米軍の有人機と協調可能な無人戦闘機開発はCCAに1本化されたわけでなく、現在もACP、OBSS、LongShot Programの研究開発が続けられており、空軍研究所は2日「F-16CとF-15Eを操縦するパイロットが2機のXQ-58Aを制御し、半自律システムのリアルタイム統合を実証した」と発表した。
ウクライナ軍に必要なのは追加動員、武器のみで前線は立て直せない
第5独立強襲旅団のミハイロ副大隊長はUkrainska Pravdaの取材に応じた中で「我々にはローテーションがないがロシア軍にはローテーションがある」「ロシア人を一晩放置すると3部屋分の穴を掘って塹壕を作ってしまう」など興味深い話を披露した。
勢いが落ちないロシア軍の攻勢、オチェレティネ方向で支配地域を大きく拡大
DEEP STATEはアウディーイウカ方面について「ロシア軍はノヴォオレクサンドヴカ方向とノボカリノベ・ケラミック方向で支配地域を大きく拡大させた」と報告、オチェレティネを起点したロシア軍の突破は全く勢いが落ちない。
ウクライナにロシアの差し押さえ資産を与える方法、賠償請求に基づく融資
ロイターは29日「欧米が約束したウクライナ支援資金は2025年後半までしか保たない」「差し押さえたロシア中央銀行の資産(約3,000億ドル相当)を動員すれば2028年末までの資金を確保できる」「賠償請求に基づくシンジケート方式の融資が有力だ」と報じている。
誰がパトリオット提供に応じるのか? ウクライナへの追加供給は行き詰まる
Breaking Defenseはラムシュタイン会議の結果について「ウクライナが要求していたパトリオットシステムの追加提供で行き詰まった」と報じ、西側製戦車の提供と同じように「誰がウクライナにシステムを提供するのか」で大いに揉める可能性がある。
ロシア軍はキスリブカで国旗を掲げ、オチェレティネから西へ2kmも前進
RYBARはクピャンスク方面について「ロシア軍がキスリブカ東部で国旗を掲げた」と、DEEP STATEはアウディーイウカ方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告、特にロシア軍はオチェレティネからノヴォオレクサンドヴカに向けて2kmも前進した。
シルスキー総司令官、ベルディチ、セメニフカ、ノボバフムティフカを失った
シルスキー総司令官は28日「ロシア軍は4個旅団を投入してポクロウシクとクラホヴェに向かおうとしている」「ウクライナ軍の部隊はベルディチ、セメニフカ、ノボバフムティフカの西に移動した」と発表し、言及した3拠点を失ったと認めた。
ロシア軍がベルディチを占領、さらにノボカリノベも占領された可能性
DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がベルディチを占領した」と報告、ベルディチの西端でロシア軍が軍旗を掲げる様子も確認されており、さらにRYBARは「ロシア軍がノボカリノベを占領した」「ロシア軍がケラミック集落内の東に足場を築いた」とも報告した。
ウクライナ軍、オチェレティネとソロヴィオーヴェを支配していると主張
ウクライナ軍の報道官は27日「オチェレティネとソロヴィオーヴェで激しい戦闘が続いている」「我が軍は両拠点で集落の2/3を支配している」と発言、これに対してDEEP STATEは「(2/3を支配していると)何億回繰り返してもいいが現実の状況とは全く異なる」と批判した。
オースティン米国防長官、60億ドル相当のウクライナ支援パッケージを発表
ウクライナ支援を協議するラムシュタイン会議が26日に開催され、米国は60億ドル相当のウクライナ支援パッケージを、スペインはパトリオットシステムの迎撃弾提供を発表したが、どの国もパトリオットシステム本体の提供を表明しなかった。
ロシア軍がセメニフカを占領、クピャンスク方面キスリブカでも攻勢を開始
アウディーイウカ方面についてDEEP STATEは27日「ロシア軍がセメニフカとソロヴィオーヴェを占領した」と、クピャンスク方面についても「ロシア軍がキスリブカ方向で大規模な攻勢を開始した」「敵は防衛ラインを突破してキスリブカ集落内に足場を築いた」と報告した。
スペインもパトリオットシステム提供を拒否、少数の迎撃弾提供に同意
ウクライナはパトリオットシステムの追加提供を求めており、Financial Timesは「ギリシャとスペインはEU・NATOの加盟国から圧力を受けている」と報じたものの、EL PAÍSは26日「パトリオット提供を国防省が拒否し、政府は少数の迎撃弾提供に同意した」と報じている。
ギリシャ首相、パトリオットやS-300のウクライナ提供に応じないと断言
ウクライナはパトリオットシステムの追加提供を求めており、Financial Timesは「ギリシャとスペインはEU・NATOの加盟国から圧力を受けている」と報じたものの、ギリシャのミツォタキス首相は「提供に応じない」と断言した。
米国防次官、ウクライナに送ったGLSDBは上手く機能しなかったと示唆
国防総省のラプランテ国防次官は24日「空対地兵器を地上発射型の長距離攻撃兵器に変換してウクライナに送ったが上手く機能しなかった」「ウクライナ人は何度か試したのち諦めた」と述べ、ウクライナに送ったGLSDBは期待外れだった示唆した。
米国が過去最大規模のウクライナ援助を準備中、但し提供まで数年かかる
26日にウクライナ支援を協議するラムシュタイン会議が開催予定で、POLITICOは「米国が過去最大規模の軍事援助パッケージ(最大60億ドル)を準備中だ」と報じたが、このパッケージはウクライナ安全保障支援イニシアチブ経由なので「提供までに数年かかる」と付け加えた。
アウディーイウカ北側の防衛ラインが崩壊、ソロヴィオーヴェにロシア国旗が登場
DEEP STATEは26日は「ロシア軍がソロヴィオーヴェ南で前進した」と、RYBARも「ロシア軍がアルハンヘルヅケ郊外まで前進した」と報告、ロシア国旗がソロヴィオーヴェで掲げられる様子も登場し、アウディーイウカ北の防衛ラインがどこまで崩壊するのか予測がつかない。
ロシア軍、クラスノホリフカ市内で最も重要な工場地域に国旗を掲げる
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは25日「ロシア軍がクラスノホリフカ市内の耐火物工場の一角で国旗を掲げた」「これは市内で最も重要な建物に足場を築いたことを意味する」と報告、ウクライナ軍はクラスノホリフカ市内でも後退を強いられている。
ロシア軍がソロヴィオーヴェを占領、ノボバフムティフカで隊旗を掲げる
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは25日「ロシア軍がソロヴィオーヴェを占領して敵の大部分はソキル方向に逃走している」と報告、もうアウディーイウカの北の防衛ラインは「崩壊した」と言っていいだろう。
ドイツ国防相、ロシアの生産能力はウクライナでのニーズを上回っている
カボリ米陸軍大将は下院軍事委員会で「ロシア軍の戦力回復は予想を上回る」「戦力規模は侵攻前より15%も大きくなっている」と証言したが、ドイツのピストリウス国防相も24日「ロシアの生産能力はウクライナでのニーズを上回り備蓄が積み上がっている」と述べた。
新明和工業、自律型無人探査機の自動投入・回収に対応した無人飛行艇を開発
新明和工業は25日「自律型無人探査機(AUV)の自動投入と回収に対応した無人飛行艇の研究開発に関する契約を締結した」と発表、FlightGlobalも「新明和が自律型無人潜水機の海洋配備に対応した無人飛行艇を開発する」と報じている。
ベトナム国防省、K9調達の意向を表明して韓国政府に協力を要請
JANESは24日「ベトナム国防省はK9調達の意向を表明して韓国政府に協力を要請した」「ベトナムは155mm榴弾砲を108門調達したと考えている」と報じ、Hanwha Aerospaceも「ベトナム政府関係者がK9導入を検討するため当社を訪問した」と明かした。
米空軍、無人戦闘機の初回開発にAndurilとGeneral Atomicを選定
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機のことを「協調戦闘機(Collaborative Combat Aircraft=CCA)と呼んでおり、24日「AndurilとGeneral AtomicをCCA Increment1の詳細設計と量産試作機に進む企業に選定した」と発表した。
米空軍、無人戦闘機の初回開発にAndurilとGeneral Atomicを選定
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機のことを「協調戦闘機(Collaborative Combat Aircraft=CCA)と呼んでおり、24日「AndurilとGeneral AtomicをCCA Increment1の詳細設計と量産試作機に進む企業に選定した」と発表した。
状況悪化が続く東部戦線、ロシア軍がクラスノホリフ市内に足場を確保
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは25日「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げた」「ロシア軍がソロヴィオーヴェに侵入した」「ロシア軍が線路沿いに前進してクラスノホリフ市内に足場を築いた」と報告し、ロシア軍は東部戦線で前進し続けている。
バイデン大統領が法案に署名、国防総省もウクライナ支援パッケージを発表
バイデン大統領は議会が承認したウクライナ支援法案を含む対外援助パッケージに署名、直ぐに国防総省も10億ドル相当のウクライナ支援パッケージを発表し、予想されているロシア軍が夏季攻勢(5月~6月)が始まる前にウクライナ支援が再開された。
英陸軍の次期自走砲、スナク首相がベルリンでRCH155調達を発表
英国は防衛計画の見直しでAS90退役と次期自走砲計画を発表、BAEのArcher、NexterのCaesar、KMWのRCH155、HanwhaのK9A2が入札に参加すると予想されていたが、スナク首相は「ドイツとの防衛協力強化」と「RCH155調達」を発表した。
現代重工業が米造船所と提携、米海軍・沿岸警備隊向け艦艇建造・MRO事業に進出
韓国の現代重工業は24日「米フィリー造船所と米海軍・沿岸警備隊向け艦艇建造とMRO事業に関する協定を締結した」「今回の協定で世界最大の米防衛市場攻略に拍車がかかる」と発表、Naval Newsも「現代重工業は米国市場参入に向けて前進した」と報じている。
米海軍長官は艦艇建造に海外の造船所活用を希望、米造船業界は反対
デル・トロ米海軍長官は「国内の生産効率を高めるため艦艇モジュールの一部を海外で製造することに前向きだ」と明かしたしたが、Breaking Defenseは「このアイデアは確実に国内産業界からの抵抗に合うだろう」と報じている。
米上院もウクライナ支援法案を可決、バイデン大統領が署名すれば支援再開
米下院は20日に停滞していた対外援助パッケージを可決、米上院も23日に審議と投票を行い79対17で可決し、この法案にバイデン大統領が署名すればウクライナ支援が直ぐに再開される予定で、バイデン政権と国防総省は約10億ドルのパッケージを準備しているらしい。
米海軍はニーズが高いサイバー戦争技術職の再入隊ボーナスを「10万ドル=約1,540万円に引き上げた」と報じられており、一部の暗号技術職も6万ドル、医療職も9万ドル~10万ドルのボーナスを受け取れるらしい。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がノボバフムティフカを占領か
DEEP STATEは24日「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げてノボバフムティフカも占領した」「ロシア軍がT0511に到達してベルディチやセメニフカでも前進した」と報告し、アウディーイウカの北側ではウクライナ軍の防衛ラインが崩壊寸前だ。
戦争は適応の芸術、米国製ドローンがウクライナで存在感を失った理由
ウクライナ軍に3万機以上のドローンを供給してきた軍事援助ボランティア(Come Back Alive)は「米国の小型ドローンは未成熟だ」と明かし、Wall Street Journalは「ウクライナで米国製ドローンが存在感を失っているは当局の規制に原因がある」と報じた。
ロッキード・マーティン、当面TR3構成機は訓練飛行にしか使用できない
米空軍はF-35のTR3構成機について「完全な戦闘能力を持たないまま引き渡される」と明かしていたが、ロッキード・マーティンも「訓練用バージョンを先にリリースする」と明かし、Defense Newsは「当面TR3構成機は訓練飛行のみで使用される」と報じている。
ウクライナ軍、イワニフスキー方向でロシア軍を押し戻し支配地域を回復
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは23日「イワニフスキーの南で約1kmほどウクライナ軍がロシア軍を押し戻した」「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げた」「ロシア軍がノボバフムティフカ方向に進んで集落の半部を支配している」と報告した。
スペイン海軍のS-80Plus、建造の遅れで予定通りの引き渡しは不可能
Navantiaはスペイン海軍向けにAIP機関を搭載したS-80Plus級潜水艦を建造中で、1番艦は2023年11月に就役して「テスト結果も良好だ」と報じられていたが2番艦の建造が遅れており、ロブレス国防相も「2024年末に2番艦を受け取るのは不可能だ」と明かした。
第二次大戦当時の設備で運営される米陸軍弾薬工場、BAEが近代化を発表
米陸軍は155mm砲弾ニーズに対応するため「政府所有の砲弾生産施設を近代化する」と発表、ラドフォード陸軍弾薬工場を運営するBAEも「第二次大戦当時の設備近代化のためHanwha Defense USAを選択した」と明かし、Hanwhaは米軍プログラムに参入を果たした格好だ。
誰がウクライナにパトリオットを提供するのか? ギリシャは提供に否定的
ウクライナはパトリオットシステムの追加供給を要請、Financial Timesは22日「EUとNATOの加盟国からギリシャとスペインは防空システムを提供するよう圧力を受けている」と報じたものの、ギリシャは「自国の安全保障を損なう行動はとらない」と述べた。
英海軍は採用難を打開するため新兵募集要件を変更、泳げなくてもOK
英海軍は新兵の採用数が激減したため「入隊前に泳げることを証明しなくてもいい」と募集要項を変更、現地メディアは「採用難を解決するための絶望的な試みだ」「泳げない新兵を泳げるようにする訓練コストは納税者が追加で負担することになる」と報じている。
英国、ウクライナに対する史上最大規模の軍事援助をまもなく発表
英国政府はプレスリリースの中で「ポーランドを訪問するスナク首相がウクライナに対する史上最大規模の軍事支援策を発表する」と表明、英国はウクライナに対する2024年分の軍事支援額を25億ポンドから30億ポンドに増額する。
ロシア軍がオケレタイン中心部に到達し、ノヴォミハイリフカも占領
DEEP STATEもRYBARも「ロシア軍がオケレタイン集落の中心部を占領した」と報告し「集落の行政庁舎にロシア国旗が掲げられた映像」も登場。さらに「ノヴォミハイリフカ集落の西端でロシア国旗を掲げる映像」も登場したため「ウクライナ軍がノヴォミハイリフカと失った」と確認された。
リトアニアの陸軍再編、戦車は後回しでいいが防空は今直ぐ必要だ
リトアニア陸軍は戦車大隊を創設するためレオパルト2調達を検討していたが、リトアニア国防省は戦車大隊を中隊規模で創設し「浮いた資金でNASAMS(2基)を追加導入したい」と提案、ランズベルギス外相も「戦車は後回しでいいが防空は今直ぐ必要だ」と述べた。
BAYKARが新しい巡航ミサイルの試射を公開、地上発射型の徘徊型弾薬?
BAYKARは新しい巡航ミサイル「KEMANKEŞ-2」の試射を17日に公開、これはTB2、TB3、Akinci等に搭載可能な巡航ミサイル「KEMANKEŞ」の発展型だと思われるが、展開式の主翼が大型化して固定翼になっている。
イスラエル首相は国防軍の部隊制裁に、ウクライナ人もアゾフ制裁に反発
米国務省は人権侵害を理由にイスラエル国防軍の部隊に制裁を課す予定で、ネタニヤフ首相は「テロリストのモンスターと戦っている時に制裁を課すのは不条理の極みだ」と激怒したが、ウクライナでも第12特務旅団の指揮官が「アゾフへの制裁は不条理だ」と訴えた。
ドネツク西郊外の戦い、ウクライナ人はノヴォミハイリフカを失ったと報告
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは21日「遅かれ早かれノヴォミハイリフカは敵に占領されるだろう」と言及していたが、22日に更新した戦況マップの中で「ウクライナ軍はノヴォミハイリフカを失った」と報告した。
ウクライナ支援を主導したジョンソン下院議長、なぜ立場を変えたのか?
米下院は停滞していたウクライナ支援法案を可決、New York Timesは21日「どうしてジョンソン下院議長は立場を変えたのか」と報じており、諜報機関からの説明を受けて「この問題が小さな政治ゲームではなく世界の命運がかかっている」と2月頃から認識していたらしい。
ノルウェー海軍のフリゲート艦調達、ネックは2029年までの1番艦引き渡し
ノルウェーは長期防衛計画に基づく国防費増額の中でフリゲート艦5隻の調達を発表、The Telegraphは15日「ノルウェー海軍にとって26型は最有力候補だが、この入札に参加できるかどうかは英海軍の決断次第」と報じている。
ドネツク西郊外の戦い、ウクライナ軍はノヴォミハイリフカを失う寸前
DEEP STATEは21日「ロシア軍がノヴォミハイリフカ西郊外に到達した」「集落の大部分は敵の支配下にある」「遅かれ早かれ集落は敵に占領されるだろう」と、RYBARも21日「ロシア軍がノヴォミハイリフカを占領したという未確認情報がある」と報告した。
米下院が608億ドルのウクライナ支援法案を可決、ロシア凍結資産の転用も
米下院は停滞していた対外援助パッケージの全要素(ウクライナ支援法案608.4億ドル、イスラエル支援法案260億ドル、台湾支援法案81.2億ドル、第4の法案)を可決して上院に送付、第4の法案には差し押さえたロシア資産のウクライナ移転を可能にするREPO法が含まれている。
フランス、ウクライナ提供を検討していたミラージュ2000のモロッコ譲渡に同意
スペインのLa Razónは15日「フランスはアラブ首長国連邦からミラージュ2000-9を買い戻してウクライナへの提供を検討していたが拒否された」「最終的にアラブ首長国連邦が望んでいたモロッコへの譲渡に同意した」と報じている。
ケンドール米空軍長官、退役するA-10に関心を示す国は1ヶ国だけ
下院軍事委員会の公聴会でスコット議員は「NATO加盟国や友好国と退役させるA-10の取得について協議を行っているのか」と質問、これにケンドール空軍長官は「少なくとも1ヶ国が関心を示している」「ウクライナはあまり関心を示していない」と回答した。
イスラエル軍は物資不足、兵士らは装備や物資の供給をボランティアに依存
イスラエル軍は予備役30万人分の基本装備や消耗品を賄えておらず、開戦から半年が経過しても兵士らはボランティアからの供給に依存し、大隊長は「本当になにもない、何もかもが不足している」と、中隊長は「飲み物すら不足している」と訴えている。
防空は数の戦い、大量のシンプルなシステムでローエンドの脅威に対抗
ノルウェーは長期防衛計画に基づく国防費増額を表明、ノルウェー軍参謀長のクリストファーセン陸軍大将は防空能力の向上について「最も重要なのは保有しているシステムの数を増やすこと」「ローエンドの脅威に対抗できるシンプルなシステムが大量に必要だ」と指摘した。
米下院によるウクライナ支援法案の可決が濃厚、ロシア凍結資産の転用も
米下院は対外援助パッケージに関する規則投票を316対94で可決、パッケージを構成する各法案(ウクライナ支援法案、イスラエル支援法案、台湾支援法案、第4の法案)への個別投票を20日に行う予定で、New York Timesは「法案の可決に疑問の余地はない」と報じている。
米国が英豪に対する輸出要件を大幅緩和、軍需品をライセンスなしで輸出可能
ロイターは19日「AUKUS協定に基づく防衛輸出促進のため米国は英豪に対する輸出管理要件を大幅に緩和する」と報じており、軍需品目、ミサイル関連品目、ホット・セクション・エンジン関連品目、衛星関連品目をライセンスなしで輸出可能になるらしい。
ウクライナ軍参謀本部、国内外のメディアが問題視したフメニュク大佐を解任
国内外のメディア関係者らは「ロシアが犯した戦争犯罪の取材を妨害する」「他の作戦司令部で許される取材が出来ない」という理由で南部作戦司令部のフメニュク大佐解任を要求し、ウクライナ軍参謀本部も19日「フメニュク氏を解任した」と発表した。
イスラエルメディアは「戦時内閣がイランに対して明確かつ強力な反撃を行うと決定した」と報じ、ハレヴィ参謀総長も「何らかの対応が行われるだろう」と述べていたが、イスラエルは19日午前3時頃に報復攻撃を開始した。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタインへの突破に成功
DEEP STATEとRYBARは「アウディーイウカ方面のロシア軍がオケレタインに到達して集落内の変電所に取り付いている」と報告、これを裏付ける視覚的証拠も登場したため、ロシア軍が線路沿いの防衛を突破してオケレタインに到達したと確認された。
仏国防相、フランス、英国、スペインによるジェット練習機の共同開発に言及
英国防省は最近「2024年後半にHawk T2後継機検討のための調査を開始する」と明かしていたが、フランスのルコルニュ国防相もアルファジェットの後継機問題について「ジェット練習機をフランス、英国、スペインで共同開発する可能性」に言及した。
米海軍の次期練習機に挑戦するTextronとLeonardo、T-7Aに優位性はない
米海軍が調達予定しているT-45Goshawkの後継機候補にはM-346N、TF-50N、T-7Aが浮上しており、M-346Nを提案するTextronとLeonardoは「新聞やメディアのニュースを読む限りT-7Aが有利だと思っていない」と述べた。
豪海軍とAndurilがGhost Sharkを公開、開発は予算超過もなく順調
豪海軍はXLUUV(Ghost Shark)開発をAndurilに発注、2025年までに3隻のプロトタイプを豪海軍に引き渡すと野心的なスケジュールを掲げていたが、豪海軍とAndurilはGhost Sharkのプロトタイプを17日に公開して注目を集めている。
米ミサイル防衛局、現在の弾道ミサイルは速球ではなくスライダーやカーブだ
米ミサイル防衛局のコリンズ長官は「もう真っ直ぐ高速で飛んでくるだけの弾道ミサイルは殆どない。現在の弾道ミサイルはシンプルな速球ではなくスライダーやカーブだ」「イランがイスラエルに仕掛けた規模の攻撃を高価な迎撃手段で対応するのは困難だ」と述べた。
ウクライナ軍の劣勢が際立つ東部戦線、ロシア軍が複数方向で前進中
ウクライナ東部の状況は厳しくなる一方で、RYBARは「バフムート方面チャシブ・ヤール方向へのロシア軍前進」を、DEEP STATEは「アウディーイウカ方面ノボカリノベ方向とオケレタイン方向へのロシア軍前進」を報告した。
韓国が整備権限を取得、2027年から清州基地でF-35Aの重整備を実施
韓国の防衛事業庁は「F-35Aの重整備について米国側と国内実施で合意した」「清州空軍基地内に設置される施設で2027年末から重整備が開始される」と明かし、フィンランドに続き韓国も自国機向けの整備権限を取得した格好だ。
オーストラリアは今後10年間で約32兆円を国防に投資、最大の強化は海軍
オーストラリアのマールズ国防相は17日「今後10年間の国防支出を503億豪ドル(約320億ドル=約5兆円)増額する」と発表、2034年までの国防支出額は3,300億豪ドル=約32兆円に達し、最大1,450億豪ドルを海軍の強化に投じる予定だ。
F-35Block4の能力追加を縮小、TR3構成機は完全な戦闘能力なしで引き渡し
米空軍のシュミット中将は「Block4で予定されている多くの能力は2030年代まで実現しない」「そのためBlock4自体を再構築することになった」「TR3構成機のソフトウェアは戦闘に不可欠な機能が含まれていない暫定バージョンになる」と明かした。
ウクライナメディア、南部作戦司令部のフメニュク氏解任を軍に要求
ウクライナの主要メディアやジャーナリストは連名で「南部作戦司令部のフメニュク氏を解任と報道制限の改善」をウクライナ軍に要求、この声明文にはTimes、CBC、WSJ、 New York Times、国境なき記者団、読売新聞等の現地関係者も署名している。
米海軍長官、半年に及ぶ紅海の作戦で1,500億円近い損耗を被ったと明かす
デル・トロ米海軍長官は上院の公聴会で「紅海での作戦やイスラエルをイランの攻撃から守るため10億ドル=約1,500億円近い軍需品(SM-2、SM-6、SM-3など)を消耗した」「これを補充するため追加予算を認め欲しい」と訴えた。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタインに到達した可能性
アウディーイウカ方面のロシア軍はオケレタイン方向への突破を試みていたが、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは17日「線路沿いに前進してきたロシア軍がオケレタインに到達した」と報告、ロシア軍はたった数日で3.5km以上も前進した格好だ。
アルゼンチンがデンマークから中古F-16AMを24機取得、契約額は3億ドル
アルゼンチン国防省は16日「デンマークからF-16を24機購入する契約を締結した」と発表、アルゼンチン政府の報道官も「契約額は3億ドルで市場の(戦闘機)調達コストを下回る」と述べ、中古F-16AMの調達単価は1,250万ドル=約19億円になる。
米陸軍の長距離攻撃能力、タイフォン・システムをフィリピンに一時配備
米太平洋陸軍は15日「第1多領域任務部隊が演習(Exercise Salaknib 24)に参加するためフィリピン・ルソン島北部にMid-Range Capability missile system(中距離ミサイルシステム=Typhon Weapon Systemのこと)を配備した」と発表した。
Andurilと現代重工業が提携、自立型海軍システムの設計と製造で協力
Andurilは「米陸軍のUGV入札でHanwhaと手を組む」と発表したばかりだが、今度は「米国、韓国、同盟国向け自立型海軍システムの設計と製造で現代重工業と提携する」「Andurilはより大きな米防衛市場へのアクセスを現代重工業に提供する」と発表した。
ウクライナ向け砲弾の域外調達に取り組むチェコ、18万発分の契約を締結
チェコのフィアラ首相は先月8日「第1バッチ(砲弾30万発)購入に十分な資金が集まった」と述べていたが、 Financial Timesに寄稿した記事の中で「これまでに砲弾18万発の契約を締結した」「これは数ヶ月以内にウクライナの前線に届けられる」と明かした。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタイン方向に突破中
DEEP STATEとRYBARはアウディーイウカ方面について「ロシア軍がオケレタイン方向の線路沿いに前進した」と報告、ロシア軍はたった数日で2.5km以上もオケレタイン方向に前進し、ウクライナ軍はセミニフカとベルディチを失いかけている。
イスラエルは自制ではなく報復を選択、明確かつ強力な反撃を行う
国際社会はイスラエルに自制を求めたが、Keshet12は15日夜「戦時内閣がイランに対して明確かつ強力な反撃を行うと決定した」と報じ、ハレヴィ参謀総長も「イランの攻撃に対して何らかの対応が行われるだろう」と述べたため、イスラエルは自制ではなく報復を選択したようだ。
ベルギー海軍のフリゲート艦がシースパロー発射に失敗、紅海配備を延期
ベルギー海軍はフーシ派封じ込め作戦にフリゲート(ルイーズ・マリー)を派遣したものの、合流前に実施した無人機迎撃訓練でシースパロー発射に失敗、他の迎撃手段も標的の阻止に失敗したため「作戦参加が延期された」と報じられている。
イタリア海軍が調達予定の新型潜水艦、リチウムイオン蓄電池の開発が順調
イタリア海軍はサルヴァトーレ・トーダロ級潜水艦を改良したU212NFSを調達予定で、このプログラムを管理しているOCCARは10日「U212NFSに搭載するリチウムイオン蓄電池の熱伝播試験が良好な結果を得た」と明かした。
現代重工業がGE AerospaceやL3Harrisと提携、豪海軍や加海軍の受注戦で協力
韓国の現代重工業はオーストラリア海軍の汎用フリゲート受注戦に向けてGE Aerospaceと、カナダ海軍の潜水艦受注戦に向けてL3Harrisと、米防衛市場を見据えた武装可能な水上無人艇開発でPalantirと手を組んだと発表した。
勢いづくロシア軍、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク西郊外で前進
ゼレンスキー大統領とシルスキー総司令官は「ここ数日間で東部戦線(ドネツク方面)の状況が著しく悪化した」と明かしたが、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面でロシア軍が前進し、ウクライナ軍はじわじわを支配地域を削られている。
ネタニヤフ首相が即時報復を中止、イランの全面衝突は回避される見込み
New York Timesは「ネタニヤフ首相は報復攻撃を中止した」と、Times of Israelも「ネタニヤフ首相は攻撃の被害が軽微だったこと、バイデン大統領が自制を要請したことを受け即時報復を脇に置いた」と報じており、イスラエルとイランの全面衝突は回避される見込みだ。
イスラエル軍元准将、イランの攻撃阻止にかかった費用は1,600億円以上
イスラエルはイランが発射した無人機やミサイルを99%迎撃したが、国防軍のリーム・アミノアッチ元准将は「今回の迎撃コストは40億シェケル~50億シェケル(1,600億円~2,000億円)だ」と述べ、とても持続可能なものではないと示唆した。
シルスキー総司令官、ここ数日間で東部戦線の状況が著しく悪化した
シルスキー総司令官は13日「ここ数日間で東部戦線の状況が著しく悪化した」と明かし、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「敵はチャシブ・ヤール攻略のため予備戦力を集めているため、今後数週間は不愉快で困難な知らせが続くだろう」と指摘した。
イランが200発以上の無人機とミサイルで報復、イスラエル側は重大な対応を計画中
イスラエル国防軍のハガリ報道官は「イランが発射した飛翔体の数は200発以上」と明かし、イラン側は「外交施設破壊に対する報復は終結した」と述べているが、イスラエルのゾハル文化相は「前例のない規模でイランを攻撃する国際的な正当性を得た」と述べている。
イランが報復攻撃を開始、100発以上の無人機や弾道ミサイルをイスラエルに発射
バイデン大統領は「イランの報復攻撃は遅かれ早かれ攻撃が行われる」と述べていたが、イランは13日夜にイスラエル領内への直接攻撃を開始し、Times of Israelは「イランが無人機や弾道ミサイルを100発以上発射した」「フーシ派も無人機を発射した」と報じている。
ドイツ、新たなパトリオットシステムを直ちにウクライナへ提供すると発表
ウクライナのクレバ外相は12日「パトリオットシステムとSAMP/Tの追加供給に関して積極的な交渉を行っている」と明かしていたが、ドイツ政府は13日「ロシアの攻撃を撃退するため、直ちに新しいパトリオットシステムをウクライナに引き渡す」と発表した。
侵攻779日目、完全に勢いを取り戻したロシア軍がボダニフカを占領
ウクライナ侵攻から779日が経過、完全に勢いを取り戻したロシア軍はアウディーイウカ方面とバフムート方面で大きく前進し、DEEP STATEもバフムート方面のボダニフカについて「ロシア軍が集落を占領した」と報告した。
米国の予想を超えるロシア軍の再編スピード、全て中国の支援が原因
米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将は「ロシア軍の再編スピードは予想を上回る」「戦力規模は侵攻前よりも15%ほど大きくなっている」と証言したが、バイデン政権の高官も「ロシアの再編スピードは中国のおかげだ」「そうでなければ大きな挫折を味わっていた」と述べた。
バイデン大統領、イランはイスラエルへの報復攻撃を遅かれ早かれ行う
イランはダマスカスの外交施設が攻撃で破壊されたため「イスラエルへの報復攻撃が差し迫っている」と予想されており、バイデン大統領もホワイトハウスの会見で「遅かれ早かれ攻撃が行われる」と述べたため緊張感が高まっている。
ウクライナ議会が政府提出の動員法を可決、追加動員の準備が整う
ウクライナ最高議会は11日に動員法の改正案を可決、主な変更点は「徴兵制度の廃止」「基本的兵役と基礎軍事訓練の導入」「動員年齢の引き下げ」「動員延期の権利をもつカテゴリー変更」「軍事登録データのデジタル化」「出頭拒否者に対する罰則強化」などだ。
イランの報復攻撃、48時間以内に無人機やミサイルでイスラエルを攻撃か
WSJは「イランは今後24時間~48時間の間にイスラエルを攻撃する可能性がある」と、CBS Newsも「イランはイスラエルに向けて無人機やミサイルを100発以上発射する可能性がある」と報じ、専門家も「どちらかがバランスを見誤れば悲惨な結果になる」と指摘している。
米政府高官、士気が低下したウクライナ軍崩壊の可能性を排除できない
Bloombergは11日「ロシア軍の軍事的な成功はウクライナが軍事的限界点を迎えつつという懸念を煽っている」と報じ、米政府高官も「ロシア軍が決定的な突破口を開く差し迫った兆候はないものの、士気が低下したウクライナ軍が崩壊する可能性も排除できない」と述べた。
米海軍長官はデジタル化された日韓の造船技術に驚く、我々の造船所は時代遅れ
デル・トロ米海軍長官はSea Air Space 2024でのスピーチで「我々は世界で最も高性能な軍艦を世界水準から数十年も遅れた造船所で建造している」と述べ、日本や韓国が造船所が使用しているデジタルツールを取り入れることに関心を示した。
フランスが火薬生産に5億ユーロを投資、戦争が終わっても世界は元に戻らない
マクロン大統領は「火薬の生産量を増やすため5億ユーロを投資する」「ロシアのウクライナ侵攻で世界は変わった。例え戦争が明日終わっても世界は変わらない」と述べ、フランスはベルジュラック工場で年間1,200トン分(砲弾50万分)の火薬生産を行う予定だ。
ウクライナメディア、約2週間の攻撃で原発6基分相当の発電能力を失った
ウクライナメディアのRBC Ukraineも10日「約2週間に渡る攻撃でウクライナは6GW相当の発電能力を失った」「これはザポリージャ原子力発電所の発電量(原発6基分)に等しい」と報じ、暖房シーズンまでに2GW分の回復しか見込めないらしい。
また米強襲揚陸艦ボクサーが故障、予定されていた作戦や演習が台無し
ワスプ級強襲揚陸艦「ボクサー」はオーバーホール後も故障に悩まされていたが4月1日に出港、インド太平洋地域に展開するためカリフォルニア沖でMV-22Bの受け入れを行っていたものの、今度は舵が故障して再びサンディエゴでメンテナンスに入った。
BILD記者、ウクライナはパトリオットの迎撃弾とIRIS-Tを使い果たした
BILDのジュリアン・ロプケ記者は「ウクライナはパトリオットの迎撃弾とIRIS-Tを使い果たした」「他の防空システムも迎撃弾を使い果たしたか破壊されている」「もはやロシア人とってキーウ上空はフリーパスだ」と述べて注目を集めている。
韓国軍がUGVの大規模調達を予定、Arion-SMETとHR-Sherpaで競争入札
韓国陸軍は2019年に第4次産業革命技術の取り込みを開始し、フィールドテストを通じて開発した無人戦力の評価と分析を行ってきたが「UGVの大規模調達に踏み切る」と報じられており、米国のディフェンスメディアも韓国の動きに関心を寄せている。
米海軍長官、コロンビア級原潜の遅れはノースロップ・グラマンに原因がある
デル・トロ米海軍長官が命じた調査によって「コロンビア級原潜の完成が12ヶ月~16ヶ月ほど遅れる」と判明、議会の公聴会で「ノースロップ・グラマンが製造しているタービン発電機がコロンビア級の納入遅延に大きな影響を与えた」と明かした。
日米首脳会談、共通ジェット練習機の共同開発・生産に向けた部会設置で合意
毎日新聞や日本経済新聞は「日米がT-4後継機を共同開発する方向で調整を進めている」と報じていたが、日米首脳会談後に発表された共同声明の中でも「共通ジェット練習機など最先端技術の共同開発・共同生産を模索するため作業部会の設置を約束した」と言及されている。
ウクライナ外相、防空システムを確保するため強硬な外交手法に変更
ゼレンスキー大統領は「型破りで攻撃的な外交手法」が失速したため「支援への感謝」を全面に押し出して批判を封印してきたが、ウクライナのクレバ外相は「優しく静かな外交は上手くいかなった」「より強硬な発言を伴う外交スタイルに変える」と表明した。
ロシア軍の再編スピードは予想以上、戦力規模は侵攻前よりも15%増加
米欧州軍司令官とNATO最高司令官を兼任するクリストファー・カボリ陸軍大将は10日「ロシアの戦力再編は予想を上回るスピードで行われおり、戦力規模は侵攻前よりも15%ほど大きくなっている」と下院軍事委員会の公聴会で証言した。
読みたい人だけが読めばいい内容、ギリシャによるウクライナへのF-16売却話
ギリシャのデンディアス国防相が「F-4E/AUP、F-16Block30、ミラージュ2000-5Mk.2の売却を検討している」と述べ、現地メディアが「F-16のウクライナ移送はほぼ確実と考えられている」と報じたため、F-16がウクライナに売却されると話題になっている。
「ブログリーダー」を活用して、航空万能論GF管理人さんをフォローしませんか?
米軍の有人機と協調可能な無人戦闘機開発はCCAに1本化されたわけでなく、現在もACP、OBSS、LongShot Programの研究開発が続けられており、空軍研究所は2日「F-16CとF-15Eを操縦するパイロットが2機のXQ-58Aを制御し、半自律システムのリアルタイム統合を実証した」と発表した。
読売新聞は6日「日本とフィリピンがあぶくま型護衛艦の輸出について協議している」と報じ、Naval Newsの取材に応じたフィリピン海軍司令官も「まだあぶくま型護衛艦とTC-90の移転に関する協議は初期段階だが、早ければ2027年に艦艇を受け取れるかもしれない」と述べた。
英国の産業界や労働組合は政府に「F-35を購入して再び米国を偉大にしたいのか」「それともタイフーンを購入して自国産業を支援するのか」と訴えていたが、Financial Timesは6日「英国のタイフーン最終組立てラインは生産停止に追い込まれた」と報じた。
DEEP STATEはポクロウシク左翼方面について「7月2日~5日の間にロシア軍が大きく前進した」と報告、さらにハルキウ州ミロヴ方向で生じたロシア軍の新たな突破を受け、シルスキー総司令官とドラパティ統合軍司令官がハルキウ方面に入っている。
ドイツは欧州最強の抑止力を手に入れるため先月24日「今後5年間で総額6,490億ユーロを国防費に投資する法案」を承認していたが、Bloombergも4日「ドイツは最大1,000輌のレオパルト2と最大2,500輌のボクサー調達を計画している」と報じており、ドイツの安全保障に対する動きは本物だ
豪国営放送のABC Newsは4日「我々は予測不可能なホワイトハウスの態度、関税問題、AUKUS問題などトランプ政権の不確実性に直面している」「アルバニージー首相は土曜夜の演説で豪州の独立を擁護するつもりだ」と報じ、まだ表現は穏やかなもののカナダと同じことを言い始めた。
ポーランドと韓国は2022年7月「K2を1,000輌購入するための枠組み」で合意し、8月に一次契約(180輌分)を締結したが、現地生産分が含まれる二次契約の交渉が難航していたものの、コシニャク・カミシュ国防相は2日「K2の二次契約に関する交渉が完了して合意が成立した」と発表した。
RYBARはクピャンスク方面について3日夜「ロシア軍がミロヴ集落を解放した」と報告、視覚的にロシア軍兵士が集落の中心部で国旗を掲げる様子が登場、DEEP STATEも「ロシア軍がミロヴ、トポリ、ストロイフカを占領した」と報告し、ロシア軍が新たな方向で突破口を開いた可能性がある。
米陸軍は長距離精密射撃と近距離間接射撃のギャップを埋める「中距離射撃能力の取得」に動き出しており、ミンガス陸軍副参謀長は「迫撃砲、105mm砲、投射型弾薬、徘徊型弾薬、FPVドローンを組み合わせたものが長距離射撃と大砲のギャップを埋める未来を想像している」と明かした。
米空軍は2026会計年度予算案の中でF-22Aに対する「新たなアップグレード」を発表し、さらに有人プラットフォーム統合プログラムの中で「F-22AでCCA制御を可能にするための改修を行う」と明かし、F-22AはCCAと協調する最初の戦闘機になる予定だ。
オーストラリアはクリスマス前までにフリゲート艦入札の勝者を決定する予定で、Breaking Defenseは3日「防衛省は渡航費と宿泊費を負担し、オーストラリア人ジャーナリストを長崎に招待してもがみ型護衛艦の能力をアピールした」「保守的な日本にとっては異例の措置だ」と報じた。
ロシア空軍の長射程空対空ミサイル=R-37Mは「ウクライナ空軍機の運用を制限できる」と実戦で証明、中国もAIM-120の射程を上回るPL-15の実用化に成功し、米国もPL-15に対抗可能なAIM-260の開発を進めていたが、米海軍は2026会計年度予算でAIM-260Aの調達を開始すると判明した。
メドヴェージェフ元大統領は今月2日「1月から7月までに21万人以上がウクライナとの戦いに参加するため国防省と契約した」「さらに1万8,000人以上が志願兵部隊に入隊した」と明かし、ロシアとウクライナの動員率には「毎月1万人」「年間12万人」のギャップが生じている。
国防総省のパーネル報道官は2日「ウクライナへの武器支援停止に関する報道やホワイトハウスの言及は事実」「我々は自国を守りながら全ての人に武器を与えることは出来ない」「米国の利益を最優先するという決定が下された」と述べたが、まだ見直しの最終結果は出ていないとも付け加えた。
DEEP STATEはザポリージャ方面について2日夜「状況が複雑化し始め、ロシア軍がカミアンスケ北岸地域への前進に成功した」と、RYBARもコンスタンチノフカ方面について「チャシブ・ヤールの廃墟を巡って激しい戦闘が続いている」と報告した。
米メディアは「国防総省が武器備蓄の消耗を懸念してウクライナ支援を停止した」と報じ、PAC-3、GMLRS、155mm砲弾、スティンガー、空対空ミサイルなどの供給が止まった可能性が高く、米国のNATO大使も「これがAmerica First主義の真の姿で自国のニーズを最優先する」と述べた。
防衛装備庁は3月末「小型の機雷捜索用水中無人機=OZZ-7の14基調達について日立製作所と契約を締結した」と、HIIも1日「日立から12基以上のREMUS300を受注した」と発表、OZZ-7の用途、発注数、REMUSシリーズの導入実績を加味するとOZZ-7の正体はREMUS300である可能性が高い。
米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米空軍は予算要求の中で「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてKC-135後継機調達に用いる」と言及、Aviation WeekやBreaking Defenseは「この変更によってKC-46A追加調達の可能性が高まった」と報じ、BoeingはF-47と空軍の手厚い配慮で大復活を遂げつつある。
Baykarは30日「Piaggio Aerospaceの買収手続きが完了した」「世界的な需要に応えるためPiaggioの生産拠点でAkinciとTB2を生産する」と発表、Defense Newsも「Baykarはイタリアに生産拠点を構えることで欧州域内に足場を築いた」と指摘し、この取引はイタリアとトルコにとってメリットしかない。
ウクライナ軍は先月「ボルチャンスクでロシア人400人が包囲されているというForbesの記事は事実ではない」と否定したが、ホルティツィア作戦軍は7日「(Forbesが報じた)チャシブ・ヤールにおける敵損失の見積もりは大げさだ」と、RBC-Ukraineも「Forbesのデータは誇張されている」と指摘した。
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは戦況マップを7日に更新、ウクライナ軍はハルキウ方面リプシ方向でロシア軍を押し戻したが、ロシア軍はクピャンスク方面、バフムート方面、ホルリウカ方面、アウディーイウカ方面で前進した。
ロシア人ミルブロガーのRomanov氏は5日「ハルキウ方面の戦いは非常に激しい」「ボルチャンスクを巡る戦いの犠牲者はアウディーイウカを巡る戦いの犠牲者の1/3だ」と明かし、露独立系メディアのМедиазонаはロシア軍兵士の戦死者数を約12万人と発表した。
イタリアのメローニ政権は議会に提出したTyphoon追加調達案の中で「Tranche1を更新するためTranche4かTranche5を24機取得しなければならない」と述べており、ドイツがTornado ECRの後継機として開発しているTyphoonベースの電子戦機も選択に浮上しているらしい。
DEEP STATEはホルリウカ方面について「ロシア軍がドゥルジバ方向と二ューヨーク方向で前進した」と、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がノヴォセリフカ・ペルシャ方向に前進した」と報告、ロシア軍が二ューヨーク市内に存在するのも視覚的に確認された。
ニューヨークを守る第206大隊の小隊長は「市内南部をロシア軍に奪われたのは第206大隊の兵士不足、不適切な第41旅団の指揮、準備された陣地の欠如が原因」と述べ、Ukrainska Pravdaも「諜報機関はホルリウカ方面への戦力や物資の集積に気づいていなかった」と報じた。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がニューヨーク方向に3km以上前進して市内に侵入してユリウカ集落の大半を支配している」と、RYBARも5日「ロシア軍がニューヨーク市内のザンニアリ駅を占領した」「ロシア軍が墓地付近まで前進した」「ロシア軍がユリフカ集落を制圧した」と報告した。
米海軍はパイロット養成に使用しているT-45 Goshawkの後継機について「2026年度から調達を開始する」と公言していたが、米海軍は入札開始を2026年度に延期する方針で、T-7Aの開発に手間取るBoeingにとっては幸運としか言いようがない。
イタリアのLeopard2A8導入はLeonardoとKNDSの対立によって御破算となり、LeonardoとRheinmetallは3日「主力戦車と歩兵戦闘車輌の開発・製造に関する合弁会社の設立で合意した」と発表、イタリア陸軍はPantherとLynxを導入する見込みだ。
DEEP STATEは4日夜「残念ながらWeb上に出回っている第206大隊の情報は事実だ」「我々は兵士からニューヨークやユリフカの状況について批判的かつ失望的な情報を多く受け取っている」と報告し、改善が無ければトレツクとニューヨークの喪失を招くと警告した。
DEEP STATEとRYBARは3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告していたが、ホルティツィア作戦軍も「カナル地区を失った」と公式に認め、ウクライナメディアも一斉に「チャシブ・ヤールのカナル地区からウクライナ軍が撤退した」と報じている。
DEEP STATEはアウディーイウカ方面について「ロシア軍がソキルとボスホートを占領して複数方向に支配地域を拡大した」と、ハルキウ方面について「ロシア軍がソトニツキー・コザチョクに進軍した」と報告した。
RYBARはホルリウカ方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に侵入した」「ロシア軍がドゥルジバ集落内に足場を築いた」と報告、ロシア軍がピヴニチネ市内に存在する視覚的証拠も登場し、郊外でロシア軍を食い止めるウクライナ軍の防衛ラインは崩壊した。
米国は総額23.5億ドルのウクライナ支援を発表、Ukrainska Pravdaは「ゼレンスキー大統領はシュミハリ首相にうんざりしており、恐らく大統領は首相を解任するだろう」と報じ、ホルティツィア作戦軍はチャシブ・ヤールについて「敵との交戦が運河沿いで発生している」と明かした。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がホルリウカ近郊のニューヨーク方向で3km以上前進して市内に侵入した」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「クラスノホリフカの喪失は現実のものになろうとしている」と、RYBARは「ロシア軍がスタロマイオルケを完全に解放した」と報告した。
DEEP STATEとRYBARはバフムート方面チャシブ・ヤール方向について3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告、視覚的にもカナル地区の西端でロシア兵士が国旗を掲げる様子が登場し、遂にロシア軍はシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河に到達した。
ロシア国防省は2日「Iskander-Mを使用してミルゴロド空軍基地に駐機していたSu-27を攻撃した」「5機が破壊され2機が損傷した」と、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「攻撃と損失は事実」「敵が主張するほどの損失はない」と発表した。あとF-15E関連のデータがロシアに流出した可能性がある。
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、アウディーイウカ方面の複数方向でロシア軍が前進したと報告し、ウクライナ軍参謀本部が連日「最も戦闘が激しい」と発表するオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向)でもロシア軍が前進している。
ロシア人ミルブロガーのRYBARは1日夜「ロシア軍がIskanderでウクライナ軍のミルゴロド空軍基地を攻撃し、少なくと2機のSu-27が破壊され、4機のSu-27がクラスター爆弾の影響を受けた」「一撃で6機の戦闘機を無力化した」「北部軍管区が発足して以来最高の戦果だ」と報告した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力とは何なのか問い直さなければならない」と言及、ケンドール空軍長官も「NGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だ」と明かし、コスト削減のため次世代戦闘機は再設計される可能性が出てきた。