chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 家木松郎の50句

    家木松郎の50句 かしら重なり合うて魚として雪の箱の中砂から月が今日から明日が別れるとき雨にぬれて花びら心もち発熱する波から咲いた梅か月は航海する女は聖書をもち神父は菊を作り日本が秋春が蝶の羽根つけてゆく頭にそそぐ空美しい機械となり春風がいうていた本当のことと私孤独と愛情と一枚のはんかちにたたんでおく鹿をさがす好きな林が切れていて 未明の杉少女指よりインキ流し受話器愛す渚の亀が栖んでいて石が...

  • 昭和56年9月20日 九月句会

    日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。 昭和56年9月20日 九月句会於:坂本恵光院 得点順 多写しになった手が彼奴あいつの暮らし 美邦子 7点 意地の糸切った凧は風のふくまま 章 ...

  • 秋元不死男の擬音語・擬態語 藤田踏青

    新興俳句運動や「俳句もの説」で有名な秋元不死男に次の様な句がある。  1)蛇笏忌やどすんと落ちて峡の柿 2)寒卵コッと割る聖女学院 3)ちらと笑む赤子の昼寝通り雨 4)鳥わたるこきこきこきと罐切れば 5)ライターの火のポポポポと滝枯るる 6)夜蝉のチュとひびく小さき宿机 7)ぬめぬめと昏れてゆく蟇山霧ふ  擬音語(擬声語)とは実際の音をまねて言葉としたもので、擬態語...

  • R4-9-18 九月句会レポート

    日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2022年9月18日  九月句会 全25句選句・鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...

  • 10月句会のご案内

    泉の会 10月句会のご案内時:10月16日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室9投句〆切:10月13日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...

  • 増田天志の42句

    増田天志の42句 水になるまで青すすき耳打ちとして夜桜どこか焦げているつくしんぼ斜に構え地球防衛軍こおろぎの瞳へとろける赤い月硝子器のグレイ 火を噴く団子虫大根の穴より響く遍路歌柔らかい石を重ねる蝶の墓黒き水流れ大蛇また佐助はんかいな金魚にリボン天裂ける夢 冷奴がうまい 紙燭持て来い信玄公の首ぽっ蛍火を追へば逢ひたき鬼籍人満月は耳朶ほどに水の煌めき地球の影に泳げない鯨たち赤とんぼ目は火星かも...

  • 中塚一碧楼の50句

    中塚一碧楼の50句 誰のことを淫らに生くと柿主がTRUKトルコのやうな浴場が欲しい場末の秋だ死期明らかなり山茶花の咲き誇る奇蹟信ぜずも教徒なる寒さかなうすもの著てそなたの他人らしいこと霙れるそのうなぢへメスを刺せない夜更くるほどに見し炭の木目かな春の宵やわびしきものに人体図酢牡蠣のほのかなるひかりよ父よ処女なれつか々と霜を踏み去る 秋の昼赤子口を突き出して何ぞ黒い風呂敷に何もかも包み梅林月夜の山...

  • 秀真伝(ホツマツタヱ) 立日十

    「秀真伝」が見たくて、安曇川町小川の「中江藤樹記念館」に行った。受付で「秀真伝」は見られますかと尋ねると、「コピーの印刷ですが」と説明があった。ガラスケースに入った物が見られると思っていたが、すぐに倉庫から机に出していただけた。その冊子を手にとって読んだ。素早く対応してくださり有難うございました。平日昼過ぎの見学者は私一人で静かだった。見に来た人が署名する冊子があって読んでみると、神奈川・静岡・大...

  • 尾崎放哉の「鉦叩き」

    入庵雑記より  私がこの島に来たのは未だ八月の半ば頃でありましたので、……中略   鉦叩きと云ふ虫の名は古くから知って居ますが、其姿は実の処私は未だ見た事がないのです。どの位の大きさで、どんな色合をして、どんな恰好をして居るのか、チットも知りもしない癖で居て、其のなく声を知ってるだけで、心を惹かれるのであります。此の鉦叩きといふ虫のことについては、かつて、小泉八雲氏が、なんかに書いて居られた...

  • 金子みすずの詩

    賢治、中也、啄木などの男性詩人と同等に、感動した女性詩人がいた。幼い子供たちに語りかけるその詩は、素朴でわかりやすく、前向きで、自己に陥ることなく、全ての他者に純粋無垢な “まあるい愛” を届ける。読んでいると不安が去り、自然に宇宙と調和する、そんな安らぎがあり、氷が溶けていくような気持ちになった。それでいてドキッとするほど深い心理・真理が詠まれている。わずか26年という人生で多くの詩を残し、自ら命を絶...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、izuminokaiさんをフォローしませんか?

ハンドル名
izuminokaiさん
ブログタイトル
自由律俳句 京都・泉の会 ブログ
フォロー
自由律俳句 京都・泉の会 ブログ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用