ドイツは欧州最強の抑止力を手に入れるため先月24日「今後5年間で総額6,490億ユーロを国防費に投資する法案」を承認していたが、Bloombergも4日「ドイツは最大1,000輌のレオパルト2と最大2,500輌のボクサー調達を計画している」と報じており、ドイツの安全保障に対する動きは本物だ
ロシア軍がバフムート方面、アウディーイウカ方面、ザポリージャ方面で前進
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区のダーチャに侵入した」「ロシア軍がネタラブ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍がノヴォポクロフスケ方向に前進した」「ロシア軍がロボーティネ集落の中心部まで支配地域を広げた」と報告した。
トルコメディア、韓国製パワーパックを採用したアルタイの量産を開始
アルタイを製造するBMCは2021年「韓国のHyundai DoosanやSNT Dynamicsとエンジン及び変速機供給に関する契約を結んだ」と明かしていたが、トルコメディアは30日「アルタイの量産が始まった」と報じた。
F-35量産機の納入停止問題、2024年7月の引き渡しにはリスクがある
米国防総省はF-35量産機(TR3構成機)の納入停止問題について「仮に保管中の80機が顧客に引き渡されても頻繁なソフトウェアの修正パッチが必要だ」「予定されている2024年7月の引き渡し時期ですらリスクがある」と明かした。
コンステレーション級が計画外の重量増に直面、耐用年数が短くなる可能性
コンステレーション級フリゲートはデル・トロ米海軍長官が命じた調査によって「1番艦の完成が最大3年遅れるかもしれない」と判明したが、米政府説明責任局は29日「設計変更で計画外の重量増を招き、将来のアップグレードを受け入れる重量的余裕が無くなった」と指摘した。
バイデン大統領、米国製兵器によるロシア領内の限定的な攻撃を許可
POLITICOは30日「バイデン大統領が秘密裏に米国製兵器によるロシア領内の攻撃を許可した」「米国製兵器の使用はハルキウ方面を攻撃するロシア軍や軍事目標に限定される」「今後も米国製兵器を使用したロシア領内への長距離攻撃を認めない」と報じた。
米海軍のボクサーが故障続きでノックアウト、復帰は2026年秋になる見込み
オーバーホールを終えたワスプ級強襲揚陸艦「ボクサー」は故障続きで、4月に故障した舵の修理について「夏頃に復帰する」と発表されていたが、米海軍は頻発する故障を根本的に解消するためドック入りを計画しており、ボクサーの復帰は2026年10月になる見込みだ。
デンマーク外相、F-16によるロシア領内の攻撃は戦争ルールの範囲内
米国製兵器によるロシア領内の攻撃についてベルギーは「ウクライナ領内でのみF-16を使用できる」と、デンマークは「ロシア領内の軍事目標を攻撃できる」「これは戦争ルールの範囲内だ」と述べ、New York Timesも「バイデン大統領は同盟国から決断を迫られている」と報じた。
チェコが取り組むウクライナ向け砲弾の域外調達、ロシア人との競争に直面
Financial Timesは30日「チェコが取り組むウクライナ向け砲弾の域外調達はロシア人との競争に晒されており、支払いが遅れると砲弾はウクライナでなくロシアに送られる可能性がある」「さらに入手した砲弾の約半分は品質不足で、そのままウクライナへ納品することが出来ない」と報じた。
米国の砲弾増産、まもなく月3万発分の弾殻を生産できる新工場が完成
米国はウクライナのニーズに対応するため2025年末までに155mm砲弾の生産量を月10万発に引き上げる予定で、テキサス州に建設中の新しい弾殻工場がまもなく完成し、2025年に予定されているフル操業に入ると月3万発分の弾殻が生産可能だ。
米空軍機の即応性は前年度よりも全体的に悪化、F-35AはF-22Aを下回る
米空軍は作戦機に関する2023年度のMission Capable Rate=MC率(少なくともミッション要件の1つ以上を実行できる状態)を公開、全体的に米空軍機の即応性は前年度よりも悪化しており、特にF-35Aは毎年最低の数値を叩き出すF-22Aを下回っている。
中国大連で055型駆逐艦10番艦が進水、上海で076型強襲揚陸艦を建造中
中国人民解放軍海軍は米海軍を艦艇数で上回り「世界最大規模の海軍」となったが、大連では055型駆逐艦の10番艦が進水、新しい055型の建造も開始され、上海では航空機の運用能力が強化され075型より大型な076型強襲揚陸艦の建造が進んでいる。
ウクライナへのAEW&C提供、GlobalEyeの納期前倒しが提供時期を左右
スウェーデン政府はASC890(Saab340 AEW&C)のウクライナ提供を発表して注目を集めているが、提供時期はGlobalEyeの納期をどこまで前倒しできるかに左右され、前倒し前の1号機納期は2027年に予定されていた。
チェコが主導するウクライナ向け砲弾の域外調達、大半の国が資金を送ってこない
チェコはウクライナ向け砲弾の域外調達を主導しており、フィアラ首相は28日「数日以内にウクライナが初回出荷分を受け取れる」と述べたものの、ヤナ・チェルノホヴァ国防相は「援助を表明した国の大半が資金を送ってこない」「借金で弾薬を購入することは出来ない」と訴えた。
ロシア軍がスタロマイオルケの中心部を占領、チェコが約束した砲弾は数日以内に到着
RYBARは南ドネツク方面について「ロシア軍がスタロマイオルケ集落に侵入して支配地域を拡大した」と報告していたが、DEEP STATEも「ロシア軍が集落中心部分を占領した」と報告、チェコはフィアラ首相は28日「数日以内にウクライナは約束した砲弾を受け取れる」と明かした。
ベルギーのF-16提供はF-35A取得と連動、TR3構成機の問題が影響する可能性
ベルギーは署名した安全保障協定の中で「ウクライナへのF-16提供」を約束したものの「提供時期」を保証しておらず、Air & Space Forces Magazineは28日「これはF-35A取得と関連しているためだ」と指摘し、TR3構成機の納品遅れがF-16の提供時期に影響を及ぼすという意味だ。
ウクライナ軍がFrankenSAMを初公開、AIM-7を統合したBuk M1は実在
ウクライナのカムイシン戦略産業相は今年1月「FrankenSAMを使用してShahedを撃墜した」と明かしていたが、東部航空司令部はFrankenSAMの写真を初めて公開し、ウクライナ国内にAIM-7を統合したBuk M1が実在すると確認された。
ウクライナへのグリペン提供計画、F-16導入を優先するため計画を停止
スウェーデンのジョンソン国防相は今年3月「グリペンのウクライナ提供について検討が始まった」と述べていたが、28日「F-16提供に関与する国々からグリペン提供を待つよう強く要請され、計画を一時的に停止した」と明かした。
ベルギーがウクライナへのF-16提供を表明、2028年までに30機提供
ウクライナの要請に応えてオランダは42機、デンマークは19機、ノルウェーは22機のF-16を提供する予定だが、戦闘機連合の訓練分野や後方支援分野に参加していたベルギーも「2028年までに30機のF-16を提供する」「最初の1機を年末までに引き渡す」と明かした。
ウクライナは囚人動員を開始し、ロシアは判決前の被告人動員を強化
ウクライナでも兵士不足を理由に刑務所からの囚人動員が開始されたが、BBC RussianやMeduzaは「ロシアでは有罪判決が下される前の被告人動員が強化されている」と報じており、戦争への人的資源供給は益々苛烈になっている。
ハルキウよりもアウディーイウカの状況が緊迫、ロシア軍の前進が止まらない
最も戦闘が激しく状況が緊迫しているのはハルキウ方面ではなくアウディーイウカ方面で、ロシア軍はオチェレティネ占領後も西に支配地域を広げ、ノヴォオレクサンドリヴカ、ソキル、ノヴォポクロフケ、ノボセリフカ・ペルシャ、ヤスノヴロディフカに迫っている。
ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区の南郊外に侵入、イワニフカ占領の可能性
RYBARはクピャンスク方面キブリスカ方向について「ロシア軍がイワニフカを解放した」と、DEEP STATEもバフムート方面について「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区の南郊外に取り付いた」「チャシブ・ヤール東地区の南郊外がグレーゾーンになった」と報告した。
ロシア軍がアウディーイウカ方面で大きな前進を遂げ、ネタラブも占領
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは26日夜、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がソキル方向とノヴォオレクサンドリヴカ方向で部分的に成功した」と言及し、27日に更新した戦況マップの中で「両方向におけるロシア軍の印象的な前進」と「ネタラブ占領」を報告した。
エクスカリバー砲弾の命中率、2023年8月までに55%から6%まで低下
Washington Postは「米国製のGPS誘導兵器はロシア軍の妨害技術に耐えられず、ウクライナ軍は一部兵器の使用を中止せざるを得なかった」と報じたが、New York Timesも25日「エクスカリバー砲弾の命中率は55%から6%まで低下した」と報じた。
ゼレンスキー大統領、ロシア軍がハルキウから90km離れた国境地帯に集結中
ロシア軍はウクライナ軍をさらに薄く引き伸ばすため「スームィ州で新たな攻勢を開始するのではないか」と危惧されていたが、ゼレンスキー大統領も26日「ハルキウから北西に90km離れた国境地帯にロシア軍が集結している」と言及した。
ロシア軍がウマンスキーを占領、クピャンスク方面でもイワニフカに侵入
DEEP STATEは26日「ロシア軍がウマンスキーを占領した」「ロシア軍がイワニフカ集落内に足場を築いた」「ロシア軍がキブリスカから線路沿いに前進した」と、RYBARも「ロシア軍がリプシ近郊の高台を占領した」「ロシア軍がスタロマイオルケとウロジャインで前進した」と報告した。
ウクライナ軍がハルキウ方面での反撃を準備中か、50個大隊以上が集結?
シルスキー総司令官はハルキウ方面の状況について「敵は積極的防御に切り替えた」と言及したが、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも25日「この方面のロシア軍は攻勢から守勢に転じた」「敵は50個大隊以上の戦力を集結させており間もなく反撃を開始する」と報告した。
ウクライナの防空体制は手に負えない状況、短期的にも解決不可能
ウクライナが要請するパトリオットシステム供給は行き詰まったままだが、Defense Newsは25日「米国の援助でウクライナの防空問題は解決できない。これはシステム本体ではなく迎撃ミサイルの供給問題で、短期的にウクライナのニーズを満たすのは物理的に不可能だ」と指摘した。
戦争は適応力の勝負、現在効果を発揮している兵器も1年後に効果が減少
Washington Postは24日「米国製のGPS誘導兵器はロシア軍の妨害技術に耐えられず、ウクライナ軍は一部兵器の使用を中止せざるを得なかった」と報じ、ウクライナ当局者は「今効果を発揮している兵器も1年以内に効果が減少する」と予想した。
シルスキー総司令官が厳しいと言及したクピャンスク方面、ロシア軍がベレストベ方向に前進
シルスキー総司令官は23日「クピャンスク方面キブリスカ方向の状況が厳しい」と言及、DEEP STATEも「イワニフカ集落内にグレーゾーンが拡大した」「ベレストベで戦闘が続いている」と、RYBARも「ロシア軍がベレストベ方向に支配地域を拡大させた」と報告した。
ロシア軍がハルキウで達成したい3つの目標、人口流出、領土奪取、戦力誘引
Kyiv Independentは23日「ロシア軍が大砲の射程圏までハルキウに前進して企業やインフラを破壊すれば、住民を追い出すことができ、ウクライナ第2の都市が生み出す富を奪う事ができる。そうなればロシアはハルキウから徴収できる歳入を断つことができる」と指摘した。
ウクライナ軍がボルチャンスク北市内の中央を保持、まもなく追加増援も到着か
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がボルチャンスク北市内の大部分を占領している」「支配する市内の割合は約50%だ」と主張していたが、23日夜に評価を大幅に修正し「ウクライナ軍が北市内の中央を保持している」と報告した。
ウクライナ軍がボルチャンスク北市内の中央を保持、まもなく追加増援も到着か
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がボルチャンスク北市内の大部分を占領している」「支配する市内の割合は約50%だ」と主張していたが、23日夜に評価を大幅に修正し「ウクライナ軍が北市内の中央を保持している」と報告した。
質よりも量、ウクライナとロシアの消耗戦で戦車の性能は重要ではない
米政府高官はロシア軍の再建スピードについて「我々の予想よりも上手くやっている」と述べ、NATO加盟国の国防当局者も「ウクライナでの戦争は質よりも量が物を言う消耗戦なので、ロシア人が50年前のT-72を使うのか、新型戦車を使うのかは特に重要ではない」と述べた。
シルスキー総司令官、ハルキウ方面の敵は損害を被って成功していない
シルスキー総司令官は東部戦線の状況について23日「ハルキウ方面の敵は損害を被って成功していない」「クピャンスク方面のキブリスカ周辺は状況が厳しい」「最も激しい戦闘はポクロウシクとクラホヴェの両地域で発生している」と明かした。
ウクライナ軍は苦しい状況が続き、ロシア軍はドネツク州の複数方面で前進
ハルキウ方面で新たな動きは観測されていないものの、DEEP STATEとRYBARは「シヴェルシク方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面、南ドネツク方面でロシア軍が前進した」と報告しており、後退が続くウクライナ軍の苦しい状況に変わりはない。
要塞は本当に建設されているのか? 最高議会が臨時調査委員会の設置を可決
ゼレンスキー大統領は2023年11月末に要塞建設を急ぐよう指示し、ハルキウ方面の要塞建設は「最も進んでいる」と称賛していたが、ロシア軍の新たな攻勢で要塞建設の不備が次々と報告され、最高議会は要塞建設に関する臨時調査委員会の設置を可決した。
ウクライナ公共メディアが戦争の統一報道から離脱、独自番組の放送を開始
ウクライナの戦争報道について現地ジャーナリストは「事実上の検閲状態で批判的な意見が抑圧されている」と、New York Timesも「ウクライナ人はうんざりしている」と指摘していたが、Kyiv Independentは「テレソンに参加する公共メディアが独自のニュース番組を流し始めた」と報じた。
ロシア軍がチャシブ・ヤールに侵入、クレシチェエフカの中心部で国旗を掲げる
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは20日「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に取り付いた」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に侵入して足場を築いた」と報告、さらにロシア軍がクレシチェエフカの中心部で国旗を掲げた。
スームィ攻撃の可能性を排除できない、スジャ周辺にロシア軍が集結か
Economistは20日「ハルキウ方面で前進スピードは鈍化したもののスームィに近いスジャ周辺でロシア軍部隊が集結しつつある」と報じ、ウクライナ国境局の報道官も21日「絶対にスームィ攻撃の可能性を排除することは出来ない」と述べた。
ロシアと戦い続けるウクライナの3重苦、武器不足、兵士不足、電気不足
ウクライナ政府は20日「一般消費者と産業界の両方に大規模な計画停電を導入する」と発表、New York Timesは「電力消費の制限は確実に武器の生産スピードと価格に影響を及ぼす」と報じ、ウクライナは武器不足、兵士不足、電気不足の3重苦に陥っている。
大統領執務室と戦場の溝、ゼレンスキーは正しい情報を受け取っていない
Economistは20日「ハルキウで戦う多くの兵士らは短時間でロシア軍が前進したことに怒っている」「少なくともウクライナの美しい公式見解は人々を落ち着かせるのに役立っていない」と指摘し、指揮官や政府関係者は「ゼレンスキーは前線の状況を把握していない」と述べた。
バフムート方面の戦い、ロシア軍がチャシブ・ヤール市内に取り付いた可能性
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「1ヶ月半に及ぶ砲撃後、ロシア軍はチャシブ・ヤール東地区の高層建築物や家屋に取り付いた」「チャシブ・ヤール南側の森林地帯も制圧した」と報告、さらにクリシェイフカ集落内でウクライナ軍陣地を掃討する様子も登場した。
ロシア軍がボルチャンスク市内の40%を支配、街の南側でも地上戦が発生
ハルキウ州のセメヌハ軍事行政副長官は20日「我が軍が支配しているボルチャンスク市内の割合は約60%だ」と明かし、視覚的にも「ロシア軍がヴォブチャ川を渡ってボルチャンスク市内の南に入った」と確認され、消防署付近の住宅地で歩兵同士の戦闘が発生している。
止まらないウクライナ軍の後退、ハルキウ、ドネツク、ザポリージャでロシア軍が前進
DEEP STATEは20日「ハルキウ州のリプシ方向、ボルチャンスク方向、ベレストベ方向、ドネツク州のノボカリノベ方向、ノヴォポクロフケ方向、ヤスノブロディフカ方向、ネタラブ方向、バラスコヴィウカ方向、ザポリージャ方面のロボーティネ方向でロシア軍が前進した」と報告した。
ロシア軍がブフルヴァトカを占領、ハルキウとドネツクの複数方向で前進
DEEP STATEは18日「ロシア軍がブフルヴァトカを占領し、ベレストベに取り付き、ネタラブがグレーゾーンに収まり、ノヴォミハイリフカの南で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がスタリツァを占領し、ヘオリフカ集落の南部分を制圧し、ボルチャンスク市内で前進した」と報告した。
ゼレンスキー大統領が言及した砲弾不足の解消、ウクライナ軍兵士が唖然
ゼレンスキー大統領は17日の会見の中「この数年の戦争で初めて全旅団から『砲弾がない』と不満を言われなくなった」と述べて砲弾不足の解消を示唆したが、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「この発言は前線にいた軍人のほぼ全員を唖然とさせた」と述べている。
ザポリージャ方面の戦い、ロシア軍がロボーティネの大半を占領した可能性
ロシア国防省は15日「ロボーティネを完全に解放した」と発表したが、ウクライナ軍やロシア人ミルブロガーは占領を否定している。但し、視覚的証拠に基づくロシア軍の支配範囲は集落の大半に及んでいるためロボーティネの状況は非常に厳しい。
ロシア領攻撃に米国製兵器の使用は不可、ウクライナは標的情報の提供を要請
ウクライナを訪問したブリンケン国務長官は「ロシア連邦領内への攻撃に反対しない」と述べたが、これは「米国製兵器を国外攻撃に使用しても良い」という意味ではなく、国防総省のシン報道官も「我々の立場は変わっていない」と発言した。
ハルキウ方面の戦い、ロシア軍は複数方向からリプシに迫っている可能性
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは17日、ハルキウ方面について「ロシア軍がライボケからリプシ方向に支配地域を拡大させた」「ロシア軍がルクヤンツィからリプシ方向に支配地域を拡大させた」と報告し、これが事実ならリプシ方向の状況は悪化する一方だ。
ロシア軍がハルキウで成功した要因、電子妨害によるStarlinkの通信遮断
Washington Postは17日「ロシア軍のハルキウ突破はウクライナ軍の兵士不足だけが原因ではない」と報じており、ロシア軍は5月10日に電子妨害でStarlinkの通信を遮断、第125旅団の指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなった」と証言している。
ゼレンスキー大統領、刑務所から囚人動員を可能にする法案に署名
ウクライナのマリウスカ司法相は3月「囚人や受刑者を動員する法案を提出する」と言及、最高議会は有罪判決者の自発的な動員に関する法案を8日に可決、ゼレンスキー大統領も17日に署名したため、ロシアと同じように刑務所からの動員が開始される。
ゼレンスキー大統領、ロシア軍のハルキウ方面における突破は最大10km
ゼレンスキー大統領は17日「我が軍がハルキウ方面の状況を安定させた。ロシア軍の突破は最大10kmで準備された第1防衛ラインに到達しただけ」「この突破を許したのは適切な西側製防空システムの欠如にある」と述べた。
ウクライナ人ジャーナリスト、敵はリプシから2kmの地点に迫っている
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「リプシから2kmの地点に敵が迫っている」「大量の敵無人機が戦場上空を飛んでいる」「敵は直ぐに学習し、直ぐに結論を導き出し、直ぐに改善してくるためリプシ方向の戦いは決して容易なものではない」と報告した。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはハルキウ方面ボルチャンスク方向について「ロシア軍がヴォブチャ川沿いにある工場を攻撃中」と、リプシ方向についても「ロシア軍がダーチャ付近で前進してリプシ郊外に到達した」と報告した。
ハルキウ方面の戦い、ロシア軍がボルチャンスク方向とリプシ方向で前進
DEEP STATEは16日「ロシア軍がボルチャンスク市内の飛行場跡や食肉加工工場の周辺で支配地域を拡大させた」と、RYBARは「ロシア軍がルクヤンツィを占領した」と報告、リプシ近郊にロシア軍が到達した可能性を示す視覚的証拠も登場した。
現地メディア、ウクライナ軍は新たな反攻作戦を実行できる状態ではない
Kyiv Independentは16日、ウクライナに新たな攻勢を仕掛ける計画はあるのか?という読者の質問に対して「何も情報を持っていないが攻勢に出ないことを願っている」「現在のウクライナ軍は新たな反攻作戦を実行できる状態ではない」と回答した。
ロシア軍の優位性が消滅する条件、欧米の武器供給とウクライナ人の追加動員
New York Timesは「ウクライナが武器と兵士の供給を確立すればロシアの優位性は消える」「ロシア軍は物量的優位性と戦略的主導権を握っているため2024年はチャンスの年になる」「これを生かして戦場で成功を収めないと来年にはチャンスが消える」と指摘した。
ゼレンスキー大統領、前線状況の悪化を理由にマドリード訪問をキャンセル
ウクライナ軍参謀本部は15日「ハルキウ方面のルクヤンツィとボルチャンスク近郊の一部から撤退した」と発表、さらにスペインメディアは「ゼレンスキー大統領のマドリード訪問がキャンセルされた」と報じており、ハルキウ方面を含む東部戦線全体の状況悪化は本物なのだろう。
ロシア軍がボルチャンスク市内に侵入、ブフルヴァトカを占領した可能性
DEEP STATEはハルキウ方面ボルチャンスク方向について「ロシア軍がボルチャンスク市内に侵入した」「ロシア軍がブフルヴァトカの大部分を支配している」と、RYBARも「ロシア軍がボルチャンスク市内の北部分を占領した」「ロシア軍がブフルヴァトカを占領した」と報告した。
ブダノフ中将はスームィ侵攻を警告、ウクライナ軍に予備戦力は残っていない
ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将はNew York Timesの取材に「兵力不足でハルキウ北東部は危機的状況だ」「持てるものは全て使い切ってしまし他の予備戦力は残っていない」「ロシア軍はスームィ州で新たな攻勢を開始するかもしれない」と述べた。
ロシア軍によるスームィ州侵攻の可能性、国境地域で住民避難が始まる
ウクライナ人軍事アナリストのオレクサンドル・ムシエンコ氏は「ロシア軍がスームィ州に対する攻勢を準備しているかもしれない」と警告していたが、ウクライナメディアは「スームィ州の国境地域で住民の避難が始まった」と報じている。
ロシア軍がルクヤンツィを占領、オヒルツェボで国旗を掲げる様子が登場
DEEP STATEはハルキウ方面について「ロシア軍がルクヤンツィを占領した」と、RYBARも「ボルチャンスク市内の北部分を占領した」と報告、さらにDEEP STATEはアウディーイウカ方面や南ドネツク方面でも「ロシア軍が前進している」と報告した。
ハルキウ方面のウクライナ軍指揮官が交代、攻勢初日の対応に問題
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は13日「攻勢初日の対応に問題があったためハルキウ方面の指揮官が交代した」と明かし、ロシア軍は今後、ボルチャンスク市内への侵入、スタリツァ方向への前進、リプシやテルノバの確保に動くだろうと予想した。
ロシア軍がアウディーイウカとハルキウで前進、ボルチャンスクに取り付いた可能性
DEEP STATEは13日「アウディーイウカ方面のロシア軍が前進を続けている」と、RYBARも「ロシア軍がオチェレティネ北の森林地帯を制圧した」と報告、さらにRYBARはハルキウ方面についても「ロシア軍がボルチャンスクに取り付いた」と報告した。
ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍はハルキウ方面で戦術的成功を収めている
ウクライナ軍参謀本部は13日「ロシア軍はハルキウ方面で1日100人以上の兵士を失っているが戦術的成功を収めている」と、DEEP STATEも「ロシア軍がモロホベツ、オリニコベ、ゼレンを占領した」「グレーゾーンがボルチャンスク郊外に到達した」と報告した。
ロシア軍がクラスノホリフカの工場地帯を制圧、チャシブ・ヤール方向にも前進
DEEP STATEはドネツク西郊外について「クラスノホリフカの状況は破局に近づいている」と指摘していたが、12日「ロシア軍が市内の耐火物工場を制圧した」と、バフムート方面についても「ロシア軍がイワニフスキー西郊外の高台を制圧して運河に到達した」と報告した。
ハルキウ方面の戦い、予備戦力を投入しなければ状況は悲惨なものになる
ウクライナ人が運営するDEEP STATEはハルキウ州の状況について「ロシア軍がストリレチャ、クラスネ、ピルナ、ボリシフカ、オヒルツェボ、プレテニフカを占領した」と報告し、予備戦力を投入しなければ状況は悲惨なものになるだろうと警告した。
止まらないロシア軍の前進、クラスノホリフカの状況は破局に近づく
ウクライナ軍は「クラスノホリフカで敵を撃退している」と主張したが、DEEP STATEは「この街の状況は破局に近づいている」「なぜならロシア軍が東から前進し、工場に足場を築き、街に対する最終攻撃の準備を進めているからだ」と指摘と報告した。
ハルキウ方面の戦い、ロシア軍が国境沿いの集落を占領した可能性
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はハルキウ州の状況について「ロシア軍がストリレチャ、クラスネ、ピルナ、ボリシフカ、ハティシチェ、プレテニフカを占領した」と報告、RYBARも「ロシア軍が複数の拠点を占領した」と報告した。
ロシア軍がハルキウ州北部で大規模な砲撃を開始、幾つかの集落に侵入か
DEEP STATEは10日「ロシア軍がハルキウ州北部に対する激しい砲撃を開始した」「敵は国境沿いのストリレチャ、クラスネ、ピルナ、ボリシフカに侵入して足場を築こうとしている」と、RYBARも「ロシア軍がハルキウ州北部に大規模な攻撃を開始した」と報告した。
アルゼンチ陸軍の砲兵装備更新、ATMOSがCaesarよりも高い評価を獲得
アルゼンチ陸軍は砲兵装備を更新するためElbitのATMOSとNexterのCaesarを検討中で、両者を比較した技術レポートは「走行性能、構造的寸法、技術開示、自国産業界の関与、スペアパーツや消耗品の入手性、融資条件の全てでATMOSの方が優れている」と言及した。
ドイツ国防相、米軍からHIMARSランチャーを購入してウクライナに送る
ドイツは先月13日「新しいパトリオットシステムをウクライナに引き渡す(6月中までに納品予定)」と発表したが、今度は「ウクライナ向けにHIMARSランチャーを3基購入する」と訪米中のピストリウス国防相が表明して注目を集めている。
ウクライナ軍は敵撃退を、ロシア人はクラスノホリフカの防衛突破を主張
DEEP STATEは8日「ロシア軍がクラスノホリフカの東市内に侵入した」と報告したが、ウクライナ軍は9日「市内に侵入してきた敵を大砲と迫撃砲で撃退している」と主張、しかしRYBARは「ロシア軍がクラスノホリフカ東市内の防衛を突破した」と報告した。
アウディーイウカ方面、ロシア軍がウマンスキー制圧に成功した可能性
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは9日「ロシア軍がアウディーイウカ方面のペルヴォマイズケ方向で前進した」と報告していたが、ロシア軍がウマンスキーで赤旗を掲げる様子が登場し、ロシア人らは「第114旅団が集落を解放した」と報告している。
ロシア軍は空からの攻撃手段を多様化、ミサイルが枯渇することはない
Ukrainska Pravdaは9日「ロシアはあらゆる困難を克服して空からアプローチする戦術を多様化させた」「ロシア軍のミサイルは西側の予想に反して枯渇することはない」と報じ、これに対抗する唯一の方法は「近代的な防空システムの供給だ」と訴えた。
ロシア軍がヴェセレ方向で前進、ローテーションのないウクライナ軍部隊は限界か
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは8日夜「ヴェセレ方向でロシア軍の前進が明確になった」「1年以上もローテーションなしで戦っている旅団は限界に達している」と指摘し、RYBARも「ロシア軍がスタロマイオルケ方向で前進した」と報告した。
ロシア軍のミサイル攻撃、ウクライナの3つの火力発電所で深刻な被害
ロシア軍が再びエネルギーインフラを狙ったミサイル攻撃を実施、ウクライナ空軍は「76発中59発を迎撃した」と発表したが、現地メディアは「エネルギーインフラに甚大の損害が出ている」「3つの火力発電所で深刻な被害が生じた」と報じている。
ロシア軍は東部戦線のほぼ全てで前進、南ドネツク方面でも攻勢を開始
ロシア軍は東部戦線のほぼ全てで前進し、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは8日「ロシア軍がスタロマイオルケ集落内に足場を築いた」と報告、どうやらロシア軍は昨年夏に失ったモクリ・ヤリー川沿いの占領地奪還に向けて動き出しているようだ。
ウクライナが要求するパトリオット追加提供、ルーマニアが提供を検討
ウクライナへのパトリオットシステム追加供給は行き詰まりを見せていたが、ドイツに続きイタリアがSAMP/Tの追加提供に応じる予定で、ルーマニアのヨハニス大統領も7日「パトリオットシステムの提供を検討する」と述べた。
立て直しに時間が必要なウクライナ軍、米支援到着後の小休止が理想的
ウクライナメディアのRBC-Ukraineは7日「ロシア軍のドンバス制圧という目標に変わりはなく、この目標に対するアプローチと攻勢時期もシナリオによって異なる」と報じ、最もウクライナ軍にとって望ましいのは米支援到着後にロシア軍の攻勢が小休止に入ることだ。
日本も豪海軍のフリゲート調達に参戦、もがみ型ベースの艦艇開発を検討
読売新聞は7日「オーストラリアの汎用フリゲート導入に関して日本政府は共同開発を検討している」「既に防衛省は三菱重工業などと非公式の協議を始めており、豪政府が求めてくる装備や機能を追加したもがみ型ベースの艦艇開発を検討している」と報じた。
クピャンスク方面、キスリブカとコトリャリフカにロシア国旗が掲げられる
シルスキー総司令官は6日「ウクライナ軍の任務は戦線と陣地を維持しながら予備戦力編成の時間を稼ぐことだ」と言及、RYBARは「ロシア軍がキスリブカとコトリャリフカを占領した」と報告し、両拠点にロシア国旗が掲げられた様子も登場した。
ウクライナ軍とロシア軍は兵士補充で格差、愛国的動機による補充は有限
kyiv Independentは「ロシア軍は消耗した兵士の補充に困っておらず、ウクライナ軍は兵士の消耗と補充に苦しんでいる」「ブトゥソフ氏は予備戦力の兵士らが適切な訓練や支援を受けていないと指摘したが、これは本紙が兵士から聞いた話と一致する」と報じた。
クピャンスク方面の防衛ラインに穴が開く、ロシア軍がキスリブカを占領
DEEP STATEはクピャンスク方面について「ロシア軍がキスリブカを占領した」と報告、1年以上も敵の前進を阻んできたキスリブカ方向の防衛ラインは破られた格好で、アウディーイウカ方面でもノヴォポクロフケ方向やペルヴォマイズケ方向でロシア軍が前進した。
衰える気配がないロシア軍の攻勢、占領した複数拠点で国旗を掲げる
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは5日「ロシア軍がコトリャリフカ、オチュレティネ、アルハンヘルズケを占領した」と報告、視覚的にもアルハンヘルズケ、ケラミック、クラスノホリフ市内の耐火物工場でロシア国旗が掲げられる様子が登場した。
ウクライナ人ジャーナリスト、なぜ軍上層部は同じ過ちを繰り返すのか
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「なぜロシア軍がアウディーイウカのオチェレティネ方向に突破できたのか」について、ローテーションを行うタイミングでの攻撃、補強された塹壕の欠如、適切な準備時間が与えられないまま投入された予備戦力を挙げた。
ロシア軍が複数方面で前進し、オチェレティネとアルハンヘルズケを占領
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「アウディーイウカ方面のロシア軍がオチェレティネとアルハンヘルズケを占領した」「ドネツク西郊外のロシア軍が小休止を終えてヘオリフカ、ポブジェダ、ノボォミハイリフカ周辺で支配地域を拡大した」と報告した。
フルレート生産に突入したJ-20、約4年で米第5世代機の保有数に追いつく
インド太平洋軍のアキリーノ司令官は「まもなく人民解放軍空軍は世界最大の空軍になる」と議会で証言していたが、米空軍の中国航空宇宙研究所も「米空軍が2024年時点で運用している第5世代機の総数に中国は3年半から4年半で追いつく」と指摘した。
ウクライナメディア、人員不足のためチャシブ・ヤールを守りきれるか不明
kyiv Independentの記者はチャシブ・ヤールへのアクセスを許可され、最前線での取材を通じて「ここでの防衛戦は本来ならウクライナ軍側に有利な戦いになるはずだったが、人員不足のため強固な防衛戦を展開できるか不明だ」と報じた。
米国、ウクライナに提供するJDAM-ERにGPS妨害の照射源攻撃能力を追加
ウクライナに提供されたGPS誘導兵器はロシア軍の妨害によって有効性が低下しており、米空軍はウクライナに提供するJDAM-ERへのHome-on GPS Jam seekers(GPS妨害の照射源攻撃能力をもつシーカー)統合を進めている。
アウディーイウカ方面、ウクライナ軍がアルハンヘルズケから撤退した可能性
DEEP STATEはアウディーイウカ方面について3日「ロシア軍がオチェレティネ郊外のダーチャを占領した」「カリノヴェ方向にグレーゾーンが拡大した」と報告していたが、ウクライナ軍がアルハンヘルズケ集落から撤退する様子が登場した。
ウクライナ人ジャーナリスト、勝利を妨げるのは最高司令官の無能さと無責任さ
ウクライナ人ジャーナリストのユーリイ・ブトゥソフ氏は3日「前線の状況は本当に危機的だ。我々の勝利を妨げている主な問題は最高司令官の無能さと無責任さだ」と指摘し、政府の意思決定の遅さ、戦略的決定を実行しない組織、何事も順調としか報告しない体質を糾弾した。
ウクライナ人ジャーナリスト、勝利を妨げるのは最高司令官の無能さと無責任さ
ウクライナ人ジャーナリストのユーリイ・ブトゥソフ氏は3日「前線の状況は本当に危機的だ。我々の勝利を妨げている主な問題は最高司令官の無能さと無責任さだ」と指摘し、政府の意思決定の遅さ、戦略的決定を実行しない組織、何事も順調としか報告しない体質を糾弾した。
ウクライナが要求するパトリオット追加提供、イタリアがSAMP/T提供
ウクライナへのパトリオットシステム追加供給は行き詰まりを見せていたが、La Repubblicaは2日「メローニ政権が第9次ウクライナ支援パッケージの承認を決定した」「SAMP/Tが含まれるパッケージはG7前までに準備が整う」と報じている。
ウクライナ軍、チャシブ・ヤール崩壊はアウディーイウカと同じで時間の問題
AP通信は2日「容赦ない砲撃で壊滅的な打撃を受けたチャシブ・ヤールはバフムートやアウディーイウカを彷彿とさせる」と報じ、ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長も「アウディーイウカと同じようにチャシブ・ヤールの崩壊も時間の問題だろう」と述べた。
Northrop Grummanの大型水中無人機、Manta Rayのテスト風景を公開
国防高等研究計画局(DARPA)は長期間・長距離任務を実行できる自律型UUV開発=Manta Ray計画を進めており、Northrop GrummanはManta Rayのプロトタイプを4月8日に公開、さらにプロトタイプを使用したテスト風景も公開した。
ウクライナ軍指揮官、新たな攻勢も防衛ラインの必要性も認識していなかった
AP通信の取材に応じたウクライナ軍兵士は「現在の陣地から後退しても準備された要塞はほとんどない」と、第47機械化旅団の副司令官も「新たなロシアの攻勢を予想していなかったため防衛ラインの必要性を認識していなかった」「これは責任感の欠如だ」と語った。
米国防情報局、オープンソース情報を片手間で扱うのではなく専門家が必要
米国防情報局のグレッグ・リックマン副長官は「以前のオープンソース情報は諜報機関が収集した情報の上に振りかける塩だったが、その役割は逆転してしまった」と述べ、オープンソース情報の収集を専門に扱うプロが必要だと述べた。
イスラエルが手放すパトリオットシステム、ウクライナに向かう可能性は低い
ウクライナへのパトリオットシステム追加供給が行き詰まっている中、Times of Israelは「イスラエル空軍から数ヶ月以内にパトリオットが退役する」と報じたが、このシステムの将来についてイスラエル人アナリストらは「ウクライナに向かう可能性は低い」と説明した。
故障続きの米強襲揚陸艦ボクサー、乾ドックに空きがなく水中修理を選択
オーバーホールを終えたボクサーは故障続きで、何らかの改善を行って4月に出港したものの再び故障に見舞われ、USNI Newsは30日「右舷側の舵とベアリングに問題が生じている」「乾ドックに空きがないので水中修理を選択した」「復帰は夏頃だ」と報じている。
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ドイツは欧州最強の抑止力を手に入れるため先月24日「今後5年間で総額6,490億ユーロを国防費に投資する法案」を承認していたが、Bloombergも4日「ドイツは最大1,000輌のレオパルト2と最大2,500輌のボクサー調達を計画している」と報じており、ドイツの安全保障に対する動きは本物だ
豪国営放送のABC Newsは4日「我々は予測不可能なホワイトハウスの態度、関税問題、AUKUS問題などトランプ政権の不確実性に直面している」「アルバニージー首相は土曜夜の演説で豪州の独立を擁護するつもりだ」と報じ、まだ表現は穏やかなもののカナダと同じことを言い始めた。
ポーランドと韓国は2022年7月「K2を1,000輌購入するための枠組み」で合意し、8月に一次契約(180輌分)を締結したが、現地生産分が含まれる二次契約の交渉が難航していたものの、コシニャク・カミシュ国防相は2日「K2の二次契約に関する交渉が完了して合意が成立した」と発表した。
RYBARはクピャンスク方面について3日夜「ロシア軍がミロヴ集落を解放した」と報告、視覚的にロシア軍兵士が集落の中心部で国旗を掲げる様子が登場、DEEP STATEも「ロシア軍がミロヴ、トポリ、ストロイフカを占領した」と報告し、ロシア軍が新たな方向で突破口を開いた可能性がある。
米陸軍は長距離精密射撃と近距離間接射撃のギャップを埋める「中距離射撃能力の取得」に動き出しており、ミンガス陸軍副参謀長は「迫撃砲、105mm砲、投射型弾薬、徘徊型弾薬、FPVドローンを組み合わせたものが長距離射撃と大砲のギャップを埋める未来を想像している」と明かした。
米空軍は2026会計年度予算案の中でF-22Aに対する「新たなアップグレード」を発表し、さらに有人プラットフォーム統合プログラムの中で「F-22AでCCA制御を可能にするための改修を行う」と明かし、F-22AはCCAと協調する最初の戦闘機になる予定だ。
オーストラリアはクリスマス前までにフリゲート艦入札の勝者を決定する予定で、Breaking Defenseは3日「防衛省は渡航費と宿泊費を負担し、オーストラリア人ジャーナリストを長崎に招待してもがみ型護衛艦の能力をアピールした」「保守的な日本にとっては異例の措置だ」と報じた。
ロシア空軍の長射程空対空ミサイル=R-37Mは「ウクライナ空軍機の運用を制限できる」と実戦で証明、中国もAIM-120の射程を上回るPL-15の実用化に成功し、米国もPL-15に対抗可能なAIM-260の開発を進めていたが、米海軍は2026会計年度予算でAIM-260Aの調達を開始すると判明した。
メドヴェージェフ元大統領は今月2日「1月から7月までに21万人以上がウクライナとの戦いに参加するため国防省と契約した」「さらに1万8,000人以上が志願兵部隊に入隊した」と明かし、ロシアとウクライナの動員率には「毎月1万人」「年間12万人」のギャップが生じている。
国防総省のパーネル報道官は2日「ウクライナへの武器支援停止に関する報道やホワイトハウスの言及は事実」「我々は自国を守りながら全ての人に武器を与えることは出来ない」「米国の利益を最優先するという決定が下された」と述べたが、まだ見直しの最終結果は出ていないとも付け加えた。
DEEP STATEはザポリージャ方面について2日夜「状況が複雑化し始め、ロシア軍がカミアンスケ北岸地域への前進に成功した」と、RYBARもコンスタンチノフカ方面について「チャシブ・ヤールの廃墟を巡って激しい戦闘が続いている」と報告した。
米メディアは「国防総省が武器備蓄の消耗を懸念してウクライナ支援を停止した」と報じ、PAC-3、GMLRS、155mm砲弾、スティンガー、空対空ミサイルなどの供給が止まった可能性が高く、米国のNATO大使も「これがAmerica First主義の真の姿で自国のニーズを最優先する」と述べた。
防衛装備庁は3月末「小型の機雷捜索用水中無人機=OZZ-7の14基調達について日立製作所と契約を締結した」と、HIIも1日「日立から12基以上のREMUS300を受注した」と発表、OZZ-7の用途、発注数、REMUSシリーズの導入実績を加味するとOZZ-7の正体はREMUS300である可能性が高い。
米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米空軍は予算要求の中で「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてKC-135後継機調達に用いる」と言及、Aviation WeekやBreaking Defenseは「この変更によってKC-46A追加調達の可能性が高まった」と報じ、BoeingはF-47と空軍の手厚い配慮で大復活を遂げつつある。
Baykarは30日「Piaggio Aerospaceの買収手続きが完了した」「世界的な需要に応えるためPiaggioの生産拠点でAkinciとTB2を生産する」と発表、Defense Newsも「Baykarはイタリアに生産拠点を構えることで欧州域内に足場を築いた」と指摘し、この取引はイタリアとトルコにとってメリットしかない。
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは2日「残念ながらロシア軍の勢いは6月も維持され、我々は1ヶ月間に556平方キロメートルの土地を失った」「この数値は2025年において最悪の指標だ」と報告、最大の領土損失はドネツク方面で方面で発生した。
ロシア軍は6月に自爆型無人機のGeran2とGarpiya-A1、弾頭を搭載していない囮のGerberaを計5,337機も発射し、Kyiv Independentも「ロシア軍のディープストライクは5月と6月に劇的に激化し、大規模な攻撃はより頻度が高くなり、より致命的になった」と報じた。
ウクライナはスームィ方面について「前線の安定」や「ロシア軍による大きな突破の阻止」を発表、DEEP STATEも「アンドリイフカを奪還して左側面の安定化に成功した」と報告し、RYBARは20日以降、DEEP STATEは22日以降「スームィ方面の変化」を報告しなくなった。
ウクライナ軍は「無人機でロシアのマリノフカ空軍基地を攻撃して2機のSu-34を破壊した」と報告、ロシア人コミュニティからも損失報告が登場し、ロシア人ミルブロガーは「クソ野郎がマリノフカでの損失を証拠つきで確認した」「なぜ余計なことするのか」と批判している。
ウクライナ軍は先月「ボルチャンスクでロシア人400人が包囲されているというForbesの記事は事実ではない」と否定したが、ホルティツィア作戦軍は7日「(Forbesが報じた)チャシブ・ヤールにおける敵損失の見積もりは大げさだ」と、RBC-Ukraineも「Forbesのデータは誇張されている」と指摘した。
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは戦況マップを7日に更新、ウクライナ軍はハルキウ方面リプシ方向でロシア軍を押し戻したが、ロシア軍はクピャンスク方面、バフムート方面、ホルリウカ方面、アウディーイウカ方面で前進した。
ロシア人ミルブロガーのRomanov氏は5日「ハルキウ方面の戦いは非常に激しい」「ボルチャンスクを巡る戦いの犠牲者はアウディーイウカを巡る戦いの犠牲者の1/3だ」と明かし、露独立系メディアのМедиазонаはロシア軍兵士の戦死者数を約12万人と発表した。
イタリアのメローニ政権は議会に提出したTyphoon追加調達案の中で「Tranche1を更新するためTranche4かTranche5を24機取得しなければならない」と述べており、ドイツがTornado ECRの後継機として開発しているTyphoonベースの電子戦機も選択に浮上しているらしい。
DEEP STATEはホルリウカ方面について「ロシア軍がドゥルジバ方向と二ューヨーク方向で前進した」と、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がノヴォセリフカ・ペルシャ方向に前進した」と報告、ロシア軍が二ューヨーク市内に存在するのも視覚的に確認された。
ニューヨークを守る第206大隊の小隊長は「市内南部をロシア軍に奪われたのは第206大隊の兵士不足、不適切な第41旅団の指揮、準備された陣地の欠如が原因」と述べ、Ukrainska Pravdaも「諜報機関はホルリウカ方面への戦力や物資の集積に気づいていなかった」と報じた。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がニューヨーク方向に3km以上前進して市内に侵入してユリウカ集落の大半を支配している」と、RYBARも5日「ロシア軍がニューヨーク市内のザンニアリ駅を占領した」「ロシア軍が墓地付近まで前進した」「ロシア軍がユリフカ集落を制圧した」と報告した。
米海軍はパイロット養成に使用しているT-45 Goshawkの後継機について「2026年度から調達を開始する」と公言していたが、米海軍は入札開始を2026年度に延期する方針で、T-7Aの開発に手間取るBoeingにとっては幸運としか言いようがない。
イタリアのLeopard2A8導入はLeonardoとKNDSの対立によって御破算となり、LeonardoとRheinmetallは3日「主力戦車と歩兵戦闘車輌の開発・製造に関する合弁会社の設立で合意した」と発表、イタリア陸軍はPantherとLynxを導入する見込みだ。
DEEP STATEは4日夜「残念ながらWeb上に出回っている第206大隊の情報は事実だ」「我々は兵士からニューヨークやユリフカの状況について批判的かつ失望的な情報を多く受け取っている」と報告し、改善が無ければトレツクとニューヨークの喪失を招くと警告した。
DEEP STATEとRYBARは3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告していたが、ホルティツィア作戦軍も「カナル地区を失った」と公式に認め、ウクライナメディアも一斉に「チャシブ・ヤールのカナル地区からウクライナ軍が撤退した」と報じている。
DEEP STATEはアウディーイウカ方面について「ロシア軍がソキルとボスホートを占領して複数方向に支配地域を拡大した」と、ハルキウ方面について「ロシア軍がソトニツキー・コザチョクに進軍した」と報告した。
RYBARはホルリウカ方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に侵入した」「ロシア軍がドゥルジバ集落内に足場を築いた」と報告、ロシア軍がピヴニチネ市内に存在する視覚的証拠も登場し、郊外でロシア軍を食い止めるウクライナ軍の防衛ラインは崩壊した。
米国は総額23.5億ドルのウクライナ支援を発表、Ukrainska Pravdaは「ゼレンスキー大統領はシュミハリ首相にうんざりしており、恐らく大統領は首相を解任するだろう」と報じ、ホルティツィア作戦軍はチャシブ・ヤールについて「敵との交戦が運河沿いで発生している」と明かした。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がホルリウカ近郊のニューヨーク方向で3km以上前進して市内に侵入した」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「クラスノホリフカの喪失は現実のものになろうとしている」と、RYBARは「ロシア軍がスタロマイオルケを完全に解放した」と報告した。
DEEP STATEとRYBARはバフムート方面チャシブ・ヤール方向について3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告、視覚的にもカナル地区の西端でロシア兵士が国旗を掲げる様子が登場し、遂にロシア軍はシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河に到達した。
ロシア国防省は2日「Iskander-Mを使用してミルゴロド空軍基地に駐機していたSu-27を攻撃した」「5機が破壊され2機が損傷した」と、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「攻撃と損失は事実」「敵が主張するほどの損失はない」と発表した。あとF-15E関連のデータがロシアに流出した可能性がある。
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、アウディーイウカ方面の複数方向でロシア軍が前進したと報告し、ウクライナ軍参謀本部が連日「最も戦闘が激しい」と発表するオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向)でもロシア軍が前進している。
ロシア人ミルブロガーのRYBARは1日夜「ロシア軍がIskanderでウクライナ軍のミルゴロド空軍基地を攻撃し、少なくと2機のSu-27が破壊され、4機のSu-27がクラスター爆弾の影響を受けた」「一撃で6機の戦闘機を無力化した」「北部軍管区が発足して以来最高の戦果だ」と報告した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力とは何なのか問い直さなければならない」と言及、ケンドール空軍長官も「NGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だ」と明かし、コスト削減のため次世代戦闘機は再設計される可能性が出てきた。