イギリスとオランダの戦い-イギリス・オランダの躍進(3)今回はイギリスとオランダの「東インド会社」の続きです。イギリス(イングランド)とオランダはともに数少ないプロテスタント国で、オランダの独立ではイングランドが支援を行うなど、両国の関係は良好でした。ところが、両国が東インド会社を設立した後は「昨日の友は今日の敵」という言葉の通り、イングランドとオランダは東南アジアでの香辛料の貿易をめぐって激しく争うようになります。オランダは経済的に非常に栄えており、たくさんの船を貿易に投入することができました。一方、イングランドはまだまだ貧しく、オランダほどの多くの船を利用することはできませんでした。両国の戦いの結果は火を見るよりも明らかでした。今回はこのような両国の争いを軸に、当時の香辛料の生産と流通について見て行きます。...イギリスとオランダの戦い-イギリス・オランダの躍進(3)