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いけちゃんの悪戯 https://www.chan1ke.com/

主に読んだ本やら、観た映画やら日々の出来事から考えたこと/思ったことを綴るブログです。海外文学をよく読みますが、国内文学も好き。あと、音楽もジャンル問わずよく聞き、映画も大好き。

いけちゃん
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2019/04/05

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  • あなたは小説の世界に行ってみたいか?

    小説を読んでいると、ふとあるシーンに心を奪われる時がある。ちょうど今読みすすめているのはレイモンド・チャンドラーの『水底の女』なんだけど、作品中の光景とかをイメージすればするほどチャンドラーの生きた時代の風景に魅了されてやまない。 白い排気ガスがリアエンドから煙となってあがった。小さな格好のよい、ブルーのコンバーティブルだった。幌は畳まれ、レイヴァリーの艶のある黒髪の頭がその上に突きだしていた。彼はとても幅の広い白いつるのついた、洒落たサングラスをかけていた。コンバーティブルはブロックを素早く駆け抜け、踊るように角を曲がっていった。 なんて事のない(といったらメチャクチャ失礼...!)シーンだ…

  • 言うことを聞きたくない人

    言うことを聞きたくない人というのが、仕事とか生活をしていたら必ず現れる。 ちなみに僕自身は人の言うことを(良くも悪くも)聞くように育ってきた自負がある。きっとそれは小学生とかもっと幼い頃の家庭環境とかそのとき一緒にいた友達とか先生の影響が今でも色濃く残っているからなんだろうけど、高校を卒業して、大学生になってからも「いけちゃんの良いところは素直なところだよね」とか「あなたは人の意見をちゃんと聞けますね」といろんな人から言われるものだから、まあ概ね当たっているんだと思う。 ちなみに人の言うことを聞くことが良いことだとは、これっぽっちも思っていない。むしろ人の言うことを聞きすぎて損しちゃったなって…

  • 美しき絶望の世界 ヴォネガット初期2作に寄せて

    これまでのエントリにも少しずつ言及していたことなんだけど、今年に入ってからカート・ヴォネガットの作品に手を出している。 読もうと思ったきっかけは、だいぶ昔(たぶん大学時代)に買ったヴォネガットのエッセイ『国のない男』を積ん読本の群れから見つけ出したこと。あと、同じく積ん読本に埋もれていた『タイタンの妖女』が予想以上に面白かったから。So it goes. そういうものだ。 ちなみに上に述べた『タイタンの妖女』は本当に素晴らしかった。詳しい感想をまだ書くことができていないのだけど、今年2019年に入ってから読んだ本で最も印象に残っている一冊は今のところコレである。 諦めること、受け入れること そ…

  • カンボジアへ行くことに決めました

    3月も中旬に近づき、あっという間に4月が訪れそうです。 僕の働く会社は少し特殊で毎年4月と11月にそれぞれ2週間ほどの長期休暇が設けられている。今週は来たる4月のバカンスに向けてちょこちょこと準備作業をしていた。 前回のエントリにも書いていたことなんだけれど、今年のやりたいことの一つに「行ったことのないところに行ってみる」ということがある。今回はその話の進捗報告になってしまうのだが、自分にとって意義のある出来事になりそうなので記録しておく。 結論から言うと、カンボジアに行きます。 「なぜカンボジアなのか」と言うと大した理由はないんだけど、とりあえずお金がないのでコスパの良い東南アジアをチョイス…

  • 【感想文】武者小路実篤『友情』-生きるスタンスについてのメモ-

    波は運命で、人間がそれにうまくのれると何んでも思ったように気持ちよくゆくが、一つのり損なうといくらあせっても、あわてても、思ったように進むことが出来ない。賢い人だけ次の波を待つ。そして運命は波のように、自分たちを規則正しく、訪れてくれるのだが、自分たちはそれを千に一つも生かすことが出来ないのだ。 世の中には、一目見ただけで心が震える文章が存在する。上の引用は、武者小路実篤の『友情』から。今年に入ってからカズオ・イシグロやらカート・ヴォネガットやら高野秀行さんの読み漁っていただけに、久々の国内小説は身に沁みた。海外小説ももちろん大好きだし、今年もたくさん読もうと思っているのだけど、やっぱり日本語…

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