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レノン
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2020/12/10

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  • 池浪正太郎の「西郷隆盛」を読んで、明治維新の真相がわかった

    鹿児島、錦江湾に浮かぶ桜島 池波正太郎は、エッセイ以外はほぼ読みつくしてしまったと思っていたら、読んでいない本があった。 しかも、気になっていた「西郷隆盛」だ。 幕末ものをいくつも読んできて、西郷隆盛は明治維新の立役者の一人のはずなのに、どうして日本最後の戦争となった西南戦争で、政府軍と戦って死ななければいけなかったのか。謎だった。 それが、すごく良く分かった。 解説で、常盤新平さんも言っている。 私などは上野の銅像しか知らないといっていいのであるが、本書によって西郷のみならず明治維新の革命の真相を理解できたと思う。 池波正太郎は取材に取材を重ねたうえで、自分の思いが溢れているから、真実を知る…

  • 私にとって初の時代小説作家、辻堂 魁さんの「仕舞屋侍」を読んだ

    主人公は、かつて御小人目付(おこびとめつけ)として剣と隠密探索の達人だった九十九九十郎(つくもくじゅうろう)。ある事情で職を辞して、「仕舞屋」と称して事件のもみ消し屋を営んでいる。歳は50代だろうか、江戸時代ではおじいさんと呼ばれる頃合い。 imidas.jp 徳間文庫のために書き下ろされ、その後シリーズ化され4巻出ているが途中で止まっているようす。 ある日、父母を失ったという「七(しち)」と名乗る童女が、賄の職を求めて現れ、強引に九十九九十郎の家事仕事をするようになる。剣の腕がたつという噂を聞いて、いつか敵討ちをするために、侍の家に奉公をしようとする料理の上手な七。九十九九十郎はある事件の謎…

  • 舶来の青い顔料で成功した歌川広重の物語「広重ぶるう」を読んだ

    錦絵の「東海道五十三次」や「名所江戸百景」で有名な、歌川広重の生涯を描いた物語。 <錦絵と浮世絵の違いについて> 「浮世絵」とは、日本画の種類のひとつで、江戸時代の風俗(美人画や役者絵、風景画など)を描いた、庶民的な絵画のことです。なお、浮世絵には、絵師が自筆で描いた「肉筆画」と木版で印刷した「木版画」の大きく2種類があります。中略 「錦絵」とは、浮世絵・木版画の一種で、多版多色刷り(カラー印刷)のことです。とてもカラフルで、錦(にしき:高級な織物)のように美しいことから錦絵と呼ばれました。刀剣ワールド 浮世絵 そして、「東海道五十三次」や「名所江戸百景」は木版画であり、錦絵は絵師の歌川広重だ…

  • 今村翔吾のエッセイ「湖上の空」を読んだ

    新たに時代小説作家を探していた時に、直木賞を受賞した今村翔吾さんの「塞王の楯」が良いらしいということを知った。 読みたくなり久しぶりに購入しようと思ったら、文庫本がまだ出ていない。電車通勤で読むには単行本は重いけれど、どうしても読みたくなった。自宅にはかさばるので、やはり図書館で借りようと予約をした。 驚いた。どんだけの人気!? 2024年1月6日付の図書館の予約状況 宮本輝さんの「灯台からの響き」が、かれこれ4か月になって順位がやっと5番目。 今村翔吾さんの「塞王の楯」は、456番目! いったい何年かかるの、順番来るまでに文庫が出るな。 そして、ふと目についた「湖上の空」を見つけて、ボリュー…

  • 東大寺仁王様を作った運慶の本、「荒仏師 運慶」梓澤要著

    東大寺の金剛力士像(1203(建仁3)年) 東大寺の金剛力士像(仁王様)を初めて見たとき、息をのむ衝撃で立ちすくんでしまった。 それから様々な仁王様にお目にかかってきたが、作った人によって本当にお顔や姿が違っていて、作った人にも興味を持つようになった。 従来、各像の作風から吽形が運慶、阿形は快慶の作とされてきましたが、昭和から平成にかけて行われた解体修理の際、像内から発見された文書により吽形は定覚(じょうかく)と湛慶(たんけい)、阿形は運慶と快慶が主に担当したことが判明しました。運慶は、当時勢力を急拡大していた南部仏師の一派「慶派」の工房を主宰する棟梁であったため、製作総指揮者として2体の造像…

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