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  • 巣材を運ぶ野鳥達

    スズメが、たくさんの綿毛を咥えて飛んで来ました。 ここの川淵の土手には、野草化したポピー、ナガミヒナゲシが咲いています。 スズメやムクドリなどの小さな野鳥達が、草の間から見え隠れする姿が、とても愛らしく見えます。 人が通ると、スズメ達はジャンプするように舞い上がってワラワラと飛んで行きます。 ムクドリは警戒心が強く、人が近づくと集団で電線や橋桁、及び土手の下に瞬時に逃げ去ってしまいます。 ムクド...

  • 薄暗がりのソウシチョウ

      玩具の鳥のような色合いのソウシチョウは、クチバシの赤いのが成鳥です。ソウシチョウは江戸時代、鳴き声や美しい姿を鑑賞するためのペットとして輸入されたそうです。それが、鳴き声が大きく騒音問題となり、飼い主や売主が手放すなどして篭脱けどりと呼ばれるようになったんだそうです。 問題化されているのは、 同じ藪で繁殖する他の野鳥の生殖を妨げるためと言われています。  暗い茂みから、もぞもぞと10羽...

  • ウグイスの囀り

    ウグイスのオスは、冬の間の体形から繁殖期はぽっちゃり型へと体形が変わるそうです。 特に目に付くのは、筋肉が付いてくる喉から胴につながる部分です。 ひらりと軽やかに枝移りしますが、ここまで膨らんでいたのかと思える体型になっています。この時期、オスは体重が2,3割増しになるのだそうです。 ウグイスは一夫多妻の鳥で、この時期途切れることなく囀っているのを耳にします。 囀り以外に連呼するように鳴くのは、...

  • 渡りの遅いヒドリガモ

    この時期、川辺で大きな群れを成しているカモはヒドリガモだけです。 30羽から80羽程の群れが点在するように、淋しくなった川面をうめています。 土手でも集団で幅を利かせているように見えるいるヒドリガモ達ですが、人との距離が縮まるとお尻を振りながらスローな足取りで川岸まで歩き、大きな羽音を立てて飛び立ちます。 黄色と緑のコントラストを作る、カラシナと土手の上空を飛ぶヒドリガモは軽快そうに見えます。 何処...

  • 支流のメスカワセミ

      今日は、久しぶりに鴨川下流域のすぐ西の支流にいたメスカワセミを見ました。  メスは本流の鴨川下流から飛んでくると、つがい相手のオス(4月4日掲載・カラシナを渡るカワセミ)を呼ぶような甘く大きな声で鳴きました。 しばらくカラシナの茎にじっと留まり、辺りを伺っていましたが、つがい相手のオスは現れませんでした。 メスは、餌取りモードに入りました。周辺で、獲物を次々に仕留めます。 このメスは...

  • 普通の人々 partⅡ

    彼、彼女ら、普通の鳥たち(もちらん私の勝手なイメージですが・・・)には、素晴らしい利点があります。(ツグミ) それは数が結構いるので出会うチャンスが多い事、そして近づいてもあまり逃げない鳥が多いこと。 だからアップで写真が沢山撮れます。カワセミなどは5m以内に近づくのは至難の業ですが、アオジなどは3mまで近づいても逃げません(時もあります)。(シジュウカラ) もっともポピュラーな鳥でも、シジュウ...

  • 普通の人々 partⅠ

    『普通の人々』と言う映画を憶えていらしゃるでしょうか・・・ロバート・レッドフォードが初めて監督をして、いきなり作品賞、監督賞等4部門でアカデミー賞を獲った作品です。 ごく普通の幸せな小さな家庭が、長男の事故死をきっかけに家族の絆が崩れていく・・・ そんな内容だったように思います。1980年の作品で、自分はまだ大学生だった頃です。もう40年以上経ってしまいましたが、甚く感銘を受けた記憶があります...

  • 名残りの桜

    先日、京都府立植物園を訪ねた時には、まだ桜の花が沢山残っていました。ピーク時よりは少し花が瘦せてしまった印象ですが、枝垂桜を中心に桜の華やかさを味わえました。 最近は街を歩いていると、入学式で着飾った子供たちや、初々しい新社会人の姿をよく見かけます。花と合わせて春爛漫と言いたいところですが、寒の戻りで、朝夕寒い思いをしています。数日前は、あやうく風邪を引くところでした。皆さんの地域ではどうだった...

  • ヒバリのカップル

    先日、ヒバリを見つけた岸辺へまた出かけました。 今回は地上で盛んに囀っていたのですぐに見つかりました。おまけに、少し離れてはいますがもう一羽ヒバリがいました。 ヒバリは雌雄同色なので、どちらがオスかメスかの区別は難しいです。換羽を立てている方がオスのように思えますが、そうとも限らないようです。 2羽は少しづつ距離を縮めていきました。もう出来上がったカップルなのでしょうか・・・ と、そこへ闖入者が...

  • メスカワセミと南風

    今日は所用で、午後4時を回ってからの1時間ほどの観察です。 つがいのオスが、K橋の南側に留まっていました。オスは、じっと川面を見つめていましたが、足で小さくリズムをとり始め、瞬時に飛び込みました。浮上してくると、橋底の奥に入ってしまい、下からのぞいても姿は見えません。 しかたなく、橋の北側移動にしたとたん、橋の南側で甲高い鳴き声があがりました。他のカワセミの侵入だったのか、メスが飛んで来たのかわ...

  • イソヒヨドリの餌取り

    橋桁に飛んでくる野鳥達の中には、カワセミ以外にも、セキレイやイソヒヨドリがいます。 今朝は、公共施設の屋上で、途切れることなくさえずるイソヒヨドリのオスを見つけました。何事かと思う位の声量に、通勤途中の人達の視線も集めていました。 その後、すぐそばの橋桁に飛んで来ました。 セキレイやイソヒヨドリは、ここで何を狙っているのでしょう。 イソヒヨドリのオスが、しきりとジャンプを繰り返しています。 橋...

  • モズの給餌

     モズのオスの縄張りに、メスが飛んで来てカラシナの茎に留まりました。 メスは同じ場所に、じっと留まったままです。 しばらくすると、オスが飛んで来てカラシナに留まりました。2羽の距離は最初は5m程ありました。 モズのメスは、オスが近づいてくると他の野鳥達と同じように、羽を打ち震わせていました。 急接近です。オスがメスの留まっているカラシナの茎に飛んで来て給餌しました。 咄嗟のことに、ピント合わせ...

  • K橋のカワセミのペア

    今日は2時間半の観察です。オスは魚を咥えて約1時間おきに丘陵地の巣穴に向かって2回飛びましたが、3回目はないようです。K橋の橋桁で休憩をしている様子でした。 1時間余りしても給餌がないためか、メスがK橋に向かって飛んで来て橋をすり抜け、すぐ北の右岸に留まりました。 するとオスはメスの様子を伺うように、橋から飛んできて鳴き交わし、周辺をクルリと飛ぶと上流に飛んで行ってしまいました。 その後を追うと、上流...

  • 河川敷のヒバリ、どこへ

    鴨川南部の岸辺を自転車で走っていると、去年の初夏、ヒバリに出会った事を思い出した。近くまで来ていたので、少し足を延ばしてみようと考えた。 で、行ってみて驚いた。『草地がない・・・・』 目の前に広がっていたのは、平らにならされた茶色い土の地面で、少し先には大きなショベルカーが2台並んでいた。 愕然とした。 この日は土曜日。多分、平日なら大きな音を立てて重機が地面を叩いている姿が想像できた。ただ今は...

  • K橋に飛んで来たオスカワセミ

    K橋にオスが飛んでくる姿が見られるようになりました。そして、餌取り姿を見、鳴き交わす声を聴き、穴掘りメスのお相手はこのオスだということがわかりました。 オスはメスがいないと、獲った魚を咥え東側の丘陵地に飛んで行きます。巣穴もすでにできているようです。 このオスはというと、K橋からさらに300m程下流及び、すぐ西側の支流を縄張りにしていました。 それが2週間程前から、この高架橋で姿をよく見るようになり...

  • K橋にいたメスカワセミ

    一週間前、コンクリート護岸で巣穴堀をしていたメスの姿を、500m程下流で見つけました。 K橋の橋桁にチョンと留まって、下流をじっと見つめていました。  オスを待っている様子で、ここの橋を待ち合わせ場所なのか、橋桁から橋底への移動ぐらいで、飛び去る様子がありません。 このポイントは、去年Aポイントと呼び繁殖があった場所です。この辺りには巣穴の掘れる丘陵地が川のすぐ近くにあり、例年繁殖の様子...

  • カラシナを渡るカワセミ

    この日、カラシナの花にカワセミが留まっていました。今、鴨川の岸辺には、春を告げるようにカラシナの花が咲き誇っています。 カワセミは、北へ向かって川を遡るように、別のカラシナの茎へ次々に飛び移っていました。 カラシナが、飛び立つカワセミを見送っている様に見えます。   カラシナは細い茎の先に、H型をした花をつけます。葉っぱはギザギザです。 そしてカラシナの花が途切れると、カワセミは対岸へ渡り...

  • 鴨川の桜

    (鴨川、勧進橋南西の遊歩道) 4月を迎えた週末、鴨川の河川敷は沢山の花見客で賑わっていた。岸辺が広い南部では、テントを張ってキャンプ気分で楽しむ家族連れが多かったし、市街地付近の河川敷では、海外からの観光客も含めて、大勢の人たちが桜を楽しんでいた。 今年2023年は、京都では3月17日に開花宣言され随分と早かった。そのため今日4月1日では、葉桜にはなっていないものの、ピークを過ぎた感じもする。とは言え、まだ...

  • ウグイスの拙いさえずり

    三月中旬頃から、鴨川沿いを自転車で走ると、ウグイスの鳴き声を耳にします。 今年聞いた初音は、ケ・・・ケキョでしたし、今日聞いたのは、ホーホキキョでした。 ホーホキキョの連発に笑いがこみ上げ、そのウグイスの顔を見てみたくなりました。 ウグイスは1年で鳴き方を忘れるという記事を読みました。というのは、喉の筋肉が衰えるからだそうです。 上手く鳴けるまでにあと一息、ひときわ高く鳴く真摯なウグイスに幸運...

  • 見たことのないオスカワセミ

    (3月23日) 今日は、いつ降りだすかわからない空模様で、南に行っても北に行ってもカワセミの姿を見つけられませんでした。 降り出した雨に、家路につきかけたところで、ツッチーツッチーと鳴き声が。下流からカワセミが飛んで来ました。 カワセミは飛び去らず、葦の茂みに留まりました。下流域で見たことのないカワセミです。 腹部の色が、去年の夏見た白いパンツをはいたように見える若鳥(2022・9/1)を思い出させるもので...

  • セキレイの交尾

      いつものように鴨川で撮影をしていると、突然、目の前に二羽のセグロセキレイが現れました。 するとあっという間に、マウンティング体勢になって交尾を始めました。 急な事で、こちらはびっくりです。 普通は、メスの周りをオスが翼を広げて求愛ダンスで歩き回ったり、事前に何かそれらしい行動が見られるはずですが、この日は、一瞬翼を広げただけで、いきなり乗っかかっていました。 メスもあっさり受け入れているあ...

  • カワセミ 恋のさや当て

    昨日、対岸で穴掘りしていたメスのカワセミです。腹部が白いのが特徴です。 遠目に見つけた時は、2羽でこの木に留まっていて、カメラが用意できた時には、対岸に2羽が前後して飛び去った後でした。 その後、1羽はどこかに飛び去るのが見え、この木に帰ってきてくれたのはメスでした。 すれ違いだったのか、興味がなかったのか、すぐにメスは下流に飛んで行ってしまいました。 2羽の鳴き交わす姿も見てないので、このメスのお...

  • コンクリート壁に巣穴を掘るカワセミのメス

    今日は、コンクリート護岸に巣穴を掘ろうとしているカワセミのメスを見ました。 この辺りを縄張りにしているメスです。羽毛の色が去年生まれた若鳥のようです。 冬場もたまに、対岸で餌取り姿をみることがありました。 今日も、何度も飛び込んで小魚を獲っていました。餌取りが終わると、水浴びも入念に何回も飛び込みます。 ところが、水浴びが終わったと思うと、背中を向けて飛び上がるのです。 後ろの護岸に向かって何度...

  • 繁殖に向けて動き出したカワセミ

    S橋付近を縄張りにしている、下クチバシの基部が赤いオスです。 今日は到着すると、運よく橋げたに留まる姿が見えていて、素早くスタンバイしました。 ところが、水面にピントを合わせていると、上流から橋をくぐってメスが飛んで来ました。 するとどうしたことでしょう、オスは餌取りをやめ、「ツッチー」と鳴いて、下流に飛んで行ってしまいました。 繁殖期は、オスが繁殖相手を求めてメスの縄張りに侵入して来るだけでな...

  • 花に集う鳥たち

    今日は植物園にやって来ました。梅林の梅は花盛り、あいにくの小雨模様でしたが、静かに園をめぐることができました。 シジュウカラが飛んで来ました。喉から下の黒いネクタイが細いメスです。 移動しながら、絶えず枝をつつき虫を探しているようでした。 ジョウビタキのオスです。赤い梅をバックに、冬鳥の中では、黒と橙の配色が艶やかに見えます。 木の実が減ってきたのでしょうか、虫を探しに来たようです。 アオジのオ...

  • 眩しいカワセミ

    前日の雨模様と違い、日曜日の朝は良い天気に恵まれました。ただ陽射しは強く、眩しすぎるほどの明るさでした。 鴨川の中流辺りで、茂みに留まるカワセミを見つけたのですが、こちらのポジション取りが悪く、ほとんど逆光で水面が眩しくて、カワセミの姿が良くわかりません。 カワセミは茂みを飛び出すと、すぐ目の前を通過して、大きな石の上へ留まりました。 カメラの露出をプラスに上げて何とかカワセミの姿を見ることが出...

  • ミヤマホオジロのメス

    植物園の生態園で、ミヤマホオジロを見つけました。本当に冠を被ったような冠羽が目を引きます。興奮すると冠羽がたつそうです。 カシラダカとよく似ていますが、眉から後頭部と喉が淡い黄色です。頭頂部、過眼線はオスのように黒くありません。淡い色をしたメスのようです。 背は茶褐色に黒褐色の斑が入り、胸や雨覆の先は多くを淡色で占める複雑な色模様です。 シロハラの後に付いて、藪から出て来て枝に留まりました。飛び...

  • 椿の花

    植物園では椿の花が今もう終焉をむかえようとしています。ペンネームに使わせてもらい、好きな花のひとつです。そして、子供の頃の記憶を呼び起こす花でもあります。 子供の頃、幼馴染の子の家の裏木戸の外に、私道を挟んで見事な椿の垣根がありました。 その垣根は子供の目からは空に向かって高く、屋敷の裏の北側を囲うようにどこまでも長く続いているように見えました。 昔で言う庄屋さんの家だったので、庶民の家とは違...

  • オナガガモのメス

    このシーズン、印象に残ったカモは七條大橋の少し上流でよく見た、オナガのメスです。2月、このメス2羽は、ひょっとしたら姉妹なのか、行動を共にしている姿がよく見られました。 シンクロナイズドスイミングを見ている様な息の合った動きが、垣間見えました。痒い所を、相手の体にこすりつけたりもしていました。 3月に入るとカモの姿は減り、居残ったカモ同志が寄り集まって混群の小グループになっています。左からオナガの...

  • 桜が咲き始めてカワセミは・・・

    今日はカワセミの姿を求めて、北へ南へ自転車を走らせ、最後に下流域でメスの姿を見る事が出来ました。 北へ向かうと、鴨川の土手にはもう桜が咲き始めていました。 北に3キロ走ってもカワセミの姿が見えず、南に向かい、やっと下流域の去年の繁殖地で見つけました。カワセミは土手からは死角になる、右岸の葦の茂みから不意に飛び出してきました。 下クチバシの赤いメスでした。市街地のカワセミと違い、距離を撮らないとす...

  • モズの飛出し

    モズが、土手の奥の茂みから川淵に飛び出してくる姿をよく目にします。葦の茎に留まると、長い尾を上下左右に回し始めました。  オスは繁殖期、黒い過眼線だけでなく、上下のクチバシが真っ黒になり、更に精悍に見えます。胸や腹の茶褐色のウロコ模様も強者に見えます。 翼をスッと持ち上げると、灰色の背がのぞきます。 鉤型に曲がった太いクチバシ、鋭い爪でどんな獲物を捕らえるのでしょう。(椿 3/8 撮影)OLYMPUS OM...

  • ホシハジロの観察記

    2月からカモの観察を始めました。最初に、ホシハジロのオスのほうを三条大橋付近で見つけました。そこを縄張りにしているようで、1か月余りずっとそこで姿が見られました。(3月9日) 今日、メスを三条大橋から3キロほど南の正面橋付近で見つけ、メスもいたんだと嬉しくなりました。観察地点で見られるホシハジロは、雌雄共に1羽だけです。 それまでどちらも別々の場所で、シングルライフを過ごしていたようです。(3月10日...

  • オスカワセミの縄張り争いが始まった

    川淵に何の鳥が留まっているのだろうと、カメラで覗くとカワセミでした。 川原が川の半分を占めている寄洲で、普段は気に留めていない場所です。 オス2羽が対峙していました。3月に入ると、オスカワセミは繁殖のための縄張り確保に力を入れます。 左のオスカワセミは去年巣立ったような体の色をしていて、この場の緊迫感に固まっている様子でした。右の成鳥オスは真上に飛んで何か仕掛けるのか・・・。成鳥オスは向きを変え...

  • カワセミのホバと飛込み

    カワセミが橋の側面に留まっているのを見つけました。クチバシの基部だけ赤いオスカワセミです。このカワセミは約200m感覚の3つの橋をまたにかけ、餌取りしています。 狙い定めて飛び込んだと思いきや、水面までの中間で正面向きのホバリングが始まりました。 再び狙いを定めて飛び込みます。このカワセミは飛び込みからホバリングを挟む割合が多く、一気に飛び込むときはスピードが速くて、油断なりません。 こちらが飛び込...

  • 麗しのカワアイサ

    今月が見納めであろうカワアイサ、彩のあるカモが少なくなる前に撮っとかないとと出かけました。 下流に美形のペアが居ました。オスは、黒緑色の頭に白いボディがまず目を引きます。そして、前方からだと赤いクチバシ、後方からだと潜った後の足の赤さも。繁殖を迎える前の羽毛は美しく整い、ダンディに見えます。  成鳥のメスは、風になびく亜麻色の長い髪ではなく、羽毛がまず目を引きます(潜った後や風の強い日、そ...

  • モヒカン刈りのシロハラ!?

    先日、京都御所に出掛けた時、トイレの近くの茂みから鳥が一羽飛び出してきた。パッと見、大きさと色合いからシロハラかなと思ったが、何か違う。 周りが気に囲まれた場所なので、結構薄暗くて、普通のシロハラより黒っぽく感じた。 それに頭頂部分に冠羽っぽく見茶色い帯が見える。 もしかすると、珍しい鳥かもしれない・・・ 後ろから見ると、うーーん、シロハラかな・・・ でも顔の感じが何か違う気がする。 でも地上に...

  • オナガガモの美しい羽

    オナガガモの雌雄、シックな茶系の羽色コーデは美しいものです。 最近は雌雄が、相手に合わせた動きをし、メスが飛び立つとオスも追うように飛び立ちました。 オスの尾が長いのは中央の2本で、繁殖期には10cmほどに延びるそうです。  飛ぶとこんなに垂れるものなんですね。水面や陸に上がっている時は尾をピーンと上向きにそらしていますが、尾骨と周りの尾羽で支えているんでしょうかね。 オスの次列風切羽の翼鏡の羽先...

  • ハシビロガモのつがい

      10日前から姿を見られなかった、ハシビロガモのつがいを見つけました。 どこかに移動していたのか、また以前見つけた場所に戻っていました。(オス)(メス) そして翌日見つけたのは3キロ程下流です。鴨川にいる個体数の少ないカモは、移動したことがわかりやすく、3月に近づくと上流のカモの姿が減り始め、下流に徐々に下っているのではと思えます。鴨川、桂川、宇治川の三川合流する淀川まで移動し、集団で渡りを...

  • カモの交雑種いろいろ

      メジロガモ×キンクロハジロ ♀  何故かキンクロハジロの♂♀と、2月下旬まで一緒にいる姿を見ました。 親子関係があるのでしょうか。 この頭から下のサイズが大きいヒドリガモの♂は メジロガモとの交雑でしょうか? 胸も赤褐色 が目立ちます。胸の茶褐色の羽が長く、歩くとワサワサと揺れます。 ♀も 体と足が巨大でした。足はオナガのようにも見えます。どの種とのかけ合わせでしょう、この時期エクリプ...

  • 瞬膜を閉じたカワセミ

    今日は家に帰ってから気づいた事ですが、カワセミが瞬幕を閉じた写真が撮れていました。 瞬膜は水中に潜る時に閉じるだけでなく、地上でもごくまれに半透明の幕を閉じます。 眼球に何か風などの刺激を受けると、反射的に瞬膜が閉じて眼を守るそうです。 一度向きを変えましたが、同じ茎に長く留まってじっと川面を見ていました。 狙っていた獲物に逃げられたようで、場所を変えます。 葦原の中、淀みを北へ南へ再々移動し...

  • オオバンの弁足

    川の水が透明な水域に、オオバンが泳いできました。木の葉状になっている弁膜のついた大きな足指は、櫂の役割をしています。 泳ぐときは 足を交互に後ろに蹴って進みますが、スピードを緩めるときは、足を大きく横に開き動きを止めます。 遊泳中の羽づくろいは、錨を下すように足を下ろして動きを止めています。 足を前に戻すときは、弁膜を90度ひねって水の抵抗をなくすようにしています。 陸に上がって食事をしていた...

  • パンに集まる野鳥達

    渡りの時期に入ったかと、随分広くなった川面を見て、カモの数が減ってきたことを痛感していると、驚きの集団を見ました。 パンが撒かれる度に、まだ残留している野鳥達が集まって来ます。その種と数は増えます。 大きいほうからカワアイサ、オナガ、ホシハジロ、ヒドリガモ、コガモ、カラスです。 付近を泳いでいたカモ達、目ざとく空中から飛んでくるカラス、その場が野鳥達で騒然となりました。 カワアイサはその体長...

  • 久々に見たハシビロガモのエクリプス

    (3月1日) ハシビロガモのエクリプスが、1羽で餌取りしているのを見つけました。以前いた場所から3キロ程下流です。(観察地にはエクリプスはこの1羽だけです) 3週間ぶりに見たエクリプスは、随分換羽が進んでいて、頭部の緑と脇の茶色が鮮やかに、後は胸が白い成鳥羽まであと少しの状態です。雨覆や風切羽が丸い形の羽だったのが、先の尖った形の羽になっていました。 他のカモからは距離をとって、上流に向かって水草を...

  • さよならユリカモメ

    (2月16日) この日が最後の飛来だったとは知らず、珍しく左岸に30羽余りが留っていて、近くで集団を見られた日でした。1羽、雄たけびを上げるような大きな声で「ギューイ、ギューイ」鳴いていたのが忘れられません。 去年12月から色々な表情、ポーズを見せてくれました。片足立ち 片羽ストレッチ 曇り空の日、浅く開けた川を、小集団で上流に向かってゆっくり泳いでいきます。 天気の良い日、餌を求めて下流に向かって飛んで...

  • 雪の日のカワセミ

    二月の雪はこれで最後でしょうか。カワセミの頭に、嘴に、肩に雪が降りかかります。 アーチ橋にも、葦原にも、川にも雪が降りかかります。 今にも飛び込みそうな雰囲気でしたが、こちらもダウンジャケットに積もらせた雪を橋の下で、まずは払ってしまおうとはたいていると、飛び込まれました。 その後対岸に飛び、姿を見失ってしまったので、撮れた枚数はわずかです。 カワセミ達も、繁殖期を迎えたのか、最近はあまり姿を見...

  • イカルチドリの繁殖が始まった

    自転車で礫地の広がった川原を走っていると、イカルチドリの鳴き声が聞こえてきました。「ピォピォピォピォ」鳴き声はいつもより大きく甲高い声です。 雌雄の判別は、手前の焦げ茶のヘアバンドと首輪が広いのがオスで、後ろのやや細いのがメスです。(オス) イカルチドリのオスが、立ち止まるとかがみこみ、尾を高くあげて足で砂を石ころや砂を蹴り出しています。オスは、次から次へと場所を変え、短時間で産座を用意すると、...

  • 風が強い日のホバリング

    この日は午前中にも鴨川に出向いていたのですが、長いホバリングを遭遇した割には、大した写真がありませんでした。 それもあって滅多にない事ですが、昼食を終えた後、再度撮影に出かけました。 自転車で伏見から七条辺りまで、午前中と違い、かなり北風が強い状態でした。寒い中我慢の探鳥ですが、カワセミはさっぱり見つかりません。 諦めて川辺を引き返していると、後方からカワセミが現れて、こちらを追い越していきまし...

  • カイツブリのつがい 2/20-25

    (2月20日) カイツブリの巣らしきものを見つけた場所です。2日続いた雨で、川の水嵩が増え巣は水没していました。 巣は、この中州に密生するカワラアカザを材料にしたもので、まだ完成には至ってない状態でした。カイツブリは繁殖期が長く(2月から10月)、ダミーの巣も作るそうです。 巣の周辺で、カイツブリが2羽餌取りしているのは変わりません。 (2月25日) 巣があった場所の対岸にいたカイツブリに今日は、動きがあ...

  • 鴨川で見かけたカワセミたち

    鴨川の大きな橋の傍で待っていると、一羽のカワセミがやってきました。 鴨川には数羽のカワセミがいるはずなのですが、タイミングが悪いのか出会わないことも多いです。その意味ではこの日はラッキーでした。 カワセミは橋の下で少しホバリングすると、下流へ向かって飛び立ちました。そして100mほど下ったところでホバリングを始めました。 少しづつ位置を変えながら、数十秒に及ぶかなり長いホバリングでした。でも距離...

  • 市街地のオスカワセミ

    (丸太町橋付近) 市街地でも、五条、四条、三条、御池と橋の付近で、カワセミの姿を稀に見かけますが、観察しやすいのは、人が少なく、遊歩道も広い丸太町付近から上流です。 丸太町橋付近のオスカワセミ、最近右岸で姿を見る事が増えました。只、この辺りは土手が高く、覗き込むだけでは動きが撮れないのが難点です。  橋を過ぎたあたりで、葦にとまるオスカワセミの姿が見えました。 今日は岸辺に降りて、葦原の生い...

  • 可愛い訪問者

    出掛けようと玄関の扉を開けたら、すぐ脇の植え込みにとても小さなお客様がいた。 そこに居たのはメジロだった。 キュルキュル、キュルキュルとモーターが回転するような声を上げていた。どうやらそこに生っているピラカンサスの赤い実を食べに来ているようだった。 よほど美味しい実なのかと思い、一粒取って口に入れてみた。思っていたよりも柔らかく、すぐに口の中で潰れて消えた。渋味の強いリンゴのような味だった。 メ...

  • カワアイサの餌取り

    カワアイサは大きな集団を作らず、いつも数羽で雌雄関係なく餌取りをしています。餌取りに夢中になると集団を離れ、魚を追い込んでいます。 メスが頭を斜めに水面に差し込むと大きな魚を咥えていました。 カワアイサのメスの全長は60㎝程です。水中に潜って魚を獲る鳥のクチバシは長く、カワアイサも10㎝近くあるのではと思いますが、魚はもう少し大きいようです。 カワアイサは最初は頭を咥え、それから尾に咥えなおし、...

  • 荒神橋にいたカワセミ

    今日も朝から雪で、先日よりも勢いよく降っていました。川は水嵩を増し、風が吹き付け水面にさざ波が立っています。 こういう日は、野鳥たちは流れの穏やかな岸辺に近い所にいることが多いようです。 カワセミも然りで、橋の下以外にも、大きな中州のある岸辺を探してみるのもいいかと思います。水面を見るともなく見ていると、カワセミが宙に飛び出しました。 今日も姿を現してくれました。カワセミは素早く狙いを定めて、...

  • オスのイソヒヨドリ

      カワセミと同じく、イソヒヨドリも橋桁に姿をよく現してくれます。 そして、人を恐れず、おおむね滞在時間が長いことも、撮りやすいモデルさんです。 人間の瞼にあたる鳥の瞬膜は、目を守る、乾燥を防ぐ役割は同じです。それが下から閉じられるのは、上に敵がいる鳥の種が持つ特徴なのだそうです。  イソヒヨのの舌、鳥も人間同様味覚を持っているそうですが、臭覚がないため感知は薄いそうです。雛の時に親か...

  • カワアイサの板歯

    つい数年前まで鳥には歯がないものだと思い込んでいた。 種類によって大きさや形が異なるけれど、鳥はクチバシで獲物を啄んで丸呑みするものだと思っていた。カワセミにしても長い大きなクチバシをしているが、そこには歯はない。 しかし意外な出来事から、それは間違いだと知らされた。(伊藤若冲 梅花群鶴図 ※一部を拡大) 今から数年前の2016年前後、伊藤若冲生誕300年記念として全国で様々なイベントが開催された。ここ...

  • カメを食べるカモ!?

      マガモが集団で上流から泳いできました。と、オスと並んでいたメスが首を一振りしました。 ホラーのような話しですが、メスが岸辺から獲ってきたものは何だったのでしょう? 答えは亀です。クチバシから亀の甲羅がのぞいています。 マガモのメスは、上クチバシをしきりに上下させるので、甲羅にあたって「カタカタ」と音が上がります。 暴れる亀を一旦は吐き出しましたが、再び咥えなおしブンブン振り回しては、また水...

  • 丸太町のカワセミ

    丸太町橋から荒神橋の上流まで、1キロほどの間に現れるオスのカワセミです。最近は、右岸から川を覗き込んだ拍子に、姿を目にする事が増えました。 葦の間に姿が見えたり、セイタカアワダチソウの高い茎に留まっていたりいます。 今日は雪が、チラチラ舞っていました。 正面に向かって飛びましたが、土手からは高低差があって飛び込みは見えません。 飛び去ったかと思いきや、今度は堰に向かって飛び、魚を狙ったようです。...

  • カイツブリの営巣??

    カイツブリのオスが一羽、中州の淵で羽づくろいをしていました。 カイツブリが立っているのにも驚きですが、足元には浮き巣のようなものが出来上がっています。 この前ここに来た、6日前は何もありませんでした。10分ほど、距離を置いての観察です。 カイツブリは全長が40㎝程度ですから、巣の直径は、それよりも大きいサイズです。 巣の素材は、大量のカワラアカザで、中州の渕にびっしりと生えているのを、川底からか咥え...

  • 雪の日の野鳥たち

    昨夜からの雪は屋根の上数cm、地面は溶け始めているのを見て、これなら野鳥を見に出かけられると自転車を走らせました。 午前中は、小雪がほとんどやむことなく降り続いていました。   カワアイサ    オナガガモ   コサギ   ホシハジロ    キンクロハジロ   ハシビロガモ オス     ハシビロガモ メス   ジョウビタキ    荒...

  • 3羽のカワセミを見たけれど

    この日は、鴨川で3羽のカワセミを見ました。 茂みから突き出た小枝に留まるカワセミは、ある意味、典型的なスタイルでとても愛らしく、こちらの気分も盛り上がります。 かなり逆光気味だったので、何とか光の具合が良い方へ回り込もうとするのですが、大抵、逃げられてしまいます。 最後は、玉のような糞を飛ばして、対岸へ飛んでいきました。(哲 2/12 撮影)CANON EOS 7D & EF300 F4.0 IS USM...

  • ハシビロガモが4羽

    先日、ハシビロガモのエクリプスをみつけた場所に姿はなく、1キロほど上流に足を延ばすと、対岸で4羽が休憩していました。 左からエクリプス、成鳥のつがい、独身オスです。 ここを休憩場所にしているのか、寄洲の礫地のそばで、頭を背中に埋めて寝ていました。 ペアは、先に餌取りに動き始めました。概ね行動を共にしている様です。 餌取りの時も昼寝の時も、お互いの位置を確認し、2羽の距離は近いです。 メスの虹彩は茶...

  • 御所のカワセミが、ザリガニを獲って食べる

    ここは御所の南西、丸太町通側にある亭の庭です。 東西に広がる小さな池泉回遊式庭園ですが、立ち入りは北側のみです。 楓の木から飛び立つ寸前、カワセミは飛び込みます。 大きなザリガニを獲ったカワセミは、奥の池の淵に咥えて持って行き、食べていました。 池の奥(南側)、中央に植えられたエノキの巨木の根っこは苔を割り、カワセミの餌取ポイントの一つになっているようです。 運が良ければ、亭の縁側からもカワセ...

  • 大きな橋の橋桁を好むカワセミ

    昨年末からこの橋にカワセミ撮影に通っていますが、カワセミもさることながら橋の美しさにも魅了されています。 明治期の欧風意匠の5連の鉄筋コンクリートアーチ橋には、型抜きされた矢車模様の華やかな欄干が用いられています。 そこにカワセミが留まっているのを見、餌取りをするのを1度目にしたら、こちらも撮りたい意欲に拍車がかかってしまいました。 最近は、カモ撮影に足を延ばしているので、行き帰りにこの橋にカワ...

  • 梅にメジロ

    白梅に、メジロが一羽飛んで来ました。 メジロのオリーブグリーンの羽の色が梅を引き立てているのか、梅がメジロをひきたてているのか、両者はあでやかに見えます。 蜜を吸いに来たメジロは、体を自在に動かし梅の木を独り占めです。 白梅の衣装を着ている様にも見えます。 メジロは黒い瞳、その周りの虹彩は曇りの日にはグリーンぽくも見えます。 メジロはなかなか飛び去ろうとはしませんでした。梅はメジロに花粉を運ん...

  • 可愛いアオバト

      御所の九条池で、アオバトが十数羽、巨木の頂部に留まっているのを見ました。 こんなに集団でアオバトを見られたのは初めてです。 厳冬期、日本の北部からも移動してきますが、食べ物が少なくなる時期には、アラカシやシラカシなどのドングリを目当てに、山から平地に下りて来るそうです。 アオバトのオスは雨覆いがワイン色をしています。体は黄緑色と黄色の羽が混在しています。 メスは、オスよりも配色が地味です。...

  • 御所のカワセミ

    御所の苑内に残っているいくつかの公家屋敷の庭です。歴史の重さばかりでなく、四季折々の植物や野鳥観察を楽しめます。 それぞれの亭には意匠を凝らした池があり、訪れる度カワセミが留まってないかと覗くのを楽しみにしています。「いました!今日は池の東淵のモミジの木に。」 飛び込みはボケた写真、カワセミはザリガニを獲って池の中央に向かって飛びました。中央に中島があり、その奥の石の上で食べています。 その後は...

  • 御所の梅とウグイス

    この日は家族のリクエストで京都御所へ出かけました。 まだ満開ではありませんが、苑内では梅の花が咲いていました。 川ばかりに出かけていて、2月は梅のシーズンという事を改めて思い出させてくれました。 空には雲が多かったのですが、その割に陽射しは強くてダウンジャケットでは少し暑いぐらいの陽気でした。 苑内の重々しい常緑樹の巨木の中に、紅色と真白い梅が並んで咲いているのがさらに愛らしく見えました。 下向...

  • キンクロハジロの小集団

      先月までは見なかったキンクロハジロが、鴨川の市街地三条大橋に居ました。 最初に見つけた一羽はメスで、川面に揺られながら長い水草を食べている最中でした。   メスは薄茶の脇腹以外は全身が黒っぽい茶色で、冠羽がオスよりも少し短いのが特徴です。オスと同じように、目は金色です。 浮き上がってはすぐ潜る餌取りの潜水のたび姿を見失いますが、比較的近くに姿を現します。 さらに丸太町の北まで自転車を...

  • ハシビロガモのエクリプス

    (ウン、何だ?このムラムラの色をした変なカモは!?)強烈なインパクト、目が釘付けになりました。 生殖羽への変換途中のエクリプスは、羽毛がパッチワークのように見えました。何故かオカヨシガモの集団に混ざって泳いでいました。 雨覆いや風切羽、脇もまだ換羽が終わってない、丸い形の幼羽のせいのか、雨覆いの水色と次列風切羽の緑がむき出しになっています。 繁殖羽への一段階前の換羽状態を、サブ・エクリプスと呼ぶ...

  • オナガガモの求愛

    オナガガモのメス1羽をめぐって、オス2羽の求愛行動を目にしました。 オス2羽がここ数日、取っ組み合いをしているのを見ます。 あきらめの悪いオスが、メスにすり寄って来るため、攻撃を受けています。 しばらくすると、この状態です。ペアオスは、メスをいざなって距離を置こうとしています。 尾の先を揺らし、メスの頬をくすぐるような仕草をします。”君は僕のもの”求愛の最上級のような・・・。 ところでオナガガ...

  • 車道を横断するイソヒヨドリ

    鴨川の大きな橋の袂で撮影していた時、カワセミを探しに対岸へ渡ろうと広い通りへ出た。すると道路向こう側にイソヒヨドリのメスが地面に留まっていた。 イソヒヨドリは、ヒョコヒョコと小さくジャンプするように通りを渡り出した。 (鳥のくせに何で歩いて道を渡るんだ!?)空を飛べば一瞬で渡れる距離なのに・・・市内の中心部で、それもメイン通りの一つを、小さな鳥が歩いている。 まったくカルガモのヒナじゃないんだから...

  • 舞い降りるカワセミ

    3m余りのアーチの頂からの餌取りは、フワッと舞い上がった後の舞い降りて来る姿も息をのむほど美しいのです。 真横に広げた翼を上に畳み、体も水平一直線から、”への字”になって来ます。 舞い降りる直前は、スピードが急速になって見失う事多しです。 獲れた獲物は、ゴカイような長い生き物でした。 再び飛び立ち、餌取りモードに入って来たかと思えましたが・・・。 場所移動を繰り返します。  時にはホバリング...

  • 舞い上がるカワセミ

    大きな橋にやって来るカワセミは1羽だけではなく、下流から飛んでくるオスのカワセミがいます。 右岸の遊歩道から、カワセミが留まる橋げたの土台は近く、行きかう人達も「あれっ、カワセミ!?」と、スマホ撮影していく人もいます。 土台から3m程上のアーチ型のへりに、スイーっと舞い上がります。 今日は、餌取りtimeに出くわせた様で、何度も何度も飛び込んでくれました。< 橋桁の側面、橋梁灯の支柱から >< ...

  • そろそろ旅立つユリカモメ

    今年観察している、正面橋の南から荒神橋までに、100羽程のユリカモメがいくつかの集団で居ます。正面橋よりも数キロ南で日中を過ごしている集団の数が一番多く、30羽余りの群れです。(餌によって日々場所を移動しているので、固定数ではありません) ここは、定期的に餌を撒いてくれる人がいるため、数を増やしているようです。 水面採取で魚を獲るのはむつかしいとのではと、常々思っていました。 ところが、実際に軽く水...

  • カワセミが餌取りに乱舞する~急の段

    5連のアーチ型の橋桁のへりに留まる回数を数えてみると、右岸寄りが多いですね。 左岸から撮ると一番遠い位置になり、被写体は小さくなります。 しかし、どこに飛び込むか毎回予測がつかないので、画角のどこかに映る可能性は高くなります。 なかなかピントもあわせられず、カメラを振ってる次第です。 飛び込む前の一番スピードが加速されるはずの時に、ショートホバを挟むことがあります。 さらに飛び込まずに浮上して来...

  • カワセミが餌取りに乱舞する~破の段

      今日見た限りでは、以前ここで見ていたカワセミは最近現れず、新たな身体能力の高いメスが餌取を披露してくれました。 橋の土台からふわりと舞い上がり、アーチ形の橋桁中央に留まります。 余分な力をかけず、ホントにはらりと舞い落ちるように落ちていきます。 水面近くでレンズを構えていると、方向転換をして肩透かしをくらうこともあります。 再び橋桁の頂、アーチ部めがけて飛び上がります。 おや、そこのアーチ...

  • カワセミが餌取りに乱舞する~序の段

    この日はN橋のそばで、カワセミを待っていた。相方の椿は鳥を探しに岸辺を50mほど進んでいる。 中々現れそうな気がしなかったので、家から持ってきたコーヒーのボトルを取り出して飲み始めた。ご愛飲のゴールドブレンドだ。すっかり冷めていたが、体が震えるほどではない。うん、それなりに美味しい。すっかりくつろいだ気分で、のんびり川面を眺めていた。 不思議なもので、得てしてそんな時にチャンスは訪れる。 大きな...

  • もう少し綺麗な所に留まってくれたら ~支流のメスカワセミ

      別に贅沢を言うつもりはありませんが、ここのカワセミ、もう少し綺麗な場所に留まってくれればと思います。近くに現れてすぐに逃げないところは素晴らしいのですが・・・ 土手に残る白い痕は、カワセミの糞ではなく、雪が解け残った痕です・・・と思いたい。 どこから流れてきたのか、打ち捨てられたバイクの残骸に留まるカワセミ。見方によっては、前衛的な写真です。 水上を飛んでる分には綺麗でカッコいい。 剥き出...

  • 護岸から飛び込むカワセミ

    今日は上々の天気でした。支流で、護岸から飛び込むカワセミを見つけました。 カワセミは、大きな弧を描くようにゆっくりと飛び立ちました。 残念ながら、この長い斜め飛びはカメラで追いかけきれず、飛込みは撮れませんでした。 再び、護岸に飛んで来て留まりました。 また撮りそこないました。飛び出しばかり撮っているようで・・・。 せっかくのいい天気なので、他の野鳥を撮ることにしました。(カワアイサ メス)(オ...

  • 寒波の野鳥

    鴨川の岸辺には、先日の雪がまだそこかしこに残っています。周囲の山を眺めると未だに白い姿です。気温が低いままなので溶けずにいるのでしょう。 鴨川の鳥たちも、寒いながらも元気に飛び交っています。冬の寒さが募る頃、むしろ鳥の姿が増えてくるのが面白いところですね。(セグロセキレイ)(ヒドリガモ)(笑顔がキュートなヒドリガモのメス)(カワアイサ)(カワアイサ)(オオバン。1羽しか写っていませんが、けっこう...

  • 雪カワセミのつがい

    雪におおわれた川原を背景に、オスカワセミが留まっていました。寒波に羽を膨らませているようですが、ここ数日餌は獲れていたのでしょうか。 雪残る葭原を飛びまわるオスの姿を追っていると、上流から「チチッ」っとメスの鳴き声がきこえてきました。メスは少し南の木に留まり、オスの様子を窺っている様子です。 さて、どちらを撮るかと・・・。メスは枝に張り付いたように動かず、休憩中と判断しました。 一方、オスの方...

  • イカルの群れ

    川沿いの土手の大木に、イカルの100羽近い集団を見ました。道淵で何か食べている数十羽、アスファルトの道の真ん中で食べているのも数十羽いました。こちらが歩を進めると、一斉にバタバタ飛び立ったのが3、40羽くらいでしょうか。 遠目にはムクドリ集団かと思いましたが、飛び立つと、大きな黄色いクチバシ、ネイビーブルーの翼の先端が目に鮮やかに飛び込みます。 「シャリシャリ、シャリシャリ」と実を食べる音が、どこま...

  • 支流のカワセミ・メス編

    支流のメスカワセミです。去年の巣立ち後、親鳥に誘導され、ここを縄張りにしています。 行動範囲は広く、すぐ南を縄張りとするオスのところへも、本流にも飛んでいきます。 最近、南隣のオスと距離を縮めている姿を見ました。 お腹の中央の羽毛が、白いのが特徴です。去年ここには、順次10羽近くの巣立ち雛が入れ代わり立ち代わり現れました。秋に残ったのは3羽、その中でも護岸の中央に陣取っていた、一番強気な個体では...

  • 緑色したヒドリガモ

    ヒドリガモの集団の中に、うっすらと緑色の隈取をしたヒドリガモを見かけます。 一昨年、ヒドリガモの集団にアメリカヒドリが一羽混ざっていました。その鳥は見かけなくなりましたが、多分、その末裔かもしれないと思っています。 余計なお世話だと思いますが、少し見た目が違うカモたちは、どういう日々を送っているのだろうかと気になったりするときがあります。 普段見る限りは、争ったり、いじめられたりしてる様子はなく...

  • S橋のカワセミ ~飛込みとホバリング

    S橋のカワセミが、今日は橋の南側面に留まっていました。10日前の撮りそこないにリベンジです。 45度の角度で落ちていきます。 飛び込むかと思いきや、川辺に留まりました。 川辺を南にチョコチョコ移動しながら、小さな魚を何匹も獲り食べていました。 最後は、100m程南の鉄道橋からの餌取りです。 狙い定めて飛び込もうとしましたが、水面間際でまた川辺に飛んでいきました。 風が強く、水面は波打ち魚が見えにくいよう...

  • S橋のカワセミ

    S橋周辺を縄張りとするオスのカワセミです。餌取りに、休憩にカワセミはこの橋を利用しています。 橋の真下にある三角石に、カワセミが留まっていている姿を見つけた日は嬉しくなります。 カワセミは、この石から橋底に飛び上がったり、水浴びの足場にしたりしています。 水面から橋底まで一直線に飛び上がる姿も美しいものです。 大抵の場合、身を隠すように留まるのが常ですが、橋底のこんなところに留まっている事もあり...

  • オカヨシガモのエクリプス

    先日はオカヨシガモの交雑種について記事をあげましたが、今日はエクリプスの話です。(エクリプスから換羽中のオス)(オカヨシガモの成鳥 オス) クチバシがまだ黒にはなっていません。肩羽も、初列風切羽(外側の10枚)も、脇もまだ茶色、全体的に茶系の羽衣です。(手前はオカヨシガモのメス) オカヨシガモのエクリプスを見たのは初めてですが、この時期換羽がまだ終わってない個体は珍しいのではないでしょうか。 ...

  • 葦原のカワセミ

    神出鬼没というか、こんなところにカワセミがという時があります。普段見かけない場所は見落としがちになり、無きにしも非ず、居てくれただけで嬉しいものです。 葦原の中に埋まるように、カワセミのオスが留っていました。 オケラの実の後ろに隠れるように留まるカワセミです。 ここは護岸との中州の間の、細い溝になっているところです。 溝の端まで飛ぶと、本流に向かってホバリングが始まりました。 飛び去られた...

  • 支流のカワセミ・オス編

    今日もカワセミの鳴き交わしが見られるかと、ワクワクしながら支流にやって来ました。 早速にメスが飛んで来てくれましたが、餌取りに正面に飛び込んだメスと、メスのそばに飛んで来たオスが接触しそうになって、「チ・チ・チ・チ・チー!!」大きな鳴き声をあげてメスは飛び去ってしまいました。 しばらくすると、再びオスが下流から鳴きながら飛んで来て留まりました。 もともとこの場所は、去年巣だち後、オスが縄張りにし...

  • オカヨシガモの交雑種

    オカヨシガモの小集団ですが、個体数が増えると感じる違和感、オスの中に今年も交雑種がいました。(左向き)顔がまだらな茶色、首は明るいオレンジです。(正面)頭央部が茶色で、その両側がオリーブグリーンです。(右向き)胸の斑の色が黒っぽいのです。 仲間のメスと寄り添って泳いでいます。 オカヨシガモとヨシガモの交雑種でしょうか、見れば見る程他の個体もわからなくなってきます。(椿 1/16 撮影)OLYMPUS OM-D E-...

  • カワセミの早期つがい

    今日は支流の観察ポイントで、早くもつがい成立かと思われる2羽を見ました。 2羽が川辺に留まっているのを見つけてから、飛び去るまで1時間程の観察をしてきました。その間メスはお腹を押し付けてずっと枝に留まってい、オスがその周辺で餌取をしているといった状況でした。(オス)南に飛んで餌取り(オス)北に飛んで餌取り メスの留まっていた後ろには、横数10㎝にわたり白い糞が。これはいつから堆積したものか・・...

  • 川面を舞うユリカモメ

    ユリカモメは翼だけでなく、尾羽の広がりも白いプリーツスカートのようで、爽やかに目に映ります。 翼を広げ飛ぶ段階が、左回りで展開されているようなカットになりました。 集団で低く旋回するのは、餌を見つけた時です。「ギーュ、ギーュ」にぎやかに鳴きながら集まって来ます。 水面で留まっている時は、みんなで同じ方角を向いているのが微笑ましく見えます。 少しくぼんだような黒い目に、隈取のような目頭の黒い斑、目...

  • 水面でキラキラ、カイツブリ

    この2羽は体の大きさもほぼ同じで、クチバシに黄色い(もしくは淡色)部分が多く残っているので第1回冬羽、去年生まれた個体でしょう。 雌雄の区別はわかりませんが、冬の時期につるんでいるのだと思います。  カイツブリは潜るだけでなく、水面採取もしています。 カイツブリが夏羽に衣替えをして、ケレケレケレと鳴きだすと、繁殖の前兆だそうです。 この個体は、夏羽の赤い色味が出てきている様にも見えます。 カイ...

  • セピア色したイソヒヨドリ

    大きな橋の橋桁の土台に、時折やって来るイソヒヨドリのメスです。土台の足元の湿った土の小山に、クチバシを差し込み、虫を探している様子でした。  橋桁が保護色となっています。イソヒヨドリは、繁殖期以外は個別で過ごします。  都市化したイソヒヨドリ、コンクリートの橋桁を岩場に近いものと思っているのでしょうか。 付近の川辺にいた鳥達です。(イカルチドリのオス …  額の黒帯の幅が広い )&n...

  • 怪しいジョウビタキ

    雨を思いきり詰め込んだドス黒い雲が、空いっぱいに広がっていた午后だった。折角の週末なのにこの日は前日から雨が降っていた。 幸い天気予報では昼過ぎに雨は上がり、明日にかけて曇り空が続くと言う。何とか濡れずにすみそうなので、訝しく空を見上げながら、自転車にまたがった。 鴨川を北へ向かって行くと、川岸に打ち付けられたようにオレンジ色の鳥らしき浮遊物が漂っていた。 あれ、もしかして・・・、ジョウビタキ・...

  • K橋のカワセミ

    K橋の橋桁で、最近見かけるようになったオスのカワセミです。 大雨で、橋桁に引っかかった一本の倒木に留まっていることもあります。 去年生まれたのであろう、まだ足の色の黒いカワセミです。 今日は、上手く餌取り続行中だったようで、クチバシの先に魚のウロコがついていました。 カワセミのあふれる闘志、真剣な表情を見られるのは画像をみた後です。 羽を畳みかけています。 飛び込みは撮れませんでした。遊歩道から...

  • 樹上のカワセミ

    ここ数日、川の水嵩がわずかばかり増えています。 川の流れは少しばかり急になり、橋の周辺にいた、水辺の野鳥たちの姿が見えません。 大きな橋の下にいたカワセミの姿もなく、上流を探すと小さい鳴き声が聞こえました。 水面から10m程の高さの木に留まっているのを見つけ、しばらく待いましたが全く飛び込もうとはしません。待ちくたびれて橋の下に移動すると、下流から飛んで来ました。 土台で場所移動を繰り返し、下を見...

  • 鴨川のイタチ

    鴨川の岸辺でイタチが歩いていた。 はじめすぐ近くにいるカモを狙っているのかと思った。でもカモの方が大きいし、水中での戦いとなればカモの方が有利だろう。そもそもカモの方もイタチに気づいても気にもしていないようだった。 日本にいるイタチには、ニホンイタチとチョウセンイタチの2種類がいるそうだ。2羽の外見上の違いは、シッポの長さにあるという。 体の半分の大きさより、シッポが長ければチョウセンイタチ。逆に...

  • 浮上するカワセミ

    カワセミは水中に突入する前には翼をすぼめ、魚を咥えた瞬間翼を開いてブレーキをかけているそうです。翼はスピード調整にも使っているんですね。そして、浮力を利用して水面浮上しているそうです。 カワセミは水面を翼で激しくたたいて舞い上がって来ます。 空中に舞い上がる時には、すでに留まる場所までの距離と方角も測られているように見えます。 水中から浮上する時のカワセミの姿は様々です。 水中で、すでに体の向き...

  • パタパタと飛び込むカワセミ

      大きな橋の台座に陣取り、水面近くに魚が現れるのをじっと待っています。 狙いが定まると、タイミングを測るように軽く足を伸び縮みさせ、上体はクチバシを指針に前かがみになっていきます。 この橋桁の土台は水面から約1m、水の深さは30~50cm程のの浅いところです。 オスカワセミは、水際の浅いところに獲物がいるときは、ふわっと真上に飛び上がって水面までの距離を取ります。 その高さは、浅くなればなる...

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