特別支援教育に関する実践や指導方法を研究しながら、子どもたち一人ひとりに合った支援を模索しています。
特別支援学級の担任を務める中で、「もっと具体的な情報があれば、先生たちは安心して指導できるのでは?」という思いを抱くようになりました。実際の授業で使えるアイデアや、学級運営のヒント、教師としての心構えなどを、私自身の経験をもとに発信しています。
「学校行きたくない」原因が見えない不登校の始まりに…親ができる3つの初期対応【第1回】
はじめに 〜不登校に立ち止まったとき、最初に読んでほしいこと〜ある日突然、朝起きられない。登校班の時間が近づいても準備をしない。熱もないのに「学校、行きたくない」と言う。「昨日まで普通に行ってたのに…どうしてうちの子が?」戸惑いや焦り、混乱...
特別支援学級の個人懇談はいつがベスト?時期別のねらいと年間スケジュール例(2期制)
特別支援学級では、児童一人ひとりの実態に応じた支援計画や保護者との連携が欠かせません。その中でも大切な機会が「個人懇談」です。しかし、「いつ懇談を行うのが効果的なのか」「どんな内容を話すべきか」に悩む先生も多いのではないでしょうか。この記事...
ある晴れた朝、いつものように教室のドアが開きました。そこに現れたのは、普段は登校にためらいがちな、あの子。でも、その日の足取りは、いつになく軽やかで、どこかウキウキしているように見えました。「先生、昨日ポケポケでさ、○○出たんだよ!」その言...
学校だけが学びの場じゃない:フリースクールと家庭で育む子どもの「安心」と「成長」
「この子にとって、本当に安心できる学びの場所はどこだろう?」特別支援学級の担任として、そして一人の人間として、私はいつもこの問いと向き合ってきました。学校の教室だけが学びの場ではない。そう確信したのは、不登校や行き渋りに悩む子どもたちと出会...
【保存版】特別支援に役立つ自立活動・SST教材まとめ|無料&信頼サイト3選
はじめに特別支援学級や通級で、「気持ちをうまく言葉にできない」「友だちとの関わり方が難しい」「行動の背景にある感情を読み取るのが難しい」といった子どもたちと向き合う日々、視覚的で分かりやすい教材は大きな助けになりますよね。「この子の困り感に...
【特別支援学級】怒りの感情と上手に向き合うためのオススメSST5選
この記事では、怒りを言葉で伝える、助けを求めるなど、子どもが感情と上手に向き合い、適切に行動するためのSSTテーマ5選を具体的な活動例とともにご紹介。先生が教室で実践できるアイデア満載です。
「納得がいかないことがあると、教室を飛び出して壁を叩いたり蹴ったりする…」「急に癇癪を起こして、授業が止まってしまう…」毎日、目の前で起きる子どもの衝動的な行動に、どう寄り添えば良いのか——。多くの先生方が、現場でこうした悩みに直面されてい...
発達障害と知的障害のある子どもたちを「特別支援」というひとつの枠組みで同じ活動をさせている違和感
特別支援教育に携わる先生方の多くが、日々感じているであろう違和感について、今回は深く掘り下げていきたいと思います。それは、発達障害のある子どもたちと知的障害のある子どもたちを、「特別支援」というひとつの枠組みで同じ活動をさせている現状です。...
【特別支援学級】自立活動「みんなの怒りスイッチをさがせ!」~ゲーム形式でアンガーマネジメント
特別支援学級での自立活動において、「心理的な安定」や「行動のコントロール」は、子どもたちが自分自身を理解し、社会の中で安定して生活していく上で不可欠な学習内容です。これらの領域の指導では、子どもたちが自身の感情に気づき、その感情にどのように...
おうちを子どもの「安心基地」に〜専門家と保護者の知恵に学ぶ10のステップ〜
子どもの心の安定と成長のために、家庭を安心できる場所にする方法を探していませんか?この記事では、専門家と先輩保護者の知恵から生まれた、おうちを最高の「安心基地」にするための具体的な10のステップを詳しく解説。今日からできることから始めて、お子さんとの信頼関係を深めましょう。
【おすすめ協力型ボードゲーム5選】家族時間をもっと楽しく!育む「一緒に考える力」と「思いやり」
「勝ち負け」だけじゃない!家族みんなで笑えるゲーム時間「せっかくボードゲームを買ったのに、兄弟げんかになっちゃった…」「パパやママが勝つと、子どもが泣き出しちゃう…」ボードゲームって楽しいけれど、家庭で遊ぶ時には「勝ち負け」が原因でちょっぴ...
先日、特別支援教育に関わる方との対話を通じて、通常級における障がいのある子どもへの支援について深く考えさせられる機会がありました。特に印象的だったのが、「周りに迷惑をかけた子どもの保護者から、『うちの子は障がいなんです!もっと勉強してくださ...
【支援学級の授業での最適解?】黒板に書く「3つの課題」が、個別指導で「安心」につながる理由
特別支援学級には、一人ひとりの子どもたちが持つ多様な認知特性や発達のペースがあります。集団の中で一斉に同じペースで進むことが難しかったり、「今、何をすればいいの?」「次に何が始まるんだろう?」といった、先の見通しが立たないことからくる不安を...
この記事を読むとわかること「めあて」の設定の重要性「振り返り」の秘訣 具体的な工夫や手段特別支援学級での自立活動は、子どもたちの個別の教育的ニーズに基づき、一人ひとりの目標達成を目指す大切な時間です。「どんな活動をしようか?」と考えることも...
特別支援学級での自立活動において、私はこれまで一貫して「めあての設定」と「振り返り」を活動の主軸に置いてきました。その上で、子どもたちが主体的に楽しく取り組めるツールとして、ボードゲーム、特に協力型ボードゲームを積極的に活用しています。協力...
【特別支援学級】【自立活動】協力型ボードゲーム「スペースエスケープ」の魅力と実践の工夫。協調性を育む!
自立活動の教材に最適!協力型ボードゲーム「スペースエスケープ」で、勝ち負けなく協調性やコミュニケーション能力を楽しく育む実践方法をご紹介。特別支援での活用法、詳しいルールも。
【初めての自立活動をするならこれを読んで】個別計画と「楽しさ」で子どもの可能性を広げる自立支援
「自立活動」、その言葉を聞くと、何か特別な訓練のように感じる方もいるかもしれません。でも、それは、児童生徒一人ひとりが、自分らしく、より豊かな生活を送るための大切なステップです。初めて自立活動に取り組もうと考えている先生方へ。何から始めれば...
「支援学級の宿題は“みんなと同じ”じゃなくていい」──私が保護者と相談して決める理由
特別支援学級で日々子どもたちと向き合っていると、「学び」の形は本当に一人ひとり違うことを痛感します。理解のスピード、得意なこと、苦手なこと、興味の対象、集中力の持続時間…その多様性は、通常の学級以上に様々です。だからこそ、「みんな同じ」とい...
「4.27通知はインクルーシブの逆行」か?〜特別支援学級の「籍」を巡る構造問題を問い直す〜
こんにちは。ゆた先生です。2023年4月、教育現場に一つの通知が波紋を広げました。文部科学省から各教育委員会に出された、いわゆる「4.27通知」です。この通知は、「特別支援学級に在籍している児童生徒が、そのほとんどあるいは全ての時間を通常の...
「発達障害」はもう古い?いま学校で知っておくべき“神経発達症”の話
「発達障害」から「神経発達症」へ。言葉の変化に込められた意味と、先生が知っておくべき、子どもたちの多様な脳の特性について解説します。合理的配慮と同調圧力の問題にも触れます。
【運動会がつらい子もいる】感覚過敏の子どもたちへの合理的配慮と安心をつくる支援の工夫
「運動会が楽しみ!」そう感じる子がいる一方で、胸の奥がキュッと苦しくなる子もいます。特に、感覚過敏のある子どもたちにとっては、運動会の音やにぎやかな雰囲気が強いストレスとなり、「行きたくない」「無理」と感じるのは珍しいことではありません。こ...
情緒・知的特別支援学級の子どもの進路は「6年生の春」から始まっている 〜中学校支援学級見学の仕組み〜
小学校の特別支援学級、特に情緒学級や知的障害学級に在籍する子どもたちにとって、中学校への進路は、本人にとっても保護者にとっても、そして関わる教師にとっても、人生におけるとても大きな、そして慎重な準備が必要な転機となります。新しい環境への期待...
子どもの本音に寄り添い、不安の背景を理解しながらできるサポートを具体的に紹介。無理をさせず、安心できる関わり方を一緒に考えていきましょう。
「ブログリーダー」を活用して、ゆた先生さんをフォローしませんか?