デザイン・サンプリングの6回目は問9が有害物質の性質や物性、問10が固体捕集方法に関する問題です。 作業環境測定で遊離ケイ酸として扱うのは石英、トリジマイト、クリストバライトの3種類です。 コールタールは常温常圧で液体であり、空気中には液状の微粒子として拡散します。いわゆるミスト状での拡散です。 ヒュームは金属が気体から一気に固体になった時に生成する非常に微細な粒子です。ミストは液滴であ…
作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。
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デザイン・サンプリングの6回目は問9が有害物質の性質や物性、問10が固体捕集方法に関する問題です。 作業環境測定で遊離ケイ酸として扱うのは石英、トリジマイト、クリストバライトの3種類です。 コールタールは常温常圧で液体であり、空気中には液状の微粒子として拡散します。いわゆるミスト状での拡散です。 ヒュームは金属が気体から一気に固体になった時に生成する非常に微細な粒子です。ミストは液滴であ…
今日は試験解説を休んで、測定士の資格についてです。 最近1名仲間が減りました。家庭の事情なので、詳しくは申しませんが、1年ほど前に仲間に加わったばかりの若い測定士です。 前の会社でも活躍していたのは、現場の野帳を見れば判ります。実に几帳面に必要な情報が記録されています。 落ち着いたら、次の就職先でも測定士として活躍してほしい人材です。 測定士は初回の登録時に都道府県番号と個人番号が付与され、…
関係法令の6回目は問9が作業環境測定基準に関する問題、問10が作業環境評価基準に関する問題です。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しま…
労働衛生一般6回目は問9が温熱環境に関する問題、問10が局所振動に関する問題です。 WBGTは屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出すし、乾球温度は用いません。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度から算出します。 算出値が大きいほど影響が大きいことを表します。熱に順化した人は順化していない人よりも高い値に耐えられることになります。 W…
分析概論の5回目は、問7、問8とも測定に使用する機器の問題です。 2種類の金属の接合部に生じる起電力の差をゼーベック効果といいます。白金抵抗温度計は純度の高い白金の抵抗値が温度とともに変化することを利用しておりゼーベック効果とは関係ありません。 マイクロシリンジはガラス部分に均等に目盛が打たれており、針の部分は計量には含まれていないのが一般的です。 ガス高圧容器の色は法令で黒、赤、緑、灰色など…
今日、作業環境測定士の受験申請書を取りに行ってもらった。 各地とも労働基準協会などで配布するので、受験予定の方は忘れずに取りに行くか、安全衛生技術試験協会から送ってもらうと良い。初めて受験する方は、受験資格のあることを証明する書類が必要になるので、取り寄せる時間も頭にいれておくこと。 試験協会のホームページはこちら。 https://www.exam.or.jp/ 厚生労働省管轄は人の要件を要求するものが多い…
デザイン・サンプリングの5回目は問7が物質の極性、問8が試料採取方法についてです。 分子の極性を考えるとき注目するのは分子の形と電荷の分布です。電荷の分布に影響するのは電子を引き付ける力(電気陰性度)の大小です。 二硫化炭素は分子が直線状で左右対称のため無極性です。ベンゼンはベンゼン環の電子が共役二重結合で電子の分布が均等。四塩化炭素は分子が4面体で電荷の分布が釣り合っています。そのため極性が…
関係法令の5回目は問7が機械、器具に関するもの、問8が作業環境測定士に関するものです。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するために使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが労働安全衛生法第42条の趣旨です。 電動ファンつき呼吸用保護具、ろ過材及び面体を有する防じんマスクは厚生労働大臣の定める規格が規…
労働衛生一般の5回目は問7が金属による障害、問8が有機溶剤による人体影響の問題です。 金属による健康障害はまず接触による皮膚への障害、ついで粉じん等を吸入することによる気管枝、肺への障害、そして神経系統への障害とありますが、金属それぞれ影響の現れ方に特徴があります。 ヒ素では皮膚に現れる角化症、黒皮症。コバルトも皮膚への障害。クロムは鼻中隔穿孔。インジウムは呼吸器に現れる間質性肺炎。また…
作業環境測定士試験の解説を続けてきましたが、ここで一息。 資格取得を目指しておられる方へのアドバイスになるかどうかは判りませんが私の経験から一つ。 作業環境測定士は取得まで非常に費用も時間もかかります。 試験合格後、2種の講習、1種は科目ごと。最近の受講料を調べたわけではありませんが、全部取ろうと思ったら大方50万円くらいにはなると思います。また、全科目の受講には足掛け2年くらいは必要になるで…
分析概論の4回目は問5はpHの計算、問6は濃度の計算といった問題です。 pHの計算は化学の最初に勉強する基本的な内容ですが、対数の取り扱いに戸惑う人が多いようです。希薄溶液でのpHの定義は-log10[H+]です。 ここで[H+]というのは水素イオンの体積モル濃度を表します。つまり、0.1モルの塩酸水溶液があって100%電離していると水素イオンは0.1mol/Lだから、pHは1.0ということです。この溶液を水で2倍に薄めると…
デザイン・サンプリングの4回目は問5が騒音測定に関すること、問6が有害物質の蒸気圧に関することです。 騒音の測定は指定作業場での測定ではなく、測定士でなくても担当できる分野です。測定点の置き方は測定基準によって決められていて、粉じんに準じて行うことになります。試験で良く出題される論点は測定点の高さです。 騒音の場合は作業者が立っているときの耳の位置を想定しています。粉じんの場合は作業者が座って…
関係法令の4回目は問5が作業環境測定に関すること、問6が製造許可物質に関することです。 作業環境測定に関するといっても、測定士以外でも担当できる指定作業場以外のことです。指定作業場以外にも労働者が就業するにあたって、換気、酸素欠乏、騒音、温熱、焼却炉など健康にかかわることは測定して、環境状態を把握しておくことが大切だ。 作業環境測定は労働安全衛生法の第65条に規定があるが、労働者の就業環境につい…
労働衛生一般の4回目は問5発がん物質、問6は粉じんの影響です。 発がん物質と発がん部位の問題は必ず出題されます。 ここにあげられが物質は良く知られたものばかり。石綿による中皮腫などは、因果関係がはっきりしていて、労災認定が確実なものもあります。 試験では膀胱がん関係が良く問われてきましたが、回次によって変わるので過去問題にあったものを中心に頭に入れましょう。 ベリリウムによる障害はベリリウム肺…
分析概論3回目は問3,4で分圧の問題、有機化合物の問題です。 これもお決まりの出題です。AとBの気体を混合したときそれぞれの分圧は体積で決まります。気体の体積はモル数と一致しますから、質量で与えられたら何モルかを計算します。質量を分子量で割ってモル数を出しますが、このあたりがもしあやふやなら、高校レベルの化学、復習してください。Aは2モル、Bが3モルなら全体は5モル、Aの分圧は2/5、Bの分圧は3/5…
デザイン・サンプリングの3回目は問3,4です。 問3はA測定に関する問題。A測定というのは有害物質の空間濃度の把握ですが、空間の濃度は時間的にも、空間的にも変化しているので平均的は濃度がどのレベルにあるのかが判らない。採取できる数にも限度があるので、代表的な位置でサンプルを取り、統計的な処理を行う。 そのためランダムに採取するが適当に位置を決めると、どうしても発生源(濃度の高い場所)に眼がいって…
関係法令3回目は問3,4です。これも定型的に同じ順番で出題されています。 安全衛生教育、特別教育に関するものですが、作業環境測定士は衛生の担当ですから、危険有害業務に関するものに注目してください。 安全では、職長教育が必須になる業種が6種類言えますか。建設業、製造業(一部除く)、電気業、ガス業、自動車整備業、機械修理業ですね。 特別教育が必要な業務に何がありますか。また、いつ実施するとされて…
労働衛生一般の3回目は問3,4からピックアップします。 化学物質の代謝について試験で問われているのはトルエン、キシレンの代謝物。トルエンはベンゼン環にメチル基が付いた形、キシレンはメチル基が2つついた形。トルエンは馬尿酸になり、キシレンはメチル馬尿酸になる。つまりメチル基が一つ多いから。 有機化合物はばく露を受けるとすぐに代謝を始めるので半減期が短い。そのため作業者には仕事を始めてから2,3時…
試験解説ではなく労働衛生の話題を一つ。 健康診断で1000Hz、4000Hzの聴力検査のとき、実際に聞こえてボタンのを押したのか、タイミング的にこのあたりで鳴ったと思ってボタンを押したのか判別がつかず、何となくOKをもらってしまうと検査にならない。 聴力は加齢とともに失われていくが、職業性難聴と区別がなかなかつかなくて、労災の認定が難しい。 聴力は高周波側から失われていくため、日常の会話域である1000Hz付…
分析概論の2回目ですが、有効数字の問題でした。 気中濃度の結果を表示して適切なものはどれかと聞かれて、うかつにも計算しようとした人はいませんか。 単純に有効数字の桁数を聞いているだけなので、計算する必要は全くありません。 濃度を計算するために与えられた有効桁数はそれぞれ何桁かを見て下さい。 流量 100ml/min、3桁 捕集量 23.60μg 4桁 捕集効率 85% 2桁 計算は乗除だけなので、有効数字…
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