kyiv Independentは17日「ポクロウシクを巡る戦いは最終局面で都市の側面で何が起こっているかは明白だ」「残念ながら撤退は時間の問題だ」「ロシア軍はほとんど抵抗を受けることなく都市を制圧できるだろう」と報じ、ポクロウシクが直面している状況の困難さは想像以上だ。
ウクライナの主権に関わる選択、ホワイトハウスはザルジニー解任に反対しない
The Times紙は「軍やパートナーの圧力を受けてゼレンスキー大統領はザルジニー解任を覆さざるを得なかった」と報じたが、ワシントン・ポスト紙は2日「ウクライナがザルジニー解任をホワイトハウスに通知した」「主権に関わる問題なので支持も反対もしなかった」と報じている。
欧州議会に失望したポーランド農民、ウクライナ国境封鎖を9日から再開
ポーランドの農民や運送業者によるウクライナ国境の封鎖は1月17日に解除されたものの、欧州議会がウクライナ産農産物や加工品に対する輸入関税の停止措置延長を支持、これに失望したポーランド農民は「9日から国境を封鎖する」と発表、これにハンガリー農民も合流する見込みだ。
アウディーイウカの戦い、ロシア軍兵士が南郊外に続き北東郊外にも侵入
ロシア軍がアウディーイウカ北東郊外の建物に取り付いたことをウクライナ軍側の映像で確認、さらにロシア軍がアウディーイウカ南西郊外の「旧防空基地」に迫っている様子も視覚的に確認され、ウクライナ軍はじわじわと後退を強いられているのだろう。
ザルジニー総司令官、テクノロジーが進歩しても戦争は武器の数に依存する
ウクライナ軍のザルジニー総司令官はCNNに寄稿したコラムの中で「第二次大戦後にテクノロジーが進歩したものの戦争は依然として敵の破壊と領域支配、これを達成する手段も使用する武器の数に依存している」と述べた。
ウクライナ人ジャーナリスト、ミサイル艇破壊は無人水上艇による集団攻撃
ウクライナ国防省情報総局は1日「ミサイル艇イヴァノヴェツを破壊した」と発表、ロシア人ミルブロガーらも「無人水上艇による攻撃でイヴァノヴェツが失われた」と認め、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「世界初の無人水上艇による集団攻撃」と述べている。
ウクライナ軍、無人水上艇で黒海艦隊のタランタル型コルベットを破壊
ウクライナ国防省情報総局は1日「ドヌズラフ湖付近の黒海を哨戒中だったミサイル艇イヴァノヴェツを無人水上艇で破壊した」と発表、複数の無人水上艇によって攻撃されたイヴァノヴェツは船首を海面に突き出しながら沈没した。
ウクライナ軍、無人水上艇で黒海艦隊のタランタル型コルベットを破壊
ウクライナ国防省情報総局は1日「ドヌズラフ湖付近の黒海を哨戒中だったミサイル艇イヴァノヴェツを無人水上艇で破壊した」と発表、複数の無人水上艇によって攻撃されたイヴァノヴェツは船首を海面に突き出しながら沈没した。
EU首脳会議、500億ユーロのウクライナ支援に27ヶ国の首脳全員が合意
EUによる500億ユーロのウクライナ支援はハンガリーの拒否権発動によって不発に終わり、2月1日の特別首脳会議に向けて加盟国はオルバン首相の説得を試みていたが、欧州理事会のミシェル議長は「27ヶ国の首脳全員が500億ユーロのウクライナ支援策に合意した」と発表した。
ウクライナ侵攻708日目、ロシア軍がリマン方面やドネツク西郊外方面で前進
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは1日「リマン・クレミンナ方面やドネツク西郊外方面でロシア軍が前進した」と報告、さらに「ロシア軍が後退した」と主張していたアウディーイウカ南郊外のツァルスカ・オホタについても「ロシア軍が支配している」と認めた。
ウクライナ軍の砲弾発射量は1日2,000発未満、ロシア軍と比較して1/3以下
ウクライナのウメロフ国防相はEU関係者に宛てた書簡の中で「砲弾不足によってロシア軍の火力投射量はウクライナ軍の3倍に達している」「火力投射量で相手を上回った方が戦いに勝利する」と警告し、2024年3月末までに砲弾100万発を供給する約束の履行を要請した。
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kyiv Independentは17日「ポクロウシクを巡る戦いは最終局面で都市の側面で何が起こっているかは明白だ」「残念ながら撤退は時間の問題だ」「ロシア軍はほとんど抵抗を受けることなく都市を制圧できるだろう」と報じ、ポクロウシクが直面している状況の困難さは想像以上だ。
米国とNATOがウクライナ支援について合意した内容の裏側が徐々に判明し、この合意を主導したのはドイツのメルツ首相で「トランプ大統領は国際政治を金融取引として捉えるため『ウクライナへの武器供給で米国が利益を得られるモデル』を提案すれば乗ってくる」と考えていたらしい。
Boeingや三菱重工業はDSEI JAPANで「F-15J改修機の納入スケジュール」について尋ねられると「防衛省か空自に聞いてほしい」と述べていたが、防衛省は「2027年度に予定していたF-15J改修機納入が遅れる」「2028年度にも間に合わない可能性」を通知されたらしい。
ロシア軍は東部戦線のポクロウシク方面で成功を続けており、ポクロウシク・ディミトロフの後方は直線距離で18kmほど開けているものの、E50の物理的な遮断まで5km、T0515の物理的な遮断まで7kmしかなく、完全にドローンや大砲の射程距離内に収まっている。
ロシア軍はクルスク・スームィ方面、ハルキウ方面で前進が観測され、特に時が止まっていたボルチャンスクでのヴォヴチャ川渡河、ヴァルヴァリフカ方向で生じた新たな突破は非常に興味深いが、それでもポクロウシク方面の致命的な動きに比べればかすり傷程度だろう。
国防総省が提出した2026会計年度予算案の中には「低コスト巡航ミサイルを3,010発調達するため資金」として6.5億ドルが計上されており、AviationWeekは16日「今後の空中発射兵器の主流は手頃な価格の巡航ミサイルになるだろう」と予想した。
ドイツ空軍は「次世代戦闘機が実用化される前に有人戦闘機と協調可能な無人機が必要になる」と表明したため様々な動きが観測されてきたが、KratosとAirbusは16日「Airbus製ミッションシステムを組み込んだXQ-58Aを開発する」「2029年までにドイツ向けの戦闘準備が整う」と発表した。
F-16の固定武装によるShahed-136の迎撃は「簡単な仕事」と思われがちだが、ポーランドのディフェンスメディアは15日「ウクライナのF-16はShahed-136迎撃のため第二次世界大戦のような戦闘を繰り広げている」「機関砲によるShahed-136の迎撃は非常にリスクが高い」と指摘した。
ドイツのピストリウス国防相は「欧州独自の長距離攻撃ミサイルは実用化まで7年~10年かかるため、地上発射型長距離攻撃システム=タイフォンシステム購入を米国に要請した」と明かし、資金力に余裕があるドイツは「軍事力の即時増強」と「長期的な欧州自立」の両方を追求している。
ロシア軍の夏季攻勢は東部戦線で成功を収め続け、DEEP STATEとRYBARが報告する前線の状況も深刻さが増しており、特にRYBARは「ポクロウシクとディミトロフにアクセスする主要ルートはロシア軍の火力管制下に収まった」と報告、これが事実ならウクライナ軍の補給は複雑化しているだろう。
Washington Postは14日「トランプ大統領は戦争を止める唯一の方法が『戦争継続コストの大幅な引き上げだけ』と悟り、新たなウクライナ支援には強力な攻撃兵器の使用許可も含まれ、トマホーク提供も視野にはいっている」と報じ、ロシアが戦争終結に応じるまで戦いをエスカレーションさせるつもりらしい。
KC-46Aは空中給油中の事故を起こしたばかりだが、今度は航空機動軍団がKC-46AのAPU使用制限を指示し、War Zoneは14日「APUは地上要員や設備への依存軽減目的で導入されているものの実際には逆効果になっている」「APUの使用制限はKC-46Aの柔軟な運用性を阻害するだろう」と指摘した。
トランプ大統領とルッテ事務総長は14日「50日以内にウクライナと戦争終結で合意できなければロシアに痛烈な関税を課す」「欧州諸国はウクライナに供給するための武器を米国から購入する」「ウクライナは大量の防空システム、ミサイル、弾薬などの武器システムを手に入れる」と発表した。
Breaking Defenseは豪州のフリゲート調達について14日「日本は知的財産権の共有が受注に繋がることを期待している。しかし、豪海軍で20年以上勤務した経験をもつアナリストは『フリゲート艦を豪海軍に迅速かつ効果的に統合できる能力が重要だ』と言う」と報じている。
フランス軍参謀総長はテレビ中継まで入れた前例のない記者会見で「もう我々の選択肢に後戻りはない」と、マクロン大統領も「1945年以来、自由がこれほど脅かされたことはない」「我々は両親が享受していた平和の配当の恩恵をもう受けられない」と述べて軍事予算の増額を発表した。
トランプ大統領は13日「パトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と明かし、Axiosも「トランプ大統領が14日に発表するウクライナ支援計画には新たな攻撃兵器が含まれている」「これはモスクワを含むロシア奥深くに届く長距離攻撃ミサイルだ」と報じた。
ベルギーのフランケン国防相は10日「維持費用が極めて高額なNH90調達は失敗だった」と述べ、オーストラリア、ノルウェー、スウェーデンに続き「NH90早期退役」を発表、さらに「石で応戦したり、バンバンと叫んだりするのはもう終わりだ」と述べて過去最大の弾薬購入計画も発表した。
トランプ大統領は13日「プーチンは口先で良いこと言うが夕方には皆を爆撃する。この態度には少し問題があるし、私はそれが気に入らないのでパトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と述べ、共和党のグラム上院議員も「今後数日以内に記録的な量の武器がウクライナに向かう」と明かした。
RYBARはスームィ方面について13日「ウクライナ軍がキンドラティフカ集落に侵入した」と報告、さらに「クピャンスク方面におけるロシア国防省の嘘報告」を指摘、ロシア人ミルブロガーのДва майораも「成功の前借りが前線で戦う兵士を怒らせている」と批判した。
ロシア軍の夏季攻勢は昨年を上回るペースで進捗しており、ポクロウシク右翼方面ではカゼニ・トレツ川沿いの防衛ラインを突破してラジンを占領、ポクロウシク南郊外でもシェフチェンコをほぼ占領し、このペースで前進されると7月の領土喪失は「2025年最悪を記録した6月」を越えるかもしれない。
英国の新首相は「国防政策の徹底的な見直し」を発表、ポラード国防担当政務次官もGCAPに対する労働党政権の立場について「何も断言できない」と述べ、AviationWeekは「新政権はGCAPを重要と見なしているものの、見直し結果が発表されるまで何も約束しない」と報じている。
英国王立防衛安全保障研究所はウクライナ軍の反攻作戦に関するレポートを18日に発表、この中で「ウクライナが犯した最大の過ちは反攻作戦が成功すると判断した根拠だ」と指摘し、防衛ラインを突破するメカニズムは「ロシア軍兵士の士気低下による逃亡」を期待していたらしい。
DEEP STATEはポクロウシク方面について「ロシア軍がプロレス集落に入った、線路沿いからロズヴァツケ方向、ノヴォセリフカ・ペルシャ集落で前進した」と、RYBARはヴェリカ・ノボシルカ方面について「ロシア軍がウロジャイン周辺で支配地域を広げた」と報告した。
一部のウクライナメディアが「ドネツク州ウロジャインとヘルソン州クリンキーから撤退した」と報じていたが、ウクライナ軍の報道官は「ウロジャインからの撤退」を認めたものの「クリンキーを含むドニエプル川左岸で戦闘任務を継続している」と主張した。
DEEP STATEはチャシブ・ヤール方面について17日夜「ロシア軍がカリーニン東地区と南に広がる森林地帯を占領した」と報告、これでロシア軍はチャシブ・ヤールの東正面を完全に確保したことになり、DEEP STATEはトレツク方面でも「ロシア軍が前進した」と報告している。
政府の汚職や重大犯罪の調査を行うウクライナの独立機関=Слідство.Інфоは17日「クリンキーの作戦で788人の兵士が行方不明になっている」「クリンキーから連れ出され埋葬された戦死者の数は262人しかいない」と明かした。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は15日「チャシブ・ヤールのカナル地区、トレツク、ニューヨークで防衛が失敗した原因」について言及し、ロシア軍に押し切られたというよりも「何度も同じミスを繰り返す軍上層部が招いた失敗」と結論づけた。
RYBARはボルチャンスクとクラスノホリフカの状況を報告、ウクライナメディアのLIGA.netとSuspilneは「ウクライナ軍のクリンキー撤退」を、Ukrainska PravdaとRBC-Ukraineは「ギリシャが32機のF-16をウクライナに移転する計画」と報じた。
露独立系メディアはMeduzaは17日「ロシア連邦国家統計庁が発表した人口統計データから死亡数と外因死が欠落している」「死亡者の外的要因に関する詳細なデータを隠した」と報じており、このデータを使用したロシア軍の推定戦死者数=約12万人が事実である可能性が高まった。
DEEP STATEはドネツク州二ューヨーク方面について16日夜「ロシア軍がノヴゴロド機械工場跡方向に前進した」「ウクライナ軍がニューヨーク市内でロシア軍を押し戻した」と、ポクロウシク方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告した。
米国はギリシャに今年1月「最大40機のF-35売却を議会に通知した」「コンステレーション級フリゲートへの参加承認」「C-130H、ブラッドレー、フリーダム級沿海域戦闘艦などの余剰防衛装備品を提供する用意がある」と伝えたが、現地ではパッケージの内容が物議を醸しているらしい。
P&WはF-35 Block4で要求される冷却性能と発電能力を備えた改良型エンジン=Engine Core Upgradeの開発を進めており、親会社のRTXは15日「ECUの予備設計レビューを完了し、設計が想定された以上のものであると確認された」と発表した。
Financial Expressは11日「Hindustan Aeronauticsがライセンス生産中のSu-30MKIを海外輸出するため潜在的な顧客との協議が進行中だ」「この取り組みの支援についてロシアも同意しており、両国間の戦略的パートナーシップは強化されている」と報じている。
NATOはStandardization Agreement=STANAGによって加盟国間の軍事分野における規格を標準化しているが、155mm砲弾の規格には「ある程度の幅」が存在するため仕様が異なり、加盟国間でシームレスな弾薬共有が実現していない。
ロシアでは「部分的動員(強制動員)の解除を求める声を批判する兵士の動画」が登場したものの、直ぐにフェイク(正教会の祝日を祝福する動画に別の音声データをかぶせたもの)とバレてしまい、都合の悪い事実を隠そうとする試みが多発している。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はドネツク州クラスノホリフカについて「第59歩兵旅団の司令官に問題がある」と報告していたが、第59旅団の関係者もゼレンスキー大統領に司令官を告発、ウクライナ軍参謀本部も調査チームを派遣すると発表した。
DEEP STATEはドネツク州トレツク方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に足場を築いた」と、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がプロレス方向とノヴォセリフカ・ペルシャ方向に前進した」「ロシア軍がヤスノブロディフカ集落内に足場を築いた」と報告した。
欧州諸国は砲兵システムの再取得や増強に乗り出しており、スロベニア国防省も「スロベニアとフランスはCaesar調達に関する意向書に署名した」と発表した。欧州諸国の自走砲調達はKNDSとHanwha Aerospaceに集中し、多連装ロケットシステムの調達も本格化しようとしている。
欧州では砲兵戦力の更新や増強が相次いでおり、英国のスナク首相は4月「AS90の後継としてRCH155を調達する」と発表したが、Bloombergは12日「ドイツがRCH155の100輌調達を予定している」と報じた。因みにRCH155にはウクライナ向けとして54輌が発注されている。
スペイン陸軍が砲兵戦力の更新を計画しており、現地のディフェンスメディアは「自走砲×145輌、装輪式自走砲×109輌、牽引式榴弾砲×36門の調達を検討している」と報じており、GDELSはKNDSと提携して無人砲塔を採用したDONARとPIRANHA AACを発表している。