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2019/03/26

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  • 暖かい存在感

    LuckyThomson/FeaturingOscatPettiffordVol.1(ABC-ParamountRecordsABC-111)リーダー作のあまり残っていないラッキー・トンプソンの実像は分かりにくい。ビ・バップ時代から活動していてパーカーやマイルスとも共演していてメイン・ストリームの真ん中にいたが、キャリアを通じてレコード作りには積極的ではなく、早々に渡欧したこともありレコードがあまり残っていない。演奏スタイルもホーキンス/レスターとロリンズ/コルトレーンの中間にいるような感じだったし、音楽的にもハード・バップの波には乗らず独自の道を歩いたようだ。そういう彼の姿が割とよくわかるのがこのレーベルに残された2枚のアルバム。リーダー気質の強いペティフォードと組んだのでリーダー作としてのフォーカスが...暖かい存在感

  • 物真似は果たしてジャンクなのか

    JazzUniversity'sNewKicks/MorrisGrantsPresentsJ.U.N.K(米ArgoRecordsLP4006)大の大人たちが大真面目におふざけしたレコードだが、失笑して聴きながらも色々と考えさせられるところがある。ジャケットには明記されていないが、演奏しているのはJordanRamin(sax)、DocSeverinsen(tp)、BernieLeighton(p)、TriggarAlpart(b)、DonLamond(ds)たちで、ブルーベック・カルテット、マイルス・デイヴィス・グループ(キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーン)、エロール・ガーナー、オーネット・コールマン(ドン・チェリー、チャーリー・ヘイデン)、ズート・シムス、ジェリー・マリガン、チェット・ベイ...物真似は果たしてジャンクなのか

  • もう1つのワンホーンアルバム

    J.J.Johnson/ATouchOfSatin(米ColumbiaRecordsCL1737)J.J.のもう一つのワンホーンがこのアルバムで、先の"BlueTrombone"よりもこちらの方がアルバムとしては親密な感じで好ましいと思っている。ヴィクター・フェルドマン、サム・ジョーンズ、ルイス・ヘイズがバックにつくカルテットで、メンツ的にも負けていない。ピアノがフェルドマンというのがミソで、黒人ピアニストとは明らかに違うムードを持ち込んでいるのが効いている。サム・ジョーンズのリズム・キープも凄くて、アップテンポでの彼のプレイは圧巻だ。セロニアス・モンクの"Jackie-ing"をやっているのが嬉しい。モンクの曲想をうまく表現した演奏で、アルバム全体の良さに花を添えている。J.J.はモンクとの共演もあるし...もう1つのワンホーンアルバム

  • Blue Trombone の問題点

    J.J.JohnsonBlueTrombone(米ColumbiaRecordsCL1303)私が学生時代に愛読していた油井正一先生の「名盤100選」にはJ.J.の最高傑作としてこのアルバムが載っていて「これは聴かねば」と思っていたが、当時このレコードはあまり出回っていなくて、実際に聴くことができたのは他の名盤たちと比べるとかなり遅い時期だった。そして満を持して聴いた感想は「なんか音悪い」という失望だった。その時聴いたのはCBSソニーの国内盤でイコライザーカーブなんてことも知らなかったので、まあ当然だった。その後コロンビア原盤を手にしてイコライザーカーブも触ったりするようになって上記不満は解消したが、それでもこのモノラル盤は鮮明な音という感じではなかったし、今聴いてもその感想は変わらない。この原因は録音が...BlueTromboneの問題点

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廃盤蒐集をやめるための甘美な方法
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