「ヒリリヒリリ」と鳴くスマートな鳥は、夏鳥のサンショウクイです。 高木のキブシの高枝に止まった姿を、やっと捕らえました。 最初にカメラに収められた個体は、蜘蛛の糸を咥えていました。 巣材集めかとも思いましたが、糸に引っかかった虫を食べようとしていたのかもしれません。 集団は4,5羽いるようでで、水飲み場の周辺を飛び交っていました。 虫を枝葉で見つけると体勢を横にしますが、ほとんど枝...
「ヒリリヒリリ」と鳴くスマートな鳥は、夏鳥のサンショウクイです。 高木のキブシの高枝に止まった姿を、やっと捕らえました。 最初にカメラに収められた個体は、蜘蛛の糸を咥えていました。 巣材集めかとも思いましたが、糸に引っかかった虫を食べようとしていたのかもしれません。 集団は4,5羽いるようでで、水飲み場の周辺を飛び交っていました。 虫を枝葉で見つけると体勢を横にしますが、ほとんど枝...
春にから夏にかけてはヤマガラは虫を好んで食べます。 最近、ヤマガラがモミジの木に止まっているのをよく目にします。 時にはエナガのように、細枝を足指で握り宙吊りになっています。 モミジの茎や葉には、アブラムシが付きやすいそうです。 モミジにとっては、害虫駆除になりありがたいですね。 この右目の上下に茶色い斑のある個体は、シャクトリムシを捕まえました。 水場にやって来たヤマガラです。 こんな前のめ...
街の商店街の一角では、ツバメの営巣が始まっています。 すでに育雛中のようで、雌雄が小さな虫を咥えて巣に帰って来ます。 雌雄の帰りが被ることもあり、メスはオスの餌やりが終わるのをそばで待っています。 オスの給餌の間隔は頻繁で、約5分おきでした。 オスツバメは、時折警戒するように高い所にとまってあたりを伺っています。 こちらは、鴨川の岸辺で土を集めているオスツバメです。 メスツバメは...
中州に生えているセンダンの木に、ノビタキが止まっていました。 樹高のあるセンダンは、虫を見つけるのに見晴らしがいいのでしょう。 尾羽を上下させ、時折小さくヒッヒッと鳴きます。 虫を捕まえるとそのまま舞い降り、食べているようです。間をおいてまた同じ木に戻って来ました。 葦原にはスズメの集団も居て飛び跳ねています。 スズメよりも小さいノビタキですが、葦原でのジャンプは高く、見ていて楽しくなります。...
高野川に4羽居たカワセミは、この1羽のオスが居残っているだけになりました。 穂先を落とした枯れ葦の茎に、カワセミは上手に止まりました。 背の高いから茎から飛び、葦原の向こう側に姿を消してしまいました。 再び対岸に現れた姿を見つけると、1秒でも長くそこに止まっていてと思います。 止まり木を下流に向かってチョンチョンと移動します。 鳥密度が低くなり、広くなった川はどこを飛んでも諍う相手は居ませ...
高野川の鳥見の帰り、思わぬ光景を見ました。 コサギの目先と足指が、婚姻色の薄紅色に変わっているのにも驚きですが・・・。 対岸の川淵に後ろ向きのコサギが1羽、ジッと水面を見つめ立っていました。 っふいにかがんむとクチバシを水面に突き刺し、挟んできたのは大きなヒキガエルでした。 あばれるヒキガエルを川に漬けています。 カエルが苦手な人は、続きを見ない方がいいかもしれません。実は私も苦手です・・・。 ...
(若鳥メス・3月) 3年前から観察しているカワセミの繁殖場所に、今年もカワセミのキャストがそろいました。只、今年は若鳥のメスが1羽多いのですが・・・。(ペアのオス・4月) 今日は、鴨川南部の欄干に止まるオスの姿を見る事が出来ました。 ここでは橋を利用したペアの待ち合わせや、巣穴へ魚を咥えて飛ぶ姿が毎年見られます。(ペアのオス・2月) 探鳥の行き帰りに通る橋ですが、橋の上から岸辺に止まるオスの姿を見...
いつものように鴨川沿いを自転車で北上しました。 桜が綺麗に咲いていますが、今は開花の終盤に差し掛かっています。例年より遅い開花でしたが、葉桜に変わり始めた木も増えてきました。(くいな橋北側の土手) 遊歩道の左側は、八重咲の白い大輪「シロタエ」、右側は「ソメイヨシノ」です。 花びらが風に操られ、雪のようにはらはらと舞い落ちてきます。 (JR西日本奈良線橋梁辺りの桜) 三角形に組んだ桁橋が、桜...
ヒレンジャクとキレンジャクの混群と言いたいところですが、混じっているのは1羽だけでした。 ヒレンジャクに混じって、キレンジャクはキヅタの実を食べています。 キレンジャクと言えば、尾の先が黄色い以外にも、下腹部も淡い黄色に見えます。 残念ながら、翼の先の黄色は、葉っぱに隠れて撮れませんでした。 太くて黒い過顔線はヒレンジャクとと違い、短いようです。 キヅタの実は熟するのが4月中旬頃と遅く、渡りの前...
2008年公開の映画、ジョン・ウー監督の『レッドクリフ Part I』をご存知でしょうか。今から1800年前の中国は漢の時代、三国志で有名な『赤壁の戦い』を扱った映画です。 その冒頭でキレンジャクが登場します。 開け放たれた離宮の外から、一直線に小さく鳴きながら、若く気弱な皇帝のもとへ飛んで行きます。そしてフィフィと口笛で呼びかける皇帝が差しだした手に止まります。 それだけで、野鳥好きな人は目を奪われたと思...
秋に渡って来て、随分と目を楽しませてくれたカモ達の渡りが始まっています。<高野川> 天気が良く水面は明るく、コガモ達が気持ちよさそうに泳いでいました。 クチバシから尾っぽまで焦げ茶色のトーンの美しいメスを見つけました。 居残り組も、いつ姿を消すのかと思うと寂しくなります。<鴨川> 鴨川に分散していたキンクロハジロが、下流域に集まって来て十数羽になっていました。 集団で渡りをするのでしょう、南下し...
(府立植物園) 170品種、500本と圧巻の桜が、遅咲きの桜もあり4月一杯楽しめます。(蹴上インクライン) 先週末に蹴上げに行きました。海外の団体客はじめ、ウエディングカップルが、思い思いに贅沢に桜を背景に取り込んでいました。(蹴上疎水) 右に見えるのは岡崎にある京都市動物園です。 疎水にはキンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンが泳いでいました。(岡崎さくら回廊十石舟めぐり) 巡行待ちのお客さんが列を作って...
ノビタキのオスがカラシナに止まっていました。 先週見つけた時はメスもいましたが、今日はオス1羽だけでした。 川辺からの距離が、西岸の方が近いので逆光ではありますが、夏鳥の到来の雰囲気が。 虫を見つけて飛び立っては数メートル移動します。 舞い降りて見えなくなり、ひょこっと現れたりするのが、キンクロハジロやカイツブリを撮っている時の感覚になります。 カラシナは花盛りを迎え、小さなノビタキの体をどこか...
先月からカワセミのオスの縄張りに、2羽のメス(成鳥と若鳥)がやって来て諍いをしていましたが、オスが選んだのは成鳥のメスでした。 ペアがは高揚している感があり、甲高い大きな鳴き交わしの声が掘に響き渡ります。 オスの餌取りがふいに始まると、メスはその後を追います。 オスがそばの本流に飛んで行くと、メスは餌対岸に飛び、餌取りを始めました。 オスが距離を置くと、メスは気にし始めます。 「ここに居るよ」...
園内を歩いていると、樹上から『ヒィ、ヒィ、ヒィ・・・』とか細い割には、賑やかな鳴き声が聞こえてきました。 集団で、キヅタの実をもぎとって食べていました。 つるりとした滑らかな体の鳥で、はじめはイカルかなと思いましたが、カメラで確認するとレンジャクでした。 思わぬ出会いに大喜びです。今年の2月14日に高野川上空で見かけて以来です。尻尾を見ると朱い色をしています。ヒレンジャクでした。 ただ声はすれども...
鴨川上流の寄州でイカルチドリの卵を見つけ3週間が過ぎ、そろそろ雛が孵る頃かと見計らっていました。 けれども4日程続いた雨で、イカルチドリの卵はやはり流されてしまったようです。 寄州はほぼ水没した後の様で、砂が上がり目印の石も無く、親達の姿もありませんでした。 その翌日は、鴨川下流の中州で見つけた繁殖中のペアを見に行きました。川の水嵩、水の勢いはまだあり、ここもほぼ浸水した様子でした。 イカル...
川面を彩っていたカモ達の数がわずかになり、川が広く感じる時節になりました。 カモのオス達は秋の渡りの後、鮮やかな緑や茶色、シックな地紋と複雑な色彩構成をもつ姿に換羽し、数を増やしていきました。 その間、カイツブリは地味な薄茶色の冬羽のままでした。 ところが、カモの姿が数えるほどになった今の時期、川面では夏羽のカイツブリがまず目に入ります。 成鳥はクチバシが黒々として、頭頂部から後頭部は焦げ茶色...
(スギナ) 先日、鴨川に行った時、土手に土筆が生えているのに気が付きました。(ツクシ) でも少し気づくのが遅かったようで、成長してスギナに変わってしまったものが多かったです。(スギナ) とは言え、土筆の佃煮は好物なのでせっせと収穫させていただきました。 タンポポも咲いていました。(タンポポ) カラシナの花も咲き揃っています。岸辺はすっかり春の装いです。(カラシナ)(哲、椿 3/29 撮影)CANON EOS K...
川端に枝垂れ柳が芽吹き、細い枝が風に揺られ棒状の花が踊っている様に見えます。 そこにシジュウカラのペア(左オス・右メス)とメジロのペアが、賑やかに鳴き声を上げていました。 忙しそうに飛び立ったのは、シジュウカラのメスです。 オスは、メスの行動をじっと見守るように寄り添っています。 最初に見たのは、巣材を咥えて柳のそばの桜に向かって飛んで行くシジュウカラの姿です。 シジュウカラは、桜の木の1、2m程...
薄暗い林の中で、ヤマガラがイワヒバを集めていました。 イワヒバは岩に着いて成長するシダ植物で、耐寒性にも耐暑性にも優れているそうです。 クチバシで、器用に次々と抜き取っていきます。 産座にはたくさんの量が必要だそうで、顔が見えないほど咥えて飛んでいきます。 近くの木に生える苔も集めています。 巣穴のある北側は、葉っぱで覆われヤマガラの姿を隠してしまいます。 南側に回ってみると、5m程の高さに直...
植物園の4つの池を巡って餌取りをして、満腹になった様子のメスカワセミです。 最初に、蓮池で鳴き声を聞きつけたのは昼前でした。 蓮池の東淵から北淵に移動して、何度も何度も飛び込み、2,3尾小さな魚を捕りました。 そして、今度は西池の紅葉に止まりましたが、すぐに水車小屋のある池に飛びました。 ここでは池の隅に飛び込んで、エビをとりました。 結構大きなエビで、食べるのに時間がかかっていました。 食...
雨の合間に野鳥を見に行きました。 寒緋桜に飛んで来たエナガは、抱卵中のメスのようで尾がカーブしていました。 そばにいたこの個体は、近くで営巣しているペアのオスかもしれません。 抱卵期が終わって育雛期に入る頃だとは思うのですが・・・。 ジョウビタキのオスが、水浴びに飛んで来ました。 さっぱりしたジョウビタキ、モミジの枝でしばし日光浴です。 細長い尾をプルプル震わせて、縄張りの中を小刻みに移動...
引き続きN橋のカワセミペアの様子です。 待ち合わせしている様子のメスが、橋の土台に止まっていました。 すると、下流からオスが鳴きながら飛んで来て対面に止まりました。 間を置かずメスが飛んで来ました。 くっついたり離れたり、七本ある橋脚の間を追いかけ合ったりします。 この行為は戯れているのか何なのか・・・。 オスとメスが左右を入れ替わってみたりもします。 その後、オスが上流に飛び立つと、メスも後...
久しぶりに、N橋の土台に止まるにメスカワセミを見ました。 ペリットを吐いてすぐの餌取りに、不意をつかれました。 オスとは別々に餌取りにきている様で、おそらく営巣中であろうと思われます。 魚を咥えてどこへ飛んで行くのでしょう。 巣に持ち帰るにはまだ早い気がするのですが・・・。(椿、哲 3/16 撮影)OLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IICANON EOS 7D & EF300 f4.0 IS USM...
バンは、下流域では年に2度程見る程度なのですが、オオバンは数十羽集団でいるのに対して、バンは例年1羽しか見ません。 ここでは繁殖を見たことがありませんが、洛北の深泥池では繁殖するそうです。 泳ぐときは首を前後にヘコヘコ延ばしたり縮めたりしながら進み、ほっそりした体つきに見えます。 クイナ類の中ではバンはクチバシが短く、冬は特有の赤も消え、額板も鈍い色になります。 長い足指を使い、岸辺を大股で素早...
丸太町のカワセミにも春が来て、2羽並びが対岸からやっと撮れました。 ペアのオスです。1月から、たまに丸太町橋付近で姿を見るようになりました。 このオスには面白い事に、腹に黄色っぽい色味の初心者マーク形の羽毛があります。 そのため、対岸に居ても、上流や下流の離れた場所に居ても、画像を確認すれば個体の判別ができました。 一方ペアのメスです。2月に入って下流から飛んで来る姿を度々見ていました。...
餌取りが一段落した、ミヤマホオジロが水場に飛びました。 クチバシの周りに植物の種子が付いています。 尾を高くあげて、意気揚々と水浴びに入りました。 バシャバシャ、バシャバシャ、バシャバシャ、バシャバシャ。 何度も何度も水しぶきを上げ、入念に羽の間を水洗いしているようです。 2分程で水浴びを終えると、身を隠すようにそばの低木のツツジの中に飛び、丹念な羽繕いが始まりました。 今度は濡れた体を乾かすた...
ミヤマホオジロのメスです。何年振りかの出会いに嬉しくなりました。 アオジのオスを見つけた傍に、偶然ミヤマホオジロが・・・。2羽は餌取りに夢中でした。 メスの背面は一見スズメと似ていますが、喉の淡い黄色や胸の薄い褐色斑が独特です。 目の周りは褐色、目の上の白っぽく太い眉線、淡い黄色の冠羽が最高です。 メスも冠羽を立てると、他の鳥と比べられないプリンセス感があると思うのです。 チッチッと小さく鳴...
琵琶湖から餌取りに飛来するユリカモメの姿は、先月末で見られなくなりました。 1月、鴨川下流域の正面橋付近にも、分散したユリカモメの数が増えてきました。 2月になると、多い日はこんなに密になる事もありました。 五条付近です。擬宝珠の付いた橋の上を悠々と飛び越えていく姿を撮りたいと思っていたのですが・・・。そのいつかは、また冬までお預けです。 2月下旬、長雨が続いた後は、濁流を避けるためか正面橋近...
今日は、出町柳から西コースの賀茂川を見に行ってみました。 ここにも水門に並ぶペアが居て、しばらくするとオスの方から先に、神社の境内に向かって飛び去りました。 ペアのメスのほうの餌取りです。 岸辺に群生する、葦から何度も飛び込みます。 高い土手から、見下ろすかたちでの餌取りが撮れるのは楽しいものでした。 真下に落ちていく姿は、とても綺麗でした。 美しいフォームですが、魚は獲れませんでした。 最後は...
(3月14日) 鴨川上流を自転車で走っていると、イカルチドリのけたたましく鳴く声が聞こえてきました。目を凝らして辺りを見ると、縄張り争いの様で、1羽のイカルチドリがもう1羽のイカルチドリを追い回していました。 しばらくすると、追い回していたイカルチドリが寄州に帰って来ました。 よく見ると、そのそばに寄り添う別のイカルチドリの姿が。どうもペアの様です。 オスは縄張りを死守するように、周辺をチョコチョコと...
(河津桜にとまるメジロ) 植物園に咲く早咲きの桜、河津桜です。 開花期が長く2月中頃から次々と開花し、一足早い満開を迎えています。 メジロは一年中、つがいか小群で暮らすそうです。 木に止まって昆虫、蜘蛛、木の実、花の蜜などを捜したりしています。 メジロ達もこの時期は、”花より団子”とばかり、花より豊富な蜜を堪能しているようです。 メジロの成鳥は、喉のあたりの黄色みが強いようです。 雌雄はほぼ同色だそ...
跨線橋のカワセミペア、2羽の止まる距離が縮まって来ました。 オスが止まっているのは、跨線橋西側のアーチの付け根の部位です。 そして、メスが止まっているのは反対側の東側アーチの付け根です。 メスが、東側から西側へ飛んで来ました。 最初は距離をとり目の端で相手の様子をうかがっている様子でしたが、メスの方から距離を縮めている様です。 随分、打ち解けた様子になってきた気がします。(椿、哲 3/10 撮影)OLY...
賀茂川で、繁殖羽に換羽したハシビロガモの成鳥オスを見ることができました。 ハシビロガモのオスは、他のカモにはない美しい色の羽を持っています。 淡いブルーの羽は雨覆、鮮やかな緑色の光沢のある羽は次列風切です。 ハシビロガモのそばを泳いでいるのは何故かオオバンです。 カモ達は食性の違いがあり、ハシビロガモにとっては他種が餌取りで水底をかき混ぜてくれるのが採餌に都合がいいようです。 ハシビロガモ...
巣からエナガが可愛い顔をのぞかせていました。 自然教育園の過去のエナガの繁殖観察報告によると、巣作りの最後、参座に敷く羽毛を咥えていると抱卵に入っていると記されています。 羽毛を運んでいたのを見たのは先週でしたから、もう抱卵中の様です。 スルリと巣に入って行きますが、最後まで長い尾を覗かせているのが又愛らしく見えます。 3分ほどすると、もう1羽が飛んで来て交替のようです。 その後動きはなく、後から...
木々が生い茂った薄暗い道を歩いていると、落ち葉の降り積もった先をガサゴソガサゴソ行く鳥の姿がありました。 トラツグミです。ヒョイと飛んで、近くの枝に留まりました。 警戒心が強く、再び飛んだ木の枝に留まっていたのは、今度はシロハラでした。黄色い下クチバシ、アイリングが暗い羽色に対して鮮やかです。 複数いるようで、地面で木の実を捜しているのもいました。 シロハラと言えど、喉から腹の色にかけては白っぽ...
3月も中旬に入り、高野川で姿を見つけられたのは、メスの若鳥1羽だけでした。 切り株から餌取りするかと待っていましたが、上流に向かって飛び去りました。 岸辺の葦の群生に止まるカワセミの姿を求めて上流に向かい、動きがあったと思うとスズメやモズだったりします。 やっと若鳥メスが、西の岸辺で元気に餌取りしているのを見つけました。 先月まで高野川下流域1キロ圏内にオス2羽、メス2羽が居て、複数のカワセミの姿...
(ウメ、’豊後’) 2月の後半に植物園の梅の記事を載せましたが、3週間ほど過ぎた今でも、まだ梅の花が綺麗に咲いています。(ウメ、’紅千鳥’) 3月に入ってもまだ寒い日が続いています。でも季節は少しづつ春めいてきたように感じます。 ソメイヨシノやシダレザクラはまだまだですが、花をつける花木が増えてきたように思います。(ショカツサイ)(ツバキカンザクラ)(カワヅザクラ) 河津桜は梅より先に終わりそうです。...
(ジョウビタキ) 植物園にいた野鳥たちです。繁殖期に入った鳥たちは、カップリングや巣作りに忙しそうです。(コゲラ)(シジュウカラ)(アオジ)(ヤマガラ)(カワセミ)(ツグミ) 鴨川が隣にあるせいか、池の周りには、カモ類やカワウなど水鳥の姿も見られました。(カルガモ)(コガモ)(マガモ)(カワウ)(椿、哲 3/8 撮影)OLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IICANON EOS Kiss X4 &am...
堀の下流を縄張りにする若鳥のメスです。 羽の色が全体的にくすんでいて、足指に黒味が残っています。 2羽のメスに好意を寄せられているオスです。 この堀がオスとメスの待ち合わせ場所になっているようです。 オスが堀の下の方に飛んで来ると、この若鳥メスが近くに飛んで来ます。 若鳥メスは好意の鳴き声をあげているようですが、オスの返事はありません。 近づいてくる若鳥メスの左側から右側に、オスが後ろを半周...
頭上の同じ場所と思える位置から、エナガの鳴き声が長く続いて聞こえました。 見上げると鳴き声は消え、今度は鳴き声のする林の方に歩を進めると、枝にエナガの姿がありました。顔が見えないほどクチバシ一杯に鳥の羽を咥えて留まっています。 そして、最初鳴いていた桜の木に向かって飛びました。 エナガが留まったところには、巣が木の又の間にできていました。 巣は東向きで直径20㎝足らず、雌雄交替で何度も巣材を...
植物園で「早春の草花展」をやっていました。3月10日までの開催らしくギリギリ間に合った感じです。(オスティオスプリマム)(マーガレット)(アネモネ)(プリムラ)(花かんざし)(マーガレット ’ソレミオ’)(マーガレット)(デージー)(スイセン)(クリスマスローズ)(哲、椿 3/8 撮影)CANON EOS Kiss X4 & EF300 f4.0 IS USMOLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II...
今日は、鴨川下流域のそばを流れる支流を見に行きました。 ここでも、カワセミのつがい形成が始まっていました。 1時間ほどの観察ですが、堀を行きかいながらオスとメスが何回も並んで留まります。(左手前メス・左奥メス・右はオス) と、そこへ少し下流を縄張りにするメスが飛んで来ました。 これはただならぬ事態が発生しました。雄を巡るメス同志の争いになりました。 クチバシを大きく開け、お互いに威嚇してい...
今日は、N橋のオスカワセミが橋脚の土台に止まっていました。 よく見ると、オスのクチバシの先に細かい土のようなものが付いています。どこかで巣穴堀が始まっているのかもしれません。 土台から魚を狙い、飛び込んでいます。 次こそは、真剣みが増してきました。 真下に飛び込みました。 オスは獲った魚を咥えたまま、橋の下に運んで行きました。 どこかに運んで行くのかと思いましたが、自分で食べました...
西側の遊歩道を走っていると、岸辺近くで2羽のオスのカワアイサがバトルを繰り広げていました。 メス2羽、オス3羽の5羽の集団でしたが、2組のペアに1羽の余計な年少オスというふうに見受けられました。カワアイサは成熟には2年かかるそうです。 この年少オスは体がやや小さく、肩羽の黒色もやや薄く見えます。 年長オスが、ペアのメスにしつこく近づこうとする年少オスを、猛烈な勢いで何度も追い払っていました。 年長...
跨線橋付近を縄張りにするメスにお相手が見つかったようで、1時間程の観察をしています。(左の腹の中央が白っぽいのがメス・右の腹の色が濃いのがオス) ペアになるのかどうか・・・?碧い恋人たちの進展を、そっと見守っていきたいと思います。 橋底から飛び込んでのオスの餌取りです。飛び込む回数は多いのですが・・・。 そばを泳いでいたオオバンが、飛び込んで来たカワセミに驚いていました。 橋底から飛び込んでのメ...
市内を流れる鴨川を跨ぐ南の位置に、近代的な跨線橋が架かっています。 長さ418m、幅18mの頑強かつ見上げる程の鋼鉄製のアーチ橋です。 この周辺を縄張りにしているメスのカワセミです。 跨線橋のアーチの付け根の両サイドからも飛び込んで餌取りをしています。 広い幅を持つ橋では光が当たる場所が限られ、残念ながらシャッタースピードはあがりません。 凹凸のあるアーチをうまく利用して、小刻みに横移動したり、身を潜...
長雨が続いた後、一日置いての雨が上がり、カワセミのオスの姿を橋桁で見つけました。 川の雨量は増えていました。 市街地のカワセミは、猛暑や風雨を凌ぎ、餌取りや休憩に橋を利用することが多くあります。 この橋はN橋の300m南の橋で、メスが縄張りにしている所です。 去年の秋、このオスはここのメスと対峙している姿を何度か見ました。 そして、2月中旬からこの橋にオスが止まっている姿を、時折見かけるようになり...
先週からよく雨が降り、今日も曇り空から雨粒が落ちてきました。 鴨川下流域の様子を見に行くと、1羽のメスカワセミが餌取りをしていました。 まだ足の色が黒っぽく、腹の色に白っぽい羽毛が残る若鳥です。 次々に小魚を捕らえ、上流の堀に飛び去りました。 堀にたどり着くと、フェンスの下に止まっていたカワセミはすぐ上流に飛び去り、居残ってくれたのはツグミでした。(哲、椿 2/27 撮影)OLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZU...
(ヒドリガモのメス) 冬場の鴨川で一番数が多いのが、ヒドリガモです。正直、数が多いので、あまり見向きもされませんが、良く見ると愛らしい姿をしています。 こちらはオス。下の写真のようにカップルでいることも多いです。 盛んに岸辺の草を食むヒドリガモたちですが・・・ 人が近づいて来ると、用心深いヒドリガモたちは、ゆっくり、モソモソと起き上がり、川辺に近づいて行きます。 人が離れていくと、また元の位置に戻...
キンクロハジロのオスは、真白な脇羽が、黒い頭や首、翼を引き立てています。 目に黒い縦線が見えているのはキンクロハジロの瞬膜で、3分の2ほど閉じている所です。 野鳥達には、眼球と瞼の間にもう一枚、透明に近い目を保護するための瞬膜があります。 この瞬膜は水平に目頭から目尻に向かって閉じ、目尻から目頭へと開きます。 潜水ガモのキンクロハジロは、首をこんなに伸ばして真下に潜っていきます。 逆立ちの要領で...
4日続いた雨が上がり、下流域からペダルを漕ぎながら川面を見て行きました。 川の水嵩が増え、岸に居つけなくなったカモ達が下流で居場所を見つけたようです。 いつもカモ達の休憩場所になっている、淀みを囲う小さな寄州に集う数が増えていました。 オナガガモ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、コガモ、ホシハジロはいつものメンバーです。・・・ここでユリカモメに撒かれるパンのせいもあると思いますが。 ホシ...
(アトリのメス) アトリは遠目にも鮮やかな橙色と、白黒の配分が目に飛び込んできます。 集団でいると一層華やかに見えます。 全体的にオスよりもメスは色が淡く、とても可愛らしく見えます。 頭の両側から肩まで黒く太い斑があります。 それが背、翼に続き、引き締まった色合いに見えます。 1月頃から群れで飛んで来て、カエデの実を食べている姿をよく見ました。 円錐型の頑丈そうなクチバシは、固さを問わず何でも...
(高野川) 高野川のカワセミ、この日はオスが頑張っていました。 葦から何度も飛び込むカワセミ。 対岸から飛んで来て近くで撮影できました。 流れるようなコバルトブルーの背が美しいオス。 飛び姿も凛々しいです。(鴨川) 朝ここを通った時は、オスが橋脚に止まっていましたが・・・ 帰りにはメスが、橋付近の東岸に止まっていました。 このメスは、水面に向かって伸びた丈のある枯草に止まるこ...
冬場、ヤマガラが実を咥えて木に留まっているのを見る事があります。 さっきまで背を向け朽木に張り付いていたヤマガラが、正面に回って来ると何か咥えています。 朽木に隠しておいた実を掘り出したようです。 すぐには食べず、どこで食べようかと考えている様にも見えます。 その表情はとても豊かで、人で例えるならばATMからおろしてきたばかりの預金と一緒でしょうか。(去年9月の写真) その実はどこかで見た・...
今日高野川で出会えたのは、蓼倉橋のオスカワセミでした。 対岸の草木から餌取りする事が多いのですが、ふいにこちらの東岸に飛んで来てくれました。 このオスは、とても綺麗な羽色をしています。 この十字ブロックに留まると、的を絞るのにチョコチョコ横歩きする姿が見られます。 飛んだり潜ったりする能力は優れているのに、歩くのは苦手な様で可愛いですね。 十字ブロックで小魚を獲ると、また対岸に飛び餌取を始めまし...
京都府立植物園の梅林では、梅の花が見頃となっていました。 紅白におめでたい感じで咲いていました。(黄梅) 黄梅も満開でした。 ウグイスが梅の木の近くに居ました。食性は雑食性ですが、種子や虫を主に食べます。メジロのように花の蜜を吸うわけではないので、花の周りには中々来ません。 桜は、八重桜はまだですが、河津桜はわずかに花を付けている木がありました。(哲、椿 2/17 撮影)CANON EOS Kiss X4 & EF300...
カワラヒワのつがい行動が始まっているようです。集団から離れ2羽で行動しています。 鴨川の土手を自転車で走っていると、頭上の街路樹の枝から2羽のカワラヒワがヒューンと川に飛んで来ました。 浅瀬に舞い降りた2羽は、周囲の安全確認をすると早速水浴びを始めました。 オスの頭頂部は灰色味が、目の周りはオリーブグリーンが、背は褐色味が強い色合いです。 メスは全体的に淡い色合いです。メスは警戒心が強いのか...
成鳥たち 「いい天気だわねえ。」 「さて、今日はどこに餌取りにいこうかしら。」 成鳥たち 「五条周辺がいいんじゃない?」 「最近、遊歩道は地元の人ばかりじゃなくて、観光客の人達も大勢来るし。」 成鳥たち 「ほら、パンの袋を持った人が来たわよ。」 成鳥たち 「ホントだ、あっちばかりじゃなくて、こっちにもお願いよね。」 成鳥 「あんた、正面橋辺りにも毎日パン撒いてくれる人達い...
(高野川の成鳥メス) 今日は高野川に到着するなり、下流から成鳥メスが飛んで来てくれました。 このメスはとても綺麗な羽色をしています。 成鳥メスは、行動半径が広く600m程南の鴨川上流、西側の賀茂川下流でも姿を見ます。 300m程上流にいる若鳥メスと鳴き声で威嚇しあい、時折縄張り争いをしています。 一瞬手前の岸に飛んで来て、すぐに対岸に飛びました。 再び、手前岸の6m程の高木、木斛(もっこく)から魚を狙い...
クチバシに、羽毛を咥えて飛んでいるエナガを見つけました。 もう繁殖期に入った様で、川淵の高木からジュリリリリ、ジュリリリリの高い声が頭上から降って来ます。 鳥の羽毛は巣の中を覆って保温するために使います。蜘蛛の糸は巣の外壁に苔を張り付けるのに使います。 これはメスへの給餌でしょうか。周囲を警戒し、巣作りを先導するのはオスだそうです。 繁殖期に入ったエナガのつがいの姿は微笑ましく、長居して警戒音を...
丸太町大橋付近で、今年に入って姿を見るカワセミのオスです。 2月に入り、ここにメスも姿を現すようになり、これからの展開を期待しています。 午前中は順光になる東側からの撮影で、手前の岸辺から飛び込み魚を捕りました。 そして、対岸に着地して素早く魚を食べました。 今度は対岸での餌取りになり、2倍モードで撮っています。 丸太町大橋の橋脚に留まる事もありますが、上流に飛び去る事も多々あります。 ここのカワ...
高野川で撮影していると、上空を群れで回遊する鳥がいました。2,30羽以上はいます。初めはドバトかと思っていましたが、どこかシルエットが違います。 飛び終えると、屋根やアンテナに大挙して留まっています。残念ながら距離があってどうもはっきりしません。 そんな時、ふと昔の記憶がよみがえりました。(もしかして、レンジャク・・・?) 比較的近くを飛んでいた写真を拡大してみると・・・やはりレンジャクでした。 ...
鴨川上流域にいる6羽のオカヨシガモ集団です。 11月に飛来した時はオス3羽でしたが、12月になるとオス4羽にメス2羽に増えました。 今の構成はオス5羽にメス1羽です。構成は入れ替わりがあるようです。 その中で、時折つがいのように寄り添っている雌雄がいます。つがいになると集団から離れていくのかな・・・とも思ったりします。 メスが、何か水草のようなものをクチバシに挟んできました。 オカヨシガモは主に植物性の...
いつも近距離から撮影させてもらっている、メスの若鳥です。 東の岸辺から、50cm程下にいる魚を狙っています。 移動して欅の枝から、2m程下の魚を狙っています。 狙い定めて水面近くまで降下しましたが、魚が移動したのか留まりました。 ショートホバをした後、すこし浮上して、またショートホバをしました。 そして落ちて行く様に飛び込みます。 高度な技を披露してくれましたが、とてもピントが合わせられるも...
オオバンといえば全身黒の印象が強いですね。 額板と呼ばれる額とクチバシは白、瞳孔は黒ですが虹彩は赤、足の付け根は黄色です。 足指には4本の指の間に葉っぱのような形の皮膚の膜が付いています。 この弁足と呼ばれる足は、水を搔く時は半開きのように見えます。 蹴り出した後は大きく開いて、戻すときは閉じるようです。 泳ぐときは頭を小刻みに前後に振り動かしてリズムをとり、軽々と自在な泳ぎをします。 あまり見...
(鴨川・丸太町大橋のメス) 久しぶりの晴れマークの日です。 意気揚々とやって来た鴨川で、東の岸辺に飛んで来たのを撮らせてもらいました。 50m程離れた西岸で餌取りすることが多く、止まりものが撮れただけで嬉しくなります。(高野川・御影橋のメス) この若鳥は頭頂部と肩羽に褐色味があります。 東岸に飛んで来ると、葦の密生する隙間から川面を南へ北へ、飛ぶ姿が見え隠れします。 岸辺からは見えないところで...
最近、鴨川でカワセミが良くホバリングをすると記事に書きましたが、この日も綺麗なホバを見せてくれました。 カワセミが、少し空を見上げるように飛び立つときは、ホバリングをすることが多いです。 この時も、グングン上昇していって・・・ 期待通り、ホバリングを開始しました。 少しすると、位置を変えました。 そして再びホバリング・・・さっきより少し距離が近い。 結局この時は、カワセミは降下はしましたが、水面...
ツグミが3羽で街路樹に飛んで来ました。群れの数は例年よりかなり減っています。(1/3 撮影) 今年の年明けには、野鳥達の好きな柿がまだ残っていて、ヒヨが飛び去るとむさぼりつくように食べていました。 2月に入ると木の実が乏しくなり、わずかばかり残ったエノキの実を食べに来たようです。 真下になっている実をどう食べるのか見ていると・・・ 実をとった後、持ち去るために翼を広げたようです。 見事、一発でもぎ取り...
川べりでクイナを見つけました。腹から脇の白黒の横班は他の野鳥では見ないものです。 こちらを見とがめたのか、急に水面を走り出しました。 速い、速い! その走る速さに驚かされます。 クイナは見た目以上に、がっしりした足を持っているようです。足には、長い3本の前向きの指と1本の後ろ指が付いていて泥地を疾走します。 数m程走ると、岸辺にできた窪みに入っていきます。 窪みの中に一旦入るとなかなか出て来てくれ...
いつものポイントで、メスのカワセミを見つけました。このカワセミは、人馴れしているのか、結構近くまで接近しても逃げません。こちらもついつい甘えて、距離を縮めていってしまいます。 調子に乗って近づきすぎると、流石にカワセミは飛び立ちます。でも少し移動するだけで、そう遠くへは逃げません。「あっ、飛んだ!」と、思っても・・・ すぐ隣の小さな切り株に着地しました。 獲物を狙っているのか・・・ 休憩している...
橋の下で活発に活動するカワセミがいます。光が差し込まない、薄暗い場所で盛んに餌取りをしています。 普通に真っすぐ飛込むこともあれば・・・ 空中停止して、ホバリングをしてみたり・・・ カワセミにとっては、比較的安全で、天候などにあまり影響されにくい良い狩場なのでしょうね。 ただし、ホバリングしても背景は大きな橋脚の灰色のコンクリートです。同じ鴨川でも、水面の輝きや、瀟洒な町屋が並ぶ美しい景色では...
淀みのそばで、灰褐色の大きい鳥が立って寝ているのを見つけました。 羽先に白い点々が目立つ、ゴイサギの幼鳥でした。 昼は寝ている夜行性のサギですが、夕べはこの近くで餌取りをしていたんでしょうか。 岸辺に近い草むらだったので、間近に観察することができました。 ゴイサギは成鳥と呼ばれるまでに4年かかると言われています。 脚は黄色っぽく、上クチバシと頭頂部に黒味が出て来ています。 目は黒い瞳孔、虹彩の色...
鴨川で撮影した帰り道、カワセミのメスに出会いました。 岸辺の近くは、葦が生い茂っていて見えにくいのですが、茎の間から時々、姿を見せてくれます。 順光の光を受けた時のカワセミの後ろ姿は、青く輝いて、何度見ても見入ってしまいます。 ホバリングも良くやってくれます。 この日は、顔の向きが少し残念でしたが、綺麗なホバリングでした。 このメスカワセミは人馴れしているのか、多少近付いてもあまり逃げません。川...
先月下旬からいる交雑種(左)のメスは、メジロガモとキンクロハジロのかけ合わせで正しいのかどうか未だ分かりません。ハジロ属は交雑種が比較的多いそうです。 今日も交雑種は三条大橋付近で、オスのキンクロハジロ(右)と一緒に泳いでいました。 下尾筒が白いのはメジロガモの特徴で、目が褐色でおにぎり頭はホシハジロの特徴ですが、交雑種はがたいはそう大きくありません。 キンクロハジロとメジロガモは、同じ繁殖地ヨ...
京都市内には、七代目小川治兵衛が作庭した庭がいくつもあります。 この日は気分を変えて神社詣りの後、その庭の一つにやって来ました。 しばらくご無沙汰していた場所なので、カワセミがいるかどうか、甚だ疑問でしたが、期待通りに居てくれました。 池の淵には、松以外にもモミジの木が沢山植えられています。 池泉式回遊庭園を、カワセミは餌取りにグルグル飛び回ります。 池に張り出した大小の枝が被るのを避けて、...
ヒドリガモのオスが、スイッと水面から軽やかに飛び立ちました。 他のカモに比べてクチバシが短いのは、陸に上がって草を食べるから挟み取って食べるからだそうです。食事が終わって、ヒドリガモの集団は川に向かって歩き出しました。 水面から飛び立つのは早く、羽ばたいた瞬間にもう浮上しています。 渡りをするカモは、長い距離を飛ぶため飛行が上手いそうです。 しかし、土手や堰から飛び立つときは勝手が違うのか、足...
繁華街近くの鴨川に立ち寄ると、餌取りに興じるカワセミを見つけました。結構、近くで見ていたのですが、魚取りに夢中なようで、逃げる様子はありません。 但し、葦やススキなどの茂みに隠れがちで、姿が良く見えません。でも時折見せてくれた順光の下での止まり姿は、背中の青色が輝いて美しいものでした。 この日は懐かしのCANON EOS 50Dで撮影しました。壊れても何台か買い足しているので、多分、3台目の50Dです。 約1510...
メジロ達が、トベラの木に飛んで来ました。 トベラは、11月から12月にかけて実が黄色く熟します。 1月に入ると、熟した実が3つに裂けて中の赤い種子がのぞいています。 トベラは、1月下旬になるとほとんどの実が裂けていました。好みを好むのは、メジロ達だけでなく、エナガの集団でやってきました。 喉から下の黒い線が細い、シジュウカラのメスです。折れた木で虫探しをしていました。 喉から下の黒い線が太い、シジ...
おやっ、木の幹に縦止まりしているこの鳥は誰でしょう? ウグイスがこんな可愛いポーズを見せてくれました。 体の下面がこんなに白い個体も珍しいのではないでしょうか。 植物園の梅林には、もう梅が咲き始めています。 ウグイスは蜜を吸わず”梅に鶯”とはいきませんが、冬は木の実を食べる事もあります。 ウグイスは昆虫食で、大抵は込み入った茂みの中をパッパッと移動しながら虫を探していています。木の葉や枝の間に見え...
繁華街にほど近い、鴨川の中流域でカワセミの激しいバトルがありました。 オスとメスの二羽のカワセミが、橋の下の岩場でにらみ合っていました。 始めはお辞儀を繰り返しながらの『にらみ合い』が続きました。そして互いの居場所を交互に移動するだけでした。 次第にエスカレートして、翼を広げ、鳴き声を上げて威嚇をするようになりました。 そして空中戦に突入です。 水中に突っ込みながら戦うのがカワセミらしいですね。...
植物園の東池に、ピッ、ピッと、不思議な鳥の声が響いていました。 音階で言うと、ラ…、ファ…、ラ…、ファ…、とゆっくりとしたリズムを刻んでいます。 とても良い響きで、心を揺さぶる音色です。ちょうどカッコーの鳴き声を、テンポを長くして、音は高く、発声は短くした感じです。 上から降ってくるように聞こえる声は、池の淵を右へ左へあちこち移動します。小一時間ほど木を見上げ探しましたが、それらしき鳥が止まっている...
この日も鴨川中流域のカワセミは、元気に餌取りをしていました。 何度か、飛込み場面も撮影させてくれてました。 決まった餌場で、上手くカワセミの餌取りタイムに遭遇すると、およそ10分から20分程の緩急あいまった動作に一喜一憂します。 何度か見ていると、餌取りに失敗すると次に飛び移る位置、魚が捕りやすい場所がどこかもおおよそわかってきます。 でも毎回同じ展開とはいきません。クチバシが指す方向に飛び込むと思...
クチバシの先が白い、ウミアイサの幼鳥メスです。ウミアイサは1羽だけで、11月から鴨川三条から荒神橋の辺りにカワアイサの雌雄集団と一緒にいました。12月を過ぎた辺りからメスだけのレディース集団の中にいます。 堰の上で羽繕いをしていました。ガッチリした足はやや黄色味を帯び、風切羽の白黒がのぞいています。 上がウミアイサ、下はカワアイサのメスです。首から上も似た褐色ですが、頭上はウミアイサの方が濃い色...
有難いことに、ここ鴨川ではカワセミのホバリングが増えてきています。寒い日が続くので、『カワセミたちは体を温める意味でもホバリングを行います。』と言うのは私の勝手な解釈です。 でも夏よりも冬の方がホバリングの回数が多いように思えます。一度ちゃんと統計を取らないといけませんね。 ともかくこの状況は、ホバ好きの私としては嬉しい限りです。撮り損ねることが多いのが問題ですが、カワセミのホバリングを見ると気...
先日、愛用していた『OLYMPUS OM-D E-M5(2012年3月発売)』が壊れてしまいました。3年ほど前に安く買った中古品でしたが、シャッターが破損して、電源も入らなくなってしまいました。 後継の上位機種『OM-D E-M1』(こちらも古いですが)よりも、色乗りが良いように思えて、お気に入りのカメラでした。12年ほど前の商品なので修理も出来ません。 ああ、何と言うことでしょう・・・!!! 嘆いていても仕方ないので、家にあ...
今年も鴨川三条付近にキンクロハジロと一緒に、ホシハジロが姿を現しました。ホシハジロはつがいでキンクロハジロ1羽と、3羽で行動を共にしています。 今日は、ホシハジロの羽ばたきを見る事が出来ました。ハジロ属の初列風切や次列風切が白いのは共通のようです。 何かオスは危険を察したのか、水中から飛び出しました。 いつも太い首や体ををドーンと落としている事が多いのに、今日は何だか動きがいい気がします。 残念な...
前日から降り続いた雨が上がるのを待って、昼前に川にやって来ました。 川は水嵩が増え、濁った水がゴウゴウと流れています。 オスカワセミはいつもと違う、堰の下の淀みに餌場を変えていました。 淀みには、水面に突き出した石が点在しています。 オスカワセミは、石を飛び移りながら魚を狙います。 石からフワッとカワセミの体が浮き上がります。 力強く翼を羽ばたかせるホバリングを撮るのは、こういう日も狙い目です...
(1月16日) ひたすら潜る、潜る、潜る! 今年初めて、キンクロハジロのメス1羽を鴨川三条付近で見ました。 キンクロハジロはメスは全体的に茶色っぽく、オスは黒っぽい色をしています。 円盤形の丸っこい体の後ろに付いた短い足で一蹴りして、頭から水中に潜ります。プレスされたようなギザギザの尾もスッと水中に消え、ひたすら潜水を繰り返します。 背面は濃い茶褐色、脇腹は薄茶色、二色の濃淡...
今日も鴨川を北上。鴨川に架かる丸太町大橋付近のオスカワセミです。 賀茂大橋です。鴨川から賀茂川と高野川の分岐点となります。その橋桁でもオスカワセミを見ました。 分岐点から北東に向かうと高野川が流れています。最初は河合橋。 南北に1キロ程広く移動する成鳥メスです。河合橋上流は葦が茂る中州が幅を占め、対岸での動きがわからず、神出鬼没です。 さらに一つ北の御影橋。 たもとの欅は川に向かって広がるよ...
久しぶりに深泥池にやって来ました。池の中央に、20羽余りののヨシガモの群れが居ました。 シベリア東部から、毎年に秋になるとこの池にやって来るそうです。 池に到着した時は群れは睡眠中でしたが、辛抱強く待っていると活動し始めました。 群れの中に、オスのエクリプスが3羽いるのを見つけました。頭や胸や腹は成鳥に近く、喉から首の間に黒い首輪もみえます。背には、まだ褐色の丸い肩羽が残っていて、次列翼鏡がの...
高野川の蓼倉橋付近にいるオスのカワセミです。 東岸に、古い十字ブロックが残っていて、カワセミは餌場に利用しています。 ブロックは流れの勢いを止め、水面が鏡張りの様になっています。 時間をかけて飛び込む位置を選び、カワセミの体がブロックから浮き上がったと思ったら真下に。 カワセミの体が水中に。 半分浮上してきました。 見事、一回で魚を仕留めました。 魚の尾が跳ねています。 生き生きとしたカ...
自転車を留め休憩していると、カワセミの「リリリ・・・」という警戒音が聞こえました。 50m程先の対岸で、カワセミ2羽が対峙していました。 オスとメスは西側で石を飛び移りながら、距離を縮めたり広げたりしています。 オスは段々と場所を東側に移し、川の中程まで飛んで来ました。 メスも距離をとりながら、その後を追います。 オスが東岸に近づいてきました。 どちらも相手の様子見で、距離が近づくと威嚇の声があが...
冬場は、岸辺を枯れた葦が覆っています。 そして、その色が保護色となる野鳥達が種々います。 コガモ達が寝ている左にいるのはタシギです。半夜行性で、昼間は寝ていることが多い様です。 安全な場所では昼間も行動するそうで、この場所で姿を見たのは初めてです。 ウグイスもジジッ、ジジッ、の鳴き声ばかりで目を凝らしてもなかなか見つかりません。 冬はイソシギの姿をよく見ます。イカルチドリかと思えば、たいて...
鴨川の上流にウミアイサ1羽とカワアイサのメス集団がいました。仲良くのんびりと穏やかな川面を泳いでいました。 すると、近づいてきた人に驚いてカルガモ達が急に飛び立ちました。 カワアイサ達もその羽音につられて、一斉に駆けだします。 それぞれが水飛沫を上げて、水面を滑走します。 集団で走り出すと、バシャ、バシャと水面を蹴る音が上がり中々の迫力です。 等間隔で、はじける水飛沫に力強さを感じます。 ...
赤い実を食べるヒヨドリに続き、白い実を食べるメジロです。 この白い実はナンキンハゼで、秋に熟した実が割れ中の種子がむきだしになったものです。 メジロ以外にも、キジバト、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミなども食べるそうです。 メジロは、ヒョイと簡単に摘み取りました。 ナンキンハゼの実はもう乏しくなり始めています。 メジロの集団は、次は何の実を食べに行くのでしょう。(椿 1/6 撮影)OLYMPUS OM-D E-M1 ...
生態園の奥を歩いていると「ヒーヨ、ヒーヨ」のけたたましい鳴き声が聞こえてきました。 見上げると4、5羽のヒヨドリがイイギリの高木に留まっていました。 葉をすっかり落としたイイギリには、赤く熟した実がブドウの房のようにたくさんぶら下がっています。 ヒヨドリ達は入れ替わり立ち替わ飛んで来ると、枝先に着地して目を付けた実のなる枝に飛び移ります。 ヒヨドリ達は概ね、実をもいでは林の奥に持ち帰っていま...
この若鳥メスカワセミが好む餌場の一つ、橋に近い岸辺です。 ここに入ったのが分かると、急ぎ橋に移動します。橋の上からお団子カワセミが撮れます。 この色彩と丸さが愛らしく、こんな和菓子があったら・・・餡子の入った生菓子なんかいいと思います。 水面のすぐ上に垂れた茎に留まり、チョコチョコ小刻みに移動して魚を狙っています。 斜め前に飛び込みました! 浮上してくると、飛距離が短い割に水しぶきがあがります。...
小雪がやんだ生態園で鳥を捜して歩いていると、ヒューンとオスのジョウビタキが飛んで来ました。 様々な植物が植えられた並びに、一本だけ植えられている低木ガマズミの木です。 ガマズミは葉を落とし、枝には熟しきった実がわずかばかり残っていました。 ジョウビタキはヒョイと枝移りすると、頭を180度回転させました。 ひねらないとこの実は採れないのか、こんなジョウビタキの技を初めて見て驚きました。 頻繁に茂みを...
カワアイサのメスの頭部は茶褐色で、後頭部に冠羽があります。横顔は目を引き、風になびく冠羽が一番のチャームポイントだと思います。 カワアイサは、カモ目カモ科ウミアイサ属です。大型のカモという事で、ちょっと風格があります。 メスの冠羽においては、長い短い以外にも、先がささくれているものもいれば、綺麗にカットされた美容院帰りの様な個体もいて不思議です。この個体はショートカットです。 このメスの個体は...
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「ヒリリヒリリ」と鳴くスマートな鳥は、夏鳥のサンショウクイです。 高木のキブシの高枝に止まった姿を、やっと捕らえました。 最初にカメラに収められた個体は、蜘蛛の糸を咥えていました。 巣材集めかとも思いましたが、糸に引っかかった虫を食べようとしていたのかもしれません。 集団は4,5羽いるようでで、水飲み場の周辺を飛び交っていました。 虫を枝葉で見つけると体勢を横にしますが、ほとんど枝...
春にから夏にかけてはヤマガラは虫を好んで食べます。 最近、ヤマガラがモミジの木に止まっているのをよく目にします。 時にはエナガのように、細枝を足指で握り宙吊りになっています。 モミジの茎や葉には、アブラムシが付きやすいそうです。 モミジにとっては、害虫駆除になりありがたいですね。 この右目の上下に茶色い斑のある個体は、シャクトリムシを捕まえました。 水場にやって来たヤマガラです。 こんな前のめ...
街の商店街の一角では、ツバメの営巣が始まっています。 すでに育雛中のようで、雌雄が小さな虫を咥えて巣に帰って来ます。 雌雄の帰りが被ることもあり、メスはオスの餌やりが終わるのをそばで待っています。 オスの給餌の間隔は頻繁で、約5分おきでした。 オスツバメは、時折警戒するように高い所にとまってあたりを伺っています。 こちらは、鴨川の岸辺で土を集めているオスツバメです。 メスツバメは...
中州に生えているセンダンの木に、ノビタキが止まっていました。 樹高のあるセンダンは、虫を見つけるのに見晴らしがいいのでしょう。 尾羽を上下させ、時折小さくヒッヒッと鳴きます。 虫を捕まえるとそのまま舞い降り、食べているようです。間をおいてまた同じ木に戻って来ました。 葦原にはスズメの集団も居て飛び跳ねています。 スズメよりも小さいノビタキですが、葦原でのジャンプは高く、見ていて楽しくなります。...
高野川に4羽居たカワセミは、この1羽のオスが居残っているだけになりました。 穂先を落とした枯れ葦の茎に、カワセミは上手に止まりました。 背の高いから茎から飛び、葦原の向こう側に姿を消してしまいました。 再び対岸に現れた姿を見つけると、1秒でも長くそこに止まっていてと思います。 止まり木を下流に向かってチョンチョンと移動します。 鳥密度が低くなり、広くなった川はどこを飛んでも諍う相手は居ませ...
高野川の鳥見の帰り、思わぬ光景を見ました。 コサギの目先と足指が、婚姻色の薄紅色に変わっているのにも驚きですが・・・。 対岸の川淵に後ろ向きのコサギが1羽、ジッと水面を見つめ立っていました。 っふいにかがんむとクチバシを水面に突き刺し、挟んできたのは大きなヒキガエルでした。 あばれるヒキガエルを川に漬けています。 カエルが苦手な人は、続きを見ない方がいいかもしれません。実は私も苦手です・・・。 ...
(若鳥メス・3月) 3年前から観察しているカワセミの繁殖場所に、今年もカワセミのキャストがそろいました。只、今年は若鳥のメスが1羽多いのですが・・・。(ペアのオス・4月) 今日は、鴨川南部の欄干に止まるオスの姿を見る事が出来ました。 ここでは橋を利用したペアの待ち合わせや、巣穴へ魚を咥えて飛ぶ姿が毎年見られます。(ペアのオス・2月) 探鳥の行き帰りに通る橋ですが、橋の上から岸辺に止まるオスの姿を見...
いつものように鴨川沿いを自転車で北上しました。 桜が綺麗に咲いていますが、今は開花の終盤に差し掛かっています。例年より遅い開花でしたが、葉桜に変わり始めた木も増えてきました。(くいな橋北側の土手) 遊歩道の左側は、八重咲の白い大輪「シロタエ」、右側は「ソメイヨシノ」です。 花びらが風に操られ、雪のようにはらはらと舞い落ちてきます。 (JR西日本奈良線橋梁辺りの桜) 三角形に組んだ桁橋が、桜...
ヒレンジャクとキレンジャクの混群と言いたいところですが、混じっているのは1羽だけでした。 ヒレンジャクに混じって、キレンジャクはキヅタの実を食べています。 キレンジャクと言えば、尾の先が黄色い以外にも、下腹部も淡い黄色に見えます。 残念ながら、翼の先の黄色は、葉っぱに隠れて撮れませんでした。 太くて黒い過顔線はヒレンジャクとと違い、短いようです。 キヅタの実は熟するのが4月中旬頃と遅く、渡りの前...
2008年公開の映画、ジョン・ウー監督の『レッドクリフ Part I』をご存知でしょうか。今から1800年前の中国は漢の時代、三国志で有名な『赤壁の戦い』を扱った映画です。 その冒頭でキレンジャクが登場します。 開け放たれた離宮の外から、一直線に小さく鳴きながら、若く気弱な皇帝のもとへ飛んで行きます。そしてフィフィと口笛で呼びかける皇帝が差しだした手に止まります。 それだけで、野鳥好きな人は目を奪われたと思...
秋に渡って来て、随分と目を楽しませてくれたカモ達の渡りが始まっています。<高野川> 天気が良く水面は明るく、コガモ達が気持ちよさそうに泳いでいました。 クチバシから尾っぽまで焦げ茶色のトーンの美しいメスを見つけました。 居残り組も、いつ姿を消すのかと思うと寂しくなります。<鴨川> 鴨川に分散していたキンクロハジロが、下流域に集まって来て十数羽になっていました。 集団で渡りをするのでしょう、南下し...
(府立植物園) 170品種、500本と圧巻の桜が、遅咲きの桜もあり4月一杯楽しめます。(蹴上インクライン) 先週末に蹴上げに行きました。海外の団体客はじめ、ウエディングカップルが、思い思いに贅沢に桜を背景に取り込んでいました。(蹴上疎水) 右に見えるのは岡崎にある京都市動物園です。 疎水にはキンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンが泳いでいました。(岡崎さくら回廊十石舟めぐり) 巡行待ちのお客さんが列を作って...
ノビタキのオスがカラシナに止まっていました。 先週見つけた時はメスもいましたが、今日はオス1羽だけでした。 川辺からの距離が、西岸の方が近いので逆光ではありますが、夏鳥の到来の雰囲気が。 虫を見つけて飛び立っては数メートル移動します。 舞い降りて見えなくなり、ひょこっと現れたりするのが、キンクロハジロやカイツブリを撮っている時の感覚になります。 カラシナは花盛りを迎え、小さなノビタキの体をどこか...
先月からカワセミのオスの縄張りに、2羽のメス(成鳥と若鳥)がやって来て諍いをしていましたが、オスが選んだのは成鳥のメスでした。 ペアがは高揚している感があり、甲高い大きな鳴き交わしの声が掘に響き渡ります。 オスの餌取りがふいに始まると、メスはその後を追います。 オスがそばの本流に飛んで行くと、メスは餌対岸に飛び、餌取りを始めました。 オスが距離を置くと、メスは気にし始めます。 「ここに居るよ」...
園内を歩いていると、樹上から『ヒィ、ヒィ、ヒィ・・・』とか細い割には、賑やかな鳴き声が聞こえてきました。 集団で、キヅタの実をもぎとって食べていました。 つるりとした滑らかな体の鳥で、はじめはイカルかなと思いましたが、カメラで確認するとレンジャクでした。 思わぬ出会いに大喜びです。今年の2月14日に高野川上空で見かけて以来です。尻尾を見ると朱い色をしています。ヒレンジャクでした。 ただ声はすれども...
鴨川上流の寄州でイカルチドリの卵を見つけ3週間が過ぎ、そろそろ雛が孵る頃かと見計らっていました。 けれども4日程続いた雨で、イカルチドリの卵はやはり流されてしまったようです。 寄州はほぼ水没した後の様で、砂が上がり目印の石も無く、親達の姿もありませんでした。 その翌日は、鴨川下流の中州で見つけた繁殖中のペアを見に行きました。川の水嵩、水の勢いはまだあり、ここもほぼ浸水した様子でした。 イカル...
川面を彩っていたカモ達の数がわずかになり、川が広く感じる時節になりました。 カモのオス達は秋の渡りの後、鮮やかな緑や茶色、シックな地紋と複雑な色彩構成をもつ姿に換羽し、数を増やしていきました。 その間、カイツブリは地味な薄茶色の冬羽のままでした。 ところが、カモの姿が数えるほどになった今の時期、川面では夏羽のカイツブリがまず目に入ります。 成鳥はクチバシが黒々として、頭頂部から後頭部は焦げ茶色...
(スギナ) 先日、鴨川に行った時、土手に土筆が生えているのに気が付きました。(ツクシ) でも少し気づくのが遅かったようで、成長してスギナに変わってしまったものが多かったです。(スギナ) とは言え、土筆の佃煮は好物なのでせっせと収穫させていただきました。 タンポポも咲いていました。(タンポポ) カラシナの花も咲き揃っています。岸辺はすっかり春の装いです。(カラシナ)(哲、椿 3/29 撮影)CANON EOS K...
川端に枝垂れ柳が芽吹き、細い枝が風に揺られ棒状の花が踊っている様に見えます。 そこにシジュウカラのペア(左オス・右メス)とメジロのペアが、賑やかに鳴き声を上げていました。 忙しそうに飛び立ったのは、シジュウカラのメスです。 オスは、メスの行動をじっと見守るように寄り添っています。 最初に見たのは、巣材を咥えて柳のそばの桜に向かって飛んで行くシジュウカラの姿です。 シジュウカラは、桜の木の1、2m程...
薄暗い林の中で、ヤマガラがイワヒバを集めていました。 イワヒバは岩に着いて成長するシダ植物で、耐寒性にも耐暑性にも優れているそうです。 クチバシで、器用に次々と抜き取っていきます。 産座にはたくさんの量が必要だそうで、顔が見えないほど咥えて飛んでいきます。 近くの木に生える苔も集めています。 巣穴のある北側は、葉っぱで覆われヤマガラの姿を隠してしまいます。 南側に回ってみると、5m程の高さに直...
スズメが、たくさんの綿毛を咥えて飛んで来ました。 ここの川淵の土手には、野草化したポピー、ナガミヒナゲシが咲いています。 スズメやムクドリなどの小さな野鳥達が、草の間から見え隠れする姿が、とても愛らしく見えます。 人が通ると、スズメ達はジャンプするように舞い上がってワラワラと飛んで行きます。 ムクドリは警戒心が強く、人が近づくと集団で電線や橋桁、及び土手の下に瞬時に逃げ去ってしまいます。 ムクド...
玩具の鳥のような色合いのソウシチョウは、クチバシの赤いのが成鳥です。ソウシチョウは江戸時代、鳴き声や美しい姿を鑑賞するためのペットとして輸入されたそうです。それが、鳴き声が大きく騒音問題となり、飼い主や売主が手放すなどして篭脱けどりと呼ばれるようになったんだそうです。 問題化されているのは、 同じ藪で繁殖する他の野鳥の生殖を妨げるためと言われています。 暗い茂みから、もぞもぞと10羽...
ウグイスのオスは、冬の間の体形から繁殖期はぽっちゃり型へと体形が変わるそうです。 特に目に付くのは、筋肉が付いてくる喉から胴につながる部分です。 ひらりと軽やかに枝移りしますが、ここまで膨らんでいたのかと思える体型になっています。この時期、オスは体重が2,3割増しになるのだそうです。 ウグイスは一夫多妻の鳥で、この時期途切れることなく囀っているのを耳にします。 囀り以外に連呼するように鳴くのは、...
この時期、川辺で大きな群れを成しているカモはヒドリガモだけです。 30羽から80羽程の群れが点在するように、淋しくなった川面をうめています。 土手でも集団で幅を利かせているように見えるいるヒドリガモ達ですが、人との距離が縮まるとお尻を振りながらスローな足取りで川岸まで歩き、大きな羽音を立てて飛び立ちます。 黄色と緑のコントラストを作る、カラシナと土手の上空を飛ぶヒドリガモは軽快そうに見えます。 何処...
今日は、久しぶりに鴨川下流域のすぐ西の支流にいたメスカワセミを見ました。 メスは本流の鴨川下流から飛んでくると、つがい相手のオス(4月4日掲載・カラシナを渡るカワセミ)を呼ぶような甘く大きな声で鳴きました。 しばらくカラシナの茎にじっと留まり、辺りを伺っていましたが、つがい相手のオスは現れませんでした。 メスは、餌取りモードに入りました。周辺で、獲物を次々に仕留めます。 このメスは...
彼、彼女ら、普通の鳥たち(もちらん私の勝手なイメージですが・・・)には、素晴らしい利点があります。(ツグミ) それは数が結構いるので出会うチャンスが多い事、そして近づいてもあまり逃げない鳥が多いこと。 だからアップで写真が沢山撮れます。カワセミなどは5m以内に近づくのは至難の業ですが、アオジなどは3mまで近づいても逃げません(時もあります)。(シジュウカラ) もっともポピュラーな鳥でも、シジュウ...
『普通の人々』と言う映画を憶えていらしゃるでしょうか・・・ロバート・レッドフォードが初めて監督をして、いきなり作品賞、監督賞等4部門でアカデミー賞を獲った作品です。 ごく普通の幸せな小さな家庭が、長男の事故死をきっかけに家族の絆が崩れていく・・・ そんな内容だったように思います。1980年の作品で、自分はまだ大学生だった頃です。もう40年以上経ってしまいましたが、甚く感銘を受けた記憶があります...
先日、京都府立植物園を訪ねた時には、まだ桜の花が沢山残っていました。ピーク時よりは少し花が瘦せてしまった印象ですが、枝垂桜を中心に桜の華やかさを味わえました。 最近は街を歩いていると、入学式で着飾った子供たちや、初々しい新社会人の姿をよく見かけます。花と合わせて春爛漫と言いたいところですが、寒の戻りで、朝夕寒い思いをしています。数日前は、あやうく風邪を引くところでした。皆さんの地域ではどうだった...
先日、ヒバリを見つけた岸辺へまた出かけました。 今回は地上で盛んに囀っていたのですぐに見つかりました。おまけに、少し離れてはいますがもう一羽ヒバリがいました。 ヒバリは雌雄同色なので、どちらがオスかメスかの区別は難しいです。換羽を立てている方がオスのように思えますが、そうとも限らないようです。 2羽は少しづつ距離を縮めていきました。もう出来上がったカップルなのでしょうか・・・ と、そこへ闖入者が...
今日は所用で、午後4時を回ってからの1時間ほどの観察です。 つがいのオスが、K橋の南側に留まっていました。オスは、じっと川面を見つめていましたが、足で小さくリズムをとり始め、瞬時に飛び込みました。浮上してくると、橋底の奥に入ってしまい、下からのぞいても姿は見えません。 しかたなく、橋の北側移動にしたとたん、橋の南側で甲高い鳴き声があがりました。他のカワセミの侵入だったのか、メスが飛んで来たのかわ...
橋桁に飛んでくる野鳥達の中には、カワセミ以外にも、セキレイやイソヒヨドリがいます。 今朝は、公共施設の屋上で、途切れることなくさえずるイソヒヨドリのオスを見つけました。何事かと思う位の声量に、通勤途中の人達の視線も集めていました。 その後、すぐそばの橋桁に飛んで来ました。 セキレイやイソヒヨドリは、ここで何を狙っているのでしょう。 イソヒヨドリのオスが、しきりとジャンプを繰り返しています。 橋...
モズのオスの縄張りに、メスが飛んで来てカラシナの茎に留まりました。 メスは同じ場所に、じっと留まったままです。 しばらくすると、オスが飛んで来てカラシナに留まりました。2羽の距離は最初は5m程ありました。 モズのメスは、オスが近づいてくると他の野鳥達と同じように、羽を打ち震わせていました。 急接近です。オスがメスの留まっているカラシナの茎に飛んで来て給餌しました。 咄嗟のことに、ピント合わせ...
今日は2時間半の観察です。オスは魚を咥えて約1時間おきに丘陵地の巣穴に向かって2回飛びましたが、3回目はないようです。K橋の橋桁で休憩をしている様子でした。 1時間余りしても給餌がないためか、メスがK橋に向かって飛んで来て橋をすり抜け、すぐ北の右岸に留まりました。 するとオスはメスの様子を伺うように、橋から飛んできて鳴き交わし、周辺をクルリと飛ぶと上流に飛んで行ってしまいました。 その後を追うと、上流...
鴨川南部の岸辺を自転車で走っていると、去年の初夏、ヒバリに出会った事を思い出した。近くまで来ていたので、少し足を延ばしてみようと考えた。 で、行ってみて驚いた。『草地がない・・・・』 目の前に広がっていたのは、平らにならされた茶色い土の地面で、少し先には大きなショベルカーが2台並んでいた。 愕然とした。 この日は土曜日。多分、平日なら大きな音を立てて重機が地面を叩いている姿が想像できた。ただ今は...
K橋にオスが飛んでくる姿が見られるようになりました。そして、餌取り姿を見、鳴き交わす声を聴き、穴掘りメスのお相手はこのオスだということがわかりました。 オスはメスがいないと、獲った魚を咥え東側の丘陵地に飛んで行きます。巣穴もすでにできているようです。 このオスはというと、K橋からさらに300m程下流及び、すぐ西側の支流を縄張りにしていました。 それが2週間程前から、この高架橋で姿をよく見るようになり...
一週間前、コンクリート護岸で巣穴堀をしていたメスの姿を、500m程下流で見つけました。 K橋の橋桁にチョンと留まって、下流をじっと見つめていました。 オスを待っている様子で、ここの橋を待ち合わせ場所なのか、橋桁から橋底への移動ぐらいで、飛び去る様子がありません。 このポイントは、去年Aポイントと呼び繁殖があった場所です。この辺りには巣穴の掘れる丘陵地が川のすぐ近くにあり、例年繁殖の様子...
この日、カラシナの花にカワセミが留まっていました。今、鴨川の岸辺には、春を告げるようにカラシナの花が咲き誇っています。 カワセミは、北へ向かって川を遡るように、別のカラシナの茎へ次々に飛び移っていました。 カラシナが、飛び立つカワセミを見送っている様に見えます。 カラシナは細い茎の先に、H型をした花をつけます。葉っぱはギザギザです。 そしてカラシナの花が途切れると、カワセミは対岸へ渡り...
(鴨川、勧進橋南西の遊歩道) 4月を迎えた週末、鴨川の河川敷は沢山の花見客で賑わっていた。岸辺が広い南部では、テントを張ってキャンプ気分で楽しむ家族連れが多かったし、市街地付近の河川敷では、海外からの観光客も含めて、大勢の人たちが桜を楽しんでいた。 今年2023年は、京都では3月17日に開花宣言され随分と早かった。そのため今日4月1日では、葉桜にはなっていないものの、ピークを過ぎた感じもする。とは言え、まだ...
三月中旬頃から、鴨川沿いを自転車で走ると、ウグイスの鳴き声を耳にします。 今年聞いた初音は、ケ・・・ケキョでしたし、今日聞いたのは、ホーホキキョでした。 ホーホキキョの連発に笑いがこみ上げ、そのウグイスの顔を見てみたくなりました。 ウグイスは1年で鳴き方を忘れるという記事を読みました。というのは、喉の筋肉が衰えるからだそうです。 上手く鳴けるまでにあと一息、ひときわ高く鳴く真摯なウグイスに幸運...
(3月23日) 今日は、いつ降りだすかわからない空模様で、南に行っても北に行ってもカワセミの姿を見つけられませんでした。 降り出した雨に、家路につきかけたところで、ツッチーツッチーと鳴き声が。下流からカワセミが飛んで来ました。 カワセミは飛び去らず、葦の茂みに留まりました。下流域で見たことのないカワセミです。 腹部の色が、去年の夏見た白いパンツをはいたように見える若鳥(2022・9/1)を思い出させるもので...