は時間を持て余すでしょう。しかし、時間を潰すにはいろいろ考えなくて済む物を持っていきましょう。今まで勉強していたものがあれば、そのうちの一つに絞ることをお勧めします。あれこれやっても気が散るだけで、頭が疲れます。 時間の経つのは速…

  • ウイスキー

    今日はまぶしいくらいの日差しがありましたが、さすがに2月は光の春です。日の落ち時間も長くなっていくのを実感できますし、力強さを感じることが出来ます。 明日は南風が入って気温が上がり嵐になるかも。春一番が吹そうな予想になっていますが、気温が上がると、それまでドカ雪が降りましたから雪崩に、融雪洪水など二次的な災害にも注意が必要ですね。 試験までには気候が回復するようですが、気温の乱高下がありそ…

  • 労働衛生一般12回目解説

    問12 解説 振動障害は手腕を中心とする局所振動により、主に抹消循環障害、抹消神経障害、運動器障害の3つに分類されています。 レイノー現象とは手足の血管で血流が減少する末梢循環障害のことです。レイノー現象は、喫煙、ストレス、寒冷暴露、振動の暴露による血管の攣縮で引き起こされます。必ずしも振動工具による障害とは言い切れません。色が白くなるため白ろう病とも呼ばれますが硬直する運動器障害とは異なり…

  • 分析概論11回目解説

    問11 解説 0.02mol/Lの塩酸10mLと0.01mol/Lの水酸化ナトリウム10mLを混合すると0.01mol/Lの水素イオンが残りますが、体積は20mLになっています。したがって、濃度としては1/2になりますから0.005mol/Lということになります。 簡単な問題だからこそ早とちりせず確実に得点することが必要です。試験では案外見る目を失っていることがありますから。 よく、後から振り返ってみて、どうして判らなかったのか、あ…

  • デザイン・サンプリング11回目解説

    問11 解説 活性炭は多孔質の表面に分子が吸着していますから高温に保ち、乾燥した空気や窒素を流すことで、吸着した分子を脱着することが出来ます。 このように活性炭は再生し活性化することが出来ますが、通常は行いません。 シリカゲル管は極性の強い分子の捕集に適しており、無極性の分子では吸着力が弱いとされています。ガスを吸着捕集する方式ですから、ミストの捕集には使いません。 ポーラスポリマーは粒…

  • 関係法令11回目解説

    問11 解説 個人サンプラーン法による採取した試料も通常の環境測定で採取した試料も分析方法は同じです。したがって、第1種作業環境測定士の登録がなければ分析は出来ませんが個人サンプラー法の登録が必要であるわけではありません。 個人サンプラー法による測定は、第1種、第2種の登録とはかかわりなく別途、指定講習を修了しなくては登録が出来ません。個人サンプラー法の登録をするには第2種の登録がなくてはい…

  • 労働衛生一般11回目解説

    問11 解説 熱中症のⅠ度はめまい、失神など、Ⅱ度は筋肉痛、筋肉の硬直、頭痛、吐き気など、Ⅲ度は意識障害、痙攣など、3区分されており、Ⅰ度が軽くⅢ度が最も重い症状です。 温度感覚を左右するのは温度、湿度、気流の他輻射熱もあります。 WBGTは日射がない屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出します。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度か…

  • 分析概論10回目解説

    問10 解説 ICP発光分光分析では試料を霧状にして高周波誘導結合プラズマ中に導入すると元素が原子化又はイオン化してプラズマ中でエネルギーを吸収し電子が励起されます。励起された電子が基底状態に戻るときに放出された光の波長から元素を特定し、強度から定量を行います。装置の構成としては高周波励起部、発光部、試料導入部、分光測光部、データ処理部が含まれます。 プラズマ中の温度は6000K以上の高温度に達…

  • デザイン・サンプリング10回目解説

    問10 解説 絞り流量計は絞りを通過する前後でガスの圧力が変化することを利用しています。通過するガスの体積が増えるほど、前後の圧力差が大きくなります。これはハイボリウムエアサンプラーのような大容量のサンプリング装置の校正に用います。 面積流量計はテーパ管の中の浮子が浮き上がることで流量を測定するものです。通過するガス量が浮子とガラス管の隙間の面積に比例することを利用しています。圧力損失が大き…

  • 関係法令10回目解説

    問10 解説 混合有機溶剤については各測定点の濃度をそれぞれの成分の管理濃度で除して得た数値を合計して換算値を求めておきます。これを統計処理して得た評価値は管理濃度1と比較して評価することになります。 B測定の結果が管理濃度の1.5倍を超えたときはA測定の評価結果にかかわらず第3管理区分になります。第1評価値はA測定で得られる結果であり、B測定と比較するものではありません。 A測定の第2評価…

  • 労働衛生一般10回目解説

    問10 解説 有機溶剤は可燃性の液体が多く、引火しやすい性質があります。ハロゲン化炭化水素は揮発性が高いですが、燃えにくい性質があります。そのため、炭化水素計で感度良く検出することが出来ません。 二硫化炭素の長期間ばく露の影響では動脈硬化を進行させ、微細動脈瘤を伴う脳卒中や虚血性疾患の発症可能性を高くします。 N,N-ジメチルホルムアミドの個人ばく露影響として頭痛、めまい、肝機能障害などがあ…

  • 分析概論9回目解説

    問9 解説 メチレンブルーは酸化還元反応で指示薬として利用されます。酸化されて青色、還元されて無色になります。pHの変化を見るための指示薬ではありません。 メチルイソブチルケトンは溶媒抽出でキレートを水相から有機溶媒に移す際の溶媒として用いられます。金属がキレートで抱き込まれると水相から有機相に移ります。 シリカゲルは極性を持っていますから極性のある有用溶剤の気体を捕集するのに用います。 …

  • デザイン・サンプリング9回目解説

    問9 解説 サンプリングでは捕集しようとする物質の性状を考慮します。 メタノールは極性分子でありガス状物質ですから、極性の大きいシリカゲル管に吸着捕集します。 塩化ニッケルは粉状の塩ですからろ過捕集します。 インジウム化合物も基本的には固体粒子なのでろ過捕集します。管理濃度が小さく、微量の分析になるので処理しやすいメンブレンフィルターの方が有利です。 フッ化水素はガス状物質なのでミゼ…

  • 関係法令9回目解説

    問9 解説 作業環境測定基準には測定点の取り方、検知管による測定が行えるものなど作業環境測定の方法が定められています。 遊離ケイ酸の含有率はエックス線回折分析方法と重量分析方法によらなければならないとされていますのでこれ以外の手法を用いることは出来ません。 検知管による測定では共存する物質が測定値に影響を与えるためその妨害がないときでなければ用いることが出来ません。特定化学物質においても検…

  • 労働衛生一般9回目解説

    問9 解説 インジウムによる障害は粉じんを吸入することによって生じる間質性肺炎などでラットによる試験で発がん性が確認され、人に対して発がん性が疑われています。 クロムは皮膚感作性の他、長期間のばく露では肺がん、鼻中隔穿孔などを引き起こします。有害性の高いのは6価のクロムで3価に還元することで有害性は低減します。 コバルト及びその無機化合物は接触性皮膚炎や吸入することによって気管支喘息間質性…

  • 分析概論8回目解説

    問8 解説 標準ガスは物質ごと調製する必要があり、混合物ではできません。蒸気は温度依存性があり蒸気圧どおりの分圧が得られる保証がないからです。 蒸気圧は温度が高いほど大きくなる物質が多く、ガス濃度が高くなります。また拡散チューブの内径が大きくなると蒸発量が多くなり、濃度が上昇します。チューブの長さが長くなっても内圧は変わりませんから、発生するガス圧は変わりません。したがって長さは濃度には関係…

  • デザイン・サンプリング8回目解説

    問8 解説 個人サンプリング法による単位作業場所の設定は、実際に個人サンプラーを装着している作業者の行動範囲を指し、その他の作業者の行動範囲は考慮に入れません。 発散源に近い位置ではD測定を行うことになりますが、D測定の時間は継続した15分間が必要です。B測定では継続した10分間ですからこの条件でも成り立ちますが、作業時間が15分に満たない場合、D測定は行えないことになります。またC測定にお…

  • 関係法令8回目解説

    問8 解説 指定作業場については作業環境測定士による測定を行うことになります。自社で行う場合は必ず、自社が使用する作業環境測定士に実施させなければならず、行えない場合は作業環境測定機関に測定を委託しなくてはなりません。指定作業場以外では、測定士が実施する必要はありません。ただし、測定点の決め方、作業場所の範囲の選定、測定時間の設定など、デザインに関する知識が要求されるので、測定士に実施させるの…

  • 労働衛生一般8回目解説

    問8 解説 空気力学相当径は空気中で同じ終末沈降速度を持つ単位密度(1g/cm3)の球形粒子の粒子径です。これを求めるにはインパクターを用いて分粒するなど動的な手法が用いられます。 インハラブル(吸引性)粒子とは鼻や口から吸引されるすべてのとして定義されています。レスピラブル(吸入性)粒子とは4㎛50%カットオフの粒子とされています。つまりインハラブル粒子の方が広い範囲に注目しており、レスピラブル…

  • 分析概論7回目解説

    問7 解説 気体定数は状態方程式PV=nRTのRを表しており、ある温度での気体の体積を求めるのに必要ですが、25℃での気体の体積が24.45Lであると知っておればわざわざこれを使って体積を求めることはありません。 したがって、3/92×24.45の気体が100L中の存在することになりますから7.97ppmとなります。 問題は以下を参照ください。 https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2024/08/EM20232804.pdf 今…

  • デザイン・サンプリング7回目解説

    問7 解説 の測定では80dB未満の測定値は採用しないことになっています。このデータでは78dBの一つだけですから平均値は84dBになります。 データのばらつき具合から標準偏差は小さい予想されます。実際に計算してみると、原則通り80dB未満を除いて1.6dB、除かなくても2.6dBでした。 単位作業場所の面積が30m2ですから著しく狭い場所であるとみなすことができます。 単位作業場所が著しく狭く、標準偏差も3dBを下…

  • 関係法令7回目解説

    問7 解説 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するため使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが42条の趣旨です。 防毒マスクについて労働安全衛生規則第26条に一酸化炭素用防毒マスク、アンモニア用防毒マスク、亜硫酸ガス用防毒マスクが規定されており、マスクの防毒能力試験の規格はハロゲンガス用吸収缶、有機ガ…

  • 労働衛生一般7回目解説

    問7 解説 ヒ素では皮膚に表れる角化症、黒皮症の他、クロムと同様に鼻中隔穿孔が揚げられます。発がんでは吸入することによって肺がんなど呼吸器に障害が現れます。 ホルムアルデヒドは、粘膜を刺激しますが、吸入したとき最初に接触する鼻咽頭部に障害が生じます。 エチレンオキシド、ベンゼンでは白血病のなど血液に関連した障害があります。 1,2-ジクロロプロパンは中枢神経抑制、眼や気道の刺激、溶結性貧血な…

  • 分析概論6回目解説

    問6 解説 熱化学平衡式が成り立っているということはある時点で右への反応と左への反応がつりあっていることを示しています。つまり反応の速度は左右で等しいということです。 qが負ということは反応が右に進むとき吸熱反応ということです。外部から熱が加わる、つまり温度が上がると、これを打ち消すように反応が進みます。この系では吸熱して温度を下げる方向、つまり右方向に進みます。 平衡定数の式で[]書きは体…

  • デザイン・サンプリング6回目解説

    問6 解説 遊離ケイ酸は結晶性シリカを対象としており、作業環境では、石英、トリジマイト、クリストバライトの3つを扱います。 正長石はアルミニウム、カリウムを含むケイ酸塩鉱物で遊離ケイ酸ではありません。 気体の密度は圧力が同じなら分子量で評価できます。フッ化水素は分子量が20ですから、窒素が主成分の空気よりも密度は小さいということになります。 コールタールは常温・常圧では粘性の高い液体です。 …

  • 関係法令6回目解説

    問6 解説 作業主任者の選任については労働安全衛生法施行令で業務が列挙されています。 特定化学物質の第2類物質を扱う業務、鉛ライニング作業、酸素欠乏危険場所における業務、ガンマ線照射装置を用いて行う透過写真の撮影などはすべて含まれます。気を付けるべきは作業者を直接指揮監督しない業務なとは含まれていません。潜水器行う潜水の業務などは含まれていません。 特別則でも粉じん障害防止規則では特定粉…

  • 労働衛生一般6回目解説

    問6 解説 塩素は黄緑色の気体で独特の刺激臭があります。強い酸化力があり毒性が強いため滅菌処理に使われてきました。吸入すると、喉、鼻の粘膜、 呼吸器を刺激し細胞に影響を与えます。重篤な症例として肺水腫があります。 一酸化炭素は赤血球と結合し、酸素の運搬を阻害します。急性毒性としては酸素欠乏に関連した障害が生じます。後遺症として残る障害は神経 障害があげられ、健忘やパーキンソン症状があります。 …

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