足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端歌う風・・・737千葉甫
一所見えていた空の青消えて予報通りに雨の迫るか一所(ひとところ)見えていた空の青消えて予報通りに雨の迫るか歌う風・・・673千葉甫
昨日を今日もなぞっているように過ぎてはいるが今日は今日である昨日を今日もなぞっているように過ぎてはいるが今日は今日である歌う風・・・672千葉甫
聴いているギターの曲に遠い日の弦の感触還る指先聴いているギターの曲に遠い日の弦の感触還る指先歌う風・・・671千葉甫
苛立って言葉の荒くなってゆく私を見つめている私が居る苛立って言葉の荒くなってゆく私を見つめている私が居る歌う風・・・670千葉甫
返事して夢から覚める何事を問われたのかの記憶は抜けて返事して夢から覚める何事を問われたのかの記憶は抜けて歌う風・・・669千葉甫
拾い読みしている本から三十年前に記したメモの出てくる拾い読みしている本から三十年前に記したメモの出てくる歌う風・・・668千葉甫
日常の茶飯事一つ忘れては思い出しつつまた一日行く日常の茶飯事一つ忘れては思い出しつつまた一日行く歌う風・・・667千葉甫
ヘッドホン外せば夜は更けていて聞くのは私の脈拍の音ヘッドホン外せば夜は更けていて聞くのは私の脈拍の音歌う風・・・666千葉甫
アンケートに書くわが齢を逸早くコンピューターが答えを示すアンケートに書くわが齢を逸早くコンピューターが答えを示す歌う風・・・665千葉甫
忘れつつ思い出しつつ片づけていない一つが意識に潜む忘れつつ思い出しつつ片づけていない一つが意識に潜む歌う風・・・664千葉甫
考える間は机上に置いていた眼鏡のつるの冷たさ沁みる考える間は机上に置いていた眼鏡のつるの冷たさ沁みる歌う風・・・663千葉甫
ヘッドホンで聴いている曲折々に聴かずに過ぎる想いに落ちてヘッドホンで聴いている曲折々に聴かずに過ぎる想いに落ちて歌う風・・・662千葉甫
通りには斜めに雪が降っていてぽつりぽつりと人影の行く通りには斜めに雪が降っていてぽつりぽつりと人影の行く歌う風・・・661千葉甫
十を割る数となったが元日に今年は揃って来た年賀状十を割る数となったが元日に今年は揃って来た年賀状歌う風・・・660千葉甫
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足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端歌う風・・・737千葉甫
蒸し暑い夜となりつつ窓外の音高まって降り続く雨蒸し暑い夜となりつつ窓外の音高まって降り続く雨歌う風・・・736千葉甫
それぞれの声色持って声交す二羽の鴉が居る窓の外それぞれの声色持って声交す二羽の鴉が居る窓の外歌う風・・・735千葉甫
若い人に私の若い日のことを話した後の残る寂しさ若い人に私の若い日のことを話した後の残る寂しさ歌う風・・・734千葉甫
食前に服む一錠を忘れたと食事半ばに気がつく今日も食前に服む一錠を忘れたと食事半ばに気がつく今日も歌う風・・・733千葉甫
灯点したその瞬間にゴキブリが足元間近から突っ走る灯点したその瞬間にゴキブリが足元間近から突っ走る歌う風・・・732千葉甫
閉じた眼に揺らぐ明暗窓際へ伸びた木の葉に風の出てきて閉じた眼に揺らぐ明暗窓際へ伸びた木の葉に風の出てきて歌う風・・・731千葉甫
古くから知っている名が唐突に記憶の中の空白となる古くから知っている名が唐突に記憶の中の空白となる歌う風・・・730千葉甫
一日が間もなく終る今日もまた結末の無い幾つかあって一日が間もなく終る今日もまた結末の無い幾つかあって歌う風・・・729千葉甫
声交わす鴉の群れの中空に屯していて今日の夕映え声交わす鴉の群れの中空に屯していて今日の夕映え歌う風・・・728千葉甫
うたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂ううたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂う歌う風・・・727千葉甫
目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって歌う風・・・726千葉甫
アナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せるアナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せる歌う風・・・725千葉甫
食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る歌う風・・・724千葉甫
行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人歌う風・・・723千葉甫
折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く歌う風・・・722千葉甫
傍らを過ぎる車に飛び立たず町で生まれて育った鴉傍らを過ぎる車に飛び立たず町で生まれて育った鴉歌う風・・・721千葉甫
書こうとするまでは記憶にあったのにペンが止まって出て来ぬ一字書こうとするまでは記憶にあったのにペンが止まって出て来ぬ一字歌う風・・・720千葉甫
マイペースの蠅取蜘蛛がキーボードをよぎって行くまで見る指止めてマイペースの蠅取蜘蛛がキーボードをよぎって行くまで見る指止めて歌う風・・・719千葉甫
いつか雨が降ったのを知る窓際の木の葉に残る雨滴のあっていつか雨が降ったのを知る窓際の木の葉に残る雨滴のあって歌う風・・・718千葉甫
あれこれととりとめもなく遊ばせた思いで過ぎた小一時間あれこれととりとめもなく遊ばせた思いで過ぎた小一時間歌う風・・・557千葉甫
記憶には残らぬ一日がまた一つ過ぎるを思う眠り待ちつつ記憶には残らぬ一日がまた一つ過ぎるを思う眠り待ちつつ歌う風・・・556千葉甫
聞き留めた幽かな音に入りかけた眠りの中より引き戻される聞き留めた幽かな音に入りかけた眠りの中より引き戻される歌う風・・・555千葉甫
ミス一つあったときからマイペース崩れて時間に追いかけられるミス一つあったときからマイペース崩れて時間に追いかけられる歌う風・・・554
予報よりかなり早めに降り出した雨に予定を変えさせられる予報よりかなり早めに降り出した雨に予定を変えさせられる歌う風・・・553千葉甫
シャットダウンしたコンピューターのディスプレイに映っているのは今日のわが顔シャットダウンしたコンピューターのディスプレイに映っているのは今日のわが顔歌う風・・・552千葉甫
行く影に上げた視線を横切って今年初めて見る揚羽蝶行く影に上げた視線を横切って今年初めて見る揚羽蝶歌う風・・・551千葉甫
真直ぐに伸びた頭上の飛行機雲端から消える時間が消える真直ぐに伸びた頭上の飛行機雲端から消える時間が消える歌う風・・・550千葉甫
久々に陽ざし明るい昼下がり雀の影が閃く窓に久々に陽ざし明るい昼下がり雀の影が閃く窓に歌う風…549千葉甫
窓外に今日は雀の声無くて目をやるたびに降る雨を見る窓外に今日は雀の声無くて目をやるたびに降る雨を見る歌う風・・・548千葉甫
窓の外よぎった傘を差す人に目には見えずに降る雨を知る窓の外よぎった傘を差す人に目には見えずに降る雨を知る歌う風・・・547千葉甫
ひそやかに降る雨見せて一台のヘッドライトが過ぎる真夜中ひそやかに降る雨見せて一台のヘッドライトが過ぎる真夜中歌う風・・・546千葉甫
窓の外行く警笛にはっとする思案半ばで微睡んでいた窓の外行く警笛にはっとする思案半ばで微睡んでいた歌う風・・・545千葉甫
片端から削除してゆく待っているメールは今度も入ってなくて片端から削除してゆく待っているメールは今度も入ってなくて歌う風・・・544千葉甫
思案しているばかりでは進まないリスクはあるがクリックをする思案しているばかりでは進まないリスクはあるがクリックをする歌う風・・・543千葉甫
目が覚めて時計を見れば起床する時間がちょうど来ている今朝は目が覚めて時計を見れば起床する時間がちょうど来ている今朝は歌う風・・・542千葉甫
投げられた礫のように通過した一羽の雀に続いて一羽投げられた礫のように通過した一羽の雀に続いて一羽歌う風・・・541千葉甫
気がかりな一つがあって水泡のようにたびたび意識に浮かぶ気がかりな一つがあって水泡のようにたびたび意識に浮かぶ歌う風・・・540千葉甫
行く雲を見ていて過ぎたひとときの記憶を辿る眠り待ちつつ行く雲を見ていて過ぎたひとときの記憶を辿る眠り待ちつつ歌う風・・・539千葉甫
雨はまだ降っているのか窓外へ眼を凝らす耳も澄まして雨はまだ降っているのか窓外へ眼を凝らす耳も澄まして歌う風・・・538千葉甫