野村朱鱗洞の70句 (2/2)
野村朱鱗洞の70句 (2/2) 林が暗うなりゆけばいつせいに光る水かな足袋濯げば干すほどの日ざし來ぬ葱の香にやすらかなつかれ出でにけりかろきつかれにさらさらと繰る書なりへうへうと人ら過ぎゆけり風の中路地の宵淋しき月が懸かつてゐたりかそけき月のかげつくりゆく蟲の音よ月夜の雲ひえびえと野の四方にありし風ひそひそ柿の葉落としゆく月夜わが淋しき日にそだちゆく秋芽かな 家路はるけく思ふとき夜雨に遇ひし淋...
2022/06/29 00:01
2022年6月 (1件〜100件)
「ブログリーダー」を活用して、izuminokaiさんをフォローしませんか?