五月は藤や桐の紫の花が目立っていましたが先日谷間の道を車で走っていると卯の花が満開で「卯の花街道」でありました夏〜は来ぬ〜のフレーズが浮かびます田畑には麦の穂が刈り取り直前で穂先が垂れ下がり重そうですどちらも初夏の季語梅雨が宣言される直前の写真です ※ FC2ブログさんが先日からの障害を解消してくださいまして訪問者リストから飛べるようになりましたランキングに参加中。クリックして応援お願いします...
野村朱鱗洞の70句 (2/2) 林が暗うなりゆけばいつせいに光る水かな足袋濯げば干すほどの日ざし來ぬ葱の香にやすらかなつかれ出でにけりかろきつかれにさらさらと繰る書なりへうへうと人ら過ぎゆけり風の中路地の宵淋しき月が懸かつてゐたりかそけき月のかげつくりゆく蟲の音よ月夜の雲ひえびえと野の四方にありし風ひそひそ柿の葉落としゆく月夜わが淋しき日にそだちゆく秋芽かな 家路はるけく思ふとき夜雨に遇ひし淋...
野村朱鱗洞の70句 (1/2) 麦は正しく伸びてゆき列をつくりたり牛のまなこにあつめたる力燃ゆるなりあらしのまへのさくらうつうつしづまれるはる日ゆたかに暮れてゐにけり囀りをはりいつまで枯れてある草なるぞ火を焚くよ墓を去らんとし陽炎うてをる土よ身をかろやかに舟に寄せたり舟をやる陽のましたへ舟をやりたりうしほがあふれわだのはらよりひとも鯛つりわれも鯛つりさむき日向と思へば人が火をたきし どつと起り...
春浅し梅様まゐる雪をんな朧夜のさくらにすゞはなぜつけぬ春の川ふたりが中を流れけり夕月や一本杉のかゝり凧大屋根やのぼりつめたる猫の恋うつくしや鶯あけの明星に五月雨や尾を出しさうな石どうろ日ざかりや土手走り行くはだかの子髪長き蛍もあらむ夜はふけぬうすものゝ蛍を透かす蛍かな 梟の声にみだれし蛍かなわが恋は人とる沼の花菖蒲萍うきくさの一つになりて流れけりお見舞に狸も来たり今日の月十六夜やたづねし...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2022年6月19日 六月句会 全17句選句・鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 7月句会のご案内時:7月24日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室10投句〆切:7月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表し...
大正14年 9月25日(南郷庵より) 啓、小為替封入の御手紙本日着、例により感佩……扨一二氏御たづねした事と思ひます、シンミリお話し下すつた事と思ひます……何分共御たのみ申します……明日位、一二氏との御話合の手紙が来るだらう……と心待ちに待って居ます、別段変わった事もありますまいけれ共……井児氏——色々申してくれるので——万事、井師一人とご相談下さい、……只、井師の言葉が……即「実行」なんだからと申してやった...
大正14年 9月23日(京都剣宮町十六より) 入庵雑記、結構なり、続筆を乞ふ、少々楽屋落ちすぎる所は削って、層雲に載せようと思ってゐます。(十一月号以後余白を見て) 二度の長いお手紙拝見、北朗にも見せました、而して、二十五日に一二が上洛するかもしれぬといふ事だから、其の大兄の御気持を以って一つ、じっくり話して見ようと思っています、然し、十円の件は一二に対して精算云々などと、水くさい事を...
大正14年 3月23日(神戸市兵庫長沢町、後藤氏方より) 今日ハ相済マヌ事申上ゲマスガ御許シ下サイマセ、私ハ厄年ノセイカ、未ダ「業」ガ尽キヌノカ、スマ寺デ大分落付キカケテ居タ処、約三ヶ月前カラ、ポツ々エライ問題ガオキテ来マシタ、簡単ニ申セバ、只今ノ「インゲン様」ト云フ本尊ヲ、隠居サセテ、他ニ、三人ノ住職ガヲリマスガ、之ガ会計カラ、何カラ全部、自分ノ権利中ニオサメルト云フ事ナノデス、目下スマ寺...
大正15年 9月4日(京都剣宮町十六より) 三日の夜、旅行から戻って、こちら宛の御手紙三通拝見しました。 悲喜こもゞ至って大分曲折もあったやうにうかがはれましたが、ともかく西光寺サンの一方ならぬ御世話によって、活路を見出されたらしいので、私も安心しました。西光寺さんへは御言葉までもなく、私から今、礼状を出し、今後の事もよろしく頼んでおきます、「入庵雑記」といふようなもの、層雲の為めに書いてく...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。昭和62年6月14日 六月句会於:東福寺天得院 得点順 一匹の虫殺した男の裏側 美邦子 5点 色鉛筆なに色から塗ろう私の白地図 徳子 5点二...
世が世なれば、豊岡藩十四代当主でお殿様。倉坂鬼一郎氏曰く、「バカ殿」系の脱力俳句に余人の追従を許さない魅力があると。十五歳の時、関東大震災で姉を残して父母弟妹ら家族全員を喪った。貧乏を句にしているが、平民とは異質な貧乏だろう。我が子や妻への眼差しが温かく情があり、現実をしっかりと見るリアリスト。おおらかで、あっけらんと愛おしい。一気読みで温かい心地になった。 父子たのし破障子よりにらめっこさむ...
藤沢周平が俳句に関わったのは昭和28年春から31年春まで。病気療養のため郷里の山形県鶴岡市から北多摩の病院に入院してから。退屈していた患者や職員などの有志が「野火止句会」を立ち上げたのをきっかけに、主唱者が提稿していた「海坂」に、メンバーたちも投句を始めた。「海坂」は百合山羽公と相生垣瓜人共宰の「馬酔木」系の俳誌であった。氏の小説に出てくる架空の「海坂藩」は名前を借用したと書いている。 「海辺...
座禅草 山にまだ雪が残る3月17日、滋賀県高島市今津町弘川の座禅草をみに行ってきた。湖西バイパス161号線を今津町弘川で降りたところで、目の前に竹藪が見え、その中に座禅草の群落がある。昔は何もない町だったが、今では「座禅草ウオーク」や「座禅草祭り」などの町おこしを始めたようで、竹藪の横に二箇所の駐車場があり鄙びた観光地になっていた。私がいったのはそんな行事が終わった後だった。竹藪の周辺とその中に遊歩...
第五回 尾崎放哉賞応募作品 第一次選 通過作品【一般の部】(3/3)
第一次選 通過作品【一般の部】(3/3) 二年会えなかった父の薄いまぶた 木村 恵子白木蓮そのままに音のない家族 野田麻由可深く吐き、吸うことよりも強い祈りはない気がして 藤倉めぐみ選ばなかった道が交わる 伽 瑤遠い日の病室の窓から母見えて一本道 加藤 武女の小部屋密になってざくろ 吉原 陽子僕の洗濯物が初雪見ている ...
第五回 尾崎放哉賞応募作品 第一次選 通過作品【一般の部】(2/3)
第一次選 通過作品【一般の部】(2/3) 手のひらに地球をのせて春風ひと吹き 佐川智英実曲線だけでできている笑っている女 重富 蒼子言葉をつり上げる インク壺は深海 重富 蒼子墓前に正座の酒を酌む 石原 修忘れたい石となって眠る サワイマコト両手で笑う幼子の初花火 野谷 真治旅の空何も決めず酔っている 野...
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五月は藤や桐の紫の花が目立っていましたが先日谷間の道を車で走っていると卯の花が満開で「卯の花街道」でありました夏〜は来ぬ〜のフレーズが浮かびます田畑には麦の穂が刈り取り直前で穂先が垂れ下がり重そうですどちらも初夏の季語梅雨が宣言される直前の写真です ※ FC2ブログさんが先日からの障害を解消してくださいまして訪問者リストから飛べるようになりましたランキングに参加中。クリックして応援お願いします...
6日より訪問者リストから訪問くださった方のブログにアクセスすることが出来なくなりました。この障害回復後改めてご訪問させて頂きます。自由律俳句 京都・泉の会 ブログ管理人 小麦ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
少しばかりの畑で野菜を育てています先日初キュウリを採り酢の物にピーマン二個を玉ねぎ挽肉などと一緒に炒め餡掛けに茄子はまだ小さくて採れません花咲き実がなり取りたての新鮮な野菜が食べられるのはありがたいことでございます 2025年6月4日 撮影 立日十胡瓜胡瓜の花と小さい実茄子ミニトマトランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2025年5月18日 5月句会 全33句○印は各選者の特選句 花々をちりとりに集める仕事 白桃丸 貞徳・智英実・○立日十・人美・昌平・秋海棠・オッチー 選・桜の花びらがいっぱい(貞徳)・なんて素敵な仕事でし...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2025年5月18日 5月句会 全33句選句と鑑賞は後日掲載いたします。1 子を宿し見上げる夜の月のふくらみ2 夜間飛行道路に輝く民の営み3 資本主義よちよち歩きのトランプちゃん4 花々をちりとりに集める仕事5 ...
泉の会 6月句会のご案内時:6月21日(土曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室8投句〆切:6月18日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
泉の会 6月句会のご案内時:6月21日(土曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室8投句〆切:6月18日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
第八回尾崎放哉賞 第一次選 通過作品(3/3) コートはカンボジア製作った人の幸せであれ 三宅たくみ哭いているだろう 戦場のコオロギ いまきいれ尚夫あまたの懺悔白くして降り積もる雪 いまきいれ尚夫母の襁褓子供の襁褓替えて秋 田中 隆人の道に少し逆らう月もふたつ 小野 芳乃凪ぐ湖の彼岸へ渡れと月光の橋 奥野立日十湖を見つめる少年のいた砂浜に立つ 奥...
第八回尾崎放哉賞 第一次選 通過作品(2/3) 僕らは最高レモネードの向こう岸まで 佐川智英実まさかの柿のぽっとり 岡村 裕司雨粒と泪するしがみつく電柱 野谷 慎治月影の橋小銭もない口笛 野谷 慎治止まれない兵隊蟻たち 前畑 一博今日の雨音はロ短調 原田さつき春の夜小さく獣めく背中 野田麻由可結...
第八回尾崎放哉賞 第一次選 通過作品(1/3) 置き忘れたように佇んでいる鳩 東乃 周平生きてきた話に爪ばかり伸びる 河村 正浩誰にも逢はない奥の細道を歩く 辻元喜代志熟した山の実を提げて丸い月と帰る 渡辺 敏正朝から蝉森が一つになっている 万 年 青咳さえも生きる為に ゆ う じ受け皿のない透明なものが河川となる 山根もなか何...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2025年4月20日 4月句会 全33句1 ぼーーーーーっと突っ立っててコンビニに花曇2 すべて流して春の雨に濡れてゆく3 日暮れてバカボンのパパが見ていたよ4 エレベーターの扉貴賤上下の差別なく開閉5 トカゲに...
旧国道を車で走っていると三角鳥居の前でたくさんの鯉が泳いでいましたそよ風に緩やかに泳ぎ強い風が吹くと勢いよく跳ね上がります空は青く眩しいほどの陽光です親子連れが次々と見にきて近くの駐車場は一台出た後に入れ替わるように駐車します子供達の未来が幸いでありますように 2025年4月27日 撮影 立日十ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
桜は散りましたが琵琶湖西岸、新旭町の湖岸道路に沿って「ノウルシ」が見頃です葦原と湖岸道路の間の湿地帯に黄色い花と葉を広げていますパラパラと立ち寄る人がいてお弁当を広げながらゆったりと春風を楽しんでいます波打ち際の柳(アカメヤナギ)は芽吹き始め根本を波にさらわれながらも魚たちを守っているようです 2025年4月25日 撮影 立日十ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2025年4月20日 4月句会 全33句選句と鑑賞は後日掲載いたします。1 ぼーーーーーっと突っ立っててコンビニに花曇2 すべて流して春の雨に濡れてゆく3 日暮れてバカボンのパパが見ていたよ4 エレベーターの扉...
泉の会 5月句会のご案内時:5月18日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室3投句〆切:5月4日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
先月末に京都・大阪・吉野の桜を見に行ってきましたもう終わりになってると思いますが 貞徳 ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
春霞の空の下 蕨と筍をとりに行きました今年は雪が遅くまで残りましたので季節がやや遅れているようです収穫は少なく残念でしたが野の花や桜は満開です農道の横には「オオイヌノフグリ」浜辺では「ノウルシ」山椒の若葉 タラの芽も出ています筍は下手な掘り方の見本でもっと根本から掘らないといけません蕨は沸騰したお湯に1分ほど入れさっと上げ水に浸す アクが少し残る程度がよいかと筍は水からじっくりと湯掻きます蕨には花...
秋海棠さんが「ミツマタロード」の写真を送ってくださいました京都府大山崎町が観光名所を開発しようと植樹したそうでサントリーの工場まで まだまだ伸びるそうです今が盛り満開のミツマタの花手漉きの和紙の楮(こうぞ)と共に知ってはいるもののこんな花が咲くとは意外でした 小麦 2025年4月10日 撮影 秋海棠ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2025年3月16日 3月句会 全31句1 病んだ身体横たわり雨と花冷え2 新しいコーヒーカップで春を待つ3 丸め込めるか踏みつぶされるか女の親父4 ピンホールの向うに広がる5 野点してかたいつぼみの梅花6 三月...
梅の後 桜の前 に咲くミモザ 木全体が真っ黄色モクレン クリスマスローズも開きました花の名前は分かりませんが 川に沿って植えられている小さな花の塊その川にはコガモとハシビロガモが仲良く川底をさらっていましたこのところ穏やかな晴天が続いています句を詠みたいのに頭が回らずただ春を満喫しています ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村 ...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句※5月は各自最高と思う句に丸をつけ二点として数えました。 おやすみこわれてしまったぼくの一日 人美 昌平・弥生・○秋海棠・貞徳 選・嫌な日の記憶はもうなくなりま...
我が家からはあの日本史に出てくる、標高300mの天王山が見えます。その頂上から淀川に落ちるなだらかなスロープが古戦場で、最近の私の楽しみはこの山の頂上まで歩いて、最も見晴らしの良い場所に腰掛け、天下分け目の大決戦を、当時全国から集結した武将の陣取り合戦、兵士の動きなどを描写したさまざまな小説、講談から検証するのです。小川、立木、大岩、小径などもからみ、作者により描写が違いそれはゲームのようにいろいろ...
二十代前半から句を詠んでいる。これと言う方向性があったわけでもなく、句会があるので作るという安易な気持ちであった。 今も締め切り前に慌ててまとめに入る。最近は誰も踏み込んだことがない句を詠みたいこと、また現世と異世界が混在するような空間を詠みたいとも思う。一方、朝起きると目の前に広がる湖や水は普通に詠む。齢と共に緊張収縮系の句はしんどくなり、ふうーと息を吐いた解放脱力系を楽しみながら詠みたくなっ...
猫のあくび うちの猫は雌猫で名前はライラという。このハイカラな名は妻が名付けた。 今年のくそ暑い夏を、猫も私もなんとかやり過ごせそうだ。猫はきっちりと涼しい所で寝転がっている。 水やミルクを飲み放題、エサ食べ放題で働くこともないにも関わらず、あたいの事はほっといて、という態度だ。 それは仕方のない事なのか、猫だから。(自由律俳句誌 青穂第二句集より) 伊藤人美の20句 髪切ったんか三人...
泉の会 6月句会のご案内時:6月24日(月曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室7投句〆切:6月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
新撰組の土方歳三が、故郷の多摩石田村を離れ京都に行く際に残した句集がある。「豊玉発句集」の豊玉は歳三の俳号。司馬遼太郎の「燃えよ剣」に二、三の句が紹介されていて気になっていた。最近、岡田准一主演の映画「燃えよ剣」を見た機にまとめてみました。近藤勇が鈴木亮平、お雪が柴咲コウ、沖田は山田涼介で良い映画でした。(立日十) 豊玉発句集 全四十一句 差し向かう心は清き水鏡 露のふる先にのほるや稲...
水琴窟の窓辺で空とまぐわう 滝沢ゆき子もみじの手から未来 前畠 一博藺草に爪立て 少年の記の匂い 城 山自由な旅にいくつもの定刻 石井 一草シャワーを止めて屋根ごと雨に包まれる 小笠原玉虫むかえびはさけとさしみときゅうりもみ 飯島よしのぶ面接の日の眉を丁寧に描く 砂 狐砂時計少し遅らせ一日を引き伸ばす 黒瀬 文子裸...
支えあって生きる右手左手 井上 知子長男に生まれ死ぬまで草を刈る 河村 正浩帰って来る帰って行くそれだけの八月 島田 茶々さらさらと砂の熱さ 昆布並べ干す 渡辺 敏正ほんとうの事知りたくて穴を掘っている 小林万年青うちわの風で母が思い出している 小林万年青それぞれに過去があって打ち上がる花火 遠藤 雪兎付箋紙の青は海でもなく空でもなく 江口 啓...
マスク越しでも君を看る日日 浦城 亮祐やっと道ゆく形代が踊ってる 東乃政之助許すとは歩幅ゆっくり合わせゆくこと 山田 立美こんなにも鯉昇り群れてる子だくさん 遠藤 和暢鰯の群れ誰も手を挙げない 楽 遊 原墓にまっすぐ見られながら立ち去る 楽 遊 原沈んだ月が心の裏側を照らしている 楽 遊 原「シャツ裏ですよ」もう少し夫婦でいたい 鈴木 和枝...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句 いつもの角を曲がると 夜桜が立ちはだかる 貞徳 弥生・昌平・日和呂・立日十 選・いつもの角を曲がるとの表現が軽くてウンウンと頷いてしまいます、その後に思...
長岡天満宮の藤棚が見事です。(京都府長岡京市)鳥居とキリシマツツジ(キリシマツツジは長岡京市の天然記念物)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
京都の桜は散り葉桜になりました。ウキウキと散歩しているとハナミズキやフジが満開です。途中でみる足もとの雑草たちも賑やかに花を咲かせています。歌や俳句に詠まれている雑草もあり、野外観察ハンドブックを参考にいくつか調べてみました。ヤエムグラ と ヒメオドリコソウ 八重葎 しげれる宿の さびしさに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師 ヒメオドリコソウホトケノザ 七草や何をちなみに仏の座 路通...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
野生化した諸葛菜 令和6年4月15日 立日十 撮影泉の会 5月句会のご案内時:5月26日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室10投句〆切:5月24日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを...
京都の桜は散り、葉桜になりましたが北関東の桜は今が見頃でしょうか。 撮影:貞徳ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句初音告げ天涯孤独の友おくる 秋海棠 立日十・人美・弥生・貞徳 選・送っているあなたが存在するのだから、その友はひとりではありません(貞徳)・親類や縁者はいないけど...
句会後に円山公園の夜桜を見に行きました 令和6年3月31日 秋海棠:撮影ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
写真:京都円山公園の枝垂れ桜 秋海棠 撮影泉の会 4月句会のご案内時:4月14日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室9投句〆切:4月11日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いしま...
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