測定士の仕事をしているといろんな会社に行くことになるが、ルールもそれぞれ特色がある。また、その時の業績によっても訪問者の扱いが変わっていく。 私が仕事を始めた頃は俗にいう失われた20年となる前だったので、各企業とも羽振りが良かった。例えば、昼食などは食券がタダでもらえた。従業員も福利厚生の一環として基本的に食券は支給されていて、来客と一緒に食堂で昼食するといった感じ。おもてなしのひとつだっ…
作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。
1件〜100件
測定士の仕事をしているといろんな会社に行くことになるが、ルールもそれぞれ特色がある。また、その時の業績によっても訪問者の扱いが変わっていく。 私が仕事を始めた頃は俗にいう失われた20年となる前だったので、各企業とも羽振りが良かった。例えば、昼食などは食券がタダでもらえた。従業員も福利厚生の一環として基本的に食券は支給されていて、来客と一緒に食堂で昼食するといった感じ。おもてなしのひとつだっ…
労働衛生一般の7回目は問11が騒音に関すること、問12が酸素欠乏に関することです。 騒音の暴露を受けると体がそれに対応してさまざまな変化を見せます。自律神経系や内分泌系にも影響を与え、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌増加がみられます。そのため、人によってはめまいや動悸を引き起こすことがあります。耳鳴りを伴うようになるのもその変化のひとつです。 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μ…
分析概論の6回目は問9が試薬の使用例、問10が検知管に関する出題です。 塩酸とアミン、水酸化ナトリウムと無機酸の液体捕集は中和反応を利用したもので、最も一般的な方法です。 活性炭素に吸着した成分を脱着する溶媒として二硫化炭素を用います。二硫化炭素は極性が小さく、活性炭と結びつきが強いため活性炭に吸着した成分をはがす役割をします。 メタノールは極性が強く金属キレートを生成した成分をはがすに…
デザイン・サンプリングの6回目は問9が有害物質の性質や物性、問10が固体捕集方法に関する問題です。 作業環境測定で遊離ケイ酸として扱うのは石英、トリジマイト、クリストバライトの3種類です。 コールタールは常温常圧で液体であり、空気中には液状の微粒子として拡散します。いわゆるミスト状での拡散です。 ヒュームは金属が気体から一気に固体になった時に生成する非常に微細な粒子です。ミストは液滴であ…
今日は試験解説を休んで、測定士の資格についてです。 最近1名仲間が減りました。家庭の事情なので、詳しくは申しませんが、1年ほど前に仲間に加わったばかりの若い測定士です。 前の会社でも活躍していたのは、現場の野帳を見れば判ります。実に几帳面に必要な情報が記録されています。 落ち着いたら、次の就職先でも測定士として活躍してほしい人材です。 測定士は初回の登録時に都道府県番号と個人番号が付与され、…
関係法令の6回目は問9が作業環境測定基準に関する問題、問10が作業環境評価基準に関する問題です。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しま…
労働衛生一般6回目は問9が温熱環境に関する問題、問10が局所振動に関する問題です。 WBGTは屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出すし、乾球温度は用いません。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度から算出します。 算出値が大きいほど影響が大きいことを表します。熱に順化した人は順化していない人よりも高い値に耐えられることになります。 W…
分析概論の5回目は、問7、問8とも測定に使用する機器の問題です。 2種類の金属の接合部に生じる起電力の差をゼーベック効果といいます。白金抵抗温度計は純度の高い白金の抵抗値が温度とともに変化することを利用しておりゼーベック効果とは関係ありません。 マイクロシリンジはガラス部分に均等に目盛が打たれており、針の部分は計量には含まれていないのが一般的です。 ガス高圧容器の色は法令で黒、赤、緑、灰色など…
今日、作業環境測定士の受験申請書を取りに行ってもらった。 各地とも労働基準協会などで配布するので、受験予定の方は忘れずに取りに行くか、安全衛生技術試験協会から送ってもらうと良い。初めて受験する方は、受験資格のあることを証明する書類が必要になるので、取り寄せる時間も頭にいれておくこと。 試験協会のホームページはこちら。 https://www.exam.or.jp/ 厚生労働省管轄は人の要件を要求するものが多い…
デザイン・サンプリングの5回目は問7が物質の極性、問8が試料採取方法についてです。 分子の極性を考えるとき注目するのは分子の形と電荷の分布です。電荷の分布に影響するのは電子を引き付ける力(電気陰性度)の大小です。 二硫化炭素は分子が直線状で左右対称のため無極性です。ベンゼンはベンゼン環の電子が共役二重結合で電子の分布が均等。四塩化炭素は分子が4面体で電荷の分布が釣り合っています。そのため極性が…
関係法令の5回目は問7が機械、器具に関するもの、問8が作業環境測定士に関するものです。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するために使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが労働安全衛生法第42条の趣旨です。 電動ファンつき呼吸用保護具、ろ過材及び面体を有する防じんマスクは厚生労働大臣の定める規格が規…
労働衛生一般の5回目は問7が金属による障害、問8が有機溶剤による人体影響の問題です。 金属による健康障害はまず接触による皮膚への障害、ついで粉じん等を吸入することによる気管枝、肺への障害、そして神経系統への障害とありますが、金属それぞれ影響の現れ方に特徴があります。 ヒ素では皮膚に現れる角化症、黒皮症。コバルトも皮膚への障害。クロムは鼻中隔穿孔。インジウムは呼吸器に現れる間質性肺炎。また…
作業環境測定士試験の解説を続けてきましたが、ここで一息。 資格取得を目指しておられる方へのアドバイスになるかどうかは判りませんが私の経験から一つ。 作業環境測定士は取得まで非常に費用も時間もかかります。 試験合格後、2種の講習、1種は科目ごと。最近の受講料を調べたわけではありませんが、全部取ろうと思ったら大方50万円くらいにはなると思います。また、全科目の受講には足掛け2年くらいは必要になるで…
分析概論の4回目は問5はpHの計算、問6は濃度の計算といった問題です。 pHの計算は化学の最初に勉強する基本的な内容ですが、対数の取り扱いに戸惑う人が多いようです。希薄溶液でのpHの定義は-log10[H+]です。 ここで[H+]というのは水素イオンの体積モル濃度を表します。つまり、0.1モルの塩酸水溶液があって100%電離していると水素イオンは0.1mol/Lだから、pHは1.0ということです。この溶液を水で2倍に薄めると…
デザイン・サンプリングの4回目は問5が騒音測定に関すること、問6が有害物質の蒸気圧に関することです。 騒音の測定は指定作業場での測定ではなく、測定士でなくても担当できる分野です。測定点の置き方は測定基準によって決められていて、粉じんに準じて行うことになります。試験で良く出題される論点は測定点の高さです。 騒音の場合は作業者が立っているときの耳の位置を想定しています。粉じんの場合は作業者が座って…
関係法令の4回目は問5が作業環境測定に関すること、問6が製造許可物質に関することです。 作業環境測定に関するといっても、測定士以外でも担当できる指定作業場以外のことです。指定作業場以外にも労働者が就業するにあたって、換気、酸素欠乏、騒音、温熱、焼却炉など健康にかかわることは測定して、環境状態を把握しておくことが大切だ。 作業環境測定は労働安全衛生法の第65条に規定があるが、労働者の就業環境につい…
労働衛生一般の4回目は問5発がん物質、問6は粉じんの影響です。 発がん物質と発がん部位の問題は必ず出題されます。 ここにあげられが物質は良く知られたものばかり。石綿による中皮腫などは、因果関係がはっきりしていて、労災認定が確実なものもあります。 試験では膀胱がん関係が良く問われてきましたが、回次によって変わるので過去問題にあったものを中心に頭に入れましょう。 ベリリウムによる障害はベリリウム肺…
分析概論3回目は問3,4で分圧の問題、有機化合物の問題です。 これもお決まりの出題です。AとBの気体を混合したときそれぞれの分圧は体積で決まります。気体の体積はモル数と一致しますから、質量で与えられたら何モルかを計算します。質量を分子量で割ってモル数を出しますが、このあたりがもしあやふやなら、高校レベルの化学、復習してください。Aは2モル、Bが3モルなら全体は5モル、Aの分圧は2/5、Bの分圧は3/5…
デザイン・サンプリングの3回目は問3,4です。 問3はA測定に関する問題。A測定というのは有害物質の空間濃度の把握ですが、空間の濃度は時間的にも、空間的にも変化しているので平均的は濃度がどのレベルにあるのかが判らない。採取できる数にも限度があるので、代表的な位置でサンプルを取り、統計的な処理を行う。 そのためランダムに採取するが適当に位置を決めると、どうしても発生源(濃度の高い場所)に眼がいって…
関係法令3回目は問3,4です。これも定型的に同じ順番で出題されています。 安全衛生教育、特別教育に関するものですが、作業環境測定士は衛生の担当ですから、危険有害業務に関するものに注目してください。 安全では、職長教育が必須になる業種が6種類言えますか。建設業、製造業(一部除く)、電気業、ガス業、自動車整備業、機械修理業ですね。 特別教育が必要な業務に何がありますか。また、いつ実施するとされて…
労働衛生一般の3回目は問3,4からピックアップします。 化学物質の代謝について試験で問われているのはトルエン、キシレンの代謝物。トルエンはベンゼン環にメチル基が付いた形、キシレンはメチル基が2つついた形。トルエンは馬尿酸になり、キシレンはメチル馬尿酸になる。つまりメチル基が一つ多いから。 有機化合物はばく露を受けるとすぐに代謝を始めるので半減期が短い。そのため作業者には仕事を始めてから2,3時…
試験解説ではなく労働衛生の話題を一つ。 健康診断で1000Hz、4000Hzの聴力検査のとき、実際に聞こえてボタンのを押したのか、タイミング的にこのあたりで鳴ったと思ってボタンを押したのか判別がつかず、何となくOKをもらってしまうと検査にならない。 聴力は加齢とともに失われていくが、職業性難聴と区別がなかなかつかなくて、労災の認定が難しい。 聴力は高周波側から失われていくため、日常の会話域である1000Hz付…
分析概論の2回目ですが、有効数字の問題でした。 気中濃度の結果を表示して適切なものはどれかと聞かれて、うかつにも計算しようとした人はいませんか。 単純に有効数字の桁数を聞いているだけなので、計算する必要は全くありません。 濃度を計算するために与えられた有効桁数はそれぞれ何桁かを見て下さい。 流量 100ml/min、3桁 捕集量 23.60μg 4桁 捕集効率 85% 2桁 計算は乗除だけなので、有効数字…
デザイン・サンプリングの第2問は単位作業場所に関する問題です。 今回、誤っている選択肢で判断させているのは有機溶剤が単独の溶剤として扱うべきか、混合物として扱うべきかということです。 実務をやりだすと何でもないことですが、分析試薬のように瓶にそれぞれ入れてあるものは単独溶剤、シンナーのようにあらかじめ混合されているものは単独溶剤では扱いようがありません。 同じ部屋で扱ってもそれぞれ別の容器…
関係法令の2回目です。 第2問は労働安全衛生規則に基づく健康診断。 作業環境測定士は労働衛生が担当なので、衛生面の出題が多く、その意味では健康診断に関する知識が必須です。 良く問われているのは、 特定業務従事者に対する健康診断が6か月ごとに必要なこと。 50人以上の労働者を使用する事業場は定期健康診断報告書を労働基準監督署に提出すること。 有害業務に従事する労働者に対して特殊健康診断を実施した…
労働衛生一般の2つ目の問題は化学物質による危険性又は有害性等の調査等に関する指針からの出題です。何か難しそうですが、リスクセスメントを知っておられたらなんでもありません。 そうでない方のために用語の解説を含めてちょっとコメントします。 まず、アセスメントとは平べったくいうと、評価すること。 危険性、有害性そのものがどの程度のものか。つまりあっても取るに足らないのか、少しでもあったら困るのかと…
測定士の分析概論は簡単な方だと思います。計算問題は得点源ですね。残り器具、化学物質、分析理論問題も基礎的なものばかりです。 過去紹介してきた科目は令和2年2月実施分だったので分析もこの回の解説を書きます。 実は先日、令和3年2月実施分の解説を書き終えていましたが、まだ校正が済んでいないので。 内容は以下のとおりです。数字は問題番号。 1.物理量と単位 2.有効数字 3.分圧 4.有機化合物の反応…
デザイン・サンプリングは最も取りつきが悪い科目ですが、実務をこの知識は必須であることが判ります。 毎回、傾向が変わったように感じますが、実はこれもほとんど内容が並んでいます。 数字は問題番号 1濃度の記述 2.単位作業場所 3.A測定 4.B測定 5.騒音測定 6.飽和蒸気圧 7.物質の極性 8.捕集方法 9.物性 10.固体捕集法 11.ろ過捕集 12.液体捕集、直接捕集 13.相対濃度計 14.検知管 15.簡易測定器 16.放…
測定士の関係法令問題は労働安全衛生法、作業環境測定法、労働安全衛生規則および、粉じん、有機、鉛、特定化学物質などの特別則です。 範囲は広いですが、出題される内容がほぼ決まっているので、他の技術系試験よりは簡単だと思います。 労働安全衛生法は衛生管理者試験などと出題範囲がかぶりますから、勉強しておくと役にたちます。 1..労働衛生管理体制 2.労働安全衛生規則 3.安全衛生教育 4.作業環境測定(指定…
作業環境測定士試験のうち、労働衛生一般 過去2回公開されている問題を見てもらうと、なんと出題テーマがそのまま同じ順序で並んでいるのが判るはずだ。 本来、以下のテーマは範囲が広くとりつきの悪い内容だ。数字は問題番号です。 1.労働衛生の3管理、労働衛生マネジメント、リスクアセスメント 2.化学物質の危険性または有害性等の調査に関する指針 3.化学物質の代謝 4..化学物質の有害性 5.物質と生ずるガンの関…
お約束通り対策を書きます。 2種測定士試験の科目は労働衛生一般、関係法令、デザイン・サンプリング、分析概論の4科目。 1科目20問1時間の試験で、5つの選択肢から正しいもの又は誤っているものを一つ選ぶ選択式試験です。 合格ラインは12問以上の6割正答。 なぜ対策が簡単かというと、試験を受けられた方はご存じかもしrませんが、出題問題の範囲がほとんど変わらないことです。 したがって、続けて受けれ…
3月22日、作業環境測定士の合格発表があった。 受験者には成績がはがきで通知される。点数が判るので励みになるから、この制度はいいものだがこれにはちゃんとした理由がある。 作業環境測定士をめざしておられる方はご存じとは思いますが、ご存じでない方のために解説します。 2種の試験は、労働衛生一般、関係法令、デザイン・サンプリング、分析概論の4科目。 1科目20点満点で、合格ラインは12点、取りだめ…
作業環境測定士試験を受ける方のために、参考になると思い試験の情報を少し。 この4月から作業環境測定に個人サンプラー法が導入されます。したがって、8月の試験では第2種試験の科目であるデザイン・サンプリングに、この個人サンプラー法の問題が含まれます。 元来、個人ンサンプラーによる試料採取は作業者のばく露量を把握するための測定法ですが、この度の改正では、あくまで、作業者のいる環境を把握するために実…
作業環境測定の合格発表が3/22にある。 この時期は多くの学校の合格発表があるのでそれとダブルが、作業環境測定士は2種だけ8月にも試験があるので、今回は今年度の2回目に試験だ。 ただ、この資格は指定講習を修了しないと、登録することができない。 1種の登録がないと持ち帰っての分析ができないが、これも5分野あり、一つ一つ、指定講習を修了しないと登録が受けられない。 指定講習は年間に何回かチャンスはある…
測定と風呂がどこてつながるかというと、例えば製鐵所。 働く人たちは、仕事上がりに風呂で体を洗う。夏は暑くて汗だくになるし、何せほこりまみれになるから。 製鐵所はたいてい従業員用の風呂がある。 今は部外者が利用することはまずないが、昔は頼んでおけば利用させてくれるところもあった。 製鐵所は高炉などは一度火を入れると24時間365日休まず、鉄を生産する。人も2交代、3交代で対応するから、風呂が…
コンクリートは水を入れた状態で打設すると表面から水分が蒸発し固まっていきます。 表面が乾いていても内部にはなお水分が残っているので、蒸発は長い間続きます。 新しいコンクリートがしっとりとして冷たい感じを与えるのはそれも影響するのかもしれません。 渇くにしたがって、硬さも増していきます。 打設、成形した直後なら、金属製ののこぎりでも簡単に切れますが、年月が経過して、完全に乾いて状態だと、ダイヤモ…
今日は専門分野のお話なので判らなくて気にしないで読み飛ばして下さい。 塗料に有害物が含まれていることはお話ししましたが、 神社や神殿、鳥居もそうですが、鮮やかな朱色は硫化水銀です。印鑑の朱肉、漆塗りにも使われていました。 産業用では電極代わりにも使われてきました。 金属でありながら液体。いろんな金属と容易にアマルガム(合金)を作ることから、加工にも使われています。 歯科で使うアマルガムもそう…
社会インフラの一つである橋梁も塗り替え、架け替えの時期が迫っている。 コンクリート製の橋は劣化が進み、あちこちで剥離落下を起こしているし、鉄製の橋は錆が回って腐食が始まっている。 耐震補強などは一向にすすんでいない。 鉄製の橋は塗装されているが、塗りかえる前にはがさないといけない。塗料に含まれる鉛やクロムに作業員が曝されることによって 現実に健康被害が発生している。 橋もその大きさによっ…
石綿は天然素材である。鉱物でありながら繊維としての性質を待っている奇跡の素材といえます。 細くほぐれるため、吸い込むと肺胞に突き刺さり、肺の活力を奪っていきます。 細くほぐれるのは、切り出されたとき、廃棄されるとき、劣化してはがれるときなど扱い方に問題がある場合です。 厳しく管理しておかないとすぐに散らかってしまうので、その性質をよく知ったうえで扱わないといけません。 天然素材として地球上に…
緊急事態宣言が出されてお花見などが規制されているが、お花見につきものの酔っ払いが今年は少しは減るだろうか。 アルコールといっても人間が引用できるのはエチルアルコールのみ。 酒は百薬の長と言われてきたがやっぱり毒であることに変わりない。特に脳にとっては。 普通の人なら30分間で250mL(純度100%換算)接種するとほぼ致死量になる。 日本人は欧米人に比べてアルコールデヒドロゲナーゼが低活性の…
作業環境は行く現場によっては様々な環境がある。 当たり前のことだが、屋内の作業場でも空調や暖房器具があるとは限らず、吹き曝しの現場も多い。 逆に、真冬でも熱くてたまらない場所もある。 確かセメントのパッカー室だったと思うけど気温マイナス1度、しかも床は鉄板で、足元からジンジンと冷えてくる。 作業員はパッカーの横に電気ストーブを置いていたが、窓は開けて作業するので、まったく役に立たない。 …
今日はちょっと残念なお知らせ。 測定士は作業環境測定機関に所属していますが、よほど大きな会社でない限り3人くらいで業務を回しています。 現場はもちろん、持って帰ってから試料の分析をするので、現場と分析を完全分業することもあれば、 両方を一人で行うこともあります。 したがって、測定士が一人になると途端に仕事が回らなくなります。 しばらくの間、一人で頑張ってこられた方から、年度内で測定機関の…
化学物質は毎年無数に世の中に送りだされている。当然有害性の調査は義務付けられているのだが 実際どのように影響が及ぶのか本当のところは分からない。 影響がすぐに出現するのならまだしも、30年40年と時間がたたないと影響が表れないものもある。 人によっては全く影響を受けない人もいるからだ。 ガス滅菌に使われるエチレンオキシドは本来エチレングリコールの合成原料で、滅菌に使用される量は多くはない。…
建物の解体では作業の進行具合にもよるが電気が使えないことが多い。 ただ荷物の上げ下ろしのことを考えてエレベータだけは電気を供給し動くようにしている。 最近、深夜のアニメで裏世界ピクニックというのを見たがまさしくその通りになる。 エレベーターの中は電気がついているが、到着した階は真っ暗、ドアの外は暗黒の世界だ。 いったいどこについたのだろうかと思ってしまう。 地上12階なら外界の明かりが…
資格だけでは食べていけない。 これは多くの人が実感していることだと思います。 業務で絶対必要なら就業さえできませんが、資格を生かせるかどうかはその人の考え方ひとつで変わります。 私は測定士になる前に環境計量士の登録を取りました。今の会社に入る前で、大学生でした。 当時は計量士の登録のために実技研修が1週間、全国から集まっは人たちと合宿でした。 私は富山の製薬会社の方と相部屋になり、いろいろ…
測定機関の測定士はどこの会社でも2、3名のスタッフで現場を担当する。 分析は1種の資格が必要なので、分析は専任のものが担当するが、現場は2、3名くらいで次から次に現場を渡り歩く。 そのため、年中現場に出ている感じだ。報告書をまとめる時間がない。 私は現場がきつくなってきてからは内勤で報告書のチェックをするようになった。 どうしても忙しくなると間違いが多くなる。自分の担当していた現場を受け渡…
設備内部の測定をすることもある。 ゴミ焼却炉なども内部の点検が定期的に行われるので、それに合わせて測定する。 ただ、内部に入るには小さなマンホールを開けて入らないといけない設備があるが、これがなかなか大変。 直径550mmくらいなら、十分通れるがちょっと体が太くなると通れなくなる。 体の柔軟性も必要だ。 内部は酸欠になっているし、温度も高い。 コンプレッサーでマスクの中にエアーを送り呼吸す…
セメントの卸売りは朝が早い。 生コンクリートは水を投入すると90分以内に打設しないといけない。だから遠いステーションからは運べない。 打設が順調に進まないと工事全体の工程に影響が及ぶから、指定の時間に遅れることは出来ないが、 間に合わないから早く行くということもできない。 車は材料の仕込みがあるから、準備の時間が必要だ。 打設を8時開始、運搬に1時間かかるとして、仕込み時間、車の準備を考え…
測定士は案外肩身が狭い。 どこの会社でも少人数でやってるから仕方ないのかも。 測定器がないとどうしようもない。 荷物の貸し借りも多い。レンタル会社から借り受けたりもするが、 現場に近い、運送会社止めにして受け取ることもある。 今でこそカーナビで地図検索するが、運送会社の営業所といっても大小さまざまで、 どこにあるんだろうと探し回ることもあった。 現場で困ることの一つに電源の問題がある。 10…
鉄は再生して使うことができる資源だ。 スクラップとして持ち込まれた鉄材は電気炉で溶かして再生する。 電気炉内の温度は大体1650℃くらい。これくらいになると紫外線域の光が出る。直接見ると眼を痛めるので、専用の遮光眼鏡を使う。 流石に比重が大きいので、液体と言ってもかなり粘性のある液体といった感じになる。 溶かした鉄はビレット(棒材)またはスラブ(厚板)のどちらかで成形される。 成形後すぐに加工す…
最近病院ネタが続いたのでやめようと思っていたのに 報道があったのでちょっと一言。 作業場での測定方法が適切でなく、 環境が正しく把握されず健康被害が発生。公務災害として認定された。 公立病院でのこと。有害物の取り扱いも十分わかっているはずなのに。 環境に問題があったら、その原因を追究し、改善が進むまでは応急措置を講ずる。 改善することは事業主の責任である。 健康経営が結局は作業効率を上げ、…
測定士を目指す人のためにちょっと専門的ですが、ホットな話題、提供します。 個人サンプラー(いきなり専門用語ですみません。)を使った測定が令和3年4月から始まります。 溶接ヒュームは長い間、ほったらかし(言葉は悪いけどそのとおりと私は思っている。)でしたが、 やっと測定の表舞台に引きだされました。 ただ、今まで、空間の(場所)環境測定に馴染んできた者にとっては戸惑いもあるでしょう。 従来の測…
救急車がのサイレンが止んだ。 病院到着と同時にあわだたしく患者の受け入れ処置が続く。 小さなクリニックでも手術を行えるところは当番で回ってくる。 いま、コロナ禍で受け入れ先がすぐに決まらない。 一刻を争う患者にとっては生死の分かれ道だ。 緊急の手術が始まると、動きがあるので騒がしくなるのが通例だ。 しかし、時にはすぐに静かになる。 ああ、間に合わなかったんだ。 遺体として安置され、遺…
病院の手術室には使われなくなって久しいものある。 それは中規模のクリニックにあった。 床はタイル張り。目地は長い間使われていないようで、 完全に乾いているが、ところどころに黒カビのようなシミがある。 周辺にはガスコンロやX線の写真投影盤などが置かれていた。 建物の2階に位置しており窓からは十分光が入っていて明るく、ベランダへの出口もある。 洗濯物を干すために使われているようだった。 隣は…
手術を行う病院なら、手術室の近くには中央材料室がある。 手術で使う用具、消耗品などを保管していて、必要に応じて各診療科に供給している。 当然、消耗品などは滅菌する。 滅菌をその場所で自前で行うか、滅菌したものを購入するかは病院ごとさまざまだ。 ガスを使う滅菌では、細菌を殺すガスは人間にとっても有害物質だ。 プラスチック性のバッグに品物を入れ、そこにガスを封入して一晩保管する。 使う前に開封す…
資格は本当に必要だろうか。 これから勉強しようとする人はまず、どんな資格を取るかではなく。どんな仕事をしたいかを考えて欲しい。 就業に必ず必要になるならまず絶対に取る。車、船舶、クレーンなどの免許がそうだ。 資格の取得が他の分野において受験要件になる場合もある。 例えば、学歴要件を外すために、行政書士試験に合格しておくなど。 ちなみに、行政書士は受験資格に学歴要件がない。 学歴要件にうる…
測定はとにかく現場に足を運ばないといけない。 私は会社に入ってから運転免許を取ったので、初めのうち会社近くの曲がり角のガードレールによくドアを当てていた。 箱型のバンは慣れれば周囲が見やすいが、それまでが大変だった。 慣れてくるとどんなところでも行けるような気がして無理をしがちになる。 近道だからといって、すれ違いはおろか、自分の車1台がやっと通れるくらいの道を上がっていったこともある。…
測定士の時間は不規則だ。 訪問先の時間に合わせるからだが、 みんな良く耐えていると思う。 絶対普通のサラリーマンじゃない。 建設現場なら大抵、全体朝礼が8時、その前にラジオ体操、KYミーティング、入構教育などがある。 建設や解体なら、近隣住民との協定で、重機は通勤の車が増える前6時までに設置してくれとか、 測定器は重機の設置前に搬入するから5時半までに荷下ろししてくれとか、注文の付くことが…
2月に作業環境測定士の試験がある。 実は、私は計量士の登録があったので試験を受けないで、指定講習で資格を取っている。 (詳細は省略します。目指している人は調べてみてくださいね。) 資格を取られせるために、勉強会をしてきた。 テキストは過去問題の解説を作って、これで講義する。 もう10年分くらいのストックがあるが、 試験で聞かれる範囲が狭いので、解説を作るのはあまり難儀でもない。 出来上…
測定ではデザインという抽象的な概念を理解するのに一番苦労する。 これといったものが説明できない。 もう30年以上やってるのにこれが正解だと思えるものはつかめていない。 おそらくこれからもそうだろう。 いい加減という意味ではない。 デザインにはその人、その人の個性、考え方がはっきり表れる。 合理的かどうかで決まると私は考えている。 しかし、合理的かどうかは自分で決めるのではなく、客観的に…
今、橋が危ない。 高度経済成長期に整備されてきた都市インフラ。 ニュータウンの建物もそうだが、道路も橋も作り変えの時期がやってきた。 コンクリート製の橋は、表面が剥離落下しているし、鉄製の橋はさびが回って腐食がどんどん進む。 鉄製の橋は塗り替えればまだまだ持つが、そのためにはさびている部分の塗料は取らないといけない。 上塗りではさびが塗料をはがしてしまうからだ。 この塗料、昔は鉛だけで…
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測定士の仕事をしているといろんな会社に行くことになるが、ルールもそれぞれ特色がある。また、その時の業績によっても訪問者の扱いが変わっていく。 私が仕事を始めた頃は俗にいう失われた20年となる前だったので、各企業とも羽振りが良かった。例えば、昼食などは食券がタダでもらえた。従業員も福利厚生の一環として基本的に食券は支給されていて、来客と一緒に食堂で昼食するといった感じ。おもてなしのひとつだっ…
労働衛生一般の7回目は問11が騒音に関すること、問12が酸素欠乏に関することです。 騒音の暴露を受けると体がそれに対応してさまざまな変化を見せます。自律神経系や内分泌系にも影響を与え、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌増加がみられます。そのため、人によってはめまいや動悸を引き起こすことがあります。耳鳴りを伴うようになるのもその変化のひとつです。 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μ…
分析概論の6回目は問9が試薬の使用例、問10が検知管に関する出題です。 塩酸とアミン、水酸化ナトリウムと無機酸の液体捕集は中和反応を利用したもので、最も一般的な方法です。 活性炭素に吸着した成分を脱着する溶媒として二硫化炭素を用います。二硫化炭素は極性が小さく、活性炭と結びつきが強いため活性炭に吸着した成分をはがす役割をします。 メタノールは極性が強く金属キレートを生成した成分をはがすに…
デザイン・サンプリングの6回目は問9が有害物質の性質や物性、問10が固体捕集方法に関する問題です。 作業環境測定で遊離ケイ酸として扱うのは石英、トリジマイト、クリストバライトの3種類です。 コールタールは常温常圧で液体であり、空気中には液状の微粒子として拡散します。いわゆるミスト状での拡散です。 ヒュームは金属が気体から一気に固体になった時に生成する非常に微細な粒子です。ミストは液滴であ…
今日は試験解説を休んで、測定士の資格についてです。 最近1名仲間が減りました。家庭の事情なので、詳しくは申しませんが、1年ほど前に仲間に加わったばかりの若い測定士です。 前の会社でも活躍していたのは、現場の野帳を見れば判ります。実に几帳面に必要な情報が記録されています。 落ち着いたら、次の就職先でも測定士として活躍してほしい人材です。 測定士は初回の登録時に都道府県番号と個人番号が付与され、…
関係法令の6回目は問9が作業環境測定基準に関する問題、問10が作業環境評価基準に関する問題です。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しま…
労働衛生一般6回目は問9が温熱環境に関する問題、問10が局所振動に関する問題です。 WBGTは屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出すし、乾球温度は用いません。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度から算出します。 算出値が大きいほど影響が大きいことを表します。熱に順化した人は順化していない人よりも高い値に耐えられることになります。 W…
分析概論の5回目は、問7、問8とも測定に使用する機器の問題です。 2種類の金属の接合部に生じる起電力の差をゼーベック効果といいます。白金抵抗温度計は純度の高い白金の抵抗値が温度とともに変化することを利用しておりゼーベック効果とは関係ありません。 マイクロシリンジはガラス部分に均等に目盛が打たれており、針の部分は計量には含まれていないのが一般的です。 ガス高圧容器の色は法令で黒、赤、緑、灰色など…
今日、作業環境測定士の受験申請書を取りに行ってもらった。 各地とも労働基準協会などで配布するので、受験予定の方は忘れずに取りに行くか、安全衛生技術試験協会から送ってもらうと良い。初めて受験する方は、受験資格のあることを証明する書類が必要になるので、取り寄せる時間も頭にいれておくこと。 試験協会のホームページはこちら。 https://www.exam.or.jp/ 厚生労働省管轄は人の要件を要求するものが多い…
デザイン・サンプリングの5回目は問7が物質の極性、問8が試料採取方法についてです。 分子の極性を考えるとき注目するのは分子の形と電荷の分布です。電荷の分布に影響するのは電子を引き付ける力(電気陰性度)の大小です。 二硫化炭素は分子が直線状で左右対称のため無極性です。ベンゼンはベンゼン環の電子が共役二重結合で電子の分布が均等。四塩化炭素は分子が4面体で電荷の分布が釣り合っています。そのため極性が…
関係法令の5回目は問7が機械、器具に関するもの、問8が作業環境測定士に関するものです。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するために使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが労働安全衛生法第42条の趣旨です。 電動ファンつき呼吸用保護具、ろ過材及び面体を有する防じんマスクは厚生労働大臣の定める規格が規…
労働衛生一般の5回目は問7が金属による障害、問8が有機溶剤による人体影響の問題です。 金属による健康障害はまず接触による皮膚への障害、ついで粉じん等を吸入することによる気管枝、肺への障害、そして神経系統への障害とありますが、金属それぞれ影響の現れ方に特徴があります。 ヒ素では皮膚に現れる角化症、黒皮症。コバルトも皮膚への障害。クロムは鼻中隔穿孔。インジウムは呼吸器に現れる間質性肺炎。また…
作業環境測定士試験の解説を続けてきましたが、ここで一息。 資格取得を目指しておられる方へのアドバイスになるかどうかは判りませんが私の経験から一つ。 作業環境測定士は取得まで非常に費用も時間もかかります。 試験合格後、2種の講習、1種は科目ごと。最近の受講料を調べたわけではありませんが、全部取ろうと思ったら大方50万円くらいにはなると思います。また、全科目の受講には足掛け2年くらいは必要になるで…
分析概論の4回目は問5はpHの計算、問6は濃度の計算といった問題です。 pHの計算は化学の最初に勉強する基本的な内容ですが、対数の取り扱いに戸惑う人が多いようです。希薄溶液でのpHの定義は-log10[H+]です。 ここで[H+]というのは水素イオンの体積モル濃度を表します。つまり、0.1モルの塩酸水溶液があって100%電離していると水素イオンは0.1mol/Lだから、pHは1.0ということです。この溶液を水で2倍に薄めると…
デザイン・サンプリングの4回目は問5が騒音測定に関すること、問6が有害物質の蒸気圧に関することです。 騒音の測定は指定作業場での測定ではなく、測定士でなくても担当できる分野です。測定点の置き方は測定基準によって決められていて、粉じんに準じて行うことになります。試験で良く出題される論点は測定点の高さです。 騒音の場合は作業者が立っているときの耳の位置を想定しています。粉じんの場合は作業者が座って…
関係法令の4回目は問5が作業環境測定に関すること、問6が製造許可物質に関することです。 作業環境測定に関するといっても、測定士以外でも担当できる指定作業場以外のことです。指定作業場以外にも労働者が就業するにあたって、換気、酸素欠乏、騒音、温熱、焼却炉など健康にかかわることは測定して、環境状態を把握しておくことが大切だ。 作業環境測定は労働安全衛生法の第65条に規定があるが、労働者の就業環境につい…
労働衛生一般の4回目は問5発がん物質、問6は粉じんの影響です。 発がん物質と発がん部位の問題は必ず出題されます。 ここにあげられが物質は良く知られたものばかり。石綿による中皮腫などは、因果関係がはっきりしていて、労災認定が確実なものもあります。 試験では膀胱がん関係が良く問われてきましたが、回次によって変わるので過去問題にあったものを中心に頭に入れましょう。 ベリリウムによる障害はベリリウム肺…
分析概論3回目は問3,4で分圧の問題、有機化合物の問題です。 これもお決まりの出題です。AとBの気体を混合したときそれぞれの分圧は体積で決まります。気体の体積はモル数と一致しますから、質量で与えられたら何モルかを計算します。質量を分子量で割ってモル数を出しますが、このあたりがもしあやふやなら、高校レベルの化学、復習してください。Aは2モル、Bが3モルなら全体は5モル、Aの分圧は2/5、Bの分圧は3/5…
デザイン・サンプリングの3回目は問3,4です。 問3はA測定に関する問題。A測定というのは有害物質の空間濃度の把握ですが、空間の濃度は時間的にも、空間的にも変化しているので平均的は濃度がどのレベルにあるのかが判らない。採取できる数にも限度があるので、代表的な位置でサンプルを取り、統計的な処理を行う。 そのためランダムに採取するが適当に位置を決めると、どうしても発生源(濃度の高い場所)に眼がいって…
関係法令3回目は問3,4です。これも定型的に同じ順番で出題されています。 安全衛生教育、特別教育に関するものですが、作業環境測定士は衛生の担当ですから、危険有害業務に関するものに注目してください。 安全では、職長教育が必須になる業種が6種類言えますか。建設業、製造業(一部除く)、電気業、ガス業、自動車整備業、機械修理業ですね。 特別教育が必要な業務に何がありますか。また、いつ実施するとされて…
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