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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • 山火事

    春先の乾燥で山火事が相次いでいますが、山の手入れが行き届かなくなっていることも原因の一つです。というのは秋から冬にかけて落ち葉が溜まり、溝などには枯れ葉の山が溜まっているところが結構あります。人が住んで入れは枯れ葉はたき付けで回収されるはずですし、もっと自然が豊かなら、枯れ葉は土に還っていきます。中途半端に開かれて、その後ほったらかしになっている。これは山だけでなく、農地も、空き家も同じような…

  • 夕日

    黄砂が今日もやってきていますが、昨日に比べ夕日は若干まぶしくなっていました。今日は赤ではなく黄色。光を遮る砂の量が減った事を実感しました。日中も全天が砂に曇っていたのではなく北半分は雲の動きがちゃんと見えました。それでも南半分は白く曇っていたのでまだまだ抜けきっていない感がありますね。明日は徐々に雨になる予報ですから、雨に濡れないように帰りましょう。そしてて夕日を見るのはまず無理なので、太陽を…

  • 黄砂

    黄砂がやってきて、本来なら抜けるような青空が見えるはずでしたが、空は真っ白でした。真っ白といったら言い過ぎですが、もやが掛ったような感じで全天が覆われていました。日差しは強いので、陰は出来ていましたが、今ひとつ強さはありません。夕方西の空を見ると、真っ赤に燃える太陽になっていましたね。晴れていたら直視できないほどまぶしいはずですが、まぶしさはありません。それだけ砂が光を遮っているということです…

  • 空気清浄機

    年度替わりまであと1週間になりましたが、役所相手の仕事が多いと、この時期超多忙になりますね。何せ工期内に検収を上げなければお金になりませんから。検収をするお役所の方も大変で、1日に何件も検査対応すると、頭がおかしくなってくるとよく愚痴をこぼしているのを聞いたことがありますから。 今は工期が3/31ギリギリということは少なくなりましたが、その分早く仕上げないといけません。毎日家に帰れず、久しぶ…

  • 分析概論20回目解説

    問20 解説 β-壊変 中性子が電子(ベータ粒子)と反電子ニュートリノを放出して陽子になる現象。単にベータ崩壊といった場合これを指す。一般的に、中性子過剰核、すなわち安定同位体よりも中性子の多い核種でβ−崩壊が発生する。陽子が1つ増えることになるので原子番号が1つ増えます。 β+壊変 陽子が陽電子(ベータ粒子)と電子ニュートリノを放出して中性子になる現象。正のβ崩壊、陽電子崩壊とも呼ぶ。一般的…

  • デザイン・サンプリング20回目解説

    問20 解説 1日測定を行った場合に日間変動を加味するために経験的に積み上げられたデータから割り出されています。日間変動の上側90%を推定値とし、評価に用いる標準偏差は1.95としています。 A測定の第1評価値は推定された上位5%の推定値、第2評価値は推定された平均値です。いずれも算定式は幾何平均値に標準偏差で得られる幅を加算した式で定義されています。 A測定の第1評価値が管理濃度よりも小さけれ…

  • 関係法令20回目解説

    問20 解説 石綿等とは石渡そのものの他、石綿を含有する製剤を含めた呼び名です。含有率は重量% で0.1%を超えるものが対象になります。 石綿は原則として使用が禁止されていますが、これを分析など試験研究のために用いる場合はあらかじめ管轄の労働基準監督署長に届け出ることが必要です。これは使用の実態を把握するためです。 石綿についても特定化学物質と同じく石綿作業主任者技能講習の修了者のうちから作業主…

  • 労働衛生一般20回目解説

    問20 解説 A測定における第2評価値は単位作業場所で得た測定値の推定される平均値のことで第1評価値は上位から5%の位置にある値のことを示します。 管理濃度の定められている物質は有害性が判明しかつ、測定値が安定的に得られるものに対して決定されています。有機溶剤では測定すべき成分お全てに対して管理濃度が定められていますが、特定化学物質に関しては管理濃度がいまだに定められていないものがあります。 …

  • 分析概論19回目解説

    問19 解説 分析では、通常CuのKα線が用いられています。原子番号が大きくなると外殻の電子と原子核の位置が遠くなるため、大きなエネルギーが発生します。また、フィラメントに流れる電流が大きくなると、熱電子の量が増えるため、発生するX線の強度は強くなります。X線は加熱したフィラメントに電流を流し、金属製の陽極との間に電圧をかけて、フィラメントから出る熱電子を陽極にぶつけて発生させます。X線管から…

  • デザイン・サンプリング19回目解説

    問19 解説 系統誤差はある測定を行ったときの機器の特性や、読み取りを行ったときの人に読みとりの癖、操作における個人の癖で入り込むものをいいます。 偶然誤差は、繰り返し測定を行ったときに値がばらついて、たまたまその数値が得られるといった場合に入り込むものをいいます。 過失誤差はいわゆる操作の間違いなどから入り込むものをいいます。 検知管用真空法ガス採取器で漏れ試験を行わすに使ったとき万一…

  • 関係法令19回目解説

    問19 解説 酸素欠乏症等防止規則に関する出題です。 酸素欠乏等とは、空気中酸素濃度が18%未満である状態と硫化水素濃度が10ppmを超える状態の両方を指します。酸素欠乏とだけ書けば酸素 濃度18%未満の状態のみを指します。 酸素欠乏症等とは酸素欠乏症又は硫化水素中毒をいい、酸素欠乏症は酸素欠乏の空気を吸入することにより生ずる症状が認められる状態をいいます。 酸素欠乏危険作業を行う作業場所において…

  • 労働衛生一般19回目解説

    問19 解説 有機溶剤の蒸気と粉じんが共存するような作業場では防塵機能を有する防毒マスクを使用しますが、送気式マスク、給気式マスクを用いてもかまいません。 複数の有毒ガスが混在している場合はそれぞれの物質に対応した防毒性能を満たすことが難しいため、送気式マスク、給気式マスクを用います。 有機ガス用の吸収缶は活性炭を用いており、極性のある分子の吸収には有利ではありません。また湿度の高い場所で…

  • 分析概論18回目解説

    問18 解説 理論段数は簡単にいうとカラムの分離性能の高低を表す数値です。ガスクロクロマトグラフの場合、吸着と脱着を繰り返す回数と、カラムのどの位置で繰り返し起こるかが問題になります。したがってカラム長さが2倍になると保持時間は2倍になり、理論段数は2倍になります。 理論段相当高さは理論段数が2倍になると1/2倍になりますから、カラムの長さと比例するわけではありません。 カラムの長さが2倍に…

  • デザイン・サンプリング18回目解説

    問18 解説 環境気中濃度は低濃度位置にデータが集まるいびつな形になっており正規分布ではなく対数正規分布になっています。統計処理では不都合なため、濃度軸を対数変換して幾何平均値を中心にした左右対称な正規分布に近似させます。分布が対数正規分布に従うということは、対数をとることによって横軸の変動が幾何平均値を中心とした正規分布に近似できるということです。これは幾何平均値を中心として左右対称の形に近…

  • 関係法令18回目解説

    問18 解説 事業者は、機械による換気のための設備について、はじめて使用するとき、分解して改造又は修理を行なつたとき、及び二月以内ごとに一回、定期に、異常の有無を点検し、その結果を記録して、3年間保管しなければなりません。(第9条) 事務所衛生基準規則による室内の空気の基準はCOで50ppm以下、CO2で5000ppm以下となるように換気しなければならないとなっています。(第3条) CO2で5000ppmは高…

  • 労働衛生一般18回目解説

    問18 解説 遮光保護具の遮光度番号は数値が大きいものほど透過率が小さく付されていますので、光源の輝度に合わせて選定するときに考慮に入れるようにします。 SNR値とは聴音保護具の性能を合わらす数値で、これが20dBであったとすると適性に装着したとき統計的に約84%に人にこれ以上の遮音効果が期待できるとされる数値です。したがってこの数値が大きいほど、遮音効果が高いといえます。 化学防護手袋は薬剤の浸…

  • 分析概論17回目解説

    問17 解説 TCDはキャリヤーガスと対象物質の熱伝導度の差を検出する方法で無機ガスの分析に適しています。あらかじめ検出器に電圧をかけてブリッジを均衡させておき、奪われる熱量の差によってブリッジに電流が流れることを検出しています。 FIDは水素炎中で物質が燃焼するときイオン化され電流が発生することを利用しています。したがって水素炎中で燃焼できない希ガスなどは検出することが出来ません。燃焼性の…

  • デザイン・サヌリング17回目解説

    問17 解説 ベクレル(Bq)とは、食品や土壌に含まれるセシウムなどの「放射能の総量」を表し、1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量であると定義されます。 ここで注目して欲しいのは1秒間あたりということです。ですから単位(Bq)の次元は(s-1)を持っているのと同じです。 空気中の放射性物質量の濃度は採取した放射性物質量を採取した試料量で除したものです。 吸引流量97L/minなので吸引量…

  • 関係法令17回目解説

    問17 解説 特定粉じん作業を行う作業場においては、発生源を密閉する、湿潤化するなどの発生源対策、局所排気装置の設置など工学的対策がとして必要で、発生源の種類によって要求される形式が決められています。特定粉じん作業では局所排気装置、プッシュプル換気装置の設置が必要で、 全体換気装置では要件を満たしませんが、特定粉じん作業でない場合は全体換気装置の設置も許容されます。この局所排気装置は発生源ごと…

  • 労働衛生一般17回目解説

    問17 解説 局所排気装置のフードは囲い式と外付け式に分類されます。建築型フードは横、上部に衝立が設けられていますが、これは囲い式に分類されます。両サイドが開放されているルーパー型は外付け式に分類されます。 一つのファンに2つのフードを設置するときダクトを分けることになりますが、設置位置の関係から圧力損失に差が生じますが、ダンパなどを設けて調整できるようにします。 ダクトの断面積が同じとき…

  • 分析概論16回目解説

    問16 解説 振動準位間遷移とは主に赤外線領域のエネルギー吸収に関係するものです。蛍光現象は紫外線領域のエネルギー吸収に関係しており、放出するエネルギーレベルは可視光線領域になります。 分子に励起光を当てると一旦吸収し、放出が始まります。基本的に吸収したエネルギーよりも低いレベルのエネルギーしか放出しません。つまり入射光よりも長波長側に蛍光がでます。 つまり蛍光のほうがエネルギーは小さく波…

  • デザイン・サンプリング16回目解説

    問16 解説 放射性物質を捕集する場合もその物質の性状を把握して行わなければなりません。 トリチウム(三重水素)は地球環境では酸素と結合したトリチウム水(HTO)として存在しており、水蒸気は冷却凝縮法や液体捕集法が適用できます。気体状物質は固体捕集方法による吸着も利用することができます。 アルゴンなど希ガスは液体との反応性が乏しいのでガスのまま直接捕集することが必要です。 捕集が使用できる…

  • 関係法令16回目解説

    問16 解説 電離放射線障害予防規則に関する出題です。 管理区域は第3条で定めています。外部放射線による実効線量と空気中の放射線物質による実効線量の合計が3か月につき1.3mSvを超えるおそれがある場所です。管理区域は標識により明示しなくてはいけません。 放射線業務従事者の被ばく限度は電離則第4条で実効線量が5年間につき100mSvを超えず、かつ、1年間につき50mSvを超えないようにしなければならないと…

  • 労働衛生一般16回目解説

    問16 解説 α線、β線は荷電粒子で物質を直接電離する作用を持っています。γ線は物質との相互作用によって発生した二次電子によって物質を間接的に電離します。 α線、β線は粒子線のため遮蔽物があると遮断できます。電離作用はα線が強く透過力はγ線が強いといえます。 電離放射線の被ばくによる人体に対する影響は遺伝的影響と身体的影響に分類されます。遺伝的影響はその名のとおり世代を超えて影響が及ぶのに…

  • 分析概論15回目解説

    問15 解説 フレーム原子吸光分析法は、高温のフレーム(炎)中で金属元素などがばらばらの原子の状態になり、蒸気として存在するとき基底状態にある原子が励起されるための光エネルギー吸収を感知しています。フレームとしてはアセチレン-空気又はアセチレン-亜酸化窒素などが用いられます。 アセチレン-空気が一般的に用いられますが、より高温の条件ではアセチレン-亜酸化窒素が用いられます。励起される原子の数はフ…

  • デザイン・サンプリング15回目解説

    問15 解説 共存する物質がない場合は検知管による測定が認められていますが、特定化学物質では アクリロニトリル、エチレンオキシド、塩化ビニル、塩素、シアン化水素、弗化水素、ベンゼン、ホルムアルデヒド、硫化水素があげられています。 検知管の測定範囲は管理濃度の10分の1が読み取れるものを用いる必要があります。これは分析して数値を決めるときも同じです。 検知管のポンプは測定前に検知管を折らず…

  • 関係法令15回目解説

    問15 解説 有機溶剤中毒予防規則では取り扱い作業場において作業主任者の選任が義務付けられています。有機溶剤の種類による例外はありません。ただし、業務による例外があり試験研究の業務では選任の義務はありません。 トルエン、酢酸エチル、酢酸ノルマルブチルはいずれも第2種有機溶剤であり、表示の色分けは黄色になります。 タンク内において第3種有機溶剤の吹き付け塗装などの業務を行うときは発散源を密閉…

  • 労働衛生一般15回目解説

    問15 解説 電磁波はその波長によって呼び方が変わりますが、波の性質と粒子の性質を持っています。波長の長い方から電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、γ線などすべて電磁波です。 電波の波長はmmのレベルから数mにもなりますが、生物への影響はあるといわれており、ほとんどすべての電磁波が影響するといえます。 赤外線は可視光線よりも波長が長く、分子の振動に相当するレベルのエネルギー範囲であり、主…

  • 分析概論14回目解説

    問14 解説 稀薄溶液の吸光度と濃度の関係はランバート・ベールの法則で示されます。 ランバート・ベールの法則 E=ε・c・d モル吸光係数(ε)と吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 物質Aでは0.360=3.0×10-5×2×εが成り立っています。 次に濃度の判らない溶液を測った…

  • デザイン・サンプリング14回目解説

    問14 解説 相対濃度計の散乱光の強さは粒子の大きさや数で決まります。光を反射するので粒子の色や粒子の面積、粒子径が散乱光の強度に影響します。 測定原理から、相対濃度計による測定では試料採取時間を10分未満として差し支えないが、この場合一単位作業場所の全測定点数は10分間を一の測定点における採取時間で除した値の数以上とすればよいことになっています。 つまり10分を一つの測定時間1分で割れば…

  • 関係法令亜14回目解説

    問14 解説 現在、第1種有機溶剤は1,2-ジクロルエチレンと二硫化炭素の2つしかありません。 シクロヘキサノン、キシレンは第2種有機油剤です。 ベンゼンは有機溶剤ではなく第2類物質です。 1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、トリクロロエチレン、四塩化炭素、クロロホルム、1,4-ジオキサン、スチレンなどはもともと有機則にあった物質で特別有機溶剤として区分されています。特化則の第2類物質で…

  • 労働衛生一般14回目解説

    問14 解説 酸素欠乏となる場所は概ね酸素濃度が18%を下回る場所とされており、これを下回るといろいろな障害が出始めます。16%程度になると頭痛、目めまい、吐き気、集中力の低下などが出現し作業を継続することが困難になってきます。 このような状況下で活動を行うと後遺症が残ることがありますが、その場所にいた時間、作業の強度で影響度は変わってきます。 酸素濃度が6%以下の空気を吸入すると一呼吸で意識…

  • 労働衛生一般14回目解説

    問14 解説 酸素欠乏となる場所は概ね酸素濃度が18%を下回る場所とされており、これを下回るといろいろな障害が出始めます。16%程度になると頭痛、目めまい、吐き気、集中力の低下などが出現し作業を継続することが困難になってきます。 このような状況下で活動を行うと後遺症が残ることがありますが、その場所にいた時間、作業の強度で影響度は変わってきます。 酸素濃度が6%以下の空気を吸入すると一呼吸で意識…

  • 分析概論13回目解説

    問13 解説 水中で青色を示す物質があるということは可視部に吸収があるということです。可視部の測定ではタングステンランプがあれば測定することができます。可視部の測定ではガラスセルを用いることが出来ます。もちろん石英セルでも測定することは出来ます。ガラスは紫外域に吸収を持っていますから、この波長域は石英セルでなければなりません。 ランプから発する光は様々な波長の光が混ざっていますから、特定の波…

  • デザイン・サンプリング13回目解説

    問13 解説 液体捕集で捕集瓶を2本直列につなぎ、1本目と2本目の捕集量を比べて捕集効率を算出することができます。 キシレンなどの無極性ガスを吸収させるには精製水などの極性溶媒ではなく、ヘキサンなどの無極性溶媒を使わないといけません。 クロム酸のミストは水にはすぐに溶けませんから、ミゼットインピンジャーを用いてミストを慣性衝突によって捕集します。 メタノールなどのガス状物質はガスをそのま…

  • 関係法令13回目解説

    問13 解説 化学設備は労働安全衛生法施行令第15条第1項第10号に定義されており、同施行令別表第3第2号に掲げる第2類物質のうち厚生労働省令で定めるもの(特定第2類物質)又は同表第3号に掲げる第3類物質を製造し、又は取り扱う設備で、移動式以外のものをいうとされています。 またその附属設備も含まれます。 特定化学設備に関しては2年以内ごとに1回、定期自主検査を行うこととされています。 特定…

  • 労働衛生一般13回目解説

    問13 解説 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μPaとし、これを基準としてその比の常用対数を20倍して求めたのもが音圧レベルです。 騒音の測定は人が聴いている騒音の特性で行います。A特性といわれこれは聴感覚補正ともいわれています。低周波域、高周波域で重みが小さくなっています。 等価騒音レベルは測定時間内における変動騒音の平均2乗音圧に等しい平均2乗音圧を与える連続定常音の騒音レベルとして定…

  • 分析概論12回目解説

    問12 解説 容量分析の一次標準物質は秤量するときに安定であることが要求されます。したがって、固体で吸湿性が少なく、微細な粉末になっているものが利用されます。フタル酸塩、シュウ酸塩、炭酸塩などが用いられています。 中和滴定で塩酸の標定ではアルカリ性の炭酸ナトリウム塩を、水酸化ナトリウムの標定には酸性のフタル酸水素カリウムを用います。 過マンガン酸カリウムの標定は酸化還元滴定ですからシュウ酸…

  • デザイン・サンプリング12回目解説

    問12 解説 メンブレンフィルターは微細粒子の捕集に適しており、金属成分でも粒子径が細かいと考えられるべリリウム、五酸化バナジウムなどに用いられます。捕集率は孔径にもよりますが一般にガラス繊維状ろ紙に比べ高いとされています。 ガラス繊維状ろ紙に比べ、繊維が圧縮されており繊維の密度が高いため通気抵抗は大きくなります。 メンブランフィルターは顕微鏡で見たときにピントが合わせやすいように、表面に…

  • 関係法令12回目解説

    問12 解説 特定化学物質に関する内容です。 特別管理物質とは、第1類物質、第2類物質のうちでがん原生物質およびその疑いのある物質をいいます。インジウム、三酸化アンチモン、ナフタレン、クロロホルム、リフラクトセラミックファイバーなどは第2類物質で、特別管理物質に指定されています。 特別管理物質はPCB以外の第1類物質6種と第2類物質のうち38種の合計44種です。第3類物質には特別管理物質は…

  • 時間マネジメント

    試験の出来はいかがでしたか。 なんとなく出来たという人は一番危ういです。 これが出来て、これが出来なかったと判別できる人は大抵、合格しています。基準点にとどいておればの話ですが。 不安でしょうがない人は、是非、反省してください。1ヶ月ほどすれば試験問題と正解が公開されますから、そのときに必ず点検しましょう。 出来たところと出来なかった所をはっきり色分けして、自分の弱点を探ってください…

  • ひな人形

    どんな試験でも当日は落ち着かないものです。 明日は2種の4科目しかないので1日で終わりますから、それが救いですね。すぐに終わりますから。それでも免除科目のある方は時間を持て余すでしょう。しかし、時間を潰すにはいろいろ考えなくて済む物を持っていきましょう。今まで勉強していたものがあれば、そのうちの一つに絞ることをお勧めします。あれこれやっても気が散るだけで、頭が疲れます。 時間の経つのは速…

  • ウイスキー

    今日はまぶしいくらいの日差しがありましたが、さすがに2月は光の春です。日の落ち時間も長くなっていくのを実感できますし、力強さを感じることが出来ます。 明日は南風が入って気温が上がり嵐になるかも。春一番が吹そうな予想になっていますが、気温が上がると、それまでドカ雪が降りましたから雪崩に、融雪洪水など二次的な災害にも注意が必要ですね。 試験までには気候が回復するようですが、気温の乱高下がありそ…

  • 労働衛生一般12回目解説

    問12 解説 振動障害は手腕を中心とする局所振動により、主に抹消循環障害、抹消神経障害、運動器障害の3つに分類されています。 レイノー現象とは手足の血管で血流が減少する末梢循環障害のことです。レイノー現象は、喫煙、ストレス、寒冷暴露、振動の暴露による血管の攣縮で引き起こされます。必ずしも振動工具による障害とは言い切れません。色が白くなるため白ろう病とも呼ばれますが硬直する運動器障害とは異なり…

  • 分析概論11回目解説

    問11 解説 0.02mol/Lの塩酸10mLと0.01mol/Lの水酸化ナトリウム10mLを混合すると0.01mol/Lの水素イオンが残りますが、体積は20mLになっています。したがって、濃度としては1/2になりますから0.005mol/Lということになります。 簡単な問題だからこそ早とちりせず確実に得点することが必要です。試験では案外見る目を失っていることがありますから。 よく、後から振り返ってみて、どうして判らなかったのか、あ…

  • デザイン・サンプリング11回目解説

    問11 解説 活性炭は多孔質の表面に分子が吸着していますから高温に保ち、乾燥した空気や窒素を流すことで、吸着した分子を脱着することが出来ます。 このように活性炭は再生し活性化することが出来ますが、通常は行いません。 シリカゲル管は極性の強い分子の捕集に適しており、無極性の分子では吸着力が弱いとされています。ガスを吸着捕集する方式ですから、ミストの捕集には使いません。 ポーラスポリマーは粒…

  • 関係法令11回目解説

    問11 解説 個人サンプラーン法による採取した試料も通常の環境測定で採取した試料も分析方法は同じです。したがって、第1種作業環境測定士の登録がなければ分析は出来ませんが個人サンプラー法の登録が必要であるわけではありません。 個人サンプラー法による測定は、第1種、第2種の登録とはかかわりなく別途、指定講習を修了しなくては登録が出来ません。個人サンプラー法の登録をするには第2種の登録がなくてはい…

  • 労働衛生一般11回目解説

    問11 解説 熱中症のⅠ度はめまい、失神など、Ⅱ度は筋肉痛、筋肉の硬直、頭痛、吐き気など、Ⅲ度は意識障害、痙攣など、3区分されており、Ⅰ度が軽くⅢ度が最も重い症状です。 温度感覚を左右するのは温度、湿度、気流の他輻射熱もあります。 WBGTは日射がない屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出します。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度か…

  • 分析概論10回目解説

    問10 解説 ICP発光分光分析では試料を霧状にして高周波誘導結合プラズマ中に導入すると元素が原子化又はイオン化してプラズマ中でエネルギーを吸収し電子が励起されます。励起された電子が基底状態に戻るときに放出された光の波長から元素を特定し、強度から定量を行います。装置の構成としては高周波励起部、発光部、試料導入部、分光測光部、データ処理部が含まれます。 プラズマ中の温度は6000K以上の高温度に達…

  • デザイン・サンプリング10回目解説

    問10 解説 絞り流量計は絞りを通過する前後でガスの圧力が変化することを利用しています。通過するガスの体積が増えるほど、前後の圧力差が大きくなります。これはハイボリウムエアサンプラーのような大容量のサンプリング装置の校正に用います。 面積流量計はテーパ管の中の浮子が浮き上がることで流量を測定するものです。通過するガス量が浮子とガラス管の隙間の面積に比例することを利用しています。圧力損失が大き…

  • 関係法令10回目解説

    問10 解説 混合有機溶剤については各測定点の濃度をそれぞれの成分の管理濃度で除して得た数値を合計して換算値を求めておきます。これを統計処理して得た評価値は管理濃度1と比較して評価することになります。 B測定の結果が管理濃度の1.5倍を超えたときはA測定の評価結果にかかわらず第3管理区分になります。第1評価値はA測定で得られる結果であり、B測定と比較するものではありません。 A測定の第2評価…

  • 労働衛生一般10回目解説

    問10 解説 有機溶剤は可燃性の液体が多く、引火しやすい性質があります。ハロゲン化炭化水素は揮発性が高いですが、燃えにくい性質があります。そのため、炭化水素計で感度良く検出することが出来ません。 二硫化炭素の長期間ばく露の影響では動脈硬化を進行させ、微細動脈瘤を伴う脳卒中や虚血性疾患の発症可能性を高くします。 N,N-ジメチルホルムアミドの個人ばく露影響として頭痛、めまい、肝機能障害などがあ…

  • 分析概論9回目解説

    問9 解説 メチレンブルーは酸化還元反応で指示薬として利用されます。酸化されて青色、還元されて無色になります。pHの変化を見るための指示薬ではありません。 メチルイソブチルケトンは溶媒抽出でキレートを水相から有機溶媒に移す際の溶媒として用いられます。金属がキレートで抱き込まれると水相から有機相に移ります。 シリカゲルは極性を持っていますから極性のある有用溶剤の気体を捕集するのに用います。 …

  • デザイン・サンプリング9回目解説

    問9 解説 サンプリングでは捕集しようとする物質の性状を考慮します。 メタノールは極性分子でありガス状物質ですから、極性の大きいシリカゲル管に吸着捕集します。 塩化ニッケルは粉状の塩ですからろ過捕集します。 インジウム化合物も基本的には固体粒子なのでろ過捕集します。管理濃度が小さく、微量の分析になるので処理しやすいメンブレンフィルターの方が有利です。 フッ化水素はガス状物質なのでミゼ…

  • 関係法令9回目解説

    問9 解説 作業環境測定基準には測定点の取り方、検知管による測定が行えるものなど作業環境測定の方法が定められています。 遊離ケイ酸の含有率はエックス線回折分析方法と重量分析方法によらなければならないとされていますのでこれ以外の手法を用いることは出来ません。 検知管による測定では共存する物質が測定値に影響を与えるためその妨害がないときでなければ用いることが出来ません。特定化学物質においても検…

  • 労働衛生一般9回目解説

    問9 解説 インジウムによる障害は粉じんを吸入することによって生じる間質性肺炎などでラットによる試験で発がん性が確認され、人に対して発がん性が疑われています。 クロムは皮膚感作性の他、長期間のばく露では肺がん、鼻中隔穿孔などを引き起こします。有害性の高いのは6価のクロムで3価に還元することで有害性は低減します。 コバルト及びその無機化合物は接触性皮膚炎や吸入することによって気管支喘息間質性…

  • 分析概論8回目解説

    問8 解説 標準ガスは物質ごと調製する必要があり、混合物ではできません。蒸気は温度依存性があり蒸気圧どおりの分圧が得られる保証がないからです。 蒸気圧は温度が高いほど大きくなる物質が多く、ガス濃度が高くなります。また拡散チューブの内径が大きくなると蒸発量が多くなり、濃度が上昇します。チューブの長さが長くなっても内圧は変わりませんから、発生するガス圧は変わりません。したがって長さは濃度には関係…

  • デザイン・サンプリング8回目解説

    問8 解説 個人サンプリング法による単位作業場所の設定は、実際に個人サンプラーを装着している作業者の行動範囲を指し、その他の作業者の行動範囲は考慮に入れません。 発散源に近い位置ではD測定を行うことになりますが、D測定の時間は継続した15分間が必要です。B測定では継続した10分間ですからこの条件でも成り立ちますが、作業時間が15分に満たない場合、D測定は行えないことになります。またC測定にお…

  • 関係法令8回目解説

    問8 解説 指定作業場については作業環境測定士による測定を行うことになります。自社で行う場合は必ず、自社が使用する作業環境測定士に実施させなければならず、行えない場合は作業環境測定機関に測定を委託しなくてはなりません。指定作業場以外では、測定士が実施する必要はありません。ただし、測定点の決め方、作業場所の範囲の選定、測定時間の設定など、デザインに関する知識が要求されるので、測定士に実施させるの…

  • 労働衛生一般8回目解説

    問8 解説 空気力学相当径は空気中で同じ終末沈降速度を持つ単位密度(1g/cm3)の球形粒子の粒子径です。これを求めるにはインパクターを用いて分粒するなど動的な手法が用いられます。 インハラブル(吸引性)粒子とは鼻や口から吸引されるすべてのとして定義されています。レスピラブル(吸入性)粒子とは4㎛50%カットオフの粒子とされています。つまりインハラブル粒子の方が広い範囲に注目しており、レスピラブル…

  • 分析概論7回目解説

    問7 解説 気体定数は状態方程式PV=nRTのRを表しており、ある温度での気体の体積を求めるのに必要ですが、25℃での気体の体積が24.45Lであると知っておればわざわざこれを使って体積を求めることはありません。 したがって、3/92×24.45の気体が100L中の存在することになりますから7.97ppmとなります。 問題は以下を参照ください。 https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2024/08/EM20232804.pdf 今…

  • デザイン・サンプリング7回目解説

    問7 解説 の測定では80dB未満の測定値は採用しないことになっています。このデータでは78dBの一つだけですから平均値は84dBになります。 データのばらつき具合から標準偏差は小さい予想されます。実際に計算してみると、原則通り80dB未満を除いて1.6dB、除かなくても2.6dBでした。 単位作業場所の面積が30m2ですから著しく狭い場所であるとみなすことができます。 単位作業場所が著しく狭く、標準偏差も3dBを下…

  • 関係法令7回目解説

    問7 解説 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するため使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが42条の趣旨です。 防毒マスクについて労働安全衛生規則第26条に一酸化炭素用防毒マスク、アンモニア用防毒マスク、亜硫酸ガス用防毒マスクが規定されており、マスクの防毒能力試験の規格はハロゲンガス用吸収缶、有機ガ…

  • 労働衛生一般7回目解説

    問7 解説 ヒ素では皮膚に表れる角化症、黒皮症の他、クロムと同様に鼻中隔穿孔が揚げられます。発がんでは吸入することによって肺がんなど呼吸器に障害が現れます。 ホルムアルデヒドは、粘膜を刺激しますが、吸入したとき最初に接触する鼻咽頭部に障害が生じます。 エチレンオキシド、ベンゼンでは白血病のなど血液に関連した障害があります。 1,2-ジクロロプロパンは中枢神経抑制、眼や気道の刺激、溶結性貧血な…

  • 分析概論6回目解説

    問6 解説 熱化学平衡式が成り立っているということはある時点で右への反応と左への反応がつりあっていることを示しています。つまり反応の速度は左右で等しいということです。 qが負ということは反応が右に進むとき吸熱反応ということです。外部から熱が加わる、つまり温度が上がると、これを打ち消すように反応が進みます。この系では吸熱して温度を下げる方向、つまり右方向に進みます。 平衡定数の式で[]書きは体…

  • デザイン・サンプリング6回目解説

    問6 解説 遊離ケイ酸は結晶性シリカを対象としており、作業環境では、石英、トリジマイト、クリストバライトの3つを扱います。 正長石はアルミニウム、カリウムを含むケイ酸塩鉱物で遊離ケイ酸ではありません。 気体の密度は圧力が同じなら分子量で評価できます。フッ化水素は分子量が20ですから、窒素が主成分の空気よりも密度は小さいということになります。 コールタールは常温・常圧では粘性の高い液体です。 …

  • 関係法令6回目解説

    問6 解説 作業主任者の選任については労働安全衛生法施行令で業務が列挙されています。 特定化学物質の第2類物質を扱う業務、鉛ライニング作業、酸素欠乏危険場所における業務、ガンマ線照射装置を用いて行う透過写真の撮影などはすべて含まれます。気を付けるべきは作業者を直接指揮監督しない業務なとは含まれていません。潜水器行う潜水の業務などは含まれていません。 特別則でも粉じん障害防止規則では特定粉…

  • 労働衛生一般6回目解説

    問6 解説 塩素は黄緑色の気体で独特の刺激臭があります。強い酸化力があり毒性が強いため滅菌処理に使われてきました。吸入すると、喉、鼻の粘膜、 呼吸器を刺激し細胞に影響を与えます。重篤な症例として肺水腫があります。 一酸化炭素は赤血球と結合し、酸素の運搬を阻害します。急性毒性としては酸素欠乏に関連した障害が生じます。後遺症として残る障害は神経 障害があげられ、健忘やパーキンソン症状があります。 …

  • 分析概論5回目解説

    問5 解説 pHは-log[H+]で表されます。これは水素イオンの体積モル濃度ですが、水溶液中に水素イオンをどれだけ供給できるかでpHの大小が決まります。元の溶液の濃度が同じなら1塩基酸よりも2塩基酸の方が強酸になりますし、乖離度が大きい方が強酸です。 選択肢の中で2塩基酸は硫酸と炭酸、乖離度が大きいのは硫酸の方ですから、水素イオンをたくさん供給できますからpHが小さい強酸であるということです。 pH…

  • デザイン・サンプリング5回目解説

    問5 解説 有害物質の特性に関する問題です。 飽和蒸気圧が高いということは蒸発が速いということを示しています。常温での蒸気圧の高低は 沸点とも連動していますから、こちらからも推定することが出来ます。一般的に脂肪族の炭化水素よりも同じくらいの分子量の芳香族の方が沸点は高く、水素結合を持つ分子は同じくらいの 分子量の炭化水素よりも高くなります。塩素系の炭化水素は分子量が大きくなりますが、分子量が…

  • 関係法令5回目解説

    問5 解説 坑内作業では様々な制約が発生しますが、温度については28℃を超えるおそれのある場所について半月ごとに1回、気温の測定を行わなければなりません。それと合わせて通気量についても半月ごとに1回測定しなくてはなりません。ただし炭酸ガス濃度の測定については1か月以内ごとに1回測定することになっているので注意してください。 動力により駆動されるハンマーを用いて金属の鍛造を行う業務、ロール機、…

  • 労働衛生一般5回目解説

    問5 解説 環境気中の濃度は高濃度の位置は少なく低濃度の位置が多くなるいびつな分布を示します。これを対数正規型といいます。 気体の液体への溶解量は体積で決まってきます。したがって温度が高いと体積は膨張し密度が下がりますから溶解量は減少することになります。 有機溶剤の蒸気密度は分子量が大きくなれはそれに伴って大きくなります。空気は窒素が主成分ですから分子量は有機溶剤よりも小さく、密度も小さい…

  • 時間マネジメント

    明日から通常通りの生活が始まりますが、また時間に追われる毎日になりそうです。新年の互礼会もありますが、年末に持ち越した仕事の整理をするため、正月ぼけした頭をリセットして気合いを入れないといけませんね。事故はこうしたリズムの変るときに起きやすいものですから。 今年は何か成果の上がるものを形で残したいです。 昨年は目に見えない成果がありました。感謝状をいただくということは過去から現在に至るま…

  • 正月ぼけ

    本来の暦だと1月4日は大体仕事始めですが、今年は土日にあたるので6日からというところが多いと思います。働き方改革もあって、商業が元日だけでなく、2日も休みにしたので、昔の静かなお正月の雰囲気が戻った感じがありますが、お目立ての福袋を手にする楽しみが後ろにずれたので、いつもの感覚が狂ってしまいまいた。休みが長くなって、正月ぼけがしばらく続きそうですが、大抵は一日忙しくするとすぐに元に戻ります。 …

  • ペロブスカイト太陽電池

    お正月休みの間に脳トレをしました。といっても新しいことを始めたわけではなく昔読んでいた本を読み返して見ただけです。 脳は使わないと衰えますが、昔やったことをなぞるだけでは進化しません。そこで全く違った視点ですべてを疑って見る訓練をします。 実現不可能と言われたことも、そんなあまのじゃくから生まれていますから。 ペロブスカイト太陽電池は大きな発電を行うのではなく、パーソナルな発電です。家…

  • レコード針

    今日は新聞が休刊でしたが、番組表が3日まで先行して入っているので、特に困りませんでした。番組表はテレビでも見られますから、放送している内容は判るのですが、こちらは電源が入っていないと使えません。新聞はその点電気もいらず一覧表で見られますからいいですね。 まだまだアナログ的なツールというのも役に立ちます。 最近では、音楽の配信もデジタルデータですが、カセットやレコードの珍しさが、かえって人気…

  • お守り

    初詣に行きましたが、お昼前だったので、すっかり落ち着いた雰囲気になっていました。 朝は日の出も見られましたので、今年の元旦のイベントは終わった感があります。 年賀状は昨年と同じくらい届いていますから、年配の方の動向はあまり変っていないのかもしれません。若い人と違って、メールなどのやりとりもありません。今年で年賀状仕舞しますと言う方もおられました。 毎年の行事が少しずつ減ってきました…

  • ヤクルト1000

    大晦日はいつからこんなにつまらない日になったのでしょう。 テレビは特番ばかりだし、紅白も惰性で流れています。単に時計代わりに朝のニュースを見ている感覚ですね。 お気に入りの気になる番組を録画しておいてそちらを見ようと思っても、結構雑用で落ち着いて見ていられません。なんとなく新年を迎えるカウントダウンが始まって午前零時を迎える。この10年くらいはそんな感じです。唯一の救いは除夜の鐘が聞こえるこ…

  • 年越しぞば

    2024年も大晦日を残すのみとなりましたが、来年は測定士になって40年を迎えます。 測定士でいたからこそ出来たこともたくさんあります。普通なら入れない場所にも入れましたし、知らないこともたくさん教えてもらえました。 剖検室なども入りましたし、死んだ人の臓器を保管した場所にも立ち入ることがありました。 バイオハザード、クリーンルーム、解体現場など誰でも経験することが出来る訳ではありません。 …

  • 主食

    日本人が疲れやすく、太りやすい理由として糖質の取り過ぎが揚げられていますが、これは食生活の変化が大きいといえますね。お米が主食だったはずですが、現代の日本人は小麦が主食になっていませんか。それに加えてお砂糖を取り過ぎですね。甘いのもだけでなく、ブドウ糖に変化するものなら、ポテトチップもそうてすし、ジュース、コーヒーなどの飲み物、果物もあります。飲み物はお茶がだったはずです。 豊かになった分…

  • キャベツ泥棒

    キャベツ泥棒の報道がありましたが、不作で値段が上がっていることが原因と言われています。3倍くらいになっているそうなのですが、盗難品でも買われていくから、泥棒しても儲かるのでしょう。しかし値段そのものは金属泥棒と違って安いはずなので労多くして利益は薄いと思います。 高級なフルーツなら判りますが、とうとうキャベツまできたかと言う感じですね。 キャベツは出来が良すぎて、値段が崩れるのを防ぐため…

  • マーケット

    マーケットはシーソーゲームのようだと思っていました。確かにスイングで利益を残すことは可能ですが、やはりここは戦場です。理論武装するか、大けがをしないように危機管理するかしないと生き残れません。資金が尽きてマーケットから退場せざるを得ないなんてことにならないよう日々研鑽が必要ですね。 もう一つの考え方は利益を無理に出そうとせず、運用すると言うことです。少なくとも10年以上の期間にわたって、株価…

  • マーケット

    マーケットはシーソーゲームのようだと思っていました。確かにスイングで利益を残すことは可能ですが、やはりここは戦場です。理論武装するか、大けがをしないように危機管理するかしないと生き残れません。資金が尽きてマーケットから退場せざるを得ないなんてことにならないよう日々研鑽が必要ですね。 もう一つの考え方は利益を無理に出そうとせず、運用すると言うことです。少なくとも10年以上の期間にわたって、株価…

  • 株式投資

    各科目4回目まで来ましたのでここでお休みに入らせてもらいます。また年が明けてから気が向きましたら、始めますのであまり期待しないでお待ちください。 クリスマスから一気にお正月モードになったような気がしますが、今年は景気が良かったのでしょうか。 こればかりはその人によって感じ方か変りますが、インフレの方が印象が強かったですね。このインフレでたくさん出回ったお金がどこに向かうかが問題ですね。株…

  • 分析概論4回目解説

    問4 解説 気体の分圧は存在するモル比で決まります。 メタン4gは4/16で0.25mol、二酸化炭素11gは11/44で0.25molですからモル比は1;1。したがって全体の圧力が1気圧なら、メタンの分圧は0.5気圧ということになります。 解説というほどのものではありませんが、今日はこれだけです。 問題のほうは以下をご覧ください。 https://www.exam.or.jp/exmn/EMkohyo.htm クリスマスが終わるとお店の飾り付けは一気…

  • デザイン・サンプリング4回目解説

    問4 解説 B測定は発散源に近接した場所で最も高濃度になると思われる位置及び時間を選んで行います。このとき労働者がその位置にいなくても、立ち入ることがある場所であれば、測定して差し支えありません。単位作業場所の中にこのような測定点がある場合B測定が必要と判断されますが、 2日間測定を行うときはそれじれの日にB測定を実施します。 B測定はA測定とは全く別で実施するものです。発生源が密閉されて…

  • 関係法令4回目解説

    問4 解説 作業環境測定の頻度と記録の保管についての出題です。 測定間隔は6ヶ月が原則ですが、これと異なっている放射性物質(1月)、鉛(1年)に注意して下さい。 有機溶剤、粉じん、特定化学物質は原則どおり6ヶ月です。 記録の保存期間についても抑えておいて下さい。 記録の保存は原則3年のものが多いが、これと違っている放射性物質(5年)、粉じん(7年)、特定化学物質、有機溶剤のうち発がん…

  • 冬至

    昨日は冬至でしたが、カボチャを食べました。カボチャというとハロウィンを思い浮かべますが冬至に食べるのが昔からの習慣。伝統の食文化というのは大事にしたいものです。 昼の時間、正確には太陽が得ている時間ですが、1年で一番短く、これから寒い時期なのですが、太陽が出ている時間長くなると、何かと期した気分になるのが不思議です。 確かに夕方、日が沈むのは既に遅くなり始めています。あまり意識はしませんが…

  • 補聴器

    眼鏡を新しくしました。今まで使っていたものはフレームがガタガタでいつ壊れてもおかしくないくらいになっていました。本来真っ黒のフレームが磨けて銅白色になっているうえ、緑青のような錆が出ていてかなりいたんでいました。 新しいフレームは頭にぴったりフィットしてずれが少なくなりました。レンズの度数は全く同じで乱視のレンズ度数も変えなかったのですが、今までルーズフィティングで眼の位置から離れていたの…

  • 労働衛生一般4回目解説

    問4 解説 有機溶剤は一般に脂溶性が高く、脂肪の多い組織に蓄積しやすい。体内では中枢神経など脂肪に富んだ組織に溜まりやすい性質があります。 ベンゼンなどの芳香族炭化水素は体内でベンゼン環を開裂させるような分解は起こらず芳香族炭化水素と同族の物質になって代謝されます。ベンゼンは主にフェノールに変化して代謝されます。 テトラクロロエチレンの代謝物はトリクロロ酢酸、総三塩化物はトリクロロエチレン…

  • 分析概論3回目解説

    問3 解説 有機化合物は様々な官能基を持っていますが、アルコールはヒドロキシ基-OH、カルボン酸はカルボキシ基-COOH、アルデヒドはアルデヒド基-CHO、エーテルはエーテル結合-O-、ケトンはケトン基=CO、第1アミンはアミノ基-NH2を持っています。 今回の解説はこれだけです。 問題は以下のページを参照ください。 https://www.exam.or.jp/em_r052/EM20232804.pdf 官能基を示して書く化学式を示性式といいます…

  • デザイン・サンプリング3回目解説

    問3 解説 有害物質の発生源が等間隔で並んでいる場合は、測定点の縦又は横の間隔がこれと同じにならないように配置します。これが一致していると恣意的に高濃度の場所、あるいは低濃度の場所を選択したことになり、ランダムに抽出するという原則から外れてしまいます。 測定点を配置するための引いた縦横の線の交点が、設備などと重なり、作業者の呼吸域が存在しない場合はその交点は測定点から除外します。 測定点を…

  • 関係法令3回目解説

    問3 解説 安全衛生教育、特別教育に関する出題です。 特別教育が必要とされる業務は、危険又は有害な業務とされており、焼却施設において焼却灰を取り扱う業務は労働安全衛生規則第36条で取り 上げられています。 常時、特定粉じん作業に係る業務に従事する者、酸素欠乏場所における作業に従事する者、石綿の除去に従事する者、廃棄物焼却施設においてはダイオキシン類に関するもの、X線、γ線による透過写真の撮…

  • 労働衛生一般3回目解説

    問3 解説 量-影響関係はある物質のばく露を受けたときに各個体に現れる強度に注目しているのに対し、量-反応関係はある物質のばく露を受けたとき に集団に対してどのような割合で影響が出現するかに注目しています。違いは固体か集団かという点です。選択肢の記述は量-影響関係です。 LOAEL(ロエアル)とは毒性試験において有害な影響が認められた最低のばく露量のことで、似たものにLOEL(ロエル)があり…

  • 福引き

    年末の商戦もたけなわ。昔ながらのガラポンをやってきました。いわゆる福引きです。今はタブレットにタッチして、画面上でルーレットが回るというのも増えましたが、未だに手でガラポンを回して、いろの付いた玉が出てくるアナログ的な抽選も結構残っています。参加協賛店舗のレシートを合計して回す回数が決まるやり方です。中には30回などという強者もいましたが、こればかりは回数を回したからと言ってあたるとは限りません…

  • 乾燥

    洗濯物がすっかり乾かなくなりました。部屋が乾燥するのは困るので、少しでも加湿しようとして、部屋干ししています。室内は温度は高いのですが、風があたらないので、扇風機か除湿機を使って風を当てます。暖房を使うとより乾燥して早く乾くのですが、温度が上がると空気が乾くので、体の保水にはマイナスになりますね。この辺バランスが難しい所ですが、洗濯物の乾燥を優先しています。 部屋干しすると生乾きになって、…

  • 分析概論2回目解説

    問2 解説 誤差は近似値と測定値との差をいいます。真の値は一般的に正確に求められないので限りなく真の値に近い近似値と測定値との差ということになります。 精度は分析値のばらつきの程度を示しており、これが小さいほど分析の精度が高いといえます。 真度は無限回繰り返したときの平均値が真の値にどれくらい近いかを示すもので、これが小さいほど信憑性が高くなります。 精度も真度もこれと小さくしようとする…

  • デザイン・サンプリング2回目解説

    問2 解説 単位作業場所の設定では有害物質の拡散範囲と作業者の行動範囲の両方から決定します。有害物の濃度分布は室内の気流や換気設備の稼働状況によって変わりますから、これらの要素は必ず考慮に入れます。 有機溶剤が別々で使用される場合はそれぞれを単独で評価します。混合有機溶剤として扱うのは使用する時点で既に混合されたものです。したがって、試薬など単独で存在するものは、単独で扱わないといけません。…

  • 関係法令2回目解説

    問2 解説 深夜業など特定業務に従事する労働者については定期健康診断を6か月ごとに実施しますが、胸部X線撮影については1年に1回で良いことになっています。放射線の暴露量に配慮したものです。多量の高温物体を取り扱う業務、重量物の取扱い等重激な業務もこの特定業務に該当します。 定期健康診断の場合、貧血検査、肝機能検査等一定の項目につき厚生労働大臣が定める基準に基づき医師が必要でないと認めるときは…

  • 労働衛生一般2回目解説

    問2 解説 化学品の危険有害性情報は物理化学的危険性、健康に対する有害性、環境に対する有害性に分類されます。物理化学的危険性には可燃性、引火性の有無などを、健康に対する有害性には急性毒性や発がん性なども危険有害性がクラス分けされておりこの分類に従って、危険有害性区分に分類します。 危険有害性の区分は番号が付されていますが、数字の小さい方が危険有害性が高くなるように付されています。 ラベルの…

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