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京都童心の会 https://blog.goo.ne.jp/dousinkyoto

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会 代表 金澤 ひろあき 俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同

京都童心の会
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2019/01/12

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  • かりんのお茶会

    かりんのお茶会金澤ひろあき十一月二十三日は、岩城久治先生による出町柳吟行へ。紅葉や銀杏の中、下鴨神社へ。鴨川と高野川の合流している所から、下鴨神社の西側に新しく整備された公園があります。そこを通って家庭裁判所前へ。紅葉にも調停期している家裁ひろあきそこから下鴨神社参道へ。美人の社(河合の社)に皆で入って吟行。本殿前の舞い殿に、椅子と譜面をセッティングしています。北欧音楽の演奏があるそうです。神社で北欧音楽。神様もグローバルです。舞い殿に舞うもみじある音の杜ひろあき境内にかりんの木があり、かりん水を美人の水として売っています。ホットもあり、私もホッと一息。もみじ見ながらちょっとしたお茶会気分です。ホットにてホッと美人のかりん水ひろあきかりんのお茶会

  • 今年のクリスマス

    戦争のない町をプレゼントしたい今年のクリスマスひろあき今年のクリスマス

  • 日記より 十一月十八日 近松記念館

    日記より十一月十八日近松記念館金澤天紫空腹の空は寒いな天紫急に寒くなり、こんな句が出る。関西文化の日といって、美術館や博物館が無料になったりする日なのに出掛けにくい。しかし、出掛けにくいということは、人出が少なめだろうから、ゆっくり見ることができるかもしれない。以前から行きたかった所に、近松記念館がある。浄瑠璃の近松門左衛門生誕の地、尼崎にある。阪急で行くと塚口になる。塚口で降りるのは初めてだ。電車乗るなりビール開ける冬の鬱天紫電車の向かいの席に座ったおじさんが、座るなり飲みだした。飲んではいるが、楽しそうではない。酒で悩みの相手をするか。人間どうにもならないことがある。それに直面して悩み苦しむ。その姿を近松はしっかりと描いた。我がことのように描いた。事件が起こったのは江戸時代だが、時を越えて私達の倫理に...日記より十一月十八日近松記念館

  • もみじの手

    もみじの手金澤ひろあきもみじの手未来を握るはずだったもみじの手祝福受けるはずだったもみじの手この世に繋ぐはずだったヘロデ王がエルサレムの赤ん坊を今ガザ乳と蜜が流れる地血となみだが流れる地赤ん坊に罪があったのか誰か答えてくれないかもみじの手

  • からっぽ冬空

    からっぽ冬空金澤ひろあき要らんもん片付けからっぽ冬空捨ててはいけない夢お墓まで持って行く落ち葉のお墓参り夢かなわなかった人のからっぽ冬空

  • 羽根休め

    羽根休め金澤ひろあきゆっくり羽根休め長い旅路の渡り鳥戦争している国からしない国へ渡り鳥来た戦争している国からしない国へ子供達も来たい羽根休め

  • フリー句(自由連句)「霧の山」の巻

    フリー句(自由連句)「霧の山」の巻霧の山生命のあれば灯りあり金澤ひろあき地球、宇宙、生命の素は交換される巡紅万物の流転信じたギリシャ人ひろあき心を伝える距離を時間を伸ばす巡紅銀杏も楓もいっしょに荘厳しひろあき仏壇に行って来ますと手を合わせ巡紅追いつかなかった親孝行はひろあき男には銀が足りず女には年季が残る巡紅道行きの舞台に雪の降り始めひろあき田の水に三日月浮かび雲の行く巡紅霜光る案山子の顔が泣きそうだひろあき稲の間を泳ぐ朝日の帯伸びる巡紅にわとりよりも早い鐘の音ひろあき暁鐘前に犬離して後駆ける巡紅紅の大空に風を起こせひろあき海原には勝てぬ萬の艦隊巡紅灼けただれた終戦記念日の舞鶴港ひろあき運動会の二人三脚のように行かないか地球の国々巡紅世界のどこでもゆらりマンボウの昼寝ひろあき御宿の海岸から生まれた「月の砂...フリー句(自由連句)「霧の山」の巻

  • 日記より 十一月三日 2

    日記より十一月三日2金澤ひろあき小牧の用事がすみ、名鉄で平安通へ。その後、地下鉄で名古屋駅へ。地下鉄は通勤電車のように混んでいて大変だった。名古屋からの新幹線も人でいっぱい。浜松で在来線に乗り換え、やっとほっとする。午後5時30分に島田に着いた。島田駅から大井神社の前を通り、今日の宿のゲストハウスへ。客は何と私一人。宿の人と一対一というのも緊張する。静かでゆったりなんだけど。ゲストハウスの主人は一人で切り盛り。親切に対応してくれる。長いこと話をした。実家は浜松で、東京で会社勤めをしていたが、ゲストハウスをやりたくて島田に来たと。旧街道沿いで、旧街道を歩く趣味の人などが泊まるそうだ。明日、大井神社で鈴木和枝さんと会い、田中陽さんのお宅に連れて行って頂くことになった。客は一人タオル乾かす島田の宿ひろあきあした...日記より十一月三日2

  • 田中陽様へ

    田中陽様へ拝復念願かなってお目にかかれて嬉しかったです。秋晴れの蓬莱橋句碑の景、今も心に刻まれています。大切な歳月を刻んでいるのですね。田中陽さんが指でなぞり読んだ一文字一文字が響いています。お昼の時、実はあれだけ飲んだのは久しぶりだったのですが、お話は心に残っています。「ナマの声を俳句史にぶちこむ」。本当に「ナマの声」を、私は出せているのだろうか。偽っていないか。飾り立てて安心しているのではないか。ありのままの人間の声を芸術にする。難しい道だが、それを引き受けるのが、自分の運命ではないかと自問していたのです。あの日は鈴木様にも大変お世話になりました。ありがとうございました。句碑囲む三人とも霜の白髪ひろあき握手して別れた暑い秋の午後またいつか必ず、三人してお会いしたいです。本当にいつまでもお元気で。十一月...田中陽様へ

  • フリー句(自由連句)「晩秋や」

    フリー句(自由連句)「晩秋や」の巻晩秋や下宿先巡ある親子連れ青島巡紅ふるさと稲刈り終わりひといき金澤ひろあき肩叩き膝枕子供の頃に戻ってた巡紅お月見団子皆で分けあうひろあき夏ハイドパーク手に手に缶ビール巡紅新たな友ができる旅先ひろあき半日だけのネッシー捜索隊またいつか巡紅特番がUFO怪奇から紅葉へとひろあき七時半外国人の長蛇進々堂巡紅神社にはひっきりなしの七五三ひろあきいいカモにされるのはいつも当事国巡紅お祭りが終われば沖に流す雛ひろあき夕日沈んでもいい湯加減にならない海巡紅十一月なのに三十度近くとはひろあき五つの突起に目と口をつけないといけないパトリック・スター巡紅*遺伝子マーカーによってヒトデの腕は5つに分かれた頭だと判明。首切りしても再生する鬼退治ひろあき※「鬼滅の刃」を思い出しました。白粉の毒に侵さ...フリー句(自由連句)「晩秋や」

  • 渡り鳥

    渡り鳥少し離れてはぐれ鳥ひろあき渡り鳥

  • 宝探しだ

    宝探しだ土のにおいの芋ひろあき宝探しだ

  • フリー句(自由連句)「翌朝に」

    フリー句(自由連句)「翌朝に」の巻翌朝にはじめて気づくひっつき虫金澤ひろあきUFO構えない時に時に現れる青島巡紅記憶から消えるツチノコ紅葉山ひろあき戦死して五十年仲間を覚えていた巡紅※硫黄島で日本軍に撃墜されたパイロットの記憶を持って生まれた米国の男の子は、当時の空母の戦友会に出席し、戦友を一人も間違えなかった。小学校に入るまでにその記憶は無くなった。実話です。生まれ変われたらの夢本閉じたひろあき影伸びる亀の甲より年の功巡紅人生の時計の針が晩秋へひろあき倒れ込む渡した襷遠ざかる巡紅箱根越え胸に大学受験してひろあき場所取り朝一で来て出来上がる巡紅花盛り歌って踊って日が落ちてひろあきごめんなさい日本の神は酒好きです巡紅口実をこしらえいつも会う算段ひろあき本開く果てない夢は死の彼方巡紅人生お先に卒業さらりと落ち...フリー句(自由連句)「翌朝に」

  • 陽の恵み 短冊

    陽の恵み短冊陽の恵み揺れる稲穂の黄金色ひろあき陽の恵み短冊

  • 日記より 小牧へ

    日記より小牧へ金澤ひろあき十一月三日、小牧へ。冠句作品入賞のため。新幹線で名古屋まで。滋賀から岐阜にかけて霧。ふと句が出る。霧の街命のあれば灯りありひろあき霧の山灯りが呼吸しているよ名古屋駅も京都駅と同じように混んでいる。地下鉄は通勤電車状態なので、名鉄で大回りして犬山へ。田園風景を楽しみながら、小牧へ。小牧で地下鉄となる。駅前のラピオという施設で表彰式。その一階で昼食。名古屋圏なので、赤味噌の味噌カツを食べると、のどが渇いて困った。一時より四階で表彰式。私の句は中日賞(6位)。陽の恵み揺れる稲穂の黄金色ひろあき叙景で大人しめ。ちなみに1位市長賞は、子ら歌うトトロの世界夢の森で岩越弘子確かに、行ってみたい世界を詠んでいる。短冊に墨書して下さっている。立派に見えるな。式後、小牧の冠句会の吉田好美さんと挨拶。...日記より小牧へ

  • 2023年10月 京都童心の会 通信句会結果 後半

    2023年10月京都童心の会通信句会結果【選評】後半○青島巡紅選特選79月見て映す自分の欠けたとこ子育て出来ず己れも育たず遠藤修司「人のふり見て我がふり直せ」という格言もありますが、内省としてはこちらの方が深いのかもしれない。後半部分からすると女性視点とも受け取れるが、男性視点としても苦しくない。僕など結婚もせず子供の成長に至ってはどこ吹く風。まるで自分の半生を反省させてもらっているような作品です。さて、雛人形の頭師によると、「頭には(作りたい物の)理想があって現実では満足がいかず歳を重ねて近づいたと思ったら70歳、今度は体がついていかない。」方向性は違いますが、異口同音だと思います。ご苦労様です、と言いたいですね。3ちらし寿司とざるうどんセットウィークデイの定職に目を細める白松いちろう「目を細める」が生...2023年10月京都童心の会通信句会結果後半

  • 2023年10月 京都童心の会 通信句会結果 前半

    2023年10月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○中野硯池特選49ずいき祭芋もかぼちゃも芸術家金澤ひろあき久しぶりに上京の北野神社のずいき祭を見学した。神輿の屋根や輿の廻りがずいきで見事にあしらわれている。芸術の塊である。上七軒の芸者も出て軽々とかつがれてワッショワッショと境内を巡るあでやかなお祭りである。○野谷真治特選27ブラウスの背中膨らむ自転車青島巡紅「背中膨らむ」が、なにげない日常の一コマ。気づいて句作することが貴重なことと、思った。○野原加代子19背伸びして歩いた道の蝉時雨青島巡紅夏の終わりに夕方でも蝉が一斉に鳴くのを心地よく、聞きほれながら歩く事が今年はできました。背伸びして歩く様子が自分も重なるなと思いました。○蔭山辰子特選51見上げて中秋名月まん丸い野原加代子残暑はいつまでも続きました...2023年10月京都童心の会通信句会結果前半

  • 2023年10月 京都童心の会 通信句会結果

    2023年10月京都童心の会通信句会結果春夏冬二升大阪城金澤ひろあき野球のクライマックスシリーズが終わり、日本シリーズは阪神とオリックス。けっこう上機嫌な人が多い大阪です。その大阪のお店の看板に「春夏冬二升大阪城」という文字があるのですが、最初は読めませんでした。以下はお店の人の謎解きです。「春夏冬」は「秋がない」ので「あきない(商い)」。「二升」は、一升枡が二つ重なっているので「ますます」。「大阪城」は音読みして「だいはんじょう(大繁盛)」。「商いますます大繁盛」という縁起のいい文句だそうで。「万葉集」にもこんな風な謎解きのようなよみがあるのですが、これも言葉の文化ですね。ハロウィン春夏冬二升大阪城ひろあき皆さんの選です。選者真・・野谷真治白・・白松いちろう康・・暉峻康瑞修・・遠藤修司辰・・蔭山辰子ひ・...2023年10月京都童心の会通信句会結果

  • 山色清浄身

    山色清浄身金澤ひろあき中学の頃、九州にいたのに、奈良に憧れました。入江泰吉さんの仏像や奈良の写真に心奪われたのです。写真の持つ美に時を忘れました。撮影した入江さんの感動が、そのまま伝わって来ました。後日、関西に住み「実物」を見て回ったのも、その影響でしょう。東大寺二月堂裏参道の美など、今でもドキッとします。秋の良い気候の夕暮れ、東大寺のお膝元にある入江泰吉旧居を訪ねた時、少年時代の憧れを思い出していました。ここで、あの美しい写真が現像されたのです。もとはお寺のようなたたずまい。庭は森で、紅葉の頃は赤く染まるとか。10月で庭は紅葉に至っていませんが、静かです。小川も流れています。この時間の流れ、写真の中の写真の流れとよく似ているのです。床の間には「山色清浄身」の掛軸。入江さんの直筆です。良弁杉の折れた枝から...山色清浄身

  • 僕を知る

    僕を知る人がまた減る秋の暮ひろあき※ある方の訃報を知る。僕を知る

  • 立て花

    立て花金澤ひろあき六角堂池坊の、旧七夕会の華道展へ行きました。美しい立花、生花を見ました。花を足し算している作品より、引き算で余白が生きている作品に心引かれます。俳句をやっているせいでしょうか。年齢のせいでしょうか。池坊は六角堂の住職で、仏に花をお供えする「立て花」が華道のもとになりました。立て花の道具は灯明、香炉、花器の三点セットです。池坊家元道場の座敷に、実際の立て花が飾られていてしばらく見とれていました。立て花は色変えぬ松永遠(とわ)願うひろあきまた、いけばな資料館では、元禄の立花師、藤掛似水の特集展示がされています。似水は元禄五年(1692)、東大寺大仏開眼供養の時、大仏の前で立て花を作ったそうです。大仏に合わせ、9メートルの松を立てたそうな。花器は今も大仏の前にあるそうです。今度東大寺へ行く時に...立て花

  • 共の

    友の生きられなかった分を生きる晩秋の散歩道ひろあき共の

  • フリー句(自由連句)「千年も」の巻

    フリー句(自由連)「千年も」の巻千年も百年も同じ紅葉舞う青島巡紅歌の絵巻に描かれる古都金澤ひろあき僕だけが覚えている君への歌巡紅あきらめない夢をダンスするひろあき色づけばオリオン座呼ぶ柿の実や巡紅池に落ちた名月拾えとせがんだ子ひろあき後ろ歩きの眼楽しむ紅葉の乱舞巡紅人の波避けて早朝東福寺ひろあき朝焼けの竹林の道動画にす巡紅着物姿のミスかぐや姫ひろあき男の子やったらUターンせーへんで巡紅ヤンキーやけどおかんはこわいんやひろあき水鉄砲か千円か禁煙区域の子供パトロール巡紅熊注意の看板通り熊が出るひろあきこの人の笑顔守れる人になる巡紅伝説の外科医神の手と呼ばれひろあき金星の輝く坂道駆け上がる巡紅タイパばかり気にする世には背を向けてひろあき肩揉んで面相描きの筆に墨巡紅素顔に直接描くハロウィンひろあき帰宅後の虚しさ羽...フリー句(自由連句)「千年も」の巻

  • おもしろい本 森谷明子「春や春」 光文社

    おもしろい本森谷明子「春や春」光文社金澤ひろあき今、高校の文化系部活で、「甲子園」がつく大会がある。「甲子園」と言えば本来は野球だが、書道の「書の甲子園」や「まんが甲子園」、「俳句甲子園」など。この本は「俳句甲子園」にチャレンジする東京の藤ヶ丘女子高校の女子高生6人と、対戦することになるもう一校の芳賀高校の男子生徒たちを描いている。私自身俳句をやっているが、俳句甲子園に参加しないまま定年を迎えたので、この本の世界は新鮮だった。「甲子園」とあるが、全国大会は松山で行う。正岡子規以来の俳人の聖地であるからであろう。メンバーは1チーム5人。題が出され、一人一句詠む。そしてチーム戦で、自分たちの句や相手チームの句を一句ずつ、ディベート形式で対戦・鑑賞する。俳句の作品点と鑑賞点を合計して勝敗を決め、先に3勝したほう...おもしろい本森谷明子「春や春」光文社

  • 神泉苑 夕景

    神泉苑夕景紅葉の中の切り絵の空騒ぐ金澤ひろあき神泉苑夕景

  • 新鮮円 夕景

    神泉苑夕景紅葉の中の切り絵の空騒ぐ金澤ひろあき新鮮円夕景

  • 秋風の

    秋風のくすぐっている石の臍天紫秋風の

  • 日向ぼっこ

    日向ぼっこ金澤ひろあき日向ぼっこ僕の時間の伸び縮み金澤ひろあき※少し冷えだして、朝方、日向ぼっこ。日向ぼっこの平和な感じが大好きで、趣味の一つです。神泉苑でもつがいのアヒルさんが気持ちよさげに。日向ぼっこ

  • 神泉苑 秋深

    神泉苑秋深水澄んで空澄んで彼岸に架かる橋金澤ひろあき神泉苑秋深

  • 金木犀

    金木犀金澤ひろあきこれは夢金木犀が薫ったの口喧嘩休戦ふっと金木犀度忘れが戻る金木犀の薫る中金木犀

  • フリー句(自由連句)「こむら返り」の巻

    フリー句(自由連句)「こむら返り」の巻こむら返り防止体操朝の冷え金澤ひろあき枯芙蓉手櫛淋しい頭の毛青島巡紅落語では大家が店子の親代わりひろあき傘の飛ぶ雲外蒼天走り出せ巡紅忍者ごっこの仲間有名スタントマンひろあき火だるまになりたいのねとライターの火巡紅禁煙の誓い破ってお仕置きをひろあき投光が爆撃の記憶浮かばせる巡紅これは夢金木犀が薫ったのひろあき三本のマッチ、顔見て、瞳見て、唇を巡紅仕上がって行くハロウィン仮装ひろあき懐かしい幽霊と飲む酒美味し巡紅法善寺横町にひょいと月が出てひろあき苔生す水掛不動尊に有り難う巡紅願掛けは恋の病も守備範囲ひろあきイチローのレーザービームは守備越え巡紅勝敗を分けているのは地味な技ひろあき花の咲く下で菜の花の投げキッス巡紅猫の子をもらって家族の数増やすひろあき遥かなる先祖の骨が宇...フリー句(自由連句)「こむら返り」の巻

  • 網をうつ

    網をうつ鴨川の音空高し金澤天紫冬めける風音網をうてる音※鴨川、荒神橋付近で、投げ網をうっている人を見ました。こんな街中で漁をしているんですね。網をうつ

  • フリー句(自由連句)「鵜の群れに」の巻

    フリー句(自由連句)「鵜の群れに」の巻鵜の群れに白鷺混ざり空隠す青島巡紅*四条罧原堤にて空高し等間隔のカップル達金澤ひろあき缶ビールカップ麺麺食べ流星雨巡紅神の旅空に残したメッセージひろあき真夜中の琵琶湖を巡るマグナかな巡紅*アメリカンタイプの250ccバイク百物語最後の蝋燭消す前にひろあき夜明け前足は西向き目は東巡紅ふかふかふとんタワマンの最上階ひろあき二度寝して休む口実水の泡巡紅予測もしない本能寺の変ひろあき気まぐれを奇跡と呼ぶか人の子よ巡紅四人の証言が微妙に違うキリスト伝ひろあき審判の誤判断は後残る巡紅勝ち越しがかかる一番土俵際ひろあき酒飲めば笑いが残る溝落ちて巡紅お神楽の天狗も獅子も赤ら顔ひろあき運ばれた記憶なしに病室巡紅カーテンを開けば紅葉始まってひろあき寝る前の木星はまだ東の空巡紅クライマック...フリー句(自由連句)「鵜の群れに」の巻

  • おもしろい本 ジェフ・フレッチャー 「SHO TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男」 タカ大丸訳 徳間書店

    おもしろい本ジェフ・フレッチャー「SHOTIME大谷翔平メジャー120年の歴史を変えた男」タカ大丸訳徳間書店金澤ひろあき2023年前半のスポーツ界で一番注目を集めたのは、WBCの日本チームだろう。ふだん野球に関心のない者も、熱心に試合を見ていた。ヌートバー、万波、周東など、一部ファンしか知らなかった選手が、あっという間に有名になった。その中でも一番注目されたのは、大谷翔平選手だった。過去のWBCに、名選手イチローが出た時は、野球ファン以外の者が注目するという現象は起こらなかったのだが。大谷翔平は日本に居た頃すでに、日本ハムで投手と打者の二刀流で活躍し、メジャーリーグに挑戦した。そしてエンゼルスという、日本人にはあまりなじみのなかった球団に入った。メジャーリーグで二刀流が通用するのかという疑問の声もあったが...おもしろい本ジェフ・フレッチャー「SHOTIME大谷翔平メジャー120年の歴史を変えた男」タカ大丸訳徳間書店

  • フリー句(自由連句)「パスワード」の巻

    フリー句(自由連句)「パスワード」の巻パスワード変更残暑消えていた金澤ひろあき第一バイオリンが暗雲打ち消す雷青島巡紅*四季、夏、ヴィバルディ。外野ではコオロギ合奏しているよひろあきバイバイにアディヨスアスタラビスタと応じる巡紅富士に初雪カレンダー薄くなるひろあき桜は雪に溶けてくれとは言ってない巡紅なごり雪花と重なる駅に立つひろあきクッキーどちらが美味しいか言いあぐねる男の子巡紅乳牛の搾りたてから即バターひろあき幼児笑み父母も笑む交差点巡紅椰子の影時の止まったタイの寺ひろあき兵士らの望郷の念残る石造の教会巡紅また迷子異界の入口地図にないひろあき母の吹くシャボン玉追う父と子と巡紅ブランコを漕ぐ扉開く如ひろあき明日の壁越える為には策より寝る子巡紅勝負を楽しむ者が花を得るひろあき咲く花は散ることも知る雨の降る巡紅...フリー句(自由連句)「パスワード」の巻

  • 天紫の日記 秋半ば

    天紫の日記秋半ば金澤ひろあき10月8日、大阪天満宮、浪速芭蕉祭へ。午前中は天満宮の繁昌亭で子供落語会。「つる」「七度狐」等きく。創作落語、英語落語もあり、才能に驚く。さすが大阪の話芸。午後から天満宮。参拝の後、連句会。秋半ば鈴授かるや天満宮天紫背中よりかしわ手響く秋半ば秋の一日笑いで始まる大阪天神帰りは秋雨笑うた後の大阪天紫の日記秋半ば

  • フリー句(自由連句)「解いたら」の巻

    フリー句(自由連句)「解いたら」の巻解いたらもう結べない彼岸花青島巡紅真顔もどこか抜けてる案山子金澤ひろあきゴイサギが自己暗示解く橋の下巡紅飲み会の約束あったとそそくさとひろあき対岸の古城偲ぶ月明かり巡紅亡霊のお告げに悩むハムレットひろあき大統領の難敵いつも総入れ歯巡紅*ジョージ・ワシントンは大統領になる前から総入れ歯でいつも不快だった故障者リストからメジャーへと復帰せよひろあき岩の上波濤の狙う鵜一羽巡紅大阪湾迷子の鯨見つかってひろあきガチャガチャとおみくじは違います巡紅懸想文からくり人形運び来るひろあき電線にたわわに実る雀かな巡紅舌なめずりをして見ている猫ひろあき空を噛む蛇の口背に蛙跳ぶ巡紅タックルをすり抜けトライ逆転へひろあき雁が飛ぶ互いに握手この野郎巡紅不発弾詰まって弾の出ぬ鉄砲ひろあき有るもの無い...フリー句(自由連句)「解いたら」の巻

  • 2023年10月 京都童心の会 通信句会作品(追加版)

    2023年10月京都童心の会通信句会作品(追加版)この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1私も色々とありまして老友のつぶやきが葉書を埋め尽くす2近所のスーパーへも車酷暑から逃れる3ちらし寿司とざるうどんセットウィークデイの定職に目を細める4甘さ滴る「豊水」の猛暑見舞い5お元気ですかと励ましの句報に勇気が湧く6明日は久々のゴルフさてどれだけ飛ぶのやら7大輪の朝顔嬉しそうに灼熱の太陽にご挨拶8今日も運試しソリテリアの上りに賭ける9待ちわびし旧友の集いまた一人検査入院10定例句会に間に合わせ絞り出す十句11手の中の星の曲線12雨の匂い分析する秋空13電車の揺れ逆光ミラーマン14あいうえおささくれ呑んだくれ15鉱物考タイムマシンの構造16西陽乗...2023年10月京都童心の会通信句会作品(追加版)

  • 菊を供える

    菊を供える金澤ひろあき菊供え小さな幸を手に包むひろあき京都四条大宮上がる延命地蔵尊にて菊を供える

  • さんしょ 182号を読んで

    さんしょ182号を読んで金澤ひろあき子供のころは三十度になると暑いと感じていました。今、夏の酷暑のせいで、三十度が涼しく感じます。暑さのせいで山火事が起こりやすくなり、ハワイでは古都が丸焼けになる事態も。蚊がいない世界沸騰化じわり杉山朝子異常気象で「世界沸騰」という語も聞かれるようになりました。生き物すべての存在が危ういのです。暑すぎて蚊も出て来ない夏。そのぶん蚊は、秋に大暴れしています。「じわり」というより、「どかん」という感じです。私達の生存を危うくするものを、わかりやすい言葉で詠んで世の中に伝える。口語俳句は、こういうこともできるのですね。平気だよアスファルトの隙間から咲いた花山口美代子アスファルトの割れ目で生きている草や花。けっこうあるものです。種類も多い。例えば紫蘇や百合、ねこじゃらしなどもあり...さんしょ182号を読んで

  • 2023年10月 京都童心の会 通信句会作品

    2023年10月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1私も色々とありまして老友のつぶやきが葉書を埋め尽くす2近所のスーパーへも車酷暑から逃れる3ちらし寿司とざるうどんセットウィークデイの定職に目を細める4甘さ滴る「豊水」の猛暑見舞い5お元気ですかと励ましの句報に勇気が湧く6明日は久々のゴルフさてどれだけ飛ぶのやら7大輪の朝顔嬉しそうに灼熱の太陽にご挨拶8今日も運試しソリテリアの上りに賭ける9待ちわびし旧友の集いまた一人検査入院10定例句会に間に合わせ絞り出す十句11手の中の星の曲線12雨の匂い分析する秋空13電車の揺れ逆光ミラーマン14あいうえおささくれ呑んだくれ15鉱物考タイムマシンの構造16西陽乗る波紋を映...2023年10月京都童心の会通信句会作品

  • 龍天に

    龍天に昇らなかった鯉のまま天紫※写真は神泉苑の鯉たち。神泉苑は竜の女神を祀ります。龍天に

  • 赤ちょうちん

    赤ちょうちん飲み屋やないで地蔵寺天紫※写真は四条大宮上がる延命地蔵赤ちょうちん

  • 天紫の笑句 3

    天紫の笑句3金澤天紫大家とは二番せんじがうまい人神無月今日からコロナ自己負担名月は格差分断ない光天紫の笑句3

  • 曼殊沙華

    鈴の音やこの世の境曼珠沙華ひろあき境目に岩あり曼殊沙華のあり曼殊沙華

  • フリー句(自由連句)「秋彼岸」の巻

    フリー句(自由連句)「秋彼岸」の巻秋彼岸お経に化けた蛸の寺金澤ひろあき彼岸花毒抜きをして食べられた青島巡紅田舎道名月雲から顔出してひろあき見ないでと泣き顔隠すハイヒール巡紅山火事が奪ったハワイの古都の跡ひろあき立ち止まれ殉教の碑の雨紅葉巡紅声なき声のような虫の音ひろあき地蔵堂瀬音虫の音オリオン座巡紅芒原抜けて人家の灯のぬくみひろあき熱燗と女将の色気に蛸になる巡紅失敗談狐に化かされたことにするひろあき人に化け狸の誇り忘れてた巡紅有頂天家族のセリフ間が絶妙ひろあき※「有頂天家族」は森見登美彦の小説。狸の一家の物語。フェイスオン銀河の写真見て「何処に売ってるの、この棒付きキャンディ」巡紅*フェイスオン銀河→渦巻き銀河を真上から見た俯瞰。エッジオン銀河→渦巻き銀河を真横から見た俯瞰。お菓子の家に小犬と山羊と同居す...フリー句(自由連句)「秋彼岸」の巻

  • 神泉苑 秋

    神泉苑秋柳散る池に佇む石人像金澤ひろあき神泉苑秋

  • 新婚旅行第一号

    新婚旅行第一号金澤ひろあき京都の石碑を見ていると、思わぬ発見がありますね。知恩院の山門の前の道を北に行くと、三条通りに至ります。岡崎公園の近くです。そこから西に行き、白川の流れの少し手前に、坂本龍馬・お龍の結婚式場跡という石碑が。この二人、今で言う結婚式と新婚旅行を日本で初めてやったカップルだそうな。もとはここにお寺があり、ここを会場にして挙式したらしい。三条通りは当時の東海道ですから、賑やかだったのでしょう。挙式後、二人は薩摩へ新婚旅行に。坂本龍馬が行ったことが現代に引き継がれているのですね。天高し新婚旅行第一号ひろあき新婚旅行第一号

  • フリー句(自由連句)「熊の爪」の巻

    フリー句(自由連句)「熊の爪」の巻熊の爪外して遡上鮭の群れ青島巡紅北の大地の命の連鎖金澤ひろあき腕取られ捕虜気分の下校時巡紅宿題をしないで逃げて叱られてひろあき露の頭誰か叱ってくれません巡紅一言の裏に重たいメッセージひろあき見る度に重さ大きさ変わる枷巡紅マクベスの魔女の予言に踊らされひろあき神々の加護に肩凝りする勇者巡紅ストレッチ鏡で直す体の歪みひろあき悪いのは私と言ってまた怒る巡紅お断りの電話入ってから夜長ひろあき散歩道双子座の間を流れ星巡紅願い事した何だったそりゃ秘密ひろあき明日の花刹那の花も皆美し巡紅猫の子の畳の上でころころとひろあきまた明日コスモスの花風に揺れ巡紅雅楽笛の音名月の宴ひろあき朝の月絡めた指の名残り満つ巡紅うたた寝の内に移り香夢うつつひろあきブラウスの背中膨らむ自転車巡紅色と匂いが戻っ...フリー句(自由連句)「熊の爪」の巻

  • 秋の一日

    秋の一日金澤ひろあき秋の一日、大阪天満宮に行きました。浪速芭蕉祭に出席するためです。午前中は子供落語を聞き、午後は芭蕉祭に参加したのです。落語では、言葉の力で笑いや人情の世界に遊び、芭蕉祭は連句で、これも言葉の力で森羅万象を表現する営みをしました。言葉の世界、言葉の芸術が、こんなにも人を感動させる。それを体験できた良い一日でした。とはいえ私はなかなか「言いえた」という言葉が出てこないほうなので、苦労しています。「あまのがわ」誌をはじめ、短詩系文学誌で教えられることが大きいです。さて、「あまのがわ」276、有難うございました。「吉岡禅寺洞とその仲間たち」。今回は色紙の紹介で、文字(言葉)を形の美として捉えるのもいいなと感じます。文字に「人」が出ているような。皆様の句では、大黒柱の解体父の魂が震えるよしいみち...秋の一日

  • おもしろい本 サミュエル・ベケット 『ゴドーを待ちながら』(白水社) 安達信也・高橋康也訳

    おもしろい本サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』(白水社)安達信也・高橋康也訳金澤ひろあき榎本明さんの舞台を見てから、ひきつけられている演目です。原作の英・仏語では、掛詞や言葉遊びになっている所が、訳ではニュアンスが伝わらないので、難しいところですね。救済者(ゴドー)を待ち望んでいる二人の前に、暴君が現れる。結局、ゴドーは現れず、男の子が「今日は来ない」というゴドーの伝言を伝えるだけ。しかもそれが繰り返される。出口のなさが、現代の私に響きます。おもしろい本サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』(白水社)安達信也・高橋康也訳

  • 雨の名月祭

    雨の名月祭金澤ひろあき雨雲を率いて涼し月の舟ひろあき雷が蹴散らしている名月祭※9月29日の名月はくっきりと見えました。翌日30日のは土曜日なので、京都の寺社の名月祭が多かったのですが、その日は曇、そして雨。雷も鳴りました。皆様の所はいかがでしたか雨の名月祭

  • 天紫の笑句2

    天紫の笑句2金澤天紫もう時効エッフェル姉さん報告書最大値五人女性活用は敬老日だんだん自分の事になる青い鳥ペケで逃げてくツィッター天紫の笑句2

  • 2023年9月 京都童心の会 通信句会結果 【選評】 後半

    2023年9月京都童心の会通信句会結果【選評】後半○青島巡紅選特選43九月一日十一日予期せぬ死金澤ひろあき関東大震災とアメリカ同時多発テロの日。誰もその日に自分が死ぬことになるとは思っていなかっただろう。地震もテロも予期できぬこと、問題はその事後のことである。語られていない、文字にされていない部分に本当に大きな意味合いが警鐘のように響く作品である。並選19山手線急停車の巣立鳥野谷真治若鳥が列車の走行の邪魔になったのか、それとも若者がふらりと立っていたのだろうか。後者なら、親元を離れて一人になってどうすべきなのか、何をしたいのか定まらず、夢遊病者になる数は少なくない。誰でもこの世から巣立ち出来るだけに。21ちんからかん処理水放出野谷真治(「ちんからかん」は「フランチェスカの鐘」の中の歌詞です。)放出の際、鐘...2023年9月京都童心の会通信句会結果【選評】後半

  • 京都童心の会 2023年9月選 追加

    【9月選追加です】○岡畠真理子特選36虫の音も加わるやもな盆踊り金澤ひろあき盆踊りのにぎやかな音楽に混じってふと聞こえる秋の虫の音。少しずつ季節は動き始めているようです。選5しりとりの糸結べずに黙り込む青島巡紅25夕焼けや秋近し雲染め青し野原加代子28入道雲来年見たし手を振りて同32蝉の声風に揺れるや暑かりし同52小さな秋待ちにまてども気配なし蔭山辰子53ビフテキよりスキヤキよりもかき氷同54つめ切り草暑くとも赤、黄、花可憐同61アスファルト舐めてぬるい夜風かな三村須美子64早起きのゆとりの時間花涼し同65うちは和隣洋庭秋さやか同67灼熱や白粉花の赤白黄同68明暗を分けて片陰甲子園中野硯池69市民の灯消えて大文字浮びけり同75あれあれと進むナイター甲子園同76宿の者みな出払いて風の盆同京都童心の会2023年9月選追加

  • 2023年9月 京都童心の会 通信句会結果 前半

    2023年9月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○中野硯池特選57介護犬冷房室で過ごす日々三村須美子介護を要する人に付き添うて日々過ごす介護犬は、おおむね大型犬です。介護者と生活を共にする介護犬の様子がよく伺えます。○金澤ひろあき特選天21ちんからかん処理水放出野谷真治人類は自分でコントロールできないものを、多く作ってしまったのではないかと切実に思います。福島原発事故直後、放射性物質を含んだ水は永久的に冷凍するから大丈夫だと断言され、記録にも残っています。それが一転して海に放出。かっての約束は何だったのでしょうか。処理しているので科学的には安全だと言えるそうですが、人間を含めた地球全体の生態系、長期的にみて大丈夫なのかという不安は残ります。プランクトンを魚が食べ、魚を他の生き物や人間が食べるという食物連...2023年9月京都童心の会通信句会結果前半

  • 2023年9月 京都童心の会 通信句会結果

    2023年9月京都童心の会通信句会結果優勝便乗セール金澤ひろあき阪神が優勝しましたね。十八年ぶりとか。十八年前といえば、私は四十代。ずいぶん前やな。JFKが流行語になるくらい活躍してましたね。今、関西では色々なお店で優勝セールをやっています。阪神とは関係なさそうな企業もセールをやっていて、まあ安く買えるのはいいことです。コロナとウクライナの戦争から、食料品等が値上がりしましたし。鹿児島物産展をやっていたお店も優勝セール。鹿児島は九州だし、本来はソフトバンクではないのと思うのですが、まあ安くなるのはいいことです。かるかんというお菓子、九州出身の私には懐かしいです。かるかんを安売りしていたので、衝動買い。お月様にもお供えしました。かるかんを月見団子の代打とするひろあき皆さんの選です。選者真・・野谷真治白・・白...2023年9月京都童心の会通信句会結果

  • フリー句(自由連句)「源流の」の巻

    フリー句(自由連句)「源流の」の巻源流の一滴の水霧の峰金澤ひろあきご先祖の旅の痕跡また古くなる青島巡紅日本人南方系と北方系ひろあき和洋折衷が拍手呼ぶ軍楽隊巡紅アイドルの歌手の制服衣更ひろあき漆塗り縄文からの技続く巡紅世界最大出雲大社と大山古墳ひろあき※大山古墳は伝仁徳天皇陵。キッチンがもはや戦場とならない主婦の憂鬱巡紅そんなこともあったわな花のように笑うお婆さんひろあき繰り返す日々の暮らしの隠し味巡紅蒲焼き屋創業以来の秘伝のタレひろあき時来れば張った根を抜き宇宙へと巡紅案山子も去った田んぼ平らかひろあき煙となった友よいつかどこかで会おう巡紅花の時月の時または雪の時ひろあき不死の薬飲んでいたら帝はまた貴女に逢えたかもしれない巡紅知ってどうする白紙の結末ひろあき満ち欠けを繰り返す間に有人着陸巡紅星の旅永劫回帰...フリー句(自由連句)「源流の」の巻

  • 秋の神泉苑行事

    秋の神泉苑行事金澤ひろあき神泉苑、秋の行事です。楽しみです。まずは名月ですね。月の影水面と空と神泉苑ひろあき秋の神泉苑行事

  • 「回春期」のことなど

    「回春期」のことなど金澤ひろあき敬老日だんだん自分のこととなるひろあきふと、こんな呟きが思い浮かんだ。「主流」NO、652に特集されている加藤太郎氏の遺稿「回春期」を読んだせいかも知れない。良い句は他人事ではなく、自分のこととして響いて来る。殻を脱いだあとは静かな蒼い空加藤太郎(以下筆者名無記名引用句は、加藤太郎作品)敗けた日の眠り枯葉の声がする死んだ僕のさまよう砂漠がここにある老いの中にあって自分を見つめ、やがて迎える死をどう受け容れて行くかという切実なテーマに故人がしっかりと向き合っていたことが伝わって来る。老いを「回春期」ととらえる感性はまた、筆者の個性的な姿勢でもあろう。後方は屈辱ひかる回春期これは前に進み続けて行きたいという思い、再び甦り、出発するという希望であり、決意なのであろうか。しかし、切...「回春期」のことなど

  • フリー句(自由連句)「駅待ちや」の巻

    フリー句(自由連句)「駅待ちや」の巻駅待ちや雲行く様を飲み干して青島巡紅仰ぎ見ているスーパームーン金澤ひろあき阿弥陀籤缶ビール買いに行く羽目に巡紅虫の音を聞いている時急な客ひろあき坊主の頭の蚊は腹一杯になった巡紅お寺の境内夜更けるまで盆踊りひろあき背伸びして歩いた道の蝉時雨巡紅孫の手引いたにこにこじいさんひろあき虫の音や瀬音に乗って耳を呼ぶ巡紅犬散歩一番星を見いつけたひろあき車庫の灯音無くもがく虫の脚巡紅せつせつと諸行無常の平家琵琶ひろあき素振りする少年無心空を切る巡紅広い世界の頂点目指す第一歩ひろあき雲覆う目に焼きついた星光る巡紅それぞれの位置が決まっている夜釣りひろあき機械の順より確かな人の目の順ピカリ巡紅着陸は機長の勘に支えられひろあき着いたらノーヘルバイクだった巡紅たっぷりと説教待っている夜長ひろ...フリー句(自由連句)「駅待ちや」の巻

  • 天紫の日記

    天紫の日記金澤天紫9月15日。前日阪神の岡田監督のアレが実現。あちこちで優勝セールをやっている。虎猫にひっつき虫便乗優勝セール天紫まあ、安く買えることはいいことだ。真夏みたいに暑い。京都は人がいっぱい。外国からも訪れる。私も円山公園の「いもぼう」へ。文芸塔冠句会の吟行のため。同人の皆さんがいる大広間とは別の小さな部屋に案内される。京都のメンバーの嶋路幹雄さん、佐久間照三さんと同席した。他、北海道の浅田邦生さん、姫路の平松直樹さんとは久しぶりの再会。円山公園の太田久佐太郎さんの「忘れ傘また来る謎の春の酔」の句碑を巡って一句とのことだ。句碑の回りの草地に入った女性がひっつき虫だらけになっていたのを、佐久間さんが声をかけ、とってあげていた。彼は親切だな。私の優勝セールの「ひっつき虫」のヒントもここからもらった。...天紫の日記

  • 平忠盛の灯篭

    平忠盛の灯篭金澤ひろあき京都は町のあちこちに、文学史の現場があります。祇園祭で有名な八坂神社の境内の東側にも一つ。本殿の東側、円山公園に行く側です。『平家物語』の最初のほうに出てくる平忠盛の灯篭がそれです。平忠盛は平清盛のお父さんで、白河法皇に仕えた武士でした。白河法皇が恋人の祇園女御に通った時、祇園社で鬼のようなものに遭いました。平忠盛に鬼を打ち取るように命じたのですが、忠盛は「もし鬼でなく、人ならば大変なことになる。」と考え、鬼のように見えたものをとらえてみると、祇園社の灯篭に油を継ぎ足そうとしている法師でした。法皇は忠盛の思慮深さを褒め、ますます重用するようになったと。平家は忠盛から、勢力を伸ばしていきます。秋興る歴史見てきた灯篭にひろあき平忠盛の灯篭

  • フリー句(自由連句)「天守閣」の巻

    フリー句(自由連句)「天守閣」の巻天守閣泊まるツアーや終戦日金澤ひろあき※一泊百万円だそうです。加賀鶴利家公が愛した酒青島巡紅白山の麓早稲を刈り入れてひろあきお握りを結んで食べる秋の川巡紅人混みを避けて地元の紅葉見るひろあき両岸の紅葉舞う空カヌー漕ぐ巡紅山水画の前に白磁の壺を置くひろあき釣り上げる缶ビール二本雪渓より巡紅歓声と笑顔がこだましているよひろあき秋晴れや牛蒡抜きするコウタロウ巡紅万馬券信じられずに見直したひろあき印一つ忘れて戻る書類かな巡紅スマホについて行けぬ老人ひろあき自販機の見本に魅入る雨蛙巡紅名月がひよいと顔出す京の路地ひろあき地蔵堂金星からの暗号文巡紅翻訳ができない二人の秘密ですひろあきこの戦争が終わったら結婚しよう巡紅あの澄んだまなざし今も夢に見るひろあき地平までまっしぐらなる飛行機雲...フリー句(自由連句)「天守閣」の巻

  • 天紫の笑句

    天紫の笑句優勝セール虎猫にひっつき虫便乗の優勝セール※阪神に続きオリックスも優勝。関西2球団が同時優勝は、阪神・南海以来とか。優勝パレードも、大阪御堂筋と神戸三宮で同じ日にやるそうです。天紫の笑句

  • 蟹満寺

    蟹満寺金澤ひろあき南山城の蟹の恩返しのお話があるお寺です。蛇を切る蟹の供養の風車ひろあき風車風に五色をつけている蟹満寺

  • フリー句(自由連句)「返り花」の巻

    フリー句(自由連句)「返り花」の巻返り花葉桜の間に月浴びて青島巡紅老人だけど新しい恋金澤ひろあき墓照らす盆の月にはかぐや姫巡紅富士の山今は煙はないけれどひろあき朝霧や「これが最後」の口癖聞けぬ巡紅バーゲンをよくした店が閉店しひろあき赤信号群れる蜻蛉の数増える巡紅色なき風に色をつけたるひろあき吃逆波間に跳ねる小アジ達巡紅沖鱠お裾分けする留守猫にひろあき武勲より無事に帰って来て欲しい巡紅日本の8月いつも思うことひろあき夕飯が楽しみだった子供の頃巡紅手作りで父と作ったかき氷ひろあき※その父が今年の4月に他界しました。昭和の夏の思い出です。後何回般若心経あげられるのだろう巡紅地蔵盆終わり空にはいわし雲ひろあき磯釣りや釣ったものから唐揚げに巡紅目を離す刹那に鳶のつまみ食いひろあき出来る野良猫はゴミ置き場に烏来させな...フリー句(自由連句)「返り花」の巻

  • 久佐太郎句碑

    久佐太郎句碑金澤ひろあき秋の朝、円山公園に冠句の先人久佐太郎の句碑を訪ねました。東山には朝霧出て。久佐太郎師は近代冠句の源流のような存在。句碑の文字は「忘れ傘また来る謎の春乃酔」。今岡都さんが草取り等、整備されて、きれいになっています。源流の一滴の水霧の峰ひろあき久佐太郎句碑

  • 2023年9月 京都童心の会 通信句会作品

    2023年9月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1バス停や炭酸水飲む入道雲2夏なれば死体の温度手足腹3街角の緑陰に人息つく暇もなく4墓友の老人ホームまたコロナ5しりとりの糸結べずに黙り込む6光冠や百日紅の花受け止める7灰になる手紙の山を乗り越える8彼岸花来ぬ人おいて墓参り9あの日の朝三日後の朝今朝も走る広島電鉄10血は解析出来ても心はまだ出来ません11地球に注ぐ宇宙の光は皆化石です12白人の異世界立身出世マッカーサーの置き土産?13墓照らす盆の月にはかぐや姫14赤信号群れる蜻蛉の数増える15吃逆波間に跳ねる小アジ16返り花葉桜の間に月浴びて17あの日の朝三日後の朝今朝も走る広島電鉄(9と重複9にまとめる)18...2023年9月京都童心の会通信句会作品

  • 谷崎潤一郎記念館

    谷崎潤一郎記念館金澤ひろあき夏の最後に、芦屋の谷崎潤一郎記念館へ。関東大震災で被災して、関西に移り住んだ後の作品の生原稿がありました。鉛筆のきっちりした字です。また、最初の妻の妹せい子の水着の写真がありました。「痴人の愛」のナオミのモデルです。谷崎潤一郎は足のきれいな女性が好きだったようです。谷崎のナオミの水着写真かなひろあき※谷崎潤一郎記念館と今の芦屋の海です。谷崎潤一郎記念館

  • 三条大橋膝栗毛

    空澄むや三条大橋膝栗毛ひろあき※三条大橋のたもとに弥次喜多の像があります。以前はこの像もマスクをしていました。今はマスクなしの素顔です。三条大橋膝栗毛

  • 天紫の笑句

    天紫の笑句金澤天紫阪神はあれよあれよとアレになる(M1)優勝セール阪急も値下げあるやろか生まれて初めて驚いている高校生目立たないけどオリックスここにあり処理水を言い間違えて処理される(内閣改造)天紫の笑句

  • フリー句(自由連句)「喜べば」の巻

    フリー句(自由連句)「喜べば」の巻喜べば残暑を冷ます雨の降る金澤ひろあき有難や台風過ぎて大文字青島巡紅空澄んで四条大橋とんぼ来てひろあき子育ての終えた燕は笑んで待つ巡紅懐かしき実家の柱傷もまたひろあき極楽の箸をもっと使いませんか巡紅*1メートルもある箸を使って争い合っているので地獄では食べられないが、極楽では同じ長さの箸を使っていてもお互いに食べさせ合っているという法話。豪雨下の動かぬ列車で待たされるひろあき靴の踵踏み潰すこと親に黙って巡紅テニス部の夏合宿で走り込むひろあき※生徒と同じシューズ・ウェアで走り込んでいました。若かった❗空と海トランペット吹く夢をみる巡紅プールサイド花火とジャズがシンクロしひろあきオーロラに遠聲発する狼の群れ巡紅北極圏犬ゾリ横断探検家ひろあき肝冷えるバスの運転手道落とす巡紅難所...フリー句(自由連句)「喜べば」の巻

  • 月のウサギの起源

    月のウサギの起源金澤ひろあき京都にある龍谷大学は、真宗西本願寺の学校ですが、仏教のミュージアムも持っています。真宗に限らず、インドやシルクロード以来の仏教の展示をしていて、見ごたえがあります。この夏は「お釈迦さんのむかしばなし」という題で、釈迦の生涯や前世の物語の文化財を展示しています。釈迦は何回も生まれ変わっている中に、善行や苦行を積んだ末、仏陀になったとされています。前世でウサギだったこともあるらしい。その物語の石のレリーフを見ました。森の中で、ウサギが、カワウソとジャッカルと猿と四匹仲良く暮らしていました。この四匹は常に、「誰かを助けよう」という生き方をめざしていたそうです。ある日そこへ一人の苦行僧が来て、「食べ物がほしい」と言いました。カワウソは魚、ジャッカルはトカゲと肉、猿はマンゴーと水を供養し...月のウサギの起源

  • フリー句(自由連句)「墓友の」の巻

    フリー句(自由連句)「墓友の」の巻墓友の老人ホームまたコロナ青島巡紅京都観光Tシャツ短パンマスクなし金澤ひろあき※猛暑なんでこのスタイルの人が多かったですね。日焼け顔と歓声白川子供夏祭り巡紅百日紅俺の天下が来たというひろあき地球も太陽系も天の川銀河も実は特別だった*天の川銀河は百万分の一の確率、太陽系は8割のタイプに属さず2割の型に属するそうです。前世は月に住んでた黒ウサギひろあき※釈迦の伝説で。お経や今昔物語にも出ています。白人の異世界で認知されたいってマッカーサーの置き土産巡紅*ラノベ、アニメ、どれも魔法と剣と白人社会で活躍願望爆発中。ロンドンで漱石心も胃も病んでひろあき※漱石の心の病も同根だったといいます。宇宙戦艦ヤマトのクルー全員日本人は痛いミスだよ、松本零士さん巡紅*英語版では主人公達の名前日系...フリー句(自由連句)「墓友の」の巻

  • 海不揚波

    海不揚波金澤ひろあき神戸市の孫文記念館は明石海峡大橋のたもとにあり、対岸に淡路島が見えています。孫文の書を展示していて、その中に、「海不揚波」の書もあります。隣国同志、争い事なく、友好を維持したいという願いを感じます。本当にそうあってほしいと思う昨今の情勢です。孫文の「海波を揚げず」の書終戦日ひろあき海不揚波

  • 2023年8月 京都童心の会 通信句会結果 選評後半

    2023年8月京都童心の会通信句会結果【選評】後半○蔭山辰子特選26丸焼の東京に居て敗戦日中野硯池26,27、28,29番。祈らずには居れない八月です。78年前のあの日を知っている人もだんだん少なくなるようです。コロナ、猛暑、熱中症、この夏を生き越せるのも大変なことです。85襟のタイ欠伸を殺す月曜日青島巡紅みどりの日、海の日、山の日、連休明けのお勤めご苦労様です。句会の皆様もどうぞお元気で。○野原加代子特選80午前四時燕飛び交う河川敷青島巡紅午前四時に朝散歩されているのでしょうか、それとも目に浮かぶ光景でしょうか。朝が早いもののすがすがしい気分になれる句だと感じました。歳をとると目が覚めるのが早いのでこの夏の間にでも緑を見ながら歩くのも良いですね。○暉峻康瑞特選74原爆忌勝者敗者の傷深し三村須美子小生の母...2023年8月京都童心の会通信句会結果選評後半

  • 2023年8月 京都童心の会 通信句会結果 選評前半

    2023年8月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○金澤ひろあき選特選天76星の声一眼レフで聴いている青島巡紅夜空に向いているカメラ。「星の声を聴く」というのがいいですね。星の美しさに吸い込まれるようです。地22明石から盥に乗りて鱧道中中野硯池京都の夏は鱧(はも)料理。淡白な味わいです。梅雨の水を飲んだ明石の鱧が美味だと、明石の浦から運んで来ます。盥に載せて運ぶのを、江戸情緒風に「道中」と言い換えたところが面白いです。人7孫のテスト二重丸だけ見せにくる蔭山辰子まあ、ちゃっかりしているといいますか。でも、こんなところがかわいいのですよね。根っ子のところに愛情がありますので。他、いいなと思う句。12男より寂しい一本の穂芒だ暉峻康瑞寂しい時には、寂しい情景や物に心を重ねてしまいますね。「物に心をうつす」というの...2023年8月京都童心の会通信句会結果選評前半

  • 2023年8月 京都童心の会 通信句会結果

    2023年8月京都童心の会通信句会結果京北へ金澤ひろあき7月27日、四条大宮でJRバスに乗ると満員。外国人も若い人も、次々に乗って来るのです。青島巡紅さんとここで合流するはずが、人の波に押され、一番後ろに。若い人達は、衣笠の立命館大学で降りて行きます。オープンキャンパスがあるらしい。竜安寺でも多くの人が下車。同じ車内なのに、周山道に入ってようやく青島巡紅さんと会えました。道は杉木立と谷川沿いを。そして時々、長いトンネル。ちょっと平地があると青田で、水の色と緑の中を行くのです。京北の道の駅で下車。今岡都さんと合流。今岡さんとは冠句でお世話になったのですが、今日も車を出して下さり、案内頂き、お世話になりっぱなしです。どうもありがとうございます。明治維新の山国隊で有名な山国神社の長い参道が見えます。山国の維新の...2023年8月京都童心の会通信句会結果

  • 真っ黒な茶碗

    真っ黒な茶碗金澤ひろあき毎日使っている食器の作者名を知っているのは、ごく稀でしょう。楽長次郎、仁清など有名な陶工の茶碗もありますが、たぶんこういう名品のほうが例外でしょう。工房で職人が作った器を、多くの人が使い、その中でいいなと思ったのを、茶人などが名物として銘までつけて愛蔵するようになったということでしょうか。それが、利休や古田織部、金森宗和になると、自分の好みを陶工に伝えて作らせたようで、そのため作者である陶工の名前が残ったようなのです。利休の器といえば、黒の茶碗が有名です。本当に真っ黒。黒ですから、色をつけたり、絵を描いたりすることを拒否しています。白や金で描くという手がありますが、そうしていません。色を加えられないぶん、形や手触りが強調されます。(井戸茶碗も素朴で、形や手触りが強調されますが、中に...真っ黒な茶碗

  • フリー句(自由連句)「風止むや」の巻

    フリー句(自由連句)「風止むや」の巻風止むや黙祷の刻ヒロシマ忌金澤ひろあきあの日の朝三日後の朝今朝も走る広電青島巡紅*広電=広島電鉄学徒動員女子生徒が運転士ひろあき原爆孤児を隠した父に有難うと娘さん巡紅「この世界の片隅で」と同じ夏がまた来るひろあき※アニメ映画「この世界の片隅で」のラスト、主人公夫婦が孤児を連れ帰り、そこから新たな出発をする。二進法で血は解析出来ても心は出来ません巡紅青い鳥消えてペケ(❌)になるツィッーターひろあきビニールの死水母魚や鳥を殺して知らん顔巡紅廃棄物食べた魚を人が食べひろあき月面の粗大ゴミ200トン夢何処巡紅花火大会翌朝カラスとゴミの山ひろあき灰になる手紙の山を乗り越える巡紅生前の善行パピルスに綴るピラミッドの主ひろあき太陽圏を出た僕たちの記録は地球に届くかな巡紅縄文土器火焔渦...フリー句(自由連句)「風止むや」の巻

  • 夏草の中

    夏草の中金澤ひろあき扉は外れて、奥の壁は落ちているよく流行ったステーキハウスだったけどコロナでやめてしまったのかな夏草がのび放題「夏草」「夢の跡」って芭蕉さんの句みたいだ駐車場も草に埋もれでも駐車している3ナンバーの高級車夏草の中の高級車今の日本なんかちぐはぐ夏草の中

  • フリー句(自由連句)「朝焼けの」の巻

    フリー句(自由連句)「朝焼けの」の巻朝焼けの水田浮かぶ蝉時雨青島巡紅日本一暑いとニュースに流される金澤ひろあきアメンボすいすい僕はダラダラ二日酔い巡紅湧き水の音が響くよ杉木立ひろあき木に触れる道管流るる水の音巡紅*聴診器を当てるとより鮮明に聞こえます。手に伝わる感覚と同じです。愛し合う同じ鼓動を伝えられひろあき初の都市核攻撃へ向かう心臓巡紅カタカナの構えで戦うカブトムシひろあき焼夷弾の雨に十万人が死んだ東京大空襲巡紅川の風止まった午後のヒロシマ忌ひろあき劣化ウラン弾平然と使用ウクライナ巡紅*イギリスが主力戦車と共に供与していましす。埋まらない傷口やられたらやり返すの連鎖ひろあきシャガの花人が踏み入らぬ日陰に群れをなす巡紅*シャガの花言葉は「反抗」と「友人が多い」です。雲の上まで連なれる登山口ひろあき積乱雲...フリー句(自由連句)「朝焼けの」の巻

  • 水城

    水城金澤ひろあき夏草の茂る中、水城と呼ばれる土の壁(山)を上ると、汗が出ます。土の壁といっても半端ではなく、福岡県の太宰府の手前、大野城の山から西向かいの山まで、隙間なく築いた古代の砦でした。白村江の戦いで唐と新羅に敗れた後、国をあげて作った砦だったのです。北にまっすぐに進むと博多湾で、国内最大の前線だったのです。敵が来たらここで防ぎ、場合によっては水城につながっている大野城に立てこもって戦うつもりだったようです。水城の後ろは、古代九州の要・太宰府です。幸いなことに戦いは起こらず、海外との交渉はしだいに港町博多に移って行ったようです。国防ぐ最前線の炎暑かなひろあき※写真は水城跡。水城

  • 秋の蓮

    秋の蓮白秋の白しのび込む蓮の花金澤ひろあき※長岡天神、八条池の蓮。秋の蓮

  • フリー句(自由連句)「一休み」の巻

    フリー句(自由連句)「一休み」の巻一休みテーブルの上手打ち蕎麦金澤ひろあき杉木立山椒の如し箸軽し青島巡紅川の音ひぐらしの声テント張るひろあき星の声一眼レフで聴いている巡紅宇宙の絵日記に僕の1ページがあるひろあき虹色の頭巾雲天国の鍵は大きいね巡紅*積雲の発達過程で上昇気流が薄い湿った層を押し上げることで、雲が生じる。形状により、曲面状で水平には広がっていないものは頭巾雲、水平に大きく展開したものをベール雲と呼ぶ。ふるさとのうさぎの形の入道雲ひろあき夕立の降る降らないでアイスクリーム巡紅ヤマメ釣りかかるかからぬ長丁場ひろあき墓参り雨も良し花も買ってある巡紅初盆に一族集まる広間かなひろあき大政奉還今年は土曜日となる巡紅引退後もう肩書きはいらないよひろあき浮寝鳥それでも気配は感じてる巡紅霧の中に流れる一人きりの時...フリー句(自由連句)「一休み」の巻

  • 油滴・木の葉天目

    油滴・木の葉天目金澤ひろあき妹の旦那さんが、太宰府の九州国立博物館に連れて行って下さいました。大きな博物館ですね。「憧れの東洋陶磁」。展示が充実しています。しかも、写真撮影していいですと言われ感動。本当かなと、もう一度聞き直したくらいです。何と、油滴天目と木の葉天目が撮影できるとは!天目の涼しき面影連れ帰るひろあき※フラッシュは使えません。ご注意を。油滴・木の葉天目

  • フリー句(自由連句)「寝不足の朝」の巻

    フリー句(自由連句)「寝不足の朝」の巻寝不足の朝はマーチのリズムが心地良い青島巡紅濃い目にいれたコーヒー香る金澤ひろあき垂直に見えて弧を描く飛行機雲巡紅車窓に響く夏の潮騒ひろあき音垂れ流しの隣人を見えない銃で撃ち殺す巡紅忍びのような蚊の一刺に気づかずにひろあき夏の日はムヒと冷えピタは必需品巡紅水ぽい今年の西瓜頂いきぬひろあき木漏れ日や塩飴舐めて一休み巡紅街中もふと気がつけば蝉時雨ひろあき山鉾や鎧を取ればスケルトン巡紅後の祭の出番来たぞとひろあき紐結ぶ如くに南行十一基巡紅見物の客に混じって赤とんぼひろあきスピットファイアと並んで英国の空を飛ぶMe262(シュヴァルべ)巡紅*フェアフォード空軍基地で行われた、世界最大のエアショー「ロイヤル・インターナショナル・エアタトゥー2023」で飛行。第二次世界大戦では敵...フリー句(自由連句)「寝不足の朝」の巻

  • 地蔵盆

    地蔵盆金澤ひろあき8月22日、桂地蔵寺の地蔵盆。夜店出て人がごった返す。わが家に入れないほど。京都のいつもの風景が戻って来ています。コロナ去るや笑顔集まる地蔵盆ひろあき地蔵盆

  • 杉木立の社

    杉木立の社金澤ひろあき夏になって、お寺や社を訪れることが多くなりました。まるで呼ばれているかのようです。今岡さんのご案内で京北を訪れた時、午前中は常照光寺。これは当初からの予定でしたが、午後は決めていませんでした。そこで、青島さんの提案で賀茂社に。上賀茂神社と同じ神様をお祀りしています。宇津城という山城跡の近くにあるとのことで、青島さんの運転で山道に入ります。行けるのかなというぐらいの細い道。行くと入口が閉まっています。入っていいのか悩んでいると、後ろからもう一台車が。「入れますよ」と、その車の人が教えて下さいました。その車の人と一緒に、門の閂を外して開けて入りました。一面杉木立で、清水も流れています。この水で清めるのだとか。賀茂と貴船の神様を祀っていました。小さな社ですが、透かし彫りもあり、歴史もあるら...杉木立の社

  • 長岡天神残暑

    長岡天神残暑金澤ひろあき帰り道忘れた鴨がいる残暑シベリアの避暑へは行かず鴨残る緑蔭にバイク自転車身を寄せる盆踊り残暑の中を組み立てる盆踊り太鼓の席の司令塔虫の音も加わるやもな盆踊り蓮の花我が物顔に残暑来る長岡天神残暑

  • 企業見学

    【詩】企業見学金澤ひろあき8月の一番暑い日に就職希望の生徒と一緒に企業見学どこも人出不足ですぐにでも採用したい感じ就職求人は多いようででも景気がいいという実感はわかないロシアの戦争からパンが高くなったガソリンも大変だ年金も減るみたい若い人の求人はいっぱいでも私みたいな年寄りには新たな求人はないねえ企業見学

  • 仁清誕生の地

    仁清生誕地金澤ひろあき京北は江戸初期の名工、野々村仁清の生誕地と伝えられています。仁清の実家を包む青田風ひろあき涼風を馳走に走る峠道仁清誕生の地

  • 2023年8月 京都童心の会 通信句会作品

    2023年8月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1たなばたのさすがきらめく夜のショー2戦争が二人を離すシェルブール3傘カッパ野球も流れ家掃除4大雨の大降りに泣く日本列島5しょうへい君日々活もらいありがとう6遠い友電話メールも返事なく7孫のテスト二重丸だけ見せにくる8日本の形が見えます羽抜け鳥9貴女にも逢えず燐寸一本擦って初秋刀魚10九条は世界の宝ほうたる来い11マスク外せばみんな凡夫よどっこいしょ12男より寂しい一本の穂芒だ13戦争がじわり頭をもたげてきた敗戦日14清貧を運んできた赤とんぼ15冷麦素麺並べ食べる夜16白雨の一人河の中の川17夏白髪風の便りの歳月18女の換気扇雨粒つるん19影つまずく坂の上の月光...2023年8月京都童心の会通信句会作品

  • 常照光寺にて

    常照光寺にて金澤ひろあき北朝の光厳院ゆかりのお寺です。流浪の院青葉の中に眠りたるひろあき方丈の昼寝をしたき畳かな常照光寺にて

  • 「あまのがわ」NO、275を読んで

    「あまのがわ」NO、275を読んで○金澤ひろあき拝復大雨と酷暑が交互にやって来て、お見舞い申し上げます。大雨と酷暑お見舞い祇園囃子ひろあき京都の祇園祭、今年はコロナ前の状態で行いました。観光客も(外国の方も含め)楽しんでいます。それを見ていると、皆が平和に楽しめる世界を作れるような気がするのです。暑い京都で、こんなことを思っています。さて、「あまのがわ」NO、275を拝受いたしました。ありがとうございます。国防が肩ゆすって通る工事トラック山口保子こんな風景、嫌ですね。同じお金をかけて工事をするのなら、福祉や文化、貧困を無くすことに使ってほしいです。花憂い娘と孫のそれぞれの想いすれ違う夜池田洋子親と子の気持ちのすれ違いを、祖母の視線で心配されています。祖母の目ゆえ、感情的にならず、客観的に見るということもで...「あまのがわ」NO、275を読んで

  • フリー句(自由連句)「マスクがないと」の巻

    フリー句(自由連句)「マスクがないと」の巻きマスクがないと口もと淋しい昼下がり青島巡紅第九波来ているらしき沖縄に金澤ひろあき話しながら近づく頭に角二本巡紅薪能宿るものある面眼(まなこ)ひろあきぽろっと落ちる十一面観音様の暴悪大笑面巡紅細い指軽くつまんだ蓮の花ひろあき満月を映すピンクの波間珊瑚産卵巡紅島全て珊瑚でできて椰子の風ひろあき両の手で祈る事をやめて歩き出す巡紅祇園祭のデートこれからひろあき雨上がりみんなきらきら山に鉾巡紅厄を払った名残の雷ひろあき環状木柱列に星々応える真脇遺跡巡紅見つかった後はさびしい一番星ひろあきパンジーの花冠差し出す少女巡紅聖堂に響きの満ちる祝婚歌ひろあき薄闇に星降るような銀の花巡紅ナイターのサヨナラ勝ちのフィナーレひろあき麦酒飲む間に竿ごと持って行かれる巡紅釣竿のかわりに笹を持...フリー句(自由連句)「マスクがないと」の巻

  • 夏から秋へ

    夏から秋へ金澤ひろあきヒロシマ忌黙祷の刻風も止むヒロシマ忌まだ核頼る愚か者かき氷崩せば前衛芸術家立秋の風が動かす簾かな※写真は町屋の簾。夏から秋へ

  • 法善寺にて

    法善寺にて金澤ひろあき水打つや難波言葉の語尾のばしひろあき※大阪難波に行く用事があり、法善寺に立ち寄ってみました。暑いけれど、人の波は復活しています。熱中症とコロナにご用心。法善寺にて

  • 猫本サロン

    猫本サロン金澤ひろあき学校の近くの千本三条商店街の雰囲気が好きで、よく訪れています。先日は古本屋さんを見つけ、入りました。看板に「猫本サロン」とあります。入ると本当に猫の本、そして京都関連の本だけ。猫本図書館です。記念に、谷崎潤一郎さんの「猫と庄造と二人のおんな」を買いました。猫の本涼しき猫のグラス添えひろあき※猫のグラス等、猫雑貨もあります。猫本サロン

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