どうすればいいんだ?先ずは、慰める?そして、それから再度、上階に上がってもらう?室長に、『牧野様を頼むぞ』と言われて、エレベーターに乗り込んだまではいいのだが、何をどう話を切り出せば良いのか…。 それにしても、社長が女性に対して、あんな行動に出るとは…。血相を変えて、追いかけてきたんだぞ!!あの社長が!!こっちがかえって放心状態になってしまったくらいだ…。牧野様を
こんばんわ~~(´・ω・`)あっという間に9月が終わろうとしております。皆様いかがお過ごしでしょうか?『真っ赤な真実』の途中でしたが、自然災害等であまりにも生活が貧窮する中で、楽しいお話をと『歳の差シリーズ』でお送りしておりました。このシリーズ、9月の半ばで終わるつもりが、まだまだ書き終わっておりません。欲を出して、リクエストのままに延ばしてしまったのでもう少し終わりに時間がかかりそうです。でも、もう...
『どいた!どいたー!!』あたしは目の前のエスカレーターに乗ろうと、黒い人垣を掻き分ける。あたしが走れば、隣にいる美女も負けじと走る。フップップッな~んてね。本当に、一体何処に向かっているんだろう?あまりにもおかしなこの状況…。この状況をどう言い表せば良いのかな?あたしの隣には30歳半ばと思われる物腰柔らかそうな男性がいて、あたしはその人の斜め後ろを歩いている。で、その周りに黒服の人たち。(女性の人が...
ひぁ~、ふへぇ~、こ、これが、日本最高峰のビル軍の群れか。そして、その中の最高位とも言えるのが道明寺ホールディングス。 日本アルプスの山脈に、富士山も混ざっている感じ?何をどう例えたら良いのか分かんないけど、学生の間では、とにかくここに就職出来たら、自分の持つスキルやコネ。そして、持てるスペック全てが最高級だったと自画自賛しても可笑しくないとまで言われているんだから。 ハァ~そんな、普通に足も踏み入...
ジャー、ジャー、トントントンシャカシャカシャカ「うん、よし!」下ごしらえはオーケーだよね?蓮根とバラ肉は甘辛の炒め煮に。(これは温めても冷めても大丈夫)卵とじは何時でも出来るように卵に味を付けて、解いておいた。玉ねぎは切ってあるし、きぬさやも下茹でしておいた。おじさまが来てから火を入れようと思っている。やっぱり、作りたてが良いでしょ?スマホを確認する。(少し動いては、チェックを入れている)誰?何通か来...
卵、お一人様一点限り79円。スーパーに入る前に、その日の目玉商品をチェック。とりあえず、目玉商品で日保ちするものなら買っておく。(冷蔵庫と財布とはちゃんと相談するよ)おじさまが来るから、2パックは買えるよね!あと、蓮根と豚のばら肉。これもお安くなってましたよ~。あっ、ライオンマークなのお風呂の洗剤と、トイレのペッタンスタンプもお安い。買っておこう。結構、かごの中身が一杯になったよ…。欠かせないのはおつ...
あぁ、どうしよう…。こんな狭い部屋に、おじさまをお招きするなんて…。とうとう、その日が来てしまった…。てか、あたしもあたしだよね?自分から、『家でご飯でも食べますか?』って、聞いたわけよ!何も考えてなかった…。普通に、進(弟の名前。知ってる?)や、パパ(父親ね)を誘うように言ったのよね…。あの時、おじさまがあたしの言葉を受けて、固まっていたのよね。その後で、お顔が少しだけ紅くなって…。その時も気付かなかった...
今、何でこんな事になっているかをよく考えてみる事にする。楽しいつくしとの夕食になるはずが、何とも言えない空気になっているからだ。俺が思わず漏らした言葉に、『おじさま…。本当に?』そう呟いてから、何やら、ブツブツと言葉を発した。かと思ったら、バクバクと重箱に敷き詰められた庶民的な食べ物の数々を次から次へと口に運び入れる。「つくし?あのな?」「おじさま?少し考えさせて貰っていいですか?」「あぁ…」そう言...
暫く、寸劇をお楽しみ下さいませ。慌てて、扉を開けると、エレベーターに乗り込む瞬間だった。西田めー!!気を効かせろー!!牧野が、つくしが、下を向いて、俯いている。 目頭を押さえている?泣いているんじゃねぇか?隣にいるのは、近藤か?くそっ!近い!近いんだよ!後で、防犯カメラで牧野との距離を測ってやるからな!!扉が閉まる!二人きりになるんじゃねぇか?そうはさせるかー!!「牧野ー!!、つくしー!!行くなー...
俺は今、最高の気分だ。この世に生まれた事を心から喜び、毎日朝日を浴びることの大切さを身に染みて感じている。これから、50年いや、70年健康で生きてやる。年老いた母親にこれまでになく労い、苦労をかけたと言葉にしてみた。「この私をショック死させるおつもりですか?」80歳を過ぎた婆さんのシャレにならねぇシャレに、苦笑した。「遅くなったが、俺の子供の顔でも見てからにしろや」シワが増えた顔に、更にシワを寄せ...
皆様、いかがお過ごしですか?実はですね、『真っ赤な真実を楽しみにしています』とまぁ、ありがたいお言葉を頂くことが出来ました(*≧∀≦*)パチパチパチパチこんなゆっくり更新にも関わらず、足を(?)運んで下さる皆様には、本当に感謝しかございません(///ω///)♪ラストに向けて、さらにぐちゃぐちゃになって行ければと思ってます。(そんな感じに出来る事を、えりりん自身が願っております)そんな思いを抱きながらポチポチしている...
「先輩、子供達の前であんなことを言っているのですか?」「な、何?桜子こそ、『早く、帰ってきてくださる?寂しいわ』と、言ってるなんて、思いもしなかったわよ」「先輩の、『仲直りの印に、今日は一緒にお風呂に入りましょうよ。あなた』の方が衝撃的ですわよ」「そ、そんな事、言ったことないよ!」「わたくしだって、そんな事は言いませんわよ!」二人は、パスタをフォークに絡ませながら、楽しく言い争っている。何について...
司は、目を瞑って西田の報告を聞いている。ここは道明寺ホールディングスの東京支社内の社長室。恐ろしく磨き上げられたデスクテーブルに両肘を付き、手のひらを額の前で組んでいる。時折、空になったコーヒーカップをじっと見つめたり、手に取り眺めている。司様にどこまでお伝えするべきか?あのプールを使用したようだ。その事はお伝えした。新庄は上手く説得し、使用を止めさせる事が出来なかった。もしくは、わざと使わせるよ...
「凄っ!」思わず、声に出していた。あたしの言葉に、「先輩、馬鹿にしてます?わたくし自分で云うのも何ですが、料理の腕も其なりなのだと思いますのよ?」そう言いながら、生きたホタテ貝と殻を専用のヘラを使って、上手い具合に切り離している。「職人か?!」って、また声に出していたら、「出来る人間は何をさせても出来てしまうのが、恐いところですわ?」そう言いながら、貝の隙間にスッとヘラを入れて動かし、貝を開ける。...
その日の太陽は凄く眩しくて、キラキラ輝やいていた。「ママ~~。見て~」ひいろと桃子ちゃんが、マシンガンのような水鉄砲を上に向けて虹を作っている。みのりもお姉ちゃんたちを見習い、一生懸命に虹を作ろうとしている。なかなか上手く出来なくて、「あれ~、ないね~。ないね~」と言っては、弧を描いている水流を見つめたり、手のひらを水流にかざしたりしている。桃子ちゃんが手伝ってくれて、虹が作れたみたいだ。「まんま...
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