「かにママABA療育日記」第15作です。 妻の療育マンガは1年4カ月ぶりです。昨年は、妻はPTA役員としての活動や商業団体、町内会の用務が重なって多忙でしたし、ぼくも資格試験があったりと、慌ただしい一年でしたが、今年度に入ってからは夫婦ともちょっと心身に余裕が出てきました。 このマンガは「つみきの会」に入ったばかりですので、息子が2歳、今から10年前の頃の話です。見ていると、妻が一番苦しんでいた時期を思い出しま
「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子の子育てや日常生活などをつづっています。息子は現在、特別支援学校中等部1年。2歳で診断を受け、ABA(応用行動分析)に基づく家庭療育を続けています。新潟県在住。「つみきの会」メンバー。
「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子(2011年生まれ)との日常生活や療育などについて、夫婦で書いていきます。息子は非常にゆっくりと、しかし着実に「できること」が増えてきていて、将来のことを悩み始めたらきりがありませんが、いまは夫婦共々、たぶん息子も「幸せ」です。
ライバルはテスラ車?〜息子とサイクリングをしている時に行っている自己流の療育について①
またまたサイクリングの話です。 息子はここ3カ月ぐらい、ぼくが家にいると息子は「自転車に乗りたい!」とばかり言っていて、ぼくの体力が許す限り、ずっとサイクリングロードにいます。 わが家ではABA(応用行分析)による家庭療育は妻が一手に担っていますが、1回出掛けると1時間半から2時間ぐらいマンツーマンで過ごすサイクリングは、息子の体力づくりやストレス発散だけではなく、「学び」の場でもあります。 今回はそんな、サイクリングを通じた自己流の療育について。
重度自閉症児であり「鉄人」でもある息子にはトライアスロンが向いているかもしれないけど、スイムはキレイな海がいいです
東京五輪が始まりました。競技が盛り上がっているのは素晴らしいことです。 開会直前にあったコーネリアス小山田圭吾氏をめぐる炎上騒ぎは既に、少し遠い記憶となっている感があります。 しかし、障害児の親としては、小山田氏を追及し続けるというのではなくて、一連の炎上騒ぎから得られる教訓というか「学び」は、ずっと探していこうと思います。 それにしても暑い。 新潟県は雪国なので夏は涼しいと思っておられる方もいるようですが、そんなことは決してありません。
第三者に感動を与える力はないとしても、知的障害児(者)がスポーツを続けられる環境が身近にあり続けてほしい〜当事者家族が思う「感動ポルノ」⑧
この記事は10日前にアップしようと思っていたものです。コーネリアス小山田圭吾氏のことを書いていたら、もうオリンピックが始まってしまいました。 特に加筆する部分もなさそうでしたので、そのままアップします。 オリンピックやパラリンピックといったスポーツについてここ3回書いてきましたが、妻もぼくもずっと、スポーツから縁遠い生活を送ってきました。 体育会の部活に入ったことがありませんし、スポーツを観戦する習慣もありません。 ぼくは、偶然テレビをつけた
コーネリアス小山田圭吾氏の大炎上から得られた「学び」⑤〜才能があるからといって周りから甘やかされ続けると精神年齢は上がらず、あとで大恥をかく
元ラーメンズの小林賢太郎氏が東京オリンピック・パラリンピックの演出担当を電撃的に解任されたのには本当に驚きました。 昨日(22日)未明、夜勤を終えてスマホを見た段階で、「GEINOU」という芸能ニュースサイト(今回の件で初めて存在を知りました)の記事「<ユダヤ人大量惨殺ごっこ> 五輪開会式演出・小林賢太郎に浮上した『ホロコーストいじり』の過去」と、実話BUNKAタブー編集部(こちらは知っています)のツイートが結構リツイートされていたのですが、その時点では
コーネリアス小山田圭吾氏の大炎上から得られた「学び」④〜障害者団体や関係者に「感情に任せた激しい批判コメント」を期待する人たちが出てくるので慎重に構える必要がある
7月14日に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が開会式・閉会式のクリエイティブメンバーに小山田圭吾氏が入ってると発表したことから始まった今回の炎上騒ぎは、19日夜に「五輪開会式の楽曲担当を辞任」との速報で一区切りが付きました。 これまでも数多くのネット炎上を見てきましたが、今回の騒ぎは日本のネット史上にも残る大規模なものだったと思います。 振り返ってみて気になるのが、19日夜に小山田氏の辞任表明が速報されるまでの、この日の組織委と政府の動きで
コーネリアス小山田圭吾氏の大炎上から得られた「学び」③〜障害児と健常児をただ一緒にしただけの「インクルーシブ教育」は、障害児の命すら奪いかねない危険な社会実験
コーネリアス小山田圭吾氏が五輪開会式の楽曲担当を辞任しましたが、今回の大炎上から教訓を導き出す作業は続けます。 書いていると、かつて聴いていた「フリッパーズ・ギター」の曲が頭の中で勝手に再生されます。 渋谷系音楽のマイブームはとうに過ぎ、小山田氏が「障害者いじめ」を自慢する「人間のクズ中のクズ」であることを20年ぐらい前に知ってから聴き直す気もなかったのですが、この炎上騒ぎで作品を思い出してしまった形です。皮肉なものです。 このブログ、2日に1回のペ
コーネリアス小山田圭吾氏の大炎上から得られた「学び」②〜立派な理念を掲げる「一流芸能人」御用達の私学で必ずしも立派な教育が行われているわけではない
コーネリアス小山田圭吾氏がまだ燃えています。 五輪組織委が小山田氏は「高い倫理観がある」ので留任させると発表してしまっていますので、一転して解任を決めるか五輪開会式が終わるまでは燃えるづけるのは致し方ないでしょう。 …と、ここまで書いていたら、小山田氏が「五輪開会式の楽曲担当を辞任」との速報がスマホに流れてきました。2021年7月19日午後7時20分ごろです。 この炎上を巡って芸能人やタレント、文化人といった方々がいろいろとコメントしていました。
コーネリアス小山田圭吾氏の大炎上から得られた「学び」①〜胸くそ悪い「障害者いじめ」を商品化して金を稼いだ編集者の方がもっと悪質
前回書いた記事の続きです。コーネリアス小山田圭吾氏、燃え続けていますね。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/burning-cornelius/ 「サブカル老人会・インターネット老人会」メンバーとしては、小山田氏が「陰惨な『障害者いじめ』をした経験を雑誌のインタビューで得意げに語る『人間のクズ中のクズ』」だってことは「争いのない常識」であって、「何を今さら騒いでいるんだろう」と、当初はちょっと冷
あのコーネリアス小山田圭吾氏がいま炎上していることについて障害児の父親となった50歳「元サブカルおっさん」が思うこと
昨日(7月15日)の朝、スマホでYahooニュースのアプリを開き、本当に驚きました。 「音楽ナタリー」が配信した「オリンピック・パラリンピック開会式の音楽監督をFPM田中知之が担当、作曲メンバーに小山田圭吾」と題する記事を目にしたからです。 記事を引用します(太字は筆者)。「東京2020オリンピック競技大会」の開会式コンセプト「United by Emotion」には、これまでの日々を共に進んできた世界中の人々への感謝や称賛、未来への希望を感じること
障害者スポーツにおける「勝ち・負け」にどのような価値があるのか〜当事者家族が思う「感動ポルノ」⑦
このタイトルだけですと暴言というか一種の極論のように捉えられるかもしれませんが、これは中度知的障害(+重度自閉症)児の親としての率直な疑問です。 パラリンピックに知的障害者の種目がありますが、「この人は知的障害だから競技に出ていいけど、あなたは軽いからダメ」といったその分け方が果たして妥当なのかどうか、分け方が妥当でなさそうなグループ内で勝敗を競ったところで、その「勝ち・負け」に意味はあるのかー。こういったことを前回の記事で指摘しました。https://l
当事者家族なのにパラリンピックにあまり興味・関心が湧いてこないのはなぜか〜当事者家族が思う「感動ポルノ」⑥
前回の記事では、東京五輪・日本選手団の結団式でのオリンピック選手たちのコメントが炎上したことから、アスリートたちも「感動ポルノ」の「被害者」、ないしは、「同意をしていないのに出演させられている役者」なのかもしれないーということを書きました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/emotion-and-courage/ だとすると、「障害者+アスリート」の2大要素を兼ね備えた選手が出場するパラリンピ
「感動と勇気を届けたい」というオリンピック選手の発言が炎上しているけれど、現役アスリートにそれほど高いコメント力って、いる?〜当事者家族が思う「感動ポルノ」⑤
「感動ポルノ」というパワーワードから連想することをこれまで4回書いてきました。 「24時間テレビのことも触れたし、次はパラリンピックについて書いて終わりにしようか」と思っていたのですが、「本体」のオリンピックが燃えまくっていますので、そちらから。 Yahoo!ニュースに「東京五輪結団式『感動届けたい』『最高のパフォーマンスで恩返し』」と題する毎日新聞の記事が載っていて、Twitterや「5ちゃんねる」で話題になっていました。 記事に載っている五輪アス
昔の「24時間テレビ」は時代の最先端を走っていたそうだけど、今はどういう方々の需要で成り立っているのかピンとこない〜当事者家族が思う「感動ポルノ」④
自分でこんなタイトルにしておいてなんですが、「時代の最先端を走る」ってのは手垢のついた古くさい表現ですね。 「ナウなヤングがディスコでフィーバー」「高感度キッズにバカウケ」と同じようなにおいがします。 今回は、この日本国で「感動ポルノ」を語る上で外せない「24時間テレビ」についてです。 この日本国において「感動ポルノ」の代名詞、いや、固有名詞と言ってもいいぐらいの「絶対的な存在」であります。 ぼくは、当事者の親として、「24時間テレビ」に対
当事者家族が「美味しそうなものを出しそうだけど店主が気難しいからあまり行きたくないラーメン店」のように思われないために〜当事者家族が思う「感動ポルノ」③
「感動ポルノ」というパワーワードをめぐり、これまで2本の記事を書きました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/inspirational-porn/https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/exploitation/ 今回は、当事者家族という「一般社会から『弱者』だと思われているフシがあるポジション」に7年間身を置いてみて感じた
イスに座ることすらできなかった重度自閉症児に7年後、「メモ帳」「スケジュール管理」機能が追加され、とても頼もしい存在になった
息子に診断名が付いてネットでいろいろ調べていた頃、ある先輩ママさんが「自閉症児が『メモ帳』『スケジュール管理アプリ』の代わりになる」という趣旨のツイートをされたのを覚えています。 自閉症児は記憶力がいいから、その日の予定などを自分の代わりに覚えてくれる、と。 当時の息子の様子からはとてもそんな将来が想像できず、「そんな時が来るといいね」なんて妻と言い合った記憶があります。 まさに前回、妻が療育マンガに描いていた頃のことです。 息子は当時2歳半
一番最初に目の当たりにした一番険しい山をついに越えた!〜自閉症子育てマンガ「かにママのABA療育日記」008
「かにママABA療育日記」第8作です。7年前、「つみきの会」に入ってABA(応用行動分析)による家庭療育を始めたばかりの頃のエピソードで、過去2回書いてきたマンガの続きです。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/manga006/https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/manga007/
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「かにママABA療育日記」第15作です。 妻の療育マンガは1年4カ月ぶりです。昨年は、妻はPTA役員としての活動や商業団体、町内会の用務が重なって多忙でしたし、ぼくも資格試験があったりと、慌ただしい一年でしたが、今年度に入ってからは夫婦ともちょっと心身に余裕が出てきました。 このマンガは「つみきの会」に入ったばかりですので、息子が2歳、今から10年前の頃の話です。見ていると、妻が一番苦しんでいた時期を思い出しま
支援校中等部への登下校はバスのため(しつこい)、4月上旬の入学式以来、一度も学校に行っておりません。妻は先日、保護者面談で行ってきましたが、近所の小学校に通っていた6年間はずっと妻かぼくが一緒に登下校していたので、いまだに不思議な感覚です。 小学生の頃は、妻が5年間ずっとPTA役員をやり、図書館ボランティアを続けていたことから、学校とは極めて濃密な付き合いで、ぼくもそれなりに顔が知られていたようです。 ぼくは夜勤を含むローテ勤務のため、平日休みのことも多く
もういなくなってしまいましたが、先月の上中旬にかけ、家の近所にずいぶんと鳴くのが上手なウグイスが居ついて、楽しませてくれました。田舎とはいえこんな住宅街には珍しい。 今回は、息子の「鳴き声」について。「泣く」ではなく、「鳴く」。 こちらは昨日サイクリングに出かけた際に録音したものです。 この「鳴き声」を発するようになったのは半年ぐらい前からで、それほど声が甲高くない息子が、裏声?を使って「ぴよ~ん」と発声しています。ぼくも、真似しようとずっ
いよいよゴールデンウイークも後半!というか、ぼくの場合はローテーション勤務でカレンダー関係ないのですが、ようやく休みに入りました。市内のホームセンターには野菜苗が大量に出回り、そろそろ買ってきて庭の家庭菜園に植えないと出遅れてしまいます。 ことし何を植えるか、ラインナップをまだ決めていませんが、「これだけは二度育てない!」という野菜ははっきりしています。備忘録も兼ねてそれらを挙げていきます。イラストは、AI(Microsoft Copilot)に描いていただきまし
息子が支援学校中等部に入って3週間が過ぎました。それなのに、親はというと、まだ飽きずにバス通学の話をしています。この世は美しい。なぜなら、バス通学があるからバス通学はリリンが生んだ文化の極みだね 下の言葉は、エヴァオタじゃないと意味不明かと思われますが、説明は省略いたします。バス通学がうれしすぎて夫婦ともども「頭がいかれている」ことさえ伝われば十分ですので。 サイトを整理していたら、2年半前に書いた記事を見つけました。ht
われわれ家族が住んでいる市の祭りは毎年、8月末に3日間の日程で行われます。で、小規模ですが町内会の神輿渡御が祭り初日に合わせる形で催されます。そうなのです、社労士試験ともろにバッティングするんです。 初めて受験した一昨年(2022年)、祭り担当の町内会役員の方に電話しました。神輿の日の前後にちょうど県外で用事がありまして、地元を離れますので、ことしは参加できません。申し訳ないです m(__)m この年は不合格で、「早く受からないと、いつまでたっ
新卒で今の会社に入って20年間ずっと外勤でした。交換した名刺はすべて、もらった順にナンバリングしてJpeg画像に変換して保管してあります。 6000枚超あります。このうち、社労士の肩書が入っている名刺は、20世紀末に仕事でお世話になった方の1枚だけです。調べ直しておりませんが、はっきり記憶していて間違いありません。 この方はもうお亡くなりになっていますが、当時は市会議員でその関係でやり取りしただけで、社労士の業務について話題にしたことはありません。身内にも
新卒から現在まで続けている仕事に関連した業種でフリーランスor起業というのを将来の選択肢から消して、「障害者福祉系」という方針を定めたのはいいんだけれど、今までの職歴を捨てたアラフィフの全裸中年男性に今さら何ができるのか? いま流行っているみたいだし、放課後等デイサービスの経営とかはどうか? グループホームみたいな福祉系アパートはどうか? でも経営とかの知識はないし資格もないし、そもそもカネがないからなぁ。宝くじが当たるか大地主に転生すれば可能か。だけど
「アムステルダムの朝は早い」なんてコピーを使ったインスタントコーヒーのテレビCMが昔ありましたが、どこの国だろうと都市だろうと朝は早いわけで、これは今で言うところの「進次郎構文」(小泉進次郎さんがいかにも使いそうな言い回し)の「走り」だったという位置づけになるかもしれません。 「アムステルダムの朝は早い」に匹敵する「当たり前のことだから言われなくて分かっているわ!😤」ってのに、「障害児の親にリタイヤはない」があります。ええ、ぼくは死ぬまで息子の面倒をみますし、死ぬ
前回の⓪とは別の観点から書いてみます。 障害者、とりわけ知的障害者は「流動性に乏しい」と言われることがあります。 生まれた街で親とずっと暮らし、親が転勤族(死語か?)で一緒に引っ越しを繰り返す方もおられるでしょうが、多くは生まれたまちでそのまま年を重ね、「ついのすみか」として決めた施設が遠方にあれば引っ越してそこで生涯を終えるーというケースが一般的なのではないでしょうか。 わが息子に引き付けて考えてみても、自動車の運転免許を取る可能性はないでしょう
以前も書いたような気がしますが、社労士試験に向けた学習を始めた2年以上前からこのブログはほったらかしにしていました。その間は旧Twitterがオンライン上の主な居場所となり、息子の子育てのことなども、そちらに書いてきました。 合格して少し時間に余裕ができてブログを再びいじり始め、リニューアルして「労働・社会保険、福祉」「資格・学習」と新たなカテゴリーも新設したため、それに合わせた記事も書こうと思います。これがその1本目です。 このブログを以前からご覧になっ
息子が市内の特別支援学校中等部に通い始めて4日が経ちました。 これまでは自宅から歩いてすぐの小学校で、同じ顔ぶれの同級生と6年間過ごしてきました。それゆえ、学校が遠いわ知らない人ばかりだわでストレスをため込み、不安定になるかもと覚悟していましたが、全くそんな様子はありません。さすがサイクリングで鍛えているだけあるわ。 またバスの話です。 妻はといえば、バス通学が許可されたことがうれしすぎて、家で5分おきぐらいに「バスに乗って学校に向かっているんだね
息子は無事に市内の支援学校中等部に入学することができました。 「地域の子どもたちと同じ場所で過ごす経験を」ということで、小学校は自宅から歩いて3分の小学校(支援学級)に通わせました。これまでの6年間は大勢の健常児に交じる形でしたが、これからは生徒みんなが何らかの障害があって、先生方やスタッフも「障害児・者と関わるプロ」ですので、いろいろと安心です。 近所の小学校(支援級)から市内の支援校中等部というコースは息子を小学校に入ったことから決めていましたが、妻と
1月に受けた発達検査の結果を聞きに、自宅から100キロほど離れた医療機関(療育園)へ家族3人で行ってきました。帰りに職場に寄ってそこから夜勤でしたので、なかなかハードな1日でした。 結果としては、知的障害は重度ということで、評価は変わっていませんでした。この医療機関で5年前に受けた時より発達年齢が1歳ちょっと上がっていたので、息子はこの5年間で健常児換算すると1年分の成長をしたことになります。 結果自体は、親として常に接している中で「実感通り」といったところ
数日前、息子とサイクリングロードを走っていたら、聞いたことがない呪文のような言葉を繰り返していました。うっすらとメロディーも付いていました。 「君が代」でした。そうか、卒業式の練習で覚えたのか。「苔のむすまで」の部分だけヘビーローテーションしていましたので、全体を通して歌えるようになったのかは分かりませんが… 早いもので、息子が近所の小学校(支援級)に通ってもう6年となりました。 障害の種類も傾向もいろいろですので、比べても意味はないのですが、この
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
サイトのメンテナンスをしたついでに、もう1本書いてみます。 ことしの春、息子は初めて美容院で髪を切ることができました。2歳から家庭療育を始めて9年余、偏食はほぼなくなりトイトレも完全終了しましたが、「髪を切る」はずっと進展がありませんでした。 偏食ややトイレに比べ、それほど切羽詰まっていなかったため、「是が非でも」という気持ちが薄かったということもあります。 息子の散髪については、過去にも書いたことがあります。https://lovebee
前回の投稿から約半年ぶりになりました。ことしの8月下旬に社会保険労務士(社労士)試験を受け、今月上旬に合格が発表され、ようやく落ち着いてきました。 試験勉強を始めた2021年末から常に「心ここにあらず」といった状態が続いていて、子育てブログを書く心理的余裕がなく、ほかにもいろんなことをほったらかしにしていました。ようやく日常が再開され始めた感じです。 社労士に関しては、身近に資格を持っている人もおらず、全くなじみのない分野だったのですが、「息子が20歳になっ
前回の投稿から約半年ぶりになりました。ことしの8月下旬に社会保険労務士(社労士)試験を受け、今月上旬に合格が発表され、ようやく落ち着いてきました。 試験勉強を始めた2021年末から常に「心ここにあらず」といった状態が続いていて、子育てブログを書く心理的余裕がなく、ほかにもいろんなことをほったらかしにしていました。ようやく日常が再開され始めた感じです。 社労士に関しては、身近に資格を持っている人もおらず、全くなじみのない分野だったのですが、「息子が20歳になっ
支援校中等部への登下校はバスのため(しつこい)、4月上旬の入学式以来、一度も学校に行っておりません。妻は先日、保護者面談で行ってきましたが、近所の小学校に通っていた6年間はずっと妻かぼくが一緒に登下校していたので、いまだに不思議な感覚です。 小学生の頃は、妻が5年間ずっとPTA役員をやり、図書館ボランティアを続けていたことから、学校とは極めて濃密な付き合いで、ぼくもそれなりに顔が知られていたようです。 ぼくは夜勤を含むローテ勤務のため、平日休みのことも多く
もういなくなってしまいましたが、先月の上中旬にかけ、家の近所にずいぶんと鳴くのが上手なウグイスが居ついて、楽しませてくれました。田舎とはいえこんな住宅街には珍しい。 今回は、息子の「鳴き声」について。「泣く」ではなく、「鳴く」。 こちらは昨日サイクリングに出かけた際に録音したものです。 この「鳴き声」を発するようになったのは半年ぐらい前からで、それほど声が甲高くない息子が、裏声?を使って「ぴよ~ん」と発声しています。ぼくも、真似しようとずっ
いよいよゴールデンウイークも後半!というか、ぼくの場合はローテーション勤務でカレンダー関係ないのですが、ようやく休みに入りました。市内のホームセンターには野菜苗が大量に出回り、そろそろ買ってきて庭の家庭菜園に植えないと出遅れてしまいます。 ことし何を植えるか、ラインナップをまだ決めていませんが、「これだけは二度育てない!」という野菜ははっきりしています。備忘録も兼ねてそれらを挙げていきます。イラストは、AI(Microsoft Copilot)に描いていただきまし
息子が支援学校中等部に入って3週間が過ぎました。それなのに、親はというと、まだ飽きずにバス通学の話をしています。この世は美しい。なぜなら、バス通学があるからバス通学はリリンが生んだ文化の極みだね 下の言葉は、エヴァオタじゃないと意味不明かと思われますが、説明は省略いたします。バス通学がうれしすぎて夫婦ともども「頭がいかれている」ことさえ伝われば十分ですので。 サイトを整理していたら、2年半前に書いた記事を見つけました。ht
われわれ家族が住んでいる市の祭りは毎年、8月末に3日間の日程で行われます。で、小規模ですが町内会の神輿渡御が祭り初日に合わせる形で催されます。そうなのです、社労士試験ともろにバッティングするんです。 初めて受験した一昨年(2022年)、祭り担当の町内会役員の方に電話しました。神輿の日の前後にちょうど県外で用事がありまして、地元を離れますので、ことしは参加できません。申し訳ないです m(__)m この年は不合格で、「早く受からないと、いつまでたっ
新卒で今の会社に入って20年間ずっと外勤でした。交換した名刺はすべて、もらった順にナンバリングしてJpeg画像に変換して保管してあります。 6000枚超あります。このうち、社労士の肩書が入っている名刺は、20世紀末に仕事でお世話になった方の1枚だけです。調べ直しておりませんが、はっきり記憶していて間違いありません。 この方はもうお亡くなりになっていますが、当時は市会議員でその関係でやり取りしただけで、社労士の業務について話題にしたことはありません。身内にも
新卒から現在まで続けている仕事に関連した業種でフリーランスor起業というのを将来の選択肢から消して、「障害者福祉系」という方針を定めたのはいいんだけれど、今までの職歴を捨てたアラフィフの全裸中年男性に今さら何ができるのか? いま流行っているみたいだし、放課後等デイサービスの経営とかはどうか? グループホームみたいな福祉系アパートはどうか? でも経営とかの知識はないし資格もないし、そもそもカネがないからなぁ。宝くじが当たるか大地主に転生すれば可能か。だけど
「アムステルダムの朝は早い」なんてコピーを使ったインスタントコーヒーのテレビCMが昔ありましたが、どこの国だろうと都市だろうと朝は早いわけで、これは今で言うところの「進次郎構文」(小泉進次郎さんがいかにも使いそうな言い回し)の「走り」だったという位置づけになるかもしれません。 「アムステルダムの朝は早い」に匹敵する「当たり前のことだから言われなくて分かっているわ!😤」ってのに、「障害児の親にリタイヤはない」があります。ええ、ぼくは死ぬまで息子の面倒をみますし、死ぬ
前回の⓪とは別の観点から書いてみます。 障害者、とりわけ知的障害者は「流動性に乏しい」と言われることがあります。 生まれた街で親とずっと暮らし、親が転勤族(死語か?)で一緒に引っ越しを繰り返す方もおられるでしょうが、多くは生まれたまちでそのまま年を重ね、「ついのすみか」として決めた施設が遠方にあれば引っ越してそこで生涯を終えるーというケースが一般的なのではないでしょうか。 わが息子に引き付けて考えてみても、自動車の運転免許を取る可能性はないでしょう
以前も書いたような気がしますが、社労士試験に向けた学習を始めた2年以上前からこのブログはほったらかしにしていました。その間は旧Twitterがオンライン上の主な居場所となり、息子の子育てのことなども、そちらに書いてきました。 合格して少し時間に余裕ができてブログを再びいじり始め、リニューアルして「労働・社会保険、福祉」「資格・学習」と新たなカテゴリーも新設したため、それに合わせた記事も書こうと思います。これがその1本目です。 このブログを以前からご覧になっ
息子が市内の特別支援学校中等部に通い始めて4日が経ちました。 これまでは自宅から歩いてすぐの小学校で、同じ顔ぶれの同級生と6年間過ごしてきました。それゆえ、学校が遠いわ知らない人ばかりだわでストレスをため込み、不安定になるかもと覚悟していましたが、全くそんな様子はありません。さすがサイクリングで鍛えているだけあるわ。 またバスの話です。 妻はといえば、バス通学が許可されたことがうれしすぎて、家で5分おきぐらいに「バスに乗って学校に向かっているんだね
息子は無事に市内の支援学校中等部に入学することができました。 「地域の子どもたちと同じ場所で過ごす経験を」ということで、小学校は自宅から歩いて3分の小学校(支援学級)に通わせました。これまでの6年間は大勢の健常児に交じる形でしたが、これからは生徒みんなが何らかの障害があって、先生方やスタッフも「障害児・者と関わるプロ」ですので、いろいろと安心です。 近所の小学校(支援級)から市内の支援校中等部というコースは息子を小学校に入ったことから決めていましたが、妻と
1月に受けた発達検査の結果を聞きに、自宅から100キロほど離れた医療機関(療育園)へ家族3人で行ってきました。帰りに職場に寄ってそこから夜勤でしたので、なかなかハードな1日でした。 結果としては、知的障害は重度ということで、評価は変わっていませんでした。この医療機関で5年前に受けた時より発達年齢が1歳ちょっと上がっていたので、息子はこの5年間で健常児換算すると1年分の成長をしたことになります。 結果自体は、親として常に接している中で「実感通り」といったところ
数日前、息子とサイクリングロードを走っていたら、聞いたことがない呪文のような言葉を繰り返していました。うっすらとメロディーも付いていました。 「君が代」でした。そうか、卒業式の練習で覚えたのか。「苔のむすまで」の部分だけヘビーローテーションしていましたので、全体を通して歌えるようになったのかは分かりませんが… 早いもので、息子が近所の小学校(支援級)に通ってもう6年となりました。 障害の種類も傾向もいろいろですので、比べても意味はないのですが、この
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続