石原裕次郎が亡くなったとき、追悼盤と銘打ったシングルレコードが発売された。 1987年(昭和62年)8月のことである。
昭和のセクシー系女性ヌード「お風呂こけし」には、戦後日本の暗い影が漂っている
昭和の時代、秋の旅行といえば温泉地が定番だった。 北海道では「観楓会(かんぷうかい)」と称して、温泉旅館で宴会を楽しむ社
映画『バブルへGO!!』でゴージャズなバブル文化とへそ出しルックの平成レトロを同時に楽しもう
泡江剛「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」読了。 本作「バブルへGO!!」は、2007年(平成19年)1月に刊行
「僕らのチープシック2024」大切なのはじゃなくてだということを知る
『POPEYE』2024年10月号の特集は「僕らのチープシック2024」。 かつて、片岡義男訳の『チープシック』(草思社
ベスト盤『ザ・シングルズ -55th Anniv. All Time Best-』で振り返るブレッド&バターの歴史
ブレッド&バターのデビュー55周年を記念するベストアルバム『ザ・シングルズ -55th Anniv. All Time
生きている生身の人間を描いた『そこのみにて光輝く』の「そこ」とはどこだったのか?
佐藤泰志『そこのみにて光輝く』読了。 本作『そこのみにて光輝く』は、1989年(平成元年)3月に河出書房新社から刊行され
デフォルメされた良質の青春『Eternal Best』で読み解く菊池桃子シティポップの歌詞世界
菊池桃子のデビュー40周年記念ベストアルバム 『Eternal Best』が発売された。 「eternal」には「永遠の
『どかどかうるさいロックン・ロール・シティ』喪失感を抱えた少年の自己救済の青春小説
川西蘭「どかどかうるさいR.R.C(ロックン・ロール・シティ)」読了。 本作「どかどかうるさいR.R.C(ロックン・ロー
『氷室冴子の世界─ふくれっつらのヒロインたち─』少女小説家と闘ったコバルト作家の生涯
北海道立文学館にて、特別展『氷室冴子の世界─ふくれっつらのヒロインたち─』が開催されている。 氷室冴子は、2008年(平
プレイボーイ誌で読み解く映画『ビギナーズ』現代社会の暗部をポップ・カルチャーで描く
1945年(昭和20年)、敗戦によって外地を失った日本(大日本帝国)には、樺太や満州から多くの日本人が引き揚げてきた。
「限りなく透明に近いブルー」直視した現実の向こう側に見えてくるものを探して
村上龍「限りなく透明に近いブルー」読了。 本作「限りなく透明に近いブルー」は、1976年(昭和51年)6月『群像』に発表
現状を打破したい人にオススメの映画『シング・ストリート 未来へのうた』テーマは閉塞感からの脱出
近年観た映画の中でいちばんのお気に入りは、ジョン・カーニー監督の『シング・ストリート 未来へのうた』。 2016年に公開
札幌にもいた「ロビンソンの末裔」の足跡を訪ねて、拓北農兵隊と戦後開拓の歴史を歩く
開高健『ロビンソンの末裔』は、上川管内の大雪山麓が舞台となっているが、戦時から戦後にかけて実施された同様の緊急開拓事業は
バルザック『ゴリオ爺さん』に学ぶ「身の丈ライフ」とは? 背反性の中で葛藤する若者の苦悩に共感
オノレ・ド・バルザック「ゴリオ爺さん」読了。 本作「ゴリオ爺さん」は、1835年にヴェルデ書店(フランス)から刊行された
開高健「ロビンソンの末裔」北海道戦後開拓史で読み解く拓北農兵隊の歴史
開高健「ロビンソンの末裔」読了。 本作「ロビンソンの末裔」は、1960年(昭和35年)6月から11月まで『中央公論』に連
村上春樹「羊をめぐる冒険」青春の喪失感と自己内対話による再生の可能性
村上春樹「羊をめぐる冒険」読了。 本作「羊をめぐる冒険」は、1982年(昭和57年)10月に講談社から刊行された長篇小説
庄野潤三「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」チャールズ・ラムの世界を巡るロンドン日記
庄野潤三「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」読了。 本作「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」は、1982年(昭和57年)1月
庄野潤三「絵合せ」読了。 本作「絵合せ」は、1970年(昭和45年)11月『群像』に発表された短篇小説である。 この年、
小沼丹「清水町先生─井伏鱒二氏のこと」読了。 本作「清水町先生」は、1992年(平成4年)3月に筑摩書房から刊行された随
庄野潤三「ザボンの花」はかない人生と生きている喜びを描く微笑ましい家族物語
庄野潤三「ザボンの花」読了。 本作「ザボンの花」は、1955年(昭和30年)4月から8月まで日本経済新聞に連載された長篇
庄野潤三「静物」村上春樹も絶賛!不安定な夫婦関係と夫の孤独を描いた名作短編
庄野潤三「静物」読了。 本作「静物」は、1960年(昭和35年)6月『群像』に発表された短篇小説である。 この年、著者は
村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」傷だらけの自我を封印して新しい自分を生きる、カタツムリの物語
村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」読了。 本作「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は、19
庄野潤三「ガンビア滞在記」小さな大学村の暮らしと隣人たちとの交流
庄野潤三「ガンビア滞在記」読了。 本作「ガンビア滞在記」は、1959年(昭和34年)3月に中央公論社から刊行された長篇滞
村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」テーマは自分探しと自己再生。史上最高にトレンディなファンタジー・ミステリー。
村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」読了。 本作「ダンス・ダンス・ダンス」は、1988年(昭和63年)10月に講談社から刊
デイモン・ラニアン「ガイズ&ドールズ」純情で情熱的なブロードウェイの男たち
デイモン・ラニアン「ガイズ&ドールズ」読了。 本作「ガイズ&ドールズ」は、1932年(昭和7年)に刊行された短篇小説集で
昭和初期のモダンボーイが愛用したロイド眼鏡は、多くの文学作品にも登場している
セルロイドを素材とする丸縁眼鏡を、俗に「ロイド眼鏡」と呼ぶ。 昭和初期のトレンド・アイテムで、「モダン・ボーイ」と呼ばれ
ブレッド&バター『君がいた夏 (セイラリエス)』充実していた青春の延長線上で生き続ける大人たちに送るメッセージ
ブレッド&バターのシングル・コレクションが発売されるらしい(既に予約済みですが)。 デビューから55年記念ということで、
干刈あがた『樹下の家族』ワンオペ育児の孤独感を抱えた安保世代の主婦たちの叫びが聞こえる
干刈あがた『樹下の家族』読了。 本作『樹下の家族』は、1983年(昭和58年)10月に福武書店から刊行された短篇小説集で
札幌のビンテージマンションなら電車通りの「秀和レジデンス」が狙い目かもしれない
『秀和レジデンス図鑑』なるマニア本が出版されるなど、最近とみに人気のビンテージマンション「秀和レジデンス」。 東京オリン
文庫化された『百年の孤独』がなんて嘘だ!こんなにすごい小説はない理由
ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」読了。 本作「百年の孤独」は、1967年(昭和42年)に刊行された長篇小説で
J.D.サリンジャー『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』ライ麦畑やバナナフィッシュを読み解く鍵を探せ
J.D.サリンジャー『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』読了。 本作『このサンドイッチ、
小川洋子『完璧な病室』現実世界と異世界との境界線を乗り越えた女たち
小川洋子『完璧な病室』読了。 本作『完璧な病室』は、1989年(平成元年)9月に福武書店から刊行された作品集である。 こ
アントン・チェーホフ『ワーニャ伯父さん・三人姉妹』閉塞感の中で生きる苦しみを、どう乗り越えていくか?
アントン・チェーホフ『ワーニャ伯父さん・三人姉妹』読了。 本作『ワーニャ伯父さん・三人姉妹』は、2009年(平成21年)
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」村上春樹がロシアの青春群像劇を絶賛した理由
フョードル・ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』は、1879年(明治12年)1月から1880年(明治13年)11月ま
庄野潤三「絵合せ」講談社文芸文庫│昭和レトロな家族小説の楽しみ方
庄野潤三『絵合せ』読了。 本作『絵合せ』は、1977年(昭和52年)1月に講談社から刊行された、文庫オリジナルの短篇小説
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石原裕次郎が亡くなったとき、追悼盤と銘打ったシングルレコードが発売された。 1987年(昭和62年)8月のことである。
矢口史靖「スウィングガールズ」読了。 本作「スウィングガールズ」は、2004年(平成16年)9月にメディアファクトリーか
石坂洋次郎「あいつと私」読了。 本作「あいつと私」は、1961年(昭和36年)5月に新潮社から刊行された長篇小説である。
エレイン・ローブル・カニグズバーグ『Tバック戦争』読了。 本作『Tバック戦争』は、1993年(平成5年)に刊行された長編
札幌まつりは、北海道神宮の例大祭である。 北海道神宮にはもちろん、中島公園にも多くの露店が並ぶ。 明治以来、札幌市民にと
岩波少年文庫フェア2024は「岩波少年文庫で読むケストナーとドイツの作家たち」だった。 「特製アクリルキーホルダーを応募
読書好きにとって、読書は趣味ではない。 食べることや眠ることと同じように、読書とは生きることなのだ。 快適な読書ライフを
野田知佑「のんびり行こうぜ」読了。 本作「のんびり行こうぜ」は、1986年(昭和61年)7月に小学館から刊行されたエッセ
スルメイカ(真いか)は、函館の夏の風物詩だ。 「函館の朝は、いか刺しから始まる」とまで言われた時代。 そんな食文化も、今
庄司太一の『びんだま飛ばそ』(1997)が出たころ、古いガラス瓶を集めるのが、ちょっとしたブームになった。 ガラス瓶と言
6月の札幌は、アカシヤの季節である。 札幌まつりの頃、札幌の街では、アカシヤの白い花が満開になる。 アカシヤの花の季節は
浜田省吾の名盤『PROMISED LAND 〜約束の地』(1982)は、アメリカ文学の影響を感じさせる。 『約束の地』と
ウイリアム・サロイヤン『わが名はアラム』読了。 本作『わが名はアラム』は、1940年(昭和15年)に刊行された長篇小説で
北大祭は、北海道大学の学園祭である。 大学の学園祭なのに、札幌市民への定着度はすごい。 「ライラックまつり」「北大祭」「
ヴィンテージのカップ&ソーサといえば、オールド・ノリタケ(日本陶器)が超有名だが、モダンなデザインに関しては東洋陶器も負
2025年(令和7年)3月、中公文庫から、森田たまの『随筆 ふるさとの味』が刊行された。 森田たまは、札幌出身の女流作家
多くのコレクターがいることで知られる「Fire-King」(ファイヤーキング)の生産がアメリカで終了したのは、1986年
ロバート・B・パーカー『約束の地』読了。 本作『約束の地』は、1976年(昭和51年)に刊行された探偵小説である。 この
ロバート・B・パーカー『約束の地』読了。 本作『約束の地』は、1976年(昭和51年)に刊行された探偵小説である。 この
山口瞳「居酒屋兆治」読了。 本作「居酒屋兆治」は、1982年(昭和57年)6月に新潮社から刊行された長篇小説である。 こ
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江別の本屋さんに、新潮文庫の豆本ガチャがありました。 何に使うでもないけれど、つい欲しくなってしまうミニチュア雑貨。 文
今回の青春ベストバイは、スワロフスキーのハリネズミです。 購入から20年以上が経つけれど、輝きはあの頃のまま。 上質のも
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久しぶりに友部正人でも聴こうかと思ったら、レコードもCDもない。 引越しを繰り返すうちに処分してしまったらしい。 仕方が
Kiwi FM のプレイリストを手に入れた。 Kiwi FM っていうのは、映画『波の数だけ抱きしめて』に登場する架空の
1970年代から1980年代にかけて、日本のアーチストが録音した作品の中から、AORっぽい曲を聴けるアルバムを年代順に揃
ラブマシーンのデビューシングル「お前は夢の中」は、1981年(昭和56年)発売。 発売元は、日本最古のロック専門レーベル
「あいみょんなんて知らない」というおじさんは、今すぐあいみょんを聴くべき。 特に、若い頃に浜田省吾が好きだったおじさん。
NHK「SONGS」で、さだまさしを観た。 別に、録画予約していたわけじゃない。 NHKは常に自動録画しているので、必然
浜田省吾は俺たちの青春のサウンドトラック。 ピークは1986年(昭和61年)発売の『J.BOY』。 そして、アルバム『J
夏が近づくと『波の数だけ抱きしめて』を観たくなる。 音楽が素晴らしいんだよなあ。 もちろん、1982年の空気感も好き。
おじさんは、古い歌が好き。 でも、夏には、最近の歌だって聴きたいと思う。 てなわけで、おじさん向け、21世紀の夏歌ベスト
夏の朝はLUCKY TAPES(通称ラッキー)。 アルバム『dressing』は、爽やかなソウル・ポップを聴かせてくれる
「ユウイチが死んだってよ」 あいつのメッセージを見たとき、僕はユウイチという名前の少年を、すぐには思い出すことができなか
「おまえ、ヤマタツ知ってるか?」と言ったのは、下宿の先輩だった。 先輩と言っても、同じ大学の1年生で、二浪していた彼は、