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  • 『三国志』横山光輝 第四十八巻 その2-毒矢の雨ー

    ネタバレしますのでご注意を。 孔明は蛮都に向かってさらに兵を進めた。 蛮都の前衛地三江城を前にして孔明は趙雲と魏延にあたらせた。 朶思王は蜀軍に向かって毒やの雨を降らせる。 次々と毒矢にあたって倒れる兵士たちを見てさすがの趙雲も引き揚げるしかなかった。 孔明はその戦果を聞き数日軍を動かさなかった。天候の変化を待っていたのである。 孔明はいかなる場合でも自然の力を味方にするのだった。 それから十日経ち酷い砂埃を巻き上げる強風となった。 明朝各兵士は一人一着の衣服を持参するように伝えられた。 怠る者は打ち首とした。 孔明は皆の前で「持参の衣服に土を詰め土嚢とせよ」と命じた。「その土嚢を持って三江城…

  • 『三国志』横山光輝 第四十八巻

    孔明表紙絵4・5回目。後ろの祝融夫人0・5回目。 横山三国志に稀有な女性登場。前は呂布の娘さんだけだったかなあ。でもあちらはたしか呂布に背負われてちらりとだったけど祝融夫人は全身でしかもセクシースタイルでかっこいい。 ネタバレしますのでご注意を。 孟獲はまたもや弟・孟優と計略を練っていたがなにも思いつかない。 孟優が「南蛮国の知恵者といえば禿竜洞の朶思王だがなァ」とつぶやく。孟獲はそれだと顔を輝かし孟優を説き伏せに走らせた。 朶思王の禿竜洞は西洱河より南数百里の奥地である山岳地帯にあった。 孟優の説明を聞いた朶思王は「お役に立ちますぞ」と答えてくれた。「だが蜀軍と戦うのはこの地でなさるように。…

  • 『三国志』横山光輝 第四十七巻 その2-夜襲ー

    ネタバレしますのでご注意を。 孟獲は弟孟優を使者にして孔明に対し降伏と見せかけ酒宴を開かせた。 孔明がすっかり気を許したところを襲い掛かる計画である。 蜀の陣に放火する準備をし合図の太鼓を待った。 夜中太鼓の音が響き孟獲は火を放させ陣の柵を壊し突っ込んだ。 猛然と突撃するが人の気配がない。 陣幕内に人影がありのぞき込むと南蛮兵たちがしびれ薬を飲まされ倒れていた。弟孟優を抱え運び出そうとする。 そこへ王平・魏延の軍が攻め込んできた。部下に攻めさせその間に逃げようとする孟獲だが目の間に趙雲が登場する。 「あきらめて降伏せい」という趙雲の言葉に孟獲は抱えていた孟優を手放し馬に飛び乗って逃げ出した。 …

  • 『三国志』横山光輝 第四十七巻

    これははっきりふたりなので孔明表紙絵4回目。後ろの孟獲0・5回目。 孔明はこんな暑い国へ来てもさらりと同じ衣服で過ごしてる。 ネタバレしますのでご注意を。 南蛮の地を進む孔明軍の前に自然の険阻を利用した一大防塞が現れた。孟獲軍が作り上げた長城である。 孔明は高い所林の中眠るによく居るに涼しい地を選んで陣を築かせた。 作業の間にも雨が激しく降ってくる。 馬岱が薬と食糧を運んできた。孔明は馬岱に都へ帰るふりをしてこっそりと濾水に渡ってほしいと頼む。 流沙口という場所から対岸へ渡ると道があり蛮軍が食糧を運ぶ補給路となっている。馬岱にその補給路を断ち食糧を奪って蛮軍を食糧難にしてしまいたい。 馬岱は言…

  • 『三国志』横山光輝 第四十六巻その2-南蛮行ー

    ネタバレしますのでご注意を。 孔明は五十万の兵を引き連れ不毛の地、疫病の国といわれる蛮地の道をはてしなく進み続けた。野営の場所を見つけ陣を作らせていると「天子の使いがみえられました」と告げられる。孔明が勅使に会いに行くとその人物は喪服(白服)を着ていた。 来たああ馬謖だああ!孔明のお気に入り馬謖だあ。 馬謖は帝から成都の佳酒を預かり届けにきたのであった。喪服を着ているのは兄の馬良が出立の前に亡くなったためという。 孔明は馬良の死を悼み馬謖を帷幕へ招いた。 孔明は南蛮の涼を楽しみながら酒を酌み交わす喜びを感じながら馬謖に南蛮征伐に対する意見を求めた。 「南蛮の謀反を恐れて皆殺しにするなど仁者のす…

  • 『三国志』横山光輝 第四十六巻

    孔明表紙絵3・5回目、増えていきますぞー。 孔明という人がフィクションではなく現実にいた人だと思うと嬉しくなる。 ネタバレしますのでご注意を。 蜀軍に捕らえられた顎煥は後ろ手に縛られたまま孔明の前に差し出された。 「ほうそちが雲南一と言われる顎煥か」と孔明は「これこれ縄を解いてしんぜよ」と言い顎煥を陣幕の中に招き入れる。 そこには酒や料理が並べられ孔明は「朝から夕方まで戦い続けであったそうな。一献召し上がれ」と酒を勧めた。 「越巂の高定殿はもともと忠義の士じゃ。おそらくは雍闓にそそのかされて謀反に加わったのであろう」と盃を掲げた。 「今までの高定殿の忠義に免じてこの度はそなたも許そうと思う。高…

  • 『三国志』横山光輝 第四十五巻 その2ー使者鄧芝ー

    ネタバレしますのでご注意を。 呉・孫権と重臣たちは魏からの要請「五路侵攻作戦」に参加すべきかどうか大騒ぎとなっていた。 魏を信じるべきか否かで激論となり孫権は「陸遜に意見を聞いてみよう」ということにした。 陸遜の答えは「申し入れをはねつけるのも否というて蜀を攻めるは危険。進むと見せて進まず戦うと見せて戦わず戦況を眺める」というものだった。 孫権はこれに同意し長江を遡って蜀の様子を伺う。 この頃四路より攻め入った魏軍は蜀軍に手痛い反撃をくらっていた。 遼東の胡夷軍は馬超に蹴散らされ、南蛮勢は魏延の擬兵の計で潰乱した。 その昔蜀の一将だった孟達は蜀に攻め入り親友と戦うを嫌がり病気と称して兵を動かさ…

  • 『三国志』横山光輝 第四十五巻

    孔明表紙絵2・5回目。 と言ってももう表紙絵回数ここからは数えてもあまり意味がないのですよね。ぐすん。 とりあえずネタバレ注意のための前置き文章なので続けます。 ネタバレしますのでご注意を。 呉にとってもっとも重要な防御線、濡須の城。この濡須城を守るのはまだ二十七歳の朱桓だった。 若いながら胆力もある彼は魏軍の先手が現れたという報にも伏兵を確認し慌てることはなかった。 この少人数で魏の大軍を防ぐことを案ずる部下に対して「戦は兵の多少ではなく大笑の駆け引きで決まる」と答えた。「炎天下を行動してきた魏軍は疲れ果てている上に大人数ゆえに食糧難に陥る。我らががんばっていれば勝手に崩れていく。まずは旗を…

  • 『三国志』横山光輝 第四十四巻 その2-持久戦ー

    ネタバレしますのでご注意を。 炎天下の持久戦に玄徳は水の補給ができる場所へ陣を移すしかなくなってしまった。 一度に移せば追撃を受けるため老兵のみを残し逃げ精鋭を伏兵として討つ計略を取ることになった。 馬良は漢中まで出てきている孔明に相談することを勧めた。 玄徳はいちいち問い合わせはできないが馬良に意見を聞いてくるよう命じる。 韓当は蜀軍の動きを陸遜に伝え追撃を申し出た。が、陸遜は三日待てと言う。驚く韓当に陸遜は「残っているのは老兵ばかり。ということは近くに伏兵がいるのだ」といって出陣を認めなかった。 やがて蜀軍は呉軍に対して罵り始めた。これを聞いた韓当は怒り陸遜に戦を急がせる。 が陸遜は「戦わ…

  • 『三国志』横山光輝 第四十四巻

    漢中王から蜀皇帝劉備玄徳表紙絵7回目と書きたかったのですがもう一人はっきりと張苞が描かれてるので、玄徳6・5回目。張苞0・5回目。 むむむ。 ネタバレしますのでご注意を。 張飛・黄忠の最期に玄徳は寿命を考え改めて仇討ちの誓いを立てた。 水軍は黄権にまかせ玄徳は陸路を進んだ。 前方に韓当と周泰率いる呉軍が現れ二将が対決を挑む。 蜀軍からは張苞・関興が凄まじい殺気を見せる。 その後全軍対決となった。 呉軍の勇将・甘寧は病を押して参戦した。 が、矢傷を負い逃走する途中で力尽き落馬した。 「ぐちになるが関羽の首をはねたのはまずかったのう」とつぶやく。蜀と呉がこうして死闘を尽くして傷つき合った後、魏がど…

  • 『三国志』横山光輝 第四十三巻 その2ー蜀皇帝ー

    ネタバレしますのでご注意を。 成都にて。孔明をはじめとする重臣たちはそろって漢中王玄徳にご決心をうながそうと拝謁した。 「今こそ皇帝の御位につき万民を安んずべき時と考えまする」 笑顔だった漢中王の顔が険しくなり大声で話を遮った。 「しかし玉璽が漢中王の手元に届いたのは天の啓示。今こそ漢朝の宗親たる我が君が進んで漢の正統を継ぐべきであるとかんがえまする」孔明がどんなにかき口説いても玄徳は「不忠不義の人と呼ばれてしまう」「その話は二度といたすな」の繰り返しであった。 孔明は退出するしかなかった。 その日以後孔明は病と称して出仕しなくなった。玄徳は心配でたまらず馬車の用意をさせた。 寝床にいた孔明だ…

  • 『三国志』横山光輝 第四十三巻

    張飛表紙絵9回目。43回中9回は多いねえ。横山先生の愛を感じる。 しみじみ。たんに描きやすいだけ? ネタバレしますのでご注意を。 おどおどしながら急に逃げ出した男を槍で止めたのは馬超だった。 門番たちは「そぶりが怪しい」とその男を調べると手紙を持っているのがわかった。馬超が読んでみると彭義から孟達へ宛てたもので「栄転の話は君と劉封を引き離すための罠」とあった。 馬超は逃げ出した男を牢に入れ自ら彭義を訪ねて調べることにした。 突然の馬超の訪問を彭義は酒で振る舞い談笑した。 馬超は「漢中王は最近彭義殿に粗略になったように見えまするな」と振ってみた。すると酔いのせいもあってか彭義が「その通りじゃ」と…

  • 『三国志』横山光輝 第四十二巻 その2ー曹操発病ー

    ネタバレしますのでご注意を。 関羽の恐怖から解放された曹操は洛陽に凱旋しのんびりと暇を楽しんでいた。 んんん?これはさすがにありうるのかと思ってしまう。もう少し華やぎというかなくていいものか。魏王、質素倹約だのう。 曹操は毎日のように頭痛とめまいに襲われていた。 呂蒙が関羽に呪われ後を追うように死んでいったという話も曹操を気弱にした。が、側仕えはその話を否定し「居は気を変える」と申しますので新殿を建設したらどうかと提案する。 曹操はこれに同意し洛陽の蘇越という名工に設計させた。設計図を気に入った曹操だがその本殿に大きな棟木が必要と見て問うととある神木があるというのだった。 ところが人夫たちは祟…

  • 『三国志』横山光輝 第四十二巻

    こ、小見出しが「曹操の死」!ネタバレぃっていつか来るだろうから仕方ないんでしょうけどいきなりぃ。 じゃじゃじゃKは大丈夫だよねKは。 うううううう(´;ω;`)ウゥゥ どういう関係? ネタバレしますのでご注意を。 荊州へ向かう関羽の前に現れたのは蒋欽。彼では関羽に太刀打ちはできない。しかしそれを追う関羽軍を迎えたのは彼らの家族・父や弟であった。 関羽は「かかれかかれ」と命令しても誰も動かない。 「父や弟と戦うのは嫌だ」と兵たちは逃げ出したのである。 関羽になすすべはなかった。関平に関羽は「もうよい」というだけであった。 残った兵は四、五百ほど。関平は近くにある無人の麦城に落ちのびましょうと声を…

  • 『三国志』横山光輝 第四十一巻 その2-関羽と陸遜ー

    辛い道を歩まねばなりません。 やっと関羽と再会(私が)できたのにこの再会は・・・ ネタバレしますのでご注意を。 呂蒙は孫権に仮病だったと告げ自分の代わりに陸遜を陸口の司令官に任じて欲しいと願い出る。 策略を聞いた孫権はその推薦を受け入れ陸遜を任命した。 関羽の元に新任の陸口司令官の使いが訪れ礼物と手紙を渡す。新しい司令官の名前は陸遜将軍と伝えられたが関羽も関平もその名を聞いたことはなかった。手紙は極めてへりくだった言葉でつづられていた。 関羽は呉にとって重要な場所である陸口に聞いたこともない無名の司令官が任じられその使者もおどおどしていたことで侮る気持ちとなった。 また間諜によって陸口では昼間…

  • 『三国志』横山光輝 第四十一巻

    関羽表紙絵3・5回目です。後ろに関平君の顔がちらりと見えていますがただでさえ少ないので3・5回目とさせてくださいw天下の関羽少なすぎでしょ。横山先生~ 中扉絵も関羽雲長。髭のホワイトはテカリなのか白髪なのだろうか。 どちらにしても超イケメンすなあ。 しかし胸が苦しい。 ネタバレしますのでご注意を。 関羽は魏軍が布陣を変えたと聞くや直ちに船や筏を造らせ始めた。 関平にはその意味がまだ解っていない。 関羽は樊城を取り囲んだまま動こうとしない。 季節は秋になった。 連日雨が降り始め蘘江の水は一夜ごとに水かさをましていく。白江の濁流も溢れだし諸川が一つになり四方の陸を沈め始めた。 谷間や河川のほとりに…

  • 『三国志』横山光輝 第四十巻 その2ー魏呉不可侵条約ー

    名台詞「そんなものはない」に続く「そんな気はない」です。しかもなんか眩しい。 関羽かなり年を取ってるはずなのに髭は以前より真っ黒で艶々で長くなった気がする。しかもこんな被り物をしているとなんだかロングヘアーの女性のように見える、と思うのは私の目がおかしいのか。 いっそう美形になったような(完全におかしくなってるのは私ですねはい) もうなんか久しぶりでそれだけで嬉しく泣いてしまいそう。 しかしひとりぼっちで寂しいよな。 といっても養子の関平君がすごく可愛くて良い子で父親思いなのでちょっとほっとしましたが。 ネタバレしますのでご注意を。 魏と呉が手を取り蜀を滅ぼそうという曹操の手紙は呉を騒然とさせ…

  • 『三国志』横山光輝 第四十巻

    曹操孟徳様。お久しぶりです。前回は二十六巻でした。これで五回目の表紙絵です。やはり愛されてますね横光先生に。 お年は召されたけどやっぱり美形と思ってしまう。美しいヨミ様でもある。 横山光輝氏マンガまだそれほど知ったわけじゃないけどヨミ様的男性がバビル二世的主人公に恋い焦がれるけどバビル二世から物凄く冷たくあしらわれてしまう、という構造がお好きなような。 本作でも明らかに曹操が玄徳を追いかけてるものね。 対して玄徳の曹操嫌いの物凄さよ。 かわいそうなんだなあ曹操が。 ネタバレしますのでご注意を。 食糧隊隊長となった許褚が食糧を奪われて帰ってきたという報は曹操を驚かせた。 そこに蜀軍が押し寄せてき…

  • 『三国志』横山光輝 第三十九巻その2ー一騎馬武者ー

    これぞ趙雲。うんかっこいい。 ネタバレしますのでご注意を。 曹操は訝しんだ。突然先鋒の徐晃と張郃が止まったからだ。 砦には兵の気配がなく城門前の橋の上に趙雲子竜がただ一騎待ち構えているのである。 「二十万の軍勢にただ一騎!」と曹操は呻いた。 曹操は徐晃・張郃に突撃を命じた。だが全く動じず平然と立ったままの趙雲を見て二将軍はどうしても止まらずにはいられなかった。 再度曹操の叱咤を受けやむなくふたりは兵を率いて突撃した。 趙雲はふふと軽く笑い「よし撃て」と号令をかけた。 突撃してきた曹軍にいっせいに矢が射ちこまれる。曹兵はたちまち標的となって倒れていった。 その時「魏王様」と呼ばわる声がし「味方の…

  • 『三国志』横山光輝 第三十九巻

    趙雲子竜表紙絵三回目。 前回も書いたけど趙雲描く時は目をつぶっててほしい。誰かわからないよ? ネタバレしますのでご注意を。 いよいよ曹操が乗り出し本当の蜀vs魏が始まった。 曹操は直ちに四十万の兵を起こし漢中へと急ぐ。 その頃黄忠率いる三千の蜀軍は定軍山のふもとに陣を張り魏軍とにらみ合いを続けていた。 大王率いる援軍四十万来るの報は定軍山に届いた。蜀軍は十万。これで勝負はついたと夏侯尚・夏侯淵は喜ぶがここで一つ手柄を先に立てておきたいと出陣を言い出す。 これには張郃「黄忠は簡単には捕らえられない」と出陣を制しする。が、他の二将軍は張郃の臆病さを嘲笑い夏侯尚は出陣した。 これを聞いた黄忠もすわ出…

  • 『三国志』横山光輝 第三十八巻その2ー間道ー

    力だけでなく知性を兼ね備えてしまった張飛。 酒癖が悪くて大失態を犯した彼はもういない。 ネタバレしますのでご注意を。 張郃が逃げ込んだ瓦口関は天険の要害。 さすがの張飛も攻めあぐねいたずらに日を重ねていた。 馬で偵察に出た張飛は急な崖をよじ登る農夫たちを見つけた。彼らは故郷に帰る途中で合戦にあってしまい間道を通って国に帰ろうと山を登っていたのだった。 山を越えると小路があり瓦口関の背後に通じているという。 張飛は魏延に瓦口関の正面を攻めさせ自らは農夫たちの案内で背後から攻め入る策略をとった。 作戦は難なく達成され張郃が魏延を追っている間に張飛は背後から瓦口関へと入ったのだ。 今度は張郃が間道を…

  • 『三国志』横山光輝 第三十八巻

    はい、張飛表紙絵8回目です。主人公を抜いてダントツトップ。まあわかります。 張飛出てくると嬉しくなりますよね。話が明るくなる。ダイナミックなドラマが期待できるのですよ。 ネタバレしますのでご注意を。 曹操暗殺計画正月十五日。街中は燈籠で飾られ人々は遊び楽しんでいた。 暗殺計画の一手である王必も宵の口から酒宴を開いていた。 おじさんたちだけで大盛り上がりである。 そんな中で外から悲鳴があがり「裏と南門から出火です」という報告が入る。 そしてどこからか矢が射られ王必の胸に当たる「王必を探せ」という声が聞こえてきた。王必は矢を刺したまま倒れ死んだふりをする。そして謀反人らをやり過ごしで起き上がり馬を…

  • 『三国志』横山光輝 第三十七巻

    この方は・・・孫権???? もしそうなら表紙絵初ですが誰だかよくわからないw ネタバレしますのでご注意を。 さて玄徳は蜀の王となって孔明と今後を話し合っていた。さしあたってのふたりの懸案は「治めてまだ日が浅い蜀に曹操が攻め込んできたら危険だ」ということであった。 孔明は「呉を動かして魏をひきつける」策略を講じる。 荊州三郡を確実に呉に返し磁極の険悪と利害を説き孫権に合肥の城を攻めさせるのです。曹操とて放ってはおけずそちらに目を向けるでしょう。 この重大な孫権説得の任務を自ら引き受けたのが伊籍であった。 「呉が合肥城を攻めたら荊州三郡を返す」 この取引に孫権は声を荒げる。「以前も返すと言いながら…

  • 『三国志』横山光輝 第三十五巻 その2ー濃霧の戦いー

    三十五巻後半はそんなに懸命に書くほどの意味はない気がするので(ごめん)ざざっと書いてしまいますか。 ネタバレしますのでご注意を。 曹操は初戦で手痛い打撃をこうむったもののやはり腐っても曹操は曹操。 そうそう簡単に負けるわけもなく。 ひとまず兵を引き上げる、と見せかけて漢中軍を罠にかけて初戦の鬱憤を晴らす。 小見出しの濃霧という演出がなかなか効いているエピソードとなっております。 かくて曹操は初戦で手間取ったものの漢中第一の要害陽平関と周りのとりでをやすやすと手に入れてしまう。 初戦で失敗をしてしまった夏侯淵・張郃は名誉を回復する。 曹操は満悦だった。 一方漢中張魯は追い詰められていく。 存亡の…

  • 『三国志』横山光輝 第三十六巻

    す、すみません。誰かわからなくてどうしようかと思いながら本編を読んでいてかなり後で龐徳さんだったと思い出しました。馬超を助けていた忠義の豪傑ですね。いやあすみません。 うっ。関羽を見るとざわざわしてしまうのは何故なんだろう。若き日の曹操でも平気で見れるのに。神様を見てドキドキしてるのはおかしいと思う。それはたぶん横光のせい。 ネタバレしますのでご注意を。 呉の孫権は玄徳がすでに蜀を治めたにもかかわらず荊州を返すという約束を反故にしていると言って苛立っていた。いっそ大軍を差し向けてしまうかというところへ張昭は反論した。 玄徳の頼みとする人物は孔明ただ一人、その孔明の兄諸葛瑾は長く呉に仕えています…

  • 『三国志』横山光輝 第三十五その2ー漢中馬超軍ー

    あの「むむむ」「なにがむむむだ」はここです

  • 『三国志』横山光輝 第三十五

    お久しぶりの張飛と小さいけれどこれは馬超ですな。 二人の時は0・5とwどうでもいい規則を作ったのでこれで張飛表紙絵7回目。馬超はまだ経歴少ないのに2・5回目と多めです。 ネタバレしますのでご注意を。 すばらしい場面風の音蹄の音が聞こえてきそうです。 絶体絶命の玄徳の前に現れたのは。 張飛だった。追い詰めてきた蜀軍は張飛とその軍に驚き引き上げていく。 玄徳は突然の張飛の出現を問うが張飛はその話は後まずは味方を助けましょうと馬を走らせた。 劣勢だった玄徳軍は張飛の出現で力を得た。疲労の無い張飛軍は蜀軍をなぎ倒していく。驚いた蜀軍は城内へと逃げ込んだ。 玄徳軍も涪城へと引き返す。そこで張飛から報告を…

  • 『三国志』横山光輝 第三十四巻 その2ー落鳳坡ー

    馬良(白眉)が孔明の手紙を玄徳に渡す図 ネタバレしますのでご注意を。 激しい風雨の中、蜀軍の鋤鍬隊が堤防を決潰し始める。 しかし永年の忠告を聞いていた荊州軍魏延は冷苞を捕え玄徳に引き渡した。 玄徳は一度恩義をかけたのに反逆した彼に対して処刑の命令を下した。 その時荊州から孔明の使者として馬良が到着した。白眉の馬良である。 それが上の図であるがこの様子を見て龐統は玄徳が孔明を心の底から信頼していなさる、と感じた。そしてこの私はこれほど信頼されているのであろうか、と考えたのだ。 この図からそれほどぴんとこないのだけど手紙を早く見せて欲しいという気持ちが物凄く伝わるしぐさだったのだろうか。 そして次…

  • 『三国志』横山光輝 第三十四巻

    龐統士元。表紙絵初登場。この表情は鬼気迫っています。 諸葛亮が伏竜なら龐統は鳳雛と呼ばれた智者です。 蜀へ入った玄徳には彼が随行しました。 ネタバレしますのでご注意を。 酔いつぶれて眠ってしまった張松の胸から落ちた玄徳への手紙を兄・張粛は読み劉璋へ届ける。お人好しと言ってもいい劉璋もさすがに張松の裏切りに怒り処刑を命じた。 良いキャラクターだと思った張松さんがあっという間に殺されてしまった。残念です。しかしお兄さんに密通されるとは、悲しい。 こうして劉璋は同門である劉備玄徳とついに反目する形になってしまった。しかしこれ呉からの手紙のせいじゃなく内部分裂です。 さて劉璋は玄徳を討つ決意をする。そ…

  • 『三国志』横山光輝 第三十三巻-掌中の珠ー」

    ネタバレしますのでご注意を。 その頃呉では孫権が軍議を開き荊州討伐を考えていた。 しかし問題はその荊州に妹が玄徳の妻として暮らしていることだった。母君はむろん孫権の荊州討伐を激しく諫めた。母の前ではおとなしくなってしまう孫権だがこの機を失うわけにはいかないのだった。 部下は荊州に誰かを遣わし妹君に「母君が危篤」と伝えて連れ出すことを提案する。 できればその時に玄徳の一子である阿斗も連れ出し人質にする。できなくとも妹君が帰れば母君もそう反対はなさいますまい。 孫権はこれに賛同し妹も顔見知りの周善に密命を下した。 周善は五百の兵に商人の身なりをさせ武器を隠し五隻の商船で荊州に向かった。そしてひとり…

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