明けましておめでとうございます旧年中はご訪問を頂きましてありがとうございます人通りもまばらな琵琶湖岸を歩いてきました煌めく波と川鵜の黒いシルエットが見事でした皆様に幸多かれと願う穏やかな新年でございます本年も宜しくお願い致します 小麦ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
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泉の会 1月新年句会のご案内時:1月19日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:1月16日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年12月22日 12月句会 全44句1 尺取虫のように前へ油売るだけの人生2 汗の手握る死人の片腕をきる3 舟漕ぐ海へ光やわらか4 獅子舞にかぶられる子供は懺悔5 隣り合う電柱に鳶鳴き競う6 冬晴れの硝子戸...
写真撮影:貞徳ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年11月17日 11月句会 全34句 1 喪失、知っていたけどこんなに大きな物だった2 涸れ井戸にグミの実落ちる3 こんないい月 猫と見ている4 エレベーターにピアノ独奏ドア開くと先は5 町内会「...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年11月17日 11月句会 全34句選句と鑑賞は後日掲載いたします。 1 喪失、知っていたけどこんなに大きな物だった2 涸れ井戸にグミの実落ちる3 こんないい月 猫と見ている4 エレベーターにピア...
泉の会 12月句会のご案内時:12月22日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:12月19日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
種田山頭火 行乞記 広島・尾道 (昭和8年11月1日〜27日)
種田山頭火 行乞記 広島・尾道1933(昭和8)年11月1〜1933(昭和8)年12月27日十一月一日行乞のつかれと酒の酔とでぐつすり寝た。眼覚めたらすぐ起きるのが私の癖だ、起きたのは四時頃か、そこらを片付ける、さつぱりする、気持がいゝな。緑平老の温情そのものであるカワセを受ける、そして買物また買物、買へるだけ買つた。火鉢 三十銭 五徳 八銭……白米 四十八銭 酒 八十五銭……いそがしくてうれしい、うれしく...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年10月20日 10月句会 全36句 1 月が欠けてくれてうれしい 2 秋の夜風の中でローファーが早足 3 一人ずつ影を押し付けて消えて行く 4 ゆっくり網掛けてセミ逃げた ...
第8回 尾崎放哉賞 の締切(11月31日)が近づいています。応募がまだの方はお急ぎください。「咳をしても一人」「こんなよい月を一人で見て寝る」等、自由律俳句の名作を残した尾崎放哉。「尾崎放哉賞」は、放哉の愛した自由律俳句の魅力を世に広め、多くの方々に自由律俳句に親しんでいただくことを目的として自由律俳句を公募し、青穂の大会で表彰を行うものです。「青穂」代表 小山貴子詳しくは右記へ http://housai-shou...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年10月20日 10月句会 全36句選句と鑑賞は後日掲載いたします。 1 月が欠けてくれてうれしい 2 秋の夜風の中でローファーが早足 3 一人ずつ影を押し付けて消えて行く 4 ...
泉の会 11月句会のご案内時:11月17日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室8投句〆切:11月14日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
俳句におけるレトリックに〈切れ〉があるが、その〈切れ〉の背後にある〈沈黙〉〈空白・無〉の認識は重要であろう。その〈沈黙〉〈無〉に関し、マックス・ピカートは次の様に述べている。 「〈沈黙〉は言葉の欠除ではなくして、存在を裏うちしている無の一つであって、沈黙は人間の根本構造をなすものの一つだ。」 「〈無〉」が単なる欠除ではなくて、むしろ無尽蔵であるように、沈黙も又一つの充実である」 言葉を素材として...
「恋の亡霊」で藤竜也との迫真の演技が記憶に焼き付いている。四十歳すぎでハードコアへの出演は全ての人が反対したらしい。小説家の吉行淳之介は兄、詩人小説家の吉行理恵は妹。冨士真奈美に誘われ俳句を始め、俳号は窓烏(まどからす)「おんなふたり奥の細道迷い道」に三十一句が掲載されていて、その中から好きな句を二十句選んでみました。 芋好きの男ニコニコよく眠る白桃や優柔不断もやさしさか冬薔薇昔兵隊だった人冬...
テレビドラマの「細うで繁盛記」でブレーク。牛乳瓶の底眼鏡で主人公 加代(新珠三千代)に毒を吐く。「かよ 犬に食わす飯はあっても おみゃーに食わせる飯はにゃーずら」は強烈だった。二十代半ばより俳句を作り、俳号は衾去(きんきょ)「おんなふたり奥の細道迷い道」に四十三句が掲載されていて、その中から好きな句を二十句選んでみました。 糞もしてさても忙はしきは鳥の恋香水やさてと別れを告げにゆく風花や虚空を...
九月二十九日、たまに通過するだけの道横に小さな森があり「融神社」の看板が立っていて、気になっていたので暇を見つけて寄りました。(とおるじんじゃ)と読みます。 大津市伊香立の「南庄の郷」棚田が広がる山間の静かな里山です。 源融(みなもとのとおる)は源氏物語「光源氏」のモデルの一人とも言われ地位や背景がよく似ています。 822年生〜895年死去。嵯峨天皇の皇子で源の姓を賜り臣籍におりましたが天皇にはなれ...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年9月15日 9月句会 全28句滴る汗に軍手はずした白い手だ 立日十 日和呂・人美・昌平・秋海棠 選・働いた証、自分をほめてあげたい(秋海棠)・農作業かなんかで思い切り汗をかいている。軍手をはず...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年9月15日 9月句会 全28句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
風が止まるとじわっと汗が吹き出し、空には夏が居座って秋の雲が見えません。ひたすら暑い日が続きます。今年は茄子・ピーマン・モロヘイヤが豊作。胡瓜・トマトは早々と枯れてしまった。八月末に蒔いた冬野菜はたくましく芽を出してくれましたが、ほうれん草はこの暑さに負け少しずつ枯れ消えていきます。先日からニラの花が満開、白い花を空に打ち上げるような姿が大好きです。予報では九月いっぱい夏の天気だそうで異常です。夏...
泉の会 10月句会のご案内時:10月20日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室2投句〆切:10月17日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年8月18日 8月句会 全28句○印は特選句 蚊をたたき八幡さんで手をあわす 秋海棠 弥生・日和呂・人美・貞徳 選・殺生しながら神頼みか。蚊にはらさからわず、血をさしあげよう(人美)・面白い...
自由律俳句誌 青穂 創刊号〜No20より抜粋 ひみつだらけなのにさらにひみつにする 人美 国も、世界も、この句の通りの事をされてますね。ただ、知らなくていいこと、知らなければそれですむむ事は、確実に存在します。個人の「秘密」も(無一) 花びらの踏み跡に花びら 克彦 井泉水に「花を花に来て花の中に座り」のオマージュのようだが、この着想には参ってしまった。かなの季節、視線は自然と上方...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年8月18日 8月句会 全28句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 9月句会のご案内時:9月15日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室7投句〆切:9月12日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年7月29日 7月句会 全28句○印は特選句 水族館サカナを見に来た訳じゃない 日和呂 立日十・○人美・昌平・○弥生・本郷・貞徳 選・その通り。目的はサカナをエサに連れてきた彼女です(貞徳)・...
自由律俳句誌 青穂 No21〜No32より抜粋 首傾いてるのに棺桶蓋してしまった 克彦 棺桶の中の死に顔を描く句をユーモラスとは言い難いが、微苦笑してしまう。が、その後に死者に対する深い想いが浮かんできて襟を正してしまう。不思議な味わいのある名句だ。棺桶を蓋するとき、皆は自分の悲しみに浸りきっていて、死者の首が微かに傾いていようとも気づくことはない。そこに俳人の目がひかった(大布団) なん...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年7月29日 7月句会 全28句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 8月句会のご案内時:8月18日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室8投句〆切:8月15日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
自由律俳句誌 青穂 No33〜No38より抜粋 妻酔うて夜桜の月へ帰りました 立日十 かぐや姫が月に帰っていく、そんな屏風絵を見ているようです。月は、黄色い月がいいです。白い月だと、研ぎ澄まされて余計に切なく、淋しくなります。“帰りました”を“帰り行く”にしてもいいかなと思います。絵になる綺麗な句です(茶々) 風が洗っていったシャツに着替える 縮酔 衣類の洗濯は、大方、水洗いかドライなのだが、...
自由律俳句誌 青穂 No39〜No52より抜粋 狐の夜店に妻のお面も並んでおった 立日十 怪異と諧謔。読む度に笑える大好きな句です(楽遊原) もっと剛球をグラブ越しの衝撃 克彦 この「グラブ越し」からは、やはり画面越しを思ってしまいます。画面のこちら側の安全な所にいて、もっともっとと要求する人の性。人間の本質を突いていると思います(楽遊原) さざなみと砂は遊んで夕日に溶ける 立日...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年6月24日 6月句会 全31句 ○得点の集計にミスがあり順位が変わりました。 作者・選者・会員の皆様・ご訪問くださいました読者の皆様にお詫び申し上げます。 再度掲載いたします。(小麦)R6-7-17&n...
昭和8年 7月14日・15日七月十四日ずゐぶん早く起きて仕度をしたけれど、あれこれと手間取つて七時出立、小郡の街はづれから行乞しはじめる。大田への道は山にそうてまがり水にそうてまがる、分け入る気分があつてよい、心もかろく身もかろく歩いた。行乞はまことにむつかしい、自から省みて疚しくない境地へはなか々達せない、三輪空寂はその理想だけれど、せめて乞食根性を脱したい、今日の行乞相は悪くなかつたけれど、第...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年6月24日 6月句会 全31句 ○は特選句 ぽっちゃりの茄子のお尻に一目惚れ 読み人しらず 昌平・弥生・貞徳・立日十 選・してしまいそうなお尻だね(貞徳)・可愛い。(立日十) 人の...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年6月24日 6月句会 全31句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 7月句会のご案内時:7月29日(月曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室3投句〆切:7月26日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
反明星の自然主義歌人としての前田夕暮は著名だが、その長男の前田透については歌壇以外ではあまり知られていないのではなかろうか。 前田透は大正三年に生まれ、七歳から作歌を始め中学時代に夕暮の「詩歌」に作品を発表しはじめる。その後東京帝国大学入学する頃の作品は闊達な息吹にあふれた自由律であった。当然、昭和四年頃から始まった夕暮の自由律口語短歌運動に影響されたものであろう。 山、大きく黙って行く——旋回...
笠井日和呂の20句 発狂する夕ぐれに抱かれる染まらない夕ぐれ柿の実の赤が寒い行き先も足跡も見えない凧の切れた糸を握る知らずとも流れる血から匂い立つ霧の深さ金魚すくいの紙で救うあなたの重荷雨粒が煌めき地に落ちなかった幼少の頃の風まだ蝶ちょだった頃の陽射しが戻る天使の操り人形のように恋が始まった頃風の吹く日の母の眼を老いた此の眼が見ている追いつかれて振り向いた朝の風 深い闇から小さな手が群れて絡...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句※5月は各自最高と思う句に丸をつけ二点として数えました。 おやすみこわれてしまったぼくの一日 人美 昌平・弥生・○秋海棠・貞徳 選・嫌な日の記憶はもうなくなりま...
我が家からはあの日本史に出てくる、標高300mの天王山が見えます。その頂上から淀川に落ちるなだらかなスロープが古戦場で、最近の私の楽しみはこの山の頂上まで歩いて、最も見晴らしの良い場所に腰掛け、天下分け目の大決戦を、当時全国から集結した武将の陣取り合戦、兵士の動きなどを描写したさまざまな小説、講談から検証するのです。小川、立木、大岩、小径などもからみ、作者により描写が違いそれはゲームのようにいろいろ...
二十代前半から句を詠んでいる。これと言う方向性があったわけでもなく、句会があるので作るという安易な気持ちであった。 今も締め切り前に慌ててまとめに入る。最近は誰も踏み込んだことがない句を詠みたいこと、また現世と異世界が混在するような空間を詠みたいとも思う。一方、朝起きると目の前に広がる湖や水は普通に詠む。齢と共に緊張収縮系の句はしんどくなり、ふうーと息を吐いた解放脱力系を楽しみながら詠みたくなっ...
猫のあくび うちの猫は雌猫で名前はライラという。このハイカラな名は妻が名付けた。 今年のくそ暑い夏を、猫も私もなんとかやり過ごせそうだ。猫はきっちりと涼しい所で寝転がっている。 水やミルクを飲み放題、エサ食べ放題で働くこともないにも関わらず、あたいの事はほっといて、という態度だ。 それは仕方のない事なのか、猫だから。(自由律俳句誌 青穂第二句集より) 伊藤人美の20句 髪切ったんか三人...
泉の会 6月句会のご案内時:6月24日(月曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室7投句〆切:6月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
新撰組の土方歳三が、故郷の多摩石田村を離れ京都に行く際に残した句集がある。「豊玉発句集」の豊玉は歳三の俳号。司馬遼太郎の「燃えよ剣」に二、三の句が紹介されていて気になっていた。最近、岡田准一主演の映画「燃えよ剣」を見た機にまとめてみました。近藤勇が鈴木亮平、お雪が柴咲コウ、沖田は山田涼介で良い映画でした。(立日十) 豊玉発句集 全四十一句 差し向かう心は清き水鏡 露のふる先にのほるや稲...
水琴窟の窓辺で空とまぐわう 滝沢ゆき子もみじの手から未来 前畠 一博藺草に爪立て 少年の記の匂い 城 山自由な旅にいくつもの定刻 石井 一草シャワーを止めて屋根ごと雨に包まれる 小笠原玉虫むかえびはさけとさしみときゅうりもみ 飯島よしのぶ面接の日の眉を丁寧に描く 砂 狐砂時計少し遅らせ一日を引き伸ばす 黒瀬 文子裸...
支えあって生きる右手左手 井上 知子長男に生まれ死ぬまで草を刈る 河村 正浩帰って来る帰って行くそれだけの八月 島田 茶々さらさらと砂の熱さ 昆布並べ干す 渡辺 敏正ほんとうの事知りたくて穴を掘っている 小林万年青うちわの風で母が思い出している 小林万年青それぞれに過去があって打ち上がる花火 遠藤 雪兎付箋紙の青は海でもなく空でもなく 江口 啓...
マスク越しでも君を看る日日 浦城 亮祐やっと道ゆく形代が踊ってる 東乃政之助許すとは歩幅ゆっくり合わせゆくこと 山田 立美こんなにも鯉昇り群れてる子だくさん 遠藤 和暢鰯の群れ誰も手を挙げない 楽 遊 原墓にまっすぐ見られながら立ち去る 楽 遊 原沈んだ月が心の裏側を照らしている 楽 遊 原「シャツ裏ですよ」もう少し夫婦でいたい 鈴木 和枝...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句 いつもの角を曲がると 夜桜が立ちはだかる 貞徳 弥生・昌平・日和呂・立日十 選・いつもの角を曲がるとの表現が軽くてウンウンと頷いてしまいます、その後に思...
長岡天満宮の藤棚が見事です。(京都府長岡京市)鳥居とキリシマツツジ(キリシマツツジは長岡京市の天然記念物)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
京都の桜は散り葉桜になりました。ウキウキと散歩しているとハナミズキやフジが満開です。途中でみる足もとの雑草たちも賑やかに花を咲かせています。歌や俳句に詠まれている雑草もあり、野外観察ハンドブックを参考にいくつか調べてみました。ヤエムグラ と ヒメオドリコソウ 八重葎 しげれる宿の さびしさに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師 ヒメオドリコソウホトケノザ 七草や何をちなみに仏の座 路通...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
野生化した諸葛菜 令和6年4月15日 立日十 撮影泉の会 5月句会のご案内時:5月26日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室10投句〆切:5月24日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを...
京都の桜は散り、葉桜になりましたが北関東の桜は今が見頃でしょうか。 撮影:貞徳ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句初音告げ天涯孤独の友おくる 秋海棠 立日十・人美・弥生・貞徳 選・送っているあなたが存在するのだから、その友はひとりではありません(貞徳)・親類や縁者はいないけど...
句会後に円山公園の夜桜を見に行きました 令和6年3月31日 秋海棠:撮影ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
写真:京都円山公園の枝垂れ桜 秋海棠 撮影泉の会 4月句会のご案内時:4月14日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室9投句〆切:4月11日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いしま...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
降る雪や明治は遠くなりにけり 中村草田男 獺祭忌明治は遠くなりにけり 先行する作品 草田男の有名な作品に先行する作品があったのは驚きだが、「獺祭忌」の明治は正岡子規の限定されたものであり、「降る雪や」によって喚起される明治は、その対象の範囲がはるかに大きくて時代意識が鮮明に出ており、句柄の大きさが異なっている。 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半 昭和四年 滝の上人あらわれて...
チチポポと鼓打たうよ花月夜これよりの百日草の花一つ海中に都ありとぞ鯖火燃ゆ麗や皆働ける池の鴨草堤に坐しくづをれて春惜む騒がしき風吹く春を惜みけり野蒜掘れば強きにほひや暮の春腰かけしまゝ寝ころびぬ縁の春春草や光りふくるゝ鳩の胸すこし待てばこの春雨はあがるべし目つむりて春日に面さらしをり残雪に椿落ちたり谷の坊苗代を見て来し心美しき西行忌我に出家の心なし流れつゝ色を変へけり石鹸玉毎日の朝寝とがむる人もな...
弥生とはいえまだまだ寒い日が続きます車で通った道の脇に氷柱が光っておりました氷柱を見るのは一年振り 先日、京都高島屋で上村松園・松篁・敦之展を見た入場者は女性が九割以上と思われる会場の照明は極力抑えられ薄暗くほのかに浮かぶ舞妓芸妓たちの華やかさは見事でありました松園の絵は、安来市の足立美術館や展示がある度に見ていたが色彩と線の確かさに感動していた今回も改めて娘たちの艶やかさはには見惚れてしまう...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年2月24日 2月句会 全24句 パートタイマー純子の見上げる青空 人美 弥生・貞徳・立日十・昌平・秋海棠 選・映画のタイトルのような。そういう純子さんもアラセブ(around seventies)&nbs...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年2月24日 2月句会 全24句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 3月句会のご案内時:3月31日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室7投句〆切:3月28日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
鬼・妖怪変化の世界とは別に「異世界」の自由律俳句を調べてみた。(自由律俳句誌 青穂創刊号〜50号より抜粋)現実とは違う世界観を創作し詠んでいる不思議な句があり、各々作者独自のイメージを展開している。あくまでも個人の思いで選んでいることをご容赦願います。 突っ張った青い空へ時空の門 ゆきいちごすだれ越しに戦争が正座している 平岡久美子月影一斉に翻り庭いっぱいの雑魚がく...
第七回 尾崎放哉賞 入賞作品第7回 尾崎放哉賞の入賞作品が発表されました。詳しくは下の色文字をクリック。http://housai-shou.com/ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
鬼・妖怪変化の世界とは別に「異世界」の自由律俳句を調べてみた。(自由律俳句誌 青穂創刊号〜50号より抜粋)現実とは違う世界観を創作し詠んでいる不思議な句があり、各々作者独自のイメージを展開している。あくまでも私の思いで選んでいることをご容赦願います。 この分野で注目した作家は「久坂夕爾」氏、独自の世界観を構築されている。 ガガガ空に棲む空を遊ぶ空で交わる 久坂夕爾 「ガガガ」とは如何な...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年1月21日 1月句会 全29句森を行く風の音に睦言まじり 秋海棠 弥生・貞徳・立日十・人美 選・艶めかしい風。冬ではなく夏?冬なら怪談(貞徳)・姿は見えぬが途切れ途切れに睦言が風上から聞こえて...
泉の会 2月句会のご案内時:2月24日(土曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室5投句〆切:2月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年1月21日 1月句会 全29句選句と鑑賞は後日掲載いたします。一月句会は諸般の事情により通信句会となりました。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
鬼や妖怪変化の世界を自由律の俳人たちはどのように詠んでいるのか調べてみた。「鬼」の漢字が使われている句は取りあえずピックアップ。神、死神、雪女、化け猫、狐、河童、等は当然で、アンドロイド、エンジェル、ゾンビ、いそぎんちゃく、ガガガなど判断に迷う句もあり、「鬼・妖怪変化」の境界をどの辺りにするのか迷った。身の内の鬼を対象に詠んでいる句が多く、この世のどこかに実在する事を前提とした句もある。この...
鬼や妖怪変化の世界を自由律の俳人たちはどのように詠んでいるのか調べてみた。「鬼」の漢字が使われている句は取りあえずピックアップ。神、死神、雪女、化け猫、狐、河童、等は当然で、アンドロイド、エンジェル、ゾンビ、いそぎんちゃく、ガガガなど判断に迷う句もあり、「鬼・妖怪変化」の境界をどの辺りにするのか迷った。身の内の鬼を詠んでいる句が多く、この世のどこかに実在する事を前提とした句もある。この世界を詠む方...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年12月24日 12月句会 全26句氷雨止み赤い傘忘れていったXmas 人美 秋海棠・弥生・立日十・貞徳 選・雨が止んださあXmasパーティーへはせ参じ(秋海棠)・叙情的な風景。楽しいことがあったので傘は...
早いものでブログを始めて三年七ヶ月が過ぎてしまいました応援してくださる皆様に熱く御礼申し上げますぼちぼちと焦らずに続けてまいります今年もよろしくお願いいたします ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年12月24日 12月句会 全26句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 1月句会のご案内時:1月21日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室9投句〆切:1月18日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
『宮崎大地全句集』が外山一機・編集により令和四年に「鬣の会」から発行された。宮崎は昭和二十六年に生まれ、十七歳のころより「歯車」に作品を発表し始め、「歯車」では「大地惑星」を自称する心酔者たち(林桂、佐藤弘明、田口武)を生み出すほどであった。しかし宮崎は二三歳(昭和四十九年)で筆を折った。筆を折った原因は有名な「五十句競作」伝説である。「俳句研究」が新人発掘企画として「五十句競作」を昭和四十八年...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年11月23日 11月句会 全30句同窓会、返事を出さずに行ってみようか 貞徳 昌平・人美・秋海棠・日和呂・立日十・貞徳 選・びっくりしてくれるかな(秋海棠)・私もやってみようかなと同調してしまう...
山は見事に燃えていました12月なので 季語は 冬に入る でしょうか山粧う も使えそうですが実感は 山燃える です呆れたもので 季語は さほど気にしておりません自然を前にして感動するばかりです実家から見る山は雪の帽子をかぶって輝いていました車はスタッドレスタイヤに替えまして一段落良い一日でございましたメタセコイアの並木道北小松の紅葉箱館山の冠雪川鵜の中に白鳥も7〜8羽ランキングに参加中。クリックして応援...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年11月23日 11月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 12月句会のご案内時:12月24日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室3投句〆切:12月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて...
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふけふもまたこころの鐘をうち鳴らしうち鳴らしつつあくがれて行く 酒と歌 若山牧水 今まで自分のして來たことで多少とも眼だつものは矢張り歌を作つて來た事だけの樣である。いま一つ、出鱈目に酒を飮んで來た事。 歌を作つて來たとはいふものゝ、いつか知ら作つて來たとでもいふべきで、どうも作...
第7回 尾崎放哉賞 の締切(11月30日)が近づいています。応募がまだの方はお急ぎください。「尾崎放哉賞」は、放哉の愛した自由律俳句の魅力を世に広め、多くの方々に自由律俳句に親しんでいただくことを目的として自由律俳句を公募し、青穂の大会で表彰を行うものです。「咳をしても一人」「こんなよい月を一人で見て寝る」等、自由律俳句の名作を残した尾崎放哉。「尾崎放哉賞」は、小豆島の俳人、故 井上泰好氏の献身...
チカラシバ 日頃の散歩道のどこにでもある「草」空き地や砂利道や川の土堤隙があれば所構わず生い茂っている たくましい「草」たちエノコログサ・メヒシバ・チカラシバ・オオバコ・ミゾソバ等々その雑草たちは「ただの草」でその名を知る人は少ないせめて三つ四つは覚えたいと思います エノコログサ・オオバコを知る人は多いでしょうメヒシバ・チカラシバの名はどうでしょうか エノコログサと同じ所で混在している...
一羽のからすが The way a crow栂の木から Shook down on me揺り落とした The dust of snow雪の粉が From a hemlock tree 私の気持ちを Has given my heart切り替えて A change of moodくさくさした一日を And saved some partちょっぴり救ってくれた。 Of a...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年10月27日 十月句会 全28句 狐の夜店に妻のお面も並んでおった 立日十 昌平・人美・弥生・日和呂・貞徳 選・生きている妻なら怖いけど、もし亡くなっているならもっと怖い(貞徳)・昔...
アスファルトと側溝の隙間に「カルガヤ」が列を作っています木の葉はそれなりの色に染まってパラパラと落ちていますもう立冬なのにカルガヤはいくらか赤っぽいけれど黄色のまま例年ならこの時期にはもっと赤く染まっているように思うのですが先日まで夏日が続いていたのが原因でしょうか深まる秋とともに赤く染まるのだろうかいつもの散歩コースで見つけたちょっとした草の違和感ランキングに参加中。クリックして応援お願いします...
「一般的に知性に傾き哲学的・思想的・社会的な見解を持ってする西洋の評価と、感性に傾き情緒的・耽美的・個人的な理解による日本の評価との差異」が時に指摘されている。 この西洋の基になる認識は「二千年以上前からユダヤ・キリスト教の伝統が知の世界と感覚の世界、美しいイデアと醜い本能、精神と物質、魂と肉体を対立させてきた」という、二項対立的な西洋の概念にあるが、現在ではそれに対する反省や再考が促されている...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年10月27日 十月句会 全28句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 11月句会のご案内時:11月23日(木曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室6投句〆切:10月20日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて...
あめゆじゅとてちてけんじゃ でウッと詰まり、おらおらでしとりえぐも で堪えきれず涙が滲んだ。永訣の朝、松の針、無声慟哭は賢治の妹トシ子の最後を看取った日に書かれた(立日十)永訣の朝けふのうちにとほくへいつてしまふわたくしのいもうとよみぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ (*あめゆじゆとてちてけんじや)うすあかくいつそう陰惨いんさんな雲からみぞれはびちよびちよふつてくる (あめゆじゆとて...
宮沢賢治全集 中原中也 宮沢賢治全集第一回配本が出た。死んだ宮沢は、自分が死ねば全集が出ると、果して予測してゐたであらうか。 私にはこれら彼の作品が、大正十三年頃、つまり「春と修羅」が出た頃に認められなかつたといふことは、むしろ不思議である。私がこの本を初めて知つたのは大正十四年の暮であつたかその翌年の初めであつたか、とまれ寒い頃であつた。由来この書は私の愛読書となつた。何冊か買つて、友...
中原君の詩はよく讀んだが、個人としては極めて淺い知合だつた。前後を通じて僅か三囘しか逢つて居ない。それも公會の席のことで、打ちとけて話したことはなかつた。ただ最後に「四季」の會で逢つた時だけは、いくらか落付いて話をした。その時中原君は、強度の神經衰弱で弱つてることを告白し、不斷に強迫觀念で苦しんでることを訴へた。話を聞くと僕も同じやうな病症なので、大に同情して慰め合つたが、それが中原君の印象に殘...
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよんこの言葉に頭から ?! が飛び出した。仲間たちは詩よりも顔写真が気に入っていたようだった。若い頃に中也の詩集を宮沢賢治と対で読んだ。全く方向性が異なる詩人ではあったが、並行して読めたのでありました。例えば、賢治はまっすぐで緊張実直、中也は立ち止まり弛緩幻想私には欠かせない二人の詩人です(立日十) サーカス 中原中也 幾時代かがありまして 茶...
十月十一日まだ「花オクラ」の花が咲いています。今年は植えていなかったのですが、落花生の畝の中から出てきました。オクラの花より大きく直径19センチほどありました。この黄色や形を見ると、豊かな気持ちになり顔が緩み〜アフリカ北東部の原産地にワープできそうです。茹でた花はほとんど味がしません。塩を振るとヌメヌメシャキシャキの食感で、ビールが欲しくなるのでした。 花オクラ一輪高く冬に入る 藤田悦子花オクラ...
ジョルジュ・ボノーが翻訳した都々逸鳥もはらはら夜もほのぼのと 鐘も鳴ります寺々に東山から舞妓を乗せて おぼろ月夜のもどり籠逢うて夢みて笑ふてさめて あたり見まはし涙ぐむほれた証拠はお前の癖が いつか私のくせになる主と旅すりゃ月日も忘る うぐいすなくそな春じゃそな月夜がらすを夜明けと思ひ 主をかへしてあと悔やむ 出典:「日本の民俗芸能における詩的表現」ジョルジュ・ボノー 著 中道風迅洞 著「ど...
小泉八雲が翻訳した都々逸三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい色は思案のほかとは言へど これも前世の縁であろ袖すり合ふのも他生の縁よ まして二人が深い仲とてもこの世で添はれぬならば 蓮のうてなで新世帯仇な笑顔に迷はぬ者は 木仏金仏石ぼとけ花やよくきけ性あるならば ひとがふさぐになぜ開くいやなお方の親切よりも 好いたお方の無理がよい 出典:「佛の畠の落穂」・「影」小泉八雲 著 中道風迅洞 著...
秋を訪ねて信州を歩いてきました。前日の雨から冷え込んで一気に山は一夜で衣替え。下記にアップしましたのでご覧ください。 http://30d.jp/kusaba/102 ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年9月17日 九月句会 全26句手のひらの幼き日より月がのぼる 日和呂 昌平・立日十・貞徳 選・「より」は半世紀以上の時間的経過を表している。年老いた今も手のひらをみる時がちょくちょくある。物...
いつもの散歩道、小さな神社の横にある簾の家。簾の下で猫が寝ています。今年の夏はいつまでも暑くて、エアコンのある家から出て来ませんでした。白黒のこの猫は、ちょくちょく道案内をしてくれます。歩く私にこちらへおいでと振り返りながら顔を見てくる。本当はついてくるなかも。今日は風の通るところで寝ていました。 家と家のすきまの湖うみに猫がのっそり ランキングに参加中。クリックして応援お願いします...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年9月17日 九月句会 全26句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
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明けましておめでとうございます旧年中はご訪問を頂きましてありがとうございます人通りもまばらな琵琶湖岸を歩いてきました煌めく波と川鵜の黒いシルエットが見事でした皆様に幸多かれと願う穏やかな新年でございます本年も宜しくお願い致します 小麦ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 1月新年句会のご案内時:1月19日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:1月16日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年12月22日 12月句会 全44句1 尺取虫のように前へ油売るだけの人生2 汗の手握る死人の片腕をきる3 舟漕ぐ海へ光やわらか4 獅子舞にかぶられる子供は懺悔5 隣り合う電柱に鳶鳴き競う6 冬晴れの硝子戸...
写真撮影:貞徳ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年11月17日 11月句会 全34句 1 喪失、知っていたけどこんなに大きな物だった2 涸れ井戸にグミの実落ちる3 こんないい月 猫と見ている4 エレベーターにピアノ独奏ドア開くと先は5 町内会「...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年11月17日 11月句会 全34句選句と鑑賞は後日掲載いたします。 1 喪失、知っていたけどこんなに大きな物だった2 涸れ井戸にグミの実落ちる3 こんないい月 猫と見ている4 エレベーターにピア...
泉の会 12月句会のご案内時:12月22日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:12月19日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
種田山頭火 行乞記 広島・尾道1933(昭和8)年11月1〜1933(昭和8)年12月27日十一月一日行乞のつかれと酒の酔とでぐつすり寝た。眼覚めたらすぐ起きるのが私の癖だ、起きたのは四時頃か、そこらを片付ける、さつぱりする、気持がいゝな。緑平老の温情そのものであるカワセを受ける、そして買物また買物、買へるだけ買つた。火鉢 三十銭 五徳 八銭……白米 四十八銭 酒 八十五銭……いそがしくてうれしい、うれしく...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年10月20日 10月句会 全36句 1 月が欠けてくれてうれしい 2 秋の夜風の中でローファーが早足 3 一人ずつ影を押し付けて消えて行く 4 ゆっくり網掛けてセミ逃げた ...
第8回 尾崎放哉賞 の締切(11月31日)が近づいています。応募がまだの方はお急ぎください。「咳をしても一人」「こんなよい月を一人で見て寝る」等、自由律俳句の名作を残した尾崎放哉。「尾崎放哉賞」は、放哉の愛した自由律俳句の魅力を世に広め、多くの方々に自由律俳句に親しんでいただくことを目的として自由律俳句を公募し、青穂の大会で表彰を行うものです。「青穂」代表 小山貴子詳しくは右記へ http://housai-shou...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年10月20日 10月句会 全36句選句と鑑賞は後日掲載いたします。 1 月が欠けてくれてうれしい 2 秋の夜風の中でローファーが早足 3 一人ずつ影を押し付けて消えて行く 4 ...
泉の会 11月句会のご案内時:11月17日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室8投句〆切:11月14日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
俳句におけるレトリックに〈切れ〉があるが、その〈切れ〉の背後にある〈沈黙〉〈空白・無〉の認識は重要であろう。その〈沈黙〉〈無〉に関し、マックス・ピカートは次の様に述べている。 「〈沈黙〉は言葉の欠除ではなくして、存在を裏うちしている無の一つであって、沈黙は人間の根本構造をなすものの一つだ。」 「〈無〉」が単なる欠除ではなくて、むしろ無尽蔵であるように、沈黙も又一つの充実である」 言葉を素材として...
「恋の亡霊」で藤竜也との迫真の演技が記憶に焼き付いている。四十歳すぎでハードコアへの出演は全ての人が反対したらしい。小説家の吉行淳之介は兄、詩人小説家の吉行理恵は妹。冨士真奈美に誘われ俳句を始め、俳号は窓烏(まどからす)「おんなふたり奥の細道迷い道」に三十一句が掲載されていて、その中から好きな句を二十句選んでみました。 芋好きの男ニコニコよく眠る白桃や優柔不断もやさしさか冬薔薇昔兵隊だった人冬...
テレビドラマの「細うで繁盛記」でブレーク。牛乳瓶の底眼鏡で主人公 加代(新珠三千代)に毒を吐く。「かよ 犬に食わす飯はあっても おみゃーに食わせる飯はにゃーずら」は強烈だった。二十代半ばより俳句を作り、俳号は衾去(きんきょ)「おんなふたり奥の細道迷い道」に四十三句が掲載されていて、その中から好きな句を二十句選んでみました。 糞もしてさても忙はしきは鳥の恋香水やさてと別れを告げにゆく風花や虚空を...
九月二十九日、たまに通過するだけの道横に小さな森があり「融神社」の看板が立っていて、気になっていたので暇を見つけて寄りました。(とおるじんじゃ)と読みます。 大津市伊香立の「南庄の郷」棚田が広がる山間の静かな里山です。 源融(みなもとのとおる)は源氏物語「光源氏」のモデルの一人とも言われ地位や背景がよく似ています。 822年生〜895年死去。嵯峨天皇の皇子で源の姓を賜り臣籍におりましたが天皇にはなれ...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年9月15日 9月句会 全28句滴る汗に軍手はずした白い手だ 立日十 日和呂・人美・昌平・秋海棠 選・働いた証、自分をほめてあげたい(秋海棠)・農作業かなんかで思い切り汗をかいている。軍手をはず...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年9月15日 9月句会 全28句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
風が止まるとじわっと汗が吹き出し、空には夏が居座って秋の雲が見えません。ひたすら暑い日が続きます。今年は茄子・ピーマン・モロヘイヤが豊作。胡瓜・トマトは早々と枯れてしまった。八月末に蒔いた冬野菜はたくましく芽を出してくれましたが、ほうれん草はこの暑さに負け少しずつ枯れ消えていきます。先日からニラの花が満開、白い花を空に打ち上げるような姿が大好きです。予報では九月いっぱい夏の天気だそうで異常です。夏...
泉の会 10月句会のご案内時:10月20日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室2投句〆切:10月17日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
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『宮崎大地全句集』が外山一機・編集により令和四年に「鬣の会」から発行された。宮崎は昭和二十六年に生まれ、十七歳のころより「歯車」に作品を発表し始め、「歯車」では「大地惑星」を自称する心酔者たち(林桂、佐藤弘明、田口武)を生み出すほどであった。しかし宮崎は二三歳(昭和四十九年)で筆を折った。筆を折った原因は有名な「五十句競作」伝説である。「俳句研究」が新人発掘企画として「五十句競作」を昭和四十八年...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年11月23日 11月句会 全30句同窓会、返事を出さずに行ってみようか 貞徳 昌平・人美・秋海棠・日和呂・立日十・貞徳 選・びっくりしてくれるかな(秋海棠)・私もやってみようかなと同調してしまう...
山は見事に燃えていました12月なので 季語は 冬に入る でしょうか山粧う も使えそうですが実感は 山燃える です呆れたもので 季語は さほど気にしておりません自然を前にして感動するばかりです実家から見る山は雪の帽子をかぶって輝いていました車はスタッドレスタイヤに替えまして一段落良い一日でございましたメタセコイアの並木道北小松の紅葉箱館山の冠雪川鵜の中に白鳥も7〜8羽ランキングに参加中。クリックして応援...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年11月23日 11月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 12月句会のご案内時:12月24日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室3投句〆切:12月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて...
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふけふもまたこころの鐘をうち鳴らしうち鳴らしつつあくがれて行く 酒と歌 若山牧水 今まで自分のして來たことで多少とも眼だつものは矢張り歌を作つて來た事だけの樣である。いま一つ、出鱈目に酒を飮んで來た事。 歌を作つて來たとはいふものゝ、いつか知ら作つて來たとでもいふべきで、どうも作...
第7回 尾崎放哉賞 の締切(11月30日)が近づいています。応募がまだの方はお急ぎください。「尾崎放哉賞」は、放哉の愛した自由律俳句の魅力を世に広め、多くの方々に自由律俳句に親しんでいただくことを目的として自由律俳句を公募し、青穂の大会で表彰を行うものです。「咳をしても一人」「こんなよい月を一人で見て寝る」等、自由律俳句の名作を残した尾崎放哉。「尾崎放哉賞」は、小豆島の俳人、故 井上泰好氏の献身...
チカラシバ 日頃の散歩道のどこにでもある「草」空き地や砂利道や川の土堤隙があれば所構わず生い茂っている たくましい「草」たちエノコログサ・メヒシバ・チカラシバ・オオバコ・ミゾソバ等々その雑草たちは「ただの草」でその名を知る人は少ないせめて三つ四つは覚えたいと思います エノコログサ・オオバコを知る人は多いでしょうメヒシバ・チカラシバの名はどうでしょうか エノコログサと同じ所で混在している...
一羽のからすが The way a crow栂の木から Shook down on me揺り落とした The dust of snow雪の粉が From a hemlock tree 私の気持ちを Has given my heart切り替えて A change of moodくさくさした一日を And saved some partちょっぴり救ってくれた。 Of a...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年10月27日 十月句会 全28句 狐の夜店に妻のお面も並んでおった 立日十 昌平・人美・弥生・日和呂・貞徳 選・生きている妻なら怖いけど、もし亡くなっているならもっと怖い(貞徳)・昔...
アスファルトと側溝の隙間に「カルガヤ」が列を作っています木の葉はそれなりの色に染まってパラパラと落ちていますもう立冬なのにカルガヤはいくらか赤っぽいけれど黄色のまま例年ならこの時期にはもっと赤く染まっているように思うのですが先日まで夏日が続いていたのが原因でしょうか深まる秋とともに赤く染まるのだろうかいつもの散歩コースで見つけたちょっとした草の違和感ランキングに参加中。クリックして応援お願いします...
「一般的に知性に傾き哲学的・思想的・社会的な見解を持ってする西洋の評価と、感性に傾き情緒的・耽美的・個人的な理解による日本の評価との差異」が時に指摘されている。 この西洋の基になる認識は「二千年以上前からユダヤ・キリスト教の伝統が知の世界と感覚の世界、美しいイデアと醜い本能、精神と物質、魂と肉体を対立させてきた」という、二項対立的な西洋の概念にあるが、現在ではそれに対する反省や再考が促されている...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年10月27日 十月句会 全28句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 11月句会のご案内時:11月23日(木曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室6投句〆切:10月20日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて...
あめゆじゅとてちてけんじゃ でウッと詰まり、おらおらでしとりえぐも で堪えきれず涙が滲んだ。永訣の朝、松の針、無声慟哭は賢治の妹トシ子の最後を看取った日に書かれた(立日十)永訣の朝けふのうちにとほくへいつてしまふわたくしのいもうとよみぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ (*あめゆじゆとてちてけんじや)うすあかくいつそう陰惨いんさんな雲からみぞれはびちよびちよふつてくる (あめゆじゆとて...
宮沢賢治全集 中原中也 宮沢賢治全集第一回配本が出た。死んだ宮沢は、自分が死ねば全集が出ると、果して予測してゐたであらうか。 私にはこれら彼の作品が、大正十三年頃、つまり「春と修羅」が出た頃に認められなかつたといふことは、むしろ不思議である。私がこの本を初めて知つたのは大正十四年の暮であつたかその翌年の初めであつたか、とまれ寒い頃であつた。由来この書は私の愛読書となつた。何冊か買つて、友...
中原君の詩はよく讀んだが、個人としては極めて淺い知合だつた。前後を通じて僅か三囘しか逢つて居ない。それも公會の席のことで、打ちとけて話したことはなかつた。ただ最後に「四季」の會で逢つた時だけは、いくらか落付いて話をした。その時中原君は、強度の神經衰弱で弱つてることを告白し、不斷に強迫觀念で苦しんでることを訴へた。話を聞くと僕も同じやうな病症なので、大に同情して慰め合つたが、それが中原君の印象に殘...