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2019/03/26

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  • 秋吉敏子の貴重な50年代ライヴ

    ToshikoAkiyoshi&LeonSash/AtNewport(米VerveRecordsMGV-8236)ジョージ・ウェインによって1954年に始められたニューポート・ジャズ・フェスティヴァルは現在も続いているのだから驚かされる。真夏の野外で催されるというのは我々の凝り固まったジャズというイメージには凡そ合わないが、アメリカはそういう価値観ではないのだろう。当時としては画期的だったようで、1958年には「真夏の夜のジャズ」として映画化もされる。原題には"Night"という単語はなく、「或る夏の日」というのが正確な訳になる。ノーマン・グランツの秘蔵っ子だった秋吉敏子もピアノ・トリオとして出演しており、その様子がこのレコードに収められている。写真で見ると和装だったようで、真夏の野外なのに何とも気の毒な...秋吉敏子の貴重な50年代ライヴ

  • Argoレーベルの良さが感じられる

    NormanSimmons/NormanSimmonsTrio(米ArgoRecordsLP-607)ノーマン・シモンズはシカゴのローカル・ミュージシャンで、かの地を訪れたミュージシャンの受け皿として共演したり、著名な歌手の歌伴を務めたりしていた。野心を持ってニューヨークへ出て、ということはしなかったようで、そのため50年代のリーダー作はこの1枚しか残っていない。これと言って特徴のあるピアノが聴けるわけではなく、ごくごく普通に小気味よく明るい演奏に終始している。他の名の知れた歌伴ピアニストたちなんかと共通するところが感じられる。フレーズが平易でわかりやすく、タッチも柔らかく、穏やかな表情だ。他のアーティストたちと熾烈な競争して生き残っていくというような生活とは無縁の、地に足のついた演奏活動をしていたのだろ...Argoレーベルの良さが感じられる

  • 音の中に潜む何か

    CharlieParker/BigBand(米ClefRecordsMGC-609)チャーリー・マリアーノやドン・セベスキーらが先のアルバムを制作した際、当然ながらこのアルバムのことが年頭にあっただろうと思う。パーカーが残したアルバムの中でも屈指の1枚としてその頂は音楽家の前に聳え立つ。それでも録音しようとしたのだから、マリアーノも大したものだと思うが、さすがにこれと比べるのは酷というものだ。ノーマン・グランツは興行師だったのでアルバム制作にも優れた企画力を発揮して、その結果、他のレーベルでは聴けないようなタイプのアルバムが残っている。ストリングスやビッグバンドをバックにソリストに吹かせるというのもステージジャズの発想だけど、こういうのは3大レーベルでは考えられない。結局ヴァーヴのこれらの形が雛型として後...音の中に潜む何か

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廃盤蒐集をやめるための甘美な方法
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