【食べると生きる】「ライオンのおやつ」小川糸(おがわいと)読了
近頃、というか40代になってから「ちゃんとした本」を読む機会が減ってしまった。本を読まないわけではないけれど、どちらかといえば「実用書」の部類が増えた。「〇〇をするための〇つの方法」「効率的な企画書づくり」みたいな、仕事に直結するような本。それはそれで役には立ってくれたのだけれど、ふと自分の本棚を眺めて余裕がなくなっていることに気づく。 昔は、それを知ったからといって何かの役に立つわけではない、純粋な興味から読む本や、その時の自分の状況に似た主人公が登場する小説をよく読んでいた。いつのまにそういう本を読まなくなったんだろう。 「ライオンのおやつ」小川糸 ひさしぶりに読んだ本。それが「ライオンの…
2019/11/29 02:17