ハンドル名
ルネさん
ブログタイトル
廃盤蒐集をやめるための甘美な方法
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/leomylovely
ブログ紹介文
一度やめると、その後は楽になります。
自由文
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ルネさんのブログ記事

  • ソニー・クラークが西海岸にいた頃

    CalTjader/TjaderPlaysTjazz(米Fantasy3-211)カル・ジェイダーがソニー・クラークとブリュー・ムーアを迎えた1955年の録音に、ジェイダー抜きのトロンボーンのボブ・コリンズのカルテットによる別録音音源を追加して12インチとして発売されたもの。お目当てはジェイダーのセッションだけど、コリンズのセッションも味わい深い演奏で、これはこれで悪くない。まずはソニー・クラークに目が行くけど、西海岸時代のクラークはまだ駆け出しの時代で、録音されたものは出来不出来がはっきりと分かれる。私の聴いた範囲ではバディ・デフランコとのセッションは優れているが、それ以外の録音はどれもパッとしない。そんな中でこのジェイダーとの録音はまずまず。一聴してクラークとわかるわけではないけど、予備知識抜きでも印象に残...ソニー・クラークが西海岸にいた頃

  • あるレコードのことが気に入ると・・・

    MaxRoach/Max(米ArgoLP623)何とも図々しいタイトルである。そして、例によって、間抜けなジャケットデザイン。当然、35年間ガン無視で来たわけだけど、よく調べて見るとこのアルバムはフロントがケニー・ドーハム、ハンク・モブレーという興味を引く顔ぶれであることがわかり、これは1度聴かねばということになった。名前を見ただけでどういう演奏なのかは簡単に想像できて、実際に聴いてみるとまさにそのまんまの演奏だが、これがなかなか渋みが効いた良い内容だ。ドーハムは抜けのいい音で抑制したフレーズを吹き、モブレーはいつものマイルドな音色で音楽の全景を淡く染めていく。この2人は相性がいい。ゆったりとした曲の印象が強く残り、全体を通してとてもいい雰囲気が溢れている。アップテンポの曲では相変わらずローチ君の自己主張がウザ...あるレコードのことが気に入ると・・・

  • お財布に優しいカル・ジェイダー

    CalTjader/CalTjaderQuartet(米Fantasy3-227)ヴィブラフォン・ジャズの話になった時に、カル・ジェイダーの名前が出てくることはまず無い。ルックスがジャズ・ミュージシャンとしの凄みに欠けるせいかもしれないし、ファンタジー・レーベルが名門レーベルではないからなのかもしれない。表面的なイメージだけが独り歩きして、アーティストや作品自体の純粋な評価は置き去りになるのは世の常だとは言え、この有り様は気の毒を通り越してあまりに酷いんじゃないかと思う。彼が奏でるフレーズは柔和でメロディアスで、趣味のいいセンスの良さを感じる。シリンダーの響きもよく、ヴィブラフォン本来の愉楽に満ちている。音数も過不足なく適切で、知情のバランスが取れているおかげで音楽は常に自然な表情をたたえている。その上質な肌触...お財布に優しいカル・ジェイダー

  • 金曜日の夜の安レコ

    毎週恒例、金曜日の仕事帰りに新宿で拾った安レコ。2枚買って、2千円でお釣りがくる。ThaMastersoundsは680円で最安値記録を更新。"BalladsAndBlues"というタイトル通りの内容。BuddyChildersは随分前に聴いたけど、内容は全く覚えていなかった。ターコイズの溝有りフラットだけど艶なしで、もしかしたらセカンドなのかもしれない。カゼヒキは全くなくて、良好な音質。これ、実はハービー・スチュワードを聴く盤だったんだな。金曜日の夜の安レコ

  • ゴルソン・ハーモニーの極み

    ArtFarmer-BennyGolsonJazztet/HereandNow(米MercuryMG20698)ゴルソンがトランペットやトロンボーンと一緒にゴルソン・ハーモニーを施してやった演奏はジャズテット名義であろうがなかろうが、実にたくさんある。メンツの組合せは様々で、リー・モーガンの時もあればブルー・ミッチェルの時もあるけれど、やはりその真価を発揮するのはゴルソンと同系統の音色を持つファーマーやカーティス・フラーの時だろう。ゴルソンは演奏には加わらずスコアだけを提供する場合もあるけれど、なぜかそういう時の演奏にはゴルソン・ハーモニーの雰囲気は希薄になる。つまり、あの独特のムードはゴルソンのテナーの音自体が重要なキーになっているのかもしれない。そういう意味で、ゴルソン、ファーマー、トロンボーンの3管が揃う...ゴルソン・ハーモニーの極み

  • 800円の傑作

    TonyScott/SouthPacificJazz(ABC-ParamountABC235)ブロードウェイ・ミュージカル「南太平洋」の音楽を取り上げたアルバムで、トニー・スコットがクラリネットとバリトンを持ち替えながらワンホーンで見事に仕上げた傑作。リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインⅡ世の黄金のコンビなので、音楽の素晴らしさは折り紙付きだ。とにかく全編がデリケートで丁寧に演奏されていて、ものすごく洗練されていて、優雅な雰囲気に驚いてしまう。クラリネットは穏やかで典雅で幽玄、バリトンは従前のイメージを覆すペッパー・アダムス系の骨太さ。アドリブラインもなめらかで自然でこんなに上手い演奏をするのか、と目から鱗だ。クラリネットやバリトンは人気がないんだろうけど、まあ、そういう意識は聴いているうちにどこか...800円の傑作

  • "Fantasy祭り" は "安レコ祭り" と同義語

    先週末に拾った安レコ。Fantasyレーベルを軸に、すべてが千円台。カル・ジェイダーはいいヴァイブ奏者だが、誰からも相手にされない。上段右のアルバムはピアノはソニー・クラーク、フロントはブリュー・ムーアのワンホーンなのに、ジェイダー名義になった途端にマニアからは完全無視される。そういうところが不憫で、Fantasy祭りと相成ったわけである。"Fantasy祭り"は"安レコ祭り"と同義語

  • 買わないほうがレコード

    WalterBishopJr./Summertime(米CotillionRecordsCLP-236)余計なお世話かもしれないが、これは買わない方がいいレコード。イコライジングが滅茶苦茶で、まるで風呂場で演奏しているのを聴いているような残響過剰な音場感。聴いていると船酔いした時のように気持ちが悪くなる。これでは音楽鑑賞以前の問題だと思う。ウォルター・ビショップJr.には世評高い"SpeakLow"があるが、あれもイコライジングのバランスがおかしなレコードで、それがたまたまベースが強調されたために「すごい音」という話になっている。ただ、肝心の音楽そのものは私にはどうもピンとくるものがなく、特にビショップのピアノがあまりに凡庸で捉えどころがない。私自身はパーカーのバックで弾いているのを聴いたのが最初だったが、その...買わないほうがレコード

  • 斜陽、諦観、So Sorry Please

    RedGarland/BrightAndBreezy(米JazzlandJLP48)表舞台から姿を消す1年ほど前に録音されたしみじみと聴かせる演奏で、ガーランドのその頃の心境がにじみ出ているかのようだ。演奏自体は明るく元気はいいが、50年代の演奏とは少し違う雰囲気が漂う。それはレーベルが変わったせいかもしれないし、バックの面子が違うせいかもしれない。ただ、バラードでは極端にテンポを落とし、シングルノートを多用するなど、奏法自体にも変化がみられる。それらを聴いていると、「斜陽」という言葉が浮かんでくる。このアルバムはバド・パウエルの"SoSorryPlease"で幕を閉じる。これがパウエルそっくりの演奏で非常に驚かされる。2つを聴き比べてみてもどちらがどちらの演奏なのかがわからないくらいよく似ている。ガーランドは...斜陽、諦観、SoSorryPlease

  • 疲れていても、金曜日の夜は安レコ

    先週金曜日に拾った安レコ。疲れていたけど、レコ屋に行くと疲れはどこかへ消えるなあ。リヴァーサイドは2,000円、あとは3ケタ(800円、500円)。トニー・スコットは意外な拾い物だった。いずれ、個別に取り上げる。トニー・ベネットのこのマルーン・フラット、昔は10,000円じゃ買えなかった。この凋落振りはどうだろう。今はブルーノートがブームだから値段が高騰して、という話をよく聞く。でも、その一方で優れた内容のレコードが同時並行して安レコ化しているのを見ていると、ジャズという音楽を巡る状況は、リスナーの鑑賞力も含めて、全てが衰退していっているのかもしれないと思うことがある。定番ブランドしか嗜好できない感度の悪さというか、想像力の無さというか。正常化する日は来るのだろうか?疲れていても、金曜日の夜は安レコ

  • うまく割り切れない個性

    ElmoHope/Here'sHope(米CelebrityLP209)エルモ・ホープは不遇のピアニストの代表格のように言われることが多く、判官贔屓気質の日本人には気の毒さが先に立って悪く言われることがない。レコードはそこそこ残っているし、そのうちの半分くらいは入手も容易である。幻のピアニストということでもないし、稀少盤と騒がれるものも特にないだろう。3大レーベルそれぞれに作品があり、その他マイナーレーベルにも点々と足跡はあるから、客観的に見ればまずまずだったのではないだろうか。彼が活動していた当時は「いい曲を書くがピアノの腕がよくない」というのが仲間内での評価だったらしいが、これはかなり的確な指摘だ。このアルバムで聴けるのはすべて彼の自作だがどれも工夫が効いていて、なかなかいい。"HotSauce"、"De-...うまく割り切れない個性

  • 自主レーベルにかけた想い

    CharlesMingus/MingusAtMonterey(米CharlesMingusJWS001002)デューク・エリントンを敬愛するミュージシャンは多いけれど、ここまで溺愛した人も珍しい。2枚組LPの半分近くをエリントン・メドレーに費やす心酔ぶりだが、これがとてもいい演奏だ。ラージ・アンサンブルの良さを生かしながらもシンプルでスッキリと整理されたサウンドで、混沌としたところもなく、エリントン楽曲の中から数滴しか抽出できないエッセンスを丹念にかき集めたような音楽になっているのはさすがだ。ジャッキー・バイアードのピアノのリリカルで澄んだ音が印象的だし、管楽器のソロも素晴らしい。このバンドは日本ではロクに相手にもされないミュージシャンたちで構成されているけれど、どのプレーヤーも演奏は高度でしっかりとしていて、...自主レーベルにかけた想い

  • ボチボチ拾う

    ボチボチ拾っている、TheMastersounds。DUだと、800~1,080円くらい。私もこれ以上は出す気はない。「いざ、探さん」となるとすぐには見つからないけど、気長に行こう。出てるかな?と思いながらフラッと寄って、エサ箱をごそごそ。空振りも多いけど、それもまた楽し。レコード屋に居ること自体が楽しいんだな。ボチボチ拾う

  • 圧巻の演奏とは裏腹に

    SonnyCriss/Jazz-U.S.A.(米ImperialLP9006)最初の1曲目から最後の曲までのどこを切り取ってもソニー・クリスが吹きまくっている、まさに金太郎飴のようなアルバム。インペリアルには3枚のアルバムを残したけれど、すべてが同じ作りになっている。ワンホーンでスタンダードを短く吹き流す。ヴィブラフォンが入っていたり、ギターが入っていたりとアルバム毎にバックの構成の違いはあるけれど、本質的な違いはない。ほとんどのフレーズを同じ音量でフラットに吹いていくので、そこには陰影美のようなものは感じられない。音色は濁りのないクリアできれいな音で、音圧も高いのでこのアルトのプレイには圧倒される。強い顎の力や大きな肺活量がなければこうは吹けないだろうし、何より淀みなく流れるフレーズが技術力の極みを証明してい...圧巻の演奏とは裏腹に

  • 音色の美しさで仕上げられた傑作

    CharlieMariano/CharlieMariano(米BethlehemBCP25)チャーリー・マリアーノが32歳の時に吹きこんだワンホーンの傑作。聴いていると、やはり白人アルトというのは黒人アルトとは全然違うなと思う。何よりも魅力的なのはその音色で、ちょうどフィル・ウッズとアート・ペッパーの間のような感じだ。きらびやかで艶やかな輝きがありながらも彫りの深い陰影感で聴かせるところが特徴で、ウッズとペッパーのいいところを併せ持ったようなところが珍しい。アドリブ・ラインは弱くプレイそのものもたどたどしいところがあり、演奏力で圧倒されることはないけれど、その弱点を音色の彩で大きくカヴァーしている。黒人アルト奏者はこういう建付けを好まない。彼らは自己表現のために何よりも楽器の習熟を最優先にするし、自身のプレイに...音色の美しさで仕上げられた傑作

  • 紛らわしいジャケットだけど

    SonnyStitt/StittPlaysBird(米Atlantic1418)コルトレーンのレコードも随分安くなったんだなあ、と手に取ってよく見たらソニー・スティットのレコードだった。紛らわしいジャケットだ。アルトのワンホーンでパーカー集を作っているというのは何となく知ってはいたけれど、これのことだったんだなと今更ながらに納得した。聴けば聴く程パーカーには似ておらず、この手の話はもういいんじゃないかと思う。この逸話がスティットの実像への理解をどれほど邪魔してきたか。作品数がとにかく多くてとても全部には手が回らないし、プレス枚数も多くて中古も豊富に出回っているから大体がいつも後回しにされる。本来であれば日本のコアなジャズマニアが積極的に聴いて評価していくべきなんだろうけど、レコードが簡単に手に入る人というのはど...紛らわしいジャケットだけど

  • 今では美しく聴こえる歌声

    BillieHoliday/Solitude(米ClefMGC-690)気が付くと、いつの間にかビリー・ホリデイのレコードが棚の中で増えている。特に意識して探しているわけではないのだけれど、数が減っていないところを見ると、自分で自覚している以上に彼女の歌が好きなのかもしれない。若い頃から彼女のレコードは聴いていたけれど、正直に言うと好きだから聴いていたのではなく、有名な歌手だから聴かなきゃいけないというバカげた理由からで、美声とは程遠いひしゃげた線の細い歌声を我慢しながら聴いていた。でも、ある時期を境に、他の歌手とは何かが違うと思えるようになり、今では普通に心地好く聴けるようになっている。昔はダミ声にしか聴こえなかった声質にも、美しいと感じる瞬間が何度も訪れることがある。"奇妙な果実"のせいで面倒なイメージが付...今では美しく聴こえる歌声

  • ドン・バイアスの子守唄のような演奏

    DonByas/TenorSaxSolos(米SavoyMG9007)1946年、渡仏直前にサンフォード・ゴールド、マックス・ローチらと吹き込んだSP録音をLPへ切り直したもので、アルバムとしてのコンセプトなどはなく、ドン・バイアスのバラード・プレイをただ堪能するレコード。パーカーがビ・バップを始めた頃とは言え、まだまだジャズは難しいことを考える必要のない、ある意味では幸せな時代でこれはこれで十分だった。このサヴォイ・セッションのすぐ後にドン・レッドマンのビッグ・バンドの一員として欧州ツアーに出かけ、そのままパリに居を構えてアメリカには戻ることなく、72年にオランダで亡くなっている。黒人が生きづらかったアメリカにさっさと見切りをつけたわけだが、それにしてもずいぶんと早い決断だったものだ。その代償としてアメリカの...ドン・バイアスの子守唄のような演奏

  • 寂し気な音楽

    BobbyTimmons/LittleBarefootSoul(米PrestigePR7335)4カ月振りにHMV新宿に行ったら、ジャズの売り場面積が半分に縮小されて、在庫も1/3くらいになっていた。新着品もすべて3ケタの国内盤ばかり。フロア全体の大きさは変わっていないので、その分別ジャンルが広くなったようだ。予想はしていたとは言え、やはり目の当たりにするといささかショックである。ここは遅かれ早かれ、ジャズからは撤退するのかもしれない。ユニオンなんかを見ていても、やはり1番の稼ぎ頭はロックなんだろうと思う。私のロックに関する知識は大学時代で完全に止まっているから、90年代以降のシーンの状況などさっぱりわかっていないけれど、ロックの廃盤セールで幅を利かせているのはやっぱりビートルズを筆頭に60~80年代の黄金期の...寂し気な音楽

  • 2度目の欧州ツアーは大喝采の中で

    TheloniousMMonk/TwoHoursWithThelonious~EuropeanConcertsByTheloniousMonk(米RiversideRM460/461)1961年の春、モンクはレギュラーグループを引き連れてジョージ・ウェインが主催した2度目の欧州ツアーに出かけた。この時期、欧州ではモンクは巨匠としての評価が確立していて、各国でのコンサートは熱狂をもって迎えられた。およそ1ヵ月の滞在で、そのうちのミラノとパリでの公演の一部がここには収録されている。お馴染みのモンク・レパートリーが並び、チャーリー・ラウズが口火を切り、モンク、ダンロップ、オアらが順番にソロを取り、最後はまたラウズに戻って曲が終わる。観客の大喝采を受けていたし、ミラノではこの都市最古のオペラハウスが用意され、オフの時間...2度目の欧州ツアーは大喝采の中で

  • 心地好い衝撃、新たな探し物

    TheMastersounds/InConcert(米WorldPacificRecordsWP-1269)TheMastersoundsというグループ名を聞いてメンバーをそらで言える人は果たしてどれほどいるだろう。ましてや、そのアルバムを聴いたことがあるという人は?でも、中古レコード漁りをしている人の大半は彼らのレコードを見ているはずで、たいていの場合、それらは捨て値同然の値段でエサ箱の隅っこで埃をかぶっている。その姿はまるで誰か拾ってくれる人がやってこないかと目を閉じて静かに待っている捨て猫を想わせる。聴かれた形跡のないきれいな盤から流れてきた音楽は信じられないほど洗練された初めての感触だった。それはヴィブラフォン+ピアノトリオというありふれた編成だったが、流れてくる音楽はこれまでは聴いたことがない新鮮な感...心地好い衝撃、新たな探し物

  • リヴァーサイド傍系レーベルの謎 2

    FrankStrozier/LongNight(米JazzlandJLP56)リヴァーサイド傍系レーベルの中では最も太い支流であるJazzlandレーベルは、次世代の若手や新しい感覚の音楽の受け皿として用意されたようだが、実際はアバウトなラインナップになっていて、本流との境界線は曖昧。今の感覚で見ると、レーベルを分ける必然性は感じられない。本流の再発も出したりするものだからリヴァーサイドの廉価レーベルのようなイメージが付いたりして何となく虐げられてしまっているけど、内容の優れたものが結構残っていて無視できない。実力の割になぜか評価されないフランク・ストロージャーが初々しい傑作を残したのもこのレーベルだった。フィル・ウッズ直系の都会的なアルトが眩い光を放っていて、これは圧巻の内容だ。ブラインドで聴けばおそらく全員...リヴァーサイド傍系レーベルの謎2

  • 最もハードルの低いアルバムの1つ

    PhineasNewbornJr./PianoPortraitsByPhineasNewborn(米RouletteR52031)最近のヘビロテNo.2はこのアルバム。フィニアスのアルバムと言えばもっと凄みのあるものが他にあるが、芸術性の追求は一旦忘れてリラックスして音楽を愉しむために作られた力量の絶妙なさじ加減にハマっている。平凡な例えで言うと、フェラーリを時速80キロくらいで街中をゆったりと優雅に流しているような感じ(実際に乗せてもらったことがある)、というのが体感的には1番近い。まったくビクともしない剛性感がそっくりなのだ。自分でもコントロールしきれずに自らを食い潰されてしまった底の見えない才能の片鱗はここでも隠しようがないほど溢れ出ているけれど、それでも彼のアルバムの中では最も「普通の」ピアノトリオ作品...最もハードルの低いアルバムの1つ

  • 食わず嫌いは直さなければ

    MartyPaich/MartyPaichTrio(米ModeMODLP105)最近のヘビロテNo.1はこの安レコ。マーティー・ペイチをピアニストという目線でまともに聴いたのは最近のことで、これが驚いてしまった。食わず嫌いは直さなければいけないと自戒しているつもりだけど、どうやら聴き逃しているものはまだたくさんありそうだ。MODEレーベルのレコードは大量に流通していてエサ箱の常連だから、値段は高くない。それでも触手が伸びないのは私がウェスト・コースト・ジャズが嫌いだからに他ならない。聴かないレコードは買ってもしかたがない。それに加えて、マーティ・ペイチのホーン・アンサンブルのアレンジが嫌いだからというのもある。この人が書くスコアは教科書的凡庸さでまったく面白くない。息子の方が遥かに才能があると思う。そういう先入...食わず嫌いは直さなければ

  • リヴァーサイド傍系レーベルの謎

    KennyDrew/AHarryWarrenShowcase(米JudsonL3004)リヴァーサイドはいくつか傍系レーベルを持っていて、本流のアーティストがスピンアウト的にアルバムを残していたりする。この傍系レーベルの基準や運営方針みたいなものはイマイチよくわからないけれど、どうやら本流は正統派のハードバップで、そこから少し外れるようなポップス的なものやニュージャズ的な感覚のものは傍系で、という感じで使い分けていたらしい。ただ、その振り分けもかなり曖昧な感じで厳格なものではなかったようだ。このJudsonというレーベルはいくつかある傍系の中では最もジャズから遠い音楽を収録していたもので、聞いたことのないアーティストのレコードが少しばかりリリースされているけど、その中でなぜかケニー・ドリューのアルバムが2枚残っ...リヴァーサイド傍系レーベルの謎

  • 最も美しい "ポーギーとベス" の1つ

    EllaFitzgeraldAndLouisArmstrong/Porgy&Bess(米VerveMGV-4011-2)たくさんのレコーディングが残っているこの"Porgy&Bess"の中でも、マイルスのコロンビア盤とこのエラのアルバムは双璧だろうと思う。どちらも全曲版ではないけれど主要な曲は網羅されていて、これを聴けばこのフォーク・オペラの素晴らしさはきちんと享受できるようになっている。特にマイルスの方は当時のアメリカでは彼のアルバムの中では最も売れたアルバムになっていて、これらの楽曲が如何にアメリカでは愛されていかがよくわかる。人種差別と格差に苦しむ社会の様相を描いた内容なので、完全に無くなった訳ではないにせよ、その主題は今の時代にはだんだんそぐわなくなってきていて、オペラの内容そのものに言及されることは無...最も美しい"ポーギーとベス"の1つ

  • ダイナ・ショアは素晴らしい

    DinahShore/DinahSings,PrevinPlays(米CapitolT-1422)私が唯一聴かないジャンルが、白人の美人女性ヴォーカル。私はゲイではないし、クラシックの女性声楽は好んで聴くし、TVの歌番組も女性アイドルが歌う箇所しか観ないから、白人美人女性自体が嫌いということではなく、単純に音楽としての魅力を感じないからなんだろうと思う。なぜ魅力を感じないのかは自分でもよくわからない。但し、単発でこれはいいと思うアルバムはもちろんあって、このダイナ・ショアのアルバムはその1枚。彼女のいいところは、色香の押し売りをしない清楚さ。一歩引いたところに立って、素直な発声で普通に歌う。その自然さが音楽を際立たせるから、こちらもいつの間にか聴き入ってしまう。「私を見て!」という感じで迫ってこないから、こちら...ダイナ・ショアは素晴らしい

  • 短信~クラリネットが映える演奏

    クラリネット、アコーディオン、ギター、ベースという構成で、こういうのはまず相手にされない。でも、実はこれが傑作。とにかく、クラリネットの上手さにうっとりする。まるでクラシックのクラリネットを聴いているかのよう。そのせいか、基礎のしっかりとしたジャズという感じで、これが何とも素晴らしい。音質も良好で、いいレコードだと思う。短信~クラリネットが映える演奏

  • 静かなインタープレイ

    TheJimmyGiuffre3/Fusion(米VerveV-8397)とにかく不器用な人だったなあ、と思う。私がこの人を知ったのは学生時代に観た「真夏の夜のジャズ」だったけれど、あの"TheTrainAndTheRiver"を聴きながら、「ジャズをこんな風にカントリーっぽく演奏してもいいんだ」とユルい衝撃を受けた。つまり、難解なものに仕立てて格上げするのではなく、わかりやすい方へ寄せて異化するという逆転の発想にちょっと驚いた。上品なスーツを着て、スタン・ゲッツを少し男前にしたような顔で懸命にサックスを吹く彼の姿はとても印象的だった。それからアトランティック盤を探してよく聴いたけど、クールでもなく室内楽的でもない、また違うタイプのジャズの世界があることを知った。だから、後にこういう現代音楽風なことをやっていた...静かなインタープレイ

  • 2019年4月13日 Record Store Day その2

    CharlieParker/CharlieParkerwithStrings:TheAltanateTakes(VerveB002967101)私の今回のRSDの本命はこれだった。CDでは未発表曲17曲が出ていたそうだが、今回はそのうちの13曲がレコード・デビューしたとのことで、CDでは聴く気にはなれない音源なのでこれはマストバイだった。安っぽい作りのジャケット、薄手の盤、の割に3,780円というのは割高感があるけど、まあ、しかたがない。ハードコレクターたちが70年代以降のオリジナル盤に興味を示さないのはこういう作りのチープさが原因の1つになっているわけで、現代のレコード産業もブームを盛り上げたいならこういうところの手抜きはしちゃいかん、と思う。ノヴェルティーとしてのカラーワックスなんかどうでもいいし、大体この...2019年4月13日RecordStoreDayその2