特別支援教育に関する実践や指導方法を研究しながら、子どもたち一人ひとりに合った支援を模索しています。
特別支援学級の担任を務める中で、「もっと具体的な情報があれば、先生たちは安心して指導できるのでは?」という思いを抱くようになりました。実際の授業で使えるアイデアや、学級運営のヒント、教師としての心構えなどを、私自身の経験をもとに発信しています。
2025年6月
【支援学級】自立活動での授業参観におすすめ「室内運動あそび」「体を動かすゲーム」
「自立活動」と聞くと、机に向かって取り組む個別課題やスキルトレーニングをイメージしませんか?もちろんそれも大切ですが、子どもたちの「できた!」という喜びや、仲間と分かち合う楽しさこそが、自立への大きな一歩になることがあります。今回の授業参観...
【支援学級の参観日】自立活動×ボッチャ知的・情緒の子どもたちと一緒に
ボッチャという競技をご存知でしょうか?パラリンピックの正式種目であり、誰もが工夫次第で活躍できるユニバーサルスポーツです。それを自立活動の中で取り入れたことで、思いがけない子どもたちの姿が見えてきました。普段はなかなか自分から声を出せない〇...
【支援学級水泳指導法①】ビート板の持ち方・キックの仕方・クロールの教え方と正しい声かけ例➕顔がつけられない子への支援
特別支援学級での水泳指導は、「できた!」「楽しい!」という小さな成功体験の積み重ねが、子どもたちの大きな自信につながります。この記事では、支援級でよくある課題に寄り添いながら、水泳指導のポイントをイラストや具体的な声かけ例を交えてわかりやす...
「さあ、プールだ!」子どもたちのワクワクした声が聞こえる一方で、先生方の中には「今年もどうやってプールでのルールや安全を伝えよう…」「いつもと違う環境で、子どもたちが安心して過ごせるかな?」と、ちょっぴり不安を感じている方もいるかもしれませ...
不登校・特別支援の子どもの「できない」は隠れた可能性!アドラー心理学で劣等感を成長の力に変えるヒントを解説【シリーズ第1回】親御さん、先生必見。
自立活動・SST【気持ちカードおしゃべりゲーム】で育む心理的安定※SST カード無料ダウンロード付き
「イライラして暴れちゃった…」「なんかモヤモヤするけど、うまく言えない…」支援学級でよく見られる、気持ちの言語化のむずかしさ。A君はゲームに負けて机をひっくり返してしまったり、Bさんは友達との小さなトラブルで泣き止まなくなったり…。感情の爆...
支援学級と通級、うちの子に合うのはどっち?後悔しない特別支援学級・通級指導教室の選び方
「支援学級と通級、どう違うんですか?」これは、お子さんの発達に特性がある保護者の方から、本当によくいただく質問の一つです。うちの子には、一体どんな場所が合っているんだろう?もしかして、今の環境は合っていないんじゃないか?そんな不安を抱えてい...
教職調整額が増えても教員の働き方は変わらない理由|給特法の矛盾と現場の苦悩
「教職調整額を4%から10%へ引き上げる」このニュースを目にしたとき、多くの教員が「ようやく国が私たちの長時間労働の問題に本腰を入れたか」と一瞬期待を抱いたかもしれません。しかし、その期待はすぐに裏切られることになります。実態は、私たちの長...
【第2回】不登校からの学校復帰、親が知っておきたい回復のプロセスと3つの接し方
〜“回復のプロセス”に寄り添うという選択〜はじめに 〜親として、願わずにはいられない気持ち〜不登校が始まってしばらく経つと、多くの保護者の心に浮かぶ願いがあります。「そろそろ、学校に戻ってくれるかな…」「少し元気そうに見えるし、行ってみたら...
この特別支援学級担任は優秀?やばい?5つの違いと見極めの決め方
「空気に馴染めない人だけが、その空気の正体を探ろうとする。」この言葉を初めて聞いた時、私は深く心を揺さぶられました。ある経験の後、それまで当たり前だと思っていた学校教育という「空気」について、真剣に考え始めた自分と重なったからです。流れに身...
特別支援学級の水泳指導|プールでの「5つのポイント」で安全と成長を育む
キラキラと輝く水面には、子どもたちのわくわくする気持ちが映し出される一方で、水の感覚、着替えの手順、そして身体への刺激に敏感な支援学級の子どもたちにとって、プールは少なからず不安を伴う場所でもあります。水の冷たさや音、集団の中での行動、初め...
不登校の平均期間は?―でも「平均」で語れない理由【文科省データあり】
「不登校はどれくらいの期間続くのか?」保護者の方にとって、これはとても切実な問いだと思います。文部科学省も毎年、不登校に関する調査を公表しています。平均日数などの数字を知ることで、少し気持ちが落ち着くこともあるでしょう。でも私は、特別支援学...
「支援学級 むり」「支援学級 辞めたい」──その検索窓にこれらの言葉を打ち込んだあなたは、きっと限界ギリギリまで頑張ってきたはずです。今、この記事にたどり着いたこと自体が、あなたが「助けを求める強さ」を持っている証拠です。もしかしたら、あな...
支援学級の学級目標を子どもと一緒に作るためのステップ【自立活動とつなぐ】
“与える”のではなく、“一緒に作る”学級目標へ学級目標は、教師が一方的に決めて掲げるものではありません。子どもと一緒に「どう過ごしたいか」を考える学びのプロセスにすることで、彼らの自立の力や自己理解にもつながっていきます。この記事では、支援...
特別支援教員の手当、調整額削減はおかしい|処遇改善と専門性の軽視を考える
2025年6月、文部科学省の「教員の処遇改善」に関する方針が大きな波紋を呼んでいます。公立学校の教員に支給されている教職調整額を4%から10%に引き上げる一方で、特別支援教育に携わる教員に支給されている「給料の調整額」を段階的に半減させると...
「自立活動って必ずやらなきゃいけないんですか?」これは、特別支援学級を担当する先生や、初めて特別支援学級にお子さんが在籍する保護者の方からよくいただく質問です。「国語や算数も大事だけど、自立活動って何をするの?」「普通学級では見かけないけど...
授業参観向け【自立活動 × ゲーム × 情緒】「こころカルタ」で育つ、子どもの“こころの力”と“ソーシャルスキル”
「自立活動」の時間は、その子の未来を形作る大切な機会です。しかし、「どのようにすれば、子どもたちが心を開き、楽しみながら成長できるのか?」と悩むことも少なくないのではないでしょうか。私自身も、特別支援学級で多くの子どもたちと接する中で、この...
「特別支援学級にいるからって、できない子どもだと思わないでほしい」「障害があるからって、人より劣っているわけじゃない。得意なこともある。貴方が知らないだけです。」「静かにしているからといって、心の中に思いがないわけじゃない」これは、私が現場...
特別支援学級と通常学級の“学級目標”はどう違う?|それぞれの目標に込められた願い
学級目標って、そのクラスでどんな1年を過ごしたいかを表す、大切な言葉ですよね。でも、「通常学級」と「特別支援学級」では、目標の立て方に違いがあるってご存知でしたか?この記事では、それぞれの学級目標が持つ特徴と、その背景にある考え方、そして特...
支援学級の学級目標に使える言葉100選【子どもの姿別】+実例30案つき
「今年の子どもたちに合った学級目標が思いつかない…」「毎年同じような言葉になってしまう…」そんな悩みを抱える支援学級の先生は多いのではないでしょうか。支援学級の子どもたちは、一人ひとりの発達段階や特性が多様だからこそ、学級目標は子どもたちの...
【SST・自立活動】簡単にできるカードゲーム「すきなのどっち」で“選ぶ力・伝える力”を育てよう
「すきなのは、カレーとラーメン、どっち?」こんな、大人にとっては実に些細で何気ない問いかけが、子どもたちの心をふっと緩め、自分自身と向き合い、そして他者との対話へと導く確かな一歩となることを、私は特別支援学級での自立活動の実践を通して実感し...
2025年6月
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