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私の主観による書評、ブックレビューです。小説のほか美術書、ノンフィクションなど幅広く扱います。ベストセラーランキングもチェックします。

くー
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2019/05/27

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  • SF小説の古典 名作なんだけど... 〜「華氏451度」レイ・ブラッドベリ

    「華氏451度」(レイ・ブラッドベリ、ハヤカワ文庫)は、1953年に書かれたディストピア(=ユートピアの反対語)小説の名作。アメリカのSFの大家、レイ・ブラッドベリの代表作といえばこれか、「火星年代記」でしょう。 書物を読むこと、所持することを禁止された近未来社会が舞台です。あらゆる図書館は破壊されて本は焼き払われ、大学などの高等教育機関も閉鎖されています。家では室内の壁が巨大なスクリーンになっていて、人びとはそこに流れる映像や音に慰めを見い出して生きています。 民衆を愚民化するための、徹底した管理社会。 密かに本を隠し持つ人がいると通報され、即座に<ファイアマン>が出動して犯罪者を拘束、有無…

    注目度 小説3位
  • 春の譜

    春の譜

    久しぶりに会う約束をした友人から、待ち合わせ場所に着く直前にメッセージが入りました。 「病院にいる。すまん」 彼はある病気と長く付き合いながら仕事を続けています。事情をよく知っているから、怒る気になれないし、必要以上に心配もしません。ときどき悪化して激しい痛みに襲われる。しかし、そのまま命に直結する病気ではない。 悪化すると処方されている鎮痛剤では効きめがなく、病院のベッドで点滴の鎮痛剤を入れて、ひたすら耐えるしかないようです。キャンセルが遅れたのは、直前までなんとか約束を守れないかと考えていたのでしょう。 想像してわたしの心も痛むけれど、元気になったときにまた会えばいい。そんなふうにして、ず…

  • SF小説の古典 名作なんだけど... 〜「華氏451度」レイ・ブラッドベリ

    SF小説の古典 名作なんだけど... 〜「華氏451度」レイ・ブラッドベリ

    「華氏451度」(レイ・ブラッドベリ、ハヤカワ文庫)は、1953年に書かれたディストピア(=ユートピアの反対語)小説の名作。アメリカのSFの大家、レイ・ブラッドベリの代表作といえばこれか、「火星年代記」でしょう。 書物を読むこと、所持することを禁止された近未来社会が舞台です。あらゆる図書館は破壊されて本は焼き払われ、大学などの高等教育機関も閉鎖されています。家では室内の壁が巨大なスクリーンになっていて、人びとはそこに流れる映像や音に慰めを見い出して生きています。 民衆を愚民化するための、徹底した管理社会。 密かに本を隠し持つ人がいると通報され、即座に<ファイアマン>が出動して犯罪者を拘束、有無…

  • 哀れ 恋心 自堕落 そして生きること 〜「山の音」川端康成

    哀れ 恋心 自堕落 そして生きること 〜「山の音」川端康成

    旧友を酒に誘い、夕方から早めに出かけました。会社を離れて田舎に引っ込むと、街中に行く機会があまりありません。約束の時間まで、久しぶりに駅前の大型書店とBook・offをはしごして、荷物にならないよう1冊だけ買い、<スタバ読書>で時間を潰そうという魂胆でした。 川端康成の「山の音」を選んだのは、未読だったから。加えて、騒がしい店で飲む前に、川端の静かに張りつめた文章を読むのは、なんとなく合っているようにも思えました。 魅力を伝えようとして、どうにも伝えることが難しい作家がいます。わたしにとって川端康成はそんな一人です。以前、このブログで「雪国」について書きましたが、あのときも書き手の感触として消…

  • 美しすぎるものを焼き尽くせ 〜「金閣寺」三島由紀夫

    美しすぎるものを焼き尽くせ 〜「金閣寺」三島由紀夫

    幼時から父は、私によく、金閣のことを語った。 三島由紀夫の「金閣寺」はさらりと、物語の悲劇を暗示して始まります。1956年に雑誌連載後、単行本として刊行されたこの作品は、三島に対して懐疑的だった一部の批評家たちを黙らせ、海外でも翻訳されました。 代表作の一つになり、近代日本文学の傑作に数えられています。その7年前、「仮面の告白」で実質的文壇デビューを果たした三島を、一気に日本を代表する作家の一人に押し上げたのが「金閣寺」でした。 いま読めば、そうした出来事は歴史の一コマになっています。社会状況も人の感性も違う以上、当時と同じ受け止めはできなくて当然です。同時に、やはり色褪せない魅力があるのは確…

  • だから歴史は面白い 〜「磯田道史と日本史を語ろう」

    だから歴史は面白い 〜「磯田道史と日本史を語ろう」

    「磯田道史と日本史を語ろう」(文春新書)は、雑誌に掲載された12本の対話をまとめた1冊です。磯田さんと語り合うのは養老孟司さん、半藤一利さん、浅田次郎さん、阿川佐和子さんら。1対1の対談だけでなく、2、3人の専門家たちと語り合う対話もあります。 「信長はなぜ時代を変えられたか」「幕末最強の刺客を語る」など多彩なテーマで、磯田さんと専門家たちの異なる視点が行き来し、交錯します。一人の著者の脳内で完結する歴史本と違い、会話形式なので読みやすく、視点が外に開かれていて面白い。音楽ならソロではなく、セッションの魅力ですね。 磯田さんは1970年生まれの気鋭の歴史学者。長くNHKBSの「英雄たちの選択」…

  • 繰り返し読む本、読まない本

    繰り返し読む本、読まない本

    本好きは、常に新しい出会いを求めています。書店で、図書館で、目立つよう平積みされた本をチェックし、次は林立した書架にぎっしり並ぶ背表紙を眺めてうろうろ。事前の情報収集で、読みたい本が決まっていれば、真っ直ぐお目当ての1冊に向かうこともあるでしょう。 読んで面白かった本があり、またがっかりする場合もあります。本選びは、作品内容と自分とのマッチングを推測する「目利き」のようなもので、読書の楽しみはもうそこから始まっています。 ときには、読み終えるのが惜しい本に出会います。ところがそんな1冊でさえ、再読することはめったにありません。 音楽なら、お気に入りの曲を繰り返し聴きます。20代にLPレコードで…

  • 日日是好日

    日日是好日

    陽が射し、朝から1カ月ほど季節を先取りしたような陽気でした。庭先で桜桃の開花が始まり、春を告げています。20年余り前、一番花の枝を折って母の枕元へ届けたことを思い出します。 末期がんで在宅死を望んだ母は、翌日逝きました。 庭に出て雪つり縄を取り払い、地面を見回せば早くも伸び始めている雑草。小さな花をつけている草もあります。放っておけず、黙々と抜き続けました。 前夜、部屋の本棚の片隅に懐かしい<昭和の路地>が完成しました。 昭和の街並みを再現する模型・ジオラマです。2月初めから制作に入って1カ月半、気づいてみれば大いに楽しんでいました。とにかくパーツが細かい。最初は気が遠くなりました。 雑念が入…

  • 命をかけて、人と自然が交わるとき 〜「ともぐい」河﨑秋子

    命をかけて、人と自然が交わるとき 〜「ともぐい」河﨑秋子

    読み始めから、歯切れのいい文章のテンポに引き込まれました。北海道の厳しい自然と、街に馴染めず、独り猟師として生きる男の息遣いが立ち昇ってきます。 「ともぐい」(河﨑秋子、新潮社)は、2023年下半期の直木賞受賞作。主な舞台は明治後半の北海道、人里離れた山中。男は相棒の犬と鹿や熊を追い、愛用の村田銃で獲物をしとめて暮らしています。 山から下りるのは、肉や毛皮をお金に換えるため。その金で弾薬を買い、米や酒を仕入れる。生きるために、街の人びととの最低限の交わりは必要です。この二つの世界の対比、描き分けが作品を立体的にし、結果として自然の荘厳さが際立っています。 ある日、雪に残った血痕をたどって、瀕死…

  • 京都・大原の早春

    京都・大原の早春

    2月がまもなく終わる寒い日、朝から車で高速道路を走りました。行き先は京都の山里、大原。代わり映えしない日常を、変えてくれるのは小さな旅です。京都は何度か訪れたことがあっても、大原とその周辺は未踏の地でした。 現役引退し、差し迫った仕事に縛られなくなると、むしろ腰が重くなりがちです。だからこそ、思い立ったらすぐ出かけることが大切。地図アプリによると自宅から車で片道3時間余り。観光シーズンではないので、民宿をすぐに予約できました。 民宿の駐車場に車を入れ、谷川沿いの細い坂道を歩いて上ると、右に寂光院。長い石段の向こうに門がのぞめ、門をくぐれば天台宗の尼寺が静かな佇まいで来訪者を迎えてくれました。と…

  • 新しい絵に着手

    新しい絵に着手

    遠くに暮らす孫娘を小品に描き始めました。 いまはざっくりした下絵の途中。気が向いたときに、これから少しずつ進めるつもりです。細部を描きこむ前なので、まだあまり女の子らしくないかなw。でも最初のざっくりで、この子の中身をつかみたい、なんて。 第170回芥川賞(2024年1月)を受賞した九段理恵さんが、受賞会見で作品執筆に生成AIを使ったと話し、大きな話題になっています。 また第169回の受賞者・市川沙央さんは、会見で電子書籍による「読書のバリアフリー化」を訴えました。市川さんは筋力が低下する難病があり、分厚い紙の本を読むことが困難で、電子書籍の普及が福音になったそうです。 昔ながらの<本>という…

  • ぼくは二十歳だった。それがひとの... 〜ポール・二ザン「アデン アラビア」のことなど

    ぼくは二十歳だった。それがひとの... 〜ポール・二ザン「アデン アラビア」のことなど

    昨夜、麦のお湯割りをちびちびやりみながら、武者小路実篤について書きました。小説「愛と死」の読後感を綴ったのですが、投稿を公開してから、やおら立ち上がり、踏み台に乗ってごそごそ。確かこのあたりにあったはず...と、書架の一番上の奥からポール・二ザンの著作集(晶文社)を取り出してきたのです。 前夜は武者小路が「この道より我を生かす道なし この道を歩く」と毛筆した色紙にふれ、若いころはこのフレーズに漂う自己肯定感が嫌いだったと、ひねくれたことを書きました。 逆に、むかし心を貫かれた言葉について考え、真っ先に思い浮かんだのがポール・二ザンでした。 ポール・ニザンは、フランスの実存主義哲学者、J・P・サ…

  • 純愛小説の古典 〜「愛と死」武者小路実篤

    純愛小説の古典 〜「愛と死」武者小路実篤

    わたしが子どものころ住んでいたぼろ家の、居間兼座敷に1枚の色紙が掛けてありました。本物ではなく、安っぽい複製品です。達筆とはとても思えない毛筆で、こう書かれていました。 「この道より我を生かす道なし この道を歩く 武者小路実篤」 色紙を掛けたのは、無口な職人だった父でした。色紙がいつからあったのか分かりませんが、やがて反抗期・思春期を迎えたわたしは、次第にその色紙に我慢がならなくなりました。 ふつうなら居間に掛かった色紙など、子どもの記憶に残らないでしょう。ところが武者小路は、柔らかい心の土台を逆撫でされるような気持ち悪さが尾を引いたのです。うまく説明できないけれど、不快な言葉だった。ひねくれ…

  • 生成AIは神か悪魔か 〜「生成AIで世界はこう変わる」今井翔太

    生成AIは神か悪魔か 〜「生成AIで世界はこう変わる」今井翔太

    2022年秋にChatGTPが現れたときは、個人的にかなり衝撃を受けました。わたしは試してみようと、ChatGTPに詩やラブレターの代筆をリクエスト。そして生成AI(クリエイティブな人工知能)が創造した<作品>に、少なからず驚きと驚異を感じたのです。 詩に関して、実は唸りました。あるテーマを設定して「古風な詩」と「現代的な詩」という要望を与えると、ChatGTPは近代詩と現代詩の特徴を踏まえてしっかり書き分け、それぞれになかなか読ませる言葉を綴りました。 一方、恋文代筆はまだ人工臭のある無機質な文章でしたが、これはわたしの要求が大雑把すぎて、「読書サークルの女性へのラブレター」程度だったから。…

  • 晴れ着と油彩画

    晴れ着と油彩画

    絵の額装は、手塩にかけて育てた子に、晴れ着を着せるような気持ちになります。 子の出来の良し悪しは横に置いて、こんな色合いが似合うだろうか、デザインはどんなのがいいか、できれば安く...。というわけで晴れ着、ではなく油彩額を昨年末からネットで物色していました。 絵のイメージとマッチする額がなかなか見つからず、かといって額の自作も無理。額作りはきっと、絵を描くより難しい。まあ、あれこれ迷うのも楽しみの一つ。最後は、どうせ素人の趣味なのだからと、折り合いをつけて注文したのでした。 ところが一方、絵の方を「これで完成」と思い切ることができません。年が明けても加筆を続けていたら、たまたまその様子を見た人…

  • 今宵、古老の話に耳を傾けませんか 〜「忘れられた日本人」宮本常一

    今宵、古老の話に耳を傾けませんか 〜「忘れられた日本人」宮本常一

    文学作品を評するのであれば秀作、あるいは傑作という言葉があります。しかし「忘れられた日本人」(宮本常一、岩波文庫)は、フィールドワークに徹した民俗学の仕事。最初の1ページから惹き込まれ、読み終えて、これは紛れもない名著だと思いました。 戦前の昭和10年代から戦後まで、宮本さんは日本各地の農漁村、山間を訪ね歩き、村の古老、老女たちから昔の生活と生き様を詳細に聴き取りました。その内容を忠実に記しながら、民俗学者としての考えを添えたルポルタージュです。 宮本さんの聴き取り調査自体が60年以上前なので、当時の老人たちは江戸時代末期から明治、大正、昭和の初めを生き抜いた、田舎の集落の名もなき人びとです。…

  • 翻訳家と剣客小説

    翻訳家と剣客小説

    常盤新平(1931ー2013)という名前を聞いて、「ああ」と、思い当たる人はそう多くないと思います。アメリカのペーパーバックスを読み漁った若い時代を描いた自伝的小説「遠いアメリカ」で、1986年に直木賞を受賞。しかし、小説は余技でした。 わたしにとって常盤さんは、雑誌「ニューヨーカー」のコラムを厳選して紹介してくれる、感度の優れた翻訳者であり、また、お洒落なエッセイストでした。常盤さんを通じて触れる、ニューヨークの一流コラムニストの文章には、あのころのわたしが求めるエスプリが詰まっていました。 アメリカの現代ジャーナリズムと文学、文化について、常盤さんには数十冊の翻訳、著作があります。わたしは…

  • 地震

    地震

    うちは震度5強。本が落ち、水槽の水が勢いよくこぼれました。幸いにも本棚が倒れることはありませんでした。津波警報が出て、家の中を確認する間もなく車で丘陵目指したけれど、幹線道路は渋滞。あせりました。 夜9時過ぎまで避難していて、とりあえず帰宅。とんだ元旦になった。 しばしば余震を感じるので、まだ油断できません。震度7や6強を記録した能登地方が心配です。

  • 雨の大晦日

    雨の大晦日

    朝9時ごろ起床し、窓から外を見れば雨。大晦日といえば雪の記憶しかないけれど、いつの間にか年末年始に雪を踏む年が少なくなってしまった。子供のころは炭火の炬燵に首までもぐり込み、ブラウン管のテレビで年末特番を見ながら、まだもらってもいないお年玉の遣い道を考えたものでした。 今日の日中はリビングと台所に掃除機をかけ、くたびれたタオルを雑巾にして床を水拭き。ソファーの底と裏、食器棚や冷蔵庫もごしごし。食器棚のガラスを磨くと、中にあるガラクタの皿や碗までなにやら上品に見えてきました。 朝はコーヒーと小さな胡桃パンを1個齧って済ませ、昼は冷凍のカレードリアとサラダ。かみさんは朝から買い出しや実家の所要に出…

  • 弥生時代は歴史小説たり得るか 〜「鬼道の女王 卑弥呼」黒岩重吾

    弥生時代は歴史小説たり得るか 〜「鬼道の女王 卑弥呼」黒岩重吾

    ややタイミングが遅れましたが、クリスマスイブ。今年もあちこちの家でケーキにナイフが入っただろうなあ、そして不運な何百人は、高島屋の崩れたケーキの画像をSNSに投稿。あれは一流デパートとして、事後対応も含めひどい。 同じころ、わたしはビールを飲みながら3世紀、弥生時代後半の卑弥呼が統治する邪馬台国へタイムスリップしていました。 ブックオフで上下巻合わせて200円。買って積読本の仲間入りをし、ようやくクリスマス前に手にしたのが「鬼道の女王 卑弥呼」(黒岩重吾、文藝春秋)でした。なぜそのタイミングかと問われても、そもそもわたしの日々はクリスマスの華やぎ感と縁遠いのです。残念ながら。 本を開く前、わた…

  • コーヒーを淹れて「BRUTUS」を読んだ

    コーヒーを淹れて「BRUTUS」を読んだ

    マガジンハウスから出ている「BRUTUS」という雑誌があって、最新号の特集が「理想の本棚」。わたしは雑誌類をめったに買わないのですが、表紙に惹かれて少し立ち読みし、戻すことなくレジへ向かいました。 面白そう。この特集、本好きの一人としては、立ち読みで終わるわけにはいかんだろう...ってな感じでした。 書店に寄ったのは昼前だったので、これから帰宅して昼飯は冷凍食品をチン、食後にコーヒーを飲みながら午後を過ごすのに、特集はぴったりに思えたのです。 そして、わたしの期待に「BRUTUS」は十分応えてくれたのでした。メーン企画は画家・横尾忠則さんら各界で活躍する14人の書斎と本棚を写真で紹介し、それぞ…

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